JPH09220101A - 調節可能な胴部を有するスポーツ靴 - Google Patents

調節可能な胴部を有するスポーツ靴

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JPH09220101A
JPH09220101A JP9031633A JP3163397A JPH09220101A JP H09220101 A JPH09220101 A JP H09220101A JP 9031633 A JP9031633 A JP 9031633A JP 3163397 A JP3163397 A JP 3163397A JP H09220101 A JPH09220101 A JP H09220101A
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shoe
shoulder
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torso
shell
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JP9031633A
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Claude Perrissoud
ペリスゥ クロード
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Salomon SAS
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    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
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    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
    • A43B5/0452Adjustment of the forward inclination of the boot leg
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
    • A43B5/0476Front-entry skiboots

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題と解決】 シェル低部2に靴胴部1を連結するた
めの装置を含むスポーツ靴を提供する。この連結装置は
取り外し可能であるとともに、異なる機械的特性を有す
る手段10A、10B、10Cと交換可能な2の連結手
段10を有し、これらの手段は靴胴部1をシェル低部2
から出ているカラー6に接続する。これら連結手段は、
胴部1のヒンジ連結軸4の後方に位置する固定点22上
で、靴の背面区域11の両側に、該ヒンジ連結軸4の上
方で距離Xを隔てて配設される。本発明によるスポーツ
靴は、スポーツ用として特定の技術特性をこの靴に付与
するため、使用者によって、簡単かつ効果的、ならびに
反転可能に取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、装着者の踝の関節部にあたる区
域で互いにヒンジ連結される胴部とシェル低部で構成さ
れるスポーツ靴に関し、靴の背面区域で胴部とシェル低
部とを連結する装置を目的とする。なお、この装置はシ
ェル低部に対する胴部の撓曲条件を決定するためのもの
である。
【0002】この種の既知のスポーツ靴(特にスキー
靴)は、一般に、装着者の踝にあたる区域で結合軸を中
心として互いにヒンジ連結される胴部とシェル低部を含
み、この区域においては、胴部とシェル低部は、少なく
とも部分的なはめ込みによって互いに結合される。つま
り、従来の方法では、このはめ込みは、良好的な防水性
を確保するシェル低部の壁の延長部によって形成される
カラーと重なり合う胴部の下方縁部によって実現され
る。ある程度たわみ性を持ち、かつ丈の高いこのカラー
は、一方では、シェル低部の踵の背面区域において胴部
のヒンジ連結軸の両側で心合わせされ、また他方では、
このカラーは、胴部が後方への枢動付勢を受けるとき
に、胴部の下方縁部を支承する横断方向の縁部に連接さ
れる。胴部とシェル低部間の結合区域をこのように配置
することにより、胴部の後方撓曲を制限することができ
るとともに、胴部の前方撓曲に対しても或る程度の抵抗
力をもって対抗することができる。実際、胴部はシェル
低部からの延長部であるカラーを覆っているので、前方
への該胴部の枢動は、条件的には、少なくとも、胴部の
ヒンジ連結軸とシェル低部の踵部の背面区域との間に含
まれる区域においてカラーの弾性変形を引き起こす場合
で、かつそれによって発生する摩擦力に打ち勝つ場合で
しか可能にならない。したがって、それを行うために
は、スキーヤーの脛部区域に対応する胴部の前部分に掛
かる応力が、胴部の後部分と共働するカラーによって提
供される対抗力を超える必要がある。それゆえ、このカ
ラーは応力による撓曲制御手段を構成する。そのうえ、
該カラーは胴部のヒンジ連結軸の両側で胴部の後部下方
縁部によって拘束されているので、前方へ胴部を撓曲さ
せるために生じた応力の合力は、胴部のヒンジ連結軸に
対して常にほぼ垂直に向けられる方向に沿って(すなわ
ち、実際には、常に靴の長手方向軸内にある方向に沿っ
て)、胴部からシェル低部の末端へ斜めに伝達される。
したがって、このように胴部のヒンジ連結軸と連接する
カラーは、シェル低部へ向けて伝達される応力の方向に
働く胴部の撓曲制御手段を構成する。
【0003】これらの靴は比較的満足の得られるもので
ある。その理由は、非常に単純であり、比較的防水性が
あり、また製造が容易でコスト低減につながるからであ
る。さらに、これらの靴は、胴部のたわみ性が靴の背面
区域上の引張効果によって得られる応力に応じて累進的
に増加するという性質を有するからである。このことは
スキーヤーに履き心地の良さを提供する一要因となる。
確かに、このようにして実施することにより、スキーヤ
ーが胴部の前部分に掛ける応力は、スキーヤーの脛部区
域上と該脛部の両側に延在する大きな包絡面積に亙って
配分される。このことによって、きつく感じる箇所や局
部的に圧迫されているように感じる箇所がなくなる。こ
うした感覚は、抵抗応力が胴部とシェル低部間で靴の前
部分に押圧効果によって得られるような靴において、非
常にしばしば認められる。
【0004】しかしながら、これらの靴が、例えば競技
大会や、いろいろな雪質といろいろな雪面でのスキー滑
走、あるいはデモンストレーションスキーなどに向けて
スキー技術のマスターや上達を希望している熟練スキー
ヤーを対象とする場合、また、とりわけ、スキー板と雪
との接触圧力や方向性効果などを最適化するために胴部
上の支承部に最大のパワー(すなわち、最大の力)を伝
達する場合、今なお不十分な性能水準にとどまることが
明らかになっている。
【0005】例えば、これらの靴の胴部は、スキーヤー
の踝の極端な背側撓曲の結果発生する靱帯、腱の切断あ
るいは筋裂などの事故を防止するために前方への枢動が
全く制限されていないことが認められる。実際のとこ
ろ、前方への胴部の枢動に断固として対抗するものは何
一つない。事実、胴部は、その前方下縁部がそれと向き
合っているシェル低部の部分(すなわち、足首の区域に
あたる部分)に支承されるときにしか撓曲限界が得られ
ない。しかも、その部分により発揮される抵抗力が胴部
の枢動を止めることができるレベルに達するために、も
し必要ならば、該部分を変形させることによってしか撓
曲限界が得られない。その結果、これらの靴の胴部の撓
曲限界は胴部に作用する応力に応じて可変であり、ま
た、いずれにしても、その撓曲限界が装着者にとって外
傷を引き起こしうる過度のたわみ幅を決定することにな
る。
【0006】別の欠点は、シェル低部から出ているカラ
ーの厚み、高さ、および柔軟性に単に頼っていることに
より、前方への胴部の撓曲に対する大きな抵抗応力を得
ることが難しい点にある。つまり、このカラーが、靴の
着脱時に足を通す箇所に位置していることを考慮に入れ
るならば、カラーは足を挿入する際に足の単なる圧力作
用だけで、また他の作用なしに、足から遠ざかるのに十
分な柔軟性を備えている必要がある。また、同じく、靴
の着脱時に、スキーヤーの足の踵の出し入れを邪魔しな
いように、カラーはシェル低部の背面区域において丈が
高すぎないようにする必要がある。
【0007】さらに、もう一つ別の欠点は、胴部の撓曲
応力、その前傾角、該胴部がシェル低部へ伝達する応力
の合力の方向を変化させるための調節、あるいは胴部に
可能な撓曲の幅を与えるための調節など、一切の調節が
欠如していることである。
【0008】たとえこれらの靴が上述のように不十分で
あろうとも、撓曲制御を確保するのに必要な何らかの手
段を備えているこれらの靴の単純化された構造を再検討
することなしに、これらの欠点の幾つかを小手先だけで
解消するために、既知の解決策は、胴部の補強手段と保
持手段をカラーに付加する構造を基本構造として用いる
ことから成る。このような解決策は、例えば、1972
年のランゲ社の「PRO」や、1982年のカベール社の
「Equipe」や、1995年のノルディカ社の「Grand Pr
ix」といったアルペンスキー靴の各種モデルで実現され
ている。実際、基本構造が上述のスキー靴の構造に匹敵
するこれらの靴では、補強は、胴部とカラー間の固定的
かつ恒久的な結合を確保する少なくとも2の連結手段を
用いて実現される。これらの連結手段は、シェル低部の
踵の背面区域と胴部の両側に対称的に配設されるととも
に、胴部のヒンジ連結点と上記背面区域との間に含まれ
る空間内に配設される。連結手段のこの配置構成によ
り、靴胴部は固定され(すなわち、靴胴部は所定のあら
ゆる枢動を阻止され)、また、スキーヤーの脚下部によ
って胴部に加えられる撓曲応力は、このようにしてシェ
ル低部の方向に最小限の力の減退で、しかもより短時的
に(つまり、ほぼ瞬間的に)伝達される。なぜならば、
胴部の唯一の撓曲幅はもはや使用される材料の変形によ
ってしか生じないからである。
【0009】さらに、連結手段が靴の背面区域とこの背
面区域の両側に位置しているので、前方への胴部の撓曲
に対する抵抗応力は、やはり、引張効果によって得ら
れ、これによりスキーヤーの脚下部の脛部を相対的に保
護する。これらの靴に実現されるような、少なくとも2
の連結手段、あるいは2以上の連結手段の配置構成は、
それらの配置箇所において圧力を減少させ得ること、し
たがって怪我のリスクを低減させ得ることが明白であ
る。
【0010】したがって、これらの靴は、前述の靴に比
べ、大きな撓曲抵抗力を有し、また、実際に撓曲の幅を
有しない。このことは熟達したスキーヤーにとって比較
的満足の行くことではあるが、それゆえにこそ、あらゆ
るスキーヤー向けとは成り得ない。なぜならば、とりわ
け剛性の点で余りにも特殊であるからであり、また、撓
曲応力や、前傾角や、撓曲の幅や、あるいは介装したシ
ェル低部によってスキー板に伝達される応力の方向を変
化させるための調節ができないからである。
【0011】以上の分析の結果、先に述べたような単純
化された構造を持つスポーツ靴は、それらの特殊性のた
めに使われる限り(すなわち、ストレス解消のためのレ
ジャースポーツや競技大会を目的とした非常にテクニカ
ルなスポーツを行うために使われる限り)、ユーザーに
全面的に満足を与える靴である。しかしながら、固定的
かつ恒久的な連結手段によるこれらの靴胴部の撓曲に対
する抵抗力の補強は靴のユーザーによって実現できるも
のではなく、また、例えば胴部の撓曲の幅を大きくする
目的で後日適応させるために逆にしたりあるいは調節し
たりすることができない。したがって、これらの靴ので
きるだけ大勢のユーザーを満足させるには、少なくとも
想定されるさまざまなカテゴリーのユーザーに見合うだ
けの多数のモデルを準備する必要があるとともに、上記
したさまざまなカテゴリーのユーザーの要件に最も良く
応える特別な特性を各モデルに付与する必要がある。明
らかに、このやり方は複雑であり、数多くのモデルを取
り揃える必要があるためコスト高であり、また、ユーザ
ーのためには平均的な技術上の解決策しかもたらさな
い。なぜならば、或る一つの「カテゴリーのユーザー」
を基にして決められ、かつ該靴の個人化(パーソナル
化)が全く可能でないからである。
【0012】本発明は、上述のスポーツ靴に固有のこれ
らのさまざまな欠点を除去することを目的とし、また、
ユーザーが望むスポーツの用途に則した補助的な技術上
の特徴をユーザー自身がスポーツ靴に、簡単、かつ効果
的、および可逆的な仕方で付与できるようにすることを
目的とする。
【0013】本発明はまた、複数のカテゴリーのユーザ
ーに、ひいては当該スポーツを実施する全ユーザーに適
合し得る、単純化された構造を持つ単一モデルの靴を提
案することを目的とする。
【0014】これらの目的を達成するため、スポーツ靴
は、装着者の踝関節部にあたる区域においてヒンジ連結
軸を中心として互いにヒンジ連結される胴部とシェル低
部で構成される基本構造を有し、この区域においては、
胴部とシェル低部が胴部の下縁部とシェル低部のカラー
を介して少なくとも部分的なはめ込みによって互いに嵌
合により接続され、かつ靴の背面区域の両側で固定点上
に配設される2の連結手段からなる、胴部をシェル低部
と連結するための装置を含む。このスポーツ靴は、該連
結手段が取り外し可能であり、また他の連結手段(特
に、異なる機械的特性を持つ手段)と交換可能であると
いう点に特徴がある。
【0015】連結手段のこの取り外し可能な特性によ
り、単純化された基本構造による靴は、ストレス解消を
目的としたレジャースポーツ実施のために連結手段を外
すか、あるいは非常にテクニカルなスポーツ(例えば、
競技)を実施するために連結手段を使用するかによっ
て、ユーザーがこれを容易に適合させることができる。
【0016】やはりまた、靴の背面区域の両側ならびに
胴部のヒンジ連結軸の後方に位置する連結手段が取り外
し可能であるため、屈曲時に胴部からシェル低部へ伝達
される応力の合力の方向を変えることができる。実際、
これを行うためには、胴部をシェル低部のカラーと連結
する2の手段のうちの1を利用するだけで十分である。
このことは、結果として、該連結手段が位置する靴の側
面しか補強しない。すなわち、この連結手段と胴部の対
応するヒンジ連結軸との間に含まれる区域内しか補強し
ない。この配置構成により、胴部に掛かる撓曲応力は、
もはや2のヒンジ連結軸の位置に応じて向けられる方向
に沿ってではなく、2のヒンジ連結軸に対して利用され
る唯一の連結手段の非対称位置に応じて向けられる方向
に沿って、胴部によりシェル低部へと斜めに伝達され
る。その結果、胴部に掛けられる応力の合力の向きは、
前方あるいは後方への撓曲時に、補強された側面に対応
する側で靴の長手方向軸線からそれる。
【0017】胴部によって伝達される応力の合力の方向
を変えることができるということは非常に興味深いもの
であることが分かる。なぜなら、この可能性は、例え
ば、シェル低部の靴底縁部のうちの一方だけに(したが
って、スキーを実施する場合には、スキー板の対応する
エッジに)圧力を増大させることができるからである。
側方圧力を増大させるこのような非対称の連結は各靴の
内側で行うのが好ましいことは明らかである。その理由
は、特にスキー板のエッジングのために、あるいは例え
ばある種の方向性効果を最適化するために、スキーヤー
が最も大きな応力を伝達する必要があるのは、とりわけ
スキー板の内側エッジ上であるからである。
【0018】各種の実施態様によれば、本発明の靴は2
の連結手段の固定点が靴胴部の背面区域の両側に、本来
的に予定される特定の挙動を靴に付与することを望むか
否かによって、あるいは対称的に、あるいは非対称的に
位置することをも特徴とする。例えば第一の構造例で
は、2の連結手段を同時に利用すると、胴部によって伝
達される応力の合力が付与され、この合力は、胴部のヒ
ンジ連結軸に対してほぼ垂直な方向に沿って常に方向付
けられる。第二の構造例では、反対に、2の連結手段を
同時に利用することにより、補強が最も大きい靴の側面
側へより一層方向付けられる伝達応力の合力を常に作り
出し、このことにより靴の長手方向軸に対し常に著しく
ずれた方向に向かう結果となる。この実施態様において
も、胴部を介してシェル低部へ伝達される応力の合力
が、靴の長手方向軸に対してより大きくそれるよう、1
の連結手段のみを利用できることが明白である。
【0019】連結装置の一実施態様によれば、各連結手
段は、一方において、中央に孔が開けられて、胴部の壁
に設けた開口と共働するための肩部付きワッシャーと、
また他方においてワッシャーの孔を通ってシェル低部の
カラー壁と胴部壁を横断して延在する、ネジあるいはネ
ジ切り加工されたピンのような取り外し可能な組立部材
で構成される。したがって、胴部とシェル低部のカラー
との構造は、肩部付きワッシャーと上記カラー壁の間に
胴部壁をサンドイッチ状に挟持可能にする組立部材を用
いて行われる。これに対して、胴部の開口内に収容され
る肩部は、シェル低部のカラー上で所定位置に固定され
る組立部材に対しヒンジ連結軸上で胴部の可能な働きを
制限する。
【0020】各連結手段のこの構造から、ワッシャーの
肩部が開口と共働して胴部のヒンジ連結軸を中心とする
枢動によりカラーに対して胴部の対応する相対移動を可
能にするか、あるいは該胴部を固定するには、該開口に
対する該ワッシャーの肩部のはめ合わせを変えるだけで
十分であること、したがって撓曲の幅を変えるだけで十
分であることが分かる。実際、ワッシャーの肩部の外形
輪郭は開口の内形輪郭より小さくなるようにし、また、
なるべくならば、相対的変位が望まれる側に設ける。つ
まり、肩部と開口との間に自由に設けた遊び(すなわ
ち、自由空間)の値が、靴の対象となる両側面上でシェ
ル低部に対する胴部の最大限可能な相対的変位の値を決
定する。やはりまた、各連結手段のこの種の構造に基づ
けば、胴部の相対的変位を緩和するには(したがって、
撓曲応力を変化させるには)、肩部と開口との間の自由
空間に弾性圧縮可能な材料を介在させるだけで十分であ
る。靴のユーザーが自分でこれらのパラメータを設定
し、かつ、このようにしてユーザーが望む技術的特性を
ユーザーが靴に付与できるようにするには、やはり初め
から設けられている開口内に収容可能な、さまざまな寸
法および/または形状の肩部を持つ1組のワッシャーを
設けてその用に供する。つまり、両側面上で或る型式の
ワッシャーを他の型式のワッシャーと交換することによ
り、シェル低部に対する胴部の撓曲条件が変わる。
【0021】一つの好ましい実施態様によれば、靴の胴
部は、両側面上に、該胴部の対応するヒンジ連結軸から
出ている接線上に方向付けられている細長い形状の開口
(スロット)を有し、肩部付きワッシャーの組は次の3
種類から成る。すなわち、第一の組は細長形状の開口に
合わせた細長い形の偏心肩部を含む。第二の組は第一の
組に類似した肩部を有するが、その肩部は剛性材料と弾
性圧縮可能な材料から成り、該剛性材料は組立部材の通
過孔の箇所まで延びている。第三の組は心出しされた円
筒形状の肩部を有し、その直径は細長い開口の幅より著
しく小さい。したがって、使用される肩部付きワッシャ
ーに応じて、以下の固定が得られる。 − 前方と後方の2撓曲方向における胴部の固定;およ
びワッシャーを180゜戻すことによる、肩部の偏心値
に応じた胴部の前傾角の変更。 − 前方あるいは後方への1撓曲方向における胴部の固
定;および細長形状の開口と緩衝材料の圧縮度によって
許容される限界内での他の撓曲方向における撓曲の緩
和。 − 前方あるいは後方への1撓曲方向における胴部の固
定;および細長形状の開口によって許容される限界内で
の他の撓曲方向における自由な撓曲。
【0022】これらワッシャーの取付は靴の側面ごとに
独立しているので、当然のことながら、多数の対称的お
よび非対称的組み合わせが許され、これにより、ユーザ
ーは自分の希望や予定しているスポーツ用途に合わせて
靴の挙動を特定的に適合させることができる。
【0023】本発明は、胴部の調節可能な連結装置を備
えたスキー靴などのスポーツ靴の実施態様を例として示
す、添付の概略図を参照して以下に述べる説明を読むこ
とにより、より良く理解されよう。
【0024】図1〜図3に示されるスキー靴は、胴部1
と、歩行用底3を備えたシェル低部(基部)2とから成
る。胴部1とシェル低部2は、靴装着者の踝の関節部
(図示されていない)にあたる区域に位置するヒンジ連
結軸4を中心として互いにヒンジ連結され、かつ支承縁
部18によって後方への枢動が制限される。靴のこれら
2部分1と2は、少なくともヒール8の上に、また場合
によってはこの図示例のように足首9の上に延在する胴
部1の下方縁部5とシェル低部2のカラー6を介して、
少なくとも部分的なはめ込みによって互いに継ぎ合わさ
れる(すなわち、2の上に1がはめ合わされる)。後者
の場合(すなわち、この図示例の場合)、カラー6の前
部分6aと後部分6bとを分ける2の側方切り込み部分
12は、胴部1が前方に撓曲するとき、カラー6の弾性
変形を容易にするよう有利に設けられる。また、脱靴時
におけると同様に着靴時において、スキーヤーが足の踵
部を出し入れするのを妨げないようにするため、別の切
り込み36がカラー6の背面上端に設けられる。
【0025】靴の背面区域11の両側に配設される2の
連結手段10から成る連結装置は、ヒンジ連結軸4の後
方に対称的に位置し、かつ図示のように文字“X”によ
って目印を施された或る距離分だけ該ヒンジ連結軸4よ
り上に位置する固定点22において胴部1とシェル低部
2を互いに接続可能にする。これらの固定点22は、明
らかに、高さにおいてであろうと、側方向においてであ
ろうと、非対称的に位置するように設けることができ
る。この装置は、各連結手段10が取り外し可能および
/または異なる機械的特性を有し得る他の連結手段と交
換可能であることを特徴とする。各連結手段10は、中
央に孔15が穿設されている肩部14付きワッシャー1
3と、取り外し式組立を可能にするネジ等の組立部材1
6で構成される。
【0026】この組立部材16は、胴部1のスロット
(または開口部)17を貫通し、かつ肩部14が該スロ
ット17内に収容されるワッシャー13の孔15を通過
して、シェル低部2のカラー6の壁と胴部1の壁を横断
方向に貫通する。上記連結手段10を用いて胴部1をシ
ェル低部2のカラー6に連結することにより、胴部1の
壁はカラー6の壁とワッシャー13との間にサンドイッ
チ状に挟持され、肩部14の外形輪郭と開口17の輪郭
との間の遊び(すなわち、自由空間)に応じてヒンジ連
結軸4上の枢動が制限される。連結手段10のこの配置
から、それらの連結手段を交換できるだけでなく、ある
いはそれらの連結手段のうちの一つだけを利用できるだ
けでなく、それらの連結手段を取り除くこともできるこ
とが分かる。この場合、靴は基本的な機能特性に立ち戻
る。すなわち、胴部1は、カラー6がその弾性変形によ
って対抗する抵抗力に打ち勝てば、前方へ撓曲でき、ま
た、胴部1がシェル低部2の縁部18に支承される位置
に来ると、後方への撓曲が阻止される。
【0027】この実施態様において、胴部1に設けられ
る開口17は細長い形状で、かつ胴部1の対応するヒン
ジ連結軸4から出ている接線19に沿って方向付けら
れ、かつワッシャー13の肩部14が取り付けられる。
この目的のために、ワッシャー13は、例えば、靴の装
着者の自由選択にまかされる、図1に示すA案、B案あ
るいはC案の肩部14を有する異なる3種類の構造に基
づいて備えられる。 − A案では、肩部14は孔15に対し偏心した細長い
形状をしており、かつ、その輪郭は開口17の輪郭に合
わせられる。なお、この肩部は剛性材料で作られるのが
好ましい。 − B案では、肩部14はA案の肩部と同じ形状である
が、異なる2種の材料で作られる。すなわち、通し孔1
5の箇所20には剛性材料を、また参照番号21によっ
て示される残りの部分には弾性圧縮材可能な材料を用い
て構成する。 − C案では、肩部14は通し孔15と心合わせした円
筒形状で、かつ細長い開口17の幅より著しく小さい外
径を有する。
【0028】したがって、ユーザーは異なる機械的特性
を持つ3種の連結手段10A、10B、10Cを自由に
選択でき、各連結手段は胴部のさまざまな撓曲可能性に
影響を及ぼすとともに、各々は、胴部1に付与される可
能な変位の方向を決定する、180゜相対する2の位置
に応じて適用できる。
【0029】例として、図5〜図11はA案、B案およ
びC案に基づく3種の連結手段を利用する場合と、それ
らを180゜戻した場合の影響を示す詳細図である。
【0030】図2および図3に示される靴の位置に対応
する図5および図6において、連結手段10Aの肩部1
4Aは開口17を完全に満たし、そのようにして、固定
点22上の所定位置に固定される組立用部材16を介し
てシェル低部のカラー6に対する胴部1のあらゆる変位
を阻止する。その上、その肩部を図5および図2に示す
位置から図6および図3の位置に180゜逆転させるこ
とにより、該開口17が該肩部14Aと向き合うように
なるためには、連結手段10Aのワッシャー13は胴部
1の開口17を肩部14Aの偏心側に移動させなければ
ならない。この移動により、シェル低部2に対する胴部
1の「前傾角」(すなわち「傾斜」)が矢印23で示さ
れるように肩部14Aの偏心値だけ変化する。当然のこ
とながら、このような取付の場合には、後部支承縁18
は胴部1に対して何の効果も持たず、また、図4の靴に
示されるように、後部支承縁18が無くても、靴の挙動
を損なうことはない。これとは逆に、2の連結手段を後
退させると、後方への撓曲であっても胴部を完全に自由
にする。この場合、後部支承縁18がないと、スキーヤ
ーにとっては、とりわけ前−後方の平衡を保つ上でハン
ディキャップになる場合がある。
【0031】図7、図8および図9では、連結手段10
Bの肩部14Bは手段10Aの場合におけると同様に開
口17を完全に満たすが、圧縮可能な部分21を含んで
いるので、胴部1は、図8の矢印で示されるように、圧
縮可能な部分21の圧縮性能の範囲内で、固定点22に
対し、図7の初期位置から或る程度の変位可能性を残し
ている。当然のことながら、ワッシャー13を180゜
逆転させると、肩部14Aについて先に述べたように、
開口17を肩部14Bと向き合うようにするために(図
9)、胴部1の軸4を中心に該胴部を変位させなければ
ならない。逆に、この場合には、胴部は肩部14Bの圧
縮可能な部分21が存在する側で或る程度の変位の自由
度を保持する。したがって、連結手段10Bの取付方向
によって、前方あるいは後方へ撓曲する胴部1の緩衝度
を任意に得ることができる。
【0032】図10および図11において、円筒形の連
結手段10Cの肩部14Cは、この肩部と細長い開口1
7の両端部間に、或る程度の空間を恒常的に残すととも
に、胴部1がこの空間の値に応じてヒンジ連結軸を中心
として自由に遊動できるようにし、肩部14Cは前方お
よび後方への極端な撓曲におけるストッパー手段と成
る。
【0033】以上の記載から、ユーザーは、靴の一側面
上に設けた、或る一つの選択された連結手段10、10
A、10Bあるいは10Cと、また靴の他側面上に設け
た、或る一つの異なる連結手段を利用できることが分か
る。同様に、ユーザーは、或る一つの異なる連結手段1
0、10A、10Bあるいは10Cのみを利用すること
もできる。上に述べたこれら全ての取付例について、前
方および/または後方への胴部の撓曲は、その際に、胴
部1からシェル低部2へ伝達される応力の合力の方向
や、応力の程度や、撓曲の緩和や、撓曲の幅および/ま
たは胴部1の前傾角において、異なる効果を生み出すこ
とが明らかである。
【0034】したがって、図12に示されるように、連
結手段10が背面区域11とそのヒンジ連結軸の両側に
対称的に配設されるとき、伝達される応力の合力の方向
は、前方への撓曲あるいは後方への撓曲に応じて、矢印
28および29に示されるように、ヒンジ連結軸4に対
してほぼ垂直である。すなわち、ほぼ靴の長手方向軸3
9内にある。
【0035】図13には、靴の外側30に唯一の連結手
段10を利用する例を示す。この例では、当該側30に
対応する側面のみが、軸4から連結手段10までの間に
含まれる区域で補強されている。したがって、前方ある
いは後方へ向けて靴胴部に加わる撓曲応力は側方トルク
を発生し、この側方トルクは靴のこの補強された側(す
なわち、矢印31および32で示されるように外側3
0)へ向けて、したがって、靴の長手方向軸39からそ
れるように、側方トルクを発生させる。
【0036】逆に、図14には、靴の内側33に設けた
唯一の連結手段10を利用する例が示される。この場
合、やはり靴の補強された側に向けられている合力の方
向は、矢印34で示されるように内側33に向けられ
る。この非対称な連結は、勿論、先の場合よりも興味深
い。なぜならば、この非対称な連結は、スキー板の内側
エッジに対応する靴の内側で伝達される力を増大させる
からであり、この内側では、スキー板のエッジングのた
め、および/または、とりわけターン操作の間に方向性
効果のいくつかを最適化するために、応力と支承力を最
も大きくしなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】異なる型式の1組の連結手段を用いて調節でき
る胴部連結装置を備えたスキー靴を示す分解斜視図であ
る。
【図2】第一の前傾位置にある、図1の靴の一部縦断面
立面図である。
【図3】第二の前傾位置にある、図1の靴の一部縦断面
立面図である。
【図4】図1〜図3のスキー靴に類似するスキー靴であ
るが、そのシェル低部が後方支承用縁部を有しない靴を
示す一部縦断面立面図である。
【図5】図2のV−V線に沿って見た断面図で、連結手
段の可能な取付とその働きを示す図である。
【図6】図2のV−V線に沿って見た断面図で、連結手
段の可能な取付とその働きを示す図である。
【図7】図2のV−V線に沿って見た断面図で、連結手
段の可能な取付とその働きを示す図である。
【図8】図2のV−V線に沿って見た断面図で、連結手
段の可能な取付とその働きを示す図である。
【図9】図2のV−V線に沿って見た断面図で、連結手
段の可能な取付とその働きを示す図である。
【図10】図2のV−V線に沿って見た断面図で、連結
手段の可能な取付とその働きを示す図である。
【図11】図2のV−V線に沿って見た断面図で、連結
手段の可能な取付とその働きを示す図である。
【図12】連結手段が対称的に取り付けられる場合、連
結装置がシェル低部の方向に胴部の応力伝達を生じさせ
得る方向性効果を示す概略図である。
【図13】連結手段が非対称的に取り付けられる場合、
連結装置がシェル低部の方向に胴部の応力伝達を生じさ
せ得る方向性効果を示す概略図である。
【図14】連結手段が非対称的に取り付けられる場合、
連結装置がシェル低部の方向に胴部の応力伝達を生じさ
せ得る方向性効果を示す概略図である。
【符号の説明】
1 靴胴部 2 シェル低部(基部) 4 ヒンジ連結軸 5 下方縁取り部 6 カラー 10 連結装置 10A、10B、10C 連結手段 11 背面区域 13 ワッシャー 14、14A、14B、14C 肩部 15 通過孔 16 組立部材 17 開口(スロット) 19 (開口の方向を定める)接線 20 通過孔の所在箇所 22 固定点

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部(1)とシェル低部(2)とから成
    るスポーツ靴であって、前記胴部と前記シェル低部は、
    靴装着者の踝関節に対応する区域でヒンジ連結軸(4)
    を中心として互いにヒンジ連結され、前記踝関節の箇所
    において前記シェル低部(2)と前記胴部(1)は、該
    胴部の下方縁部(5)と該シェル低部のカラー(6)と
    を介して、少なくとも部分的なはめ合わせにより互いに
    接続される構造を有するとともに、固定点(22)上
    で、該靴の背面区域(11)の両側に配設される2の連
    結手段(10)で構成される、前記胴部(1)を前記シ
    ェル低部(2)と連結するための装置を含むものにおい
    て、 前記連結手段(10)が取り外し可能で、かつ、異なる
    機械的特性を有する他の連結手段(10A、10B、1
    0C)と取り替え可能であることを特徴とする調節可能
    な胴部を有するスポーツ靴。
  2. 【請求項2】 前記連結手段(10)の固定点(22)
    が、靴胴部(1)の背面区域(11)の両側に対称的に
    位置することを特徴とする請求項1によるスポーツ靴。
  3. 【請求項3】 前記連結手段(10)の固定点(22)
    が、靴胴部(1)の背面区域(11)の両側に非対称的
    に位置することを特徴とする請求項1によるスポーツ
    靴。
  4. 【請求項4】 前記連結手段(10)の固定点(22)
    が、靴胴部のヒンジ連結軸(4)の上方で、距離Xを隔
    てて垂直方向に位置することを特徴とする請求項2また
    は3によるスポーツ靴。
  5. 【請求項5】 前記各連結手段(10)が、靴胴部
    (1)の壁部に形成した開口(17)と肩部を介して共
    働するための孔(15)を中央に穿設した肩部(14)
    付きのワッシャー(13)と;対応する固定点(22)
    に配置される組立部材(16)とから成り、前記組立部
    材は取り外し可能で、かつ、前記シェル低部(2)のカ
    ラー(6)の壁部と前記靴胴部(1)の壁部まで、前記
    ワッシャー(13)の孔(15)を横断貫通して、横断
    方向に延在することを特徴とする請求項2、3または4
    によるスポーツ靴。
  6. 【請求項6】 前記ワッシャーの肩部(14)が、前記
    靴胴部(1)の開口(17)の内形輪郭より小さな外形
    輪郭を有し、前記肩部(14)と前記開口(17)間に
    設けた自由空間の値が、靴の対象側面上で、前記シェル
    低部(2)に対する該靴胴部(1)の相対移動の値を決
    定することを特徴とする請求項5によるスポーツ靴。
  7. 【請求項7】 前記靴胴部(1)の壁部に形成した開口
    (17)が細長い形状で、かつ前記靴胴部(1)の対応
    するヒンジ連結軸(4)から出ている接線(19)上で
    方向付けられることを特徴とする請求項5または6によ
    るスポーツ靴。
  8. 【請求項8】 前記ワッシャーの肩部(14A)が、剛
    性材料から成ることを特徴とする請求項6または7によ
    るスポーツ靴。
  9. 【請求項9】 前記ワッシャー(13)の肩部(14
    B)が、剛性材料と弾性圧縮可能な材料から成り、前記
    剛性材料は、前記組立部材(16)の通過孔(15)の
    箇所(20)まで延在することを特徴とする請求項6ま
    たは7によるスポーツ靴。
  10. 【請求項10】 前記ワッシャー(13)の肩部(14
    C)が心合わせされ、かつ、前記細長い開口(17)の
    幅より著しく小さい円筒形状であることを特徴とする請
    求項7によるスポーツ靴。
JP9031633A 1996-02-19 1997-02-17 調節可能な胴部を有するスポーツ靴 Pending JPH09220101A (ja)

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FR9602173A FR2744888B1 (fr) 1996-02-19 1996-02-19 Chaussure de sport a tige reglable
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FR2744888B1 (fr) 1998-04-03
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EP0790008A1 (fr) 1997-08-20
FR2744888A1 (fr) 1997-08-22
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EP0790008B1 (fr) 2001-10-17
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