JPH0921982A - 光部品 - Google Patents
光部品Info
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- JPH0921982A JPH0921982A JP16993795A JP16993795A JPH0921982A JP H0921982 A JPH0921982 A JP H0921982A JP 16993795 A JP16993795 A JP 16993795A JP 16993795 A JP16993795 A JP 16993795A JP H0921982 A JPH0921982 A JP H0921982A
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- optical
- electrode
- optical element
- insulating substrate
- waveguide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い周波数特性を有し、かつ良好な光結合状
態を実現できる安価な光部品を提供する。 【解決手段】 電気導波路11が形成された絶縁基板1
3の端面33にそれと接続された電極31を形成し、こ
の端面33の電極31の近傍に、光導波路18の光軸方
向を絶縁基板13の厚さ方向として光素子17を取付け
る。光素子17の電極19と絶縁基板13の電極31と
は例えばワイヤボンディングにより接続されるが、極め
て短い導線22で接続できる。また、光素子17に対す
る光入出力光学系のレンズ26を光導波路18端面に近
接させることができる。さらに、絶縁基板13に光素子
17を搭載するものであるため、従来必要であった光素
子17搭載台は不要となる。
態を実現できる安価な光部品を提供する。 【解決手段】 電気導波路11が形成された絶縁基板1
3の端面33にそれと接続された電極31を形成し、こ
の端面33の電極31の近傍に、光導波路18の光軸方
向を絶縁基板13の厚さ方向として光素子17を取付け
る。光素子17の電極19と絶縁基板13の電極31と
は例えばワイヤボンディングにより接続されるが、極め
て短い導線22で接続できる。また、光素子17に対す
る光入出力光学系のレンズ26を光導波路18端面に近
接させることができる。さらに、絶縁基板13に光素子
17を搭載するものであるため、従来必要であった光素
子17搭載台は不要となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、微小な光導波路
を有する光素子と、その光素子に電気的に接続される電
気導波路が形成された絶縁基板とを具備する半導体光増
幅器や半導体光変調器等の光部品に関する。
を有する光素子と、その光素子に電気的に接続される電
気導波路が形成された絶縁基板とを具備する半導体光増
幅器や半導体光変調器等の光部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の光部品の構成を図3を参
照して説明する。なお、図3は光部品が、光入出力光学
系及び電気コネクタが取付けられた直方体状のケースに
収容された状態を示したものである。一方の板面に電気
導波路11が形成され、他方の板面にそのほぼ全面に渡
ってグランド用導体層12が形成された絶縁基板13が
金属製のケース14内に設置されたベースプレート15
上に搭載される。ベースプレート15にはこの絶縁基板
13の電気導波路11に沿う端面に隣接してタワー部1
6が一体に突出形成されており、このタワー部16の突
出端面に光素子17が搭載される。
照して説明する。なお、図3は光部品が、光入出力光学
系及び電気コネクタが取付けられた直方体状のケースに
収容された状態を示したものである。一方の板面に電気
導波路11が形成され、他方の板面にそのほぼ全面に渡
ってグランド用導体層12が形成された絶縁基板13が
金属製のケース14内に設置されたベースプレート15
上に搭載される。ベースプレート15にはこの絶縁基板
13の電気導波路11に沿う端面に隣接してタワー部1
6が一体に突出形成されており、このタワー部16の突
出端面に光素子17が搭載される。
【0003】光素子17は直方体状とされ、その上面に
光導波路18が形成されており、その光導波路18の両
端面は光素子17の相対向する側面にそれぞれ位置され
ている。また、上面には光導波路18の側方に信号用電
極19が設けられており、これと対向して底面にはその
ほぼ全面に渡ってグランド用電極21が形成されてい
る。
光導波路18が形成されており、その光導波路18の両
端面は光素子17の相対向する側面にそれぞれ位置され
ている。また、上面には光導波路18の側方に信号用電
極19が設けられており、これと対向して底面にはその
ほぼ全面に渡ってグランド用電極21が形成されてい
る。
【0004】ベースプレート15は導電性を有し、熱伝
導及び加工性に優れ、また光素子17と熱膨張係数の近
い材料によって構成され、その材料としては、例えば銅
−タングステン等が用いられる。即ち、この構成では金
属製ケース14及びこれに対接するベースプレート15
はグランドとされ、絶縁基板13及び光素子17はその
グランド用導体層12及びグランド用電極21がそれぞ
れベースプレート15に半田付けされて組立てられる。
導及び加工性に優れ、また光素子17と熱膨張係数の近
い材料によって構成され、その材料としては、例えば銅
−タングステン等が用いられる。即ち、この構成では金
属製ケース14及びこれに対接するベースプレート15
はグランドとされ、絶縁基板13及び光素子17はその
グランド用導体層12及びグランド用電極21がそれぞ
れベースプレート15に半田付けされて組立てられる。
【0005】光素子17の信号用電極19と電気導波路
11との接続はワイヤボンディングにより行われ、図に
示したように導線22がそれらの間に配設される。導線
22としてはAu線等が用いられる。電気導波路11の
延長方向前後に位置するケース14の両側板にはそれぞ
れそのグランドがケース14に接地されて同軸コネクタ
23が取付けられ、電気導波路11の両端部にそれら同
軸コネクタ23のピン端子24がそれぞれ半田付けされ
て接続される。
11との接続はワイヤボンディングにより行われ、図に
示したように導線22がそれらの間に配設される。導線
22としてはAu線等が用いられる。電気導波路11の
延長方向前後に位置するケース14の両側板にはそれぞ
れそのグランドがケース14に接地されて同軸コネクタ
23が取付けられ、電気導波路11の両端部にそれら同
軸コネクタ23のピン端子24がそれぞれ半田付けされ
て接続される。
【0006】一方、ケース14の、電気導波路11の延
長方向に沿った両側板には円筒状の光学系保持体25が
それぞれ取付けられ、それらの内端にはそれぞれレンズ
26が取付けられて光導波路18の両端面とそれぞれ対
向される。保持体25の他端側には光ファイバ27がそ
れぞれ取付けられており、これら光ファイバ27、レン
ズ26及び光導波路18は同一光軸上に位置される。
長方向に沿った両側板には円筒状の光学系保持体25が
それぞれ取付けられ、それらの内端にはそれぞれレンズ
26が取付けられて光導波路18の両端面とそれぞれ対
向される。保持体25の他端側には光ファイバ27がそ
れぞれ取付けられており、これら光ファイバ27、レン
ズ26及び光導波路18は同一光軸上に位置される。
【0007】同軸コネクタ23にケーブル(図示せず)
が接続され、このケーブルを介して電気導波路11に電
力あるいは変調信号が供給され、それが光素子17に導
線22を介して入力される。一方の光ファイバ27から
レンズ26を介して光導波路18の一端に入射された光
はその入力信号により例えば増幅され、あるいは変調さ
れて光導波路18の他端から出射しその出射光がレンズ
26で集光されて他方の光ファイバ27に入射される。
が接続され、このケーブルを介して電気導波路11に電
力あるいは変調信号が供給され、それが光素子17に導
線22を介して入力される。一方の光ファイバ27から
レンズ26を介して光導波路18の一端に入射された光
はその入力信号により例えば増幅され、あるいは変調さ
れて光導波路18の他端から出射しその出射光がレンズ
26で集光されて他方の光ファイバ27に入射される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光導波路1
8の光放射角は20〜30度と大きいため、光素子17
の光導波路18と光入出力光学系との効率の良い光結合
を実現するためには、光路が妨げられないようにし、か
つレンズ26を高NAのレンズとして極力光導波路18
端面に近接させる必要がある。
8の光放射角は20〜30度と大きいため、光素子17
の光導波路18と光入出力光学系との効率の良い光結合
を実現するためには、光路が妨げられないようにし、か
つレンズ26を高NAのレンズとして極力光導波路18
端面に近接させる必要がある。
【0009】一方、絶縁基板13の電気導波路11形成
面と、信号用電極19が形成されている光素子17の上
面とは、ワイヤボンディング作業上、ほぼ平行となるよ
うに配置する必要があり、これらの点から従来の光部品
においては図3に示したように、光素子17を背の高い
タワー部16上に搭載しており、即ち、従来の光部品に
おいてはこのタワー部16のような光素子17を搭載す
るための台を必要としていた。
面と、信号用電極19が形成されている光素子17の上
面とは、ワイヤボンディング作業上、ほぼ平行となるよ
うに配置する必要があり、これらの点から従来の光部品
においては図3に示したように、光素子17を背の高い
タワー部16上に搭載しており、即ち、従来の光部品に
おいてはこのタワー部16のような光素子17を搭載す
るための台を必要としていた。
【0010】しかるに、光素子17は例えばその光導波
路18形成面が一辺200〜300μm程度、厚さが1
00μm程度と極めて小さいものであるため、これを搭
載する台(タワー部16)も小型、高精度のものとな
り、よって製作しずらく、高価なものとなっていた。ま
た、光素子17は絶縁基板13の脇の背の高いタワー部
16上に位置するため、電気導波路11と信号用電極1
9とは離れて位置し、導線22が長くなるため、高い周
波数特性が得られないという欠点があった。
路18形成面が一辺200〜300μm程度、厚さが1
00μm程度と極めて小さいものであるため、これを搭
載する台(タワー部16)も小型、高精度のものとな
り、よって製作しずらく、高価なものとなっていた。ま
た、光素子17は絶縁基板13の脇の背の高いタワー部
16上に位置するため、電気導波路11と信号用電極1
9とは離れて位置し、導線22が長くなるため、高い周
波数特性が得られないという欠点があった。
【0011】さらに、絶縁基板13側のレンズ26は絶
縁基板13の存在によって、光導波路18端面に近接さ
せづらく、よって良好な光結合状態を得にくいものとな
っていた。この発明の目的は、これら従来の欠点を除去
し、高い周波数特性を有し、かつ光素子と光入出力光学
系との良好な光結合状態を実現できる安価な光部品を提
供することにある。
縁基板13の存在によって、光導波路18端面に近接さ
せづらく、よって良好な光結合状態を得にくいものとな
っていた。この発明の目的は、これら従来の欠点を除去
し、高い周波数特性を有し、かつ光素子と光入出力光学
系との良好な光結合状態を実現できる安価な光部品を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、一
方の板面に電気導波路が形成され、その電気導波路と接
続された電極が一端面に形成された絶縁基板と、上面に
光導波路及び電極を有し、相対向する側面にその光導波
路の両端面が位置された直方体状の光素子とを具備し、
絶縁基板の上記一端面における上記電極の近傍に、光素
子がその底面が対接され、かつその光導波路の光軸方向
が絶縁基板の厚さ方向とほぼ平行とされて取付けられ、
絶縁基板に形成された電極と光素子の電極とが導線によ
り接続される。
方の板面に電気導波路が形成され、その電気導波路と接
続された電極が一端面に形成された絶縁基板と、上面に
光導波路及び電極を有し、相対向する側面にその光導波
路の両端面が位置された直方体状の光素子とを具備し、
絶縁基板の上記一端面における上記電極の近傍に、光素
子がその底面が対接され、かつその光導波路の光軸方向
が絶縁基板の厚さ方向とほぼ平行とされて取付けられ、
絶縁基板に形成された電極と光素子の電極とが導線によ
り接続される。
【0013】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、絶縁基板に形成される電極がビアホールの切断面
により構成される。請求項3の発明では、請求項1及び
2の発明において、絶縁基板の上記一端面が光素子の高
さとほぼ等しい段差を有し、その段差の高い側に上記電
極が位置され、その段差の低い側に光素子が取付けられ
る。
いて、絶縁基板に形成される電極がビアホールの切断面
により構成される。請求項3の発明では、請求項1及び
2の発明において、絶縁基板の上記一端面が光素子の高
さとほぼ等しい段差を有し、その段差の高い側に上記電
極が位置され、その段差の低い側に光素子が取付けられ
る。
【0014】請求項4の発明では、一方の板面に電気導
波路が形成され、他方の板面にグランド用導体層が形成
され、それら電気導波路及びグランド用導体層とそれぞ
れ接続された信号用電極及びグランド用電極が一端面に
形成された絶縁基板と、上面に光導波路及び信号用電極
を有し、底面にグランド用電極が設けられ、相対向する
側面に光導波路の両端面が位置された直方体状の光素子
とを具備し、絶縁基板の厚さ方向と光導波路の光軸方向
とがほぼ平行とされ、かつ絶縁基板に形成されたグラン
ド用電極と光素子のグランド用電極とが対向半田付けさ
れて、絶縁基板に光素子が取付けられ、絶縁基板に形成
された信号用電極と光素子の信号用電極とが導線により
接続される。
波路が形成され、他方の板面にグランド用導体層が形成
され、それら電気導波路及びグランド用導体層とそれぞ
れ接続された信号用電極及びグランド用電極が一端面に
形成された絶縁基板と、上面に光導波路及び信号用電極
を有し、底面にグランド用電極が設けられ、相対向する
側面に光導波路の両端面が位置された直方体状の光素子
とを具備し、絶縁基板の厚さ方向と光導波路の光軸方向
とがほぼ平行とされ、かつ絶縁基板に形成されたグラン
ド用電極と光素子のグランド用電極とが対向半田付けさ
れて、絶縁基板に光素子が取付けられ、絶縁基板に形成
された信号用電極と光素子の信号用電極とが導線により
接続される。
【0015】請求項5の発明では請求項4の発明におい
て、絶縁基板に形成される信号用電極及びグランド用電
極がそれぞれビアホールの切断面により構成される。請
求項6の発明では請求項4及び5の発明において、絶縁
基板の上記一端面が光素子の高さとほぼ等しい段差を有
し、その段差の高い側に信号用電極が位置され、その段
差の低い側にグランド用電極が位置される。
て、絶縁基板に形成される信号用電極及びグランド用電
極がそれぞれビアホールの切断面により構成される。請
求項6の発明では請求項4及び5の発明において、絶縁
基板の上記一端面が光素子の高さとほぼ等しい段差を有
し、その段差の高い側に信号用電極が位置され、その段
差の低い側にグランド用電極が位置される。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図1に示す。
なお、図3と対応する部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。この例では絶縁基板13の一方の板面に
形成された電気導波路11及び他方の板面に形成された
グランド用導体層12とそれぞれ接続された信号用電極
31及びグランド用電極32が絶縁基板13の一端面3
3に形成される。これら電極31,32及びそれらに至
る導体導出部は例えばスクリーン印刷等によって形成さ
れる。
なお、図3と対応する部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。この例では絶縁基板13の一方の板面に
形成された電気導波路11及び他方の板面に形成された
グランド用導体層12とそれぞれ接続された信号用電極
31及びグランド用電極32が絶縁基板13の一端面3
3に形成される。これら電極31,32及びそれらに至
る導体導出部は例えばスクリーン印刷等によって形成さ
れる。
【0017】光素子17はその光導波路18の光軸方向
が絶縁基板13の厚さ方向とほぼ平行とされ、即ち光導
波路18の両端面が絶縁基板13の板面側に臨むように
して絶縁基板13の端面33に取付けられる。光素子1
7の取付けはその底面に形成されたグランド用電極21
が端面33のグランド用電極32に対向され、互いに半
田付けされて行われ、さらに光素子17の信号用電極1
9と絶縁基板13の信号用電極31とがワイヤボンディ
ングにより導線22で接続される。
が絶縁基板13の厚さ方向とほぼ平行とされ、即ち光導
波路18の両端面が絶縁基板13の板面側に臨むように
して絶縁基板13の端面33に取付けられる。光素子1
7の取付けはその底面に形成されたグランド用電極21
が端面33のグランド用電極32に対向され、互いに半
田付けされて行われ、さらに光素子17の信号用電極1
9と絶縁基板13の信号用電極31とがワイヤボンディ
ングにより導線22で接続される。
【0018】この図1に示した構成によれば、図3に示
したタワー部16のような光素子17を搭載するための
台は不要となり、かつ光素子17に対する光入出力光学
系のレンズ26を光導波路18端面に容易に近接させる
ことができる。また、導線22の長さも短いものとな
る。なお、この図1に示した光部品を図3と同様にケー
ス14内に収容する際には、板状のベースプレート15
上に絶縁基板13を搭載する構成としてもよいし、ある
いはまたケース14に直接絶縁基板13を設置する構成
としてもよい。また、絶縁基板13の一端面33と対向
する他端面、即ち設置面にグランド用導体層12と接続
された導体層をそのほぼ全面に渡って形成しておけば、
絶縁基板13とベースプレート15 (あるいはケース1
4)との組立てを半田付けにより行うことができる。
したタワー部16のような光素子17を搭載するための
台は不要となり、かつ光素子17に対する光入出力光学
系のレンズ26を光導波路18端面に容易に近接させる
ことができる。また、導線22の長さも短いものとな
る。なお、この図1に示した光部品を図3と同様にケー
ス14内に収容する際には、板状のベースプレート15
上に絶縁基板13を搭載する構成としてもよいし、ある
いはまたケース14に直接絶縁基板13を設置する構成
としてもよい。また、絶縁基板13の一端面33と対向
する他端面、即ち設置面にグランド用導体層12と接続
された導体層をそのほぼ全面に渡って形成しておけば、
絶縁基板13とベースプレート15 (あるいはケース1
4)との組立てを半田付けにより行うことができる。
【0019】図2Aは図1で用いた絶縁基板13を示し
たものであり、前述したようにこの例では端面33上に
スクリーン印刷法等を使用して信号用電極31及びグラ
ンド用電極32が形成されているが、これら電極31,
32は他の方法を用いて形成することもできる。図2B
は電極31,32が他の方法により形成された例を示し
たものであり、この例では電極31,32がビアホール
34の切断面によって構成される。即ち、絶縁基板13
に電気導波路11及びグランド用導体層12を形成する
際に、それらとそれぞれ接続されたビアホール34を形
成しておき、絶縁基板13をそれらビアホール34を横
切って切断することにより、端面33に電極31,32
を形成したものである。この方法によれば、電極31,
32を、例えばスクリーン印刷法に比し、簡易かつ信頼
性良く形成することができる。
たものであり、前述したようにこの例では端面33上に
スクリーン印刷法等を使用して信号用電極31及びグラ
ンド用電極32が形成されているが、これら電極31,
32は他の方法を用いて形成することもできる。図2B
は電極31,32が他の方法により形成された例を示し
たものであり、この例では電極31,32がビアホール
34の切断面によって構成される。即ち、絶縁基板13
に電気導波路11及びグランド用導体層12を形成する
際に、それらとそれぞれ接続されたビアホール34を形
成しておき、絶縁基板13をそれらビアホール34を横
切って切断することにより、端面33に電極31,32
を形成したものである。この方法によれば、電極31,
32を、例えばスクリーン印刷法に比し、簡易かつ信頼
性良く形成することができる。
【0020】図2Cは絶縁基板13の端面33に光素子
17の高さとほぼ等しい段差を形成し、その段差の高い
側(端面33a)に信号用電極31を設け、低い側(端
面33b)にグランド用電極32を設けたものである。
この例によれば、グランド用電極32上に取付けられた
光素子17の上面は端面33aとほぼ同一高さとなり、
よってボンディングされた導線22の長さをより一層短
くすることができる。
17の高さとほぼ等しい段差を形成し、その段差の高い
側(端面33a)に信号用電極31を設け、低い側(端
面33b)にグランド用電極32を設けたものである。
この例によれば、グランド用電極32上に取付けられた
光素子17の上面は端面33aとほぼ同一高さとなり、
よってボンディングされた導線22の長さをより一層短
くすることができる。
【0021】上述した各実施例においては、絶縁基板1
3は電気導波路11が形成された板面と反対側の板面に
グランド用導体層12を有し、また光素子17はその底
面にグランド用電極21を有するものとしているが、例
えば絶縁基板13は電気導波路11と同一面にグランド
用導体層が形成されたものでもよく、また光素子17は
その上面に信号用電極19と共にグランド用電極を有す
るものであってもよい。
3は電気導波路11が形成された板面と反対側の板面に
グランド用導体層12を有し、また光素子17はその底
面にグランド用電極21を有するものとしているが、例
えば絶縁基板13は電気導波路11と同一面にグランド
用導体層が形成されたものでもよく、また光素子17は
その上面に信号用電極19と共にグランド用電極を有す
るものであってもよい。
【0022】つまり、少なくとも絶縁基板13の端面3
3に電気導波路11と接続された信号用電極31を形成
し、上面に光導波路18及び絶縁基板13の信号用電極
31と接続されるべき信号用電極19を有する光素子1
7を絶縁基板13の端面33上、信号用電極31の近傍
に底面を対接させて取付けることにより、光素子17を
搭載するための台を不要とし、かつ光導波路18端面に
レンズ26を近接可能とし、さらに導線22の長さを短
縮可能とする構成を得ることができる。
3に電気導波路11と接続された信号用電極31を形成
し、上面に光導波路18及び絶縁基板13の信号用電極
31と接続されるべき信号用電極19を有する光素子1
7を絶縁基板13の端面33上、信号用電極31の近傍
に底面を対接させて取付けることにより、光素子17を
搭載するための台を不要とし、かつ光導波路18端面に
レンズ26を近接可能とし、さらに導線22の長さを短
縮可能とする構成を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
電気導波路11と光素子17とを接続する導線22の長
さを短くすることができるため、高い周波数特性を得る
ことができ、また光導波路18端面に光入出力光学系を
容易に近接させることができるため、光素子17と光入
出力光学系との効率の良い光結合を実現することができ
る。
電気導波路11と光素子17とを接続する導線22の長
さを短くすることができるため、高い周波数特性を得る
ことができ、また光導波路18端面に光入出力光学系を
容易に近接させることができるため、光素子17と光入
出力光学系との効率の良い光結合を実現することができ
る。
【0024】さらに、従来必要とした光素子17を搭載
するための台が不要となるため、その分安価に構成する
ことができる。なお、絶縁基板13にビアホールを予め
形成して、その切断面により電極を構成する構造とすれ
ば、例えばスクリーン印刷によって電極を形成する場合
に比し、簡易かつ信頼性良く電極を形成することができ
る。
するための台が不要となるため、その分安価に構成する
ことができる。なお、絶縁基板13にビアホールを予め
形成して、その切断面により電極を構成する構造とすれ
ば、例えばスクリーン印刷によって電極を形成する場合
に比し、簡易かつ信頼性良く電極を形成することができ
る。
【0025】また、絶縁基板13の端面33に段差を形
成し、その段差の低い側に光素子17を取付けて、その
上面が段差の高い側とほぼ同一高さになるようにし、即
ち導線22で接続すべき両電極がほぼ同じ高さになるよ
うにすれば、より一層導線22の長さを短くすることが
できる。
成し、その段差の低い側に光素子17を取付けて、その
上面が段差の高い側とほぼ同一高さになるようにし、即
ち導線22で接続すべき両電極がほぼ同じ高さになるよ
うにすれば、より一層導線22の長さを短くすることが
できる。
【図1】請求項4の発明の実施例を示す斜視図。
【図2】Aは図1の絶縁基板を示す斜視図、Bは請求項
5の発明における絶縁基板の実施例を示す斜視図、Cは
請求項6の発明における絶縁基板の実施例を示す斜視
図。
5の発明における絶縁基板の実施例を示す斜視図、Cは
請求項6の発明における絶縁基板の実施例を示す斜視
図。
【図3】従来の光部品を説明するための斜視図。
11 電気導波路 12 グランド用導体層 13 絶縁基板 17 光素子 18 光導波路 19 信号用電極 21 グランド用電極 22 導線 31 信号用電極 32 グランド用電極 33 端面 34 ビアホール
Claims (6)
- 【請求項1】 一方の板面に電気導波路が形成され、そ
の電気導波路と接続された電極が一端面に形成された絶
縁基板と、 上面に光導波路及び電極を有し、相対向する側面にその
光導波路の両端面が位置された直方体状の光素子とを具
備し、 絶縁基板の上記一端面における上記電極の近傍に、上記
光素子が、その底面が対接され、かつその光導波路の光
軸方向が絶縁基板の厚さ方向とほぼ平行とされて取付け
られ、 上記絶縁基板に形成された電極と、上記光素子の電極と
が導線により接続されていることを特徴とする光部品。 - 【請求項2】 上記絶縁基板に形成された電極がビアホ
ールの切断面よりなることを特徴とする請求項1記載の
光部品。 - 【請求項3】 絶縁基板の上記一端面が上記光素子の高
さとほぼ等しい段差を有し、その段差の高い側に上記電
極が位置され、その段差の低い側に上記光素子が取付け
られていることを特徴とする請求項1及び2記載の光部
品。 - 【請求項4】 一方の板面に電気導波路が形成され、他
方の板面にグランド用導体層が形成され、それら電気導
波路及びグランド用導体層とそれぞれ接続された信号用
電極及びグランド用電極が一端面に形成された絶縁基板
と、 上面に光導波路及び信号用電極を有し、底面にグランド
用電極が設けられ、相対向する側面に上記光導波路の両
端面が位置された直方体状の光素子とを具備し、 上記絶縁基板の厚さ方向と上記光導波路の光軸方向とが
ほぼ平行とされ、かつ上記絶縁基板に形成されたグラン
ド用電極と上記光素子のグランド用電極とが対向半田付
けされて、上記絶縁基板に上記光素子が取付けられ、 上記絶縁基板に形成された信号用電極と上記光素子の信
号用電極とが導線により接続されていることを特徴とす
る光部品。 - 【請求項5】 上記絶縁基板に形成された信号用電極及
びグランド用電極がそれぞれビアホールの切断面よりな
ることを特徴とする請求項4記載の光部品。 - 【請求項6】 絶縁基板の上記一端面が上記光素子の高
さとほぼ等しい段差を有し、その段差の高い側に上記信
号用電極が位置され、その段差の低い側に上記グランド
用電極が位置されていることを特徴とする請求項4及び
5記載の光部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16993795A JP2934685B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 光部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16993795A JP2934685B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 光部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0921982A true JPH0921982A (ja) | 1997-01-21 |
JP2934685B2 JP2934685B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=15895682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16993795A Expired - Lifetime JP2934685B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 光部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2934685B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP16993795A patent/JP2934685B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2934685B2 (ja) | 1999-08-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990406 |