JPH09219820A - 画像縮小装置 - Google Patents

画像縮小装置

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JPH09219820A
JPH09219820A JP8026308A JP2630896A JPH09219820A JP H09219820 A JPH09219820 A JP H09219820A JP 8026308 A JP8026308 A JP 8026308A JP 2630896 A JP2630896 A JP 2630896A JP H09219820 A JPH09219820 A JP H09219820A
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line
lines
thinning
field
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JP8026308A
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Ko Matsushima
鋼 松島
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 奇数フィールドと偶数フィールドとがインタ
レースされて1フレームを構成する原画像データについ
て、原画像の情報劣化抑制を配慮した間引きによる画像
圧縮を実現する。 【解決手段】 原画像データを垂直方向にN/M(N<
M)に圧縮する際に、フレーム上で隣接するM本のライ
ンからほぼ均一に(M−N)本のラインを間引くのに必
要なライン番号を奇数及び偶数の各フィールドについて
指定する。図中の「×」が間引き対象のラインであり、
「●」がそれ以外のラインである。このように指定され
たライン番号にしたがって原画像データのラインを間引
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像縮小装置に関
し、特にラインの間引きにより原画像を垂直方向に圧縮
する際に、奇数フィールドの信号と偶数フィールドの信
号との間引きを行って画像を縮小する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号は、図11に示されて
いるように、通し番号(1)〜(262)の奇数フィー
ルドの信号と通し番号(263)〜(525)の偶数フ
ィールドの信号とがインタレース(飛越し走査)されて
1フレームが構成されており、走査線の間引き、すなわ
ちラインを引くことにより垂直方向に圧縮する場合に
は、奇数フィールドと偶数フィールドとで同様の画像処
理が必要になる。
【0003】しかしながら、単純なライン間引き方式を
用いる従来の画像縮小装置には、原画像を垂直方向に2
/3に圧縮する場合、フレームで見た通し番号L1〜L
525をライン順に付した原画像について、図12に示
されているように、通し番号L1、L3、L5、…、L
525のラインからなる奇数フィールド及び通し番号L
2、L4、L6、…、L524のラインからなる偶数フ
ィールドから通し番号L5、L6、L11、L12、
…、L6i−1、L6iのラインを間引いて画像を圧縮
するものがあった。こうした画像縮小装置では、フィー
ルド単位でみれば5ラインを挟んで周期的に間引きが行
われる。しかし、フレーム全体で見たときに奇数フィー
ルドと偶数フィールドとの隣接する2ラインを間引くこ
とになる。このため、フレーム画像の間引き箇所が垂直
方向の特定箇所に集中してしまい、原画像の情報が偏っ
て圧縮されてしまうという問題点がある。
【0004】そこで、かかる問題点を解決する技術が特
開昭63―292782号に記載されている。同公報に
は、垂直方向に取込むラインを奇数フィールドのライン
番号と偶数フィールドのライン番号とについて交互に補
完する位置に選び、選ばれたラスタ番号とこれに隣接す
るラスタ番号との加算平均値を用いて縮小用抽出信号を
生成する画像縮小装置が開示されている。
【0005】この画像縮小装置は、AD変換器によりデ
ィジタルデータに変換されたRGB(Red,Gree
n,Blue)3原色のラスタ信号を、ラインメモリに
より1ライン帰還遅延させ遅延させていないラスタ信号
と加算平均する構成であり、隣接する2ライン分の映像
情報が混合された画像データが縮小メモリに書込まれる
ため、単純な間引き方式に比べて画像圧縮に伴う画質劣
化を抑制できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した公報に記載さ
れている従来の画像縮小装置は、隣接するラインのラス
タ信号同士を加算平均するため、1ライン分のラスタ信
号を記憶するラインメモリが不可欠である。したがっ
て、ラインメモリに対する書込みと読出しとを制御する
ための回路を含めた全体の構成が複雑化しやすいという
欠点がある。
【0007】また同装置では、ライン同士を加算平均し
ているので、縮小画像とはいえ情報量の低下が抑制され
る。しかし、画像中に動く部分が多く含まれる動画等に
あっては、ライン加算により、動きの激しい部分につい
てボケを生ずる傾向が見られるという欠点がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は装置全体の構
成が複雑でなく、かつ画像縮小による画質劣化を抑制す
ることのできる画像縮小装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による画像縮小装
置は、各々が複数のラインから構成される奇数フィール
ド信号及び偶数フィールド信号からなる画像データにつ
いて圧縮率N/M(N及びMは正の整数、かつM=N+
1)に応じてラインの間引きを行うことによって前記画
像データの縮小を行う画像縮小装置であって、前記Mが
奇数か偶数かを判定する判定手段と、この判定の結果前
記Mが奇数であったとき前記奇数フィールド信号につい
て前記複数のラインのうち第Jライン(J=M×K、か
つKは奇数)を指定する第1のライン指定手段と、前記
判定の結果前記Mが奇数であったとき前記偶数フィール
ド信号について前記複数のラインのうち第Jライン(J
=M×K、かつKは偶数)を指定する第2のライン指定
手段と、前記判定の結果前記Mが偶数であったとき前記
奇数フィールド信号について前記複数のラインのうち第
Jライン(J=M×K−1、かつKは奇数)を指定する
第3のライン指定手段と、前記判定の結果前記Mが偶数
であったとき前記偶数フィールド信号について前記複数
のラインのうち第Jライン(J=M×K、かつKは偶
数)を指定する第4のライン指定手段と、これら第1〜
第4のライン指定手段による指定に応じてラインの間引
きを行う間引き手段とを含むことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の作用は以下の通りであ
る。
【0011】奇数フィールドと偶数フィールドとがイン
タレースされて1フレームを構成する原画像データを垂
直方向にN/M(N<M)に圧縮する際に、フレーム上
で隣接するM本のラインからほぼ均一に(M−N)本の
ラインを間引くのに必要なライン番号を奇数と偶数との
各フィールドで指定し、指定されたライン番号にしたが
って原画像データのラインを間引く。これにより、原画
像の情報劣化抑制を配慮した間引きによる画像圧縮を実
現する。
【0012】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0013】図1は本発明による画像縮小装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。図において、本発明
の一実施例による画像縮小装置1は、原画像データを入
力とし、指定されたラインについての通過を抑止するこ
とによってそのラインの削除を行う間引き回路2と、こ
の間引き後のデータを格納するための縮小画像メモリ3
とを含んで構成されている。
【0014】また、本実施例による画像縮小装置1は、
原画像データの奇数フィールドのうち画像圧縮のために
間引くべきラインを指定する奇数フィールド用間引きラ
イン指定部4と、原画像データの偶数フィールドのうち
画像圧縮のために間引くべきラインを指定する偶数フィ
ールド用間引きライン指定部5と、これら間引きライン
指定部4及び5についてCPU(Central Pr
ocessing Unit)7からのフィールド判定
信号70に応じての選択を行うセレクタ6とを含んで構
成されている。
【0015】かかる構成において、色副搬送周波数の3
倍又は4倍のクロック周波数によって標本化された原画
像データは、間引き回路2にて所定の圧縮比で垂直方向
に圧縮され、例えばテレビ電話に用いる送受信用バッフ
ァメモリ等の縮小画像メモリ3に格納される構成であ
る。この場合、間引き回路2は、間引き指定されたライ
ンの通過を抑止し、間引き指定されないラインを通過さ
せるゲートの役割を果たす。
【0016】そして、ライン番号を指定して原画像デー
タ中のラインを間引くことによる画像劣化を抑止するた
め、実際の間引きは奇数フィールド用を偶数フィールド
用の一対の間引きライン指定部4及び5によるライン番
号の指定を受けて行われるのである。本実施例の場合、
フィールド判定信号70によって切り替わるセレクタ6
を介して奇数フィールド用間引き指定部4と偶数フィー
ルド用間引き指定部5とから選択的に間引き指令が間引
き回路2に供給されることになる。
【0017】奇数フィールド用間引き指定部4と偶数フ
ィールド用間引き指定部5とは、フレーム上で隣接する
M本のラインからほぼ均一に(M−N)本のラインを間
引くのに必要なライン番号を奇数及び偶数の各フィール
ドについて指定する。間引きのアルゴリズムを実現する
ためのソフトウェア(ファームウェア)は、CPU7に
より奇数フィールド及び偶数フィールドに対して個別に
指定され、対応する各間引き指定部4及び5に設定され
るものとする。
【0018】なお、間引き回路2は、セレクタ6からの
信号を制御入力とする3ステートバッファにより構成す
ることができる。
【0019】ここで、原画像を垂直方向に2/3に圧縮
する場合について図2を参照して説明する。
【0020】図2(A)はフレーム単位で見た間引き対
象となるラインの位置を示す図であり、間引き対象のラ
インが「×」で表され、それ以外のラインが「●」で表
されている。同図に示されているように、フレーム通し
番号L1〜L525が付された525本のラインについ
て3本に1本の割合で間引きを行うことで垂直方向に2
/3画像圧縮が行われる。つまり間引きラインは、同図
中の矢印で示されている位置のラインとなる。
【0021】このとき、間引かずに残すラインと括弧で
囲まれた間引かれるラインとをライン番号順に配列して
1フレームで見た場合、L1,L2,(L3),L4,
L5,(L6),L7,L8,(L9),L10…の如
く、3ラインに1本の割合で間引きを行えば良いこと
は、同図から明白である。
【0022】また、同図(B)は1フレームの奇数フィ
ールドを示す図、同図(C)は1フレームの偶数フィー
ルドを示す図である。両図を参照すると、実際に間引か
れる通し番号L3,L6,L9,…,L525の各ライ
ンは、奇数フィールド及び偶数フィールドに均一に調和
して分布している。換言すれば、奇数フィールドに関し
ては通し番号L3,L9,L15,…,L(3+6i)
(i=0,1,2,3,…)のラインが間引かれ、偶数
フィールドに関しては通し番号L6,L12,L18,
…,L(6i)のラインが間引かれることになる。この
場合、各フィールドの間引きは、同じライン間隔で、し
かも相互に一方が他方を補完するように行われる。
【0023】このように、本例の画像縮小装置1によれ
ば、奇数フィールド及び偶数フィールドで調和的にライ
ンを間引いているので、フレーム画像で見たときに間引
かれるラインをほぼ均一に分散させることができる。よ
って、画像を圧縮するときに原画像の情報欠落によって
不可避的に発生する画質の劣化を、最小限にくい止める
ことができるのである。
【0024】また、画像の圧縮をラインの間引きだけで
行い、ライン同士の加算等は一切行っていないため、ラ
イン加算時のタイミング調整に必要なラインメモリ等は
一切不要である。
【0025】さらに、ライン同士を加算平均する場合、
画像中に動く部分が多く含まれる動画等で、動きの激し
い部分がライン加算によってボケを生じるというデメリ
ットもない。したがって、最も単純な構成でありなが
ら、奇数フィールド用間引きライン指定部4と偶数フィ
ールド用間引きライン指定部5との連携により、画質劣
化の少ない画像圧縮が実現できる。
【0026】そして、本例では、一対の間引きライン指
定部4及び5が、フィールド判定信号70に応じて切り
替わるセレクタ6を介して間引き回路2に接続されてい
る。このため、奇数フィールドと偶数フィールドとを区
別するフィールド判定信号70に応じてセレクタ6が切
り替わり、奇数フィールドについては奇数フィールド用
間引きライン指定部4から間引きラインの指定が行わ
れ、また偶数フィールドについては偶数フィールド用間
引きライン指定部5から間引きラインの指定が行われ
る。こうすることで、奇数フィールドと偶数フィールド
とで混同を生じることなく、正確にラインを間引くこと
ができ、間引きラインを指定するためのアルゴリズムを
簡潔なものにすることができるのである。
【0027】なお、以上の圧縮処理は、後述する図6、
図7及び図8のフローチャートによる画像圧縮処理が行
われることになる。
【0028】以上の実施例では、圧縮比が2/3の画像
圧縮を行う場合について説明したが、圧縮比は2/3に
限らず、例えば4/5,6/7,…,2i/(2i+
1)の如く、分母が奇数で分子がそれよりも1だけ少な
い値の偶数である場合には、フレームでは勿論、奇数フ
ィールドと偶数フィールドとで見ても等間隔に同数のラ
インを置いた間引きを行うことができる。例えば、圧縮
比が4/5の場合、図3に示されているように、5ライ
ンに1本の割合で行われる間引きが奇数フィールドと偶
数フィールドとで調和的に行われる。
【0029】すなわち、間引かずに残すラインと括弧で
囲まれた間引かれるラインとをライン番号順に配列して
1フレームで見た場合、L1,L2,L3,L4,(L
5),L6,L7,L8,L9,(L10),L11,
L12,L13,L14,(L15),…の如く、5ラ
インに1本の割合で間引きが行われることになる。以上
の圧縮処理も、後述する図6、図7及び図8のフローチ
ャートによる画像圧縮処理が行われる。
【0030】ところで、圧縮比が3/4,5/6,7/
8,…,(2i−1)/2iの如く、分母が偶数で分子
がそれよりも1だけ少ない値の奇数である場合には、若
干の工夫が必要となる。例えば、圧縮比が3/4の場
合、図4(A)に示されているように、理想フレームの
圧縮形態からすれば、偶数フィールドに対する間引きだ
けで画像圧縮ができる。しかしながら、その場合には奇
数フィールドと偶数フィールドとの情報を均等に利用す
るという趣旨に反することになる。
【0031】そこで、同図(B)に示されているよう
に、理想フレームの圧縮形態で間引きされる通し番号L
4,L8,L12…,L4iのラインのうち、L4,L
12,,L20…,L(8i+4)のラインに関して
は、奇数フィールドの隣接ラインすなわち通し番号L
3,L11,L19,…,L(8i+3)のラインを間
引きの対象とするのである。これにより、フィールド間
の補完形態が多少不規則にはなるが、両フィールドで同
数のラインを間引くことができ、本発明の趣旨に合致し
た画像圧縮ができる。この場合は、後述する図6、図9
及び図10のフローチャートによる画像圧縮処理が行わ
れることになる。
【0032】また、以上の実施例では、(2i−1)/
2iや2i/(2i+1)という分母が分子より1だけ
大きな値の圧縮比による画像圧縮の場合について説明し
たが、それ以外の圧縮比による画像圧縮を行うこともで
きる。この場合、圧縮比(2i−1)/2iによる画像
圧縮や圧縮比2i/(2i+1)による画像圧縮を繰返
せば良い。例えば、圧縮比4/9が与えられた場合は、
圧縮比2/3の画像圧縮を2回繰返せば良い。
【0033】具体的には、図5に示されているように、
既に図2に示されている間引き原理で生成された2/3
縮小画像について、さらに圧縮比2/3の画像圧縮を施
せば良いことになる。すなわち、図においては、第1回
目の間引き対象のラインが「×」で表されている。そし
て、第2回目の間引き対象のラインは「×」と「●」と
が重なった記号で表され、それ以外のラインは「●」で
表されている。
【0034】このように、2/3縮小画像を2回繰返す
と、間引かずに残すラインと括弧で囲まれた間引かれる
ラインとをライン番号順に配列して1フレームで見た場
合、L1,L2,(L3),(L4),L5,(L
6),L7,(L8),(L9),L10,L11,
(L12),(L13),L14,(L15),L1
6,…の如く、9ラインに5本の割合で間引きが行われ
ることになる。
【0035】以上のように、ラインの間引きによって画
像を垂直方向に圧縮する際に、フレーム単位で見て奇数
フィールドと偶数フィールドとから調和的にラインを間
引くことにより、画像縮小による画質劣化を抑制できる
のである。
【0036】ここで、図2〜図5の画像圧縮のアルゴリ
ズムを実現するためのソフトウェア(ファームウェア)
について図6〜図10のフローチャートを参照して説明
する。
【0037】まず図6において、圧縮率N/M(M=N
+1)を入力する(ステップ61)。次に、圧縮率の分
母Mが奇数か偶数かを判定し(ステップ62)、さらに
現在のフィールドが奇数フィールドか偶数フィールドか
を判定する(ステップ63又はステップ64)。
【0038】圧縮率の分母Mが奇数で、現在のフィール
ドが奇数フィールドの場合には奇数フィールド用間引き
ライン指定部4による図7の処理に移行する。圧縮率の
分母Mが奇数で、現在のフィールドが偶数フィールド場
合には偶数フィールド用間引きライン指定部5による図
8の処理に移行する。
【0039】一方、圧縮率の分母Mが偶数で、現在のフ
ィールドが奇数フィールドの場合には奇数フィールド用
間引きライン指定部4による図9の処理に移行する。圧
縮率の分母Mが偶数で、現在のフィールドが偶数フィー
ルド場合には偶数フィールド用間引きライン指定部5に
よる図10の処理に移行する。
【0040】図7においては、まずライン番号を示す変
数Jを「1」に設定し、かつ変数Kを「1」に設定する
(ステップ71)。
【0041】次に第Jラインを入力し(ステップ7
2)、変数Jが分母の値MのK倍かどうか(J=M×K
かどうか)を判断する(ステップ73)。J=M×Kの
場合には、第Jラインを削除する(ステップ74)。こ
の場合、間引き回路2においてラインの通過が抑止され
ることでデータ中の第Jラインが削除される。
【0042】ラインの削除の後、変数Kに「2」を加算
する(ステップ75)。その後、そのフィールドの全ラ
インについて処理が終了したかどうかを判断する(ステ
ップ75→76)。終了していなければ変数Jに「2」
を加算した上で(ステップ76→78)、ステップ72
に戻る。
【0043】J=M×Kでない場合には、ラインを削除
せずに、そのフィールドの全ラインについて処理が終了
したかどうかを判断する(ステップ73→76)。終了
していなければ変数Jに「2」を加算した上で(ステッ
プ76→78)、ステップ72に戻る。
【0044】以上の動作は繰返し行われ、そのフィール
ドの全ラインについて処理が終了していれば、そのフィ
ールドについての処理は終了する(ステップ76→7
7)。
【0045】図8においては、まずライン番号を示す変
数Jを「2」に設定し、かつ変数Kを「2」に設定する
(ステップ81)。
【0046】次に第Jラインを入力し(ステップ8
2)、変数Jが分母の値MのK倍かどうか(J=M×K
かどうか)を判断する(ステップ83)。J=M×Kの
場合には、第Jラインを削除する(ステップ84)。こ
の場合、間引き回路2においてラインの通過が抑止され
ることでデータ中の第Jラインが削除される。
【0047】ラインの削除の後、変数Kに「2」を加算
する(ステップ85)。その後、そのフィールドの全ラ
インについて処理が終了したかどうかを判断する(ステ
ップ85→86)。終了していなければ変数Jに「2」
を加算した上で(ステップ86→88)、ステップ82
に戻る。
【0048】J=M×Kでない場合には、ラインを削除
せずに、そのフィールドの全ラインについて処理が終了
したかどうかを判断する(ステップ83→86)。終了
していなければ変数Jに「2」を加算した上で(ステッ
プ86→88)、ステップ82に戻る。
【0049】以上の動作は繰返し行われ、そのフィール
ドの全ラインについて処理が終了していれば、そのフィ
ールドについての処理は終了する(ステップ86→8
7)。
【0050】図9においては、まずライン番号を示す変
数Jを「1」に設定し、かつ変数Kを「1」に設定する
(ステップ91)。
【0051】次に第Jラインを入力し(ステップ9
2)、変数Jが分母の値MのK倍から1を引いた数と等
しいかどうかを判断する(ステップ93)。等しい場合
には、第Jラインを削除する(ステップ94)。この場
合、間引き回路2においてラインの通過が抑止されるこ
とでデータ中の第Jラインが削除される。
【0052】ラインの削除の後、変数Kに「2」を加算
する(ステップ95)。その後、そのフィールドの全ラ
インについて処理が終了したかどうかを判断する(ステ
ップ95→96)。終了していなければ変数Jに「2」
を加算した上で(ステップ96→98)、ステップ92
に戻る。
【0053】変数Jが分母の値MのK倍から1を引いた
数と等しくない場合には、ラインを削除せずに、そのフ
ィールドの全ラインについて処理が終了したかどうかを
判断する(ステップ93→96)。終了していなければ
変数Jに「2」を加算した上で(ステップ96→9
8)、ステップ92に戻る。
【0054】以上の動作は繰返し行われ、そのフィール
ドの全ラインについて処理が終了していれば、そのフィ
ールドについての処理は終了する(ステップ96→9
7)。
【0055】図10においては、まずライン番号を示す
変数Jを「2」に設定し、かつ変数Kを「2」に設定す
る(ステップ101)。
【0056】次に第Jラインを入力し(ステップ10
2)、変数Jが分母の値MのK倍かどうか(J=M×K
かどうか)を判断する(ステップ103)。J=M×K
の場合には、第Jラインを削除する(ステップ10
4)。この場合、間引き回路2においてラインの通過が
抑止されることでデータ中の第Jラインが削除される。
【0057】ラインの削除の後、変数Kに「2」を加算
する(ステップ105)。その後、そのフィールドの全
ラインについて処理が終了したかどうかを判断する(ス
テップ105→106)。終了していなければ変数Jに
「2」を加算した上で(ステップ106→108)、ス
テップ92に戻る。
【0058】J=M×Kでない場合には、ラインを削除
せずに、そのフィールドの全ラインについて処理が終了
したかどうかを判断する(ステップ103→106)。
終了していなければ変数Jに「2」を加算した上で(ス
テップ106→108)、ステップ102に戻る。
【0059】以上の動作は繰返し行われ、そのフィール
ドの全ラインについて処理が終了していれば、そのフィ
ールドについての処理は終了する(ステップ106→1
07)。
【0060】以上のように、奇数フィールド及び偶数フ
ィールドについて夫々別々の間引きライン指定部から間
引きラインの指定が行われているので、奇数フィールド
と偶数フィールドとで混同が生ずることなく、正確なラ
インの間引きを行うことができ、間引きラインを指定す
るためのアルゴリズムが簡潔なものになる。
【0061】なお、以上の説明ではソフトウェア(ファ
ームウェア)によって各間引きライン指定部を実現する
場合について説明したが、ソフトウェア等ではなく結線
論理回路でも実現できることは明らかである。
【0062】要するに、本装置では、奇数フィールドと
偶数フィールドとがインタレースされて1フレームが構
成される原画像データを垂直方向にN/M(N<M)に
圧縮する際に、フレーム上で隣接するM本のラインから
ほぼ均一に(M−N)本のラインを間引くのに必要なラ
イン番号を奇数と偶数との各フィールドで指定し、指定
されたライン番号に従って原画像データのラインを間引
いているのである。このように、原画像の情報劣化を抑
制しつつ間引きによる画像圧縮を行っているので、奇数
フィールドと偶数フィールドとで調和的にラインを間引
くことができ、フレーム画像で見たときに間引かれたラ
インをほぼ均一に分散させることができる。よって、画
像を圧縮する際に原画像の情報欠落によって不可避的に
発生する画質の劣化を、最小限にくい止めることができ
る。
【0063】また、画像の圧縮をラインの間引きだけで
行い、ライン同士の加算等は一切行っていないため、ラ
イン加算時のタイミング調整に必要なラインメモリ等は
一切不要である。そして、画像中に動く部分が多く含ま
れる動画等については、ライン同士の加算平均による動
きの激しい部分のボケの発生を防ぐことができ、もっと
も単純で簡単な構成でありながら、画質劣化の少ない画
像圧縮を実現できるのである。
【0064】さらにまた、本装置では、フィールド判定
信号に応じて切り替わるセレクタを介して一対の間引き
ライン指定部が間引き回路に接続される構成としたた
め、奇数フィールドと偶数フィールドとを区別するフィ
ールド判定信号に応じてセレクタが切り替わり、奇数フ
ィールドについては奇数フィールド用間引きライン指定
部から間引きラインの指定が行われ、また偶数フィール
ドについては偶数フィールド用間引きライン指定部から
間引きラインの指定が行われるのである。これにより、
奇数フィールドと偶数フィールドとで混同が生ずること
なく、正確なラインの間引きを行うことができ、間引き
ラインを指定するためのアルゴリズムが簡潔なものにな
るのである。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、奇数フィ
ールドと偶数フィールドとがインタレースされて1フレ
ームを構成する原画像データを垂直方向にN/M(N<
M)に圧縮する際に、フレーム上で隣接するM本のライ
ンからほぼ均一に(M−N)本のラインを間引くのに必
要なライン番号を奇数と偶数との各フィールドで指定
し、指定されたライン番号にしたがって原画像データの
ラインを間引くことにより、原画像の情報劣化抑制を配
慮した間引きによる画像圧縮を実現できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による画像縮小装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の画像縮小装置による画像圧縮原理を示す
図であり、(A)はフレーム、(B)は奇数フィール
ド、(C)は偶数フィールドである。
【図3】圧縮比が4/5の場合における図1の画像縮小
装置の画像圧縮原理を示す図であり、(A)はフレー
ム、(B)は奇数フィールド、(C)は偶数フィールド
である。
【図4】圧縮比が3/4の場合の画像圧縮原理を示す図
であり、(A)は理想フレーム、(B)はフレーム、
(C)は奇数フィールド、(D)は偶数フィールドであ
る。
【図5】圧縮比が4/9の場合の画像圧縮原理を示す図
であり、(A)はフレーム、(B)は奇数フィールド、
(C)は偶数フィールドである。
【図6】本発明の実施例による画像縮小装置における画
像圧縮処理の一部を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例による画像縮小装置における画
像圧縮処理の一部を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施例による画像縮小装置における画
像圧縮処理の一部を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例による画像縮小装置における画
像圧縮処理の一部を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施例による画像縮小装置における
画像圧縮処理の一部を示すフローチャートである。
【図11】テレビジョン信号のフレーム構成を示す図で
ある。
【図12】単純間引き方式による従来の画像圧縮原理を
示す図である。
【符号の説明】
1 画像縮小装置 2 間引き回路 3 縮小画像メモリ 4 奇数フィールド用間引きライン指定部 5 偶数フィールド用間引きライン指定部 6 セレクタ 7 CPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が複数のラインから構成される奇数
    フィールド信号及び偶数フィールド信号からなる画像デ
    ータについて圧縮率N/M(N及びMは正の整数、かつ
    M=N+1)に応じてラインの間引きを行うことによっ
    て前記画像データの縮小を行う画像縮小装置であって、
    前記Mが奇数か偶数かを判定する判定手段と、この判定
    の結果前記Mが奇数であったとき前記奇数フィールド信
    号について前記複数のラインのうち第Jライン(J=M
    ×K、かつKは奇数)を指定する第1のライン指定手段
    と、前記判定の結果前記Mが奇数であったとき前記偶数
    フィールド信号について前記複数のラインのうち第Jラ
    イン(J=M×K、かつKは偶数)を指定する第2のラ
    イン指定手段と、前記判定の結果前記Mが偶数であった
    とき前記奇数フィールド信号について前記複数のライン
    のうち第Jライン(J=M×K−1、かつKは奇数)を
    指定する第3のライン指定手段と、前記判定の結果前記
    Mが偶数であったとき前記偶数フィールド信号について
    前記複数のラインのうち第Jライン(J=M×K、かつ
    Kは偶数)を指定する第4のライン指定手段と、これら
    第1〜第4のライン指定手段による指定に応じてライン
    の間引きを行う間引き手段とを含むことを特徴とする画
    像縮小装置。
  2. 【請求項2】 前記間引き手段は、前記画像データを入
    力とし、前記第1〜第4のライン指定手段により指定さ
    れたラインの通過を抑止することを特徴とする請求項1
    記載の画像縮小装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮率N/Mは、2/3であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像縮小装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮率N/Mは、4/5であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像縮小装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮率N/Mは、3/4であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像縮小装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6384865B1 (en) 1998-05-28 2002-05-07 Nec Corporation Image size conversion interlaced for image data
US6417889B1 (en) 1997-12-02 2002-07-09 Nec Corporation Picture size conversion method and device thereof
KR100464392B1 (ko) * 1997-08-13 2005-02-28 삼성전자주식회사 영상수직축소방법및장치

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