JPH09219689A - 電子交換機の通話路系装置とタイムスロット割付方法 - Google Patents

電子交換機の通話路系装置とタイムスロット割付方法

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JPH09219689A
JPH09219689A JP2564796A JP2564796A JPH09219689A JP H09219689 A JPH09219689 A JP H09219689A JP 2564796 A JP2564796 A JP 2564796A JP 2564796 A JP2564796 A JP 2564796A JP H09219689 A JPH09219689 A JP H09219689A
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JP
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time slot
highway
highways
line
circuits
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JP2564796A
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English (en)
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Uichi Ogasawara
右一 小笠原
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 時分割多重化されたディジタル信号を伝送す
るシリアルハイウェイのタイムスロットを、無駄なく有
効に使用することができる電子交換機の通話路系装置を
提供する。 【解決手段】 電子交換機の通話路系装置を、所定の数
のタイムスロットを含むフレームでディジタル信号を伝
送するシリアルハイウェイ7〜10と、シリアルハイウェ
イ7〜10からディジタル信号を入力してチャンネル交換
をした後シリアルハイウェイ7〜10へ出力する時分割ス
イッチ6と、シリアルハイウェイと7〜10のすべてに接
続され何れのシリアルハイウェイに対しても複数チャン
ネルのディジタル信号の入出力ができるライン回路2〜
5と、ライン回路2〜5にディジタル信号の入出力に使
用するシリアルハイウェイおよびタイムスロットを指示
する制御装置1とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子交換機の通話
路系装置とそのタイムスロット割付方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電子交換機の通話路系装置は、一般的
に、複数のシリアルハイウェイを収容する時分割スイッ
チと、このシリアルハイウェイに接続される複数のライ
ン回路やトランクと、ライン回路やトランクを制御する
制御装置とから構成され、各ライン回路やトランクから
出力されるディジタル信号は、時分割多重化されてシリ
アルハイウェイにより時分割スイッチへ伝送されてい
た。
【0003】より詳細には、各ライン回路やトランク
は、搭載する複数のコーデックによりアナログ音声信号
をシリアル化された8ビットのディジタル信号に変換
し、これらの各ディジタル信号をコーデック単位で時間
的にずらし、そして上りのシリアルハイウェイの所定の
タイムスロットに挿入して時分割スイッチへ送出する。
時分割スイッチは、シリアルハイウェイ上のディジタル
信号を入力し、チャンネルの交換をした後下りのシリア
ルハイウェイへ出力する。各ライン回路やトランクは、
下りのシリアルハイウェイの所定のタイムスロットから
ディジタル信号を取り込んでコーデック単位に分け、8
ビットのシリアル信号として該当するコーデックへ送出
する。各コーデックは、このディジタル信号をアナログ
信号に変換するものであった。
【0004】ところで、電子交換機においては、各ライ
ン回路やトランクがディジタル信号を挿入または取り込
むために使用する上りまたは下りのシリアルハイウェイ
のタイムスロットは、従来ライントランク装置のスロッ
トに対して固定的に割り付けられたものであった。すな
わち、ライントランク装置は、ライン回路やトランクの
パッケージを物理的に収容するためのスロットと呼ばれ
るエリアを複数有し、タイムスロットは、この各スロッ
トに対して固定的に割り付けられていた。例えば、4回
路を搭載しているライン回路またはトランクのパッケー
ジを収容するための4回路用スロットに対しては4タイ
ムスロットが、8回路を搭載するライン回路またはトラ
ンクのパッケージを収容するための8回路用スロットに
対しては8タイムスロットがそれぞれ固定的に割り付け
られていた。
【0005】ライントランク装置のスロットに対するタ
イムスロットの割付けを図2、図3に示す。
【0006】図2は、時分割スイッチとライントランク
装置との間を5組(上り用と下り用とで1組)のシリア
ルハイウェイ#0〜#4で接続し、これらのライントランク
装置に20個の8回路用スロット#0〜#19 を設けた場合の
タイムスロット割付けの例である。図2(a) は、シリア
ルハイウェイ#0〜#4に対する8回路用スロット#0〜#19
の割付けを示し、図2(b) は、8回路用スロット#0〜#1
9 に対するシリアルハイウェイ#0〜#4の各タイムスロッ
トTS0 〜TS31の割付けを示している。例えば、シリアル
ハイウェイ#0に対しては4個のスロット#0〜#3が割り付
けられ、そしてスロット#0にはシリアルハイウェイ#0
のタイムスロットTS0 〜TS7が、スロット#1にはタイム
スロットTS8〜TS15が、スロット#2にはタイムスロット
TS16〜TS23が、スロット#3にはタイムスロットTS24〜TS
31がそれぞれ割り付けられている。なお、シリアルハイ
ウェイ#0〜#4の1フレームは32個のタイムスロットから
なり、1タイムスロットにライン回路またはトランクの
1回路(1チャンネル)のディジタル信号を挿入するも
のとしている(後述の図3についても同様とする)。
【0007】図3は、時分割スイッチとライントランク
装置との間を5組のシリアルハイウェイ#0〜#4で接続
し、このライントランク装置に10個の16回路用スロット
#0〜#9を設けた場合のタイムスロット割付けの例を示
す。例えば、シリアルハイウェイ#0に対しては2個のス
ロット#0、#1が割り付けられ、スロット#0にはタイムス
ロットTS0 〜TS15が、スロット#1にはタイムスロットTS
16〜TS31がそれぞれ割り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
説明したタイムスロット割付方法は、ライントランク装
置の各スロットにタイムスロットを固定的に割り付けて
いたので、スロットが予定する回路数と異なる回路数の
ライン回路またはトランクのパッケージをスロットに収
容した場合、タイムスロットの不足あるいは余りが生
じ、スロットを有効に使用することができないという欠
点があった。
【0009】例えば、図2に示す例において、8回路用
スロットに4回路のライン回路のパッケージを収容した
場合、このスロットに割り付けられた8回路分のタイム
スロットのうち4回路分のタイムスロットが使用されず
に余るので、タイムスロットが有効に使用されないこと
になる。また、8回路用スロットに16回路のライン回路
のパッケージを収容した場合、8回路分のタイムスロッ
トが不足するので、このライン回路の16回路のうちの8
回路が使用できないことになる。後者の場合、8回路用
スロット2個分のタイムスロットを使用することにより
不足するタイムスロットを補充することができるが、そ
うするとライントランク装置の1スロットが使用できな
くなるので、パッケージ搭載効率が低下することにな
る。これらの欠点は、図3に示す例においても同様に発
生する。
【0010】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、ライン回路またはトランクの回路数やパッケージ数
に拘束されることなくシリアルハイウェイのタイムスロ
ットやライントランク装置のスロットを有効に使用する
ことができる電子交換機の通話路系装置およびそのタイ
ムスロット割付方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために電子交換機の通話路系装置を、所定の数の
タイムスロットを含むフレームでディジタル信号を伝送
する複数のハイウェイと、前記複数のハイウェイからデ
ィジタル信号を入力してチャンネル交換をした後前記複
数のハイウェイへ出力する時分割スイッチと、前記複数
のハイウェイのすべてに接続され、該複数のハイウェイ
の何れに対しても複数チャンネルのディジタル信号の入
出力ができる複数のライン回路と、前記複数のライン回
路のそれぞれにディジタル信号の入出力に使用するハイ
ウェイおよびタイムスロットを指示する制御装置とを含
む構成としたものである。
【0012】また、前記通話路系装置における前記複数
のライン回路のそれぞれが使用するハイウェイとタイム
スロットを決めるタイムスロット割付方法としては、前
記複数のライン回路の各チャンネルを前記複数のハイウ
ェイのタイムスロットに、一定のハイウェイ順に、1タ
イムスロットにつき1チャンネルの割合で、チャンネル
間を詰めて連続的に割り付けていく方法が好適である。
【0013】また、前記通話路系装置における前記複数
のライン回路のそれぞれが使用するハイウェイとタイム
スロットを決めるタイムスロット割付方法としては、前
記複数のライン回路の各チャンネルを前記複数のハイウ
ェイのタイムスロットに、1ライン回路分のチャンネル
の割付けを終了するごとに割付けの対象とするハイウェ
イを一定のハイウェイ順で変え、最後のハイウェイの次
は最初のハイウェイに変えながら、1タイムスロットに
つき1チャンネルの割合で、チャンネル間を詰めて順次
割り付けていく方法も好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる電子交換機の通話路系装置およびそのタイムスロッ
ト割付方法の実施例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の実施例である電子交換機
における通話路系装置の構成例を示すブロック図であ
る。図1において、ライン回路2〜5は、時分割スイッ
チ6に収容される4本のシリアルハイウェイ7〜10のす
べてに接続されており、制御装置1から制御バス12で送
られてくるタイムスロット情報が指示するシリアルハイ
ウェイのタイムスロットを使用して、時分割スイッチ6
との間でディジタル信号の授受を行うものである。そし
て、ディジタル信号の授受に使用するシリアルハイウェ
イのタイムスロットの割付けは、ライントランク装置の
スロットとは無関係に、ライン回路の回路数やパッケー
ジ数に応じて決定されている。
【0016】まず、制御装置1がライン回路2〜5に送
出するタイムスロット情報について説明する。
【0017】このタイムスロット情報は、ハイウェイフ
ィールドと先頭指示フィールドとチャンネルフィールド
と称する三つのフィールドで送出される。ハイウェイフ
ィールドには、ライン回路2〜5が時分割スイッチ6と
の間でディジタル信号を授受する際に使用するシリアル
ハイウェイの番号を指示する情報が格納される。図1の
例では、上りのシリアルハイウェイ7と下りのシリアル
ハイウェイ9に番号#0を付与し、上りのシリアルハイウ
ェイ8と下りのシリアルハイウェイ10に番号#1を付与し
ている。ここで、上りのシリアルハイウェイ7と8は、
ライン回路2〜5から時分割スイッチ6へディジタル信
号を伝送し、下りのシリアルハイウェイ9と10は、時分
割スイッチ6からライン回路2〜5へディジタル信号を
伝送するものであって、シリアルハイウェイ7と9で一
組の伝送路を、シリアルハイウェイ8と10で一組の伝送
路を構成する。
【0018】先頭指示フィールドには、ライン回路2〜
5が上りのシリアルハイウェイ7と8にディジタル信号
を挿入する際の先頭のタイムスロットの番号および下り
のシリアルハイウェイ9と10からディジタル信号を取り
込む際の先頭のタイムスロットの番号を指示する情報が
格納される。本実施例におけるシリアルハイウェイ7〜
10の1フレームが32個のタイムスロットから構成される
ものとすれば、先頭指示フィールドに格納される情報
は、0〜31の何れかの値をとることになる。
【0019】チャンネルフィールドには、ライン回路2
〜5が上りのシリアルハイウェイ7、8に出力すべきデ
ィジタル信号のチャンネル数および下りのシリアルハイ
ウェイ9、10から入力すべきチャンネル数を指示する情
報が格納される。このチャンネルフィールドに格納され
る情報は、ライン回路2〜5が搭載している回路数によ
って異なり、本実施例の場合、8回路を搭載しているラ
イン回路2に対しては8、5回路を搭載しているライン
回路3に対しては5、16回路を搭載しているライン回路
4に対しては16、24回路を搭載しているライン回路5に
対しては24となる。なお、本実施例では、1回路は1チ
ャンネルに対応し、1チャンネルのディジタル信号は1
タイムスロットに挿入され、1フレームには32個のチャ
ンネルが入っている。
【0020】ところで、一般的に電子交換機は、シリア
ルハイウェイの番号、タイムスロットの総数、ライン回
路が搭載している回路数などの基本情報を予め記憶装置
に格納している。本実施例では、前述したように、シリ
アルハイウェイ7、9の番号は#0、シリアルハイウェイ
8、10の番号は#1、各シリアルハイウェイのタイムスロ
ットの総数は32、ライン回路2〜5が搭載している回路
数はそれぞれ8、5、16、24である。制御装置1は、こ
の基本情報に基づいてタイムスロット情報を作成する。
【0021】次に、このタイムスロット情報の作成につ
いて具体的に説明する。
【0022】タイムスロット情報を作成するためには、
予めライン回路2〜5に対してディジタル信号を入出力
する際に使用するシリアルハイウェイとタイムスロット
を割り付けておく必要がある。図4は、本実施例におけ
るタイムスロット割付方法を示す図である。このタイム
スロット割付方法は、ライン回路2〜5の各チャンネル
をシリアルハイウェイ7、9(#0)、シリアルハイウェイ
8、10(#1)のタイムスロットに、シリアルハイウェイ#
0、#1の順に、1タイムスロットにつき1チャンネルの
割合で、チャンネル間を詰めて連続的に割り付けていく
ことによってライン回路2〜5が使用するシリアルハイ
ウェイとタイムスロットを決めるものである。
【0023】より詳細に説明すると、制御装置1は、ラ
イン回路2の8チャンネル(0〜7)をシリアルハイウ
ェイ#0のチャンネルにその先頭から順に割り付ける(か
っこ内の数字はチャンネル番号を示す。以下同様とす
る)。次いでライン回路3の5チャンネル(0〜4)を
先に割り付けたライン回路2の8チャンネル(0〜7)
に続けて割り付け、次いでライン回路4の16チャンネル
(0〜15)を先に割り付けたライン回路3の5チャンネ
ル(0〜4)に続けて割り付け、次いでライン回路5の
24チャンネル(0〜23)を先に割り付けたライン回路4
の16チャンネル(0〜15)に続けて割り付ける。しか
し、ライン回路5の先頭の3チャンネル(0〜2)を割
り付けた時点で、割り付けることができるチャンネルが
無くなる。そこで、残る21チャンネル(3〜23)を、次
のシリアルハイウェイ#1のチャンネルにその先頭から順
に割り付けていく。このようにして、制御装置1は、各
ライン回路2〜5のチャンネルをシリアルハイウェイ#
0、#1のチャンネルに割り付けていく。
【0024】本実施例においては、先に述べたようにラ
イン回路2〜5が搭載する回路の1回路は1チャンネル
に対応し、1チャンネルのディジタル信号はシリアルハ
イウェイ#0、#1の1タイムスロットに挿入されるので、
図4の上側に示すシリアルハイウェイ#0、#1の各チャン
ネルに対するライン回路2〜5のチャンネルの割付結果
から、直ちに図4の下側に示すシリアルハイウェイ#0、
#1の各タイムスロットTS0 〜TS31に対するライン回路2
〜5のチャンネルの割付結果が得られる。すなわち、ラ
イン回路2の8チャンネル(0〜7)はシリアルハイウ
ェイ#0のタイムスロットTS0 〜TS7 に、ライン回路3の
5チャンネル(0〜4)はタイムスロットTS8 〜TS12
に、ライン回路4の16チャンネル(0〜15)はタイムス
ロットTS13〜TS28に、ライン回路5の最初の3チャンネ
ル(0〜2)はタイムスロットTS29〜TS31にそれぞれ割
り付け、ライン回路5の残りの21チャンネル(3〜23)
はシリアルハイウェイ#1のタイムスロットTS0 〜TS20に
割り付けることになる。
【0025】制御装置1は、このタイムスロットの割付
結果に基づいて、ライン回路2〜5へ送出するタイムス
ロット情報を作成する。すなわち、制御装置1は、ライ
ン回路2に対してはハイウェイフィールド、先頭指示フ
ィールド、チャンネルフィールドに格納される情報が#
0、0、8のタイムスロット情報を作成し、ライン回路
3に対してはハイウェイフィールド、先頭指示フィール
ド、チャンネルフィールドに格納される情報が#0、8、
5のタイムスロット情報を作成し、ライン回路4に対し
てはハイウェイフィールド、先頭指示フィールド、チャ
ンネルフィールドに格納される情報が#0、13、16のタイ
ムスロット情報を作成し、ライン回路5に対してはハイ
ウェイフィールド、先頭指示フィールド、チャンネルフ
ィールドに格納される情報が#0、29、24のタイムスロッ
ト情報を作成する。制御装置1は、これらのタイムスロ
ット情報を該当するライン回路へ制御装置1とライン回
路2〜5とを接続する制御バス12で送出する。なお、以
上に説明した制御装置1の機能は、一般的なコンピュー
タを使用することにより容易に実現することができる。
また、予め作成したタイムスロット情報を制御装置1に
入力してもよい。
【0026】ライン回路2〜5は、制御装置1からのタ
イムスロット情報を制御バス12から入力し、このタイム
スロット情報に基づいて所定のシリアルハイウェイに対
してディジタル信号の入出力を行う。ライン回路2を例
にとってその動作を以下に説明する。
【0027】図5は、ライン回路2の構成例を示すブロ
ック図である。ライン回路2は、8個のコーデック101
〜108 と、2個のタイムスロット変換回路109 、110
と、マイクロプロセッサ111 とから構成されており、タ
イムスロット変換回路109 の出力側は、図1に示す上り
のシリアルハイウェイ7、8にワイヤードオアによって
接続され、タイムスロット変換回路110 の入力側は、図
1に示す下りのシリアルハイウェイ9、10に接続され、
マイクロプロセッサ111 は、図1に示す同期信号バス11
と制御バス12とに接続されている。
【0028】マイクロプロセッサ111 は、制御バス12か
ら自己宛のタイムスロット情報を入力し、タイムスロッ
ト変換回路109 、110 に送出する指示信号を作成する。
すなわち、8個のコーデック101 〜108 (チャンネルフ
ィールドに格納されている情報が8であることに対応)
が出力するディジタル信号を順次、図示しない2個のレ
ジスタA0、A1(接続されるシリアルハイウェイ7、8に
対応)の内のレジスタA0(ハイウェイフィールドに格納
されている情報が#0であることに対応)に一時格納する
ことを指示する指示信号を作成してタイムスロット変換
回路109 へ出力する。なお、ライン回路5の場合は、24
チャンネルのすべてを指示されたシリアルハイウェイ7
(#0)のタイムスロットに挿入することができないので
(32−先頭指示フィールドに格納されている情報の値<
チャンネルフィールドに格納されている情報の値)、マ
イクロプロセッサ111 は、最初の3個(32−先頭指示フ
ィールドに格納されている情報の値)のコーデックから
出力されるディジタル信号を順次レジスタA0に一時格納
し、残りの21個(チャンネルフィールドに格納されてい
る情報の値−32+先頭指示フィールドに格納されている
情報の値)のコーデックから出力されるディジタル信号
を順次レジスタA1に一時格納することを指示する指示信
号を作成してタイムスロット変換回路109 へ出力する。
【0029】また、マイクロプロセッサ111 は、図示し
ないレジスタB0、B1(接続されるシリアルハイウェイ
9、10に対応)の内のレジスタB0(ハイウェイフィール
ドに格納されている情報が#0であることに対応)からデ
ィジタル信号を格納順に取り出し、それぞれ該当するコ
ーデック101 〜108 へ出力することを指示する指示信号
を作成してタイムスロット変換回路110 へ出力する。な
お、ライン回路5の場合は、マイクロプロセッサ111
は、レジスタB0から3チャンネル分のディジタル信号を
格納順に取り出して該当する3個のコーデックへ出力
し、続いてレジスタB1から21チャンネル分のディジタル
信号を格納順に取り出して該当する21個のコーデックへ
出力することを指示する指示信号を作成してタイムスロ
ット変換回路110 へ出力する。また、マイクロプロセッ
サ111 は、入力した同期信号に基づいて、コーデック10
1 〜108 およびタイムスロット変換回路109 、110 が必
要とするクロックパルスや、所定のタイムスロットに対
してディジタル信号の挿入または取り込みを行うために
必要な同期信号を生成して出力する。
【0030】ライン回路2がディジタル信号をシリアル
ハイウェイへ出力する場合、コーデック101 〜108 は、
入力されたアナログ音声信号を8ビットのディジタル信
号に変換し、タイムスロット変換回路109 へ出力する。
タイムスロット変換回路109は、マイクロプロセッサ111
からの指示信号の指示に従ってコーデック101 〜108
から出力されるディジタル信号を順次レジスタA0に一時
格納していく。そして、マイクロプロセッサ111 からの
同期信号に従って指示信号が指示する番号のタイムスロ
ットTS0 〜TS7ごとにレジスタA0からディジタル信号を
格納順に取り出して、レジスタA0に接続されているシリ
アルハイウェイ7(#0)へ出力する。なお、ライン回路
5の場合は、タイムスロット変換回路109 は、マイクロ
プロセッサ111 からの指示信号の指示に従って24個のコ
ーデックから出力されるディジタル信号を順次レジスタ
A0またはA1に一時格納する。そしてマイクロプロセッサ
111 からの同期信号に従って指示信号が指示する番号の
タイムスロットごとにレジスタA0、A1からディジタル信
号を格納順に取り出して、レジスタA0が接続されている
シリアルハイウェイ7(#0)またはレジスタA1が接続さ
れているシリアルハイウェイ8(#1)へ出力する。
【0031】ライン回路2がシリアルハイウェイからデ
ィジタル信号を入力する場合、タイムスロット変換回路
110 は、マイクロプロセッサ111 からの同期信号に従っ
て指示信号が指示するタイムスロットTS0 〜TS7 ごとに
指示信号が指示するシリアルハイウェイ9(#0)からデ
ィジタル信号を取り込み、シリアルハイウェイ9に接続
されているレジスタB0に一時格納する。次いで、レジス
タB0からディジタル信号を8ビットずつ格納順に取り出
し、該当するコーデック101 〜108 へ送出する。コーデ
ック101 〜108 は、タイムスロット変換回路110 からの
ディジタル信号をアナログ信号に変換して出力する。な
お、ライン回路5の場合は、タイムスロット変換回路11
0 は、マイクロプロセッサ111 からの同期信号に従って
指示信号が指示するタイムスロットごとにシリアルハイ
ウェイ9(#0)から3チャンネル分のディジタル信号
を、またシリアルハイウェイ10(#1)から21チャンネル
分のディジタル信号を取り込み、シリアルハイウェイ9
に接続されているレジスタB0とシリアルハイウェイ10に
接続されているレジスタB1にそれぞれ一時格納する。そ
して、レジスタB0から、続いてレジスタB1からディジタ
ル信号を8ビットずつ格納順に取り出して24個のコーデ
ックへ送出する。
【0032】ライン回路3、ライン回路4、ライン回路
5は、それぞれ5回路、16回路、24回路を搭載している
が、その基本的な構成や動作はライン回路2の場合と同
様である。なお、ライン回路2は、タイムスロット情報
が指示するシリアルハイウェイのタイムスロットに対し
て所定のチャンネル数のディジタル信号の挿入または取
り込みを行うことができればよく、以上に説明した構成
に限定されるものではない。
【0033】時分割スイッチ6は、制御装置1からの制
御信号に基づいてシリアルハイウェイ7、8上のディジ
タル信号を入力してチャンネルの交換を行い、シリアル
ハイウェイ9、10に出力する。なお、時分割スイッチ6
は、ディジタル信号の授受のための同期信号をライン回
路2〜5へ制御バス12により供給し、系の同期を図って
いる。
【0034】以上説明したように本実施例によれば、ラ
イン回路2〜5をシリアルハイウェイ7〜10のすべてに
接続し、ライン回路2〜5は何れのシリアルハイウェイ
をも使用することができるので、1個のライン回路のチ
ャンネルを2個のシリアルハイウェイに分けて割り付け
ることが可能になり、タイムスロットを有効に使用する
ことができる。例えば、図4に示すように、ライン回路
5の24チャンネルのすべてをシリアルハイウェイ#0に割
り付けることができない場合には、まず3チャンネルを
シリアルハイウェイ#0に割り付け、残りの21チャンネル
をシリアルハイウェイ#1に割り付けることにより、シリ
アルハイウェイ#0のタイムスロットをすべて有効に使用
している。また、本実施例によるタイムスロット割付方
法は、ライン回路2〜5のパッケージを収容するライン
トランク装置のスロットとは無関係であるので、ライン
回路に搭載する回路数の変更によりスロットに無駄が発
生するという従来技術における問題がなくなり、効率の
良いパッケージ搭載が可能となる。
【0035】図6は、タイムスロット割付方法の他の実
施例を示す図である。この例は、各ライン回路2〜5の
チャンネルをシリアルハイウェイ#0、#1の各タイムスロ
ットに、1ライン回路のチャンネルの割付けを終了する
ごとに割付けの対象となるシリアルハイウェイを変えな
がら、1タイムスロットにつき1チャンネルの割合で、
チャンネル間を詰めて順次割り付けていくことによって
ライン回路2〜5が使用するハイウェイとチャンネルを
決めるものである。より詳細には、制御装置1は、図6
の上側に示すようにライン回路2の8チャンネル(0〜
7)をシリアルハイウェイ7、9(#0)のチャンネルに
割り付け、ライン回路3の5チャンネル(0〜4)をシ
リアルハイウェイ8、10(#1)のチャンネルに割り付け
る。次いでライン回路4の16チャンネル(0〜15)をシ
リアルハイウェイ7、9(#0)のチャンネルに先に割り
付けたライン回路2のチャンネルに続けて割り付け、ラ
イン回路5の24チャンネル(0〜23)をシリアルハイウ
ェイ8、10(#1)のチャンネルに先に割り付けたライン
回路3のチャンネルに続けて割り付ける。
【0036】本実施例においては、先に述べたようにラ
イン回路の1回路は1チャンネルに対応し、1チャンネ
ルのディジタル信号はシリアルハイウェイの1タイムス
ロットに挿入するので、図6の上側に示すシリアルハイ
ウェイ#0、#1の各チャンネルに対するライン回路2〜5
のチャンネルの割付結果から、直ちに図6の下側に示す
シリアルハイウェイ#0、#1の各タイムスロットTS0 〜TS
31に対するライン回路2〜5のチャンネルの割付結果が
得られる。すなわち、ライン回路2の8チャンネル(0
〜7)はシリアルハイウェイ#0のタイムスロットTS0 〜
TS7 に、ライン回路3の5チャンネル(0〜4)はシリ
アルハイウェイ#1のタイムスロットTS0〜TS4 に、ライ
ン回路4の16チャンネル(0〜15)はシリアルハイウェ
イ#0のタイムスロットTS8 〜TS23に、ライン回路5の24
チャンネル(0〜23)はシリアルハイウェイ#1のタイム
スロットTS5 〜TS28にそれぞれ割り付けられる。制御装
置1は、図4に示す例の場合と同様に、この割付けに基
づいてライン回路2〜5へ送出するタイムスロット情報
を作成し、ライン回路2〜5は、このタイムスロット情
報に従ってディジタル信号の入出力を行う。
【0037】図6に示す実施例のタイムスロット割付方
法はやはり、ライン回路2〜5のパッケージを収容する
ライントランク装置のスロットとは無関係であるので、
ライン回路の回路数の変更によりスロットに無駄が発生
するという従来技術における問題がなくなり、効率の良
いパッケージ搭載が可能となる。
【0038】なお、以上に説明した実施例では、時分割
スイッチ6とライン回路2〜5との間を2組(上り用と
下り用)のシリアルハイウェイで接続しているが、シリ
アルハイウェイの組数はこれに制限されるものではな
い。また、時分割スイッチ6とライン回路2〜5の間を
1フレームが32タイムスロットのシリアルハイウェイで
接続しているが、タイムスロット数は、64タイムスロッ
ト、または128 タイムスロットでもよく、これらの数に
制限されるものではない。また、時分割スイッチ6とラ
イン回路2〜5の間をシリアルハイウェイで接続してい
るが、パラレルハイウェイであってもよい。また、シリ
アルハイウェイ7〜10に接続するライン回路をトランク
に替えてもよく、シリアルハイウェイ7〜10にライン回
路とトランクとを混ぜて接続してもよい。
【0039】
【発明の効果】このように本発明によれば、電子交換機
の通話路系装置における各ライン回路を時分割スイッチ
に接続されている複数のハイウェイのすべてに接続し、
制御装置の指示により何れのハイウェイのタイムスロッ
トに対してもディジタル信号の入出力をさせることがで
きるので、従来よりもいろいろなタイムスロットの割付
方法に対応することができる。
【0040】このタイムスロット割付方法として、複数
のライン回路の各チャンネルを複数のハイウェイのタイ
ムスロットに、一定のハイウェイ順に、1タイムスロッ
トにつき1チャンネルの割合で、チャンネル間を詰めて
連続的に割り付けていくことにより、各ライン回路が使
用するハイウェイとタイムスロットを決める構成のタイ
ムスロット割付方法を用いれば、ハイウェイのタイムス
ロットを余すことなくすべて有効に使用することができ
る。また、このタイムスロット割付方法は、ライン回路
のパッケージを収容するライントランク装置のスロット
とは無関係であるので、ライン回路の搭載回路数の変更
によりタイムスロットやスロットに無駄が発生するとい
う従来技術における問題がなくなり、効率の良いパッケ
ージ搭載が可能となる。
【0041】また、タイムスロット割付方法として、複
数のライン回路の各チャンネルを複数のハイウェイのタ
イムスロットに、1ライン回路分のチャンネルの割付け
を終了するごとに、割付けの対象とするハイウェイを一
定のハイウェイ順で変え、最後のハイウェイの次は最初
のハイウェイに変えながら、1タイムスロットにつき1
チャンネルの割合で、チャンネル間を詰めて順次割り付
けていくことにより、各ライン回路が使用するハイウェ
イとタイムスロットを決めるように構成したタイムスロ
ット割付方法を用いれば、ライン回路のパッケージを収
容するライントランク装置のスロットとは無関係にタイ
ムスロットを割り付けるので、ライン回路の回路数の変
更によりタイムスロットやスロットに無駄が発生すると
いう従来技術における問題がなくなり、効率の良いパッ
ケージ搭載が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である電子交換機の通話路系装
置の構成例を示すブロック図である。
【図2】従来のタイムスロット割付方法の例(1) を示す
図である。
【図3】従来のタイムスロット割付方法の例(2) を示す
図である。
【図4】本発明の実施例であるタイムスロット割付方法
(1) を示す図である。
【図5】図1に示すライン回路の構成例を示すブロック
図である。
【図6】本発明の実施例であるタイムスロット割付方法
(2) を示す図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2〜5 ライン回路 6 時分割スイッチ 7〜10 シリアルハイウェイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の数のタイムスロットを含むフレー
    ムでディジタル信号を伝送する複数のハイウェイと、 前記複数のハイウェイからディジタル信号を入力してチ
    ャンネル交換をした後前記複数のハイウェイへ出力する
    時分割スイッチと、 前記複数のハイウェイのすべてに接続され、該複数のハ
    イウェイの何れに対しても複数チャンネルのディジタル
    信号の入出力ができる複数のライン回路と、 前記複数のライン回路のそれぞれにディジタル信号の入
    出力に使用するハイウェイおよびタイムスロットを指示
    する制御装置とを含むことを特徴とする電子交換機の通
    話路系装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通話路系装置における
    前記複数のライン回路のそれぞれが使用するハイウェイ
    とタイムスロットを決めるタイムスロット割付方法であ
    って、該方法は、前記複数のライン回路の各チャンネル
    を前記複数のハイウェイのタイムスロットに、一定のハ
    イウェイ順に、1タイムスロットにつき1チャンネルの
    割合で、チャンネル間を詰めて連続的に割り付けていく
    ことを特徴とするタイムスロット割付方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の通話路系装置における
    前記複数のライン回路のそれぞれが使用するハイウェイ
    とタイムスロットを決めるタイムスロット割付方法であ
    って、該方法は、前記複数のライン回路の各チャンネル
    を前記複数のハイウェイのタイムスロットに、1ライン
    回路分のチャンネルの割付けを終了するごとに割付けの
    対象とするハイウェイを一定のハイウェイ順で変え、最
    後のハイウェイの次は最初のハイウェイに変えながら、
    1タイムスロットにつき1チャンネルの割合で、チャン
    ネル間を詰めて順次割り付けていくことを特徴とするタ
    イムスロット割付方法。
JP2564796A 1996-02-13 1996-02-13 電子交換機の通話路系装置とタイムスロット割付方法 Pending JPH09219689A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100311309B1 (ko) * 1999-05-06 2001-11-02 박원배 고정 타임슬롯 할당방식으로 운영되는 데이타 채널장치
JP2014068314A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Oki Electric Ind Co Ltd 収容音声チャネル高密度化構内電話交換機および高密度化方法

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