JPH09218672A - アナログインタフェース液晶表示装置,アナログインタフェース表示装置 - Google Patents

アナログインタフェース液晶表示装置,アナログインタフェース表示装置

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JPH09218672A
JPH09218672A JP8267884A JP26788496A JPH09218672A JP H09218672 A JPH09218672 A JP H09218672A JP 8267884 A JP8267884 A JP 8267884A JP 26788496 A JP26788496 A JP 26788496A JP H09218672 A JPH09218672 A JP H09218672A
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JP8267884A
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Shigehiko Kasai
成彦 笠井
Tsutomu Furuhashi
勉 古橋
Hiroshi Kurihara
博司 栗原
Nobutaka Kato
伸隆 加藤
Masashi Mori
雅志 森
Yukio Hiruta
幸男 蛭田
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アナログデジタル変換後のデジタル表示データ
の値を液晶パネル上に表示可能とするアナログインタフ
ェース液晶表示装置を提供すること。 【解決手段】アナログデジタル変換部4からのデジタル
表示データ5を、デジタル表示データ読み出し部6によ
って読み出し、文字情報生成部8が読み出しデータ7の
値に従った文字情報をである読み出しデータ表示情報9
を生成し、重ね合わせ表示制御部10で重ね合わせ表示
を行い、アナログデジタル変換後のデジタル表示データ
の値をを液晶パネル上に表示可能としたアナログインタ
フェース液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理技術に係
り、特に、情報記憶媒体(以下、メモリという)が複数
のバンク構成であり、異なる記憶容量のバンク間でのメ
モリアクセスの高速化等に適用して有効アナログインタ
フェース液晶表示装置に関する。さらには、表示装置に
関し、特に、アナログインタフェースを持つ表示装置が
A/D変換後の表示データの値を読み出し可能とし、使
い勝手の向上に適用する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログインタフェース液晶表示
装置は、特公平2−245793号公報に記載のよう
に、液晶表示部が搭載された液晶パネルと外部がアナロ
グインタフェースにより接続され、入力された複数の信
号レベルを有するアナログデータをデジタルデータに変
換するアナログデジタル変換回路と、階調に応じた複数
レベルの電圧を発生する電圧発生回路と、入力されたシ
リアル信号をパラレルに変換するシリアルパラレル変換
回路と、パラレル出力を同時にラッチするラッチ手段を
備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、アナログデジタル変換で変換されたデジタルデータ
は、ユーザには見えないため、色レベルの調整等が正確
に行えないという問題があった。
【0004】また、前記従来技術では、アナログデジタ
ル変換で必要となる基準電圧の設定については考慮され
ていなかった。
【0005】本発明の目的は、アナログデジタル変換部
で変換されるデジタルデータの値をユーザが知ることが
でき、色レベルの調整等の各種調整を正確に行う方法を
提供することにある。
【0006】本発明の目的は、デジタルデータの値を利
用して、アナログデジタル変換の基準電圧を自動的に調
整する方法およ表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、その第1の態様として
は、X方向信号線とY方向信号線によって選択されるマ
トリクス表示パネルと、前記マトリクス表示パネルのX
方向信号線に表示データを供給するX駆動手段と、前記
マトリクス表示パネルのY方向信号線に水平クロック信
号に同期して順次選択電圧をY駆動手段と、複数の電圧
レベルを有するアナログ形式の入力データが入力される
アナログ入力手段と、前記アナログ入力手段に接続さ
れ、アナログ形式入力データをデジタル形式のデータに
変換するアナログデジタル変換手段とを備えたアナログ
インタフェース液晶表示装置において、任意の表示位置
における前記デジタル形式のデータを読み出すデータ読
み出し手段と、前記データ読み出し手段が読み出した読
み出しデータに従った文字情報を生成する文字情報生成
手段と、前記文字情報生成手段と、前記デジタル形式の
データを重ね合わせて表示する重ね合わせ表示手段と、
複数の電圧レベルを有する階調電圧信号を発生する電圧
発生手段と、前記アナログデジタル変換手段の出力に応
じて、前記複数の電圧レベルを有する階調電圧信号から
一つの階調電圧信号を選択して前記X方向信号線に供給
するセレクタ手段を備えたことを特徴とするアナログイ
ンタフェース液晶表示装置が提供される。
【0008】前記マトリクス表示パネルが、1画素当た
りNビット(Nは自然数)の情報を表示可能であっても
よい。
【0009】前記電圧発生手段が2Nレベルの階調電圧
信号を発生することが好ましい。
【0010】前記マトリクス表示パネルにカラーフィル
タが配置されていてもよい。
【0011】本発明の第2の態様としては、X方向信号
線およびY方向信号線を備え、これらに電圧を印加され
ることで所望の画素に表示の行われるマトリクス表示パ
ネルと、複数の電圧レベルを有するアナログ形式の入力
データが入力されるアナログ入力手段と、上記アナログ
入力手段に入力されたアナログ形式入力データを、別途
定められたオフセットレベルにまでシフトさせ、その
後、別途定められたゲインレベルでデジタル形式のデー
タに変換するアナログデジタル変換手段と、別途定めら
れた期間毎の上記デジタル形式のデータの最小値を格納
する最小値格納手段と、上記最小値格納手段から上記最
小値を読み出し、該最小値の大きさに応じて上記オフセ
ットレベルを調整するオフセット調整手段と、複数の電
圧レベルを有する階調電圧信号を発生する電圧発生手段
と、上記アナログデジタル変換手段の出力に応じて、階
調電圧信号のうちの一つを選択して上記X方向信号線に
供給するX駆動手段と、上記Y方向信号線に水平クロッ
ク信号に同期して順次選択電圧を印加するY駆動手段
と、を有することを特徴とするアナログインタフェース
表示装置が提供される。
【0012】別途定められた期間毎の上記デジタル形式
のデータの最大値を格納する最大値格納手段と、上記最
大値格納手段から上記最大値を読み出し、該最大値の大
きさに応じて上記ゲインレベルを調整するゲイン調整手
段をさらに有することが好ましい。
【0013】上記別途定められた期間とは、一表示期間
であることが好ましい。
【0014】上記アナログデジタル変換手段は、上記ア
ナログ形式の入力データを、2^N(Nは自然数)段階
のデジタル形式のデータへ変換するものであり、上記電
圧発生手段は、2^N(Nは自然数)レベルの階調電圧
信号を発生するものであることが好ましい。
【0015】作用を説明する。
【0016】まず、第1の態様についての作用を述べ
る。
【0017】該第1の態様では、従来、ユーザには見え
ないアナログデジタル変換部で変換されたデジタルデー
タ値を読み出し、その値を文字情報として、表示データ
と重ね合わせて液晶パネルに表示する。本発明によれ
ば、アナログデジタル変換部で変換されたデジタルデー
タ値をユーザが知ることができ、アナログデータの黒レ
ベル調整等、値を見ながら正確に行うことができる。
【0018】第2の態様についての作用を述べる。
【0019】アナログデジタル変換手段は、アナログ入
力手段に入力されたアナログ形式入力データを、別途定
められたオフセットレベルにまでシフトさせる。そし
て、その後、別途定められたゲインレベルでデジタル形
式のデータに変換する。
【0020】最小値格納手段は、別途定められた期間
(例えば、一表示期間)毎のデジタル形式のデータの最
小値を格納する。オフセット調整手段は、最小値格納手
段から最小値を読み出す。そして、該最小値の大きさに
応じて上記オフセットレベルを調整する。また、最大値
格納手段は、別途定められた期間(例えば、一表示期
間)毎のデジタル形式のデータの最大値を格納する。ゲ
イン調整手段は、最大値格納手段から最大値を読み出
す。そして、該最大値の大きさに応じて上記ゲインレベ
ルを調整する。これにより、アナログデジタル変換手段
によるA/D変換は、最適なものとなるように自動的に
調整されることになる。
【0021】X駆動手段、Y駆動手段は、アナログデジ
タル変換手段の出力に応じて、電圧発生手段の発生する
階調電圧信号のうちの一つを選択してX方向信号線に供
給することで、マトリクス表示パネルに表示を行わせ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を用いて
説明する。
【0023】なお、以下において使用する符号は、実施
形態毎に独立的なものである。各実施形態の説明中にお
いて使用している符号は、当該実施形態の説明において
のみ有効なものであり、他の実施形態では同じ符号を異
なる部分に付している場合もある。例えば、実施形態1
では符号“1”をアナログ表示データに対して付してい
るが、実施形態2においては垂直同期信号に対して付し
ている。
【0024】[実施形態1]図1は本発明の一実施形態
であるアナログインタフェース液晶表示装置のブロック
図である。
【0025】図1で1はアナログインタフェースから入
力されるアナログ表示データ、2はアナログ表示データ
の黒レベル調整するためのオフセットレベル、3はアナ
ログデジタル変換の基準電圧となるゲインレベル、4は
アナログデジタル変換部、5はデジタル表示データであ
り、アナログ表示データ1はアナログデジタル変換部4
で、オフセットレベル2とゲインレベル3を基準にデジ
タル表示データ5に変換される。ここでは、アナログデ
ジタル変換部は8ビットの精度を持ち、デジタル表示デ
ータは8ビットで構成されるものとして以下に説明す
る。13はラッチクロック、14は水平クロック、19
は先頭ライン信号、6はデジタル表示データ読み出し
部、7は読み出しデータであり、デジタル表示データ読
み出し部6は、ラッチクロック13、水平クロック1
4、先頭ライン信号17に従って、特定の表示位置のデ
ジタル表示データ5を読み出し、読み出しデータ7とし
て出力する。8は文字情報生成部、9は読み出しデータ
表示情報であり、文字情報生成部8は、読み出しデータ
7の値を後述の液晶パネルに表示するため、読み出しデ
ータ7を、ラッチクロック13、水平クロック14、先
頭ライン信号19に従って、文字情報に変換し、読み出
しデータ表示情報9として出力する。10は重ね合わせ
表示制御部、11はカラー調整実行信号、12は液晶表
示データであり、重ね合わせ表示制御部10は、読み出
しデータ表示情報9による表示を、デジタル表示データ
5による本来の画面上に、カラー調整を行う場合に出力
されるカラー調整実行信号11に従って、重ね合わせて
表示するよう制御を行う。ここでは、カラー調整実行信
号11はカラー調整を行うときに“1”となる信号とし
て以下説明する。15は階調電圧生成部、16は階調電
圧レベル、17はX信号線を駆動するX駆動手段、18
はパネルデータであり、X駆動手段17は従来と同様
に、液晶表示データ12をラッチクロック13で1ライ
ン分順次取り込み、各ドットのデータに従って、階調電
圧生成部15で生成される階調電圧レベル16のうちの
1レベルを選択し、次の水平クロック14に同期して、
パネルデータ18として出力する。ここでは、X信号線
は1024本、階調電圧レベルは64レベルとして以下
に説明する。20はY信号線を駆動するY駆動手段、2
1は非選択電圧、22は選択電圧、23は走査信号線で
あり、Y駆動手段20は、先頭ライン信号19を取り込
み、走査信号線23の1ライン目を選択電圧22とし、
それ以後の水平クロックに同期して、選択電圧22を走
査信号線23の2ライン目、3ライン目、…とシフトし
ていく。走査信号線23の選択電圧22となっているラ
イン以外は全て非選択電圧21となっている。ここで
は、Y信号線768本として以下に説明する。24は液
晶パネルであり、X駆動手段17が出力するパネルデー
タ18に従い、選択電圧22となっている走査信号線2
3のライン上にデータを表示する。また、液晶パネル2
4は従来と同様に、赤(以下R)、緑(以下G)、青
(以下B)のカラーフィルタを持ち、3画素で1ドット
を構成し、加色混合によるカラー表示を行う。したがっ
て、本実施形態では、液晶パネル24は解像度が102
4×768、R、G、B各64階調、262、144色
の表示が可能である。
【0026】図2はアナログデジタル変換部4の一例を
示すブロック図である。
【0027】図2で、25、26、27は各々アナログ
表示データ1のうちのアナログR表示データ、アナログ
G表示データ、アナログB表示データ、28、29、3
0は各々オフセットレベル2のうちのRオフセットレベ
ル、Gオフセットレベル、Bオフセットレベル、31、
32、33は各々R黒レベル調整手段、G黒レベル調整
手段、B黒レベル調整手段、34、35、36は各々デ
ジタル変換用アナログRデータ、デジタル変換用アナロ
グGデータ、デジタル変換用アナログBデータであり、
R黒レベル調整手段31は、オフセットを有するアナロ
グR表示データ25の黒レベルを、Rオフセットレベル
28を用いてGNDレベルに合わせ込んだデジタル変換
用アナログRデータ34を生成する。G黒レベル調整手
段32、B黒レベル調整手段33も同様の動作である。
37、38、39は各々ゲインレベル3のうちのRゲイ
ンレベル、Gゲインレベル、Bゲインレベル、40、4
1、42は各々Rアナログデジタル変換手段、Gアナロ
グデジタル変換手段、Bアナログデジタル変換手段、4
3、44、45は各々デジタル表示データ5のうちのデ
ジタルR表示データ、デジタルG表示データ、デジタル
B表示データであり、Rアナログデジタル変換手段40
は、Rゲインレベル37とGNDレベルを基準としてデ
ジタル変換用アナログRデータ34をデジタルR表示デ
ータ43に変換する。Gアナログデジタル変換手段4
1、Bアナログデジタル変換手段42も同様の動作であ
る。
【0028】図3はR黒レベル調整手段31におけるオ
フセットレベル調整を示した図である。
【0029】図3で、46はアナログR表示データ25
が持つオフセット量であり、R黒レベル調整手段31は
Rオフセットレベル28の量を調整することにより、ア
ナログR表示データ25の黒レベルをGNDレベルに合
わせ込んだデジタル変換用アナログRデータ34を生成
する。
【0030】図4はデジタル表示データ読み出し部6の
一例を示すブロック図である。
【0031】図4で、47はデータ読み出し位置信号生
成手段、48はデータ読み出し位置信号であり、データ
読み出し位置信号生成手段47は、ラッチクロック1
3、水平クロック14、先頭ライン信号19から、任意
の表示位置のときに出力されるデータ読み出し位置信号
48を生成する。49はデジタルデータラッチ部であ
り、デジタルデータラッチ部49は、読み出し位置信号
48に従って、デジタル表示データ5をラッチし、読み
出しデータ7として出力する。
【0032】図5は文字情報生成部8の一例を示すブロ
ック図である。
【0033】図5で、50はメモリ制御信号生成手段、
51はメモリの読み出し制御用信号であるメモリ制御信
号、52は文字情報を予め格納しておく文字情報格納メ
モリであり、メモリ制御信号生成手段50は、文字情報
格納メモリ52のデータを、読み出しデータ7の値に従
った文字を読み出すため、ラッチクロック13、水平ク
ロック14、先頭ライン信号19、及び読み出しデータ
7から、メモリアドレス、リードクロック等のメモリ制
御信号51を生成し、メモリ制御信号51に従って文字
情報格納メモリを読み出すことによって、読み出しデー
タ表示情報9を出力する。
【0034】図6は重ね合わせ表示制御部10の一例を
示すブロック図である。
【0035】図6で、53は重ね合わせ指示信号生成手
段、54は重ね合わせ指示信号であり、重ね合わせ信号
生成手段53は、読み出しデータ7、カラー調整実行信
号11から重ね合わせ指示信号54を出力する。ここで
は、重ね合わせ指示信号54は、読み出しデータ7が重
ね合わせ文字色データであり、かつカラー調整実行信号
11が“1”のときに“1”となる信号として以下説明
する。55は表示データ切り替え部であり、表示データ
切り替え部55は、重ね合わせ指示信号54に従って、
“1”のときは読み出しデータ表示情報9を、“0”の
ときはデジタル表示データ5を選択し、液晶表示データ
12として出力する。
【0036】以下、図1を用いて、本実施形態における
アナログデジタル変換データ読み出し方法の概要につい
て説明する。
【0037】図1で、アナログデジタル変換部4は、ア
ナログ表示データ1を、オフセットレベル2で黒レベ
ル、ゲインレベル3で白レベルが調整されたデジタル表
示データ5に変換する。このデジタル表示データ5で液
晶表示が可能となる。デジタル表示読み出し部6は、ラ
ッチクロック13、水平クロック14、先頭ライン信号
19から任意の表示位置を判別し、その表示位置のデジ
タル表示データ5をラッチすることにより、読み出しデ
ータ7を生成する。文字情報生成部8は、読み出しデー
タ7を文字情報として、液晶パネル24に表示するた
め、読み出しデータ7、ラッチクロック13、水平クロ
ック14、先頭ライン信号19から読み出しデータ表示
情報9を生成する。重ね合わせ表示制御部10は、読み
出しデータ表示情報9を、デジタル表示データ5による
表示画面に重ね合わせ表示をするための重ね合わせ表示
制御を行い、液晶表示データ12として出力する。
【0038】図2及び図3を用いて、図1記載のアナロ
グデジタル変換部4の動作の詳細をRデータを例に説明
する。
【0039】図2で、R黒レベル調整手段31は、図3
に示すオフセット量46を有するアナログR表示データ
25の黒レベルを、Rオフセットレベル28の分シフト
させることによって、Rアナログデジタル変換手段40
の黒基準電圧であるGNDレベルに合わせ込み、デジタ
ル変換用アナログRデータ34として出力する。Rアナ
ログデジタル変換手段40は、デジタル変換用アナログ
Rデータ34を、Rゲインレベルを白基準電圧、GND
レベルを黒基準電圧としてデジタルR表示データ43に
変換する。したがって、Rオフセットレベル28の調整
によって、デジタルR表示データ43の黒レベル、Rゲ
インレベル37の調整によってデジタルR表示データ4
3の白レベルを調整できる。Gデータ、Bデータの処理
も同様の動作である。
【0040】図4を用いて、図1記載のデジタル表示デ
ータ読み出し部6の動作の詳細を説明する。
【0041】図4で、データ読み出し位置信号生成手段
47は、ラッチクロック13、水平クロック14、先頭
ライン信号19から、任意の表示位置を判別するデータ
読み出し位置信号48を生成する。この位置は、画面中
央部としてもよいし、左上端、右下端の2箇所としても
よい。デジタルデータラッチ部49は、読み出し位置信
号48に従って、デジタル表示データ5をラッチし、読
み出しデータ7として出力する。したがって、任意の表
示位置におけるアナログデジタル変換後のデジタル表示
データの値を読み出すことができる。
【0042】図5を用いて、図1記載の文字情報生成部
8の動作の詳細を説明する。
【0043】図5で、メモリ制御信号生成手段50は、
予め読み出しデータ7の値を表示するための文字情報を
格納した文字情報格納メモリ52から、読み出しデータ
7の値に従った文字を読み出すため、ラッチクロック1
3、水平クロック14、先頭ライン信号19、及び読み
出しデータ7から、メモリアドレス、リードクロック等
のメモリ制御信号51を生成し、このメモリ制御信号5
1に従って文字情報格納メモリ52のデータを読み出す
ことによって、読み出しデータ表示情報9を出力する。
【0044】図6を用いて、図1記載の重ね合わせ表示
制御部10の動作の詳細を説明する。
【0045】図6で、重ね合わせ信号生成手段53は、
読み出しデータ7が重ね合わせ文字色データであり、か
つカラー調整実行信号11が“1”のときに重ね合わせ
指示信号54を“1”として出力する。表示データ切り
替え部55は、重ね合わせ指示信号54に従って、
“1”のときは読み出しデータ表示情報9を、“0”の
ときはデジタル表示データ5を選択し、液晶表示データ
12として出力する。
【0046】なお、図5、図6の構成はマイコンを用い
ても構成でき、この場合、文字情報格納メモリとして、
マイコンの内蔵メモリを利用することもできる。
【0047】以上より、アナログデジタル変換後のデジ
タルデータの値が液晶パネル上に表示され、その値を見
ながら、オフセットレベル調整、ゲイン調整等のカラー
調整を行うことが可能となる。
【0048】[実施形態2]本実施形態2の液晶表示装
置は、オフセットおよびゲインを自動的に調整する点を
特徴とするものである。
【0049】まず、該液晶表示装置の概要を図7を用い
て説明する。
【0050】該液晶表示装置は、クロック生成部3、A
/D変換部10、最小値格納部12、最大値格納部1
3、オフセット自動調整部16、ゲイン自動調整部1
8、液晶コントローラ20、階調電圧生成部25、X駆
動手段27、Y駆動手段29および液晶パネル33から
構成されている。
【0051】クロック生成部3は、アナログインタフェ
ースから入力される垂直同期信号1,および,水平同期
信号2から、ドットクロック5の再生と、後述する帰線
期間でパルスを発生する黒調整タイミング信号4を生成
するものである。なお、黒調整タイミング信号4は、後
述する帰線期間でパルスを発生するために用いられるも
のである。
【0052】A/D変換部10は、アナログインタフェ
ースから入力されるアナログ表示データ6を、黒調整タ
イミング信号4、ドットクロック5、オフセットレベル
7、ゲインレベル8および基準ローレベル9に従って、
デジタル表示データ11に変換するものである。なお、
基準ローレベル9とは、A/D変換の際のレベルの低い
側の基準電圧である。ここでは、A/D変換部10は、
3ビットの精度を持ち、デジタル表示データ11は3ビ
ットで構成されるものとする。
【0053】最小値格納部12は、各ドットのデジタル
表示データ11をドットクロック5に同期して取り込
み、その都度、その中の最小値を保持するものである。
該最小値格納部12は、垂直同期信号1に従って、その
保持している値を最小値データ14としてオフセット自
動調整部16へ出力している。また、該最小値格納部1
2の内容は、最小値データ14を出力した時点でクリア
されるようになっている。従って、最小値格納部12か
らは、一表示期間内のデジタル表示データ11の最小値
が、毎表示期間、最小値データ14として出力されるよ
うになっている。最小値格納部12はR、G、B各々の
デジタル表示データのビット数分だけの容量が必要であ
る。本実施形態では9ビット(=3×3ビット)で構成
されている。表示データのビット数が増えた場合は、最
小値格納部12のビット数を増やすことにより対応す
る。
【0054】なお、ここでは最小データ14を垂直同期
信号1に同期して出力することとした。しかし、自動調
整を行うときのみ任意のタイミングで出力することとし
てもよい。但し、格納値のクリアは垂直同期信号1のタ
イミングに従って行うこととする。
【0055】オフセット自動調整部16は、A/D変換
部10におけるオフセットを調整するためのオフセット
レベル7を生成するものである。該オフセット自動調整
部16は、最初はオフセットレベル7をある初期値で出
力している。しかし、オフセット調整開始信号17が入
力されたときには、最小値データ14に基づいて、オフ
セットレベル7を最適なレベルに自動調整するようにな
っている。該調整は、垂直同期信号1に同期して行われ
ようになっている。本実施形態では、オフセット調整開
始信号17は、オフセットレベルの自動調整開始時に
“1”となるパルス信号とする。該オフセット調整部1
6の構成および動作についは、後ほどさらに詳細に説明
する。なお、オフセットレベル7には、Rオフセットレ
ベル37、Gオフセットレベル38、Bオフセットレベ
ル39がある(図8参照)。
【0056】最大値格納部13は、各ドットのデジタル
表示データ11をドットクロック5に同期して取り込
み、その都度、その中の最大値を保持するものである。
該最大値格納部13は、垂直同期信号1に従って、その
保持している値を最大値データ15としてゲイン自動調
整部18へ出力している。また、最大値格納部13の内
容は、最大値データ15を出力した時点で、クリアされ
るようになっている。従って、最大値格納部13から
は、一表示期間内のデジタル表示データ11の最大値
を、毎表示期間、最大値データ15として出力されるよ
うになっている。最大値格納部13はR、G、B各々の
(デジタル表示データのビット数+オーバーフロービッ
ト)だけ必要となる。ここでは12ビット(=4×3ビ
ット)で構成されている。表示データのビット数が増え
た場合は、最大値格納部13のビット数を増やすことに
より対応する。
【0057】なお、ここでは最大値データ15は垂直同
期信号1に同期して出力することとした。しかし、自動
調整を行うときのみ任意のタイミングで出力することと
してもよい。但し、格納値のクリアは垂直同期信号1の
タイミングに従って行うこととする。
【0058】ゲイン自動調整部18は、 A/D変換部
10におけるゲインを調整するためのゲインレベル8を
生成するものである。該ゲイン自動調整部18は、最初
はゲインレベル8をある初期値で出力している。しか
し、ゲイン調整開始信号19が入力されたとき、最大値
データ15に基づいて、ゲインレベル8を最適なレベル
に自動調整するようになっている。該調整は、垂直同期
信号1に同期して行われるようになっている。本実施形
態では、ゲイン調整開始信号19は、開始時に“1”と
なるパルス信号とする。該ゲイン自動調整部18の構成
及び動作については、後ほどさらに詳細に説明する。な
お、ゲインレベル8には、Rゲインレベル46、Gゲイ
ンレベル47、Bゲインレベル48がある(図8参
照)。
【0059】液晶コントローラ20は、従来と同様に、
デジタル表示データ11を後述する液晶パネルの画素の
並びに並びかえ、ラッチクロック22に同期して出力す
るとともに、1ライン毎の走査タイミングとなる水平ク
ロック23、1表示期間の先頭を示す先頭ライン信号2
4を生成するためのものである。
【0060】X駆動手段27は従来と同様に、デジタル
表示データ11をラッチクロック22で1ライン分順次
取り込み、各ドットのデータに従って、階調電圧生成部
25で生成される階調電圧レベル26のうちの1レベル
を選択し、次の水平クロック23に同期して、パネルデ
ータ28として出力する。ここでは、後述の液晶パネル
の横方向のドット数を640とし、X信号線は640×
3(赤、緑、青で1ドット)=1920本、階調電圧レ
ベル26は8レベルとして以下説明する。
【0061】Y駆動手段29は、先頭ライン信号24を
取り込み、走査信号線32の1ライン目を選択電圧31
とし、それ以後の水平クロック23に同期して、選択電
圧31を走査信号線32の2ライン目、3ライン目、…
とシフトしていく。走査信号線32の選択電圧31とな
っているライン以外は全て非選択電圧30となってい
る。ここでは、後述の液晶パネルの縦方向のドット数を
480とし、Y信号線は480本として以下説明する。
【0062】液晶パネル33は、X駆動手段27が出力
するパネルデータ28に従い、選択電圧31となってい
る走査信号線32のライン上にデータを表示する。ま
た、液晶パネル33は従来と同様に、赤(以下R)、緑
(以下G)、青(以下B)のカラーフィルタを持ち、3
画素で1ドットを構成し、加色混合によるカラー表示を
行う。先に述べたとおり、本実施形態では、液晶パネル
33は解像度が640×480、R、G、B各8階調、
512色の表示が可能であるものとする。
【0063】クロック生成部3は、アナログインタフェ
ースから入力されている垂直同期信号1および水平同期
信号2に基づいて、ドットクロック5を生成し、各部
(A/D変換部10、液晶コントローラ20、最小値格
納部12、最大値格納部13)へ供給している。また、
黒調整タイミング信号4を生成し、これをA/D変換部
10へ出力している。該黒調整タイミング信号4は、後
述するオフセット調整に用いられる。
【0064】動作概要を説明する。
【0065】A/D変換部10は、オフセットレベル7
に従って、アナログ表示データ6の黒レベルを調整す
る。そして、ゲインレベル8と基準ローレベル9とを基
準として、アナログ表示データ6をデジタル表示データ
11に変換し、これを液晶コントローラ20へ出力す
る。
【0066】液晶コントローラ20、X駆動手段27、
Y駆動手段29による液晶パネル33の表示について
は、従来と同様である。すなわち、液晶コントローラ2
0は、X駆動手段27およびY駆動手段28を制御する
ことで、この入力されたデジタル表示データ11を液晶
パネル33に表示させる。この場合、液晶パネル33に
印加する階調電圧は、階調電圧生成部25が別途生成し
ている。
【0067】ところで、A/D変換部10によるA/D
変換のゲインおよびオフセット値は、入力されるアナロ
グ表示データに応じて調整する必要がある。そのため、
本実施形態では、デジタル表示データ11の最小値を最
小値格納部12によって保持する。そして、オフセット
自動調整部16は、その最小値に応じてオフセットレベ
ル7を調整する。
【0068】また、デジタル表示データ11の最大値を
最大値格納部13に保持する。そして、その値に応じて
ゲイン自動調整部18がゲインレベル8を調整する。
A/D変換部10は、該オフセットレベル7およびゲイ
ンレベル8に従ってA/D変換のオフセットおよびゲイ
ンを調整する。これによりオフセットおよびゲインは、
自動的に最適に保たれる。
【0069】なお、オフセット自動調整部16、ゲイン
自動調整部18は、電源立ち上げ時には、ある初期レベ
ルを出力している。各々オフセット調整開始信号17、
ゲイン調整開始信号19が入力された場合に、オフセッ
トレベル7、ゲインレベル8を自動調整を開始する。オ
フセット調整開始信号17、ゲイン調整開始信号19
は、任意で入力してもよいし、装置立ち上げ時に必ず入
力するようにしてもよい。
【0070】本実施形態は該オフセットおよびゲインの
自動調整にあるため、これ以降においてはこれら特徴部
分を中心に説明する。
【0071】オフセット調整およびゲイン調整は、A/
D変換部10の具体的な構成および動作と密接に関係す
る。従って、まず、これら特徴部分の前提となるA/D
変換部10の具体的な構成および動作について説明す
る。
【0072】A/D変換部10の構成を図8を用いて説
明する。
【0073】該A/D変換部10は、入力されたアナロ
グ表示データ6を、デジタル表示データ11に変換する
ものである。なお、アナログ表示データ6には、アナロ
グR表示データ34、アナログG表示データ35、アナ
ログB表示データ36がある。また、デジタル表示デー
タ11には、デジタルR表示データ52、デジタルG表
示データ53、デジタルB表示データ54がある。
【0074】本実施形態では該A/D変換部10を、R
黒レベル調整手段40,G黒レベル調整手段41,B黒
レベル調整手段42と、R−A/D変換手段49,G−
A/D変換手段50,B−A/D変換手段51とで構成
している。
【0075】R黒レベル調整手段40,G黒レベル調整
手段41,B黒レベル調整手段42は、アナログ表示デ
ータ6のオフセット調整を行うものである。R黒レベル
調整手段40は、Rオフセットレベル37に応じて、ア
ナログR表示データ34のオフセット量(すなわち、黒
レベル)を調整するものである。調整は、黒調整タイミ
ング信号4に従って決定されるタイミングで行ってい
る。R黒レベル調整手段40は、調整後のデータを、デ
ジタル変換用アナログRデータ43としてRーA/D変
換手段49へ出力している。G黒レベル調整手段41
は、Gオフセットレベル38に応じて、アナログG表示
データ35のオフセット量(すなわち、黒レベル)を調
整するものである。調整は、黒調整タイミング信号4に
従って決定されるタイミングで行っている。該G黒レベ
ル調整手段41は、調整後のデータを、デジタル変換用
アナログRデータ44としてG−A/D変換手段50へ
出力している。B黒レベル調整手段42は、Bオフセッ
トレベル39に応じて、アナログB表示データ36のオ
フセット量(すなわち、黒レベル)を調整するものであ
る。調整は、黒調整タイミング信号4に従って決定され
るタイミングで行っている。B黒レベル調整手段42
は、調整後のデータを、デジタル変換用アナログBデー
タ45としてRーA/D変換手段51へ出力している。
【0076】R−A/D変換手段49,G−A/D変換
手段50,B−A/D変換手段51は、別途定められた
ゲインでA/D変換を行うものである。R−A/D変換
手段49は、デジタル変換用アナログRデータ43を、
デジタルR表示データ52に変換するものである。該変
換は、Rゲインレベル46と、基準ローレベル9とを基
準として行われている。G−A/D変換手段50は、デ
ジタル変換用アナログGデータ44を、デジタルG表示
データ53に変換するものである。該変換は、Gゲイン
レベル47と、基準ローレベル9とを基準として行われ
ている。 B−A/D変換手段51は、デジタル変換用
アナログBデータ45を、デジタルB表示データ54に
変換するものである。該変換は、Bゲインレベル48
と、基準ローレベル9とを基準として行われている。こ
れらのさらに詳細な構成は、後ほど図10を用いて説明
する。
【0077】A/D変換部10の動作を説明する。
【0078】ここでの説明はRデータについてのみ行
う。
【0079】まず、R黒レベル調整部40がオフセット
レベルを調整する。図9に示すとおり、アナログR表示
データ34は、非表示期間である帰線期間55ではペデ
スタルレベルと呼ばれる黒レベルとなっている。R黒レ
ベル調整手段40は、このオフセット量を有するアナロ
グR表示データ34の黒レベルを、帰線期間55におい
てオフセット量57だけシフトさせる。このオフセット
量57は、Rオフセットレベル37に応じて決定され
る。R黒レベル調整部40は、シフト後の信号を、デジ
タル変換用アナログRデータ43として出力する。この
ようにしてR黒レベル調整手段40は、基準ローレベル
9とデジタル変換用アナログRデータ43との関係を調
整する。なお、この調整のためのタイミング信号が、帰
線期間55でパルスを発生する水平同期信号2から生成
された、黒レベル調整タイミング信号4である。なお、
図9中“56”を付したのは表示期間である。
【0080】続いて、Rアナログデジタル変換手段49
が、このデジタル変換用アナログRデータ43を、デジ
タルR表示データ52に変換する。この変換において
は、Rゲインレベル46を高い方の基準電圧として行
う。一方、基準ローレベル9を低い方の基準電圧とす
る。
【0081】このようなオフセットレベル,ゲインレベ
ルの調整処理そのものは、A/D変換部10が行う。し
かし、該A/D変換部10は、オフセットレベル7、ゲ
インレベル8に応じて動作しているだけである。オフセ
ットレベル7、ゲインレベル8を適宜変更することで、
調整処理を“自動的”に行わせるのはあくまでもオフセ
ット自動調整部16、ゲインレベル調整部18である。
オフセット自動調整部16、ゲインレベル調整部18に
ついては、後ほど詳細に説明する。
【0082】R−A/D変換部49(図8参照)の内部
構成を図10を用いて説明する。
【0083】本実施形態のR−A/D変換部49は3ビ
ットの分解能を備えている。
【0084】R−A/D変換部49は、第1分圧抵抗5
8〜第7分圧抵抗64と、第1コンパレータ73〜第8
コンパレータ80と、8to3エンコーダ89とから構
成されている。
【0085】第1分圧抵抗58〜第7分圧抵抗64は、
Rゲインレベル46と基準ローレベル9の間を分圧する
ことで、第1比較電圧65〜第8比較電圧72を生成す
るためのものである。ここでは、Rゲインレベル46と
基準ローレベル9の間を均等に分圧するべく、分圧抵抗
58〜64の抵抗値は全て同じにされている。
【0086】第1コンパレータ73は、デジタル変換用
アナログRデータ43を第1比較電圧65と比較するた
めのものである。比較の結果、入力(ここでは、デジタ
ル変換用アナログRデータ43)<第1比較電圧65で
あった場合、第1コンパレータ73は、第1コンパレー
タ出力81として“0”をドットクロック5に同期して
出力する。逆に、入力(ここでは、デジタル変換用アナ
ログRデータ43)≧第1比較電圧65であった場合、
第1コンパレータ73は第1コンパレータ出力81とし
て“1”をドットクロック5に同期して出力するように
なっている。第2コンパレータ74〜第8コンパレータ
80も各々同様の動作によって、第2コンパレータ出力
82〜第8コンパレータ出力88を出力するように構成
されている。
【0087】エンコーダ89は、8ビットの第1コンパ
レータ出力81〜第8コンパレータ出力88を、3ビッ
トのデジタルR表示データ52に変換して出力するもの
である。
【0088】本実施形態における、デジタル変換用アナ
ログRデータ43に対する、第1コンパレータ出力81
〜第8コンパレータ出力88、及びデジタルR表示表示
データ52の真理値表を表1に示しておく。
【0089】
【表1】
【0090】なお、A/D変換部10の分解能は、3ビ
ットには限定されない。分解能をnビットとしたい場合
は、コンパレータをn個と、(2n)to(n)エンコ
ーダとで構成すればよい。
【0091】図8における、G−A/D変換部50、B
−A/D変換部51の内部構成も、ここで述べたR−A
/D変換部49と同様である。
【0092】R−A/D変換部49によるゲイン調整動
作を図10を用いて説明する。
【0093】第1分圧抵抗58〜第7分圧抵抗64は、
Rゲインレベル46と基準ローレベル9との間を分圧す
ることで、第1比較電圧65〜第8比較電圧72を生成
する。第1コンパレータ73〜第8コンパレータ80
は、各々デジタル変換用アナログRデータ43と第1比
較電圧65〜第8比較電圧72を比較する。そして、比
較結果を、第1コンパレータ出力81〜第8コンパレー
タ出力88として出力する。例えば、第6比較電圧≦入
力<第5比較電圧の場合を考える。この場合には、入力
<第1比較電圧であるから、第1コンパレータ出力81
は“0”となる。入力<第2比較電圧であるから、第2
コンパレータ出力82は“0”となる。入力<第3比較
電圧であるから、第3コンパレータ出力83は“0”と
なる。入力<第4比較電圧であるから、第4コンパレー
タ出力84は“0”となる。入力<第5比較電圧である
から、第5コンパレータ出力85は“0”となる。入力
≧第6比較電圧であるから、第6コンパレータ出力86
は“1”となる。入力≧第7比較電圧であるから、第7
コンパレータ出力87は“1”となる。入力≧第8比較
電圧であるから、第8コンパレータ出力88は“1”と
なる。
【0094】エンコーダ89は、8ビットの第1コンパ
レータ出力81〜第8コンパレータ出力88を3ビット
にエンコードし、これをデジタルR表示データ52とし
て出力する。
【0095】本実施形態では、コンパレータを8個設け
たため、条件を9レベル設定できる。高い方の基準電圧
を入力が超えた場合は、オーバーフローとする。エンコ
ーダは、残りの8レベルの条件を2進数で表すため、入
力値を3ビットにエンコードする。なお、オーバーフロ
ー条件が必要ない場合は、コンパレータの数を一つ減ら
すことも可能である。本実施形態では、オーバーフロー
ビットは、オーバーフロー時に“1”となるものとす
る。
【0096】次に、ゲインレベル,オフセットレベル
と、A/D変換の結果との関係を説明しておく。
【0097】以下においては、1.オフセットレベルお
よびゲインレベルがともに最適に設定されている場合に
おけるA/D変換、2.A/D変換の結果に対するオフ
セットレベルの影響、3.A/D変換の結果に対するゲ
インレベルの影響、について述べる。なお、ここでは説
明を簡略化して、A/D変換の結果として、コンパレー
タ出力81〜88,デジタルR表示データ52について
のみ述べる。
【0098】1.オフセットレベルおよびゲインレベル
がともに最適に設定されている場合におけるA/D変換 適切なオフセットレベル、ゲインレベルが設定されてい
る場合におけるA/D変換の結果(コンパレータ出力8
1〜88,デジタルR表示データ52)を図11に示し
た。A/D変換のサンプルポイント90は、コンパレー
タ73〜80が電圧を比較するタイミングであり、ここ
ではドットクロック5の立ち上がりのタイミングに設定
している。
【0099】図11(b)に示したのは、各々のサンプ
ルポイント90における第1コンパレータ出力81〜第
8コンパレータ出力88である。図11(c)に示した
のは、図11(b)の第1コンパレータ出力81〜第8
コンパレータ出力88に対する、エンコーダ89の出力
(つまり、デジタルR表示データ52の値)である。最
高輝度を表す“1、1、1”から最低輝度となる“0、
0、0”まで正しく変換されている。オーバーフロービ
ットも“0”と正しく変換されている。
【0100】また、最小値91の“0、0、0”が、最
小値格納部12から出力される最小値データ14、最大
値92の“1、1、1、1”が最大値格納部13から出
力される最大値データ15となっている。オフセットお
よびゲインの自動調整では、このデータが一表示期間内
の最大値、最小値となる。
【0101】2.A/D変換の結果に対するオフセット
レベルの影響 図12(a)は、オフセット量が図11(a)に比べて
高めに設定された場合におけるデジタル変換動作であ
る。図12(a)におけるデジタル変換用アナログRデ
ータ43は、Rオフセットレベルが図11の例に比べて
高めに設定されており、アナログ表示データの黒レベル
がA/D変換の基準ローレベル9を超えている。
【0102】図12(b)には、図12(a)における
サンプルポイント90のそれぞれにおける第1〜第8コ
ンパレータの出力を示した。各コンパレータの動作は図
11(b)で説明したとおりである。図12(b)にお
いては、アナログR表示データ43のレベルが変わった
ことに起因して、いくつかのサンプルポイント90にお
いて、図11(b)とは出力が異なっている。例えば、
1つ目のサンプルポイント90においては、図11
(b)では全てのコンパレータ出力が“0”となってい
るのに対し、図12(b)では第8コンパレータ出力が
“1”となっている。
【0103】図12(c)には、図12(b)の第1〜
第8コンパレータ出力に対するエンコーダ出力、つま
り、デジタル表示データの値を示した。エンコーダ89
の動作は図11(c)で説明したとおりである。
【0104】図12(b)と図11(b)とでコンパレ
ータ出力が異なっているサンプルポイントにおいて、図
12(c)ではデジタルデータが図11(c)とは異な
った値となる。特に最小値91が、図11(c)では
“0、0、0”であったものが、ここでは、“0、0、
1”となる。つまり、オフセット量が大きすぎるため、
黒表示が少し明るめに表示されてしまうことを示してい
る。この場合、オフセット量の調整が必要となる。
【0105】3.A/D変換の結果に対するゲインレベ
ルの影響 まず、ゲインレベルが高すぎる場合について図13を用
いて述べる。
【0106】図13(a)は、ゲインレベルが図11
(a)に比べて高めに設定された場合の、デジタル変換
動作を示している。デジタル変換用アナログRデータ4
3は、図11の例と同様である。しかし、Rゲインレベ
ルは、図11の例に比べて高めに設定されている。ま
た、それに伴って、Rゲインレベルと基準ローレベルの
間が均等に分割された第1〜第8比較電圧も、図11の
例とは異なっている。
【0107】図13(b)には、図13(a)の各々の
サンプルポイント90における第1〜第8コンパレータ
の出力を示した。図13(b)において、各コンパレー
タの動作は図11(b)で説明したとおりである。
【0108】比較電圧レベルが変わったことに起因し
て、いくつかのサンプルポイントにおいて、図11
(b)とは出力が異なっている。例えば、6つ目のサン
プルポイントが、図11(b)では第1コンパレータ出
力のみが“0”となっているのに対し、図13(b)で
は第1、第2コンパレータ出力が“0”となっている。
【0109】図13(c)には、図13(b)の第1コ
ンパレータ出力81〜第8コンパレータ出力88に対す
るエンコーダ89の出力、つまり、デジタル表示データ
の値を示した。エンコーダ89の動作は図11(c)で
説明したとおりである。図11と比較して見た場合、コ
ンパレータ出力の値が異なっているサンプルポイントで
は、デジタルデータも異なった値となっている。特に、
最大値92が、図11(c)では“0、1、1、1”で
あったものが、図13(c)では“0、1、1、0”に
なっている。つまり、白表示が少し暗めに表示されてし
まうことを示している。この場合、ゲインレベルの調整
が必要となる。このポイントが、ゲインレベルが高すぎ
るか否かの判断の基準となる。
【0110】ゲインレベルが低すぎる場合について図1
4を用いて説明する。
【0111】図14(a)は、ゲインレベルが図11
(a)に比べて低めに設定された場合の、デジタル変換
動作を示している。デジタル変換用アナログRデータ4
3は図11と同様である。しかし、Rゲインレベルは、
図11の例に比べて低めに設定されている。それに伴っ
て、Rゲインレベルと基準ローレベルの間が均等に分割
された第1〜第8比較電圧も、図11と異なっている。
【0112】図14(b)には、図14(a)の各々の
サンプルポイント90における第1〜第8コンパレータ
の出力を示した。各コンパレータの動作は図11(b)
で説明したとおりである。比較電圧レベルが変わったこ
とに起因して、図14(b)では、いくつかのサンプル
ポイントにおいて図11(b)とは出力が異なってい
る。例えば、6つ目のサンプルポイントが、図11
(b)では第1コンパレータ出力のみが“0”となって
いるのに対し、図14(b)では全てのコンパレータ出
力が“1”となっている。
【0113】図14(c)には、図14(b)の第1コ
ンパレータ出力81〜第8コンパレータ出力88に対す
るエンコーダ89の出力、つまり、デジタル表示データ
の値を示した。エンコーダ89の動作は図11(c)で
説明したとおりである。図11と比較してみた場合、コ
ンパレータ出力の値が異なっているサンプルポイントで
は、デジタルデータも異なった値となっている。特に最
大値92が、図11(c)では“0、1、1、1”であ
ったものが、ここでは、“1、1、1、1”となってい
る。つまり、白表示だけでなく、少し暗いグレーの表示
までも白表示となってしまうことを示している。この場
合も、ゲインレベルの調整が必要となる。このポイント
が、ゲインレベルが低すぎるか否かの判断の基準とな
る。
【0114】次に本実施形態におけるオフセットレベル
の自動調整について説明する。
【0115】既に述べたとおりオフセットレベルの調整
処理そのものは、上述したA/D変換部10が行ってい
る。しかし、該オフセットレベル7を適宜変更すること
で調整処理を“自動的”に行わせているのは、あくまで
もオフセット自動調整部16である。
【0116】まず、オフセット自動調整部16の構成を
図15を用いて説明する。
【0117】オフセット自動調整部16は、最小値判別
部93、オフセット調整制御部95、オフセット生成カ
ウンタ97および同期式オフセット生成部99から構成
されている。
【0118】最小値判別部93は、オフセット調整前後
の最小値データ14を判別し、判別結果を最小値判別結
果出力94として出力するものである。本実施形態では
最小値データ14を、オーバーフローを示す1ビットと
表示データの3ビットとからなる合計4ビットのデータ
としている。該最小値判別部93は、最小値データ14
が“0、0、0”ではない状態から、“0、0、0”と
なったときに、最小値判別結果出力94として“1”を
出力するようにしている。
【0119】オフセット調整制御部95は、オフセット
自動調整を行う期間中、オフセット調整制御信号96を
生成出力するものである。該オフセット調整制御部95
は、該期間の開始点を、オフセット調整開始信号17の
“1”パルスに基づいて判断する。一方、終了点は、最
小値判別結果出力94に基づいて判断している。
【0120】オフセット生成カウンタ97は、電源立ち
上げ時に、あらかじめ設定されている初期値を出力す
る。そして、オフセット調整制御信号96に従って、オ
フセット生成カウントデータ98を出力するように構成
されている。
【0121】同期式オフセット生成部99は、オフセッ
ト生成カウントデータ98の値に従ったアナログデータ
を、オフセットレベル7として出力するものである。該
同期式オフセット生成部99は、デジタル値をアナログ
値に変換するため、D/A変換器で構成してもよいし、
デジタル抵抗によって基準電圧を分圧する構成としても
よい。
【0122】オフセット自動調整部16の動作を図1
5、図16を用いて説明する。
【0123】オフセット生成カウンタ97は、電源立ち
上げ時にはある初期値を出力する。この立ち上げ時に
は、該初期値がオフセットレベル7の初期値を決定する
ことになる(ステップ1600)。
【0124】オフセット調整制御部95は、オフセット
調整開始信号17を監視することで、自動調整開始点を
判別する。そして、開始点を発見すると自動調整を開始
する。
【0125】自動調整中、最小値判別部93は、最小値
データ14が“0、0、0”であるか否かを判定し、そ
の判定結果を最小値判別結果出力94としてオフセット
調整制御部95へ出力している(ステップ1602,1
604)。
【0126】該判定の結果“0、0、0”ならば、オフ
セットレベルは、適切であるか小さすぎるかのいずれか
である。この場合には、オフセット調整制御部95は、
オフセットレベルを上げるべく、オフセット調整信号9
6によってオフセット生成カウンタ97等を制御する
(ステップ1606)。すなわち、オフセット生成カウ
ンタ97をカウントアップさせる。同期式オフセット生
成部99は、オフセット生成カウントデータ98の値に
従ったアナログ値を生成し、オフセットレベル7として
出力する。この後は、再び、ステップ1602へ戻る。
【0127】以上の結果、最小値データ14が“0、
0、0”でなくなるまで(すなわち、オフセットレベル
7が大きくなりすぎるまで)、オフセット自動調整部1
6はステップ1602〜1606の処理を繰り返すこと
になる。この場合、カウントアップは垂直同期信号1に
同期して行われるため、オフセット生成カウントデータ
98およびオフセットレベル7は、一表示期間毎にレベ
ルが高まってゆくことになる。
【0128】ステップ1604において、最小値データ
14が“0、0、0”でなかった場合には、ステップ1
608に進む。
【0129】ステップ1608において、オフセット調
整制御部95は、オフセットレベルを下げるべく、オフ
セット調整信号96によってオフセット生成カウンタ9
7等を制御する。すなわち、オフセット生成カウンタ9
7をカウントダウンさせる。同期式オフセット生成部9
9は、オフセット生成カウントデータ98の値に従った
アナログ値を生成し、オフセットレベル7として出力す
る。
【0130】最小値判別部93は、この時も同様に、最
小値データ14が“0、0、0”であるか否かを判定し
ている(ステップ1610)。判定の結果、最小値デー
タ14が“0、0、0”であった場合、最小値判別部9
3は、最小値判別結果出力94として“1”を出力す
る。
【0131】最小値判別結果出力94として“1”が入
力されると、オフセット調整制御部95はオフセットの
自動調整を終了する。
【0132】なお、本実施形態においてオフセットレベ
ルを一旦大きくしている(ステップ1604、1606
参照)のは、オフセットレベルが小さすぎている場合を
考慮してのことである。
【0133】次に、オフセットレベルの大きさによって
場合分けして、オフセット自動調整部16の動作をさら
に詳細に説明する。
【0134】まず、オフセットレベルの初期値が大きす
ぎる場合におけるオフセット自動調整部16の動作の詳
細を図17を用いて説明する。なお、図17中に符号
“100”を付したのは最小値データとなる黒表示のア
ナログデータである。
【0135】オフセット調整開始信号17が入力された
次の表示期間から第1オフセット調整期間101とな
る。この第1オフセット調整期間101では、オフセッ
トレベルの初期値が設定される。
【0136】この図の例では最小値データが“0、0、
0”となっておらず、この初期値が大きすぎることを示
している。したがって、オフセット調整制御部95は、
オフセットレベルを下げるようオフセット調整制御信号
96を出力し、カウントダウン制御を行う。このカウン
トダウン制御は最小値データ14が“0、0、0”とな
るまで続けられる。つまり、その後の第2オフセット調
整期間102、第3オフセット調整期間103、第4オ
フセット調整期間104においても同様にカウントダウ
ン制御を行い、順次オフセットレベルを下げてゆくこと
になる。
【0137】オフセットレベルを下げていく幅は、細か
く設定するほど調整の精度がよくなる。少なくとも、
(A/D変換器の高い方の基準電圧−低い方の基準電
圧)/(分解能−1)よりは小さくする必要がある。こ
の設定は、同期式オフセット生成部99において行う。
【0138】第4オフセット調整期間104において最
小値データ14が“0、0、1”から“0、0、0”と
なると、最小値判別結果出力94が“1”となる。これ
に応じて、オフセット調整部制御部95は、次の表示期
間からは、カウンタをストップするようにオフセット調
整制御信号96を出力する。以上で、オフセットレベル
の自動調整が終了する。
【0139】続いて、オフセットレベルの初期値が小さ
いときのオフセット自動調整部16の動作の詳細を図1
8を用いて説明する。
【0140】オフセット調整開始信号17が入力された
次の表示期間から第1オフセット調整期間101とな
る。この第1オフセット調整期間101では、電源立ち
上げ時に設定されたオフセットレベルの初期値が設定さ
れる。
【0141】この図の例では最小値データが“0、0、
0”となっており、この初期値が小さすぎるかあるいは
適切であることを示している。従って、オフセット調整
制御部95は、オフセットレベルを上げるようにカウン
トアップ制御を行う。
【0142】このカウントアップ制御は最小値データ1
4が“0、0、1”となるまで続けられる。つまり、そ
の後の第2オフセット調整期間102においても同様に
カウントアップ制御を行い、順次オフセットレベルを上
げてゆくことになる。
【0143】第3オフセット調整期間103で最小値デ
ータ14が“0、0、1”になると、オフセット調整制
御部95はオフセットレベルを下げるカウントダウン制
御に切り換える。このカウントダウン制御は図17と同
様に、最小値データ14が“0、0、0”となるまで続
けられる。
【0144】第4オフセット調整期間104において最
小値データ14が“0、0、1”から“0、0、0”と
なると、最小値判別結果出力94が“1”となる。これ
に応じて、オフセット調整部制御部95は、次の表示期
間からは、カウントストップ制御とする。以上で、オフ
セットレベルの自動調整が終了する。
【0145】ここでも、オフセットレベルを上げ/下げ
する幅は、細かく設定するほど調整の精度がよくなる。
少なくとも、(A/D変換器の高い方の基準電圧−低い
方の基準電圧)/(分解能−1)よりは小さくする必要
がある。この設定は、同期式オフセット生成部99にお
いて行う。
【0146】次に本実施形態におけるゲインレベルの調
整について説明する。
【0147】既に述べた通りゲインレベルの調整処理そ
のものは、上述したA/D変換部10が行うものであ
る。しかし、該ゲインレベル8を適宜変更することで調
整処理を“自動的”に行わせているのは、あくまでもゲ
インレベル自動調整部18である。
【0148】まず、ゲイン自動調整部18の構成を図1
9を用いて説明する。
【0149】ゲイン自動調整部18は、最大値判別部1
05、ゲイン調整制御部107、ゲイン生成カウンタ1
09、同期式ゲイン生成部111からなる。
【0150】最大値判別部105は最大値データ15を
判別し、判別結果を最大値判別結果出力106として出
力するものである。本実施形態では最大値データ15
を、オーバーフローを示す1ビットと表示データの3ビ
ットとからなる合計4ビットのデータとしている。本実
施形態の最大値判別部105は、最大値データ15が
“1、1、1、1”である状態から、“1、1、1、
1”でなくなったときに、最大値判別結果出力106と
して“1”を出力するようにしている。
【0151】ゲイン調整制御部107は、ゲインの自動
調整の実行期間中、ゲイン調整制御信号108を生成す
る。該期間の開始点は、ゲイン調整開始信号19の
“1”パルスに基づいて判断する。また、自動調整終了
点は、最大値判別結果出力106に基づいて判断するよ
うになっている。
【0152】ここでは最大値判別部105とゲイン調整
制御部107とを別々に構成しているが、両者を一体的
に構成しても良い。また、これらは、ハードウェアで実
現しても良いし、マイコンが所定のプログラムを実行す
ることで実現しても良い。
【0153】ゲイン生成カウンタ109は、ゲイン調整
開始信号19が入力されたときには、電源立ち上げ時に
設定された初期値を出力するようになっている。そし
て、その後は、ゲイン調整制御信号108に従って、ゲ
イン生成カウントデータ110を出力するように構成さ
れている。
【0154】同期式ゲイン生成部111は、オフセット
生成カウントデータ110の値に従ったアナログデータ
を、ゲインレベル8として出力するようになっている。
該同期式ゲイン生成部111は、同期式オフセット生成
部99と同様に、デジタル値をアナログ値に変換するも
のであるため、D/A変換器で構成してもよいし、デジ
タル抵抗によって基準電圧を分圧する構成としてもよ
い。
【0155】ゲイン自動調整動作を図19、図20を用
いて説明する。
【0156】ゲイン生成カウンタ109は、電源立ち上
げ時にはある初期値を出力する。この立ち上げ時には、
該初期値がオフセットレベル7の初期値を決定すること
になる(ステップ2000)。
【0157】ゲイン調整制御部107は、ゲイン調整開
始信号19を監視することで、自動調整開始点を判別す
る。そして、開始点を発見すると自動調整を開始する。
【0158】自動調整実行中、最大値判別部15は、最
大値データ15が“1、1、1、1”(図中では、
“F”と表記)であるか否かを判定し、その判定結果を
最大値判別結果出力106としてゲイン調整制御部10
7へ出力している(ステップ2002、2004)。な
お、該判定の結果、最大値データ15が“1、1、1”
であった場合には、最大値判別部105は、最大値判別
結果出力106として“1”を出力する。
【0159】該判定の結果、最大値データ15が“1、
1、1、1”でなければ、その時設定されているゲイン
レベルが適切であるか、あるいは、大きすぎるかのどち
らかである。そのため、大きすぎる場合を考慮して、ゲ
イン調整制御部107は、ゲインレベルを一旦下げるべ
く、ゲイン調整信号108によってゲイン生成カウンタ
109等を制御する(ステップ2006)。すなわち、
ゲイン生成カウンタ109をカウントダウンさせる。同
期式ゲイン生成部111は、ゲイン生成カウントデータ
110の値に従ったアナログ値を生成し、ゲインレベル
8として出力する。この後は、再び、ステップ2002
へ戻る。
【0160】以上の結果、最大値データ15が“1、
1、1、1”となるまで(すなわち、ゲインレベル8が
一旦小さくなりすぎるまで)、ゲイン自動調整部18は
ステップ2002〜2006の処理を繰り返すことにな
る。この場合、カウントダウンは垂直同期信号1に同期
して行われるため、ゲイン生成カウントデータ110お
よびゲインレベル8は、一表示期間毎にレベルが低下し
てゆくことになる。
【0161】ステップ2004において、最大値データ
15が“1、1、1、1”であった場合には、ステップ
2008に進む。
【0162】最大値データ15が“1、1、1、1”と
なっていたのでは、ゲインレベルが低すぎる。そのた
め、ステップ2008において、ゲイン調整制御部10
7は、ゲインレベルを上げるべく、ゲイン調整信号10
8によってゲイン生成カウンタ109等を制御する。す
なわち、ゲイン生成カウンタ109をカウントアップさ
せる。同期式ゲイン生成部111は、ゲイン生成カウン
トデータ110の値に従ったアナログ値を生成し、ゲイ
ンレベル8として出力する。
【0163】最大値判別部105は、この時も同様に、
最大値データ15が“1、1、1、1”であるか否かを
判定している。ゲイン調整制御部107は、最大値判別
結果出力106として“1”が入力されている間、すな
わち、最大値データ15が“1、1、1、1”となって
いる場合には、ステップ2008に戻り、カウントアッ
プ制御を繰り返す。
【0164】ステップ2010において、最大値データ
15が“1、1、1、1”でなかった場合、ゲイン調整
制御部107は、ゲインレベルがちょうど良い大きさに
なったものと判断し、ゲインの自動調整を終了する。
【0165】なお、ゲイン生成カウンタ109は、カウ
ントアップ、カウントダウンをゲイン調整制御信号10
8に従って行っている。本実施形態では、どちらの場合
もクロックは垂直同期信号1とする。どちらの場合も垂
直同期信号1に同期しているため、ゲイン生成カウント
データ110は一表示期間毎に変化することとなる。し
たがって、ゲインレベル8は、一表示期間毎にレベルが
変化している。
【0166】ゲインレベルの初期値が低いときの自動調
整の動作を図21を用いて詳細に説明する。図中、符号
“112”を付したのは、最大値データとなる最大輝度
表示アナログデータである。
【0167】ゲイン調整開始信号19が入力された次の
表示期間から第1ゲイン調整期間113となる。この第
1ゲイン調整期間113では、電源立ち上げ時に設定さ
れたゲインレベルの初期値が設定される。
【0168】この初期値が低いときは、アナログデジタ
ル変換後のデータの最大値データ15が“1、1、1、
1”となる(表1参照)。そのため、ゲイン調整制御部
107は、ゲインレベルを上げるべく、カウントアップ
制御を行う。このゲインレベル8の調整に伴い第1比較
電圧65も調整される。このようにして、第2ゲイン調
整期間114、第3ゲイン調整期間115、第4ゲイン
調整期間116においては、順次ゲインレベル8が上げ
られてゆく。
【0169】該カウントアップ制御は、最大値データ1
5が“1、1、1、1”でなくなるまで続けられる。第
4ゲイン調整期間116で最大値データ15が“1、
1、1、1”から“0、1、1、1”となると、最大値
判別結果出力106も“1”となる。すると、ゲイン調
整制御部107は、次の表示期間からカウントストップ
制御に切り換える。以上で、ゲインレベル8の自動調整
が終了する。
【0170】ゲインレベルを上げていく幅は、細かく設
定するほど調整の精度がよくなる。少なくとも、(A/
D変換器の高い方の基準電圧−低い方の基準電圧)/
(分解能−1)よりは小さくする必要がある。この設定
は、同期式ゲイン生成部111において行う。
【0171】ゲインレベルの初期値が高いときの自動調
整を図22を用いて詳細に説明する。
【0172】ゲイン調整開始信号19が入力された次の
表示期間から第1ゲイン調整期間113となる。この第
1ゲイン調整期間113では、電源立ち上げ時に設定さ
れたゲインレベルの初期値が設定される。
【0173】この初期値が高いときは、アナログデジタ
ル変換後のデータの最大値データ15が“1、1、1、
1”とはならない(表1参照)。そのため、ゲイン調整
制御部107は、ゲインレベルを一旦下げるべく、カウ
ントダウン制御を行う。このゲインレベル8の調整に伴
い第1比較電圧65も調整される。このようにして、第
2ゲイン調整期間114、第3ゲイン調整期間115に
おいては、順次、ゲインレベル8が下げられる。
【0174】該カウントダウン制御は、最大値データ1
5が“1、1、1、1”となるまで続けられる。第3ゲ
イン調整期間115で最大値データ15が“1、1、
1、1”となると、最大値判別結果出力106も“1”
となる。すると、ゲイン調整制御部107は、次の第4
ゲイン調整期間116からは、ゲインレベル8を上げる
べくカウントアップ制御に切り換える。
【0175】このカウントアップ制御は図21と同様
に、最大値データ15が“1、1、1、1”でなくなる
まで続けられる。第4調整期間116で最大値データが
“1、1、1、1”から“0、1、1、1”となると、
最大値判別結果出力106も“0”となる。すると、ゲ
イン調整制御部107は、カウントストップ制御に切り
換えて、ゲインレベルの自動調整を終了する。
【0176】ここでも、ゲインレベルを上げ/下げする
幅は、細かく設定するほど調整の精度がよくなり、少な
くとも、(A/D変換器の高い方の基準電圧−低い方の
基準電圧)/(分解能−1)よりは小さくする必要があ
る。この設定は、同期式ゲイン生成部111において行
う必要がある。
【0177】以上説明した実施形態2によれば、オフセ
ットレベル、ゲインレベルを自動的に調整することがで
きる。
【0178】本発明は液晶表示装置のみならずさまざま
なマトリクス表示装置に適用可能である。
【0179】
【発明の効果】本願において開示される発明によって得
られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0180】本発明のアナログデジタル変換後のデジタ
ル表示データを読み出し、液晶パネルに重ね合わせ表示
することにより、その値を見ながら正確なカラー調整が
できる。
【0181】アナログデジタル変換後のデジタル表示デ
ータの最大値、最小値を読み出して、オフセット及びゲ
インレベルを垂直同期信号に同期して調整することによ
って、自動で最適なオフセット及びゲインレベルを得る
ことができる。さらに、一表示期間内の最大値、最小値
を読み出すため、通常パーソナルコンピュータを使用し
ている状態の表示画面で自動調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1であるアナログインタフェ
ース液晶表示装置を示すブロック図である。
【図2】アナログデジタル変換部の内部のブロック図で
ある。
【図3】アナログ表示データのオフセット調整の特性図
である。
【図4】デジタル表示データ読み出し部の内部のブロッ
ク図である。
【図5】デジタルデータ表示情報生成部の内部のブロッ
ク図である。
【図6】重ね合わせ表示制御部の内部のプロック図であ
る。
【図7】本発明の実施形態2であるアナログインタフェ
ース液晶表示装置を示すブロック図である。
【図8】アナログデジタル変換部10の内部構成を示す
ブロック図である。
【図9】アナログ表示データのオフセット調整を示す図
である。
【図10】R−A/D変換部49の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図11】適切なオフセット・ゲインレベルの場合にお
ける、(a)A/D変換、(b)各サンプルポイントの
コンパレータ出力、(c)各サンプルポイントのデジタ
ル表示データ、を示す図である。
【図12】オフセットレベルが大きい場合における、
(a)A/D変換、(b)各サンプルポイントのコンパ
レータ出力、(c)各サンプルポイントのデジタル表示
データ、を示す図である。
【図13】ゲインレベルが大きい場合における、(a)
A/D変換、(b)各サンプルポイントのコンパレータ
出力、(c)各サンプルポイントのデジタル表示デー
タ、を示す図である。
【図14】ゲインレベルが小さい場合における、(a)
A/D変換、(b)各サンプルポイントのコンパレータ
出力、(c)各サンプルポイントのデジタル表示デー
タ、を示す図である。
【図15】オフセット自動調整部16の内部構成を示す
ブロック図である。
【図16】オフセット自動調整法を示すフローチャート
である。
【図17】オフセットレベルが大きい場合における自動
調整動作を示す図である。
【図18】オフセットレベルが小さい場合における自動
調整動作を示す図である。
【図19】ゲイン自動調整部18の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図20】ゲイン自動調整法を示すフローチャートであ
る。
【図21】ゲインレベルが小さい場合における自動調整
動作を示す図である。
【図22】ゲインレベルが大きい場合における自動調整
動作を示す図である。
【符号の説明】
(図1〜図6) 1…アナログ表示データ、2…オフセットレベル、3…
ゲインレベル、4…アナログデジタル変換部、5…デジ
タル表示データ、6…デジタル表示データ読み出し部、
7…読み出しデータ、8…文字情報生成部、9…読み出
しデータ表示情報、10…重ね合わせ表示制御部、11
…カラー調整実行信号、12…液晶表示データ、13…
ラッチクロック、14…水平クロック、15…階調電圧
生成部、16…階調電圧レベル、17…X駆動手段、1
8…パネルデータ、19…先頭ライン信号、20…Y駆
動手段、21…非選択電圧、22…選択電圧、23…走
査信号線、24…液晶パネル。 (図13〜図22) 1…垂直同期信号、2…水平同期信号、3…クロック生
成部、4…黒レベル調整タイミング信号、5…ドットク
ロック、6…アナログ表示データ、7…オフセットレベ
ル、8…ゲインレベル、9…基準ローレベル、10…ア
ナログデジタル変換部(A/D変換部)、11…デジタ
ル表示データ、12…最小値格納部、13…最小値格納
部、14…最小値データ、15…最大値データ、16…
オフセット自動調整部、17…オフセット調整開始信
号、18…ゲイン自動調整部、19…ゲイン調整開始信
号、20…液晶コントローラ、21…液晶表示データ、
22…ラッチクロック、23…水平クロック、24…先
頭ライン信号、25…階調電圧生成部、26…階調電圧
レベル、27…X駆動手段、28…パネルデータ、29
…Y駆動手段、30…非選択電圧、31…選択電圧、3
2…走査信号線、33…液晶パネル、34…アナログR
表示データ、35…アナログG表示データ、36…アナ
ログB表示データ、37…Rオフセットレベル、38…
Gオフセットレベル、39…Bオフセットレベル、40
…R黒レベル調整手段、41…G黒レベル調整手段、4
2…B黒レベル調整手段、43…デジタル変換用アナロ
グRデータ、44…デジタル変換用アナログGデータ、
45…デジタル変換用アナログBデータ、46…Rゲイ
ンレベル、47…Gゲインレベル、48…Bゲインレベ
ル、49…R−A/D変換手段、50…G−A/D変換
手段、51…B−A/D変換手段、52…デジタルR表
示データ、53…デジタルG表示データ、54…デジタ
ルB表示データ、55…帰線期間、56…表示期間、5
7…オフセット量、58…第1分圧抵抗、59…第2分
圧抵抗、60…第3分圧抵抗、61…第4分圧抵抗、6
2…第5分圧抵抗、63…第6分圧抵抗、64…第7分
圧抵抗、65…第1比較電圧、66…第2比較電圧、6
7…第3比較電圧、68…第4比較電圧、69…第5比
較電圧、70…第6比較電圧、71…第7比較電圧、7
2…第8比較電圧、73…第1コンパレータ、74…第
2コンパレータ、75…第3コンパレータ、76…第4
コンパレータ、77…第5コンパレータ、78…第6コ
ンパレータ、79…第7コンパレータ、80…第8コン
パレータ、81…第1コンパレータ出力、82…第2コ
ンパレータ出力、83…第3コンパレータ出力、84…
第4コンパレータ出力、85…第5コンパレータ出力、
86…第6コンパレータ出力、87…第7コンパレータ
出力、88…第8コンパレータ出力、89…8to3エ
ンコーダ、90…サンプルポイント、91…最小値、9
2…最大値、93…最小値判別部、94…最小値判別結
果出力、95…オフセット調整制御部、96…オフセッ
ト調整制御信号、97…オフセット生成カウンタ、98
…オフセット生成カウントデータ、99…同期式オフセ
ット生成部、100…黒表示アナログデータ、101…
第1オフセット調整期間、102…第2オフセット調整
期間、103…第3オフセット調整期間、104…第4
オフセット調整期間、105…最大値判別部、106…
最大値判別結果出力、107…ゲイン調整制御部、10
8…ゲイン調整制御信号、109…ゲイン生成カウン
タ、110…ゲイン生成カウントデータ、111…同期
式ゲイン生成部、112…最高輝度表示アナログデー
タ、113…第1ゲイン調整期間、114…第2ゲイン
調整期間、115…第3ゲイン調整期間、116…第4
ゲイン調整期間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗原 博司 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 加藤 伸隆 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 森 雅志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 蛭田 幸男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X方向信号線とY方向信号線によって選択
    されるマトリクス表示パネルと、 前記マトリクス表示パネルのX方向信号線に表示データ
    を供給するX駆動手段と、 前記マトリクス表示パネルのY方向信号線に水平クロッ
    ク信号に同期して順次選択電圧をY駆動手段と、複数の
    電圧レベルを有するアナログ形式の入力データが入力さ
    れるアナログ入力手段と、前記アナログ入力手段に接続
    され、アナログ形式入力データをデジタル形式のデータ
    に変換するアナログデジタル変換手段とを備えたアナロ
    グインタフェース液晶表示装置において、 任意の表示位置における前記デジタル形式のデータを読
    み出すデータ読み出し手段と、前記データ読み出し手段
    が読み出した読み出しデータに従った文字情報を生成す
    る文字情報生成手段と、前記文字情報生成手段と、前記
    デジタル形式のデータを重ね合わせて表示する重ね合わ
    せ表示手段と、複数の電圧レベルを有する階調電圧信号
    を発生する電圧発生手段と、前記アナログデジタル変換
    手段の出力に応じて、前記複数の電圧レベルを有する階
    調電圧信号から一つの階調電圧信号を選択して前記X方
    向信号線に供給するセレクタ手段を備えたことを特徴と
    するアナログインタフェース液晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記マトリクス表示パ
    ネルが、1画素当たりNビット(Nは自然数)の情報を
    表示可能であるアナログインタフェース液晶表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記電圧発生手段が2
    Nレベルの階調電圧信号を発生するアナログインタフェ
    ース液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記マトリクス表示パ
    ネルにカラーフィルタが配置されているアナログインタ
    フェース液晶表示装置。
  5. 【請求項5】X方向信号線およびY方向信号線を備え、
    これらに電圧を印加されることで所望の画素に表示の行
    われるマトリクス表示パネルと、 複数の電圧レベルを有するアナログ形式の入力データが
    入力されるアナログ入力手段と、 上記アナログ入力手段に入力されたアナログ形式入力デ
    ータを、別途定められたオフセットレベルにまでシフト
    させ、その後、別途定められたゲインレベルでデジタル
    形式のデータに変換するアナログデジタル変換手段と、 別途定められた期間毎の上記デジタル形式のデータの最
    小値を格納する最小値格納手段と、 上記最小値格納手段から上記最小値を読み出し、該最小
    値の大きさに応じて上記オフセットレベルを調整するオ
    フセット調整手段と、 複数の電圧レベルを有する階調電圧信号を発生する電圧
    発生手段と、 上記アナログデジタル変換手段の出力に応じて、階調電
    圧信号のうちの一つを選択して上記X方向信号線に供給
    するX駆動手段と、 上記Y方向信号線に水平クロック信号に同期して順次選
    択電圧を印加するY駆動手段と、 を有することを特徴とするアナログインタフェース表示
    装置。
  6. 【請求項6】別途定められた期間毎の上記デジタル形式
    のデータの最大値を格納する最大値格納手段と、 上記最大値格納手段から上記最大値を読み出し、該最大
    値の大きさに応じて上記ゲインレベルを調整するゲイン
    調整手段をさらに有すること、 を特徴とする請求項5記載のアナログインタフェース表
    示装置。
  7. 【請求項7】上記別途定められた期間とは、一表示期間
    であること、 を特徴とする請求項5または6記載のアナログインタフ
    ェース表示装置。
  8. 【請求項8】上記アナログデジタル変換手段は、上記ア
    ナログ形式の入力データを、2^N(Nは自然数)段階
    のデジタル形式のデータへ変換するものであり、 上記電圧発生手段は、2^N(Nは自然数)レベルの階
    調電圧信号を発生するものであること、 を特徴とする請求項4,5,6または7記載のアナログ
    インタフェース表示装置。
JP8267884A 1995-12-05 1996-09-17 アナログインタフェース液晶表示装置,アナログインタフェース表示装置 Pending JPH09218672A (ja)

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DE69739530T DE69739530D1 (de) 1996-04-23 1997-04-22 Anzeigeeinrichtung mit analoger Schnittstelle mit verbesserter Anzeigesignaleinstellung
EP97106647A EP0803857B1 (en) 1996-04-23 1997-04-22 Display apparatus having an analog interface with improved display signal adjustment facility
US08/837,822 US6151007A (en) 1996-04-23 1997-04-22 Analog interface display apparatus with color display control
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004021168A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Seiko Epson Corp 画像表示装置および画像処理装置
US7292236B2 (en) 2001-07-10 2007-11-06 Canon Kabushiki Kaisha Display driving method and display apparatus utilizing the same

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