JPH09218339A - ズームレンズ鏡筒のfpc基板案内装置 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒のfpc基板案内装置

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JPH09218339A
JPH09218339A JP2713396A JP2713396A JPH09218339A JP H09218339 A JPH09218339 A JP H09218339A JP 2713396 A JP2713396 A JP 2713396A JP 2713396 A JP2713396 A JP 2713396A JP H09218339 A JPH09218339 A JP H09218339A
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lens barrel
fpc board
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cylinder
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博 野村
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和義 畔上
Hiromitsu Sasaki
啓光 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタから制御部までの間でフレキシブル
プリント基板を通すスペースを効率良くとり、このフレ
キシブルプリント基板の弛みの除去に寄与できるズーム
レンズ鏡筒のFPC基板案内装置を提供すること。 【構成】 内側から順に、第1進退筒、第2進退筒、第
3進退筒を有し、これら第1ないし第3進退筒がズーミ
ング時にそれぞれ繰り出されるズームレンズ鏡筒におい
て、第1進退筒に搭載されたシャッタと;このシャッタ
とカメラボディ側の制御部とを接続するためのFPC基
板と;第3進退筒と相対回転は自在で光軸方向には一体
に移動する、直進案内された直進筒と;この直進筒の内
面に形成された光軸と平行なFPC基板導入溝と;この
FPC基板導入溝の後方一部に形成した径方向の貫通孔
とを備え、上記FPC基板は、シャッタから後方に導か
れた後前方に折り返され、次にさらに直進筒内面のFP
C基板導入溝内を前方に導かれた後、該FPC基板導入
溝の先端部から直進筒の外面に沿って折り返され、上記
貫通孔を通って直進筒の内面に再び導かれていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、内側から順に、第1、第
2、第3の進退筒を有し、これら第1ないし第3進退筒
がズーミング時にそれぞれ繰り出されるズームレンズ鏡
筒に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】複数段繰り出し式の進退筒
を備えたズームレンズ鏡筒において、繰り出し時に最前
方となる第1進退筒に搭載した電動シャッタとカメラボ
ディ側の制御部とを接続するフレキシブルプリント基板
(FPC基板)を備えたものでは、レンズ鏡筒の繰り出
し時に、各進退筒の繰り出し量の違い等により進退筒間
で該フレキシブルプリント基板に弛みを生じる。
【0003】このようなズームレンズ鏡筒では、フレキ
シブルプリント基板が弛んで光軸側に垂れて撮影時の邪
魔にならないようにするため、レンズ枠等に、フレキシ
ブルプリント基板の弛んだ部分を受ける受部を設ける等
のため、構造が複雑になっている。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記問題意識に基づき、シャ
ッタから制御部までの間でフレキシブルプリント基板を
通すスペースを効率良くとり、このフレキシブルプリン
ト基板の弛みの除去に寄与できるズームレンズ鏡筒のF
PC基板案内装置を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、そ
の第一の態様によると、内側から順に、第1進退筒、第
2進退筒、第3進退筒を有し、これら第1ないし第3進
退筒がズーミング時にそれぞれ繰り出されるズームレン
ズ鏡筒において、第1進退筒に搭載されたシャッタと;
このシャッタとカメラボディ側の制御部とを接続するた
めのFPC基板と;第3進退筒と相対回転は自在で光軸
方向には一体に移動する、直進案内された直進筒と;こ
の直進筒の内面に形成された光軸と平行なFPC基板導
入溝と;このFPC基板導入溝の後方一部に形成した径
方向の貫通孔とを備え、上記FPC基板は、シャッタか
ら後方に導かれた後前方に折り返され、次にさらに直進
筒内面のFPC基板導入溝内を前方に導かれた後、該F
PC基板導入溝の先端部から直進筒の外面に沿って折り
返され、上記貫通孔を通って直進筒の内面に再び導かれ
ていることを特徴としている。
【0006】また本発明は、別の態様によると、内側か
ら順に、第1進退筒、第2進退筒、第3進退筒を有し、
これら第1ないし第3進退筒がズーミング時にそれぞれ
繰り出されるズームレンズ鏡筒において、第1進退筒に
搭載されたシャッタと;このシャッタとカメラボディ側
の制御部とを接続するためのFPC基板と;第2進退筒
と相対回転は自在で光軸方向には一体に移動する、第1
進退筒を直進案内する第1直進筒と;第3進退筒と相対
回転は自在で光軸方向には一体に移動する、上記第1直
進筒を直進案内する第2直進筒と;第2直進筒を案内す
るハウジングと;この第2直進筒の内面に形成された光
軸と平行なFPC基板導入溝と;このFPC基板導入溝
の後方一部に形成した径方向の貫通孔とを備え、上記F
PC基板は、シャッタから第2直進筒内面のFPC基板
導入溝内を前方に導かれた後、該FPC基板導入溝の先
端部から外面に沿って折り返され、貫通孔を通って第2
直進筒の内面に再び導かれ、ハウジングのFPC基板逃
げ孔を通って制御部に接続されていることを特徴として
いる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態に基づいて本発
明を説明する。この実施形態は、図20に示すレンズシ
ャッタ式ズームレンズカメラに本発明を適用したもので
あり、最初に、この図20について、このズームレンズ
カメラの概念を説明する。レンズ構成は、前群レンズL
1と後群レンズL2の2群である。
【0008】カメラ本体には、全体移動モータ制御手段
60、後群移動モータ制御手段61、ズーム操作手段6
2、シャッタレリーズ手段63、測距装置64、測光装
置65、及びAEモータ制御手段66が設けられてい
る。
【0009】全体移動モータ制御手段60は、カメラボ
ディに設けたズームレバー等のズーム操作手段62が操
作されたとき、全体移動モータ25に対し、前群レンズ
L1と後群レンズL2からなるズームレンズをワイド側
からテレ側に移動させるための移動指令、またはテレ側
からワイド側に移動させるための移動指令を与える。撮
影者によるズーム操作手段62の操作によって、焦点距
離が変更され、任意の焦点距離に設定される。ファイン
ダ視野の像倍率は、ズーム操作手段62による焦点距離
変化に連動して変化される。よって撮影者は、ズーム操
作手段62の操作による焦点距離変化を、ファインダ視
野の像倍率変化を観察することで知ることができる。ま
た、ズーム操作手段62の操作によって設定される焦点
距離は、例えば、LCD表示パネル(図示せず)に表示
される数値により認識することができる。
【0010】全体移動モータ制御手段60はまた、シャ
ッタレリーズ手段63が操作されたとき、後群移動モー
タ制御手段61を介して駆動される後群移動モータ30
とともに全体移動モータ25を駆動して、被写体にズー
ムレンズを合焦させる。シャッタレリーズ手段63は、
レリーズボタンから構成されるもので、その一段押しで
測距装置64への測距指令と測光装置65への測光指令
を与え、二段押しで、合焦動作させるとともに、AEモ
ータ制御手段66を介してAF/AEシャッタユニット
21のシャッタ27を動作させる。シャッタ27は、測
光装置65からの測光出力を受けて、そのシャッタ羽根
27aを所定時間開放する。
【0011】ズーム操作手段62は、操作されると、全
体移動モータ25を駆動して前群レンズL1と後群レン
ズL2を一体に移動させる。この移動と同時に後群移動
モータ制御手段61を介して後群移動モータ30を動作
させてもよいが、本ズームレンズカメラにおいて重要な
点は、ズーム操作手段62による前群レンズL1と後群
レンズL2の移動は、焦点の位置を移動させることなく
焦点距離を連続的に変化させる従来のズーミングの概念
では行なわないということである。つまり、ズーム操作
手段62が操作されたとき、 全体移動モータ25のみを動作させて、前群レンズL
1と後群レンズL2を両者の空気間隔を変化させること
なく前後に移動させる態様、及び、 全体移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動
作させて、前群レンズL1と後群レンズL2を両者の空
気間隔を変化させながら移動させる態様、とが可能であ
る。
【0012】の態様では、特定距離の被写体に常時ピ
ントが合うことはあり得ないが、撮影光学系による像を
観察する訳ではない本カメラのようなレンズシャッタ式
カメラでは、シャッタレリーズ時にピントが合えばよい
から全く問題がない。また、の態様では、焦点位置の
移動を許容しつつ、前群レンズL1と後群レンズL2を
移動させ、シャッタレリーズ時に全体移動モータ25と
後群移動モータ30の双方を動作させてピントを合わせ
る。
【0013】ズーム操作手段62の操作に応じて上記
またはの何れかの制御態様を実行した後、ズーム操作
手段62によって設定される焦点距離の少なくとも一部
の焦点距離域においてシャッタレリーズ手段63が操作
されたとき、全体移動モータ25と後群移動モータ30
の双方を動作させて被写体に合焦させる。このときの全
体移動モータ25と後群移動モータ30による前群レン
ズL1と後群レンズL2の移動量は、測距装置64によ
る被写体距離情報によって得られる移動量だけでなく、
ズーム操作手段62によって設定される焦点距離情報に
よって得られる移動量を加味して決定される。このよう
に、シャッタレリーズ手段63が操作されたとき、全体
移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動作させ
て合焦動作を行わせると、レンズ位置の制御に自由度が
生れ、その制御が容易になる。
【0014】なお、理論的には、ズーム操作手段62の
操作時には、全体移動モータ25と後群移動モータ30
のいずれも動作させずに単にファインダの視野倍率と焦
点距離情報だけを変化させ、シャッタレリーズ手段63
が操作されたときに、その焦点距離情報と測距装置64
による被写体距離情報とにより全体移動モータ25と後
群移動モータ30を同時に動作させて、その焦点距離情
報と被写体距離情報によって一義的に決定される位置に
前群レンズL1と後群レンズL2を移動させることもで
きる。
【0015】次に、主に図2と図19を用いて、上記概
念のズームレンズ鏡筒を具体的にした実施形態を説明す
る。本ズームレンズ鏡筒10の概略構成と動作を最初に
説明すると、前方から順に、第1移動鏡筒20、第2移
動鏡筒19、第3移動鏡筒16、及び固定鏡筒ブロック
12が備えられている。第3移動鏡筒16は、固定鏡筒
ブロック12の筒状部に螺合され、回動とともに光軸方
向に進退する。第3移動鏡筒16は、光軸方向に一体に
移動する、回転を規制された直進案内筒17を内方に有
し、第2移動鏡筒19はこの直進案内筒17に対して相
対回転しながら光軸方向に進退する。第1移動鏡筒20
は、回転を規制されていて、第2移動鏡筒19に対する
相対回転により光軸方向に進退する。全体移動モータ2
5は、固定鏡筒ブロック12に固定され、AEモータ2
9と後群移動モータ30を搭載したシャッタ取付台40
は、第1移動鏡筒20に固定されている。前群レンズL
1は、レンズ支持筒34に支持された正のパワーを有す
るレンズであり、後群レンズL2は、レンズ支持筒50
に支持された負のパワーを有するレンズである。
【0016】カメラボディのアパーチャ板14の前方に
固定される固定鏡筒ブロック(ハウジング)12は、そ
の筒状部の内周面に、雌ヘリコイド12aと、光軸Oと
平行な複数の直進案内溝12bとを有している。この複
数の直進案内溝12bの1つには、その底部に、所定の
パターンを有するコード板13aが固定されている。こ
のコード板13aは、固定鏡筒ブロック12の外方に位
置するフレキシブルプリント基板13の一部として構成
されている。アパーチャ板14は、フィルムへの露光領
域を決定するアパーチャ14aを有する。
【0017】カメラボディのアパーチャ板14の前方に
固定される固定鏡筒ブロック12は、その筒状部12p
の内周面に、雌ヘリコイド12aと、この雌ヘリコイド
12aを横切って光軸Oと平行な複数の直進案内溝12
bとを有している。この複数の直進案内溝12bの1つ
には、その底部に、所定のパターンを有するコード板1
3aが固定されている。このコード板13aは、固定鏡
筒ブロック12の外方に位置するフレキシブルプリント
基板13の一部として構成されている。アパーチャ板1
4は、フィルムへの露光領域を決定するアパーチャ14
aを有する。
【0018】固定鏡筒ブロック12の筒状部12pに
は、径方向外方に膨出しかつ光軸方向に延びるギヤ収納
部12cが形成されている(図17参照)。このギヤ収
納部12cには、光軸方向に長い駆動ピニオン15が回
転自在に収納されている。この駆動ピニオン15はその
軸7の両端部を、固定鏡筒ブロック12に設けた支持孔
4とギヤ支持板31に設けた支持孔31aにそれぞれ回
転自在に支持されている。 この駆動ピニオン15の歯
面は、固定鏡筒ブロック12の内周面に突出している。
【0019】固定鏡筒ブロック12の一側部には、後面
に全体移動モータ25を固定しかつ前面に、複数のギヤ
からなるギヤ列26を支持する支持部32が形成されて
いる。また固定鏡筒ブロック12の他側部には、フレキ
シブルプリント基板6の端部を外方に突出させる、光軸
Oと平行なFPC基板逃げ孔12kと、この逃げ孔12
kから突出したフレキシブルプリント基板(FPC基
板)6の端部を固定する固定部12mが形成されてい
る。この固定部12mには、フレキシブルプリント基板
6端部の固定孔6i(図6)を嵌合させる複数の固定突
起12nが植設されている。このフレキシブルプリント
基板6は、AF/AEシャッタユニット21と、カメラ
ボディ側に搭載した制御部75(図1参照)とを接続す
る。この制御部75は、CPU等を備えるもので、上記
全体移動モータ制御手段60、後群移動モータ制御手段
61、測距装置64、測光装置65、及びAFモータ制
御手段66等を含む。この制御部75にはまた、ズーム
操作手段62、シャッタレリーズ手段63等が接続され
ている。
【0020】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図15参照)
とを有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒1
6の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16と
噛み合う軸方向長さを有する。
【0021】第3移動鏡筒16の内周には、直進案内筒
17が、この第3移動鏡筒16と光軸方向に一体に移動
可能かつ光軸回りに相対回転可能に支持されている。直
進案内筒17は、後部外周に、径方向外方に突出する複
数の係合突起17cを備えた後端フランジ部17dと、
この後端フランジ部17dの前方にやや隙間を開けて設
けた、該フランジ部17dより小径の抜止フランジ部1
7eとを有している。この抜止フランジ部17eの周方
向に、複数の切欠部17fが形成されている。第3移動
鏡筒16は、後端部内周に、径方向内方に突出する複数
の係合突起16d(図2)を有し、この係合突起16d
を上記切欠部17fから挿入して両フランジ部17d、
17e間の隙間に位置させ、直進案内筒17に対し相対
回転することにより該直進案内筒17と結合している。
【0022】直進案内筒17の後端面には、アパーチャ
14aと略同形の開口23aを有するアパーチャ板23
が固定されている。直進案内筒17は、その係合突起1
7cを、固定鏡筒ブロック12の直進案内溝12bに摺
動自在に係合されて、筒状部12pに対する回転を規制
されている。係合突起17cの1つである係合突起17
c′には、コード板13aと摺接してズーミング時の焦
点距離に対応する信号を発生させるための接触端子9
が、固定ねじ5(図2、図18)で固定されている。
【0023】直進案内筒17は、光軸Oと平行な複数の
直進案内溝17aを内周面に有し、周壁面を貫通しかつ
円周方向及び光軸方向に対して傾斜する、複数の線形の
リード溝17bを有している。直進案内筒17は、内周
側のAF/AEシャッタユニット21に一端を支持した
フレキシブルプリント基板6を導く、光軸Oと平行なF
PC基板導入溝17gを内周面に有し、径方向に貫通す
る貫通孔17iをこのFPC基板導入溝17gの後方一
部に有している。
【0024】直進案内筒17の内周には、第2移動鏡筒
19が嵌合されている。この第2移動鏡筒19は、内周
面に、複数の線形のリード溝19cを有し、後端部外周
に、径方向外方に突出する複数の断面台形状のフォロア
突起19aと、このフォロア突起19a上に位置するフ
ォロアピン18とを有する。リード溝19cは、リード
溝17bと逆傾斜に形成されている。フォロアピン18
は、リング部材18bと、このリング部材18bをフォ
ロア突起19a上に支持する中心固定ねじ18aとから
なっている。フォロア突起19aは、直進案内筒17の
リード溝17bに摺動可能に嵌まり、フォロアピン18
は、第3移動鏡筒16の直進案内溝16cに摺動可能に
嵌まる。よって、第3移動鏡筒16が回転すると、第2
移動鏡筒19が回転しながら光軸方向に直進移動する。
【0025】第2移動鏡筒19の内周には第1移動鏡筒
20が嵌合されている。この第1移動鏡筒20は、後端
部外周に備えた複数のフォロアピン24を、対応する内
周リード溝19cに係合させ、かつ直進案内部材22に
より直進案内されている。
【0026】この直進案内部材22は、略筒状に構成さ
れており、図1、図3、図12及び図13に示すよう
に、環状部22aと、この環状部22aから光軸前方に
延びる一対の案内脚部22bと、環状部22aの径方向
外方に突出し直進案内溝17aに摺動自在に係合する複
数の係合突起28とを有し、第1移動鏡筒20の内周面
とAF/AEシャッタユニット21の間に案内脚部22
bを直進案内可能に挿入している。
【0027】環状部22aは、第2移動鏡筒19の後端
部に、光軸方向に一体に移動可能かつ光軸回りに相対回
転可能に結合されている。直進案内部材22は、後部外
周に、径方向外方に突出する複数の係合突起28を備え
た後端フランジ部22dと、この後端フランジ部22d
の前方にやや隙間を開けて設けた、該フランジ部22d
より小径の抜止フランジ部22cを有し、この抜止フラ
ンジ部22cの周方向に、複数の切欠部22eを有して
いる。第2移動鏡筒19は、後端部内周に、径方向内方
に突出する複数の係合突起19b(図2)を有し、この
係合突起19bを上記切欠部22eから挿入して両フラ
ンジ部22c、22d間の隙間に位置させ、直進案内部
材22に対し相対回転することにより該直進案内部材2
2と結合している。上記構成により、第1移動鏡筒20
は、第2移動鏡筒19が正逆に回転するとき、回転を規
制されたまま、該第2移動鏡筒19に対して光軸方向前
後に直進移動する。
【0028】直進案内部材22には、図4、図5に示す
ように、後端部である環状部22aに、内周側のAF/
AEシャッタユニット21に一端を支持したフレキシブ
ルプリント基板6の第1U字状部6bを光軸後方に押圧
付勢する押圧部材70が支持されている。環状部22a
においての該押圧部材70と近接する位置には、フレキ
シブルプリント基板6の第1直線部6aを通過させて直
進ガイドするガイド溝22fが形成されている。
【0029】押圧部材70は、光軸前方に突出する一対
の摺動案内突起70cと、この一対の摺動案内突起70
cの中間に位置するばね受突起70aと、該ばね受突起
70aの基部に設けたばね収納溝70bとを有してい
る。また直進案内部材22の背面には、図18に示すよ
うに、一対の摺動案内突起70cをそれぞれ摺動自在に
嵌合させる一対の摺動支持孔22hと、この一対の摺動
支持孔22hの中間に位置するばね孔22gとが形成さ
れている。このばね孔22gには、ばね受突起70aが
挿入され、かつばね収納溝70bに一端部を支持された
圧縮ばね71が縮設されている。押圧部材70は、摺動
支持孔22hに摺動案内突起70cを嵌合させ、ばね孔
22gにばね受突起70aを挿入した状態において、背
面から光軸方向に見たときガイド溝22fとその形状が
略一致するガイド溝70dを有している。これらの構成
により、直進案内部材22の後端部(つまり第1移動鏡
筒20の後端部)に、押圧部材70が光軸Oと平行な方
向に進退自在に位置される。
【0030】また、第1移動鏡筒20の前端部には、バ
リヤ48a、48bを備えたバリア装置35が装着さ
れ、内周面には、3枚のシャッタ羽根27a(図14)
からなるシャッタ27を備えたAF/AEシャッタユニ
ット21が嵌合固定されている。このAF/AEシャッ
タユニット21は、シャッタ取付台40の外周部に等角
度間隔で形成した複数の固定孔40a(図10)を有し
ている。上記複数のフォロアピン24は、このAF/A
Eシャッタユニット21の固定手段を兼ねており、第1
移動鏡筒20に形成したピン孔20aと、この固定孔4
0aに、このフォロアピン24が嵌入固定されて、この
シャッタユニット21が第1移動鏡筒20に固定されて
いる(図11参照)。フォロアピン24は例えば接着、
ねじ止め等の手段で固定できる。なお、41は、第1移
動鏡筒20の前端部に固定される飾り板である。
【0031】AF/AEシャッタユニット21は、図1
4と図19に示されるように、シャッタ取付台40と、
このシャッタ取付台40の後部に固定されるシャッタ羽
根支持環46と、このシャッタ取付台40に対して相対
移動自在に支持されるレンズ支持筒50(後群レンズL
2)とを有している。このシャッタ取付台40には、前
群レンズL1とAEモータ29と後群移動モータ30が
支持されている。このシャッタ取付台40は、レンズ支
持筒34を挿通させる撮影開口40dを備えた環状部
と、この環状部から後方に向けて延出された3つの脚部
40bとを有している。この3つの脚部40b間の隙間
のうち2箇所は、直進案内部材22の一対の案内脚部2
2bをそれぞれ摺動自在に係合させて移動ガイドする直
進案内部40cとして構成されている。
【0032】シャッタ取付台40にはさらに、AEモー
タ29の回転をシャッタ27に伝えるAEギヤ列45
と、後群移動モータ30の回転をスクリューシャフト4
3に伝えるレンズ駆動ギヤ列42と、フレキシブルプリ
ント基板6に接続されたフォトインタラプタ56、57
と、円周方向に多数のスリットを備えた回転板59、6
0とが支持されている。上記フォトインタラプタ57と
回転板59によって、後群移動モータ30の回転を検知
する後群移動モータ用エンコーダが構成され、フォトイ
ンタラプタ56と回転板58によって、AEモータ29
の回転を検知するAEモータ用エンコーダが構成されて
いる。
【0033】シャッタ取付台40とこの取付台40に固
定したシャッタ羽根支持環46の間に、上記シャッタ2
7と、このシャッタ27の3枚のシャッタ羽根27aを
枢支する支持部材47と、シャッタ羽根27aに回動力
を付与する環状駆動部材49とが位置している。環状駆
動部材49は、3枚のシャッタ羽根27aにそれぞれ係
合する3つの操作突起49aを等角度間隔で備えてい
る。シャッタ羽根支持環46は、前壁部に、撮影開口4
6aと、この撮影開口46aの周囲に等角度間隔で設け
た3つの支持孔46bを有し、外周部に、直進案内部4
0cから露出して上記一対の案内脚部22bの内周面を
摺動自在に支持する撓み規制面46cを有している。
【0034】また、シャッタ羽根支持環46の前方に位
置する支持部材47は、撮影開口46aに対向する撮影
開口47aと、3つの支持孔46bとそれぞれ対向する
3つの軸部47b(図14に一箇所のみ示す)とを有し
ている。3枚のシャッタ羽根27aはそれぞれ、一端部
に、軸部47bを挿通させる軸孔27bを有し、他端部
に、撮影開口46a、47aを遮蔽する遮蔽部を有し、
該一端部と他端部の間に、上記操作突起49aを挿通さ
せる長孔27cを有している。上記支持部材47は、シ
ャッタ羽根27aをそれぞれ支持した各軸部47bを、
シャッタ羽根支持環46の対応する支持孔46bに嵌合
させた状態で、このシャッタ羽根支持環46に固定され
ている。
【0035】環状駆動部材49は、外周部に、ギヤ列4
5からの回転を受けるギヤ部49bを有する。また支持
部材47は、3つの軸部47bと近接する位置に、円周
方向に沿う3つの円弧溝47cを有している。環状駆動
部材49の上記3つの操作突起49aは、該3つの円弧
溝47cを貫通して、各シャッタ羽根27aの長孔27
cに係合している。シャッタ羽根支持環46は、これら
環状駆動部材49、支持部材47及びシャッタ27を支
持した状態でシャッタ取付台40の後方側から挿入さ
れ、このシャッタ取付台40にねじ止めされている。
【0036】シャッタ羽根支持環46の後方には、シャ
ッタ取付台40にスライドシャフト51、52を介して
相対移動自在に支持されたレンズ支持筒50が配置され
ている。シャッタ取付台40とレンズ支持筒50は、ス
ライドシャフト51に嵌合されたコイルばね3によって
互いに離れる方向に移動付勢されており、これにより両
者間のガタが除去されている。また、上記ギヤ列42に
備えられた駆動ギヤ42aは、軸方向の移動が規制され
ており、その内周に雌ねじが形成されている。この雌ね
じに、レンズ支持筒50に一端部を固定されたスクリュ
ーシャフト43が螺合しており、これら駆動ギヤ42a
とスクリューシャフト43とにより送りねじ機構が構成
されている。よって、後群移動モータ30が回転駆動し
て駆動ギヤ42aが正逆いずれかに回転すると、スクリ
ューシャフト43がこの駆動ギヤ42aに対して進退
し、レンズ支持筒50つまり該支持筒50に支持した後
群レンズL2が前群レンズL1に対して相対移動する。
【0037】シャッタ取付台40の前部には、このシャ
ッタ取付台40に支持した上記モータ29、30等を押
える押え部材53、55がねじ止めされている。シャッ
タ取付台40に一端部を固定された上記フレキシブルプ
リント基板6には、モータ29、30、及びフォトイン
タラプタ56、57が接続されている。第1〜第3移動
鏡筒20、19、16及びAF/AEシャッタユニット
21等を組立てた状態において、直進案内筒17の後端
面にアパーチャ板23が固定され、また固定鏡筒ブロッ
ク12の前端部に、環状の抜止め部材33が嵌着されて
いる。
【0038】上記構成の本ズームレンズ鏡筒10におい
てフレキシブルプリント基板6は、図1と図2に示すよ
うに配置されている。この配置状態における各部に名称
を付けて説明すると、フレキシブルプリント基板6は、
第1移動鏡筒20に搭載されたAF/AEシャッタユニ
ット21から第2移動鏡筒19の内面に沿う第1直線部
6aと、第2移動鏡筒19の後端部において直進案内部
材22のガイド溝22fを通って前方に屈曲された第1
U字状部6bと、この第1U字状部6bから第3移動鏡
筒16の前端部内面に向かう第2直線部6cと、この第
2直線部6cの前端部において後方に屈曲された第2U
字状部6dとを有している。フレキシブルプリント基板
6はさらに、第2U字状部6dから第3移動鏡筒16の
内面に沿ってカメラボディ側に延びる第3直線部6e
と、FPC基板導入溝17gの外面17h側から貫通孔
17iを通って直進案内筒17の内面に導かれ、固定鏡
筒ブロック12のFPC基板逃げ孔12kを通って制御
部75に向かう第3U字状部6fと、この第3U字状部
6fに続く第4直線部6gと、固定鏡筒ブロック12の
外方において固定部12mに固定される固定端部6h
(図6〜図8)とを有している。また、フレキシブルプ
リント基板6は直進案内筒17に対して固定される必要
があるため、FPC基板導入溝17gを通り直進案内筒
17の前端部で折り曲げられた後一旦外方に出され、第
2U字状部6dに続く第3直線部6eを外面17hに両
面テープ73(図3)で固定された後、上記のように外
面17h側から貫通孔17iを通して再度直進案内筒1
7の内方に挿入された後、第3移動鏡筒16の外方に導
かれ、さらにFPC基板逃げ孔12kを通って固定鏡筒
ブロック12から突出されている。
【0039】言い換えると、フレキシブルプリント基板
6は、AF/AEシャッタユニット21から第2移動鏡
筒19の内面を通って後方に導かれた後、該鏡筒19の
後端部で一旦前方に折り返され、さらに直進案内筒17
のFPC基板導入溝内17gを前方に導かれた後、該F
PC基板導入溝17gの先端部から直進案内筒17の外
面17hに沿って折り返され、貫通孔17iを通って直
進案内筒17の内面に再び導かれた後、固定鏡筒ブロッ
ク12のFPC基板逃げ孔12kから第3U字状部6f
と第4直線部6gを外方に突出させ、固定端部6hを固
定部12mに固定されている。この固定端部6hには、
制御部75に接続された別のフレキシブルプリント基板
(図示せず)が接続される。よって、フレキシブルプリ
ント基板6は、この別のフレキシブルプリント基板を介
して制御部75に接続される。また上述のように、フレ
キシブルプリント基板6を、FPC基板導入溝17gの
先端部から直進案内筒17の外面17hに沿って折り返
した後、貫通孔17iを通して直進案内筒17の内面に
再び導いているので、フレキシブルプリント基板6の先
端側の部分が、リード溝17bに移動ガイドされるフォ
ロアピン18に干渉することはない。また、直進案内筒
17に備えた上記FPC基板導入溝17gは、フレキシ
ブルプリント基板6を直進ガイドする直進キー溝として
の機能も有している。
【0040】本実施形態において、第3移動鏡筒16の
固定鏡筒ブロック12に対する螺合関係と、フォロア突
起19aに対する直進案内筒17のリード溝17bの傾
斜(リード角)の状態と、フォロアピン24に対する第
2移動鏡筒19のリード溝19cの傾斜(リード角)の
状態とにより、ズーミング(光軸方向での進退動)時の
第1移動鏡筒20の第2移動鏡筒19に対する光軸方向
の相対進退量及び速度と、この第2移動鏡筒19の第3
移動鏡筒16に対する光軸方向の相対進退量及び速度と
がほぼ等しく設定されている。
【0041】第2移動鏡筒19のリード溝19aのリー
ド(つまり第1移動鏡筒20の移動分)が124mm
で、直進案内筒17のリード溝17bのリード(つまり
第2移動鏡筒19の移動分)が122.5mmとなって
いる。リード溝17aと17bは、図21〜図24に示
すように、光軸Oと直交しレンズ収納位置と対応する空
転溝部17b′と19c′以外の部分がリード角一定の
線形である。このため、第1移動鏡筒20と第2移動鏡
筒19それぞれの繰出量は、第3移動鏡筒16の回転角
(または全体移動モータ25の回転数)に比例する。ま
た、第1移動鏡筒20と第2移動鏡筒19を繰り出すた
めのリードの始点は、直進案内筒17と第2移動鏡筒1
9のいずれにおいても、空転溝部17b′と19c′に
フォロア突起19aとフォロアピン24をそれぞれ位置
させたレンズ収納位置から3゜の位置に仮想点として存
在する。実際には直進案内筒17は回転せず、直進案内
溝16cを有する第3移動鏡筒16が回転するが、ここ
では該第3移動鏡筒16に対する直進案内筒17の相対
回転角を考える。
【0042】第3移動鏡筒16は、フォロア突起19a
とフォロアピン24を該仮想始点からズームレンズ最繰
り出し位置(テレ端)と対応する位置まで移動させるの
に約70゜回転するように設定されている(レンズ収納
位置からは73゜)。よって、第1移動鏡筒20と第2
移動鏡筒19の繰り出し量の差は、具体的には、(12
4−122.5)×70/360≒0.3(mm)とな
る。このことから、レンズ収納位置から最繰り出し位置
に進出するとき、第1移動鏡筒20が第2移動鏡筒19
より僅か0.3(mm)だけ余計に繰り出すことが分か
る。第2移動鏡筒19(直進案内部材22)の後端部に
おける第1U字状部6bは、押圧部材70に巻き回され
ていて光軸方向での移動量が実際の移動量の1/2とな
っている。したがって、第1直線部6aが上記繰出量差
0.3(mm)の分だけ第1移動鏡筒20により光軸方
向に引っ張られるとき、押圧部材70は0.3(mm)
の1/2の0.15(mm)だけ光軸方向に移動するこ
ととなる。つまり、圧縮ばね71によって光軸後方に突
出付勢された押圧部材70が、第1U字状部6bと共に
光軸前方に0.15(mm)だけ移動すれば、第1直線
部6aの移動を許容できる。因みに、圧縮ばね71の付
勢力変化は、約10%に設定されている。
【0043】図25のグラフにおいて、横軸は第3移動
鏡筒16の回転角を示し、縦軸は、第1移動鏡筒20の
第2移動鏡筒19に対する光軸方向の相対進退量(繰出
量)と、第2移動鏡筒19の第3移動鏡筒16に対する
光軸方向の相対進退量(繰出量)を示す。同グラフから
も分かるように、第3移動鏡筒16の回転、及び直進案
内筒17と第2移動鏡筒19それぞれに設けた線形のリ
ード溝19c、17bに起因して動作する第1移動鏡筒
20と第2移動鏡筒19は、光軸方向での進退動がそれ
ぞれリニアに変化する。つまり、レンズ収納位置からリ
ード始点(実際には図22と図24のように、リード溝
19c、17bそれぞれの水平部19c1 、17b1
リード部19c2 、17b2 を結ぶ曲線部19c3 、1
7b3 となっている)までと対応する、第3移動鏡筒1
6の回転角3゜以内の部分以外では、両鏡筒20、19
それぞれの繰り出し量が第3移動鏡筒16の回転角変化
に比例している。曲線部からリード部へ移るポイント
は、第2移動鏡筒19のリード溝19cでは4.367
゜であり、直進案内筒17のリード溝17bでは4.8
48゜である。
【0044】このように、第1移動鏡筒20と第2移動
鏡筒19は、第3移動鏡筒16の同じ回転角における
(つまり同時刻における)それぞれの繰り出し量がほぼ
同じでありそれぞれの進退動作がリニアに変化するか
ら、進退時(ズーミング時)における第1移動鏡筒20
の第2移動鏡筒19に対する光軸方向の相対進退量及び
速度と、第2移動鏡筒19の第3移動鏡筒16に対する
光軸方向の相対進退量及び速度とがほぼ等しいことが分
かる。この「ほぼ等しい」とは、第1移動鏡筒20の第
2移動鏡筒19に対する光軸方向の相対進退量及び速度
と、この第2移動鏡筒19の第3移動鏡筒16に対する
光軸方向の相対進退量及び速度との誤差が±1.3%程
度であることを意味する。
【0045】以上説明したように、ズームレンズ鏡筒1
0がズーミングされる場合、第1移動鏡筒20の後部の
出口から第3移動鏡筒16の前部の入口までの距離に対
する第1直線部6aの長さがあまり変化せず、第1U字
状部6bがほぼ直進案内部材22とともに移動するた
め、第1直線部6aの弛みが殆ど除去されることとな
る。つまり、第3移動鏡筒16から第2移動鏡筒19が
繰り出すことによって後方に弛むはずの第1U字状部6
bは、第2移動鏡筒19から該移動鏡筒19とほぼ等し
い量だけ繰り出される第1移動鏡筒20によって前方に
引っ張られてその弛みを殆ど除去される。このようなフ
レキシブルプリント基板6の弛みの除去は、ズームレン
ズ鏡筒10の繰り出し時だけでなく、繰り込み時におい
ても同様に行なわれることは勿論である。
【0046】そして、直進案内部材22の環状部22a
のガイド溝22fを通して押圧部材70に巻き回される
フレキシブルプリント基板6が、第1U字状部6bの内
面を該押圧部材70によって後方に常時移動付勢されて
いるため、第1移動鏡筒20と第2移動鏡筒19それぞ
れの相対進退量及び速度の関係によって吸収される以外
のフレキシブルプリント基板6の弛みは、完全に除去さ
れる。
【0047】このように、本発明を適用したFPC基板
案内装置によれば、小型化実現のため、フレキシブルプ
リント基板6と後群レンズ枠であるレンズ支持筒50と
が接近され、しかもフレキシブルプリント基板6の弛み
を受ける受部がないにも拘わらず、この弛みを完全に除
去することができる。よって、ズーム操作手段62によ
り設定される焦点距離域で前群レンズL1に対して進退
動する後群レンズL2の動作に、フレキシブルプリント
基板6の弛みが影響することはない。また、フレキシブ
ルプリント基板6が、直進案内筒17の貫通孔17iに
通されているため、スペースの効率化が図られている。
【0048】本実施形態では、前群レンズL1と後群レ
ンズL2をそれぞれ、AF/AEシャッタユニット21
の構成部材の1つとし、該ユニット21に、AEモータ
29と後群移動モータ30を搭載している。この構成に
よると、前群レンズL1と後群レンズL2の支持構造及
び駆動構造を単純化できるという利点があるが、前群レ
ンズL1と後群レンズL2のうちの少なくとも一方を、
シャッタ取付台40、環状駆動部材49、支持部材4
7、シャッタ27及びシャッタ羽根押え環46等を備え
たAF/AEシャッタユニット21とは別部材とし、該
ユニットとは別の支持部材に支持しても、本ズームレン
ズは成立する。
【0049】本ズームレンズカメラは、次のように作動
する。ズームレンズ鏡筒10が最も繰り込まれた図2の
レンズ収納状態において、図示しない電源スイッチをオ
ンすると、全体移動モータ25が正方向に若干量回転駆
動する。すると、この回転が、支持部32に支持された
ギヤ列26を介して駆動ピニオン15に伝えられ、第3
移動鏡筒16が繰り出し方向に回転されるため、第2移
動鏡筒19と第1移動鏡筒20が該第3移動鏡筒16と
ともに光軸方向に若干量繰り出され、カメラはズームレ
ンズをワイド端に位置させた撮影可能状態となる。
【0050】この撮影可能状態において、ズーム操作手
段62をテレ側に操作すると、全体移動モータ制御手段
60を介して全体移動モータ25が正方向に回転駆動
し、駆動ピニオン15、外周ギヤ16bを介して第3移
動鏡筒16を繰り出し方向に回転させる。したがって、
この第3移動鏡筒16が雌ヘリコイド12aと雄ヘリコ
イド16aの関係により固定鏡筒ブロック12から繰り
出され、同時に、直進案内筒17が、係合突起17cと
直進案内溝12bの関係によって固定鏡筒ブロック12
に対し相対回転しない状態で、該第3移動鏡筒16とと
もに光軸前方に進出する。このとき第2移動鏡筒19
は、フォロアピン18をリード溝17bと直進案内溝1
6cに同時に係合させていることにより、第3移動鏡筒
16と同方向に相対回転しながら該移動鏡筒16に対し
て光軸前方に相対移動する。また第1移動鏡筒20は、
直進案内部材22によって直進案内されかつフォロアピ
ン24をリード溝19cによって移動ガイドされるた
め、固定鏡筒ブロック12に対して相対回転しない状態
で、第2移動鏡筒19からAF/AEシャッタユニット
21とともに光軸前方に進出する。
【0051】ズームレンズ鏡筒10がこのように駆動す
る間、後群移動モータ30は駆動しないため、前群レン
ズL1と後群レンズL2は互いの距離を一定に保ったま
ま一体的に光軸方向に移動する(図1参照)。ズーム操
作手段62によって設定される焦点距離は、表示手段
(図示せず)によって表示される。
【0052】ズーム操作手段31によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて、測光及び測距が開始される。その
後、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段31により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【0053】ズーム操作手段62がワイド側に操作され
ると、全体移動モータ25が逆方向に回転駆動し、第3
移動鏡筒16が繰り込み方向に回転されて、直進案内筒
17とともに固定鏡筒ブロック12に繰り込まれる。同
時に第2移動鏡筒19が、第3移動鏡筒16と同方向に
回転しながら該移動鏡筒16に対して繰り込まれ、第1
移動鏡筒20が、回転する第2移動鏡筒19に対してA
F/AEシャッタユニット21とともに繰り込まれる。
この繰込駆動時においても、後群移動モータ30は、上
述の繰出駆動時と同様、駆動しない。そしてズームレン
ズ鏡筒10は、ズームレンズがワイド端位置に移動した
後、電源スイッチが切られると、これに基づき回転駆動
する全体移動モータ25によって、図2に示すレンズ収
納位置に繰り込まれる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シャッタ
から制御部までの間でフレキシブルプリント基板を通す
スペースを効率良くとり、このフレキシブルプリント基
板の弛みの除去に寄与できるズームレンズ鏡筒のFPC
基板案内装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したズームレンズ鏡筒の最大繰出
状態における要部を示す上半断面図である。
【図2】同ズームレンズ鏡筒のレンズ収納状態を示す上
半断面図である。
【図3】同ズームレンズ鏡筒におけるFPC基板案内装
置の要部を示す分解斜視図である。
【図4】同ズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装置にお
ける直進案内部材を単体で示す拡大斜視図である。
【図5】同ズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装置にお
ける押圧部材周辺を示す側面断面図である。
【図6】同ズームレンズ鏡筒においてAF/AEシャッ
タユニットからのフレキシブルプリント基板が第1移動
鏡筒の外方に突出した状態を示す斜視外観図である。
【図7】同ズームレンズ鏡筒においてAF/AEシャッ
タユニットからのフレキシブルプリント基板が第2移動
鏡筒の外方に突出した状態を示す斜視外観図である。
【図8】同ズームレンズ鏡筒においてAF/AEシャッ
タユニットからのフレキシブルプリント基板が直進案内
筒の外方に突出した状態を示す斜視外観図である。
【図9】同ズームレンズ鏡筒においてAF/AEシャッ
タユニットからのフレキシブルプリント基板が第3移動
鏡筒の外方に突出した状態を示す斜視外観図である。
【図10】同ズームレンズ鏡筒におけるFPC基板案内
装置の要部を示す分解斜視図である。
【図11】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユ
ニットを第1移動鏡筒に組付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図12】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユ
ニットを直進ガイドする機構の要部を示す斜視図であ
る。
【図13】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユ
ニットを直進ガイドする機構の要部を図12と異なる状
態で示す斜視図である。
【図14】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユ
ニットの主要な部材を示す分解斜視図である。
【図15】同ズームレンズ鏡筒の第3移動鏡筒を示す斜
視外観図である。
【図16】同ズームレンズ鏡筒の固定鏡筒ブロックを示
す斜視外観図である。
【図17】同ズームレンズ鏡筒の固定鏡筒ブロックを示
す正面図である。
【図18】同ズームレンズ鏡筒の固定鏡筒ブロックを示
す背面図である。
【図19】同ズームレンズ鏡筒全体を示す分解斜視図で
ある。
【図20】同ズームレンズ鏡筒の作動を制御する制御系
を示すブロック図である。
【図21】同ズームレンズ鏡筒の直進案内筒の展開図で
ある。
【図22】同ズームレンズ鏡筒の直進案内筒の要部を拡
大した展開図である。
【図23】同ズームレンズ鏡筒の第2移動鏡筒の展開図
である。
【図24】同ズームレンズ鏡筒の第2移動鏡筒の要部を
拡大した展開図である。
【図25】同ズームレンズ鏡筒の第3移動鏡筒の回転角
と、第1移動鏡筒及び第2移動鏡筒それぞれの繰り出し
量との相関関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
6 フレキシブルプリント基板(FPC基板) 6a 第1直線部 6b 第1U字状部(折返部) 6c 第2直線部 6d 第2U字状部 6e 第3直線部 6f 第3U字状部 6g 第4直線部 6h 固定端部 10 ズームレンズ鏡筒 12 固定鏡筒ブロック(ハウジング) 12a 雌ヘリコイド 12k FPC基板逃げ孔(逃げ孔) 12m 固定部 16 第3移動鏡筒(第3進退筒) 16a 雄ヘリコイド 17 直進案内筒(直進筒、第2直進筒) 17b 19c リード溝 17g FPC基板導入溝 17h 外面 17i 貫通孔 19 第2移動鏡筒(第2進退筒) 20 第1移動鏡筒(第1進退筒) 21 AF/AEシャッタユニット(シャッタ) 22 直進案内部材(別の直進筒、第1直進筒) 22a 環状部 22f ガイド溝 22g ばね孔 22h 摺動支持孔 70 押圧部材 70a ばね受突起 70b ばね収納溝 70c 摺動案内突起 70d ガイド溝 71 圧縮ばね 73 両面テープ 75 制御部 O 光軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また本発明は、別の態様によると、内側か
ら順に、第1進退筒、第2進退筒、第3進退筒を有し、
これら第1ないし第3進退筒がズーミング時にそれぞれ
繰り出されるズームレンズ鏡筒において、第1進退筒に
搭載されたシャッタと;このシャッタとカメラボディ側
の制御部とを接続するためのFPC基板と;第2進退筒
と相対回転は自在で光軸方向には一体に移動する、第1
進退筒を直進案内する第1直進筒と;第3進退筒と相対
回転は自在で光軸方向には一体に移動する、上記第1直
進筒を直進案内する第2直進筒と;第2直進筒を案内す
るハウジングと;この第2直進筒の内面に形成された光
軸と平行なFPC基板導入溝と;このFPC基板導入溝
の後方一部に形成した径方向の貫通孔とを備え、上記F
PC基板は、シャッタから第2直進筒内面のFPC基板
導入溝内を前方に導かれた後、該FPC基板導入溝の先
端部から外面に沿って折り返され、貫通孔を通って第2
直進筒の内面に再び導かれ、ハウジングのFPC基板逃
げ孔を通って制御部に接続されていることを特徴として
いる。さらに本発明は、別の態様によると、内側から順
に第1進退筒、第2進退筒、第3進退筒を有し、これら
第1ないし第3進退筒がズーミング時にそれぞれカメラ
ボディ前方に繰り出されるズームレンズカメラにおい
て、第1進退筒に搭載されたシャッタと;このシャッタ
と、カメラボディ内に設けた制御部とを接続するための
FPC基板と;第3進退筒の内周に嵌まり、第3進退筒
と光軸方向に一体に移動する直進筒と;この直進筒の内
面に形成された、光軸と平行なFPC基板導入溝と;こ
のFPC基板導入溝の後部に形成した貫通孔と;を備
え、上記FPC基板の一部は、第2進退筒の後端で屈曲
され、続いて前方に延びて上記FPC基板導入溝内を通
り、その後該FPC基板導入溝前端で折り返されて該F
PC基板導入溝外側の上記直進筒外面上に沿って後方に
延び、その後上記貫通孔を通って上記直進筒の内側に延
びることを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】次に、主に図2と図19を用いて、上記概
念のズームレンズ鏡筒を具体的にした実施形態を説明す
る。本ズームレンズ鏡筒10の概略構成と動作を最初に
説明すると、前方から順に、第1移動鏡筒20、第2移
動鏡筒19、第3移動鏡筒16、及び固定鏡筒ブロック
12が備えられている。第3移動鏡筒16は、固定鏡筒
ブロック12の筒状部12pに螺合され、回動とともに
光軸方向に進退する。第3移動鏡筒16は、光軸方向に
一体に移動する、回転を規制された直進案内筒17を内
方に有し、第2移動鏡筒19はこの直進案内筒17に対
して相対回転しながら光軸方向に進退する。第1移動鏡
筒20は、回転を規制されていて、第2移動鏡筒19に
対する相対回転により光軸方向に進退する。全体移動モ
ータ25は、固定鏡筒ブロック12に固定され、AEモ
ータ29と後群移動モータ30を搭載したシャッタ取付
台40は、第1移動鏡筒20に固定されている。前群レ
ンズL1は、レンズ支持筒34に支持された正のパワー
を有するレンズであり、後群レンズL2は、レンズ支持
筒50に支持された負のパワーを有するレンズである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】カメラボディのアパーチャ板14の前方に
固定される固定鏡筒ブロック12(ハウジング)は、そ
の筒状部12pの内周面に、雌ヘリコイド12aと、こ
の雌ヘリコイド12aを横切って光軸Oと平行な複数の
直進案内溝12bとを有している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】この複数の直進案内溝12bの1つには、
その底部に、所定のパターンを有するコード板13aが
固定されている。このコード板13aは、固定鏡筒ブロ
ック12の外方に位置するフレキシブルプリント基板1
3の一部として構成されている。アパーチャ板14は、
フィルムへの露光領域を決定するアパーチャ14aを有
する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図15参照)
とを有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒1
6の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16b
と噛み合う軸方向長さを有する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】直進案内筒17の内周には、第2移動鏡筒
19が嵌合されている。この第2移動鏡筒19は、内周
面に、複数の線形のリード溝19cを有し、後端部外周
に、径方向外方に突出する複数の断面台形状のフォロア
突起19aと、このフォロア突起19a上に位置するフ
ォロアピン18とを有する。リード溝19cは、リード
溝17bと逆傾斜に形成されている。フォロアピン18
は、リング部材18aと、このリング部材18aをフォ
ロア突起19a上に支持する中心固定ねじ18bとから
なっている。フォロア突起19aは、直進案内筒17の
リード溝17bに摺動可能に嵌まり、フォロアピン18
は、第3移動鏡筒16の直進案内溝16cに摺動可能に
嵌まる。よって、第3移動鏡筒16が回転すると、第2
移動鏡筒19が回転しながら光軸方向に直進移動する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】シャッタ取付台40にはさらに、AEモー
タ29の回転をシャッタ27に伝えるAEギヤ列45
と、後群移動モータ30の回転をスクリューシャフト4
3に伝えるレンズ駆動ギヤ列42と、フレキシブルプリ
ント基板6に接続されたフォトインタラプタ56、57
と、円周方向に多数のスリットを備えた回転板58、5
9とが支持されている。上記フォトインタラプタ57と
回転板59によって、後群移動モータ30の回転を検知
する後群移動モータ用エンコーダが構成され、フォトイ
ンタラプタ56と回転板58によって、AEモータ29
の回転を検知するAEモータ用エンコーダが構成されて
いる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】ズーム操作手段62によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて、測光及び測距が開始される。その
後、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段62により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側から順に、第1進退筒、第2進退
    筒、第3進退筒を有し、これら第1ないし第3進退筒が
    ズーミング時にそれぞれ繰り出されるズームレンズ鏡筒
    において、 第1進退筒に搭載されたシャッタと;このシャッタとカ
    メラボディ側の制御部とを接続するためのFPC基板
    と;第3進退筒と相対回転は自在で光軸方向には一体に
    移動する、直進案内された直進筒と;この直進筒の内面
    に形成された光軸と平行なFPC基板導入溝と;このF
    PC基板導入溝の後方一部に形成した径方向の貫通孔
    と;を備え、 上記FPC基板は、シャッタから後方に導かれた後前方
    に折り返され、次にさらに直進筒内面のFPC基板導入
    溝内を前方に導かれた後、該FPC基板導入溝の先端部
    から直進筒の外面に沿って折り返され、上記貫通孔を通
    って直進筒の内面に再び導かれていることを特徴とする
    ズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、第2進退筒
    と相対回転は自在で光軸方向には一体に移動する、第1
    進退筒を直進案内する別の直進筒がさらに設けられ、 この別の直進筒の後端部に、シャッタから後方に導かれ
    た後前方に折り返されたFPC基板の該折返部を後方に
    押圧付勢する押圧部材が光軸と平行な方向に進退自在に
    設けられているズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、直進筒の内面の上記
    FPC基板導入溝は、FPC基板を直進ガイドする直進
    キー溝を構成しているズームレンズ鏡筒のFPC基板案
    内装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記直進筒を直進案
    内するハウジングが設けられ、このハウジングに、上記
    貫通孔を通って直進筒の内面に再び導かれ、さらに前方
    に折り返されたFPC基板を通過させる逃げ孔が形成さ
    れているズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、FPC基板導入溝の
    先端部から直進筒の外面に沿って折り返されたFPC基
    板は、この直進筒の外面に両面テープで固定されている
    ズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装置。
  6. 【請求項6】 内側から順に、第1進退筒、第2進退
    筒、第3進退筒を有し、これら第1ないし第3進退筒が
    ズーミング時にそれぞれ繰り出されるズームレンズ鏡筒
    において、 第1進退筒に搭載されたシャッタと;このシャッタとカ
    メラボディ側の制御部とを接続するためのFPC基板
    と;第2進退筒と相対回転は自在で光軸方向には一体に
    移動する、第1進退筒を直進案内する第1直進筒と;第
    3進退筒と相対回転は自在で光軸方向には一体に移動す
    る、上記第1直進筒を直進案内する第2直進筒と;第2
    直進筒を案内するハウジングと;この第2直進筒の内面
    に形成された光軸と平行なFPC基板導入溝と;このF
    PC基板導入溝の後方一部に形成した径方向の貫通孔
    と;を備え、 上記FPC基板は、シャッタから第2直進筒内面のFP
    C基板導入溝内を前方に導かれた後、該FPC基板導入
    溝の先端部から外面に沿って折り返され、貫通孔を通っ
    て第2直進筒の内面に再び導かれ、ハウジングのFPC
    基板逃げ孔を通って制御部に接続されていることを特徴
    とするズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、ズーミング時の第1進退筒の第2進退筒に対する光
    軸方向の相対進退量及び速度と、第2進退筒の第3進退
    筒に対する光軸方向の相対進退量及び速度とがほぼ等し
    く設定されているズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、第1進退筒と第2進
    退筒の進退速度は、それぞれリニアに変化されることを
    特徴とするズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、FPC基板導入溝の
    先端部から第2直進筒の外面に沿って折り返されたFP
    C基板は、この第2直進筒の外面に両面テープで固定さ
    れているズームレンズ鏡筒のFPC基板案内装置。
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