JPH0921814A - 自動分注機構 - Google Patents

自動分注機構

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JPH0921814A
JPH0921814A JP19613895A JP19613895A JPH0921814A JP H0921814 A JPH0921814 A JP H0921814A JP 19613895 A JP19613895 A JP 19613895A JP 19613895 A JP19613895 A JP 19613895A JP H0921814 A JPH0921814 A JP H0921814A
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JP
Japan
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test tube
dispensing
rack
dispensing nozzle
support rack
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JP19613895A
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Takeshi Ashida
武 芦田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分注ノズル機構の構造を簡素化することによ
り、高速且つ効率的な分注作業を行うことができる自動
分注機構を提供すること。 【解決手段】 試験管13に入った液体を吸入排出する
とともにX−Y方向への移動が可能な分注ノズル機構3
と,試験管13を支持する試験管支持ラック11と,こ
の試験管支持ラック11を搬送するコンベアベルト機構
9と,試験管支持ラック11を分注ノズル機構3に向け
て上下方向に移動させるラック移動機構7を備えるとと
もに、このラック移動機構7を、コンベアベルト機構9
の搬送経路に併設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を分注する自
動分注機構に係り、特に、液状の試薬や検体等を試験管
から吸入しマイクロプレートに分注する自動分注機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液体を吸入しまた排出して、
試験管等に入った検体や試薬を分注する自動分注機構と
しては、図6に示すようなものが考えられている。即
ち、自動分注機構51は、試験管63に入った液体を吸
入排出する分注ノズル機構53と,試験管63を支持す
る試験管支持ラック61と,この試験管支持ラック61
を搬送するコンベアベルト機構59とを備えている。
【0003】先ず、分注ノズル機構53は、分注ノズル
を上下、左右及び前後(X−Y−Z方向)に移動させる
機能を有している。特に、上下方向(Z方向)の移動の
ための構造としては、図6に示すように、分注ノズル5
4を支持するとともにその内部に雌ネジ構造が形成され
たノズル支持部材54aと、このノズル支持部材54a
の雌ネジ構造に嵌合する長ネジ54bを備え、この長ネ
ジ54bに連結された駆動モータ55の回転によって移
動させるものである。
【0004】また、試験管支持ラック61は、複数の試
験管63を同時に支持する構造のものであり、通常一つ
の試験管支持ラック61には、同じ大きさの試験管63
が支持される。本従来例においては、四本の試験管63
を支持する構造のものである。また、試験管支持ラック
61を搬送するコンベアベルト機構59は、所定間隔を
隔てて配設される駆動ローラ60aと、この駆動ローラ
60a相互間に巻装されるコンベアベルト59aを備え
ている。
【0005】次に、上記した自動分注機構51の動作を
説明すると、図6において、検体が投入されている試験
管63が試験管支持ラック61に支持されてコンベアベ
ルト機構59により搬送される。そして、所定の検体吸
入領域の上流側に配設されている第一ストッパ手段83
により停止される。そして、所定のタイミングでストッ
パ手段が解放されて、試験管支持ラック61が吸入領域
側に搬送される。
【0006】次に、吸入領域に搬送された試験管支持ラ
ック61は、吸入領域近傍に配設されている第二のスト
ッパ手段85により停止される。そして、分注ノズル機
構53における分注ノズル54が上方から降下して試験
管63に挿入され、所定の検体を吸入する。所定量の検
体を吸入した分注ノズル54は上方に上昇し、試験管6
3から抜け出すようになっている。
【0007】更に、分注ノズル54を含めて分注ノズル
機構53は、コンベアベルト59aの搬送方向と直角な
方向にレール部材71に沿って移動し、マイクロプレー
ト65が配置されている分注領域に到達する。そして、
マイクロプレート65の各ウェル65aに検体を分注す
るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、以下のような不都合を生じている。即
ち、従来の自動分注機構では、特に分注ノズル機構が検
体を吸入排出する機能を備えるとともに、上下、左右及
び前後方向への移動機構を備え、場合によっては分注ノ
ズル相互間の間隔を変更し得る機構を備える必要があ
り、分注ノズル機構の構造が集中的に複雑になる、とい
う不都合を生じている。
【0009】また、構造の複雑化に伴う重量の増大のた
めに、分注作業の高速化をはかることが困難である、と
いう不都合を生じている。加えて、製造コストの上昇を
回避することができない、という不都合を生じている。
【0010】また、一つの試験管支持ラックに複数の試
験管を支持するように構成されているので、同じ大きさ
の試験管が所定数量集まる迄、コンベアベルトで搬送す
ることができない、という不都合を生じている。
【0011】また、試験管支持ラックは試験管の外径に
対応してその大きさが設定されているので、大きさの対
応していない試験管がラックに挿入された場合に、適切
に試験管を支持できない、という不都合を生じている。
このことは、自動的に試薬や検体を吸入する自動分注機
構においては、各試験管の位置決めを正確に行う必要が
あり、特に問題となる。
【0012】更に、試験管支持ラック上の試験管のピッ
チと検体を分注するマイクロプレートのウェルのピッチ
とは必ずしも一致しないので、分注作業時に検体を漏洩
させたり、また迅速な分注作業ができない、という不都
合を生じている。
【0013】
【発明の目的】本発明は、上記した種々の不都合を改善
し、特に、分注ノズル機構の構造を簡素化することによ
り、高速且つ効率的な分注作業を行うことができる自動
分注機構を提供することを、その目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、試験管に入った液体
を吸入排出するとともにX−Y方向への移動が可能な分
注ノズル機構と,試験管を支持する試験管支持ラック
と,この試験管支持ラックを搬送するコンベアベルト機
構と,試験管支持ラックを分注ノズル機構に向けて上下
方向に移動させるラック移動機構を備えるとともに、こ
のラック移動機構を、コンベアベルト機構の搬送経路に
併設する、という構成を採っている。
【0015】また、請求項2記載の発明では、分注ノズ
ル機構に少なくとも二つの分注ノズルを備えるという構
成を採り、その他の構成は請求項1記載の発明と同様で
ある。
【0016】また、請求項3記載の発明では、分注ノズ
ル機構における分注ノズル相互間の間隔を変更可能にす
るという構成を採り、その他の構成は請求項2記載の発
明と同様である。
【0017】更に、請求項4記載の発明では、コンベア
ベルト機構の近傍に分注ノズルから液体を分注するマイ
クロプレートを備えるとともに、このマイクロプレート
を上下方向に移動させるプレート移動機構を装備すると
いう構成を採り、その他の構成は請求項1,2または3
記載の発明と同様である。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明では、試験管支持ラックが
上下方向に移動し得るように構成されている。このた
め、先ず、検体が投入されている試験管が試験管支持ラ
ックに支持されてコンベアベルト機構により搬送され
る。そして、所定の検体の吸入領域の上流側に配設され
ている第一のストッパ手段により停止される。そして、
所定のタイミングでストッパ手段が解放されて、試験管
支持ラックが吸入領域側に搬送される。
【0019】次に、吸入領域に搬送された試験管支持ラ
ックは、吸入領域近傍に配設されている第二のストッパ
手段により停止される。そして、試験管支持ラックは、
コンベアベルト機構の搬送経路に併設されたラック移動
機構により上方へ移動させられる。そして、上方に配設
されている分注ノズル機構における分注ノズルが試験管
に挿入され、所定の検体を吸入する。分注ノズルが検体
を所定量吸入したら、ラック移動機構により試験管支持
ラックはコンベアベルトの高さまでまで降下する。
【0020】更に、分注ノズルは、コンベアベルトの搬
送方向と直角な方向に移動し、マイクロプレートが配置
されている分注領域に到達する。そして、マイクロプレ
ートの各ウェルに検体を分注する。
【0021】また、請求項2記載の発明では、分注ノズ
ルが少なくとも二つ装備されている。このため、一度の
吸入及び分注作業により、複数のマイクロプレート上の
複数のウェルに検体を分注することができる。
【0022】また、請求項3記載の発明では、分注ノズ
ル相互間の間隔が変更可能に構成されている。ここで、
所定の間隔を隔てて試験管から検体を吸入した分注ノズ
ルは、コンベアベルト機構の近傍に配設されているマイ
クロプレート上に移動する。そして、マイクロプレート
上の各ウェルに検体を分注する際に、分注ノズル相互間
の間隔がウェルのピッチと等しくなるように変化する。
その後、分注ノズルから各ウェルに検体が分注される。
【0023】更に、請求項4記載の発明では、マイクロ
プレートを上下方向に移動させるマイクロプレート移動
機構を備えている。ここで、検体を試験管から吸入した
分注ノズルは、マイクロプレート上に移動する。そし
て、マイクロプレートが、プレート移動機構により分注
ノズル近傍まで持ち上げられる。その後、分注ノズルか
ら検体がマイクロプレートの各ウェルに分注される。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0025】自動分注機構は、図1に示すように、試験
管13に入った液体を吸入排出するとともにX−Y方向
への移動が可能な分注ノズル機構3と,試験管13を支
持する試験管支持ラック11と,この試験管支持ラック
11を搬送するコンベアベルト機構9と,試験管支持ラ
ック11を分注ノズル4に向けて上下方向に移動させる
ラック移動機構7を備えている。そして、ラック移動機
構7がコンベアベルト機構9の搬送経路に併設されてい
る。
【0026】これらをより詳細に説明すると、先ず、分
注ノズル機構3は、試験管13の中の検体を吸入する二
本の分注ノズル4を備えている。そして、分注ノズル4
は略鉛直に配設され、ノズルの開口部が下側に来るよう
になっている。この分注ノズル4は、パイプ部材17を
介して所定の吸入排出手段(図示略)に連結され、この
吸入排出手段の機能により、検体を吸入するようになっ
ている。また、各分注ノズル4は、分注ノズル機構3に
おけるノズル支持部材19にピッチレール20を介して
設置されている。このノズル支持部材19は、コンベア
ベルト9aの略垂直方向に延設される二本の平行なレー
ル部材21に嵌合され、このレール部材21に沿って移
動可能となっている。
【0027】また、試験管支持ラック11は、図1及び
図2に示すように、円筒状の外径を有している。そし
て、試験管支持ラック11の中央部には、試験管13を
支持するための試験管挿入穴23が形成されている。こ
の試験管挿入穴23は、検査や試験に使用される試験管
13の外径の大きさに対応してその直径が設定されてい
る。即ち、使用される試験管13の内、最も大きな外径
を有する試験管13のその外径よりも大きな直径となっ
ている。
【0028】例えば、一般的に使用されている試験管の
外径は、約12[mm]から16[mm]程度のもので
あり、少なくとも試験管挿入穴23の直径は16[m
m]を超えるものである。但し、本発明は、これに限定
されるものではなく、例えば、より大きな外径を有する
円筒状の物体を搬送する場合などには、更に大きな直径
を有する挿入穴を形成して対応することができる。
【0029】試験管支持ラック11の試験管挿入穴23
の最下部には、試験管担持底25が設けられている。こ
の試験管担持底25は、試験管13の底部が当接して試
験管13を担持するようになっている。また、試験管担
持底25は、その中心部に試験管13の外径よりも小さ
な直径を有するラック貫通孔27が形成されている。こ
のラック貫通孔27は、試験や検査の終了後に、試験管
13を試験管支持ラック11から取り外す場合に、試験
管支持ラック11の下方から試験管13を押し上げるた
めに使用される棒状部材(図示略)が挿入されるための
ものである。これは、特に自動機等で試験管13を試験
管支持ラック11から取り外すことを可能にする。
【0030】また、試験管挿入穴23の内周壁には、所
定の弾性部材29が配設されている。この弾性部材29
は、試験管挿入穴23の内周壁の四方向から試験管挿入
穴23の中心方向に突出するようになっている。そし
て、各弾性部材29は、最も外径の小さな試験管13が
挿入された場合でも、四つの弾性部材29が全て試験管
13の外周面に当接し得るように、試験管挿入穴23の
中心方向に突出するように構成されている。但し、弾性
部材29の数は必ずしも四つに限定されるものではな
く、三つでもよいしまた五つ以上でもよい。
【0031】また、図2に示すように、試験管支持ラッ
ク11の下面には、後述するラック移動機構7の円筒状
部7aが挿入されるためのラック溝部31が形成されて
いる。このラック溝部31は、ラック移動機構7が試験
管支持ラック11を分注ノズル4にむけて持ち上げる場
合に、確実に支持できるようにするためのものである。
更には、試験管支持ラック11の下面には、その中央部
が凸状に形成され、ラック移動機構7の円筒状部7aが
嵌合するようになっている。
【0032】上記したように、試験管支持ラック11
は、従来のものとは異なり、一本の試験管13毎に個別
のものであるので、不要な検査行程に搬送されることが
防止され、自動分注機構全体として、分注作業及び試
験、検査の高速化が図られる。
【0033】また、試験管支持ラック11を搬送するコ
ンベアベルト機構9は、実際に試験管支持ラック11を
担持して搬送するコンベアベルト9aと、このコンベア
ベルト9aを移動させる駆動ローラ10aとを備えてい
る。そして、特に、コンベアベルト機構9の内、試験管
13から検体を吸入する吸入領域では、図1乃至図3に
示すように、コンベアベルト9aと平行に、二本のサイ
ドベルト9b及びサイドローラ10bが配設されてい
る。このサイドベルト9bは、図2(A)に示すよう
に、試験管支持ラック11の外周部を左右両側から担持
して搬送するように構成されている。
【0034】また、上記した二本のサイドベルト9bの
相互間には、試験管支持ラック11を分注ノズル4に向
けて持ち上げるためのラック移動機構7が配設されてい
る。このラック移動機構7は、中空円筒状の円筒状部7
aと、この円筒状部7aを下方から支持するシャフト部
7bが一体となって形成されている。そして、試験管支
持ラック11が所定の位置(ラック移動機構7の真上)
に来たときに、図2(B)に示すように、ラック移動機
構7が上昇し、円筒状部7aが上記した試験管支持ラッ
ク11の下面のラック溝部31に挿入され、試験管支持
ラック11を上方に持ち上げる。但し、ラック移動機構
7はこれらに限定されるものではなく、例えば試験管支
持ラック11の両側の側方からラックを支持し、上方に
持ち上げる構造のものであってもよい。
【0035】また、検体を分注するためのマイクロプレ
ート15は、図1及び図5に示すように、矩形形状から
なり、その表面に複数のウェル15aが形成されてい
る。このウェル15aは、分注ノズルに吸引されている
検体を検査のために分注するためのものであり、一部球
状の凹部となっている。但し、ウェルの形状はこれらに
限定されるものではなく、円筒状であってもよいし、ま
た、四角柱状であってもよい。
【0036】マイクロプレート15は、水平方向に設置
される板状支持部材16a及びこれを下方から支持する
脚部材16bからなるプレート移動機構16により担持
されている。このプレート移動機構16は、図示しない
駆動装置により、所定のタイミングで上下方向に移動し
て、分注ノズル4とマイクロプレート15を近接させ、
分注作業を円滑にするようになっている。
【0037】次に、以上のように構成された自動分注機
構1の機能を、図1乃至図5に基づいて説明する。
【0038】先ず、検体が入った試験管13が試験管支
持ラック11に支持されて、コンベアベルト機構9によ
りその上流側から下流側に向けて搬送される。そして、
所定の検体の吸入領域の上流側に配設されている第一ス
トッパ手段33により停止される。そして、所定のタイ
ミングで第一ストッパ手段33が解放されて、試験管支
持ラック11が吸入領域側に搬送される。
【0039】次に、吸入領域に搬送された試験管支持ラ
ック11は、検体の吸入領域に配設されている二本のサ
イドベルト9bの間に担持される。そして、このサイド
ベルト9bにより、所定の吸入領域まで搬送され、吸入
領域の下流側近傍に配設されている第二ストッパ手段3
5により停止される。本実施例では、二つの試験管支持
ラック11を同時に停止させるようになっている。
【0040】そして、試験管支持ラック11は、コンベ
アベルト機構9の搬送経路に併設されたラック移動機構
7により上方へ移動させられる。そして、上方に配設さ
れている分注ノズル機構3における分注ノズル4が試験
管13に挿入され、所定の検体を吸入する。そして、分
注ノズル4が検体を所定量吸入し、ラック移動機構7に
より試験管支持ラック11はサイドベルト9bまで降下
する。
【0041】また、分注ノズル4を備えた分注ノズル機
構3は、図1に示すように、レール部材21に沿ってコ
ンベアベルト9aの搬送方向と直角な方向に移動し、マ
イクロプレート15が配置されている分注領域に到達す
る。そして、図5に示すように、マイクロプレート15
の各ウェル15aに検体を分注する。このとき、各分注
ノズル4は、各ウェル15aの相互間距離と等しくなる
ように、間隔が変更される。具体的には、ノズル支持部
材19に固定されているピッチレール20に沿って、各
分注ノズル4が移動し、相互間距離が適切に調整され
る。
【0042】更に、マイクロプレート15は、分注ノズ
ル4から検体が分注される際に、分注ノズル4の開口部
の近傍まで、プレート移動機構16によって持ち上げら
れる。そして、マイクロプレート15が分注ノズル4の
近傍まで持ち上げられ、その高さで停止し、分注作業の
終了までその高さを維持する。
【0043】以上のような、一連の吸入及び分注作業が
終了すると、再び同様な吸入分注作業が繰り返され、種
々の検査または試験が連続的に行われる。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能し、
請求項1記載の発明によれば、試験管支持ラックが上下
方向に移動するので、分注ノズル機構が分注ノズルを上
下方向に移動させる構造を備える必要が無くなる。この
ため、分注ノズル機構の軽量化が図られ、高速で且つ効
率的な分注作業が可能となる。また、構造の簡素化に伴
い、製造コストも低減できる、という優れた効果を生じ
る。
【0045】また、請求項2記載の発明によれば、分注
ノズル機構に複数の分注ノズルを装備したので、一度の
分注作業でマイクロプレート上の複数のウェル上に同時
に検体を分注することができることとなり、さらなる分
注作業の高速化を図ることができる、という優れた効果
を生じる。
【0046】また、請求項3記載の発明によれば、分注
ノズル相互間の間隔が変更可能に構成されている。この
ため、各試験管支持ラック相互間の間隔とマイクロプレ
ートの各ウェル相互間の間隔が異なっていても、検体の
吸入行程とマイクロプレートへの分注行程で分注ノズル
の間隔を変更することができる。この結果、分注作業時
に円滑に検体の分注が行われる、という優れた効果を生
じる。これは、特に、ウェルの間隔(ピッチ)が異なる
マイクロプレートに対しても、柔軟に対応することがで
きる、という優れた効果をも生じる。
【0047】更に、請求項4記載の発明によれば、自動
分注機構にはマイクロプレートを上下方向に移動させる
プレート移動機構が装備されている。このため、検体を
マイクロプレートに分注する際にも、マイクロプレート
が分注ノズルの近傍に位置決めされ、適切に検体を分注
できる、という優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動分注機構の概略を
示す斜視図である。
【図2】図1に開示した自動分注機構におけるラック移
動機構を説明する断面図であり、図2(A)は試験管支
持ラックがコンベアベルトに担持されている状態を示
し、図2(B)は試験管支持ラックが持ち上げられてい
る状態を示す。
【図3】試験管支持ラックが、サイドベルトに担持され
ている状態を示す斜視図である。
【図4】図1に開示した自動分注機構の分注ノズルが、
試験管内の検体を吸入している状態を示す斜視図であ
る。
【図5】図1に開示した自動分注機構の分注ノズルが、
マイクロプレートに検体を分注している状態を示す斜視
図である。
【図6】従来の自動分注機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動分注機構 3 分注ノズル機構 4 分注ノズル 7 ラック移動機構 9 コンベアベルト機構 11 試験管支持ラック 13 試験管 15 マイクロプレート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験管に入った液体を吸入排出するとと
    もにX−Y方向への移動が可能な分注ノズル機構と,前
    記試験管を支持する試験管支持ラックと,この試験管支
    持ラックを搬送するコンベアベルト機構と,前記試験管
    支持ラックを前記分注ノズル機構に向けて上下方向に移
    動させるラック移動機構を備え、前記ラック移動機構
    を、前記コンベアベルト機構の搬送経路に併設したこと
    を特徴とする自動分注機構。
  2. 【請求項2】 前記分注ノズル機構に少なくとも二つの
    分注ノズルを備えたことを特徴とする請求項1記載の自
    動分注機構。
  3. 【請求項3】 前記分注ノズル機構における分注ノズル
    相互間の間隔を変更可能に構成したことを特徴とする請
    求項2記載の自動分注機構。
  4. 【請求項4】 前記コンベアベルト機構の近傍に前記分
    注ノズルから液体を分注するマイクロプレートを備える
    とともに、このマイクロプレートを上下方向に移動させ
    るプレート移動機構を装備したことを特徴とする請求項
    1,2または3記載の自動分注機構。
JP19613895A 1995-07-07 1995-07-07 自動分注機構 Withdrawn JPH0921814A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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