JPH09218055A - アブソリュートエンコーダ - Google Patents

アブソリュートエンコーダ

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Publication number
JPH09218055A
JPH09218055A JP2285196A JP2285196A JPH09218055A JP H09218055 A JPH09218055 A JP H09218055A JP 2285196 A JP2285196 A JP 2285196A JP 2285196 A JP2285196 A JP 2285196A JP H09218055 A JPH09218055 A JP H09218055A
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JP
Japan
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signal
absolute encoder
input shaft
rotation amount
gear mechanism
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2285196A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ogawa
武志 小川
Hidefumi Yoshizawa
秀文 吉沢
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DAIADEITSUKU SYST KK
Original Assignee
DAIADEITSUKU SYST KK
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Filing date
Publication date
Application filed by DAIADEITSUKU SYST KK filed Critical DAIADEITSUKU SYST KK
Priority to JP2285196A priority Critical patent/JPH09218055A/ja
Publication of JPH09218055A publication Critical patent/JPH09218055A/ja
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力軸10aの回転量N、回転角度θの絶対
量を簡便に検出する。 【解決手段】 入力軸10aに直結する1回転検出用の
レゾルバ11と、ギヤ機構12を介して入力軸10aに
連結する回転量センサ13と、信号出力手段16とを設
ける。信号出力手段16は、入力軸10aの回転量N、
回転角度θを含むシリアルデータ信号として出力信号S
1 を外部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力軸の回転量
を検出し、その絶対量をディジタル信号として出力する
アブソリュートエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】レゾルバは、固定子、回転子のそれぞれ
に対して電気的に90°の位相差を有する2組の巻線を
施し、二相交流電圧によって固定子巻線を励磁すること
により、回転子の回転角度に正確に依存する出力電圧を
回転子巻線上に発生させることができる。また、アブソ
リュートエンコーダとして使用可能な回転量センサは、
一般に、光電センサを介して読み取るアブソリュートエ
ンコーダコード付きの回転円板や回転円筒を使用し、入
力軸の回転量を絶対量として読み取ることができる。
【0003】そこで、入力軸に直結するレゾルバと、適
切な減速比のギヤ機構を介して入力軸に連結する回転量
センサとを組み合わせ、前者を1回転検出用に使用し、
後者を多回転検出用として使用することにより、多回転
形の高精度のアブソリュートエンコーダを構成すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、レゾルバと回転量センサとは、それぞれ個別に
出力信号を発生し、それを受信するコントローラ側にお
いて、個別に信号処理やコード解読をする必要があった
から、全体システムが複雑となり、出力信号の取扱いが
極めて厄介であるという問題があった。また、回転量セ
ンサは、光電式であるから、高精度であるが、衝撃に弱
く、機械的に破損し易いという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、レゾルバ、ギヤ機構、回転量センサ
と、信号出力手段とを組み合わせ、プラスチック磁石を
使用する磁気式の回転量センサを採用することによっ
て、出力信号の取扱いが極めて容易である上、機械的に
頑丈であり、全体コストも低く抑えることができるアブ
ソリュートエンコーダを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、入力軸に直結する1回転検出用
のレゾルバと、ギヤ機構を介して入力軸に連結する多回
転検出用の回転量センサと、レゾルバを介して検出する
入力軸の回転角度、回転量センサを介して検出する入力
軸の回転量に基づき、シリアルデータ信号からなる出力
信号を出力する信号出力手段とを備えてなり、回転量セ
ンサは、プラスチック磁石と、プラスチック磁石に着磁
したアブソリュートエンコーダコードを読み取る磁気セ
ンサとの組合せからなることをその要旨とする。
【0007】なお、プラスチック磁石は、ギヤ機構の一
部を構成するギヤを一体成形することができる。
【0008】また、ギヤ機構は、1以上の中間軸と最終
軸とを有するギヤトレインからなり、回転量センサは、
各中間軸と最終軸とに連結する複数のプラスチック磁石
と、プラスチック磁石のそれぞれに対応する複数の磁気
センサとの組合せとしてもよく、このときの複数のプラ
スチック磁石は、一平面内に配列し、複数の磁気センサ
は、共通の基板に搭載してもよい。
【0009】さらに、信号出力手段は、外部からのフォ
ーマット設定信号を入力するフォーマット設定手段を備
えることができ、フォーマット設定手段は、電気信号、
光信号、磁気信号のいずれかからなるフォーマット設定
信号を入力することができる。
【0010】なお、信号出力手段には、電源電圧を監視
する電圧監視回路を付設することができる。
【0011】
【作用】かかる発明の構成によるときは、信号出力手段
は、レゾルバ、回転量センサを介してそれぞれ検出する
入力軸の回転角度、回転量に基づき、シリアルデータ信
号からなる出力信号を出力する。そこで、出力信号を受
信するコントローラ側には、標準的なデータ入力ポート
を用意すればよく、レゾルバ、回転量センサの各出力信
号を個別に信号処理したり、コード解読したりする必要
は全くない。また、回転量センサに使用するプラスチッ
ク磁石は、機械的強度、殊に衝撃強度が大きく、軽い
上、圧縮成形、射出成形等により、軸を含む複雑な形状
を容易に一体成形することができ、均一で強力な多極着
磁が可能である。なお、かかるプラスチック磁石材料と
しては、たとえば、三菱製鋼(株)製の希土類プラスチ
ック磁石MRP(サマリウム系またはネオジウム系)が
好適に使用し得る。一方、磁気センサとしては、ホール
素子、半導体磁気抵抗素子、方向性磁電素子、磁気ダイ
オード、磁気トランジスタ等の半導体磁気センサの他、
薄膜磁気抵抗効果素子、アステロイド磁化曲線形磁気セ
ンサ、アモルファス合金リボン応用磁気センサ等の強磁
性体磁気センサが使用できる。
【0012】プラスチック磁石にギヤを一体成形すれ
ば、ギヤ機構に連結するためのギヤを別に形成したり、
それをプラスチック磁石に連結したりする必要がない。
【0013】ギヤ機構を一連のギヤトレインとし、複数
のプラスチック磁石、磁気センサを組み合わせて回転量
センサを形成するときは、各プラスチック磁石は、その
アブソリュートエンコーダコードのビット数を少なくす
ることができ、製造上の制約を格段に小さくすることが
できる。各プラスチック磁石は、ギヤ機構の各中間軸、
最終軸に連結することにより、入力軸の最大許容回転量
を単一のプラスチック磁石によって表示する必要がな
く、全体として、それを表示できればよいからである。
【0014】複数のプラスチック磁石を一平面内に配列
し、複数の磁気センサを共通の基板に搭載すれば、全体
の所要寸法を著るしく小形化し、全体構造をシンプルに
することができる。
【0015】信号出力手段にフォーマット設定手段を設
けるときは、フォーマット設定手段は、外部からのフォ
ーマット設定信号に従い、出力信号のフォーマットを任
意に設定することができ、多様なニーズに容易に対応す
ることができる。なお、このときのフォーマット設定手
段は、フォーマット設定信号に従って、あらかじめ用意
する複数のフォーマットのいずれかを選択してもよく、
あるいは、フォーマット設定信号を介し、任意のフォー
マットを設定し、変更修正し得るようにしてもよい。
【0016】フォーマット設定手段は、光信号等からな
るフォーマット設定信号を入力することにより、適当な
リモートコントローラを介し、出力信号のフォーマット
設定操作を一層容易に実行することができる。
【0017】信号出力手段に電圧監視回路を付設すると
きは、信号出力手段は、出力信号の一部として、電源電
圧の監視情報を含ませることができる。そこで、出力信
号を受信するコントローラは、受信した監視情報に基づ
いて電源電圧を調整し、ケーブルインピーダンスによる
電圧降下を適切に自動補償することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0019】アブソリュートエンコーダ10は、入力軸
10aに直結する1回転検出用のレゾルバ11と、ギヤ
機構12を介して入力軸10aに連結する多回転検出用
の回転量センサ13と、信号出力手段16とを備えてな
る(図1)。
【0020】レゾルバ11は、モータMによって回転駆
動する入力軸10aに直結されている。レゾルバ11の
出力は、信号変換手段14を介して信号出力手段16に
接続されている。
【0021】回転量センサ13は、プラスチック磁石1
3aと、磁気センサ13bとの組合せからなっている
(図1、図2)。プラスチック磁石13aは、円筒状の
本体13a1 に対し、ギヤ13a3 、13a3 付きの軸
13a2 を一体成形して形成されている。なお、軸13
a2 は、図示しない支持板によりピボット軸受を介して
支持するために、両端が先細に尖らせて形成されてい
る。また、ギヤ13a3 、13a3 は、ギヤ機構12に
含まれる図示しないギヤと噛合し、ギヤ機構12の一部
を構成するものとする。
【0022】本体13a1 の表面には、所定のビット数
nのグレイコードパターンからなるアブソリュートエン
コーダコードBi (i=1、2…n)が周方向に帯状に
着磁されている(図2、図3)。ただし、ここでは、n
=4として図示されている。アブソリュートエンコーダ
コードBi は、プラスチック磁石13aの全体を単一の
プラスチック磁石材料によって形成し、本体13a1 の
表面を所定のコードパターンに着磁してもよく、あるい
は、全体を一般的なプラスチック材料によって形成した
上、本体13a1 の外周に付設し、または塗布する磁性
材を所定のコードパターンに着磁してもよい。
【0023】磁気センサ13bは、プラスチック磁石1
3aのアブソリュートエンコーダコードBi の各ビット
に対応して、n個に分割して形成されている。磁気セン
サ13bは、プラスチック磁石13の本体13a1 の外
周に近接して本体13a1 と平行に配設することによ
り、各アブソリュートエンコーダコードBi の磁極性を
同時に読み取ることができる。磁気センサ13bの出力
は、一括して、コード読取手段15を介して信号出力手
段16に接続されている(図1、図2)。
【0024】信号出力手段16の出力は、出力信号S1
として、外部に出力されている。また、アブソリュート
エンコーダ10には、外部から電源電圧Pが供給され、
外部からのリクエスト信号S2 が入力されている。
【0025】入力軸10aが回転すると、レゾルバ11
は、入力軸10aの回転角度θに依存する電気信号を出
力する。そこで、信号変換手段14は、レゾルバ11の
出力を適切に信号処理することにより、入力軸10aの
回転角度θを検出し、信号出力手段16に送出すること
ができる。すなわち、レゾルバ11は、入力軸10aの
1回転内の回転角度θを検出する1回転検出用のセンサ
として作動することができる。
【0026】一方、回転量センサ13は、ギヤ機構12
を介してプラスチック磁石13aが1回転するとき、磁
気センサ13bを介してアブソリュートエンコーダコー
ドBi を読み取ることにより、1/No =1/2n 回転
ごとに異なるビットコードを出力することができる。そ
こで、ギヤ機構12の減速比1/No にとれば、回転量
センサ13は、入力軸10aの回転量N≦No を1回転
ごとに絶対量として2進表示することが可能である。す
なわち、回転量センサ13は、磁気センサ13bを介し
てプラスチック磁石13a上のアブソリュートエンコー
ダコードBi を読み取り、コード解読手段15を介して
読み取ったアブソリュートエンコーダコードBi をコー
ド解読することにより、入力軸10aの回転量N≦No
を直読することができる。ただし、No =2n は、プラ
スチック磁石13a上のアブソリュートエンコーダコー
ドBi のビット数nによって定まる入力軸10aの最大
許容回転量である。
【0027】すなわち、回転量センサ13は、入力軸1
0aの回転量N≦No を検出する多回転検出用のセンサ
となっている。
【0028】一方、信号出力手段16は、信号変換手段
14からの回転角度θ、コード解読手段15からの回転
量Nを入力し、出力信号S1 を出力することができる。
ただし、出力信号S1 は、たとえば、回転量Nを示すデ
ータビットDi (i=0、1、2…11)、回転角度θ
を示すデータビットDi (i=12、13…23)を含
むシリアルデータ信号からなり(図4)、データビット
Di の前後には、たとえば3ビットのスタートビットS
ti(i=1、2…)と、3ビットのパリティビットPi
(i=1、2…)、1ビットのストップビットSp とが
付加されている。なお、このような信号出力手段16の
動作は、入力される回転量N、回転角度θが変化する都
度自動的に実行してもよく、あるいは、外部からのリク
エスト信号S2 に対応して実行してもよい。また、前者
の場合には、出力信号S1 を構成する各ビットを外部か
らパラレルデータとして読取り可能なレジスタに保持し
ておくことが好ましく、このとき、外部のコントローラ
は、リクエスト信号S2 を発信することなく、回転量
N、回転角度θを含む出力信号S1 の内容を随時読み取
ることができる。
【0029】以上の説明において、回転量センサ13の
プラスチック磁石13aは、本体13a1 を円板状に形
成し、アブソリュートエンコーダコードBi を本体13
a1の表面に同心円状に着磁してもよい(図5、図
6)。なお、このときの磁気センサ13bは、各アブソ
リュートエンコーダコードBi に対応するように、本体
13a1 の上面において、本体13a1 の半径方向に配
設されている。
【0030】
【他の実施の形態】ギヤ機構12は、複数のギヤ機構1
2a、12a…を縦続して構成することができる(図
7)。
【0031】前段、中間段のギヤ機構12a、12aか
らの中間軸12b、12bと、後段のギヤ機構12aか
らの最終軸12cとには、それぞれプラスチック磁石1
3aが付設され、各プラスチック磁石13aには、磁気
センサ13bが対応して配設されている。各プラスチッ
ク磁石13aには、ビット数nのアブソリュートエンコ
ーダコードBi が着磁されており、各ギヤ機構12a
は、減速比1/No =1/2n に形成されているものと
すると、磁気センサ13は、全体として、コード解読手
段15を介し、入力軸10aの回転数N≦No3=23n
1回転ごとに直読することができる。前段のギヤ機構1
2aに対応する磁気センサ13bは、入力軸10aの1
回転ごとに、最大No 回転まで異なるアブソリュートエ
ンコーダコードBi を読み取ることができ、中間段のギ
ヤ機構12a、後段のギヤ機構12aに対応する磁気セ
ンサ13b、13bは、それぞれ、入力軸10aのNo
回転ごと、No2回転ごとに、最大No2回転、No3回転ま
で異なるアブソリュートエンコーダコードBi を読み取
ることができるからである。
【0032】すなわち、磁気センサ13は、各プラスチ
ック磁石13aにビット数n=4のアブソリュートエン
コーダコードBi を着磁することにより、全体として、
入力軸10aの回転量N≦No3=(24 3 =4096
(回転)を1回転ごとに検出することができる。ただ
し、このときのコード解読手段15は、前段、中間段、
後段の各ギヤ機構12aに対応する磁気センサ13b、
13b…の各出力を利用して、 N=N1 +24 ×N2 +(24 2 ×N3 により回転量Nを算出すればよく、ここで、N1 、N2
、N3 は、それぞれ前段、中間段、後段の磁気センサ
13b、13b…が読み取るアブソリュートエンコーダ
コードBi 、Bi …の10進換算数値である。
【0033】図7のプラスチック磁石13a、13a…
は、円板状に形成し、同一平面内に配列することができ
る(図8、図9)。また、このとき、磁気センサ13
b、13b…は、プラスチック磁石13a、13a…に
対向して配設する共通の基板13cに搭載し、それぞれ
所定のプラスチック磁石13aに対応させることができ
る。
【0034】また、図7ないし図9において、ギヤ機構
12は、補助ギヤ12d、12d…、各プラスチック磁
石13aに一体成形するギヤ13a3 、13a3 を介し
て一連のギヤトレインとして形成することができる(図
10)。また、かかるギヤ機構12は、レゾルバ11、
必要な基板13c、13cとともに適当なケーシング1
2eに収納することにより(図10、図11)、モータ
Mに対し、一体搭載可能に組み立てることができる。た
だし、ここでは、モータMは、両軸形であり、ギヤ機構
12は、周知の機械式の時計機構をそのまま流用して利
用することができるように、図2、図5に倣って、補助
ギヤ12d、プラスチック磁石13aの各軸に大小のギ
ヤを上下2段に設けるものとする。また、基板13c、
13cには、磁気センサ13b、13b…の他、信号変
換手段14、コード解読手段15、信号出力手段16を
含む必要な電子回路を搭載するものとする。
【0035】図7ないし図11において、複数のプラス
チック磁石13a、13a…の数mは、2以上の任意の
数でよい。すなわち、ギヤ機構12は、少なくとも1以
上の中間軸12bと、最終軸12cとを備えるものであ
ればよい。また、各プラスチック磁石13a上のアブソ
リュートエンコーダコードBi のビット数nは、n=4
に限らず、任意の数にとることができるが、各プラスチ
ック磁石13aに対し、同一のビット数に揃えることが
好ましい。各プラスチック磁石13aの着磁仕様を同一
にすることができる上、全体として実現し得る最大許容
回転数No =(2n m を最大に設定することができる
からである。
【0036】以上の説明において、信号出力手段16
は、データ変換手段16a、フォーマット設定手段16
bを備えることができる(図12)。
【0037】信号変換手段14からの回転角度θ、コー
ド解読手段15からの回転量Nは、データ変換手段16
aに入力されており、データ変換手段16aの出力は、
出力信号S1 として外部に出力されている。また、フォ
ーマット設定手段16bには、外部からのフォーマット
設定信号S3 が入力されており、フォーマット設定手段
16bの出力は、データ変換手段16aに接続されてい
る。
【0038】フォーマット設定手段16bは、外部から
のフォーマット設定信号S3 に従い、データ変換手段1
6aから出力される出力信号S1 のフォーマットを自在
に設定し、データ変換手段16aは、設定されたフォー
マットに従い、回転角度θ、回転量Nを含む一連のデー
タをシリアルデータ信号に変換し、出力信号S1 として
出力することができる。なお、フォーマット設定手段1
6bは、メモリ機能を有し、フォーマット設定信号S3
を介して外部から設定されるフォーマット情報を保持す
ることができ、データ変換手段16aは、必要なデータ
変換の都度、フォーマット設定手段16b内のフォーマ
ット情報を参照するものとする。また、フォーマット設
定手段16bには、あらかじめ複数のフォーマットに関
するフォーマット情報を保持させておき、データ変換手
段16aは、フォーマット設定信号S3 を介して選択さ
れたフォーマットのフォーマット情報のみを参照するよ
うにしてもよい。
【0039】外部からのフォーマット設定信号S3 は、
電気信号による他、光信号であってもよく(図13
(A))、あるいは、磁気信号であってもよい(同図
(B))。前者は、リモートコントローラRの発光素子
R1 から発信させ、受光素子16cによって受光するこ
とができ、後者は、リモートコントローラRの発信コイ
ルR2 から発信させ、ピックアップコイル16dを介し
て受信することができる。
【0040】また、信号出力手段16には、電源電圧P
を監視する電圧監視回路17を付設することができる
(図14)。なお、ここでは、信号出力手段16からの
出力信号S1 は、外部のコントローラC内のデータ受信
手段C1 によって受信され、電源電圧Pは、コントロー
ラC内のセンサ電源C2 によって供給されている。ま
た、データ受信手段C1 の出力は、コントローラC内の
図示しないコントロールユニットに接続される他、セン
サ電源C2 にも接続されている。
【0041】電源監視回路17は、電源電圧Pを監視
し、監視情報を信号出力手段16に送出する。そこで、
信号出力手段16は、出力信号S1 を外部に出力すると
き、出力信号S1 の一部として、電圧監視ビットV1 、
V2 を含ませることができる(図15)。ただし、電圧
監視ビットV1 、V2 は、それぞれの1、0の組合せに
対応して、たとえば図16に従って、電源電圧Pの監視
情報を表示する。
【0042】コントローラC側のデータ受信手段C1
は、信号出力手段16からの出力信号S1 を受信する
と、電圧監視ビットV1 、V2 によって示される監視情
報を分離抽出してセンサ電源C2 に送出する。そこで、
センサ電源C2 は、監視情報に従って電源電圧Pを調節
し、アブソリュートエンコーダ10における電源電圧P
を正常に維持することができる。
【0043】なお、図12の信号出力手段16、図14
の信号出力手段16、電圧監視回路17は、信号変換手
段14、コード解読手段15とともに、マイクロコンピ
ュータによるソフトウエアを介して実現する他、適当な
カスタムIC素子として実現することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力軸に直結する1回転検出用のレゾルバと、ギヤ
機構を介して入力軸に連結する回転量センサと、信号出
力手段とを備え、プラスチック磁石と磁気センサとの組
合せからなる回転量センサを採用することによって、信
号出力手段は、レゾルバ、回転量センサを介して検出す
る入力軸の回転角度、回転量をシリアルデータ信号から
なる出力信号として出力することができるから、出力信
号は、標準的なデータ入力ポートを有する外部機器によ
って簡単に受信して利用することができ、出力信号の取
扱いが極めて容易である上、回転量センサに使用するプ
ラスチック磁石は、機械的強度、衝撃強度に優れてお
り、機械的に十分頑丈であり、全体コストも低く抑える
ことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成ブロック系統図
【図2】 要部斜視説明図
【図3】 アブソリュートエンコーダコードの模式図
【図4】 出力信号のビット構成図
【図5】 他の実施の形態を示す図2相当図
【図6】 他の実施の形態を示す図3相当図
【図7】 他の実施の形態を示す要部構成説明図
【図8】 他の実施の形態を示す要部斜視図
【図9】 他の実施の形態を示す要部構成図
【図10】 図9の平面説明図
【図11】 図9、図10の使用状態を示す全体構成図
【図12】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(1)
【図13】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(2)
【図14】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(3)
【図15】 他の実施の形態を示す図4相当図
【図16】 電圧監視ビットの定義図表
【符号の説明】
θ…回転角度 N…回転量 P…電源電圧 Bi (i=1、2…n)…アブソリュートエンコーダコ
ード S1 …出力信号 S3 …フォーマット設定信号 10…アブソリュートエンコーダ 10a…入力軸 11…レゾルバ 12、12a…ギヤ機構 12b…中間軸 12c…最終軸 13…回転量センサ 13a…プラスチック磁石 13a3 …ギヤ 13b…磁気センサ 13c…基板 16…信号出力手段 16b…フォーマット設定手段 17…電圧監視回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01D 5/245 102 G01D 5/245 102J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸に直結する1回転検出用のレゾル
    バと、ギヤ機構を介して前記入力軸に連結する多回転検
    出用の回転量センサと、前記レゾルバを介して検出する
    前記入力軸の回転角度、前記回転量センサを介して検出
    する前記入力軸の回転量に基づき、シリアルデータ信号
    からなる出力信号を出力する信号出力手段とを備えてな
    り、前記回転量センサは、プラスチック磁石と、該プラ
    スチック磁石に着磁したアブソリュートエンコーダコー
    ドを読み取る磁気センサとの組合せからなることを特徴
    とするアブソリュートエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記プラスチック磁石は、前記ギヤ機構
    の一部を構成するギヤを一体成形することを特徴とする
    請求項1記載のアブソリュートエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記ギヤ機構は、1以上の中間軸と最終
    軸とを有するギヤトレインからなり、前記回転量センサ
    は、前記各中間軸と最終軸とに連結する複数のプラスチ
    ック磁石と、該プラスチック磁石のそれぞれに対応する
    複数の磁気センサとの組合せからなることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のアブソリュートエンコー
    ダ。
  4. 【請求項4】 前記複数のプラスチック磁石は、一平面
    内に配列し、前記複数の磁気センサは、共通の基板に搭
    載することを特徴とする請求項3記載のアブソリュート
    エンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記信号出力手段は、外部からのフォー
    マット設定信号を入力するフォーマット設定手段を備え
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
    記載のアブソリュートエンコーダ。
  6. 【請求項6】 前記フォーマット設定手段は、電気信
    号、光信号、磁気信号のいずれかからなるフォーマット
    設定信号を入力することを特徴とする請求項5記載のア
    ブソリュートエンコーダ。
  7. 【請求項7】 前記信号出力手段には、電源電圧を監視
    する電圧監視回路を付設することを特徴とする請求項1
    ないし請求項6のいずれか記載のアブソリュートエンコ
    ーダ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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