JPH09216883A - ピラゾロピリジン化合物および該化合物を含有する医薬 - Google Patents

ピラゾロピリジン化合物および該化合物を含有する医薬

Info

Publication number
JPH09216883A
JPH09216883A JP2414696A JP2414696A JPH09216883A JP H09216883 A JPH09216883 A JP H09216883A JP 2414696 A JP2414696 A JP 2414696A JP 2414696 A JP2414696 A JP 2414696A JP H09216883 A JPH09216883 A JP H09216883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
action
formula
pyridine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2414696A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kuroda
聡 黒田
Hiromichi Itani
弘道 井谷
Atsushi Akaha
厚 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2414696A priority Critical patent/JPH09216883A/ja
Publication of JPH09216883A publication Critical patent/JPH09216883A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 医薬として有用な新規ピラゾロピリジン化合
物を提供する。 【解決手段】 式(I)で示される化合物または医薬と
して許容されるその塩類、および当該化合物または医薬
として許容されるその塩を含有する医薬。 [式中、Rはアリール基、Rは式(II)式(VII)
等で示される基であり、且つRは水素、低級アルキル
基、複素環基、アル(低級)アルキル基等を、Rは水
素、アシル基、シアノ基、アミノ基等を、Rは水素ま
たはアルキル基を、Rはハロゲン、低級アルコキシ
基、アリールアミノ基を、Rはアシル基またはヒドロ
キシ(低級)アルキル基を、それぞれ意味する] 【効果】 化合物(I)のアデノシン拮抗作用は、実験
によって確認されている。この化合物は多くの薬理作用
を有し、従って種々の治療剤として有用であるが、その
なかでも特に、心不全治療剤、降圧剤、腎不全治療剤、
利尿剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新規なピラゾロ
ピリジン化合物及び医薬として許容されるその塩類に関
するものである。詳細には、この化合物はアデノシン拮
抗物質であり、認識増強作用、鎮痛作用、自発運動量、
抗うつ作用、脳血管拡張作用、利尿作用、強心作用、血
管拡張作用、腎血流増加作用、脂肪分解促進作用、抗喘
息作用、インシュリン分泌促進作用等の様な種々の薬理
作用を有する。従って、認識増強剤、精神刺激剤、鎮痛
剤、抗うつ剤、脳循環改善剤、心不全治療剤、強心剤、
降圧剤、腎不全治療剤、利尿剤、浮腫(例えば、心性浮
腫、腎性浮腫、肝性浮腫、特発性浮腫、薬剤性浮腫、急
性血管神経性浮腫、遺伝性血管神経性浮腫、癌性腹水、
妊娠性浮腫)治療剤、抗肥満剤、抗喘息剤、気管支拡張
剤、無呼吸治療剤、痛風治療剤、高尿酸血症治療剤、乳
幼児突然死症候群(SIDS)治療剤、アデノシンによ
る免疫抑制の改善剤、抗糖尿病剤等として有用である。
更に、上記化合物は、血小板凝集抑制作用を有するの
で、この化合物を有効成分として含有する製剤は、血栓
症(例えば、動脈血栓、脳血栓)治療剤、心筋梗塞治療
剤、塞栓症治療剤、閉塞性動脈硬化症治療剤、血栓性静
脈炎治療剤、脳梗塞治療剤、一過性脳虚血治療剤、狭心
症治療剤等にも有用である。
【0002】
【発明の目的】この発明の一つの目的は、新規なピラゾ
ロピリジン化合物または医薬として許容されるその塩類
を提供することにある。この発明のもう一つの目的は、
有効成分として上記ピラゾロピリジン化合物または医薬
として許容されるその塩類を含有する医薬を提供するこ
とにある。
【0003】
【発明の構成】この発明の新規なピラゾロピリジン化合
物は、下記式(I)
【0004】
【化4】
【0005】[式中、R1 はアリール基、およびR2
式(II)
【0006】
【化5】
【0007】{式中、R3 は水素、低級アルキル基、ア
シル(低級)アルキル基、アシル(低級)アルカノイル
(低級)アルキル基、置換基を有していてもよい複素環
基、または置換基を有していてもよいアル(低級)アル
キル基、R4 は水素、アシル基、シアノ基、複素環基、
ヒドロキシ(低級)アルキル基、アミノ基、または保護
されたアミノ基、R5 は水素または低級アルキル基を意
味する(但し、R4 とR5 は同時に水素を意味しな
い)}で示される基、または式(III )
【0008】
【化6】
【0009】(式中、R6 はハロゲン、低級アルコキシ
基、または置換基を有していてもよいアリールアミノ
基、R7 はアシル基またはヒドロキシ(低級)アルキル
基を意味する)で示される基を夫々意味する]で示され
る化合物または医薬として許容されるその塩類である。
また、この発明の新規な医薬は、上記ピラゾロピリジン
化合物または医薬として許容されるその塩類、および医
薬として許容される担体を含有する。
【0010】
【発明の構成の説明】上記目的化合物(I)の医薬とし
て許容される好適な塩類は常用の無毒性の塩類であり、
その様な例としては、例えばアルカリ金属塩(例えばナ
トリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(例
えばカルシウム塩、マグネシウム塩等)、アンモニウム
塩、有機塩基塩(例えばトリメチルアミン塩、トリエチ
ルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシ
ルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩
等)、有機酸塩(例えばギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ
酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、メタン
スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホ
ン酸塩等)、無機酸塩(例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、
硫酸塩、リン酸塩、ヨウ化水素酸塩等)、アミノ酸との
塩(例えばアルギニン塩、アスパラギン酸塩、グルタミ
ン酸塩等)等が含まれる。
【0011】この明細書の上記及び後記の説明におい
て、この発明の範囲内に包含される種々の定義の好適な
例及び具体例を、以下詳細に説明する。「低級」とは、
特に指示がない限り、炭素原子数1〜6個を意味するも
のとする。
【0012】上記「低級アルキル基」、「アシル(低
級)アルキル基」、「アシル(低級)アルカノイル(低
級)アルキル基」、「置換基を有していてもよいアル
(低級)アルキル基」、「ヒドロキシ(低級)アルキル
基」および「低級アルコキシ基」における好適な「低級
アルキル」部分としては、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二級ブチ
ル、第三級ブチル等が挙げられる。
【0013】上記「アシル(低級)アルキル基」、「ア
シル(低級)アルカノイル(低級)アルキル基」および
「アシル基」における好適な「アシル」部分としては、
低級アルカノイル(例えば、ホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバ
レリル、ピバロイル、オキサリル、スクシニル等);カ
ルボキシ;保護されたカルボキシ等が挙げられる。
【0014】このうち、上記保護されたカルボキシの好
適な例としては、例えばエステル化されたカルボキシ
[例えば、低級アルコキシカルボニル(例えば、メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボ
ニル、1−シクロプロピルエトキシカルボニル、イソプ
ロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、第三級ブト
キシカルボニル等)等];アミド化されたカルボキシ
[例えば、カルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモ
イル、N−メチル−N−エチルカルバモイル、N,N−
ジエチルカルバモイル、N,N−ジプロピルカルバモイ
ル、N−ブチル−N−第三級ブチルカルバモイル、N,
N−ジペンチルカルバモイル、N−ペンチル−N−ヘキ
シルカルバモイル、第三級ブトキシカルボニルカルバモ
イル、1−アジリジニルカルボニル、1−アゼチジニル
カルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、ピペリジノ
カルボニル、トリメトキシアニリノカルボニル、(N−
エトキシカルボニルメチル)カルバモイル、(N−カル
ボキシメチル)カルバモイル、(N−アミノ)カルバモ
イル、イソプロピリデンヒドラジノカルボニル等]等が
挙げられる。
【0015】上記「アシル(低級)アルカノイル(低
級)アルキル基」における好適な「(低級)アルカノイ
ル」部分としては、上述した例が挙げられる。
【0016】上記「置換基を有していてもよい複素環
基」、「置換基を有していてもよいアル(低級)アルキ
ル基」および「置換基を有していてもよいアリールアミ
ノ基」における好適な「置換基」部分としては、ヒドロ
キシ、ハロゲン(塩素、臭素、フッ素、ヨウ素)、低級
アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、
1−シクロプロピルエトキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、第三級ブトキシ等)、上記アシル、シアノ、オキソ
等が挙げられる。
【0017】上記「置換基を有していてもよい複素環
基」および「複素環基」における好適な「複素環基」部
分としては、酸素原子、硫黄原子、窒素原子などのよう
なヘテロ原子を少なくとも1個含有する飽和または不飽
和単環式または多環式複素環基を意味する。
【0018】その様な複素環基としては、例えばアゼチ
ジニル,ピロリジニル,イミダゾリジニル,ピペリジニ
ル,ピラゾリジニル,ピペラジニル,ピリダジニル,テ
トラヒドロピリダジニル,テトラヒドロピリミジニル,
テトラゾリルなどの窒素原子1個ないし4個を含む飽和
3員ないし8員、さらに好ましくは4員ないし6員複素
単環基;例えばモルホリニルなどの酸素原子1個ないし
2個および窒素原子1個ないし3個を含む飽和3員ない
し8員、さらに好ましくは5員または6員複素単環基;
例えばチアゾリジニルなどの硫黄原子1個ないし2個お
よび窒素原子1個ないし3個を含む飽和3員ないし8
員、更に好ましくは5員または6員複素単環基等が挙げ
られる。
【0019】上記「置換基を有していてもよいアル(低
級)アルキル基」における好適な「アル(低級)アルキ
ル」部分としては、フェニル(低級)アルキル(例えば
ベンジル、フェネチル、フェニルプロピル等)、ナフチ
ル(低級)アルキル(例えばナフチルメチル、ナフチル
エチル、ナフチルプロピル等)等が挙げられる。
【0020】従って、上記「置換基を有していてもよい
アル(低級)アルキル基」の好適な例としては、シアノ
ベンジル、シアノフェネチル、シアノナフチルメチル、
カルバモイルベンジル、カルバモイルフェネチル、カル
バモイルナフチルメチル、フェニルプロピル等が挙げら
れる。
【0021】上記「保護されたアミノ基」の好適な例と
しては、アシルアミノ基または好ましい置換基を有して
いてもよいアル(低級)アルキル基(例えば前述したベ
ンジル基、トリチル基など)などの通常用いられている
保護基によって置換されるアミノ基などが挙げられる。
尚、上記「アシルアミノ基」中の好適な「アシル」部分
は、前述した通りである。上記「ハロゲン」としては、
前述したハロゲンを参照すれば良い。
【0022】上記「低級アルコキシ基」としては、前記
の低級アルキル基が水酸基に置換した炭素数1〜6のア
ルコキシ基を意味し、例えばメトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、sec
−ブトキシ基、tert−ブトキシ基などが挙げられ
る。
【0023】上記「置換基を有していてもよいアリール
アミノ基」における好適な「アリール」部分としては、
フェニル、トリル、キシリル、ナフチル等が挙げられ
る。好ましい化合物(I)としては、下記(a)〜
(f)の化合物が挙げられる。
【0024】(a)R1 はフェニル基、R2 は式(IV)
【0025】
【化7】
【0026】(式中、R4 はカルボキシ基、保護された
カルボキシ基、シアノ基、テトラゾリル基、ヒドロキシ
(低級)アルキル基、アミノ基、または保護されたカル
ボキシで置換されたアミノ基を意味する)で示される
基、である化合物であり、より好ましくはR1 はフェニ
ル基、R2 は上記式(IV)中、R4:カルボキシ基、エス
テル化されたカルボキシ基、アミド化されたカルボキシ
基、シアノ基、テトラゾリル基、ヒドロキシ(低級)ア
ルキル基、アミノ基、またはエステル化されたカルボキ
シで置換されたアミノ基、で示される基、である化合
物。
【0027】(b)R1 はフェニル基、R2 は式(V )
【0028】
【化8】
【0029】(式中、R4 はカルボキシ基または保護さ
れたカルボキシ基、R5 は低級アルキル基を意味する)
で示される基、である化合物であり、より好ましくはR
1 はフェニル基、R2 は上記式(V )中、R4 :カルボ
キシ基またはアミド化されたカルボキシ基、R5 :低級
アルキル基)で示される基、である化合物。
【0030】(c)R1 はフェニル基、R2 は式(VI)
【0031】
【化9】
【0032】(式中、R3 は低級アルキル基、低級アル
カノイル(低級)アルキル基、保護されたカルボキシ
(低級)アルカノイル(低級)アルキル基、オキソで置
換されていてもよいテトラヒドロピリダジニル基、また
は低級アルコキシ若しくはヒドロキシで置換されていて
もよいフェニル(低級)アルキル基、R4 はカルボキシ
基、保護されたカルボキシ基またはヒドロキシ(低級)
アルキル基を意味する)で示される基、である化合物で
あり、より好ましくはR1 はフェニル基、R2 は上記式
(VI)中、R3 :低級アルキル基、低級アルカノイル
(低級)アルキル基、エステル化されたカルボキシ(低
級)アルカノイル(低級)アルキル基、オキソで置換さ
れたテトラヒドロピリダジニル基、または低級アルコキ
シ若しくはヒドロキシで置換されたフェニル(低級)ア
ルキル基、R4 :カルボキシ基、エステル化されたカル
ボキシ基、アミド化されたカルボキシ基、またはヒドロ
キシ(低級)アルキル基、で示される基、である化合
物。
【0033】(d)R1 はフェニル基、R2 は式(VII
【0034】
【化10】
【0035】(式中、R6 はハロゲン、低級アルコキシ
基、または低級アルコキシで置換されていてもよいフェ
ニルアミノ基、R7 はカルボキシ基、保護されたカルボ
キシ基、またはヒドロキシ(低級)アルキル基を意味す
る)で示される基、である化合物であり、より好ましく
はR1 はフェニル基、R2 は上記式(VII)中、R6 :ハ
ロゲン、低級アルコキシ基、または低級アルコキシで置
換されたフェニルアミノ基、R7 : カルボキシ基、エス
テル化されたカルボキシ基、またはヒドロキシ(低級)
アルキル基で示される基、である化合物。
【0036】(e)R1 はフェニル基、R2 は式(VII
I)
【0037】
【化11】
【0038】(式中、R5 は低級アルキル基を意味す
る)で示される基、である化合物。
【0039】(f)R1 はフェニル基、R2 は式(IX)
【0040】
【化12】
【0041】(式中、R3 はアシル(低級)アルキル
基、R5 は低級アルキル基を意味する)で示される基、
である化合物。
【0042】次に、この発明の目的化合物(I)の製造
法について説明する。上記目的化合物(I)の出発原料
は、例えば後記する製造例1により製造することができ
る。本発明化合物のうち代表的な化合物についての代表
的な製造方法は以下の通りである。製造法1
【0043】
【化13】
【0044】(式中、R1 ,R3 ,R4 ,R5 は前に定
義した通りであり、Xは上述したハロゲンである)。
【0045】この反応は、脱ハロゲン化水素剤、もしく
は水素化ナトリウム等の活性化剤の存在下に、化合物
(X)またはその塩類を化合物(XI)と反応させるもの
である。詳細には、後述する実施例15を参照すればよ
い。製造法2a
【0046】
【化14】
【0047】(式中、R1 ,R3 ,R5 は前に定義した
通りであり、R4 aは保護されたカルボキシをそれぞれ表
す)。
【0048】化合物(XIV )またはその塩類は、化合物
(XIII)またはその塩類を、そのカルボキシ保護基の脱
離反応に付すことにより得られる。詳細には、後述する
実施例6および16を参照すればよい。化合物(XIII)
及び(XIV )の好適な塩類としては化合物(I)の塩類
と同じものが挙げられる。
【0049】この反応は通常、通常加水分解、還元等の
様な常法によって行われる。 (i)加水分解:加水分解は、酸または塩基の存在下に
行うのが好ましい。好適な塩基としては、上述した塩基
(例えば水酸化ナトリウム等)が挙げられる。
【0050】好適な酸としては、有機酸(例えばギ酸、
酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、ベンゼンスル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸等)及び無機酸(例え
ば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸等)等が挙げられ
る。
【0051】トリハロ酢酸(例えばトリクロロ酢酸、ト
リフルオロ酢酸等)等の様なルイス酸を用いた酸性加水
分解は、通常例えば陽イオン捕捉剤(例えばフェノー
ル、アニソール等)の添加によって促進される。
【0052】この反応は通常、水、塩化メチレン、アル
コール(例えばメタノール、エタノール等)、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、アセトン等の様な反応に悪影
響を及ぼさない常用の溶媒中、またはそれらの混合物中
で行なわれる。液状の塩基または酸も溶媒として使用す
ることができる。反応温度は特に限定されず、通常冷却
下ないし加熱下に行なわれる。
【0053】(ii)還元:還元方法は、化学還元及び接触
還元等の常法に従って行なわれる。上記化学還元に用い
られる好適な還元剤は、金属(例えば亜鉛、亜鉛アマル
ガム等)またはクロム化合物塩(例えば塩化第一クロ
ム、酢酸第一クロム等)と、有機酸(例えばギ酸、酢
酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンス
ルホン酸)または無機酸(例えば塩酸、臭化水素酸等)
とを組合せたものである。
【0054】また、上記接触還元に用いられる好適な触
媒としては、パラジウム系触媒(例えばパラジウム海
綿、パラジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム−炭、
コロイドパラジウム、パラジウム−硫酸バリウム、パラ
ジウム−炭酸バリウム、水酸化パラジウム−炭等)、ニ
ッケル系触媒(例えば還元ニッケル、酸化ニッケル、ラ
ネーニッケル等)、白金系触媒(白金板、白金海綿、白
金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線等)等の様な常
用の触媒が挙げられる。この還元は、中性付近で反応を
行うのが好ましい。
【0055】この反応は、通常水、アルコール(例えば
メタノール、エタノール、プロパノール等)、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、酢酸、緩衝溶液(例えばリン
酸塩緩衝液、酢酸塩緩衝液等)等の様な反応に悪影響を
及ぼさない常用の溶媒中、またはそれらの混合物中で行
なわれる。反応温度は特に限定されないが、通常冷却下
ないし加熱下に行なわれる。脱離反応は、脱離すべきカ
ルボキシ保護基の種類によって選択することができる。製造法2b
【0056】
【化15】
【0057】(式中、R1 ,R6 は前に定義した通りで
あり、R7 aは保護されたカルボキシをそれぞれ表す)。
【0058】化合物(XVI )またはその塩類は、化合物
(XV)またはその塩類を、そのカルボキシ保護基の脱離
反応に付すことにより得られる。詳細には、後述する実
施例27を参照すればよい。
【0059】化合物(XV)及び(XVI )の好適な塩類と
しては化合物(I)の塩類と同じものが挙げられる。こ
の方法は、実質的に上述した製造法2aと同じである。製造法3
【0060】
【化16】
【0061】(式中、R1 ,R3 ,R5 は前に定義した
通りであり、R8 は低級アルキル基をそれぞれ意味す
る)。
【0062】化合物(XIX )またはその塩類は、化合物
(XVII)またはその塩類を化合物(XVIII )と反応させ
ることによって製造することができる。詳細には、後述
する実施例1、実施例9を参照すればよい。その他の化
合物の製造方法については、後記する実施例を参照し実
施すれば良い。
【0063】これらの方法によって製造される上記目的
化合物(I)および医薬として許容されるその塩類は、
水に対する溶解性に優れており、医薬製剤の製造に便利
である。
【0064】上記目的化合物(I)が優れたアデノシン
拮抗作用を有することは、実験によって確認している。
前述した様に、この化合物は多くの薬理作用を有し、従
って種々の治療剤として有用であるが、そのなかでも特
に、心不全治療剤、降圧剤、腎不全治療剤、利尿剤とし
て有用である。
【0065】治療に当たっては、この発明の目的化合物
(I)及び医薬として許容されるその塩類は、経口投
与、非経口投与および外用投与に適した有機固体状もし
くは無機固体状、または液状賦形剤の様な医薬として許
容される担体と混合して、上記化合物を有効成分として
含有する常用の医薬製剤の形で使用される。
【0066】上記医薬製剤は、錠剤、顆粒、粉末、カプ
セルの様な固体状であっても、あるいは溶液、懸濁液、
シロップ、エマルジョン、レモネード等の様な液状であ
ってもよい。
【0067】必要に応じて上記製剤中に、助剤、安定
剤、湿潤剤およびその他の通常使用される添加剤(例え
ば乳糖、クエン酸、酒石酸、ステアリン酸、ステアリン
酸マグネシウム、白土、ショ糖、トウモロコシデンプ
ン、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、落花生油、オ
リーブ油、カカオ脂、エチレングリコール等)等が含ま
れていてもよい。
【0068】この発明の化合物(I)の投与量は、患者
の年齢や体重、患者の症状、疾患の種類、剤型の種類、
投与方法、用いられる化合物(I)の種類等を考慮して
適宜決定されるものであるが、通常1回当たりの投与量
で1mg,5mg,10mg,20mgを使用すればよ
く、1日当たりの投与量で、1mgと約1000mgの
間の量またはそれ以上の量を投与することもできる。以
下、この発明を実施例に従ってさらに詳細に説明する。
【0069】
【実施例】製造例1 2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(2.0
g)および硫酸(0.028mL)をプロピオン酸無水
物(9.5mL)に溶解した後、160℃で4時間攪拌
しながら加熱した。この混合液を氷水中に注いだ後、水
酸化ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出し
た。分離した有機層を減圧留去し、残渣をシリカゲル
(80mL)充填のカラムクロマトグラフィー(溶出
液:クロロホルム)にかけて精製した。所望の画分を集
め、溶媒を減圧留去して得られた残渣をイソプロピルエ
ーテルで再結晶することにより3−プロピオニル−2−
フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.73
g)を得た。 mp:84-86 ℃ IR(ヌジョール):1635,1620 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):0.91(3H,t,J=7.3Hz),2.44(2H,
q,J=7.3Hz),7.21(1H,dt,J=1.0,6.9Hz),7.51-7.68(6H,
m),8.29(1H,d,J=8.9Hz),8.87(1H,d,J=6.9Hz) 元素分析:C16H14N2O として 計算値(%):C 76.78, H 5.64, N 11.19 実測値(%):C 77.13, H 5.62, N 11.24 (+)−ACPI/MS:251(M+ +1)
【0070】実施例1 3−プロピオニル−2−フェニルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン(0.50g)およびケトマロン酸ジエチ
ル(0.36mL)を100℃で65時間、攪拌しなが
ら加熱した後、ヒドラジン一水和物(0.68mL)を
加え、更に125℃で8時間攪拌下で加熱した。この混
合液を減圧留去して得られた残渣をクロロホルムと水の
間で分配した。分離した有機層を減圧留去し、残渣をシ
リカゲル(20mL)充填のカラムクロマトグラフィー
(溶出液:クロロホルムとメタノールの混液)にかけて
精製した。所望の画分を集めた後、アセトンを加えて減
圧留去し、残渣をエタノールで再結晶させることにより
3−[4−(2−イソプロピリデンヒドラジノ)カルボ
ニル−5−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリ
ダジン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン(0.42g)を得た。 mp:220-223 ℃ IR(ヌジョール):3200,3100,1660,1630,1520 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):回転異性体の1:1混合物 1.5
9(3H,s),1.78(3H,s),1.83(3H,s),1.85(3H,s),1.88(3H,
s),1.97(3H,s),7.03(2H,t,J=6.8Hz),7.30-7.65(14H,m),
8.81(2H,d,J=7.0Hz),10.83(1H,s),10.91(1H,s),13.26(1
H,s),13.50(1H,s) 元素分析:C19H16N6O2・0.7H2O として 計算値(%):C 63.97, H 5.22, N 20.35 実測値(%):C 64.28, H 5.40, N 19.99 (+)−ACPI/MS:401(M+ +1)
【0071】実施例2 後記する実施例6と同様にして3−(4−カルボキシ−
5−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン
−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジンを得た。 mp:259-262 ℃(エタノール) IR(ヌジョール):1700,1625,1510 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.76(3H,s),7.04(1H,t,J=6.9H
z),7.30-7.57(7H,m),8.82(1H,d,J=6.9Hz) 元素分析:C19H14N4O3・1/5H2O として 計算値(%):C 65.21, H 4.14, N 16.01 実測値(%):C 65.25, H 3.89, N 16.21 (+)−ACPI/MS:347(M+ +1)
【0072】実施例3 実施例1と同様にして3−(5−メチル−3−オキソ−
2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−フェニ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:270 ℃以上(エタノール) IR(ヌジョール):1660,1630,1590,1530 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.72(3H,s),6.84(1H,s),7.02(1
H,t,J=6.9Hz),7.28-7.57(7H,m),8.80(1H,d,J=6.9Hz),1
0.13(1H,s) 元素分析:C18H14N4O・1/4H2Oとして 計算値(%):C 70.46, H 4.76, N 18.26 実測値(%):C 70.83, H 4.53, N 18.42 (+)−ACPI/MS:303(M+ +1)
【0073】実施例4 後記する実施例15と同様にして3−{5−メチル−3
−オキソ−2−(2−オキソプロピル)−2,3−ジヒ
ドロピリダジン−6−イル}−2−フェニルピラゾロ
[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:179-180 ℃(エタノール) IR(ヌジョール):1730,1650,1585,1520 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.70(3H,s),2.21(3H,s),5.07(2
H,s),6.95(1H,s),7.03(1H,t,J=6.8Hz),7.34-7.64(7H,
m),8.81(1H,d,J=6.8Hz) 元素分析:C21H18N4O2として 計算値(%):C 70.38, H 5.06, N 15.63 実測値(%):C 69.94, H 5.10, N 15.49 (+)−ACPI/MS:359(M+ +1)
【0074】実施例5 3−アセチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン(0.50g)およびケトマロン酸ジエチル
(0.44mL)を100℃で2日間加熱した後、ヒド
ラジン一水和物(0.76mL)を加えて、更に130
℃で1時間加熱した。この混液に、室温でエタノールを
加え、得られた残渣を濾過してエタノールで洗浄した
後、乾燥することにより3−(4−ヒドラジノカルボニ
ル−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イ
ル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
(0.55g)を得た。この固形物をクロロホルム−エ
タノールで再結晶すると黄色結晶(90mg)が得られ
た。 mp:270 ℃以上 IR(ヌジョール):3260,1680,1640,1620,1580,1520
cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.35(2H,broad s),4.80(1H,bro
ad s),7.09(1H,dt,J=1.3,6.9Hz),7.40-7.49(4H,m),7.59
-7.65(2H,m),7.79(1H,s),7.91(1H,d,J=8.9Hz),8.84(1H,
d,J=6.9Hz),10.46(1H,s) 元素分析:C18H14N6O2・0.12M-CHCl3として 計算値(%):C 60.34, H 3.95, N 23.30 実測値(%):C 60.33, H 3.75, N 22.96 (+)−ACPI/MS:347(M+ +1)
【0075】実施例6 3−(4−ヒドラジノカルボニル−3−オキソ−2,3
−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−フェニルピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン(3.0g)の12N塩酸
(150mL)懸濁液を18時間加熱還流した後、氷水
浴中で冷却した。得られた黄色固形物を濾過して集める
ことにより3−(4−カルボキシ−3−オキソ−2,3
−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−フェニルピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン(2.65g)を得た。こ
の固形物(150mg)をクロロホルム−エタノールで
再結晶すると黄色結晶(125mg)が得られた。 mp:270 ℃以上 IR(ヌジョール):1750,1645,1570,1510 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):7.11(1H,dt,J=1.3,6.8Hz),7.44
-7.52(4H,m),7.55-7.66(2H,m),7.70(1H,s),7.92(1H,d,J
=8.9Hz),8.85(1H,d,J=6.8Hz),14.19(1H,s) 元素分析:C18H12N4O3として 計算値(%):C 65.06, H 3.64, N 16.86 実測値(%):C 64.64, H 3.50, N 16.71 (+)−ACPI/MS:333(M+ +1)
【0076】実施例7 3−(4−ヒドラジノカルボニル−3−オキソ−2,3
−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−フェニルピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン(0.1g)の乾燥N,N
−ジメチルホルムアミド(8mL)懸濁液を加熱下で溶
解した後、オキサリルジ第三級ブチル(70mg)を室
温で加え、更に同温度で1日攪拌した。この反応混液を
水中に注ぎ、生成した反応固形物を濾過して集めた後、
エタノールで再結晶すると3−[4−(3−第三級ブト
キシカルボニル)カルバゾイル−3−オキソ−2,3−
ジヒドロピリダジン−6−イル]−2−フェニルピラゾ
ロ[1,5−a]ピリジン(80mg)が得られた。 mp:231-232 ℃(エタノール) IR(ヌジョール):3380,1740,1695,1640,1580,1515
cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.40(9H,s),7.10(1H,dt,J=1.3,
6.9Hz),7.42-7.50(4H,m),7.60-7.69(2H,m),7.84(1H,s),
7.92(1H,d,J=8.9Hz),8.84(1H,d,J=6.9Hz),9.26(1H,s),1
0.76(1H,s),14.07(1H,s) 元素分析:C23H22N6O4・1/2H2O として 計算値(%):C 60.65, H 5.09, N 18.45 実測値(%):C 60.84, H 4.80, N 18.54 (+)−ACPI/MS:447(M+ +1)
【0077】実施例8 後記する実施例9と同様にして3−{4−(3,4,5
−トリメトキシアニリノカルボニル)−3−オキソ−
2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル}−2−フェニ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(3.0g)を得
た。 mp:270 ℃以上(エタノール−塩化メチレン) IR(ヌジョール):1690,1585,1550,1530,1510 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.63(3H,s),3.77(6H,s),7.03(2
H,s),7.11(1H,t,J=6.9Hz),7.43-7.50(4H,m),7.63-7.68
(2H,m),7.92(1H,d,J=8.8Hz),7.93(1H,s),8.85(1H,d,J=
8.8Hz),11.80(1H,s),14.14(1H,s) 元素分析:C27H23N5O5として 計算値(%):C 65.18, H 4.66, N 14.08 実測値(%):C 64.89, H 4.56, N 13.90 (+)−ACPI/MS:498(M+ +1)
【0078】実施例9 3−(4−カルボキシ−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
ピリダジン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,
5−a]ピリジン(100mg)、グリシンエチルエス
テルの塩酸塩(46mg)、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール(45mg)および1−エチル−3−(3’−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドの塩酸塩(6
4mg)を乾燥ジメチルホルムアミド(2mL)中に溶
解し、この溶液にトリエチルアミン(0.05mL)を
室温で加えた後、同温度で18時間攪拌した。次に、こ
の混合液を水中に注ぎ、得られた固形物を濾過して集め
た後、酢酸エチル−塩化メチレンで再結晶すると3−
{4−(N−エトキシカルボニルメチル)カルバモイル
−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イ
ル}−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
(81mg)を得た。 mp:265-266 ℃ IR(ヌジョール):1740,1675,1630,1580,1520 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.17(3H,t,J=7.0Hz),4.11(4H,
m),7.09(1H,dt,J=1.3,6.9Hz),7.42-7.70(6H,m),7.83(1
H,s),7.91(1H,d,J=8.9Hz),8.84(1H,d,J=6.9Hz),9.87(1
H,t,J=5.7Hz),13.99(1H,s) 元素分析:C22H19N5O4として 計算値(%):C 63.30, H 4.59, N 16.78 実測値(%):C 63.11, H 4.30, N 16.49 (+)−ACPI/MS:418(M+ +1)
【0079】実施例10 後記する実施例16と同様にして3−{4−(N−カル
ボキシメチル)カルバモイル−3−オキソ−2,3−ジ
ヒドロピリダジン−6−イル}−2−フェニルピラゾロ
[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:270 ℃以上(エタノール−塩化メチレン) IR(ヌジョール):1715,1670,1625,1575,1510 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):4.03(2H,d,J=5.6Hz),7.09(1H,d
t,J=1.3,6.9Hz),7.42-7.70(6H,m),7.85(1H,s),7.91(1H,
d,J=8.9Hz),8.84(1H,d,J=6.9Hz),9.84(1H,t,J=5.6Hz),1
3.97(1H,s) 元素分析:C20H15N5O4・0.4H2O として 計算値(%):C 60.57, H 4.02, N 17.66 実測値(%):C 60.82, H 3.68, N 17.34 (+)−ACPI/MS:390(M+ +1)
【0080】実施例11 実施例9と同様にして3−(4−カルバモイル−3−オ
キソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−
フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:270 ℃以上(ジメチルホルムアミド−水) IR(ヌジョール):3310,3150,3050,1680,1645,1575,
1510 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):7.09(1H,t,J=6.9Hz),7.41-7.48
(4H,m),7.59-7.63(2H,m),7.82(1H,s),7.88(1H,d,J=8.9H
z),7.95(1H,s),8.84(1H,d,J=6.9Hz),8.86(1H,s),13.87
(1H,s) 元素分析:C18H13N5O2として 計算値(%):C 65.25, H 3.95, N 21.14 実測値(%):C 64.79, H 3.87, N 20.77 (+)−ACPI/MS:332(M+ +1)
【0081】実施例12 窒素雰囲気下、0℃で、3−(4−カルバモイル−3−
オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2
−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.5
g)およびピリジン(0.16mL)の乾燥ジオキサン
(3mL)溶液に塩化チオニルを加えた後、室温で4時
間攪拌した。この混液を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した後、分離した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去して得られた残渣をクロロホルム−
エタノールで再結晶することにより3−(4−シアノ−
3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル)
−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.
11g)を得た。 mp:270 ℃以上 IR(ヌジョール):1660,1590,1505 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):7.09(1H,t,J=6.9Hz),7.41-7.69
(6H,m),7.82-7.91(2H,m),8.84(1H,d,J=6.9Hz),13.96(1
H,s) 元素分析:C18H11N5O・H2O として 計算値(%):C 65.25, H 3.95, N 21.14 実測値(%):C 64.90, H 3.75, N 20.84 (+)−ACPI/MS:314(M+ +1)
【0082】実施例13 3−(4−シアノ−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリ
ダジン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン(0.36g)、アジ化ナトリウム(82
mg)およびトリエチルアミン塩酸塩(0.18g)を
N−メチル−2−ピロリドン(3.6mL)中に加えた
後、攪拌しながら5時間加熱した。この混液を水中に注
ぎ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で処理した後、その濾
液に1N塩酸を加えて酸性にした。生成した固形物を濾
過して集めた後、ジメチルホルムアミド−水で再結晶す
ることにより3−{4−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−
イル}−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
(130mg)を得た。 mp:270 ℃以上 IR(ヌジョール):1655,1600,1530 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):7.11(1H,t,J=6.9Hz),7.43-7.49
(4H,m),7.65-7.69(2H,m),7.94(1H,d,J=10.9Hz),7.98(1
H,s),8.86(1H,d,J=6.9Hz),13.92(1H,s) 元素分析:C18H12N8O・0.15M-DMF として 計算値(%):C 60.33, H 3.58, N 31.08 実測値(%):C 60.81, H 3.40, N 30.71 (+)−ACPI/MS:357(M+ +1)
【0083】実施例14 触媒量の硫酸に3−(4−カルボキシ−3−オキソ−
2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−フェニ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(63mg)を加
え、得られた懸濁液を2時間加熱還流した。溶媒を減圧
留去して得られた残渣をクロロホルムと飽和炭酸水素ナ
トリウム溶液の間で分配し、分離したクロロホルム層を
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去した後、
得られた残渣を酢酸エチル−(n−ヘキサン)で再結晶
することにより3−(4−エトキシカルボニル−3−オ
キソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−
フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(48mg)
を得た。 mp:233-234 ℃ IR(ヌジョール):1715,1700,1670,1630,1590,1520
cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.15(3H,t,J=7.1Hz),4.15(2H,
q,J=7.1Hz),7.09(1H,dt,J=1.4,6.9Hz),7.41-7.50(5H,
m),7.59-7.64(2H,m),7.91(1H,d,J=8.8Hz),8.83(1H,d,J=
6.9Hz),13.56(1H,s) 元素分析:C20H16N4O3として 計算値(%):C 66.66, H 4.47, N 15.55 実測値(%):C 66.33, H 4.03, N 15.40 (+)−ACPI/MS:361(M+ +1)
【0084】実施例15 3−(4−エトキシカルボニル−3−オキソ−2,3−
ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−フェニルピラゾ
ロ[1,5−a]ピリジン(0.36g)および18−
クラウン−6−エーテル(26mg)を乾燥テトラヒド
ロフラン(8mL)中に加え、その懸濁液にカリウムt
−ブトキシド(0.12g)を室温で加えた。次に、同
温度でこの混液にブロモアセトン(0.092mL)を
加えた後、更に16時間攪拌した。この混液を水中に注
いで得られた固形物を濾去した後、この固形物をシリカ
ゲル(30mL)充填のカラムクロマトグラフィー(溶
出液:塩化メチレン−メタノール=100:1)にかけ
て精製した。所望の画分を集めて溶媒を減圧留去した
後、得られた残渣を酢酸エチル−(n−ヘキサン)で再
結晶することにより3−{4−エトキシカルボニル−3
−オキソ−2−(2−オキソプロピル)−2,3−ジヒ
ドロピリダジン−6−イル}−2−フェニルピラゾロ
[1,5−a]ピリジン(0.28g)を得た。 mp:143-144 ℃ IR(ヌジョール):1740,1715,1650,1595,1510 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.14(3H,t,J=7.1Hz),2.27(3H,
s),4.14(2H,q,J=7.1Hz),5.18(2H,s),7.10(1H,dt,J=6.9H
z),7.41-7.66(7H,m),7.96(1H,d,J=8.9Hz),8.84(1H,d,J=
6.9Hz) 元素分析:C23H20N4O4・1/3H2O として 計算値(%):C 65.49, H 4.92, N 13.28 実測値(%):C 65.18, H 4.45, N 13.21 (+)−ACPI/MS:417(M+ +1)
【0085】実施例16 3−{4−エトキシカルボニル−3−オキソ−2−(2
−オキソプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−6
−イル}−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
ン(0.22g)のメタノール(12mL)溶液に1N
水酸化ナトリウム(1.1mL)を加え、室温で3時間
攪拌した。溶媒を減圧留去して得られた残渣を水に溶解
した後、1N塩酸で酸性にした。生成した固形物を濾過
して集めた後、クロロホルム−エタノールで再結晶する
ことにより3−[4−カルボキシ−3−オキソ−2−
(2−オキソプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン
−6−イル]−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン(0.20g)を得た。 mp:265-267 ℃ IR(ヌジョール):1740,1725,1630,1570 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.29(3H,s),5.25(2H,s),7.11(1
H,t,J=7.8Hz),7.42-7.61(7H,m),7.94(1H,d,J=9.0Hz),8.
85(1H,d,J=6.9Hz) 元素分析:C21H16N4O4・0.04M-CHCl3として 計算値(%):C 64.24, H 4.11, N 14.24 実測値(%):C 64.33, H 3.88, N 14.19 (+)−ACPI/MS:389(M+ +1)
【0086】実施例17 実施例15と同様にして3−{4−エトキシカルボニル
−2−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−3−
オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル}−2
−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:175-176 ℃(酢酸エチル−n−ヘキサン) IR(ヌジョール):1720,1640,1600,1525 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.14(3H,t,J=7.2Hz),1.23(9H,
s),4.15(2H,q,J=7.2Hz),5.33(2H,s),7.10(1H,t,J=6.9H
z),7.41-7.64(7H,m),7.94(1H,d,J=8.9Hz),8.84(1H,d,J=
6.9Hz) 元素分析:C26H26N4O4・1/3H2O として 計算値(%):C 67.31, H 5.78, N 12.28 実測値(%):C 67.34, H 5.59, N 12.02 (+)−ACPI/MS:459(M+ +1)
【0087】実施例18 実施例16と同様にして3−{4−カルボキシ−2−
(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−3−オキソ
−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル}−2−フェ
ニルピラゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:178-179 ℃(エタノール) IR(ヌジョール):1740,1710,1630,1560,1520,1500
cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.24(9H,s),5.41(2H,s),7.10(1
H,dt,J=1.3,6.9Hz),7.42-7.52(4H,m),7.60-7.65(3H,m),
7.93(1H,d,J=8.9Hz),8.84(1H,d,J=6.9Hz),13.5(1H,broa
d s) 元素分析:C24H22N4O4・1/3H2O として 計算値(%):C 66.14, H 5.23, N 12.85 実測値(%):C 66.04, H 4.73, N 12.79 (+)−ACPI/MS:431(M+ +1)
【0088】実施例19 実施例15と同様にして3−(4−エトキシカルボニル
−2−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジ
ン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]
ピリジンを得た。 mp:175-177 ℃(酢酸エチル−n−ヘキサン) IR(ヌジョール):1720,1655,1595,1520 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.13(3H,t,J=7.1Hz),3.80(3H,
s),4.14(2H,q,J=7.1Hz),7.10(1H,t,J=6.9Hz),7.40-7.51
(5H,m),7.60-7.64(2H,m),8.06(1H,d,J=8.9Hz),8.84(1H,
d,J=6.9Hz) 元素分析:C21H18N4O3として 計算値(%):C 67.37, H 4.85, N 14.96 実測値(%):C 67.33, H 4.79, N 14.91 (+)−ACPI/MS:375(M+ +1)
【0089】実施例20 実施例16と同様にして3−(4−カルボキシ−2−メ
チル−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−
イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
を得た。 mp:223-224.5 ℃(エタノール−クロロホルム) IR(ヌジョール):1730,1630,1550,1520 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.90(3H,s),7.12(1H,dt,J=1.4,
6.9Hz),7.44-7.52(4H,m),7.61-7.67(3H,m),8.06(1H,d,J
=8.9Hz),8.85(1H,d,J=6.9Hz),14.0(1H,broad s) 元素分析:C19H14N4O3として 計算値(%):C 65.89, H 4.07, N 16.18 実測値(%):C 65.79, H 3.92, N 16.08 (+)−ACPI/MS:347(M+ +1)
【0090】実施例21 実施例15と同様にして3−{4−エトキシカルボニル
−2−(4−メトキシカルボニル−2−オキソブチル)
−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イ
ル}−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジンを
得た。 mp:128-129 ℃(酢酸エチル−n−ヘキサン) IR(ヌジョール):1730,1705,1650,1595,1515 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.14(3H,t,J=7.1Hz),2.59(2H,
t,J=6.4Hz),2.92(2H,t,J=6.4Hz),3.61(3H,s),4.14(2H,
q,J=7.1Hz),5.23(2H,s),7.10(1H,dt,J=1.4,6.9Hz),7.40
-7.52(5H,m),7.60-7.65(2H,m),7.95(1H,d,J=8.9Hz),8.8
4(1H,d,J=6.9Hz) 元素分析:C26H24N4O6として 計算値(%):C 63.93, H 4.95, N 11.47 実測値(%):C 63.65, H 4.77, N 11.26 (+)−ACPI/MS:489(M+ +1)
【0091】実施例22 3−{4−エトキシカルボニル−2−(4−メトキシカ
ルボニル−2−オキソブチル)−3−オキソ−2,3−
ジヒドロピリダジン−6−イル}−2−フェニルピラゾ
ロ[1,5−a]ピリジン(100mg)およびヒドラ
ジン一水和物(62mg)のエタノール(2mL)溶液
を攪拌しながら7.5時間還流した。得られた固形物を
濾去した後、シリカゲル(30mL)充填のカラムクロ
マトグラフィー(溶出液:クロロホルム−メタノール=
100:1)にかけて精製した。所望の画分を集めた
後、アセトンを加えて溶媒を減圧留去した。得られた残
渣をクロロホルム−メタノールで再結晶することにより
3−[2−{4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジ
ノン−6−イル}−4−(2−イソプロピリデンヒドラ
ジノ)カルボニル−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリ
ダジン−6−イル]−2−フェニルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン(57mg)を得た。 mp:157-159 ℃ IR(ヌジョール):3425,3220,1680,1630,1575,1520
cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.94(3H,s),2.00(3H,s),2.33(2
H,t,J=7.9Hz),7.57(2H,t,J=7.9Hz),5.15(2H,s),7.11(1
H,t,J=6.9Hz),7.42-7.51(4H,m),7.61-7.67(2H,m),7.94
(1H,s),8.97(1H,d,J=10Hz),8.86(1H,d,J=6.9Hz),10.71
(1H,s),12.18(1H,s) 元素分析:C26H24N8O3・2H2O として 計算値(%):C 58.64, H 5.29, N 21.13 実測値(%):C 58.70, H 5.03, N 21.04 (+)−ACPI/MS:497(M+ +1)
【0092】実施例23 実施例15と同様にして3−{4−エトキシカルボニル
−2−(4−メトキシベンジル)−3−オキソ−2,3
−ジヒドロピリダジン−6−イル}−2−フェニルピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:148-149 ℃[酢酸エチル−(n−ヘキサン)] IR(ヌジョール):1705,1665,1590,1505 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.14(3H,t,J=7.1Hz),3.76(3H,
s),4.14(2H,q,J=7.1Hz),5.31(2H,s),6.95(2H,d,J=8.7H
z),7.09(1H,dt,J=1.3,6.9Hz),7.33-7.69(9H,m),7.79(1
H,d,J=8.9Hz),8.82(1H,d,J=6.9Hz) (+)−ACPI/MS:481(M+ +1)
【0093】実施例24 実施例6と同様にして3−{4−カルボキシ−2−(4
−メトキシベンジル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
ピリダジン−6−イル}−2−フェニルピラゾロ[1,
5−a]ピリジンを得た。 mp:231-232 ℃(エタノール−塩化メチレン) IR(ヌジョール):1740,1630,1550,1510 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.76(3H,s),5.39(2H,s),6.96(2
H,d,J=8.7Hz),7.11(1H,t,J=6.9Hz),7.38(2H,d,J=8.7H
z),7.44-7.69(7H,m),7.75(1H,d,J=8.9Hz),8.84(1H,d,J=
6.9Hz) 元素分析:C26H20N4O4として 計算値(%):C 69.02, H 4.46, N 12.38 実測値(%):C 69.14, H 4.38, N 12.53 (+)−ACPI/MS:453(M+ +1)
【0094】実施例25 3−{4−エトキシカルボニル−3−オキソ−2,3−
ジヒドロピリダジン−6−イル}−2−フェニルピラゾ
ロ[1,5−a]ピリジン(1.0g)の塩化ホスホリ
ル(5mL)溶液を攪拌しながら0.5時間還流した
後、砕氷中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。分離した有
機層を炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去して得られた残
渣を酢酸エチル−イソプロピルエーテルで再結晶するこ
とにより3−(3−クロロ−4−エトキシカルボニルピ
リダジン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5
−a]ピリジン(0.69g)を得た。 mp:139-141 ℃ IR(ヌジョール):1725,1620,1570,1505 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.17(3H,t,J=7.0Hz),4.34(2H,
q,J=7.0Hz),7.18(1H,t,J=6.9Hz),7.49-7.65(7H,m),8.28
(1H,d,J=8.9Hz),8.90(1H,d,J=6.9Hz) 元素分析:C20H15ClN4O2として 計算値(%):C 63.41, H 3.99, N 14.79 実測値(%):C 62.90, H 3.57, N 14.48 (+)−ACPI/MS:379(M+ +1)
【0095】実施例26 3−(3−クロロ−4−エトキシカルボニルピリダジン
−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン(0.2g)および3,4,5−トリメトキシア
ニリン(0.192g)のエタノール(4mL)溶液を
65℃で6時間攪拌しながら還流した。溶媒を減圧留去
して得られた残渣に、1N−塩酸を加えて酸性にし、固
形分を濾過して集めた。この固形分をエタノール−塩化
メチレンの混液で再結晶することにより3−{4−エト
キシカルボニル−3−(3,4,5−トリメトキシアニ
リノ)ピリダジン−6−イル}−2−フェニルピラゾロ
[1,5−a]ピリジン(0.24g)を得た。 mp:214-215 ℃ IR(ヌジョール):3260,1690,1600,1570 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.15(3H,t,J=7.1Hz),3.66(3H,
s),3.81(6H,s),4.23(2H,q,J=7.1Hz),7.09(1H,t,J=6.9H
z),7.16(2H,s),7.41-7.60(7H,m),7.17(1H,d,J=8.9Hz),
8.84(1H,d,J=7.0Hz),9.49(1H,s) 元素分析:C29H27N5O5として 計算値(%):C 66.28, H 5.18, N 13.33 実測値(%):C 66.17, H 5.22, N 13.18 (+)−ACPI/MS:526(M+ +1)
【0096】実施例27 実施例16と同様にして3−{4−カルボキシ−3−
(3,4,5−トリメトキシアニリノ)ピリダジン−6
−イル}−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
ンを得た。 mp:192-194 ℃(H2O) IR(ヌジョール):1680,1600,1560 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.66(3H,s),3.81(6H,s),7.08(1
H,t,J=6.9Hz),7.16(2H,s),7.43-7.63(7H,m),8.06(1H,d,
J=8.9Hz),8.83(1H,d,J=6.9Hz),9.96(1H,s) 元素分析:C27H23N5O5・1/3H2O として 計算値(%):C 64.40, H 4.74, N 13.91 実測値(%):C 64.50, H 4.70, N 13.88 (+)−ACPI/MS:498(M+ +1)
【0097】実施例28 3−(3−クロロ−4−エトキシカルボニルピリダジン
−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピ
リジン(1.15g)およびナトリウムエトキシド
(0.119g)の乾燥エタノール(20mL)溶液を
65℃で0.5時間攪拌しながら還流した。この溶液を
酢酸エチルと水との間で分画し、分離した有機層を飽和
炭酸水素ナトリウム溶液、およびブラインで順次洗浄し
た後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し
た後、得られた残渣をエタノールで再結晶することによ
り3−(3−エトキシ−4−エトキシカルボニルピリダ
ジン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン(0.54g)を得た。 mp:110-112 ℃(エタノール) IR(ヌジョール):1705,1630,1510 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.17(3H,t,J=7.1Hz),1.41(3H,
t,J=7.0Hz),4.20(2H,q,J=7.1Hz),4.61(2H,q,J=7.0Hz),
7.11(1H,dt,J=1.3,6.8Hz),7.42-7.59(7H,m),8.14(1H,d,
J=8.9Hz),8.85(1H,d,J=6.8Hz) 元素分析:C22H20N4O3として 計算値(%):C 68.03, H 5.19, N 14.42 実測値(%):C 67.66, H 4.98, N 14.39 (+)−ACPI/MS:389(M+ +1)
【0098】実施例29 実施例14と同様にして3−(4−メトキシカルボニル
−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イ
ル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジンを
得た。 mp:219-229 ℃(塩化メチレン−メタノール) IR(ヌジョール):1730,1645,1590,1505 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.71(3H,s),7.09(1H,t,J=6.8H
z),7.40-7.69(7H,m),7.88(1H,d,J=8.9Hz),8.83(1H,d,J=
6.8Hz),13.59(1H,s) 元素分析:C19H14N4O3・1/10H2Oとして 計算値(%):C 64.31, H 4.03, N 15.79 実測値(%):C 64.18, H 3.77, N 15.88 (+)−ACPI/MS:347(M+ +1)
【0099】実施例30 実施例25と同様にして3−(3−クロロ−4−メトキ
シカルボニルピリダジン−6−イル)−2−フェニルピ
ラゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:178-179 ℃(酢酸エチル) IR(ヌジョール):1710,1625,1580 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.79(3H,s),7.17(1H,t,J=6.8H
z),7.40-7.62(6H,m),7.70(1H,s),8.23(1H,d,J=9.0Hz),
8.90(1H,d,J=6.8Hz) 元素分析:C19H13ClN4O2・1/2H2O として 計算値(%):C 61.05, H 3.78, N 14.99 実測値(%):C 61.05, H 3.71, N 14.66 (+)−ACPI/MS:364(M+ +1)
【0100】実施例31 実施例28と同様にして3−(3−メトキシ−4−メト
キシカルボニルピリダジン−6−イル)−2−フェニル
ピラゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:171-172 ℃(メタノール) IR(ヌジョール):1710,1625,1505 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.76(3H,s),4.16(3H,s),7.11(1
H,t,J=6.9Hz),7.42-7.57(7H,m),8.08(1H,d,J=8.9Hz),8.
85(1H,d,J=6.9Hz) 元素分析:C20H16N4O3・1/3H2O として 計算値(%):C 65.57, H 4.79, N 15.29 実測値(%):C 65.62, H 4.40, N 15.46 (+)−ACPI/MS:361(M+ +1)
【0101】実施例32 実施例16と同様にして3−(4−カルボキシ−3−メ
トキシピリダジン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ
[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:225-226 ℃ (H2O) IR(ヌジョール):1700,1685,1625,1595,1510 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):4.14(3H,s),7.10(1H,t,J=6.9H
z),7.40-7.58(7H,m),8.08(1H,d,J=8.9Hz),8.85(1H,d,J=
6.9Hz) 元素分析:C19H14N4O3・1/3H2O として 計算値(%):C 64.77, H 4.18, N 15.90 実測値(%):C 64.78, H 4.03, N 15.74 (+)−ACPI/MS:347(M+ +1)
【0102】実施例33 塩化メチレン(15ml)中に、3−(4−カルボキシ
−3−メトキシピリダジン−6−イル)−2−フェニル
ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(1.57g)、塩化
チオニル(0.37ml)および触媒量のN,N−ジメ
チルホルムアミドを加えた後、この混液を4時間還流し
た。溶媒を減圧留去して得られた残渣を乾燥トルエン
(15ml)中に懸濁させた後、氷冷下にて、70%−
ビス(2−メトキシエトキシ)水素化アルミニウムナト
リウム(1.9ml)のトルエン溶液を滴下した。この
混液を1時間攪拌した後、10%塩酸中に注ぎ、酢酸エ
チルで洗浄した。得られた水層に水酸化ナトリウムを加
えて塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。分離した有機
層を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲル(30m
l)充填のカラムクロマトグラフィー[溶出液:塩化メ
チレンとメタノール(50:1)の混液]にかけて精製
した。所望の画分を集め、溶媒を減圧留去して得られた
残渣を酢酸エチルとn−ヘキサンの混液で再結晶するこ
とにより3−(4−ヒドロキシメチル−3−メトキシピ
リダジン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,5
−a]ピリジン(0.52g)を得た。 mp:160-162 ℃ IR(ヌジョール):3220,1630,1605,1525 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):4.29(3H,s),4.41(2H,dd,J=1.1,
5.4Hz),5.29(1H,t,J=5.4Hz),7.07(1H,d,t,J=1.4,6.9H
z),7.37-7.60(7H,m),8.00(1H,d,J=8.9Hz),8.82(1H,d,J=
6.9Hz) 元素分析:C19H16N4O2として 計算値(%):C 68.66, H 4.85, N 16.86 実測値(%):C 68.67, H 4.81, N 16.86 (+)−ACPI/MS:333(M+ +1)
【0103】実施例34 メタンスルホン酸(3ml)中に、3−(4−ヒドロキ
シメチル−3−メトキシピリダジン−6−イル)−2−
フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.2g)
およびDL−メチオニン(0.34g)を加え、室温で
4日間攪拌した。この混液をクロロホルムと水の間で分
配させた後、分離したクロロホルム層を炭酸水素ナトリ
ウムの飽和溶液で洗浄した。溶媒を減圧留去し、得られ
た残渣をシリカゲル(20ml)充填のカラムクロマト
グラフィー[溶出液:塩化メチレンとメタノール(5
0:1)の混液]にかけて精製した。所望の画分を集
め、溶媒を減圧留去して得られた残渣をエタノールで再
結晶することにより3−(4−ヒドロキシメチル−3−
オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2
−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(66m
g)を得た。 mp:233-239 ℃ IR(ヌジョール):3300,1705,1660,1610,1530 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):4.32(2H,d,J=5.3Hz),5.15(1H,
t,J=5.3Hz),7.06(1H,t,J=6.9Hz),7.20(1H,s),7.36-7.49
(4H,m),7.58-7.64(2H,m),7.84(1H,d,J=8.9Hz),8.80(1H,
d,J=6.9Hz),13.09(1H,s) 元素分析:C18H14N4O2・1/3H2O として 計算値(%):C 66.66, H 4.45, N 17.27 実測値(%):C 66.60, H 4.35, N 16.89 (+)−ACPI/MS:319(M+ +1)
【0104】実施例35 室温下、テトラヒドロフラン(10ml)中に、3−
(4−ヒドロキシメチル−3−オキソ−2,3−ジヒド
ロピリダジン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ
[1,5−a]ピリジン(0.50g)、第三級ブトキ
シカリウム(0.19g)および18−クラウン−6−
エーテル(42mg)を加えた後、この混液に更に3−
塩化メトキシベンジル(0.23ml)を攪拌しながら
加え、室温で更に2日間攪拌した。この混液を水中に注
ぎ、得られた残渣を集めた後、酢酸エチルとn−ヘキサ
ンの混液で再結晶することにより3−{4−ヒドロキシ
メチル−2−(3−メトキシベンジル)−3−オキソ−
2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル}−2−フェニ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.31g)を得
た。 mp:129-131 ℃ IR(ヌジョール):3260,1650,1605,1580 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.75(3H,s),4.34(2H,d,J=5.2H
z),5.18(1H,t,J=5.2Hz),6.89-6.94(3H,m),7.05(1H,t,J=
6.9Hz),7.19(1H,s),7.26-7.46(5H,m),7.50-7.65(2H,m),
7.73(1H,d,J=8.7Hz),8.80(1H,d,J=6.9Hz) 元素分析:C26H22N4O3・1/2H2O として 計算値(%):C 69.78, H 5.18, N 12.52 実測値(%):C 69.98, H 5.17, N 12.64 (+)−ACPI/MS:439(M+ +1)
【0105】実施例36 実施例34と同様にして3−{4−ヒドロキシエチル−
2−(3−ヒドロキシベンジル)−3−オキソ−2,3
−ジヒドロピリダジン−6−イル}−2−フェニルピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジンを得た。 mp:187-188 ℃[酢酸エチル−(n−ヘキサン)] IR(ヌジョール):3250,1630,1580,1520 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):4.33(2H,d,J=5.2Hz),5.17(1H,
t,J=5.2Hz),5.27(2H,s),6.70-6.79(3H,m),7.06(1H,t,J=
6.9Hz),7.13-7.21(2H,m),7.35(1H,t,J=8.9Hz),7.43-7.4
7(3H,m),7.59-7.64(2H,m),7.76(1H,d,J=8.9Hz),8.80(1
H,d,J=6.9Hz),9.44(1H,s) 元素分析:C25H20N4O3・1/5AcOEt・1/4H2Oとして 計算値(%):C 69.39, H 4.98, N 12.55 実測値(%):C 69.45, H 5.20, N 12.29 (+)−ACPI/MS:425(M+ +1)
【0106】実施例37 3−(4−カルボキシ−3−オキソ−2,3−ジヒドロ
ピリダジン−6−イル)−2−フェニルピラゾロ[1,
5−a]ピリジン(100mg)、ジフェニルホスホロ
アジデート(0.071mL)およびトリエチルアミン
(0.069mL)を乾燥第三級ブタノール(2mL)
中に加え、攪拌しながら6時間還流した。この混液を水
と酢酸エチルの間で分画し、分離した酢酸エチル層を減
圧留去した。得られた残渣をシリカゲル(10mL)充
填のカラムクロマトグラフィー[溶出液:塩化メチレン
とメタノール(60:1)の混液]にかけて精製し、所
望の画分を集めて溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エ
チルとn−ヘキサンの混液で再結晶することにより3−
(4−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−オキソ−
2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−フェニ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(58mg)を得
た。 mp:206-210 ℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1725,1635,1590,1520 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.35(9H,s),7.05(1H,dt,J=1.3,
6.9Hz),7.41-7.48(4H,m),7.53(1H,s),7.60-7.65(2H,m),
7.83(1H,d,J=8.9Hz),8.33(1H,s),8.80(1H,d,J=6.9Hz),1
3.30(1H,s) 元素分析:C22H21N5O3として 計算値(%):C 65.50, H 5.25, N 17.36 実測値(%):C 65.08, H 5.12, N 17.03 (+)−ACPI/MS:404(M+ +1)
【0107】実施例38 3−(4−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−オキ
ソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イル)−2−フ
ェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.2g)お
よび濃塩酸(0.4mL)のメタノール溶液を攪拌しな
がら4時間還流した。この反応液を飽和炭酸水素ナトリ
ウム溶液で処理し、得られた固形物を濾過して集めた
後、エタノールで再結晶することにより3−(4−アミ
ノ−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−6−イ
ル)−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
(98mg)を得た。 mp:270 ℃以上 IR(ヌジョール):3400,3320,3200,1685,1600,1550
cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):6.13(1H,s),6.32(2H,s),7.00(1
H,dt,J=1.4,6.8Hz),7.29-7.50(4H,m),7.62-7.67(2H,m),
7.76(1H,d,J=8.9Hz),8.75(1H,d,J=6.8Hz),12.65(1H,s) 元素分析:C17H13N5O・0.3H2Oとして 計算値(%):C 66.14, H 4.44, N 22.69 実測値(%):C 66.24, H 4.11, N 22.36 (+)−ACPI/MS:304(M+ +1)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/50 ABN A61K 31/50 ABN ABP ABP ABR ABR ABS ABS ABU ABU ABX ABX ACB ACB ACD ACD ACF ACF ACN ACN ACV ACV ACX ACX ADD ADD ADM ADM ADP ADP AED AED

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、R1 はアリール基、およびR2 は式(II) 【化2】 {式中、R3 は水素、低級アルキル基、アシル(低級)
    アルキル基、アシル(低級)アルカノイル(低級)アル
    キル基、置換基を有していてもよい複素環基、または置
    換基を有していてもよいアル(低級)アルキル基、R4
    は水素、アシル基、シアノ基、複素環基、ヒドロキシ
    (低級)アルキル基、アミノ基、または保護されたアミ
    ノ基、R5 は水素または低級アルキル基を意味する(但
    し、R4 とR5 は同時に水素を意味しない)}で示され
    る基、または式(III ) 【化3】 (式中、R6 はハロゲン、低級アルコキシ基、または置
    換基を有していてもよいアリールアミノ基、R7 はアシ
    ル基またはヒドロキシ(低級)アルキル基を意味する)
    で示される基を夫々意味する]で示されるピラゾロピリ
    ジン化合物または医薬として許容されるその塩類。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の化合物または医薬とし
    て許容されるその塩類を、医薬として許容される担体と
    共に含有することを特徴とする医薬。
JP2414696A 1996-02-09 1996-02-09 ピラゾロピリジン化合物および該化合物を含有する医薬 Withdrawn JPH09216883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2414696A JPH09216883A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 ピラゾロピリジン化合物および該化合物を含有する医薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2414696A JPH09216883A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 ピラゾロピリジン化合物および該化合物を含有する医薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09216883A true JPH09216883A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12130202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2414696A Withdrawn JPH09216883A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 ピラゾロピリジン化合物および該化合物を含有する医薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09216883A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999053924A1 (fr) * 1998-04-17 1999-10-28 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Agent analgesique
WO1999067239A1 (fr) * 1998-06-22 1999-12-29 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Composes pyrazolopyridiniques et leur utilisation comme medicaments
WO2004046117A1 (en) * 2002-11-19 2004-06-03 Aventis Pharma Deutschland Gmbh Pyridazinone derivatives as gsk-3beta inhibitors
US6787544B2 (en) * 1998-08-20 2004-09-07 Toyama Chemical Co., Ltd. Nitrogen-containing heterocyclic carboxamide derivatives or salts thereof and antiviral agents comprising the same
WO2005111019A1 (en) * 2004-05-18 2005-11-24 Aventis Pharma S.A. Novel pyridazinone derivatives as inhibitors of cdk2
WO2005111018A1 (en) 2004-05-18 2005-11-24 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Pyridazinone derivatives, methods for producing them and their use as pharmaceuticals
US7202252B2 (en) 2003-02-19 2007-04-10 Endacea, Inc. A1 adenosine receptor antagonists
US7247639B2 (en) 2003-06-06 2007-07-24 Endacea, Inc. A1 adenosine receptor antagonists
US7309701B2 (en) 2002-11-19 2007-12-18 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Pyridazinone derivatives as pharmaceuticals and pharmaceutical compositions containing them
US7462613B2 (en) 2002-11-19 2008-12-09 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Pyridazinone derivatives as pharmaceuticals and pharmaceutical compositions containing them
WO2011074658A1 (ja) * 2009-12-18 2011-06-23 田辺三菱製薬株式会社 新規抗血小板薬
JP2013018771A (ja) * 2011-06-17 2013-01-31 Mitsubishi Tanabe Pharma Corp 新規抗血小板薬
CN113939295A (zh) * 2019-03-20 2022-01-14 金翅雀生物公司 哒嗪酮及其使用方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999053924A1 (fr) * 1998-04-17 1999-10-28 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Agent analgesique
WO1999067239A1 (fr) * 1998-06-22 1999-12-29 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Composes pyrazolopyridiniques et leur utilisation comme medicaments
USRE43748E1 (en) 1998-08-20 2012-10-16 Toyama Chemical Co., Ltd. Nitrogen-containing heterocyclic carboxamide derivatives or salts thereof and antiviral agents comprising the same
US6787544B2 (en) * 1998-08-20 2004-09-07 Toyama Chemical Co., Ltd. Nitrogen-containing heterocyclic carboxamide derivatives or salts thereof and antiviral agents comprising the same
US7462613B2 (en) 2002-11-19 2008-12-09 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Pyridazinone derivatives as pharmaceuticals and pharmaceutical compositions containing them
JP2006509748A (ja) * 2002-11-19 2006-03-23 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング Gsk−3ベータ阻害剤としてのピリダジノン誘導体
US7309701B2 (en) 2002-11-19 2007-12-18 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Pyridazinone derivatives as pharmaceuticals and pharmaceutical compositions containing them
WO2004046117A1 (en) * 2002-11-19 2004-06-03 Aventis Pharma Deutschland Gmbh Pyridazinone derivatives as gsk-3beta inhibitors
US7202252B2 (en) 2003-02-19 2007-04-10 Endacea, Inc. A1 adenosine receptor antagonists
US7423041B2 (en) 2003-02-19 2008-09-09 Endacea, Inc. A1 adenosine receptor antagonists
US7902360B2 (en) 2003-06-06 2011-03-08 Wilson Constance N A1 adenosine receptor antagonists
US7247639B2 (en) 2003-06-06 2007-07-24 Endacea, Inc. A1 adenosine receptor antagonists
JP2008509884A (ja) * 2004-05-18 2008-04-03 アバンテイス・フアルマ・エス・アー Cdk2阻害剤としての新規ピリダジノン誘導体
US7507734B2 (en) 2004-05-18 2009-03-24 Aventis Pharma S.A. Pyridazinone derivatives
US7709466B2 (en) 2004-05-18 2010-05-04 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Pyridazinone derivatives, methods for their production and their use as pharmaceuticals
WO2005111019A1 (en) * 2004-05-18 2005-11-24 Aventis Pharma S.A. Novel pyridazinone derivatives as inhibitors of cdk2
US7968546B2 (en) 2004-05-18 2011-06-28 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Pyridazinone kinase inhibitors
JP4842261B2 (ja) * 2004-05-18 2011-12-21 アバンテイス・フアルマ・エス・アー Cdk2阻害剤としての新規ピリダジノン誘導体
WO2005111018A1 (en) 2004-05-18 2005-11-24 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Pyridazinone derivatives, methods for producing them and their use as pharmaceuticals
WO2011074658A1 (ja) * 2009-12-18 2011-06-23 田辺三菱製薬株式会社 新規抗血小板薬
US8703760B2 (en) 2009-12-18 2014-04-22 Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation Antiplatelet agent
AU2010331175B2 (en) * 2009-12-18 2014-08-28 Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation Novel antiplatelet agent
US9533983B2 (en) 2009-12-18 2017-01-03 Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation Antiplatelet agent
JP2013018771A (ja) * 2011-06-17 2013-01-31 Mitsubishi Tanabe Pharma Corp 新規抗血小板薬
CN113939295A (zh) * 2019-03-20 2022-01-14 金翅雀生物公司 哒嗪酮及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0268989B1 (en) Imidazopyridine compounds and processes for preparation thereof
KR102006684B1 (ko) Jak 억제제
US20050245548A1 (en) Alkynylated fused ring pyrimidine compounds
US20030130278A1 (en) Alkynylated fused ring pyrimidine compounds
JPH0794454B2 (ja) ピラゾロピリジン化合物およびその製造法
MX2007015531A (es) Derivados biciclicos como inhibidores de la cinasa p38.
EP0201188A2 (en) 5-Substituted pyrazolo[4,3-d] pyrimidine-7-ones, process for preparing the compounds and pharmaceutical compositions comprising the compounds
JP2017522357A (ja) (4s)−4−(4−シアノ−2−メトキシフェニル)−5−エトキシ−2,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−カルボキサミドを調製するための方法および医薬品有効成分としての使用のためのその精製
JP2546470B2 (ja) ピラゾロピリジン化合物およびその製造方法
JPH07215947A (ja) 1−ベンゼンスルホニル−1,3−ジヒドロ−2h−ベンズイミダゾール−2−オン誘導体
JPH09216883A (ja) ピラゾロピリジン化合物および該化合物を含有する医薬
JPH04145079A (ja) インドール誘導体およびその用途
US4782055A (en) Imidazopyridine compounds useful in the treatment of ulcers
EP0698025B1 (en) Ampa antagonists and a method of treatment therewith
JPH11349572A (ja) 新規アミド誘導体およびその塩
US6469021B1 (en) Non-peptide antagonists of GLP-1 receptor and methods of use
JP3192027B2 (ja) 2−ホルミルピリジンチオセミカルバゾン抗腫瘍剤
US4780539A (en) 3-substituted-4,5-dihydro-5-oxo imidazoquinazolines, their preparation, and their use in treating benzodiazepin receptor-related ailments
HU197749B (en) Process for producing /3,4-d/pyrimidine derivatives and pharmaceutical compositions comprising these compounds as active ingredient
US4738967A (en) Imidazoisoquinoline compounds useful as anti-ulcerative agents
JPH02138266A (ja) 6‐フェニル‐3‐(ピペラジニルアルキル)‐2,4(1h,3h)‐ピリミジンジオン誘導体
JPH0751577B2 (ja) 複素環キナゾリン化合物、その製造方法、並びに用途
JP2008523155A (ja) ピリジル置換スピロ−ヒダントイン化合物およびその使用
JPH02264750A (ja) 2―アミノペンタン二酸の新規の誘導体、それらの製造方法及び中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有する組成物
EP0535104B1 (en) Heterocyclic compounds and their preparation and use

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506