JPH09215287A - 誘導電動機 - Google Patents

誘導電動機

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Publication number
JPH09215287A
JPH09215287A JP2090696A JP2090696A JPH09215287A JP H09215287 A JPH09215287 A JP H09215287A JP 2090696 A JP2090696 A JP 2090696A JP 2090696 A JP2090696 A JP 2090696A JP H09215287 A JPH09215287 A JP H09215287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
slot
induction motor
aluminum
grooves
Prior art date
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Pending
Application number
JP2090696A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kikuchi
菊地  聡
Haruo Oharagi
春雄 小原木
Hiroyuki Mikami
浩幸 三上
Miyoshi Takahashi
身佳 高橋
Kenzo Kajiwara
憲三 梶原
Takeshi Komata
剛 小俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2090696A priority Critical patent/JPH09215287A/ja
Publication of JPH09215287A publication Critical patent/JPH09215287A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Induction Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで部品数を増加させずにスリットが形
成できる誘導電動機を提供する。 【解決手段】複数のスロット3を有する固定子鉄心2に
固定子巻線18を施した固定子14と、回転子鉄心2に
バーとエンドリングからなる二次導体を形成したかご形
回転子を備えた誘導電動機で、回転子鉄心16のスロッ
ト3の上部に、回転子の外周面に突き出ていない複数の
細溝10を設け、回転子1の外周を切削加工してスロッ
ト3の上部にスリット10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導電動機に係り、
特に、特性向上が図れる誘導電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機は堅牢でメンテナンスフリー
であるため、家電用の小形機から産業用の大形機まで幅
広く適用されている。この誘導電動機に対し、安価で性
能向上を図ることは絶えざる命題であり、種々の方法が
提案されている。性能向上を図る方法として、誘導電動
機のかご形回転子のスロット上部にスリットを設ける方
法があり、アルミ・ダイカストで二次導体を形成する場
合にスリット中にアルミニウムが充填されるのを避ける
ため、実開昭63−58884 号公報に示されるように、スロ
ットの上部に銅棒を挿入した後、アルミ・ダイカストを
行い、スロット上部にスリットを形成する方法が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、スロ
ット上部に銅棒を設ける必要があるため、部品数が多く
なり、かご形回転子のコストアップになる問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、低コストで部品数を増加
させずにスリットが形成できる誘導電動機を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数のスロットを有する固定子鉄心に固
定子巻線を施した固定子と、複数のスロットを有する回
転子鉄心にアルミ・ダイカストによってバーとエンドリ
ングからなる二次導体を形成したかご形回転子を備えた
誘導電動機において、回転子鉄心のスロットの上部に、
回転子の外周面に突き出ていない複数の細溝を設け、ア
ルミ・ダイカスト後に回転子外周を切削加工してスロッ
ト上部にスリットを設ける。
【0006】スロット中にアルミ・ダイカストによって
二次導体を形成したとき、回転子の外周面に突き出てい
ない二つの細溝にはアルミニウムが流入することがな
い。そして、回転子外周を二つの細溝に達するまで切削
加工した場合、二つの細溝に挟まれた凸部がフリーとな
って切削加工時に排除でき、スロット上部にアルミニウ
ムが流入していないスリットを形成できる。したがっ
て、部品数を増加せずにスリットが形成できるため、低
コストで性能向上が図れる誘導電動機が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1,
図2および図3を用いて説明する。
【0008】図1に本発明の一実施例のかご形回転子の
スロット形状、図2に本発明の対象としているかご形誘
導電動機の概略構造を示す。図1,図2で、1はかご形
回転子、2は回転子鉄心であり、回転子鉄心2にはバー
4が挿入されるスロット3と、スロット3の上部に回転
子鉄心2外へ突き出ていない10A,10Bかならる二
つの細溝10を設けると、必然的に軸芯側へ向いた凸部
11が形成される。かご形回転子1はアルミ・ダイカス
トを行って回転子鉄心2のスロット3中にバー4,エン
ドリング6と冷却フィン8を形成している。そして、回
転子鉄心2にシャフト7を嵌合し、シャフト7の両端側
に嵌合したベアリング12(12A,12B)をエンブ
ラ13(13A,13B)で支持する。14は固定子で
あり、固定子14はフレーム15の内周側に固定子鉄心
16を嵌合し、固定子鉄心16のスロット17中に固定
子巻線18を巻装した。これより、エンブラ13をボル
ト20でフレーム15に固定することにより、回転子1
が固定子14の内周側に所定のギャップ長を介して回転
自在に支持される。なお、19は取付足、5は剥離剤を
塗付した剥離剤層である。
【0009】すなわち、回転子鉄心2の両端にダイカス
ト治具(図示せず)を設置してアルミ・ダイカストを行
い、バー4とエンドリング6を形成する。この時、回転
子の外周面に突き出ていない二つの細溝10は数十から
数百μmに設定しているのでアルミニウムが流入するこ
とがない。そして、回転子外周を二つの細溝に達するま
で切削加工した場合、二つの細溝に挟まれた凸部11が
フリーとなって切削加工時に排除でき、スロット上部に
アルミニウムが流入していないスリットを形成できる。
【0010】したがって、本発明では部品数を増加せず
にスリットが形成できるため、低コストで性能向上が図
れる誘導電動機が得られる。また、回転子外周を二つの
細溝に達するまで切削加工して凸部11がスムーズに排
除できない場合には、凸部11の下面に剥離材層5を形
成すれば良い。
【0011】図3に本発明の他の実施例のかご形回転子
のスロット形状を示す。図3で、2は回転子鉄心であ
り、回転子鉄心2にはバー4が挿入されるスロット3
と、スロット3の上部に回転子鉄心2外へ突き出ていな
い10′C,10′DからなるV字型の細溝10′を設
けると、必然的に軸芯側へ向いた凸部11′が形成され
る。これより、図1と同様の効果が得られると共に、剥
離材層(図示せず)を形成することなく凸部11′をス
ムーズに排除可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、スロット上部に回転子
の外周面に突き出ていない二つの細溝を設け、アルミ・
ダイカスト後、回転子外周を二つの細溝に達するまで切
削加工することによって二つの細溝に挟まれた凸部を排
除し、スリットを形成するようにしているので、部品数
を増加せずにスリットが形成でき、低コストで性能向上
が図れる誘導電動機を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のかご形回転子のスロット形
状の説明図。
【図2】本発明のかご形誘導電動機の斜視図。
【図3】本発明の他の実施例のかご形回転子のスロット
形状の説明図。
【符号の説明】
2…回転子鉄心、3…スロット、4…バー、5…剥離材
層、10…細溝、11…凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 身佳 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 梶原 憲三 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 小俣 剛 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスロットを有する固定子鉄心に固定
    子巻線を施した固定子と、前記回転子鉄心にアルミ・ダ
    イカストによってバーとエンドリングからなる二次導体
    を形成したかご形回転子を備えた誘導電動機において、
    前記回転子鉄心の前記スロットの上部に、前記回転子の
    外周面に突き出ていない複数の細溝を設け、前記アルミ
    ・ダイカスト後に前記回転子外周を切削加工して前記ス
    ロットの上部にスリットを設けるようにしたことを特徴
    とする誘導電動機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記細溝の相互間の凸
    部に剥離剤を塗付した誘導電動機。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記細溝をV字型とな
    るように構成した誘導電動機。
JP2090696A 1996-02-07 1996-02-07 誘導電動機 Pending JPH09215287A (ja)

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JP2090696A JPH09215287A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 誘導電動機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2090696A JPH09215287A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 誘導電動機

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Publication Number Publication Date
JPH09215287A true JPH09215287A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12040282

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2090696A Pending JPH09215287A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 誘導電動機

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