JPH09214432A - 光空間伝送通信装置及びその方法並びにこれらに用いる複合光素子 - Google Patents

光空間伝送通信装置及びその方法並びにこれらに用いる複合光素子

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JPH09214432A
JPH09214432A JP8020198A JP2019896A JPH09214432A JP H09214432 A JPH09214432 A JP H09214432A JP 8020198 A JP8020198 A JP 8020198A JP 2019896 A JP2019896 A JP 2019896A JP H09214432 A JPH09214432 A JP H09214432A
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directivity
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JP8020198A
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Norikatsu Yamamuro
紀克 山室
Tadashi Ezaki
正 江▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が少なく、広い指向角がとれる光空
間伝送通信装置及び方向並びにこれらに用いる複合光素
子を得る。 【解決手段】 受信装置4側からパイロット光35を送
信装置3側に出射させ、送信装置3側では複数の方向検
知用フォトダイオード34で受光し、方向検知用フォト
ダイオード34の方向に向いている送信用LED6だけ
を駆動して、映像信号(又はデータ)を送信装置3側か
ら受信装置4側に光空間伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は互いに離間された同
一空間内に配設された電子機器間或いは電子機器とサテ
ライト装置間で映像データ等の授受を行なう光空間伝送
通信装置及び方法並びにこれらに用いられる複合光素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器間に送信装置及び受信装置を付
加し、該電子機器間で信号の授受を行なう様に成したも
のは種々のものが提案されている。例えばVTRからの
映像信号及び音声信号を離間した受像機に無線伝送した
り、図13に示す様に撮像手段1からの撮像信号を離間
したモニタ装置2に赤外線等を用いて無線伝送するため
に撮像手段1に赤外線送信装置3を付加し、モニタ装置
2側に赤外線受信装置4を配設して、赤外線送信装置3
に撮像手段1から供給される映像信号(コンポジット信
号)V及び左右の音声信号L及びRを光強度変調して空
間に伝送して、赤外線受信装置4側で受信し、モニタ装
置2に映像信号Vを映出すると共に音声信号L及びRを
スピーカ5L及び5R等から放音する様に成されたもの
が知られている。
【0003】この送受信装置は、撮像手段1側には撮像
手段1及び赤外線送信装置3内の赤外線ダイオード等の
赤外線発光素子(LED)6を駆動し、光強度変調信号
を空間伝送し、赤外線受信装置4側のピンフォトダイオ
ード等の赤外線受光素子(PD)7で受光し、モニタ装
置2側に映像信号等の映出を行なう様に成されている。
【0004】図14は光空間伝送装置の他の構成例を示
すものであり、事務所8等の所定空間内にパーソナルコ
ンピュータやプリンタ等の端末装置9を配し、これらの
データを光信号で送受信する送受信装置10を設けると
共に天井又は壁等に複数のサテライト装置11を設け、
これら複数のサテライト装置11間は情報伝達ケーブル
12で接続され、サテライト装置11では送受信装置1
0との間で広範囲の送受信が可能な様に複数の発光素子
及び受光素子を放射状に配置している。
【0005】上述の図13で説明した送受信装置は図1
5及び図16に示す様に構成させている。
【0006】図15は図13で説明した赤外線送信装置
3の伝送回路部13及びLED駆動回路14より成る送
信回路16の詳細を示す系統図であり、図16はモニタ
装置2側に配設された赤外線受信装置4の映像信号V及
び音声信号L及びRの復調系を示す系統図であり、図1
7はこれら送受信装置に用いる周波数のアロケーション
を示している。
【0007】図15で入力端子T1 ,T2 ,T3 には撮
像手段1のカメラ部で撮像され、且つ収音された画像信
号及び収音音声信号等が供給される。この画像信号はエ
ンコーダ等を介してコンポーネント信号をコンポジット
信号に変換した映像信号Vとしてクランプ及び中心周波
数シフタ回路17で映像中心周波数f0 をシフトすると
共にクランプされる。
【0008】クランプ及び中心周波数シフタ回路17で
クランプ及びシフトされた映像信号はプリエンファシス
回路18でプリエンファシスされ、次段のFM変調回路
19でFM変調される。図17の周波数アロケーション
に示す様にデビエーションが11.5MHz〜13.5
MHzの2MHz幅でFM変調し、次段の帯域通過濾波
器(BPF)20で帯域幅を6MHz乃至20MHzに
帯域制限した後に駆動用増幅回路21に供給し、LED
8Vを駆動する。LED8Vには駆動用のB電源VCC
供給されている。
【0009】又、左右音声信号L及びRは入力端子T2
及びT3 に夫々マイクロホンを介して入力され、プリエ
ンファシス回路22L及び22Rでプリエンファシスさ
れた後にFM変調回路23L及び23RでFM変調され
る。左右、音声信号は図17の周波数アロケーションに
示す様に2.3MHz及び2.8MHzの搬送波をFM
変調して、左右の2.3MHz及び2.8MHzのBP
F24L及び24Rで帯域制限を行なった後に左右音声
信号L及びRを加算回路25で加算した後に駆動増幅回
路26に供給されてLED8Sを駆動するLED8Sに
は駆動電圧VCCが供給されている。
【0010】図16は赤外線受信装置側の復調系を示す
もので映像信号V用のPD,9V及び左右音声信号L及
びR用のPD,9Sで受光した変調光に対応した変化電
圧はプリアンプ27V及び27Sで増幅され、映像信号
Vは6〜20MHzのBPF,28Vに、左右音声信号
は夫々2.3MHz及び2.8MHzのBPF,28S
L及び28SRに供給されて帯域制限される。
【0011】リミッタ回路29V,29SL及び29S
Rでは映像信号V及び左右音声信号L及びRのレベル制
限がされた後に復調回路30V,30SL,30SRで
復調された夫々の信号は低域通過濾波器(LPF)31
V,31SL,31SRで低域を通過させた後にデイエ
ンファシス回路32V,32SL,32SRでデイエン
ファシスして駆動増幅回路33V,33SL,33SR
で夫々増幅駆動されて、出力端子T6 ,T7 及びT8
夫々映像信号Vと左右音声信号L及びRを出力し、モニ
タ装置2の表示部に撮像手段1で撮像した撮像信号を映
出すると共に収音した音声信号を放音する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の図13及び図1
4で説明した光空間伝送通信装置或いは方法によると、
広い空間に亘って充分な到達距離を確保しながらデータ
の伝送を行なうためには送信装置側或いはサテライト側
に多数の発光素子(以下LEDと記す)を配設させ且つ
発光させなければならず、その分消費電力が増大してし
まう問題があった。
【0013】更に、複数のLED6を使用して指向性を
拡げ、指向性制御を行なう場合に複数の夫々のLEDに
対して設けた複数の位置検出用の受光素子(以下方向検
知用PDと記す)の出射光軸とLEDの出射光軸とを合
わせなければならない面倒な工程を必要とする問題があ
った。
【0014】本発明は叙上の問題点を解消した光空間伝
送通信装置及びその方法並びにこれらに用いる複合光素
子を提供しようとするものであり、その課題とするとこ
ろは少ない消費電力で広い指向性が確保出来る光空間伝
送通信装置及びその方法を得ると共に送信用のLEDと
方向検知用PDの光軸合わせ作業を必要としない発光手
段を得る様に成したものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光空間伝送通信
装置はその例が図1に示されている様に、同一空間内で
電子機器間或いは電子機器とサテライト装置間で映像信
号等のデータを光信号で送受信する送信及び受信装置3
及び4を設けて成る光空間伝送通信装置に於いて、送信
装置3側に多方向に指向性を持たせたデータを光伝送す
る複数の発光手段6と送信装置3側には受信装置4側か
らのパイロット光35を受光する方向検知用の多方向に
指向性を有する複数の受光手段34とを具備し、複数の
受光手段34のうちパイロット光35を受光した受光手
段34に対応した指向性を有する発光手段6を発光させ
てデータを伝送して成るものである。
【0016】本発明の光空間伝送通信装置によれば受信
装置側から放出したパイロット光35を送信装置(又は
サテライト装置)3側に出射し、送信装置3側に設けた
方向検知用PD34によって受信装置側の出射方向を検
出し、PD34で受光した方向に並べられた送信用のL
ED6のみを駆動する様にしたので送信時の消費電力を
大幅に低減可能なものが得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光空間伝送通信装
置の一実施例として撮像手段の撮像信号及び収音信号を
コンポジット映像信号並びに左右音声信号として赤外線
送信装置を介してモニタ装置の赤外線受信装置側に空間
伝送する様に成した送信装置について図1乃至図12を
用いて詳記する。
【0018】図1以下の本例の図面で図13乃至図17
との対応部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。図1に於いては図13と同様に撮像手段1側の赤外
線送信装置側に設けた複数の送信用のLED(赤外線発
光素子)6を介して撮像手段(図示せず)で撮像した映
像信号並びに収音した音声信号を映像及び音声変調光3
8としてモニタ装置2に伝送し、モニタ装置2側に設け
た赤外線受信装置4を介して受光し、モニタ装置2のC
RT或いはLCD(液晶表示装置)等に映像信号を表示
させる様に成すと共に音声信号を図示しないスピーカ等
から放音させる様に成されている。
【0019】本例ではモニタ装置2側の赤外線受信装置
4には所定の空間内でモニタ装置2の配置位置が撮像手
段1側の赤外線送信装置3内で解る様にパイロット信号
発光素子36を設けて、パイロット光35を発光させ
る。
【0020】赤外線送信装置3側にはこのパイロット光
35を受光するための方向検知用のフォトダイオード
(PD)等から複数の受光素子34を有し、図1に示す
様に送信用のLED6の数と同数の受光素子34がLE
D6上に配設されている。
【0021】赤外線受光装置4側から発光させるパイロ
ット光35は赤外線リモートコントローラやコードレス
AV伝送通信を行なう他のシステムに影響を与えない正
弦波信号により、図2の周波数アロケーションに示す様
に低域周波数側に選択したパイロット信号37によって
パイロット信号発光素子36を光強度変調し、パイロッ
ト光35として空間に伝送する。
【0022】上述の赤外線送信装置3に設けられた送信
用の複数のLED6とパイロット光受光用の方向検知用
の複数のPD34とは同一数に選択され、図3A及び図
3Bの様に凸面に放射状に受光及び発光方向が少しづつ
異なる様に、且つマトリックス状に配列されている。
【0023】今、図3Aの様に方向検知用のPD34に
正面からパイロット光35が入射されたとすれば最大出
力のPD34Cを選択して、この選択出力によって同じ
方向及び位置にある送信用のLED6Cだけを発光させ
て音声及び映像変調光38を受信装置4側に伝送する。
【0024】図5Bの場合は斜め下側から入射されたパ
イロット光35によって、方向検知用PD34Bが最大
出力PDとなり、このPD34Bに対応した同一方向の
送信用LED6Bが選択されて、音声及び映像変調光3
8を受信装置4側に伝送する様に成される。
【0025】即ち方向検知用PD34により受信装置4
から伝送されて来る光の方向を検知し最大出力レベルの
得られる方向検知用PD34と同じ方向に向いている送
信用LED6だけを発光させるために少ない消費電力で
広い指向角が確保できるものが得られる。
【0026】上述の方向検知用PD34での最大検出出
力レベル選択回路の一実施例を図4に示す。
【0027】図4で放射状に配置された複数の方向検知
用PD34で受光されたパイロット光35によって光−
電気変換された夫々の出力は第1及び第2のスイッチ4
0a及び40bの夫々の固定接点b,c,d,e,fに
並列的に供給される。
【0028】スイッチ40a及び40bの可動接片a及
びaは固定接点b,c,d,e,fを自動的にスキャン
ニングして、その出力をバンドパスフィルタ42a及び
42bにより検出用信号のみを選択した後にレベル検出
回路43a及び43bに供給され、レベル検出が成され
る。
【0029】レベル検出回路34a及び34bで検出さ
れた検出レベルは比較回路を構成するコンパレータ44
の逆相及び同相入力端子に供給され、比較出力が選択回
路45に供給されて、最大出力レベルが選択される。
【0030】選択回路45の出力はスイッチ40a及び
40bの可動接片aを制御すると共にスイッチ41の可
動接片aをも制御し、方向検知用PD34の最大出力レ
ベルが出力される固定接点位置(図4ではPD34dに
対応した固定接点d)に対応したスイッチ41の送信用
LED6(図4ではLED6dに対応した固定接点d)
に固定する。スイッチ41の可動接点aはドライブ回路
46に接続されているため、送信用LED6dから音声
及び映像変調光38が発光される。従って、送信用LE
D6dのみからパイロット光受光方向に音声及び映像変
調光38が放射されるため、消費電力を減少出来ると共
に確実に受信装置4側に信号伝送が可能となる。
【0031】図5に示すものは、本例の最大出力レベル
選択回路の他の実施例を示すものであり、図4との対応
部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0032】図5で、複数の方向検知用PD34の夫々
の出力端は夫々複数の帯域通過濾波器(BPF)47a
〜47eに接続され、所定の帯域に制限された方向検知
用PD34の出力は複数の出力レベル検出回路48a〜
48eによって夫々の出力レベル検出が成される。
【0033】出力レベル検出回路48aの出力端は複数
の比較回路49a〜49eの同相入力端子に並列的に接
続され、他の出力レベル検出回路48b〜48eの夫々
の出力端は比較回路49a〜49eの複数の逆相入力端
子に夫々並列的に接続される。従って比較回路49a〜
49e内では方向検知用PD34aと他の夫々の方向検
知用PD34b〜34eとのレベル比較が同時に行なわ
れて、その差出力中の最大レベル出力がスイッチング手
段50a〜50eに夫々供給される。スイッチング手段
50a〜50eはスイッチングトランジスタ等で構成さ
れ、比較回路49a〜49eの出力でオン/オフ制御さ
れる。
【0034】図5の例では比較回路49a〜49eの最
大出力レベルで「オン」されたスイッチ手段50cを介
してドライブ回路46からの駆動信号が供給されて送信
用LED6cのみ発光して音声及び映像変調光38を受
信装置4側に伝送させている。この構成の選択回路の場
合も、伝送距離を充分にとり、且つ指向性を広くとるた
めに多くの送信用LED6を駆動する必要のない光空間
伝送通信装置及びその方法(システム)が得られる。
【0035】上述の送信装置3側に設けられる方向検知
用PD34(34a〜34e)は図1及び図5の様に単
品のフォトダイオードの様な光−電気変換用の受光素子
を1個づつ凸面上に並設配置して指向性を持たせる様に
成してもよいが図6に示す様に平らな同一ウェハー上に
複数個のPDを並設して作製した1チップPD52の前
面に凸型のレンズ51を配設してパイロット光35の入
射方向に指向性を持たせる様に成してもよい。この構成
によれば単体のPDを曲面上に配設する手間が省け、方
向検知用PDを廉価に構成出来る。
【0036】更に、本例では方向検知用PD34(34
a〜34e)と送信用のLED6(6a〜6e)の夫々
の指向性を一致させる様な面倒な作業を必要とするが、
図7に示す様にLED6とPD34とを一つのデバイス
として一体化し、LED6及びPD34の前面にレンズ
53及び54を配設し、ケーシング内からリードが導出
された一体型デバイス55を作成し、これら一体型デバ
イス55を図8に示す様に送信装置3の送受光アンテナ
56上に並設する様に成せば夫々のPD34a〜34e
と夫々のLED6a〜6eの光軸の指向性合わせを行な
う煩わしさを省くことが出来る。
【0037】更にPDとLEDの光軸を合わせる手間を
省くことの出来る他の一体型デバイス55の例を図9乃
至図11で説明する。
【0038】図9及び図10は凹状に形成された反射鏡
57の凹面上に方向検知用PD34を貼着等の方法で固
定し、更にPD34より小面積の送信用LED6を方向
検知用PD34の略々中央位置に同じく貼着等の方法で
固定させ、集光用のレンズ51を介してパイロット光3
5を集光し、LED6から音声及び映像変調光を発光さ
せて空間伝送する様に成されている。
【0039】図9の場合は光軸が一致しているときの光
路系を図10は光軸が一致していない時の光路系を示し
ている。上述の構成によると送信用のLED6が出射さ
れる発光信号が方向検知用PD34にある程度入射され
てしまうが、赤外線受信装置4側から送信されるパイロ
ット光35とは図2の様にキャリア周波数が異なるた
め、光−電気信号に変換後にLPF等を用いて分離出来
るため実用上問題を生ずることはない。
【0040】図11はPD34上に二つのLED6a及
び6bを配設した複合光素子の平面を示すものである。
送信用のLED6a及び6bは電源電圧が5Vの場合2
個を直列に使用する場合が多いので2個分のLEDのス
ペースが略々1個分になり、且つ直列にするLED6a
及び6bの光軸を複合素子のレベルに位置する様にな
る。
【0041】上述の様な複合光素子或いは一体型デバイ
スでは方向検知用PDと送信用LEDの光軸が素子の段
階で一致しているので送受光アンテナ56にマウント時
に指向性を合わせる作業をなくすことが出来る。又、指
向性が複合素子内で一致しているので経年変化を受け難
く、光学系を小さくすることが可能となる。
【0042】図12は赤外線受信装置4側に設けたパイ
ロット発光素子36の駆動回路例を示すものであり、発
振回路58は正弦波発振器でよく、パイロット信号発光
素子36を駆動する駆動回路は駆動トランジスタ59の
様な簡単な回路で構成出来るために、スペース、コス
ト、消費電力等に有利なものが得られる。
【0043】尚、上述の各実施例に於いては撮像手段1
側に設けた赤外線送信装置3からモニタ装置に設けた赤
外線受信装置4に音声及び映像変調光を伝送する場合を
説明したが、図14で説明した様な事務所8の空間内で
のCPU用の各種データをサテライト装置11を介して
送受信する場合のサテライト装置11側に設けた発光及
び受光素子等に本例の複合素子或いは一体型デバイスを
用いることが出来、本例の光空間伝送通信装置及びその
方法は他の種々の装置及びシステムに適用可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明の光空間伝送通信装置及びその方
法並びにこれらに用いる複合光素子によれば少ない消費
電力で広い指向角が確保できると共に必要の無い方向に
発光しないので他のシステムに悪影響を与えず、更に受
光装置側は単一キャリアの発光のみで良いので回路規模
が小さくてよく、そのため、既存のセットに後付けが簡
単である。また、受信装置のコスト増加が少ない構成が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光空間伝送通信装置の構成図である。
【図2】本発明の周波数アロケーションである。
【図3】本発明に用いる送信装置内の方向検知用PD及
び送信用LEDの発光説明図である。
【図4】本発明に用いる最大出力レベル選択回路であ
る。
【図5】本発明に用いる最大出力レベル選択回路の他の
実施例である。
【図6】本発明に用いる方向検知用PDの他の構成図で
ある。
【図7】本発明に用いる複合光素子の構成図である。
【図8】本発明の光空間伝送通信装置の他の構成図であ
る。
【図9】本発明の複合光素子の光軸説明図(I)であ
る。
【図10】本発明の複合光素子の光軸説明図(II)であ
る。
【図11】本発明に用いる複合素子の平面図である。
【図12】本発明に用いるパイロット信号発光素子の駆
動回路である。
【図13】従来の光空間伝送通信装置の構成図である。
【図14】従来の光空間伝送通信装置の他の構成図であ
る。
【図15】従来の赤外線送信装置の系統図である。
【図16】従来の赤外線受信装置の系統図である。
【図17】従来の赤外線送受信に用いる周波数アロケー
ションである。
【符号の説明】
1 撮像手段、2 モニタ装置、3 赤外線送信装置、
4 赤外線受信装置、6 送信用LED、34 方向検
知用PD、36 パイロット信号発光素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一空間内で電子機器間或いは電子機器
    とサテライト装置間で映像信号等のデータを光信号で送
    受信する送信及び受信装置を設けて成る光空間伝送通信
    装置に於いて、 上記送信装置側に多方向に指向性を持たせた上記データ
    を光伝送する複数の発光手段と、 上記送信装置側には上記受信装置側からのパイロット光
    を受光する方向検知用の多方向に指向性を有する複数の
    受光手段とを具備し、 上記複数の受光手段のうち上記パイロット光を受光した
    受光手段に対応した指向性を有する上記発光手段を発光
    させてデータを伝送して成ることを特徴とする光空間伝
    送通信装置。
  2. 【請求項2】 同一空間内で電子機器間或いは電子機器
    とサテライト装置間で映像信号等のデータを光信号で送
    受信する送信及び受信装置を設けた光空間伝送通信方法
    に於いて、 上記送信装置側に上記受信装置側へ上記データを伝送す
    る複数の発光方向を少しずつずらせた発光手段及び入射
    方向を少しずつずらせた受光手段から成る方向検出手段
    を設け、 上記受信装置側から放射されるパイロット光を上記方向
    検出手段で検出した上記受光手段に対応した上記発光手
    段を駆動して上記データを伝送して成ることを特徴とす
    る光空間伝送通信方法。
  3. 【請求項3】 同一空間内で電子機器間或いは電子機器
    とサテライト装置間で映像信号等のデータを光信号で送
    信及び受信を行なう様に成した光空間伝送通信装置用の
    複合光素子に於いて、 上記複合光素子は上記受信側から放射されるパイロット
    光を受光する受光素子上に発光素子の光軸が一致する様
    に配設して成ることを特徴とする光空間伝送通信用の複
    合光素子。
JP8020198A 1996-02-06 1996-02-06 光空間伝送通信装置及びその方法並びにこれらに用いる複合光素子 Pending JPH09214432A (ja)

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