JPH09214391A - アンテナ破損検出機能付き送受信機 - Google Patents

アンテナ破損検出機能付き送受信機

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JPH09214391A
JPH09214391A JP8014495A JP1449596A JPH09214391A JP H09214391 A JPH09214391 A JP H09214391A JP 8014495 A JP8014495 A JP 8014495A JP 1449596 A JP1449596 A JP 1449596A JP H09214391 A JPH09214391 A JP H09214391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
speech
counter
damage
reception level
Prior art date
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Pending
Application number
JP8014495A
Other languages
English (en)
Inventor
Teru Jiyosawa
輝 如澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP8014495A priority Critical patent/JPH09214391A/ja
Publication of JPH09214391A publication Critical patent/JPH09214391A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数本の各アンテナの受信出力が低くてもフェ
ージングや伝搬状況の変化の影響を受けて誤動作するこ
となく精度良くアンテナの破損を検出できること。 【解決手段】移動体通信システムにおいて、複数本の各
アンテナを具備する送受信機のアンテナ破損を検出する
ため、通話毎に各アンテナの受信レベル平均を求め、所
定回数の通話における各アンテナ毎の受信レベル平均の
和を比較して、アンテナ破損を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおける無線基地局あるいは移動体送受信機のアンテ
ナ破損を検出する技術に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来のダイバーシチ送受信用
アンテナの破損検出では、複数のアンテナ同士の受信信
号の差を検知する方式が行われているが、この方式では
フェージングによって各アンテナの受信レベルが変動し
誤動作を引き起こすことが知られている。
【0003】そのため、各アンテナの受信レベルをA/
Dコンバータによって量子化して一定時間(回数)サン
プリングして加算しその平均を求めてフェージングによ
る誤動作を回避し、アンテナの破損によって受信レベル
の差を検出し、検出出力が所定レベル以上であることを
検出してフェージングとの区別をしアンテナ破損を検知
する。
【0004】しかしながら、移動体通信において、移動
機の位置によっては検出する各アンテナの受信レベルは
非常に小さくなり、アンテナの破損判定に必要なダイナ
ミックレンジが不足しがちである。そのため、遠方に離
れた移動機と固定機との間の通話時間が長いとアンテナ
の破損判定に必要なダイナミックレンジが不足して加算
した各アンテナの受信レベルの差を圧縮するため、アン
テナが破損していてもフェージングとの区別が困難であ
る。
【0005】さらに、アンテナの破損の状態も受信レベ
ルに大きな差がでる全壊状態(例えば30dB程度の
差)は少なく、アンテナの向きが変わったり、ケーブル
の接触不良などの微損や半損が多く、各アンテナの受信
レベル平均の差は十数dB程度のことが多いため、フェ
ージングとの区別ができず、精度よくアンテナ破損を検
知することができない。
【0006】また、移動機の位置によってパス上に障害
物が存在するような状態において、アンテナによっては
受信レベルが大きく下がるため、正確にアンテナ破損を
検知することができない。
【0007】図3(a)〜(d)は上述の課題を説明す
るもので、(a)は無線基地局と移動機の位置関係を示
す図、(b)〜(d)は移動機がそれぞれA地点、B地
点、C地点での無線基地局のアンテナ1a,1bの受信
レベルを示す図である。今、L地点に無線基地局の送受
信回路を設置している。A地点にいる移動機と通話した
際、アンテナ1aが破損していても定められた差を得る
ことができるだけのダイナミックレンジが不足している
((b)参照)。B地点に移動機が移動した時はアンテ
ナ1bとのパス上に障害物20があり、受信レベルの差
が定められた値以上にならない((c)参照)。C地点
に移動機が移動した時、障害物もなくかつ十分なダイナ
ミックレンジが得られる((d)参照)。もちろん同一
地点でも伝搬状況が刻々と変化しているので一度受信レ
ベルの差が定められた値以上になったとしても単純に判
定することは危険である。また、単純に通話時間で受信
レベルの和を取って比較すると、通話時間がB地点の通
話に偏っているとアンテナ1aの破損を検知できない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の従来技
術の課題を解決するために、移動体通信システムにおい
て、複数本の各アンテナを具備する送受信機のアンテナ
破損を検出するため、通話毎に各アンテナの受信レベル
平均を求め、所定回数の通話における各アンテナ毎の受
信レベル平均の和を比較して、アンテナ破損を検知する
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の一実施
形態を説明する。図1は本発明の一実施形態を示す送受
信機のブロック図、図2は図1中の符号6で示されるア
ンテナ破損検出装置のブロック図である。
【0010】アンテナ1a,1bによって受信された受
信信号はアンテナスイッチ2を通り受信回路3a,3b
に入力される。受信回路3a,3bからは受信レベル信
号がA/Dコンバータ4a,4bに入って量子化され
る。この量子化された受信レベル信号はダイバーシチ制
御装置5とアンテナの破損検出装置6に入力される。
【0011】ダイバーシチ制御装置5はA/Dコンバー
タ4a,4bからの受信レベル信号を比較し、受信レベ
ルが高く、状態の良いアンテナを選択し、受信系選択ス
イッチ7を切り替える。受信系選択スイッチ7の出力は
トーン信号認識回路8と音声回路9に出力される。通話
制御回路10はトーン信号認識回路8から出力されるト
ーン信号から通話開始命令を認識すると通話制御信号を
出力して音声回路9と送信回路11を動作させ通話を開
始する。また、ダイバーシチ制御装置5は、A/Dコン
バータ4a,4bからの受信レベル信号を比較し、送信
アンテナを選択しアンテナスイッチ2を切り替え送信回
路11に接続するので、一方のアンテナが破損していて
も一つの送信回路で送信を行える。
【0012】通話制御回路10は通話制御信号で音声回
路9と送信回路11を動作させると同時にアンテナの破
損検出装置6を動作させる。
【0013】アンテナの破損検出装置6には通話時間
(サンプリング数)を計るカウンター6−1と通話回数
を計るカウンター6−2がある。
【0014】通話中は通話時間(サンプリング数)を計
るカウンター6−1を使用して一定通話時間のA/Dコ
ンバータ4a,4bから出力される量子化された受信レ
ベル信号をそれぞれサンプリングし加算器6−3、6−
4を使用して加算し、記憶装置6−5、6−6に格納す
る。
【0015】通話が終了すると記憶装置6−5、6−6
とカウンター6−1から、この回の通話の各アンテナの
受信レベルの平均を計算器6−7、6−8で計算し、さ
らに前回までの通話での受信レベルの平均を加算した値
が格納されている記憶装置6−9、6−10の値と加算
し、再び記憶装置6−9、6−10に格納する。そし
て、カウンター6−2の値を1つ増やす。
【0016】カウンター6−2が定められた通話回数に
達した時、記憶装置6−9、6−10の値を比較器6−
11に入力し、定められた差があれば判定手段6−12
が受信レベルが小さい方のアンテナの破損表示装置12
に表示してアンテナが破損したことを知らせる。
【0017】上述の構成により、1通話毎にそのときの
アンテナ1a,1bそれぞれの平均受信レベルを計算
し、異なる地点(例えばA,B両地点(図3参照))で
の平均受信レベルを加算していくことになってその差が
拡大し、正確にアンテナの破損が検知できるようにな
る。しかも、伝搬状況が良好な地点(例えばC地点(図
3参照)に移動機が移動した時の通話ではアンテナ1
a、1bの間での受信レベルの差が大きいため、平均受
信レベルの差が大きく更に精度良くアンテナの破損が検
知できるようになる。
【0018】以上のように本発明は、無線基地局に上述
の送受信機を使用した場合、回線を通じセンター局にア
ンテナ破損の発生を通知することもできるので、無線基
地局のメンテナンスフリー化を進めるうえで極めて有用
である。
【0019】また、本発明は移動機の位置が常に移動し
ていることを利用して精度良くアンテナ破損を検知でき
ることから、無線基地局に限らず、移動体送受信機に使
用することにも適している。
【0020】
【発明の効果】アンテナの受信出力が低くてもフェージ
ングや伝搬状況の変化の影響を受けて誤動作することな
く精度良くアンテナの破損を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す送受信機のブロック
図。
【図2】図1のアンテナ破損検出装置を示すブロック
図。
【図3】 図3(a)〜(d)は上述の課題を説明する
もので、(a)は無線基地局と移動機の位置関係を示す
図、(b)〜(d)は移動機がそれぞれA地点、B地
点、C地点での各アンテナの受信レベルを示す図。
【符号の説明】
1a,1b:アンテナ 2:アンテナスイッチ 3
a,3b:受信回路 4a,4b:A/Dコンバータ 5:ダイバーシチ制
御装置 6:アンテナ破損検出装置 6−1,6−2:カウンター 6−3,6−4,6−7,6−8:加算/計算手段 6−5,6−6,6−9,6−10:記憶手段 6−11:比較器 6−12:判定手段 7:受信系選択スイッチ 8:トーン信号認識回路 9:音声回路 10:通話制御回路 11:送信回路 12:アンテナ破損表示装置 20:障害物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の各アンテナと、前記各アンテナの
    受信レベル信号を出力する検出手段と、前記検出手段の
    各出力を量子化して出力するA/Dコンバータと、前記
    A/Dコンバータの各出力のサンプリング平均を出力す
    る平均化手段と、前記平均化手段の出力する各アンテナ
    の通話毎の受信レベル平均を各アンテナ毎にそれぞれ加
    算する加算手段と、通話毎に計数値を更新し通話回数を
    カウントする計数手段と、前記計数手段の出力が所定の
    値になったとき前記加算手段の各出力をそれぞれ比較す
    る比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいてアン
    テナ破損の可能性を判定する判定手段とを具備すること
    を特徴とするアンテナ破損検出機能付き送受信機。
  2. 【請求項2】前記複数本の各アンテナの中から選択した
    アンテナを送信回路に接続する送信アンテナ切り替えス
    イッチと、ダイバーシチ制御手段とを具備し、前記A/
    Dコンバータの各出力に基づきダイバーシチ制御手段が
    送信アンテナ切り替えスイッチを制御することを特徴と
    する請求項1記載のアンテナ破損検出機能付き送受信
    機。
JP8014495A 1996-01-30 1996-01-30 アンテナ破損検出機能付き送受信機 Pending JPH09214391A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8014495A JPH09214391A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 アンテナ破損検出機能付き送受信機

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JPH09214391A true JPH09214391A (ja) 1997-08-15

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JP (1) JPH09214391A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7532156B2 (en) 2005-11-22 2009-05-12 Fujitsu Ten Limited Radar apparatus
JP2011179214A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Alps Electric Co Ltd キーレスエントリー装置の携帯機
JP2012080230A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Panasonic Corp アンテナ切替受信システム

Cited By (3)

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