JPH09214162A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

Info

Publication number
JPH09214162A
JPH09214162A JP8019511A JP1951196A JPH09214162A JP H09214162 A JPH09214162 A JP H09214162A JP 8019511 A JP8019511 A JP 8019511A JP 1951196 A JP1951196 A JP 1951196A JP H09214162 A JPH09214162 A JP H09214162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
foot
mpu
device body
tilt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8019511A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Sugimura
英夫 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8019511A priority Critical patent/JPH09214162A/ja
Publication of JPH09214162A publication Critical patent/JPH09214162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱する電子素子を機器本体内部に有する電
子機器において、前記電子素子の発生する熱を効率よく
機器本体外部へ放熱でき、しかも低騒音化と省電力が図
れる構成を提供する。 【解決手段】 機器本体1内のMPU10が発生する熱
は、導熱ゴム11,導熱板12,導熱ゴム13及び底板
14を介して、機器本体1の設置角度調整用の回動可能
なチルト足15に熱伝導により伝えられ、チルト足15
を介して機器本体1外部へ放熱される。導熱ゴム11,
13は高熱伝導率であり、導熱板12,底板14及びチ
ルト足15は高熱伝導率のアルミニウム等の板材からな
る。このような構成によりMPU10の発生する熱を効
率よく機器本体1外部へ放熱でき、しかも放熱、冷却の
ためにファンモータを用いる場合のような動作騒音と電
力消費の問題がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器本体の設置角
度調整用の足部材を有する電子機器において、前記足部
材を利用して、機器本体内部の電子素子の発生する熱を
外部に放熱する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種電子機器において、機器
本体内部の電子素子の発熱に対して種々の方法により放
熱、冷却対策を施している。その一例を図15,図16
により説明する。図15は机上型ノートパソコンの使用
状態での上面側を示し、図16は底面側を示している。
【0003】図15,図16において、パソコンの機器
本体1には、不図示のMPUを搭載したシステム制御回
路基板が内蔵されており、その他に、表示装置2,キー
ボード3,PCMCIAカード用スロット5,フロッピ
ーディスクドライブ6が設けられ、更に蓋7の内側にハ
ードディスクドライブ、蓋8の内側にバッテリー等が設
けられている。4はパソコンを机上に安定して設置する
ための支持足であり、ゴム材から形成され、機器本体1
の底面の四隅に突設されている。
【0004】また、31は機器本体1の底面に形成され
た吸気孔である。吸気孔31の内側には上記MPUが配
置されており、MPUの放熱による自然対流によって吸
気孔31から吸入される外部の空気によりMPUが冷却
されることが期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年M
PUの処理能力の向上に伴い、副産物としてMPUの発
熱量が増大してきており、上記のような自己放熱、内部
空気の自然対流ではMPUを冷却しきれなくなってきて
いる。MPUの温度上昇はシステムの誤動作を招く。
【0006】冷却効果を上げるためMPUチップに放熱
フィンを貼り付ける例もあるが、この場合でも結局MP
Uの熱は機器本体内にこもるため、内部システムの温度
上昇を招き、システムの誤動作を生じる危険性が残る。
【0007】また機器本体内で発生した熱をファンによ
る強制空気対流により機器本体外へ放出する方法も実施
されている。しかしながら、この場合、ファンモータの
駆動による騒音の問題がある。また、近年の携行機器に
おいてはバッテリー駆動が一般的になってきており、フ
ァンモータ駆動はバッテリーによる動作時間を短くして
しまうためユーザの使い勝手が悪くなるという問題があ
った。
【0008】そこで本発明の課題は、上記MPUに限ら
ず発熱する電子素子を機器本体内部に有する電子機器に
おいて、前記電子素子の発生する熱を効率よく機器本体
外部へ放熱でき、しかも低騒音化と省電力が図れる構成
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、機器本体内に発熱する電子素子が
設けられ、機器本体底部に該機器本体の設置角度調整用
の可動な足部材が設けられた電子機器において、前記足
部材を高熱伝導率材から形成するとともに、前記機器本
体内に、前記発熱する電子素子の発生熱を熱伝導により
前記足部材に伝える高熱伝導率の導熱手段、例えば高熱
伝導率材からなる板部材あるいはヒートパイプを設けた
構成を採用した。
【0010】このような構成によれば、機器本体内の発
熱する電子素子の発生熱を高熱伝導率の導熱手段による
熱伝導により高熱伝導率の足部材に伝え、足部材を介し
て機器本体外部に効率よく放熱し、前記電気素子を冷却
することができる。ファンにより放熱を行なう場合のよ
うな動作騒音、電力消費の問題がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明による
電子機器の実施の形態を説明する。ここでは電子機器の
一例としてノート型パソコンの実施形態を示す。
【0012】[第1の実施形態]図1〜図6は本発明の
第1の実施形態の構成を示している。まず図1におい
て、1はノート型パソコンの機器本体であり、この機器
本体1内にはシステム制御回路基板9が設けられてお
り、この基板9の下面には発熱する電子素子であるMP
Uチップ(以下、MPUと略す)10が搭載されてい
る。
【0013】一方、14は機器本体1の底板であり、パ
ソコンの底面図である図2に示すように、底板14の下
面の前縁部の左右両端部のそれぞれには支持足4が突設
されている。また、底板14下面の後部には、機器本体
1の机上面などの設置面に対する設置角度を水平または
所定の傾斜角度に調整するためのチルト足15が回動可
能(開閉可能)に取り付けられている。MPU10の発
生熱の放熱を行なうために、チルト足15と底板14は
熱伝導率の高いアルミニウム等の板材から形成されてい
る。
【0014】チルト足15は全長が機器本体1の全幅に
近い大きな面積の略長方形に形成されており、図1に示
すように、後述の熱伝導のために後部が受熱板16とし
て屈曲されている。また、チルト足15の基部上面の左
右両端部のそれぞれに円筒状の軸受部17が形成され、
その軸受部17に挿通された回動軸18によりチルト足
15が回動可能に軸承されている。チルト足15の図1
中下面には、プラスチックシート19が両面テープ等で
貼られている。これはチルト足15の色を機器本体1の
色と同色にすることにより外観を整えるためのものであ
り、チルト足15の放熱性を損なわないように厚さ、材
質等が選定される。
【0015】チルト足15を収納するために底板14の
後部には浅い凹部14aが形成されており、この凹部1
4の後部にはチルト足15の回動軸18近傍部分を避け
るスペースのための切欠孔14bが形成されている。チ
ルト足15が凹部14aに収納された閉状態でチルト足
15のプラスチックシート19の面が底板14下面から
突出する突出量は支持足4の突出量と同じである。すな
わち、この状態ではプラスチックシート19と支持足4
が机上面などのパソコン設置面に当接する。
【0016】一方、MPU10の発生熱をチルト足15
に熱伝導により伝えるために、MPU10と底板14の
凹部14aの部分の間に導熱ゴム11,導熱板12,導
熱ゴム13が積層されて設けられている。
【0017】導熱ゴム11,13は熱伝導率が高く弾力
性のあるいわゆる熱伝導性ゴム材から長方形のシート状
に形成されており、MPU10,導熱板12間、及び導
熱板12,底板14間の隙間を埋め、これらの部材間の
密着性を高めるものである。
【0018】導熱板12は、底板14,チルト足15と
同様に、熱伝導率が高く比較的軽量安価なアルミニウム
等の板材から形成されている。
【0019】次に、図3〜図6により、チルト足15の
軸受、係止構造の詳細を説明する。
【0020】図3は図1のA−A線に沿う横断平面図で
あり、この図3に示すように、チルト足15の基部の左
右両端のそれぞれに円筒状の軸受部17が形成されてお
り、その軸受部17に回動軸18が挿通されている。回
動軸18の両端は、機器本体1の底板14上面の左右2
箇所に突設された対の突片状の軸受部20のそれぞれに
嵌合されて軸受されている(図6参照)。また、軸受部
20のそれぞれの近傍に設けられたクリック部材21が
チルト足15の軸受部17のそれぞれの上側に当接する
ことにより、回動軸18が図示の位置に保持されてい
る。
【0021】次に、図4,図5は、チルト足15を倒し
て凹部14aに収納した閉状態と、立てた開状態のチル
ト足周辺の縦断面を示す。図4,図5に示すように、チ
ルト足15の略円筒状の軸受部17には周方向の異なる
位置に切欠部17a,17bを設けてある。軸受部17
の回動角度、すなわちチルト足15の回動角度によっ
て、クリック部材21の先端に形成された係止凸部21
aが軸受部17の切欠部17aまたは17bに係合可能
なようにクリック部材21が配置されている。クリック
部材21の弾性によって係止凸部21aは切欠部17
a,17bに対し弾性的に係脱可能である。
【0022】図4のチルト足15を凹部14aに収納し
た閉状態では係止凸部21aが切欠部17aに係合して
チルト足15が底板14に平行に接する角度に係止され
る。この状態では機器本体1の設置面に対する設置角度
は水平になる。
【0023】また、図5のチルト足15を立てた開状態
では、係止凸部21aが切欠部17bに係合してチルト
足15が底板14に対し所定角度で立った位置に係止さ
れる。この状態では機器本体1の設置面に対する設置角
度は所定の傾斜角度になる。
【0024】次に、以上の構成によるMPU10の放
熱、冷却について説明する。まず、図4のチルト足15
が凹部14aに収納された閉状態での放熱、冷却につい
て説明する。
【0025】図4の状態において、MPU10で発生し
た熱は基板9や周囲の空気にも伝わるが、その発生熱の
多くが熱伝導率の高い導熱ゴム11を介して導熱板12
に伝わり、さらに導熱ゴム13および底板14を介して
チルト足15に伝わり、シート19を介して機器設置面
に伝わる。設置面は一般には木製、スチール製等の机上
面であり、この机上面に対し空気層を介さずにMPU1
0の発生熱が伝わるため、導熱効率が良く、MPU10
の発生熱の機器本体1外部への放熱、MPU10の冷却
を効率良く行なうことができる。
【0026】次に、図5のチルト足15が立てられた開
状態での放熱、冷却について説明する。図5のようにチ
ルト足15が立てられ、クリック部材21の係止凸部2
1aが切欠部17bに係合してチルト足15が係止され
た状態では、チルト足15に一体に形成された受熱板1
6は導熱ゴム11に当接し、密着するように構成されて
いる。これにより、MPU10で生じた熱は導熱ゴム1
1,導熱板12を介して受熱板16に伝わり、これに連
続したチルト足15に伝わる。チルト足15を立てた状
態では、チルト足15の面積の大きな面が機器設置面上
で垂直に近い角度で立っており、設置面上でチルト足1
5により傾斜して支持された機器本体1の下に大きな空
間が確保されるので、熱が伝えられたチルト足15の周
囲で大量の空気の自然対流が発生し、効率良く放熱、冷
却を行なうことができる。すなわち、チルト足を立てた
場合は机上面への直接的な熱伝導よりも机上の空気の自
然対流により放熱、冷却を効率良く行なうことができ
る。
【0027】以上のように、本実施形態によれば、導熱
ゴム11,13、導熱板12、底板14及びチルト足1
5による簡単な構成によってMPU10の発生熱の外部
への放熱、MPU10の冷却を効率良く行なうことがで
き、しかも、この放熱、冷却のための構成はファンのよ
うな動作による騒音を発生することがなく、電力も消費
せず、パソコンの低騒音化および省電力に寄与すること
ができる。
【0028】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態を図7〜図14により説明する。これらの図に
おいて第1の実施形態の図1〜図6中と共通ないし同様
の部分には共通の符号が付してあり、その説明は省略す
る。
【0029】第1の実施形態と本実施形態との違いは、
本実施形態ではMPUからチルト足への導熱にヒートパ
イプを用いたことと、ヒートパイプの一部をチルト足を
回動可能に軸承する回動軸として構成したことである。
【0030】ヒートパイプは従来より公知のものであ
り、近年軽量、小型のものが開発され、電子機器分野へ
の応用がなされてきている。ヒートパイプは銅等からな
る密閉容器内に純水等の作動流体が減圧下で封止されて
おり、容器内壁にはスリット溝やメッシュ構造など毛細
管現象を発生させる構造が設けられている。そして、ヒ
ートパイプの受熱部(吸熱部)では作動流体が気化熱を
吸収し、放熱部では潜熱を放出することにより熱輸送を
行なうものである。以下、このヒートパイプを用いた実
施形態の詳細を説明する。
【0031】図7〜図9で示すように、本実施形態で用
いるヒートパイプ28は断面円形状のパイプ材を平行に
折り返すように曲げ加工したものであり、その平行に対
向する部分の一方の先端部は受熱部28aとして受熱ブ
ロック29の穴に圧入されている。受熱ブロック29は
熱伝導率の高いアルミニウム材などからなり、MPU1
0,底板14間に導熱ゴム11,13を挟んで配置され
ている。
【0032】また、ヒートパイプの平行に対向する部分
の他方は、放熱部であるとともに回動軸28bとして、
チルト足15の軸受部17に挿通されている。軸受部1
7は本実施形態ではチルト足15の基部の略全幅にわた
って延びる円筒状に形成されており、第1の実施形態の
受熱板16に相当するものはなくされている。回動軸2
8bは軸受部17の全長にわたって挿通され、軸受部1
7の左右両端から露出する両端部において図12に示す
ように軸受部20に嵌め込まれて軸受されている。軸受
部17の内側面と回動軸28b間の摺動のためのクリア
ランスには熱伝導率の高いグリスが塗り込まれている。
【0033】また、図8に示すように、クリック部材2
1,21は第1の実施形態より先端部の幅が大きく、若
干内側に設けられているが、図10,図11に示すよう
に、第1の実施形態と同様に、クリック部材21先端の
係止凸部21aと軸受部17の切欠部17a,17bの
係合により、軸受部17が異なる回動角度に係止され、
チルト足15が凹部14aに収納される角度と所定角度
で立つ角度に係止されるようになっている。
【0034】次に、以上の構成によるMPU10の放
熱、冷却について説明する。まず、図10に示すチルト
足15が凹部14aに収納された閉状態では、MPU1
0で発生した熱は2つの伝熱経路により机上面に伝わ
る。
【0035】すなわち、第1の経路は、MPU10→導
熱ゴム11→受熱ブロック29→導熱ゴム13→底板1
4→チルト足15→シート19→机上面である。また、
第2の経路は、MPU10→導熱ゴム11→受熱ブロッ
ク29→ヒートパイプ28→軸受部17→チルト足15
→シート19→机上面である。
【0036】また、図11に示すチルト足15が所定角
度で立った開状態では、MPU10で発生した熱は、M
PU10→導熱ゴム11→受熱ブロック29→ヒートパ
イプ28→軸受部17→チルト足15という経路でチル
ト足15に伝わり、チルト足15の周囲の空気の自然対
流により放熱される。
【0037】ここで、いずれの場合にしても、ヒートパ
イプ28は銅やアルミニウム等からなる単なる金属板に
比して極めて熱伝導率が高く、高効率で熱輸送を行なえ
るので、MPU10の放熱、冷却効果は第1の実施形態
よりも高くなり、放熱、冷却をより効率よく行なえる。
また、第1の実施形態と同様にパソコンの低騒音化、省
電力を図れることは勿論である。
【0038】なお、本実施形態の構成に加え、図13,
図14に示すように、ヒートパイプ28の一部としての
回動軸28bを挿通して軸受する円筒状の軸受32を設
け、これをチルト足軸受部17に挿通し底板14の軸受
部20に嵌合するようにしてもよい。軸受32は、熱伝
導率および強度の面で銅、アルミニウム等の金属から形
成するのが望ましい。このような軸受32の存在により
過負荷によるヒートパイプ28の変形が防止でき、ヒー
トパイプ28の性能が保証される。
【0039】以上、本発明の実施形態を示したが、上記
構成には種々の変更が考えられる。例えば、放熱、冷却
する対象の発熱素子はMPUチップに限らず、他のコン
トローラチップ等の他の電子素子でもよいし、また複数
の発熱素子の放熱、冷却を行なうようにしてもよい。
【0040】また、第1の実施形態で用いた導熱板12
の代わりに公知のいわゆるペルチェ効果冷却素子を用
い、この素子のMPU10側の面を吸熱面、チルト足1
5側を放熱面とするよう構成してもよい。ただし、ペル
チェ効果冷却素子は消費電力の小さいものが望ましい。
【0041】また、第2の実施形態において、MPU1
0の発熱量が少なければ、導熱ゴム13を廃し、導熱ゴ
ム11を導熱性接着剤に置換して、ヒートパイプ28に
よる経路のみでチルト足15に熱を伝えるようにしても
よい。この場合、導熱ゴム2枚が省略できる。
【0042】また、第1と第2の実施形態において、回
動可能(開閉可能)なチルト足15の代わりに、上下の
直線方向に可動で上下方向の異なる位置に係止可能とし
た設置角度調整用の足部材を設け、この足部材をアルミ
ニウム等の高熱伝導率材から形成し、これにMPU10
の発生熱を伝えて放熱、冷却を行なうようにしてもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、機器本体内に発熱する電子素子が設けられ、
機器本体底部に該機器本体の設置角度調整用の可動な足
部材が設けられた電子機器において、前記足部材を高熱
伝導率材から形成するとともに、前記機器本体内に、前
記発熱する電子素子の発生熱を熱伝導により前記足部材
に伝える高熱伝導率の導熱手段、例えば高熱伝導率材か
らなる板部材あるいはヒートパイプを設けた構成を採用
したので、設置角度調整用の足部材を放熱部材として有
効に利用でき、機器本体内の発熱する電子素子の放熱、
冷却、ひいては機器本体内のシステム全体の放熱、冷却
を効率よく行なうことができる。しかも、前記の放熱は
機器本体外部への放熱であるため、機器本体内部の温度
上昇を抑えることができる。また、放熱、冷却にファン
モータを用いる場合のような騒音、および電力消費の問
題がなく、電子機器の低騒音化および省電力が図れる。
また足部材を回動開閉式で機器本体底部に収納できるよ
うに構成することにより、放熱面積の大きなものでもス
ペース効率よく収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるノート型パソコ
ンのMPUの放熱に関わる構成を示す一部破断側面図で
ある。
【図2】同パソコンの底面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う横断平面図である。
【図4】図3のB−B線に沿う縦断側面図であってチル
ト足が収納された閉状態のチルト足周辺の縦断側面図で
ある。
【図5】チルト足が立たされた開状態のチルト足周辺の
縦断側面図である。
【図6】図3のC−C線に沿う縦断側面図である。
【図7】第2の実施形態によるパソコンの一部破断側面
図である。
【図8】図7のD−D線に沿う横断平面図である。
【図9】パソコンの底面図である。
【図10】図8のE−E線に沿う縦断側面図であってチ
ルト足が収納された閉状態のチルト足周辺の縦断側面図
である。
【図11】チルト足が立たされた開状態のチルト足周辺
の縦断側面図である。
【図12】図8のF−F線に沿う縦断側面図である。
【図13】第2の実施形態の構成の変形例を示すチルト
足周辺の縦断側面図である。
【図14】同変形例を示す軸受部の縦断側面図である。
【図15】従来のノート型パソコンの使用状態での上面
側を示す斜視図である。
【図16】同パソコンの底面側を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 機器本体 10 MPU 11 導熱ゴム 12 導熱板 13 導熱ゴム 14 底板 15 チルト足 16 受熱板 17 軸受部 18 回動軸 19 プラスチックシート 20 軸受部 21 クリック部材 28 ヒートパイプ 29 受熱ブロック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体内に発熱する電子素子が設けら
    れ、機器本体底部に該機器本体の設置角度調整用の可動
    な足部材が設けられた電子機器において、 前記足部材を高熱伝導率材から形成するとともに、 前記機器本体内に、前記発熱する電子素子の発生熱を熱
    伝導により前記足部材に伝える高熱伝導率の導熱手段を
    設けたことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記導熱手段として、高熱伝導率材から
    なる板部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    電子機器。
  3. 【請求項3】 前記足部材を回動軸により回動可能に軸
    承するとともに、前記導熱手段としてヒートパイプを設
    け、該ヒートパイプの一部を前記足部材の回動軸として
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記足部材は回動開閉式で閉状態で機器
    本体底部に収納されて機器設置面に当接するように構成
    され、該足部材の開閉両状態において前記発熱する電子
    素子の発生熱が前記導熱手段により足部材に伝えられる
    ようにしたことを特徴とする請求項1から3までのいず
    れか1項に記載の電子機器。
JP8019511A 1996-02-06 1996-02-06 電子機器 Pending JPH09214162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8019511A JPH09214162A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8019511A JPH09214162A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09214162A true JPH09214162A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12001399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8019511A Pending JPH09214162A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09214162A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6515856B2 (en) 1997-05-28 2003-02-04 Fujitsu Limited Apparatus and method for cooling in a personal computer including a tilt stand

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6515856B2 (en) 1997-05-28 2003-02-04 Fujitsu Limited Apparatus and method for cooling in a personal computer including a tilt stand

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7969738B2 (en) Computer
US6385043B1 (en) Electronic apparatus having a heat dissipation member
US5781409A (en) Heat dissipating lid hinge structure with laterally offset heat pipe end portions
US6839231B2 (en) Heat dissipation from a hand-held portable computer
US5383340A (en) Two-phase cooling system for laptop computers
US5634351A (en) Two-phase cooling system for a laptop computer lid
US6650540B2 (en) Cooling unit having a heat-receiving section and a cooling fan, and electronic apparatus incorporating the cooling unit
US7580265B2 (en) Heat sink, circuit board, and electronic apparatus
US6724625B2 (en) Radiator mechanism and electronic apparatus having same
US20070230120A1 (en) Electronic Apparatus Having a Heat-Radiating Unit for Radiating Heat of Heat-Generating Components
JP2001267771A (ja) 電子装置
US5898567A (en) Portable information apparatus with heat sink for promoting heat radiation from circuit components
US6141215A (en) Hybrid cooling heat exchanger fin geometry and orientation
JP2000277963A (ja) パソコンの冷却装置
JPH09214162A (ja) 電子機器
JP3743259B2 (ja) 携帯型情報処理装置の冷却構造
JP3755534B2 (ja) 電子装置
JP2001142573A (ja) 電子装置
JP2000349482A (ja) 電子機器
JPH11110084A (ja) 情報処理装置
JPH11219235A (ja) 電子装置
JPH05275584A (ja) 冷却装置および小型電子機器
CN115003100B (zh) 电子设备
JPH08286783A (ja) 情報機器における電子部品の放熱構造
JP3313665B2 (ja) ヒートパイプの設置状況監視装置