JPH09212429A - 不揮発性半導体ディスク装置 - Google Patents

不揮発性半導体ディスク装置

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JPH09212429A
JPH09212429A JP8035506A JP3550696A JPH09212429A JP H09212429 A JPH09212429 A JP H09212429A JP 8035506 A JP8035506 A JP 8035506A JP 3550696 A JP3550696 A JP 3550696A JP H09212429 A JPH09212429 A JP H09212429A
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JP8035506A
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Yusaku Unno
雄策 海野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 メモリ部13から読み出されたデータに
誤りが検出されると、これを保存しておくと共にサンプ
ルデータをメモリ部13の該当位置に書き込み、直ちに
これを読み出す。こうして、メモリが正しく読み書きさ
れない場所、即ち誤りビット位置27を得る。保存して
いた既格納データ23の該当する部分のビットを反転さ
せて修復し、誤りの有無を再び検査する。データが修復
できればこれをメモリ部13の健全な領域に再格納す
る。 【効果】 誤りビット位置を反転し、その部分に着目し
てデータを修復するので、これまで修正不可能であった
誤りも修正ができ、データ誤りの発生による処理の中断
を減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
のような半導体メモリを用いた記憶装置であって、誤り
検出/訂正データ等を用いてもその訂正が不可能なエラ
ーが生じたような場合に、これを救済することのできる
不揮発性半導体ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体ディスク装置は半導体メ
モリを用いて構成され、上位装置から見て磁気ディスク
装置等と同様の制御が可能な構成をしている。これは機
械的な動作部分が無いため、高速アクセスが可能である
という特徴を持つ。従来、この種の不揮発性半導体ディ
スク装置は、チップ単位あるいはブロック単位に電気的
なデータ消去が可能なフラッシュメモリを用いて構成し
ていた。ところが、このようなフラッシュメモリを用い
た場合には電気的にデータ消去が可能な単位が上位装置
からのアクセスデータ数より大きいため、上位装置から
のライト要求に対し一定の処理が必要となり、性能が著
しく低下するという問題があった。ところが、近年、上
位装置からのアクセス単位で電気的な消去が可能なフラ
ッシュメモリが実用化されるようになり、このようなチ
ップを使用した不揮発性半導体ディスク装置の開発が盛
んに行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の不揮発性半導体ディスク装置には次のような解
決すべき課題があった。不揮発性半導体ディスク装置
は、上記のように一般の磁気ディスク装置と同様の取扱
いが可能であって、データ書込みの際には、読出し時デ
ータ誤りが発生した場合にこれを修復することのできる
ような、誤り検出/修正データが同時に格納される。即
ち、不揮発性半導体ディスク装置からデータを読み出し
た場合に、その誤り検出/訂正データを用いてデータの
誤りの有無を検査し、もし誤りがあれば同データを用い
て誤りの修正を行う。特に、不揮発性半導体ディスク装
置は、データの読み書き回数が一定回数を越えると、デ
ータ誤りが増加する性質がある。従って、このような誤
り検査や訂正はデータの信頼性を高めるため重要な処理
となる。また、データに誤りがあれば、再度同一のデー
タを読み出して処理するという方法もある。
【0004】ところが、エラーを生じたビット数が多い
場合や、そのままでは簡単にデータを修復できない場合
があり、更に、データのエラーチェックができても訂正
まではできないといったケースもある。こうした場合に
は、上位装置に対しデータ異常通知を行った後、処理を
中断するといった方法で対処していた。しかしながら、
上位装置に対する負担の軽減やシステムの信頼性、動作
の安定性等を向上させるために、可能な限り修復可能な
データを修復し、動作を継続できるような装置の開発が
望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉不揮発性半導体により構成されたメモリ部の
単位領域から読み出した既格納データが正常かどうかを
判定するデータ誤り検出部と、上記既格納データが正常
でない場合に、そのメモリ部の単位領域に対して既知の
サンプルデータを書き込んだ後すぐに読み出して、書き
込んだサンプルデータと読み出したサンプルデータとを
比較することによって単位領域中の誤りビット位置を判
定する誤り判定部と、上記既格納データ中の、上記判定
により得た誤りビット位置のデータを、可能な全ての組
み合せで反転させて、該当する組み合せ数の修復データ
を得るデータ修復部と、上記該当する組み合せ数の修復
データの中から、正常なデータを選択して、上記メモリ
部の別の単位領域に再格納する再格納処理部とを備えた
ことを特徴とする不揮発性半導体ディスク装置。
【0006】〈説明〉不揮発性半導体により構成された
メモリを対象としたのは、この種のメモリは、一定回数
以上の繰り返し使用により記憶誤りが発生し易くなるた
めに、別に用意した予備領域にそのデータを再格納する
ことが要求されるからである。単位領域とは、セクタの
ようなデータを1回でアクセスする単位の領域をいう。
その大きさは任意でよい。読み出した既格納データが正
常かどうかは、そのデータとともに格納された誤り訂正
符号等により判断する。既格納データを読み出した領域
にサンプルデータを書き込みそれを読み出すと、例えば
動作不良領域に書き込んだデータが反転して読み出され
る。これにより、誤りビット位置が判定できる。従っ
て、保持しておいた既格納データのこの部分のビットを
再度反転させると、その修復が可能となる。誤りビット
位置が2箇所以上あると、データの修復位置や修復内容
の組み合せが増える。そこで、全ての組合せについて判
定を行い、再格納処理部は、データが正常な状態に修復
されたもののみを選択してメモリに書き込む。こうして
データを修復し、予備領域へ代替をさせれば、演算処理
はそのまま継続し、その後の記憶誤り発生も防止でき
る。
【0007】〈構成2〉構成1において、誤り判定部
は、既知のサンプルデータとして、全てのビットが
“0”のデータと全てのビットが“1”のデータとを使
用して、いずれか一方もしくは双方のデータの書き込み
と読み出し内容に相違がある部分を誤りビット位置と判
定することを特徴とする不揮発性半導体ディスク装置。
【0008】〈説明〉サンプルデータを、全てのビット
が“0”のデータと全てのビットが“1”のデータにし
て判定を行うと、正確な判定ができる。“0”か“1”
のいずれか一方の値しか出力できないといった障害が発
生するからである。
【0009】〈構成3〉構成1において、メモリに対す
る書き込み用のデータとして、全てのビットが“0”の
データと全てのビットが“1”のデータのいずれかを選
択するライトセレクタと、上記メモリから読み出された
データのいずれかのビットが“0”でないときエラー通
知を出力する“0”比較器と、上記メモリから読み出さ
れたデータのいずれかのビットが“1”でないときエラ
ー通知を出力する“1”比較器と、全てのビットが
“0”のデータを書き込んだ後にメモリからそのデータ
を読み出す場合には、上記“0”比較器の出力を選択
し、全てのビットが“1”のデータを書き込んだ後にメ
モリからそのデータを読み出す場合には、上記“1”比
較器の出力を選択するリードセレクタと、上記“0”比
較器と、“1”比較器の出力から、誤りビット位置を検
出するデータカウンタとを備えたことを特徴とする不揮
発性半導体ディスク装置。
【0010】〈説明〉メモリへ書き込みをするためのサ
ンプルデータを供給するセレクタとそのサンプルデータ
の内容に応じて読み出しデータを書き込みデータと比較
するセレクタとを設けることにより、ハードウェアを用
いて簡便に高速で既格納データの修復と再格納とが可能
になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明による不揮発性半導体ディス
ク装置の具体例を示す詳細なブロック図である。この半
導体ディスク装置10は、上位装置20に対しシステム
バス21を介して接続されている。上位装置20は、パ
ーソナルコンピュータ等から構成される。半導体ディス
ク装置10は、磁気ディスク装置等と同等にして使用さ
れる。この半導体ディスク装置10は、コントローラ部
11、マイクロコントローラ部12及びメモリ部13か
ら構成される。コントローラ部11は、上位装置20と
マイクロコントローラ部12やメモリ部13との間のイ
ンタフェース制御を行う部分である。従って、これらの
間はインタフェースバス18を介して相互に接続されて
いる。マイクロコントローラ部12は上位装置20から
のコマンドを解釈し、この半導体ディスク装置10を一
般の磁気ディスクと同様に動作させるよう制御を行うマ
イクロプロセッサ等から構成される部分である。メモリ
部13は、フラッシュメモリにより構成され、ここにデ
ータが格納される。この例では、マイクロコントローラ
部12に、本発明の装置によるデータ修復処理を行うた
めにデータ誤り検出部14、誤り判定部15、データ修
復部16、再格納処理部17等が設けられる。
【0012】これらの詳細な動作説明をする前に、まず
本発明の装置の概略構成を説明する。図2には、本発明
の不揮発性半導体ディスク装置概略ブロック図を示す。
本発明の装置は、この図に示すように、上位装置20に
対しシステムバス21を介して接続され、内部に設けら
れたコントローラ部11、マイクロコントローラ部12
及びメモリ部13は、インタフェースバス18を介して
相互に接続されている。本発明では、マイクロコントロ
ーラ部12に設けられたデータ救済制御部28が、図1
に示した各ブロックにより構成され、データ修復処理を
行う。
【0013】図3には、メモリ部の構成説明図を示す。
この図には、データ格納フォーマットを論理的に示して
ある。データ格納フォーマットとは、物理的には区別さ
れていないフィールドをソフト的に区別して使用するフ
ォーマットのことを意味する。メモリ部13に格納され
るデータは、ヘッダ部30とデータ部40により構成さ
れる。ヘッダ部30は、フラグ部31、カウント部3
2、ヘッダ部用誤り検出/訂正情報部33から構成され
る。また、データ部40は、ユーザデータ部41と、ユ
ーザデータ部用誤り検出/訂正情報部42から構成され
る。このヘッダ部30とデータ部40とを合わせて1セ
クタ分のデータとされる。即ち、この単位でデータが読
み書きされる。
【0014】メモリ部13はこのような多数のセクタに
より構成されているが、そのセクタ群はユーザ領域50
とスペア領域51とに分かれている。メモリ部全体が健
全な場合には、ユーザ領域50のみがアクセスの対象と
なる。一方、一部のユーザ領域が何らかの理由により使
用できない状態になった場合には、その代替のためにス
ペア領域51が使用される。
【0015】上記ヘッダ部30のフラグ部31は、セク
タの状態を示すコードを格納する部分である。即ち、セ
クタが正常に使用されているか、例えば代替セクタと切
り換えられているかといった情報を示す。カウント部3
2は、このセクタに対して行われたライト回数を格納す
る部分である。半導体ディスクの場合には、この書き込
み回数が一定以上を越えるとデータ誤りが生じ易くな
る。従って、書き込み履歴を管理するためにこのような
領域が設けられている。ヘッダ部用誤り検出/訂正情報
部33は、ヘッダ部30の全てのデータに対するデータ
誤りを検出し、必要な場合にその訂正をすることができ
ることができるような情報を格納する部分である。ユー
ザデータ部41は、上位装置からのライトアクセスに対
してそのライトデータを格納し、リードアクセスに対し
ては上位装置にそのデータを転送するための部分であ
る。ユーザデータ部用誤り検出/訂正情報部42は、デ
ータ部40全体のデータに対する誤り検出と訂正を行う
ための情報を格納する部分である。
【0016】再び、図1に戻って、本発明の装置の具体
的な動作を説明する。この半導体ディスク装置10は上
位装置20からのライト/リードアクセスに対し、マイ
クロコントローラ部12がコントローラ部11に設けら
れた図示しないメモリ制御部を起動することによって、
1セクタ分のデータをライト/リードする。リードアク
セスの場合には、コントローラ部11に設けられた図示
しないメモリ制御部がメモリ部13から読み出したユー
ザデータとユーザデータ部用誤り検出/訂正情報を用い
て、データ誤り検出部14がリードしたデータが正常か
どうかを判断する。なお、データが正常かどうかの判断
を行う方法には、例えばリードソロモン方式といった各
種の方式が知られている。また、データ誤り検出部14
はメモリ制御部と一体化されてコントローラ部11に設
けられていてもよい。
【0017】通常、ライトアクセスを行う場合には、コ
ントローラ部11に設けられた図示しないメモリ制御部
が上位装置20から転送されたユーザデータを元にし
て、そのデータに対する誤り検出/訂正情報を生成す
る。そして、このユーザデータと誤り検出/訂正情報と
をメモリ部13にライトする。なお、後で説明する誤り
判定部15の処理を実行するために、コントローラ部1
1は、ライト処理を行う場合にそのデータに対する誤り
検出/訂正情報の生成をせず、かつリード処理の場合に
読み出したデータに対する誤り検出/訂正情報を元にし
たデータの検査や修正等をしない、ライトオール/リー
ドオール制御をすることもできるように構成されてい
る。
【0018】図4は、本発明の装置の動作フローチャー
ト(その1)を示し、これに続く処理を図5に示した。
これらの図を用いて図1を参照しながら本発明の操作を
順に具体的に説明する。まず、図4ステップS1におい
て、図1に示したメモリ部13からデータのリード処理
を行う。本発明においては、メモリ部13に格納された
データに異常があった場合の機能を説明するため、リー
ド処理を中心にして説明を進める。このとき、先に説明
したように、読み出されたデータについて、まずその誤
り検出処理が行われる。この具体例では、マイクロコン
トローラ部12にデータ誤り検出部14を設け、ここで
データ誤り検出を行う。読み出された既格納データ23
は、同時に読み出された誤り検出データ24を用いて誤
りの検出が行われる。そして、データ誤りがあるかどう
かの判断がなされる(図4ステップS2)。データに誤
りが無いと判断されると、ステップS2からステップS
3に移り、一般の正常な処理に進む。
【0019】一方、データに誤りがあれば、図4のステ
ップS2からステップS4に進む。そして、マイクロコ
ントローラ部12において、読み出された既格納データ
23をそのまま保持しておく。これまでこのデータが書
き込まれていた領域にサンプルデータを書き込むとデー
タが破壊されてしまうからである。次に、図4のステッ
プS5に進み、誤り判定部15がメモリ部13に対しサ
ンプルデータの書き込みを行う。なお、既格納データ2
3を保持する部分はこの例ではマイクロコントローラ部
12に設定しているが、コントローラ部11に設定して
もよい。また、誤りを検出した場合に、直ちに本発明の
処理に移らず、もう一度メモリ部13からデータを読み
出すリトライ処理を行うようにしてもよい。
【0020】そして、例えば2回データエラーが検出さ
れた場合には、誤り判定部15がメモリ部13にサンプ
ルデータを書き込む。サンプルデータは、例えば全て
“0”のデータあるいは全て“1”のデータとする。即
ち、図4ステップS5において、全て“0”のデータを
先に説明したライトオール処理によってメモリ部13に
書き込む。そして、次のステップS6において、直ちに
該当する部分からリードオール処理によってデータを読
み出す。誤り判定部15は、ここで図1に示すように書
き込みサンプルデータ25と読み出しサンプルデータ2
6との比較を各ビットについて行う。そして、不一致の
ビットを誤りビットと判定する。
【0021】この例では、ビットd1,d2を誤りビッ
トとする。この誤りビットの位置を誤り判定部15は一
時記憶しておく(図4ステップS7)。次に、ステップ
S8において、全てが“1”のデータをライトオール処
理によりメモリ部13に格納する。そして、ステップS
9において、リードオール処理によってデータを読み出
す。ステップS10では、再び書き込みサンプルデータ
25と読み出しサンプルデータ26とを比較し、誤りビ
ット位置の判定を行う。そして、これを図示しないレジ
スタ等に一時記憶する(図4ステップS10)。
【0022】上記のように、全て“0”のデータを書き
込んで再び読み出した場合に、メモリの一部に障害があ
れば、その部分のデータが“0”でないことがある。ま
た、全て“1”のデータを書き込んだ場合に、メモリの
一部に障害があれば、その部分のデータは“1”でない
ことがある。メモリの障害の種類によって、“0”を書
き込んだ場合と、“1”を書き込んだ場合のどちらで障
害の有無を検出できるか必ずしも明確でない。そこで、
両方の動作をここで行い、異常なビットを判定する。即
ち、“0”のデータがライトできない、あるいは“1”
のデータがライトできない全ての誤りビット位置27を
検出してこれをデータ修復部16に送り込む。データ修
復部16では、データ誤り検出部14に保存しておいた
既格納データ23の該当するビットを反転する(図5ス
テップS11)。
【0023】例えば、1ビットだけ誤りが生じるとすれ
ば、その部分を反転することによって正しいデータに修
復できる。正しく修復できたかどうかは誤り検出データ
24を使用して検査する。2ビット誤りがあれば、それ
ぞれのビットを反転したり元へ戻したりして、どのよう
な組み合せの場合にデータが修復されるかを検査する。
即ち、2ビットならば2×2、3ビットならば2×2×
2組の組み合せが存在し、そのいずれかの組み合せが正
しいデータとなる。従って、全ての組み合せを実施し、
その都度誤り検出を行って、正常なデータを得る。この
目的のために、図5ステップS11〜S16のループを
実行する。
【0024】先ず1つの組み合せを実行し、図5ステッ
プS12に移り、メモリ部13の未使用正常領域へその
データをライトする。続いて、ステップS13におい
て、その領域からデータをリードし、ステップS14に
おいてそのデータが正常かどうかの判断をする。ここ
で、状態が正常と判断されると、ステップS17に移
り、通常の正常処理に進む。一方、ここでエラー有りと
判断された場合には、修正をして書き込んだデータが正
しくなかったと判断される。そこで、ステップS15で
は、データを反転すべきビットの選択方法を変更する。
即ち、例えば2箇所誤りビットが存在し、その両方につ
いてデータを反転した処理を既に行った場合には、いず
れか一方のみについて反転処理を行うという方針をここ
で設定する。
【0025】そして、ステップS16からステップS1
1に戻り、その方針に従って該当する誤り位置のビット
を反転する。こうして、ステップS11からS16の処
理を繰り返すことによって、全ての場合の反転処理の組
み合せを実施する。これにより、いずれかの組み合せで
正常なデータが得られると、ステップS14からステッ
プS17に移り、正常処理へ進む。一方、いずれの組み
合せによっても正しいデータを得ることができない場合
には、例えば全く修復不可能なデータであるといった判
定がなされ、動作を停止し、上位装置にその結果を伝え
るといった異常処理に進む(図5ステップS18)。
【0026】以上のような方法により、本発明の装置
は、一部のビットに障害が発生しているような場合にお
いても、可能な限りデータを修復してこれを上位装置に
伝えるとともに、メモリ部13の新たな領域にそのデー
タを格納して動作を続行するため、記憶されたデータの
信頼性が向上し、更に異常処理による中断等が少ない安
定性の高い記憶装置を提供できる。
【0027】図6には、本発明の不揮発性半導体ディス
ク装置の変形例ブロック図を示す。この変形例では、上
記の装置と同様の動作を行うが、その処理をより高速に
行うためにコントローラ部11に高速データ救済制御部
29を設けるようにしている。即ち、これまで説明した
具体例は、マイクロコントローラ部12が上記図5に示
したような動作フローチャートに従って一定のプログラ
ムを処理して読み出したデータの修復を行うようにし
た。この変形例では、インタフェースを構成するコント
ローラ部11にゲート回路やレジスタ等から構成された
ハードウェアを設け、高速でデータ修復処理を行うよう
にしている。
【0028】図7には、高速データ救済制御部ブロック
図(ライト系)の具体例を示す。ここには、ライト制御
部55とライトセレクタ56とが設けられている。ライ
ト制御部55は、図6に示したメモリ部13に対しデー
タの格納を行うための制御をする部分である。メモリ部
13から読み出されたデータに誤りを検出すると、ライ
トセレクタ56は、まず全て“0”(all“0”)の
データを選択してメモリ制御部に供給するよう動作す
る。ライト制御部55はこのときメモリ部13に対しそ
のデータ書き込みを制御するよう動作する。また、先に
説明した要領で、全て“1”(all“1”)のデータ
を書き込む処理を行う場合には、ライトセレクタ56が
このデータを選択して、メモリ制御部へ供給する。
【0029】図8には、高速データ救済制御部ブロック
図(リード系)を示した。ここには、リードセレクタ5
7、リード制御部58、“0”比較器59、“1”比較
器60、誤りビット位置情報保持バッファ61及び受信
データ数カウンタ62が設けられている。リードセレク
タ57は、メモリ部13から全て“0”のデータを読み
出す場合には、その出力を“0”比較器59に出力する
ように選択する。また、全て“1”のデータを読み出す
場合には、“1”比較器60に出力するよう選択動作を
行う。リード制御部58はメモリ部13の読み出しを制
御するための部分である。
【0030】なお、この例では、全て“0”のデータを
メモリ部13に書き込みこれを読み出す場合に、1ビッ
トずつシリアルに“0”比較器59に読み出した結果が
送り込まれる。そして、“0”比較器59では各ビット
が“0”であるかどうかを判断し、“0”でない場合
に、その結果を誤りビット位置情報保持バッファ61に
伝える構成になっている。従って、これは入力したデー
タを“0”と比較するためのナンドゲート等により構成
することができる。
【0031】また、全て“1”のデータをメモリ部13
に書き込んでこれを読み出す場合には、リードセレクタ
57から読み出されたデータが“1”比較器60に1ビ
ットずつシリアルに入力する。“1”比較器60では読
み出されたデータが“1”かどうかを判断し、“1”で
ない場合に、誤りビット位置情報保持バッファ61にそ
の結果を伝えるよう動作する。この回路は、例えばアン
ドゲートにより構成することができる。受信データ数カ
ウンタ62は、リードセレクタ57が1ビットずつ読み
出したデータを“0”比較器59あるいは“1”比較器
60に転送する際に、そのビット数をカウントするため
に設けられている。
【0032】従って、受信データ数カウンタ62は、1
セクタ分のデータ数を周期的にカウントするよう動作
し、そのカウント値を誤りビット位置情報保持バッファ
61に供給する。そして、誤りビット位置情報保持バッ
ファ61は、“0”比較器59あるいは“1”比較器6
0からいずれかのビットが不一致という旨の信号を受け
ると、受信データ数カウンタ62から受け入れたそのと
きのカウント値を保持するよう動作する。これによっ
て、誤りビット位置情報保持バッファ61に全ての誤り
ビット位置に対応するデータが格納される。これを参照
することによって、その後は読み出された既格納データ
の該当するビット位置のデータを反転する処理等が進め
られる。なお、以上の例では、メモリからのデータ読み
出しやその内容の比較器での比較処理を1ビットずつシ
リアルに処理したが、例えば8ビットや16ビットパラ
レルでメモリからデータを読み出し、比較処理もパラレ
ルで行えば処理速度は向上する。
【0033】以上のように構成することによって、この
具体例の装置は、オール0あるいはオール1のデータを
効率よくメモリ部に格納し読み出し、誤りビット位置を
検出して訂正処理を行うといった一連の動作を進めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による不揮発性半導体ディスク装置ブロ
ック図である。
【図2】本発明の不揮発性半導体ディスク装置概略ブロ
ック図である。
【図3】メモリ部の構成説明図である。
【図4】本発明の装置の動作フローチャート(その1)
である。
【図5】本発明の装置の動作フローチャート(その2)
である。
【図6】本発明の不揮発性半導体ディスク装置変形例ブ
ロック図である。
【図7】高速データ救済制御部ブロック図(ライト系)
である。
【図8】高速データ救済制御部ブロック図(リード系)
である。
【符号の説明】
10 不揮発性半導体ディスク装置 11 コントローラ部 12 マイクロコントローラ部 13 メモリ部 14 データ誤り検出部 15 誤り判定部 16 データ修復部 17 再格納処理部 20 上位装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性半導体により構成されたメモリ
    部の単位領域から読み出した既格納データが正常かどう
    かを判定するデータ誤り検出部と、 前記既格納データが正常でない場合に、そのメモリ部の
    単位領域に対して既知のサンプルデータを書き込んだ後
    すぐに読み出して、書き込んだサンプルデータと読み出
    したサンプルデータとを比較することによって単位領域
    中の誤りビット位置を判定する誤り判定部と、 前記既格納データ中の、前記判定により得た誤りビット
    位置のデータを、可能な全ての組み合せで反転させて、
    該当する組み合せ数の修復データを得るデータ修復部
    と、 前記該当する組み合せ数の修復データの中から、正常な
    データを選択して、前記メモリ部の別の単位領域に再格
    納する再格納処理部とを備えたことを特徴とする不揮発
    性半導体ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 誤り判定部は、既知のサンプルデータとして、全てのビ
    ットが“0”のデータと全てのビットが“1”のデータ
    とを使用して、いずれか一方もしくは双方のデータの書
    き込みと読み出し内容に相違がある部分を誤りビット位
    置と判定することを特徴とする不揮発性半導体ディスク
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 メモリに対する書き込み用のデータとして、全てのビッ
    トが“0”のデータと全てのビットが“1”のデータの
    いずれかを選択するライトセレクタと、 前記メモリから読み出されたデータのいずれかのビット
    が“0”でないときエラー通知を出力する“0”比較器
    と、 前記メモリから読み出されたデータのいずれかのビット
    が“1”でないときエラー通知を出力する“1”比較器
    と、 全てのビットが“0”のデータを書き込んだ後にメモリ
    からそのデータを読み出す場合には、前記“0”比較器
    の出力を選択し、全てのビットが“1”のデータを書き
    込んだ後にメモリからそのデータを読み出す場合には、
    前記“1”比較器の出力を選択するリードセレクタと、 前記“0”比較器と、“1”比較器の出力から、誤りビ
    ット位置を検出するデータカウンタとを備えたことを特
    徴とする不揮発性半導体ディスク装置。
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