JPH09211647A - レンズ交換可能なカメラ - Google Patents

レンズ交換可能なカメラ

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Publication number
JPH09211647A
JPH09211647A JP1549196A JP1549196A JPH09211647A JP H09211647 A JPH09211647 A JP H09211647A JP 1549196 A JP1549196 A JP 1549196A JP 1549196 A JP1549196 A JP 1549196A JP H09211647 A JPH09211647 A JP H09211647A
Authority
JP
Japan
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lens
signal
communication
data
drive
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1549196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Miyazawa
征之 宮澤
Akihiko Fujino
明彦 藤野
Sadanobu Ueda
定伸 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP1549196A priority Critical patent/JPH09211647A/ja
Publication of JPH09211647A publication Critical patent/JPH09211647A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの削減が達成できるレンズ交換可能な
カメラを提供する。 【解決手段】 フィルムに日付等のデータを写し込む、
図示のないデータバッグにシリアルバスを開放させるた
め、ボディ側マイコン10からのシリアル交信要求(C
SL=“L”)がある。シリアルバスによる交信を行な
わないように命令する(S331)。そしてレンズに
“シリアルバス使用不可”を送信し、CSL=“L”す
なわちレンズのローカル交信の終了を待つ(S332〜
S333)。CSL=“L”になればデータバッグにシ
リアルバス開放命令の解除を通達してリターンする(S
334)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレンズ交換可能な
カメラに関し、特にレンズおよびボディ側において信号
線を共用するレンズ交換可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】レンズにマイコンを搭載し、ボディ側の
マイコンとレンズ側のマイコンとが交信を行ないながら
カメラの動作制御を行なうカメラシステムが提案されて
いる。このようなカメラにおいては、各種ボディ−レン
ズ間の交信(以下BL交信と略す)を行なうことによっ
て所望の操作が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレンズ交換可能
なカメラにおいては、レンズ側マイコンとレンズ内の他
の回路(E2PROMなど)との交信を行なうための信
号線をボディ側との交信を行なうための信号線と共通化
することにより、信号線を減少させている。この場合、
レンズ内の他の回路との交信を行なう際、交信データが
ボディ側に悪影響(ボディ側マイコンがボディ内の他の
回路と交信を行なっているときにレンズ内で交信を行な
うとデータが混合されてしまい正常に交信できない等)
を与えないように、ボディ側に交信データが伝達されな
いようにするゲート回路を設ける必要があった。
【0004】その結果、信号線を減少させることはでき
るが、コストが高くなるという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、コストの削減が可能なレンズ交
換可能なカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る、ボディ
に対してレンズ交換可能なカメラは、ボディ側に設けら
れ、カメラの動作を制御するボディ側マイコンと、レン
ズ側に設けられ、レンズ側の動作を制御するレンズ側マ
イコンとを含む。ボディ側マイコンとレンズ側マイコン
とは所定の信号線を用いて交信し、レンズ側マイコンは
信号線を用いてレンズ内の他の回路との交信が可能であ
る。レンズ側マイコンがレンズ内の他の回路と交信する
ときは、ボディ側マイコンに対して信号線の使用を禁止
する。
【0007】レンズ側マイコンがレンズ内の他の回路と
のデータ交信を行なうときは、信号線を共有しているボ
ディ側マイコンに対してボディ内におけるデータ交信を
禁止する。その結果、信号線を共有化した場合であって
も、ゲート回路を設ける必要がなく、コストの削減が可
能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図1はこの発明が適用されるレンズ交換可
能なカメラの要部を示すブロック図である。図1を参照
して、レンズ交換可能なカメラはボディ側とレンズ側と
から構成され、それぞれボディ側マイコン10とレンズ
側マイコン30によって制御される。
【0010】ボディ側マイコン10には測光回路11
と、測距回路12と、補助光出力回路13と、調光回路
14と、フラッシュ15と、露出回路16とが接続され
ている。
【0011】測光回路11は、多分割測光、平均測光が
可能であり、レンズから開放測光不可の信号が来たら平
均測光を行なう。測距回路12は、被写体からの距離を
測定する。
【0012】補助光出力回路13は、LEDによるAF
用の補助光を発光する。ローコントラスト時あるいはロ
ーライト時(以下ローコン時と略す)に、コントラスト
を持った光を被写体に投光する。被写体が至近距離のと
きは、パララックスのためにAFエリア内の被写体には
補助光が当たらない。
【0013】フラッシュ15は、通常は被写体距離に基
づいてフラッシュマチック(FM)制御される。ただ
し、レンズからFM不可信号が来たらTTL調光制御を
行なう。
【0014】露出回路16は後に説明するレリーズスイ
ッチの動作に応じて露出を制御する。
【0015】ボディマイコン10にはDC/DCコンバ
ータを介してバッテリBATから電源電圧VDDが印加さ
れる。
【0016】ボディマイコン10にはレンズ装着でON
し未装着でOFFするレンズ装着スイッチSLと、メイ
ンスイッチS0と、レリーズボタンの半押しでONし測
光回路11および測距回路12を駆動する測光測距スイ
ッチS1と、レリーズボタンの全押しでONするレリー
ズスイッチS2と、ONするとカメラの動作モードが初
期化されるプログラムリセットスイッチSPとが設けら
れる。
【0017】ボディ側マイコン10にはパワートランジ
スタPTRが設けられ、これを介してレンズ側にレンズ
用アクチュエータ駆動電源VPおよびPGNDが供給さ
れる。
【0018】ボディ側マイコン10にはさらに、MOS
FET制御端子を介してMOS電界効果トランジスタF
ETが接続され、これを介してマイコン、ロジック回路
用の電源VDDおよびDGNDが供給される。
【0019】ボディ側マイコン10とレンズ側マイコン
30とはチップセレクト信号線CSLと、シリアルクロ
ック線SCKと、シリアルイン線SINと、シリアルア
ウト線SOUTとで相互に接続され、それぞれのシリア
ルバスラインを介してボディ側マイコン10とレンズ側
マイコン30とが交信する。
【0020】信号線SCK,SIN,SOUTおよびボ
ディ側マイコン10からの信号線CSLDBを介してボ
ディ内マイコン10はデータバック20とボディ側で接
続されている。
【0021】次にレンズ側マイコン30について説明す
る。レンズ側マイコン30は、絞り制御回路31を介し
て接続されたステッピングモータSTMと、レンズの焦
点距離を検出する焦点距離検出回路32と、絞りの開放
位置に原点をセットする絞り開放スイッチSAVと、後
に説明するようにレンズが正しい位置に存在するように
フィードバックするための速度検出回路40と、フォー
カス駆動制御回路50とが設けられている。フォーカス
駆動制御回路50を介してフォーカスレンズ用モータ3
3およびフォーカスレンズ34が接続されている。
【0022】速度検出回路40は、レンズの移動に応じ
て発生するパルスを入力し、パルスの間隔を測定する。
そして前回と今回の測定結果が同じであれば、“H”、
異なっていれば“L”を出力する。任意の期間の速度安
定結果も出力可能である。測定期間の開始が指示される
とまず“H”を出力する。そして前記同様にパルスの間
隔を計測して1回前の時間と計測を繰返して時間が異な
った時点で出力を“L”に落とす。以後、再度測定開始
の指示があるまで時間が同じになっても“H”にはしな
い。また、パルスの間隔(駆動速度に対応)に関するデ
ータも出力可能である。詳しくは後述する。
【0023】レンズ側マイコン30にはマニュアルフォ
ーカス時に、近方向へのパワーフォーカスを行なうパワ
ーフォーカススイッチSPFNおよび遠方向へのパワー
フォーカスを行なうパワーフォーカススイッチSPF
F、ONしたときのレンズ位置を保持するフォーカスホ
ールドスイッチSFH、オートフォーカス/マニュアル
フォーカス(AF/MF)の各モードを選択するモード
選択スイッチSAF/MFおよび切換マクロモード時に
ONするマクロスイッチSMACROが設けられてい
る。これら各スイッチを操作することによってレンズ側
マイコン30が所望の動作を行なう。
【0024】レンズ側マイコン30にはさらに、焦点検
出時にメカ的に端部に当たらないよう、レンズ可動範囲
の両端部を検出するレンズ終端スイッチSLI,SLN
が設けられている。近側でスイッチSLNがONし、遠
側でスイッチSLIがONする。
【0025】レンズ側マイコン30は、信号線SCK,
SIN,SOUTおよびレンズ側マイコン30に接続さ
れた信号線SCLEを介してレンズ側でレンズ内E2P
ROM21に接続されている。レンズ内E2PROM2
1には、レンズの調整用データが記憶されている。
【0026】カメラのデータバック22は、フィルムに
日付等のデータを写し込むためのデータが記憶されてい
る。
【0027】ボディ側マイコン10とレンズ側マイコン
30との接続信号線SCK,SIN,SOUTを参照し
て、これらがボディ側マイコン10とレンズ側マイコン
30との交信、ボディ側におけるボディ側マイコン10
とデータバック20との交信およびレンズ側におけるレ
ンズ側マイコン30とE2PROM21との交信を行な
うように接続されているため、これらの信号線を用いて
どの部分とどの部分とが交信するのかを決めるためにチ
ップセレクト信号CSLが用いられる。なおこれらの信
号はすべてロウアクティブである。
【0028】図2は図1に示した速度検出回路40の内
部構成を示す図である。図2を参照して、速度検出回路
40は、レンズ側マイコン30から与えられるパルス列
を受けてパルス間隔を計測するパルス間隔計測部41
と、パルス間隔計測部41に接続され、最新のパルスを
記憶する第1メモリ42と、第1メモリ42に接続さ
れ、最新の1つ前の信号を記憶する第2メモリ43と、
第1メモリ42および第2メモリ43に接続され、それ
ぞれに記憶されたパルスを比較する比較器44と、入力
されたパルス列と比較器44に接続されたフリップフロ
ップ回路45とを含む。ここで入力されるパルス列は、
フォーカスレンズ34の移動を検出する図示のないフォ
トインタラプタからの出力である。
【0029】比較器44は第1メモリ42と第2メモリ
43に記憶されたデータに基づいてレンズが等速駆動さ
れているのか加速駆動されているのかをチェックする。
【0030】フリップフロップ回路45には速度検出の
ための所定時間を決める期間開始時信号がレンズ側マイ
コン30から入力され、これに応じて期間内の速度が安
定か否かを表わす信号が出力される。比較回路44から
は、上記したように第1メモリ42と第2メモリ43と
のパルス数を比較することにより、速度が安定している
かどうかの信号が出力される。第1メモリ42からは、
レンズ移動(速度)を表わすパルス間隔データが出力さ
れる。
【0031】図3は図1で示したフォーカス駆動制御回
路50の内部構成を示すブロック図である。図3を参照
して、フォーカス駆動制御回路50は、外部から与えら
れたカウンタリセット信号とレンズ移動パルスを受ける
レンズ位置カウンタ51と、レンズ位置カウンタ51に
接続されたアップダウン決定回路52と、レンズ位置カ
ウンタ51、アップダウン決定回路52に接続され、レ
ンズ移動パルスおよびレンズがあとどれだけ移動可能か
を示す残りパルス数セット信号を受ける駆動残りパルス
数カウンタ53と、駆動残りパルス数カウンタ53に接
続されたモータ駆動方向判別回路54および駆動要否判
別回路55と、モータ駆動方向判別回路54および駆動
要否判別回路55に接続されたモータ駆動回路56とを
含む。モータ駆動回路56の出力がモータ33に入力さ
れる。
【0032】駆動残りパルス数はMSBが駆動方向、そ
れより下のビットが残りの駆動パルス数を表わしてお
り、フォーカスレンズ34の駆動によってゼロに近づ
く。駆動残りパルス数カウンタ53に入力されるデータ
のMSBは近側へフォーカスレンズ34が駆動されると
きは1に設定され、遠側へ駆動されるときは0に設定さ
れるため、これを用いてモータ駆動方向判別回路54は
モータの駆動方向を判別する。また、最上位以外のビッ
トは、駆動要否判別回路55に接続され、カウンタ値が
0以外のときにモータ33が駆動される。駆動要否判別
回路55は駆動残りパルス数カウンタの値を参照して駆
動するか非駆動するかを判別する駆動/非駆動信号を出
力する。駆動残りパルス数カウンタ53からの出力はア
ップダウン決定回路52にもフィードバックされる。レ
ンズ位置カウンタはフォーカスレンズ34の位置の初期
化時または無限セット時にリセットされる。それにより
無限遠位置にレンズが位置するときはカウンタ値は0に
なる。パワーフォーカス、ローコンスキャン等で特に目
的位置がなく、所定方向に動かすときは、残り駆動量を
最大値にセットする。そして止めたいときに残り駆動量
を0にセットする。
【0033】次にBL交信について説明する。図4〜図
7はBL交信時に交信される各信号を示す図である。左
欄がボディ側からレンズ側へ送られる信号を示し、右欄
がレンズ側からボディ側に送られる信号を示す。BL交
信を行なうときは、まずボディ側からレンズ側へ後に説
明する交信ヘッダ(HEB)が送信され、レンズ側から
交信ヘッダ(HEL)が返信される。引き続いてボディ
側からそのときのカメラの状態に応じて交信モード信号
が送信され、その交信モードに応じた信号がボディ−レ
ンズ間で交信される。以下に各交信信号の内容について
説明する。具体的な交信内容については、後でフローチ
ャートを参照して説明する。
【0034】交信ヘッダHEBはBL交信開始時にボデ
ィからレンズに対して送信される信号である。交信正常
/異常を判別する判別信号ICPBは、BL信号シリア
ルラインが正常に接続されているかどうかを調べる信号
である。レンズはICPBが“10”以外であったとき
は信号ラインの異常としてボディに対してレリーズを禁
止する信号(後述する)を送信する。
【0035】専用コンバータ着判別信号MCPは専用の
中間アクセサリー(テレコンバータ等)の装着を検出す
るための信号である。中間アクセサリーはボディから出
力された交信ヘッダに対して1を加算する。中間アクセ
サリーが多重連装されたときは、ビット5からの桁溢れ
により前記ICPBが“10”以外に変化するため前述
のようにレリーズは禁止される。この詳細については後
述する。
【0036】信号EXTRINGは汎用中間アクセサリ
ー(ベローズ等)の装着を検出するための信号である。
中間アクセサリーはボディからの交信ヘッダに対し1を
ORする。レンズ側に本ビットを検出することにより、
汎用アクセサリーの装着を検出したら、測光等の機能を
制限を行なう。詳しくは後述する。
【0037】専用コンバータ種類判別信号CNVIDは
専用中間アクセサリーの種類を検出するための信号であ
る。専用中間アクセサリー内でそのアクセサリー特有の
値に書換えられる。レンズはこの信号によりアクセサリ
ーの種類を判別して各アクセサリーに応じた信号処理を
行なう。汎用アクセサリー着判別信号EXTRNG=1
かつ専用コンバータ種類判別信号CNVID≠000の
ときは汎用中間アクセサリーと専用アクセサリーを混重
連装されたとしてレリーズ禁止の信号(後述)をボディ
に送信する。
【0038】レンズ側の交信ヘッダ信号HELは、BL
交信開始時にボディ側の交信ヘッダHEBに応答してレ
ンズからボディに対して送信される信号である。交信正
常/異常信号ICPLは、BL信号シリアルラインが正
常に接続されているか否かを調べる信号である。ボディ
は信号ICPBが“10”以外であったときは信号ライ
ンの異常(レンズなし)として以後の動作を行なう。
【0039】レリーズ可能/不可信号RENはレンズ側
が撮影可能状態にあるか否かを表わす信号である。ボデ
ィ側信号RENが0であったときはレリーズを禁止す
る。ただし信号ICPLが異常(≠10)以外のときは
無視する。
【0040】リセットスタート判別信号RRSTは、レ
ンズ側がリセットスタートしたことを表わす信号であ
る。リセットスタート後の交信時に1が設定され、後述
のボディ/レンズ識別交信を行なった以降の交信では0
となる。
【0041】次にボディ/レンズ識別信号を説明する。
この信号はボディ側およびレンズ側がお互いを識別する
ために交信を行なう。ボディ識別信号BIDCは、ボデ
ィタイプ(機種コード)を識別するための信号である。
信号はOOHで表わされる。
【0042】BL交信バージョン(ボディ)はボディ側
が対応しているBL交信のバージョンを表わす信号であ
る。信号EXTRINGは上記したように汎用中間アク
セサリー(ベローズ等)の装着を検出するための信号で
ある。レンズ側が入力した信号EXTRNGをそのまま
出力する。ボディ側はこの信号により汎用中間ACCが
装着されていることを検出できる。
【0043】信号CNVIDは専用中間アクセサリーの
種類を検出するための信号である。レンズ側が入力した
信号CNVIDをそのまま出力する。ボディ側はこの信
号により専用中間アクセサリーが装着されていることお
よび中間アクセサリーの種類を検出できる。
【0044】レンズ識別信号LIDCはレンズタイプ
(機種コード)を識別するための信号である。BL交信
バージョン(レンズ)信号VERLはレンズ側が対応し
ているBL交信のバージョンを表わす信号である。
【0045】信号NOTINFはフォーカスレンズ34
の位置の基準が光学∞と一致しているか否かを示す信号
である。一致しているときは0、一致していないときは
1となる。パワーフォーカスレンズ信号PFLENZは
パワーフォーカス機能を持つレンズが否かを示す信号で
ある。信号AVUNITはレンズの絞りの分解能(1/
8Ev,1/4Ev,1/2Ev,2値可変)を表わす
信号である。レンズの絞りの分解能については後述す
る。
【0046】次にレンズの各種要求、状態をボディに伝
達するための交信を示すBL要求取得信号について説明
する。この信号は01Hで表わされる。
【0047】AF/MF信号AFMはレンズのAF/M
F選択スイッチの状態をボディに知らせるための信号で
ある。このスイッチがプッシュスイッチであるときは、
1回オンするごとにAF/MFが切換わる。レンズが切
換式ズームマクロ時はMF扱いとする。AF復帰可能/
不可信号RAFENはレンズのAF/MF選択スイッチ
の状態をボディに知らせるための信号である。このスイ
ッチがプッシュスイッチであるときは、RAFEN=1
となる。
【0048】フォーカス駆動可能/不可信号FDENは
フォーカスレンズ34のアクチュエータが駆動可能か否
かを表わす信号である。
【0049】ダイレクトPF禁止信号LMFSWはダイ
レクトパワーフォーカスを禁止するためのスイッチの状
態をボディに知らせるための信号である。この実施例で
はAF/M切換スイッチをこのスイッチと兼用してい
る。ボディはメインスイッチオン時にAF/MF選択ス
イッチSAFがオンされている場合にダイレクトパワー
フォーカスの禁止/許可を切換える。ここでダイレクト
パワーフォーカスは、測光測距スイッチS1がオンされ
てAFを行ない合焦となったときにマニュアルフォーカ
スモードに切換えることなしにパワーフォーカスを可能
とする動作をいう。
【0050】パワー電源要求信号REQPWRはボディ
にパワー電源の供給を要求する信号である。現在使用さ
れていない機能(手ぶれ補正等)が将来レンズに搭載さ
れたときに、レンズ側からパワー電源を要求するための
信号である。
【0051】パワー電源使用信号USEPWRはパワー
電源を使用中であることを示す信号である。
【0052】シリアルバス使用要求信号REQBUSは
レンズ内のシリアルバスを使用したいときにボディにシ
リアルバスラインの開放を要求するための信号である。
レンズ側マイコン30がレンズ内E2PROM21と交
信する場合等に使用される。
【0053】メカ初期化要求信号REQRESはレンズ
内のメカ部の初期化を要求する信号である。レンズメカ
初期化命令がボディ側から送られた場合は初期化が完了
するまで“1”を維持する。
【0054】LED補助光禁止/許可信号AFLENは
ローコン、低輝度等による測距不可時に、LEDによる
補助光投光の許可・禁止を行なうための信号である。マ
クロ専用レンズ等では、パララックスによりAFエリア
内の被写体に補助光が入らないので投光を禁止する。フ
ォーカスホールド要求信号REQFA1はフォーカスホ
ールドボタンが操作されフォーカスホールドスイッチS
FHがオンされたことをボディ側に知らせるための信号
である。
【0055】PF操作要求信号REQPFはパワーフォ
ーカススイッチSPFN,SPFFが操作されているこ
とをボディ側に知らせるための信号である。
【0056】切換マクロ信号MACROはレンズ側が切
換マクロ状態にセットされていることをボディ側に知ら
せるための信号である。
【0057】次にフォーカスレンズ34を最短状態にす
るための命令であるレンズ収納命令について説明する。
レンズ側がこの信号を受取ったらフォーカスレンズ34
が最短となるようにフォーカス駆動、ズーム駆動(パワ
ーズームレンズの場合)、沈胴(電動で沈胴可能なレン
ズ)を行なう。この信号は02Hで表わされる。
【0058】次にレンズ側のメカ部分の初期化を行なわ
せるための信号であるレンズメカ初期化命令RSETL
について説明する。この信号は03Hで表わされる。レ
ンズ側はこの命令を受取ったらフォーカスレンズ34、
絞りの初期化を行なう。
【0059】次にボディ側マイコン10がスリープする
とき、レンズ側からの起動条件を指示する低消費電力モ
ード移行命令STANDYBYについて説明する。この
信号はO4Hで表わされる。
【0060】PF操作許可/禁止信号PFWENはパワ
ーフォーカス操作によるレンズ側からボディ側への起動
を許可/禁止するための信号である。パワーフォーカス
操作に対してレンズ側マイコン30は応答する必要はな
く、消費電力を低減できる。
【0061】起動要因許可ランク信号SRANKはボデ
ィ側がスリープ状態のとき、レンズ側からボディ側への
起動要因を許可/禁止するためのデータで3つのランク
に分かれており、ボディ側の動作状態により決定され
る。ランク1はスイッチS1がオンのときのフラッシュ
充電時に対応する。基本的にレンズ側からの起動は不可
で、レンズ異常時のみ起動が行なわれる。ランク2はス
イッチS1がオフのときのフラッシュ充電時に対応す
る。スイッチSAF/MFの切換操作により起動を許可
する。ランク3は上記以外のスリープ時に対応する。す
べての操作スイッチに応答する。
【0062】低消費電力移行可否スイッチSTBYEN
は低消費電力モードに移行可能か否かを表わす信号であ
る。この交信後ボディはスリープ状態に入る。
【0063】次にレンズ側のシリアルバス使用を許可す
るシリアルバス使用許可信号BUSFREEについて説
明する。この信号は05Hで表わされる。ボディ側はこ
の交信が終了した後、シリアルバスラインを開放する。
レンズ側はこの信号を受取ると、レンズ内のローカル装
置(E2PROM21等)と交信を行なう。交信終了後
はレンズ側が信号CSLNSを“A”にすることにより
交信終了をボディ側に知らせる。
【0064】次に測光に関するデータの交信のための測
光データ取得信号GETEDについて説明する。この信
号は06Hで表わされる。
【0065】環境温度信号TEMPはボディ側で計測し
た温度データを表わす。撮影最大Fナンバー信号AVM
AXはレンズの最大Fナンバーを示す。撮影開放Fナン
バー信号AV0はレンズの光学設計書に基づく開放Fナ
ンバーを示す。
【0066】測光用開放Fナンバー信号AVEは絞りが
最大孔径位置にあるときのレンズを通る光線によって定
められる光学的な最大Fナンバーを示す。
【0067】メカ開放FナンバーAVMは絞りが最大孔
径位置にあるときの羽根の位置(径)で定められる最大
Fナンバーである。
【0068】有効Fナンバー偏差信号ΔAVはフォーカ
スレンズ34を繰り出したときの有効Fナンバーの変化
分データである。
【0069】撮影倍率信号βは撮影倍率データである。
レンズの焦点距離およびフォーカスレンズ34の繰出し
位置より求められる。
【0070】撮影距離DVは撮影距離データを表わす。
フォーカスレンズ34の繰出し位置より求められる。
【0071】焦点距離信号FVは焦点距離データを表わ
す。射出瞳位置1信号PZ1および射出瞳位置2信号P
Z2はそれぞれ絞りが開放位置にあるときの像高5m
m、14mmに対応する射出瞳位置データを表わす。
【0072】ビネッティング量1信号RLO1およびビ
ネッティング量2信号RLO2はそれぞれ絞りが開放位
置にあるときの像高0mmに対応する像高5mm、14
mmでの照度変化量のデータを表わす。
【0073】周辺照度比変化率信号ΔPREは絞り開放
位置における像高14mmの像高0mmに対する照度低
下量と、1Evに絞込みんだときの照度低下量との差を
表わすデータである。通常レンズは絞込みによって周辺
照度が向上する。ボディ側は上記信号PZ1,PZ2,
RL01,RL02と本情報により任意絞りでの周辺照
度低下量を算出する。
【0074】開放測光可能/不可信号MEOKは開放測
光が可能か否かを表わすデータである。絞りの状態が開
放状態でないときは開放測光禁止となる。
【0075】多分割/SPOT測光可/不可信号SAM
ENは多分割測光、SPOT測光が可能か否かを表わす
データである。汎用中間アクセサリーが装着されている
ときは多分割/SPOT測光が禁止となる。その場合ボ
ディは平均測光を行なう。
【0076】DV,β利用可/不可信号DVENは撮影
倍率情報β、撮影距離情報DVが利用可能か否かを表わ
すデータである。
【0077】FM制御可/不可信号FMENはフラッシ
ュマチック制御が可能か否かを表わすデータである。
【0078】開放補正カム使用信号AVSHIFTは開
放補正カムを使用しているか否かを表わすデータであ
る。開放補正カムを使用していない場合、絞りは前記メ
カ開放Fナンバーを基準に絞り分解能刻みで設定が可能
になる。補正カム使用時はメカ開放FナンバーAVMか
ら絞り分解能を1ステップ分だけ分解能が2倍になる。
詳しくは後述する。
【0079】次に現在絞り値に関するデータを取得する
ための交信を行なう現在絞り値取取得信号GTAVにつ
いて説明する。これはO7Hで表わされる。現在絞り値
信号AVNOWは現時点の絞り位置データを示す。絞り
駆動中/停止中信号AVMVは絞り駆動中か否かを表わ
すデータである。通常絞り駆動はレンズタイムラグRT
以内で完了するが、異常で絞り駆動が完了しない等の検
出用として用意されている。
【0080】絞り通電保持中/非通電信号AVHLDは
絞りの通電保持中か否かを表わすデータである。
【0081】絞り駆動命令応答完了/未完信号FINM
VAは後述の絞り駆動命令MOVAV、絞り停止命令S
TOPAVに対しレンズ側の処理が応答した否かを表わ
すデータである。命令が出されたとき0になり、処理応
答完了後1となる。
【0082】絞り異常/正常信号AVERRは絞り駆動
においてエラーが発生したことを示すデータである。
【0083】次にレンズに絞り駆動を行なわせる絞り駆
動命令MOVAVについて説明する。これは08Hで表
わされる。目標絞り値信号AVTは目標のFナンバーを
表わすデータである。
【0084】絞りモータの通電保持を解除させるための
交信は絞り停止命令信号STOPAVで行なわれる。こ
れは09Hで表わされる。
【0085】次に測距に関するデータを取得するための
交信を行なう測距データ取得信号GETADについて説
明する。この信号は0AHで表わされる。
【0086】繰出し量変換係数KPはデフォーカス量と
繰出し量との関係を表わすデータである。
【0087】測距時焦点距離信号FVLATは測距積分
タイムラグで指定された測距積分時の焦点距離情報を表
わす。
【0088】測距時フォーカスレンズ位置信号DVPL
ATは測距積分タイムラグで指定された測距積分時のフ
ォーカスレンズ34の位置情報を表わす。
【0089】距離操作環方向信号FADIRは距離操作
環の回転方向とピント位置の移動方向の関係を表わした
データである。通常フォーカス操作環、切換式ズームマ
クロ時はズーム操作環の操作方向とピントの移動方向と
を関係づける。
【0090】測距中速度安定/不安定(結果)信号LS
TAB1は測距成分中にフォーカスレンズ34の駆動速
度が安定していたか否かを表わすデータである。測距同
期LAT交信から本交信までの間に駆動速度の変化があ
ったとき不安定とする。
【0091】次にレンズ側に対して測距のタイミングを
知らせる測距同期信号LATについて説明する。測距積
分タイムラグ信号DELAYはこの交信終了から次に始
める測距のための積分中心までのタイムラグ情報を表わ
す。レンズ側は指定された時間経過後のレンズ位置を記
憶する。
【0092】レンズ速度安定(速度安定中/不安定)信
号LSTABOはフォーカスレンズ34の駆動速度が変
化中(不安定)か安定(停止を含む)中かいずれかを示
す情報である。
【0093】次にフォーカスレンズ34の各状態を取得
するための交信を行なうフォーカスレンズ駆動状態取得
信号GETLSTについて説明する。この信号は0CH
で表わされる。フォーカスレンズ位置信号DVPはフォ
ーカスレンズ34の現在位置情報を表わす。光学∞位置
を基準とし近側を正、オーバー∞側を負とする。
【0094】フォーカスレンズ駆動方向信号FLDIR
はフォーカスレンズ34の駆動方向情報を表わす。フォ
ーカスレンズ駆動速度信号LSPEEDはフォーカスレ
ンズ34の駆動スピードの情報を表わす。フォーカスレ
ンズ終端/非終端信号FLENDはフォーカスレンズ3
4が終端位置にあるか否かの情報を表わす。
【0095】フォーカスレンズ駆動中/停止中信号FL
MVはフォーカスレンズ34が駆動中であるか否かの情
報を表わす。
【0096】フォーカスレンズ駆動命令応答完了/未完
信号FINMVLはフォーカスレンズ34の駆動命令に
対して応答を完了したか否かの情報を表わす。フォーカ
スレンズ駆動命令を受信したときに0となり、処理応答
完了時に1となる。
【0097】次にフォーカスレンズの駆動を行なわせる
フォーカスレンズ駆動命令MOVLについて説明する。
この信号は0DHで表わされる。
【0098】フォーカスレンズ目標駆動量信号TDVP
はフォーカスレンズ34の駆動量情報を表わす。回転方
向はデータの正負により区別される。
【0099】自動反転処理あり/なし信号AREVは自
動反転処理を行なうか否かを指示するための信号であ
る。
【0100】移動分補正あり/なし信号MCEVは移動
分補正を行なうか否かを指示するための信号である。
【0101】フォーカスレンズ34の駆動を停止させる
にはフォーカスレンズ停止命令STOPLが用いられ
る。これは0EHで表わされる。
【0102】AF/MFを切換可能なレンズにおいてA
F/MFの切換を指示するにはAF/M切換命令が用い
られる。これは0FHで表わされる。
【0103】レンズにパワーフォーカス駆動を許可する
にはPF駆動許可信号MOVPFが用いられる。この信
号は10Hで表わされる。
【0104】レンズを光学∞位置に駆動するには無限セ
ット命令MOVINFが用いられる。この信号は11H
で表わされる。
【0105】パワー電源供給開始をレンズ側に知らせる
にはパワー電源供給信号PWRSPLが用いられる。こ
れは12Hで表わされる。
【0106】パワー電源の使用をストップさせるには、
パワー電源使用禁止信号PWRSTPが用いられる。こ
れは13Hで表わされる。
【0107】何もしないダミー交信はノーオペレーショ
ンとしてNOP信号で表わされる。この信号は14Hで
表わされる。
【0108】上記以外に、パワー電源供給開始をレンズ
側に知らせるパワー電源供給PWRSPLおよびパワー
電源の使用をストップさせるパワー電源使用停止PWS
TP信号が存在する。
【0109】図8はこの発明が適用されるカメラのボデ
ィ側の外観を示す斜視図である。図8を参照して、ボデ
ィ5はボディ5の上部に設けられたシャッターボタン6
1と、内蔵フラッシュ62と、アクセサリーを取付ける
ためのアクセサリーシュー63とを含む。ボディ5の前
面には、セルフタイマ/リモコン作動表示ランプ64
と、リモコン信号の受信を行なうリモコン受信部65
と、図示のないレンズを取外すためのレンズ取外しボタ
ン66とが設けられ、図示のないレンズを所定の位置で
取付けるためのレンズ指標69が設けられている。ボデ
ィ5の側部には、ファインダーの視度を調整するための
視度調整ダイヤル67とフィルムを装填するためのフィ
ルム室68とが設けられている。
【0110】図9はこの発明が適用されるカメラのレン
ズ7の断面図である。図9を参照して、レンズ7はレン
ズマウント80に設けられた信号接点81を介してボデ
ィ5に取付けられる。レンズ7には測光軸に沿ってフォ
ーカスレンズ34が図中矢印方向に移動される。フォー
カスレンズ34はフォーカスレンズ玉枠79を介してフ
ォーカス駆動力伝達機構78に係合しており、これがフ
ォーカス駆動モータ77によって駆動される。レンズ7
の光軸には、フォーカスレンズ34のボディ側に絞り8
が設けられている。絞り8はハウジング73に組み付け
られた複数の部品で構成されている。これについては後
述する。絞り8を駆動するためにステッピングモータ7
1が設けられ、ステッピングモータ71のモータ台板7
2を介して絞り駆動板74が駆動され、その絞り駆動板
74とカム板76との間に絞り羽根75が設けられる。
【0111】図10は絞り8の構成を示す図である。図
10を参照して、上記したようにハウジング73に各種
部品が組み付けられて絞り8を構成している。絞り羽根
75には上下方向にピン84とピン85が突出してお
り、ピン84が絞り羽根75の穴部86に係合し、ピン
85がカム板76の穴部87に係合している。ステッピ
ングモータ71を駆動するとそれによって絞り駆動板7
4が回転され、その動きによって穴86およびピン84
を介して絞り羽根75が矢印a方向に移動されるととも
に他方側のピン85はカム板76に設けられた溝87に
沿って移動され、それによって開口部88の大きさが制
御される。
【0112】次にBL交信の具体的な内容についてフロ
ーチャートを参照して説明する。まず、ボディ側のフロ
ーについて説明する。
【0113】図11はBL交信時のボディ側の処理を示
すフローチャートである。図11を参照して、レンズが
スリープ中(レンズに低消費電力モード移行命令を出力
後かつボディがレンズからの起動時以外でスリープから
起動した場合)であるときは、チップセレクト信号CS
Lを50μSECの間“L”に落とした後立上げレンズ
を起動させる。レンズが交信可能になるのを待って(5
0mSEC)から交信を開始する(ステップS101〜
S104、以下ステップを略す)。
【0114】信号SCLを“L”にし、(S105)交
信ヘッダHEBを出力し(S106)、次にレンズより
HELを入力する(S107)。信号HELをチェック
して信号HELが入力されていないときはレンズが装着
されていないと判断してレンズへの電源をオフする(S
108でNO,S116,S117)。
【0115】信号HELが入力されたときは(S108
でYES)、信号RRSTを見てレンズがリセットスタ
ートされていれば“GETTYP”を交信して互いの識
別信号その他を交換し、メカリセットを指示する(S1
09〜S111)。レンズ装着時にレンズ側マイコンが
リセットされた場合、レンズ側マイコンからリセットし
たことを示す信号をボディ側マイコンに送信することに
より、ボディ側からレンズ側に識別データが送られ、ま
たレンズ内のメカのリセットを行なわせることが可能に
なる。その結果、レンズが誤動作を起こすことを防止で
きる。
【0116】その後交信モードデータを送信し(S11
2)、交信モードに応じてデータの交信を行なう(S1
13,S114)。複数種のモードのデータ交信を行な
うときはCSLは“L”のままで所定時間(1mSE
C)待って次の交信を行なう(S115)。以降のフロ
ーチャートにおいて交信が連続しているところにおいて
前記の繰返し交信を行なう。交信が終了したら信号CS
Lを“H”にして交信を終了する(S118)。以上の
動作は以後説明する各種交信の際に実行される。以後の
フローチャートにおいては、交信モード名のみを記述す
る。
【0117】図12は電池装着以降の処理を示すフロー
チャートである。図12を参照して、電池が装着される
と“START”するよう動作が開始する。まず、スイ
ッチSLによりレンズが装着されているか否かをチェッ
クして(S121)、装着されていればレンズ着交信
(後述)を行なう(S122)。“メイン”以降は通常
動作時のフローである。
【0118】レンズが外されていれば(S123でN
O)、レンズの電源LVDDおよびパワー電源の供給を
停止する(S124,S125)。
【0119】レンズが装着されたら後述のレンズ着交信
を行なう(S127)。まずスイッチ状態を入力する
(S128)。スイッチS0がオフされたら“S0OF
F処理”(後述する)を行なう(S130,S14
0)。
【0120】スイッチS0がオンされたら後述の“S0
ON処理”を行なう(S130でYES,S140)。
スイッチS0がオンならば後述の“BL要求取得”を行
なう(S131)。スイッチS1がオンされたら後述の
“S1ON”を行なう(S132でYES,S14
1)。スイッチSPがオンされたら後述の“リセット”
を行なう(S133でYES,S142)。
【0121】スイッチSINFがオンされていたらDV
P基準が無限かどうかを判断し、無限であれば無限遠モ
ード(MF&無限遠固定)を設定する。DVP基準が無
限でなければ、無限遠モードへの設定を禁止する(S1
34,S143,S144)。スイッチSINFがオフ
なら通常モード(AF OR MF)とする(S13
4,S135)。
【0122】ボディおよびレンズにおけるスイッチ操作
が所定時間(1分)ないときは(S136でYES)、
レンズ側マイコン30をスリープ状態にするために“省
電力モード移行命令”をレンズに送信し、レンズから移
行OKの信号が来たらスリープ状態に入る(S137−
S139)。スリープ状態からの起動は上記スイッチ状
態の変化およびレンズからの起動信号(CSL=
“L”)により行なわれる。
【0123】図13はBL要求取得サブルーチンを示す
フローチャートである。図13を参照して、“BL要求
取得”交信によりレンズ側の各種情報を入力する(S1
51)。シリアルバス使用要求があるときは後述の“シ
リアルバス要求”を行なう(S152,S153)。パ
ワー電源要求があるときは後述の“パワー電源要求”を
行なう(S154,S155)。メカ初期化要求がある
ときは後述の“メカリセット”を行なう(S156,S
157)。パワーフォーカスの操作要求があるときはパ
ワー電源を供給して“パワーフォーカス駆動許可”交信
を行なう(S158〜S160)。
【0124】図14はプログラムリセットの処理を示す
フローチャートである。図14を参照して、レンズが動
いている可能性があるので“フォーカスレンズ停止命
令”を送信し(S171)、“フォーカスレンズ駆動状
態取得”交信によりレンズの停止を確認する(S172
〜S174)。
【0125】“レンズ要求取得”交信を行ない、レンズ
がAFに復帰可能かつMFモードであれば“AF/M切
換命令”を送信し、“レンズ要求取得”交信でAFモー
ドに切換わったことを確認したら後述の“メカリセッ
ト”を行なう(S174〜S180)。その後ボディ側
で設定されている各種設定位置(露出モード、露出補正
など)を所定位置にセットして“メイン”に戻る(S1
81,S182)。
【0126】ボディ側の要求に応じて、フォーカスモー
ドの切換が可能か否かのデータを送信することにより、
ボディ側はフォーカスモード切換可能なレンズにおいて
は所定のシーケンスでレンズをAFモードに復帰させる
ことができる。また、フォーカスモード切換不可のレン
ズに対しては、フォーカスモード変更指示を行なわない
ようにできるので、ボディ−レンズ間でフォーカスモー
ドが食い違うことがない。その結果、使いやすいレンズ
交換可能なカメラが提供できる。図15はS0OFF処
理の内容を示すフローチャートである。図15を参照し
て、レンズが動いている可能性があるので“フォーカス
レンズ停止命令”を送信し、“フォーカスレンズ駆動状
態取得”交信によりレンズの停止を確認する(S191
〜S193)。パワー電源をオンしてレンズを最短状態
にするために“レンズ収納命令”を送信し(S194,
S195)、“レンズ要求取得”交信で収納完了になっ
たことを確認してパワー電源をオフする(S196,S
197)。そしてレンズ側マイコン30をスリープ状態
にするために、“省電力モード移行命令”をレンズに送
信し、レンズから移行OKの信号が来たらスリープ状態
に入る(S204〜S206)。スリープ状態からの起
動は上記スイッチ状態の変化およびレンズからの起動信
号(CSL=“L”)により行なわれる。
【0127】図16はS0オン処理の内容を示すフロー
チャートである。図16を参照して、まず“レンズ要求
取得”交信を行ない(S211)、LMFSWデータが
“1”であればダイレクトPF禁止モードと許可モード
の切換を行なう(S212〜S215)。本実施例にお
いては、LMFSWデータはレンズ側においてAF/M
F選択スイッチのオン/オフ状態に連動してセット/リ
セットされる。そしてボディ側のメインスイッチS0の
オン時に上記スイッチがオンされていれば上記モードを
切換えるようになっている。切換用のスイッチを独立し
て設けてもよい。
【0128】レンズがMFモードかつAFモードへの復
帰が可能なレンズであれば“AF/M切換命令”を送信
し、“レンズ要求取得”交信でAFモードに切換わった
ことを確認したら後述の“メカリセット”を行なう(S
216〜S221)。
【0129】次にフラッシュ充電を行なう。まず充電が
完了しているか否かの判別を行ない(S222)、完了
していなければ“低消費電力モード移行命令”を送信し
てレンズをスリープ状態にさせる(S223)。このと
きPFWEN,SRANKデータによりパワーフォーカ
ス禁止かつ起動要因許可ランクを2すなわちAF/MF
選択スイッチの操作時のみレンズからの起動を許可す
る。そして充電を開始し、自らもスリープ状態に入る
(S225,S226)。スリープ状態からの起動はボ
ディ側スイッチ状態の変化およびレンズからの起動信号
(CSL=“L”)により行なわれる。
【0130】図17および図18はスイッチS1がオン
のときの処理を示すフローチャートである。図17およ
び図18を参照して、スイッチS1がオンのときのフロ
ーについて説明する。まずパワー電源をオンする(S2
31)。無限遠モードならレンズに“無限セット命令”
を送信し、“フォーカスレンズ駆動状態取得”交信で無
限遠位置へのレンズセットを確認して測光シーケンス
(同フローは後述する)に進む(S232,S233で
YES,S254〜S257)。
【0131】MFモードのときはパワーフォーカスでレ
ンズが動かされている可能性があるので、“フォーカス
レンズ停止命令”を送信し、“フォーカスレンズ駆動状
態取得”交信でレンズの停止を確認して測光シーケンス
(後述する)に進む(S233でNO,S234でYE
S,S251〜S253)。
【0132】フォーカスホールドスイッチが操作されて
いるときもレンズを止める必要があるので前記動作を行
なう(S235でYES,S251〜S253)。ま
た、レンズより切換マクロに設定されるという情報を得
たときは前記無限遠モードで同様の動作を行なう(S2
36でYES,S254〜S257)。
【0133】レンズ側マイコン30は、切換マクロ機構
を持つレンズにおいて切換マクロ状態であるか否かのデ
ータをボディ側マイコンに送信するため、レンズが切換
マクロ状態になっていることをボディ側マイコンが知る
ことができる。したがって、切換マクロ時はAF動作を
禁止することができ、無駄な電流消費を防止できる。ま
た、フォーカスレンズ34を光学無限位置に固定するこ
とにより、良好な光学特性による撮影を提供できる。
【0134】上記以外のときはまず“測距同期”交信を
行ない積分タイムラグを出力するとともにレンズ速度が
安定しているか否か(レンズ停止時は安定)のデータを
入力する(S236でNO,S238,S239)。レ
ンズ速度が安定していればCCDの積分を行なう(S2
40)。積分開始から積分終了までの間においてフォー
カスレンズ34の移動スピードが安定していたか否かの
データをボディ側に送信するため、積分期間中、レンズ
速度が不安定になった場合はボディ側は積分による測距
データを破棄し、直ちに次の測距を開始することが可能
になり、常に正しい測距値を得ることができる。その結
果、測距誤差の生じないレンズ交換可能なカメラが提供
できる。
【0135】ローコンスキャン時は無条件でCCD積分
を行なう(S242でYES,S244)。そして“測
距データ取得”交信を行ない、測距に必要なデータを入
力するとともに、CCD積分中にレンズ速度が安定し続
けていたか否かのデータを入力し、安定していなければ
測距データに信頼性がないので再度前記測距動作を繰返
す(S242でNO,S243でNO)。ローコンスキ
ャン時は速度の安定に関わりなく以下に進む。
【0136】ここでローコンスキャン時にレンズ速度を
無視するのは、ローコンスキャン時の測距はデフォーカ
ス量が得られたとしてもあまり信頼性を期待できないの
で、まずコントラストを持つ被写体が測距エリア内にあ
るか否かの判別を優先させ、使用感をよくするためであ
る。
【0137】次に補助光が投光されているなら補助光を
オフしてCCDのデータをダンプする(S244,S2
45)。そして“フォーカスレンズ駆動状態取得”交信
でレンズ状態を入力し、上記測距データを使用してAF
演算を行なう(S246,S247)。
【0138】合焦であればレンズを停止させるために
“STOPL”を送信し(S248でNO,S249,
S250)、レンズ停止を確認して後述の測光シーケン
スに進む。
【0139】適当なデフォーカス量が得られたときは演
算の結果得られたレンズ駆動量をセットし“フォーカス
レンズ駆動命令”を送信する。自動反転処理および移動
分補正はありとする。
【0140】ローコン等により適当なデフォーカス量が
得られないときは(S248でYES)、レンズがLE
D補助光許可レンズか禁止レンズかを判別(“GETR
EQ”交信結果による)し(S260)、許可レンズな
ら補助光をオンする(S261)。そしてレンズにロー
コンスキャンを行なわせるために“フォーカスレンズ駆
動命令”で目標駆動量を最大値にセットしてレンズ駆動
を行なわせて再度上記測距動作を繰返す(S262,S
263でYES)。レンズは補助光を被写体に向けて投
光してよいかどうかをレンズの種別に応じて判断し、投
光しても意味のないときは補助光の投光を禁止するため
のデータをボディ側に送信する。したがって、無駄な補
助光の投光を行なわないので消費電流の削減が可能にな
る。また、可視光により測距が行なわれたにもかかわら
ず赤外光で測距を行なった際のデフォーカス量の補正が
行なわれることが防止できる。
【0141】自動反転処理および移動分補正は測距デー
タの信頼性が低いのでなしとする。スキャン方向に関し
ては現在のレンズ位置とレンズ終端位置との関係、現在
のレンズ移動方向等により適当に決定される。
【0142】上記“フォーカスレンズ駆動命令”後にス
イッチS1のオフが禁止されたときには補助光オフ、レ
ンズ停止、パワー電源をオフして“メイン”に戻る。
【0143】測光を行なうときはまず“測光データ出
力”交信により、各種測光データをレンズより入力す
る。そして測光回路11で測光を行ない、上記データ等
を使用して露出演算を行なう(S258)。露出演算の
結果、フラッシュ発光が必要であると判断されたら充電
が完了しているか否かの判別を行ない(S259でYE
S,S279)、完了していれば“低消費電力モード移
行命令”を送信してレンズをスリープ状態にさせる(S
280〜S283)。このときPFWEN,SRANK
データによりパワーフォーカス禁止かつ起動要因許可ラ
ンクを1、すなわちレンズからの起動を禁止する。そし
て充電を開始し、自らもスリープ状態に入る(S28
2,S283)。スリープ状態からの起動はボディ側ス
イッチ状態の変化およびレンズからの起動信号(CSL
=“L”)により行なわれる。
【0144】スイッチS2がオンされていたら“NO
P”交信を行なってレリーズが可能か否かを判別し(S
265でYES,S272,S273)、可能なら後述
の“S2ON”に進む(S274)。スイッチS1がオ
フされていたらレンズを停止し(S266でNO,S2
67)、パワー電源のオフを行なって“メイン”に戻る
(S268〜S271)。
【0145】スイッチS1がオンされていたら(S26
6でYES)、“レンズ要求取得”交信を行ないパワー
フォーカス要求ありかつダイレクトパワーフォーカス許
可モードであれば“PF駆動許可”交信を行なって上記
S2の判別以降を繰返す(S275〜S278)。
【0146】次にS2オン時の処理について図19を参
照して説明する。ダイレクトパワーフォーカス許可モー
ド時はレンズが動いている可能性があるのでレンズを停
止させるために“STOPL”を送信し、“GETLS
T”交信でレンズ停止を確認してミラーアップを行なう
(S291〜S295)。そして目標の絞り値を“絞り
駆動命令”で送信し、“ボディ/レンズ識別”で得られ
たレリーズタイムラグの時間を待って“現在絞り値取
得”交信を行なう(S297,S298)。絞り駆動が
完了していなければ何らかの異常がレンズに発生したと
して“絞り停止命令”を送信して絞り駆動を停止させて
異常処理(異常表示、動作停止など)を行なう(S29
9でNO,S300でYES,S319,S320)。
また、絞り状データ(AVERR)が送信されてきたと
きも同様の処理を行なう(S300でYES)。
【0147】絞り駆動が完了していれば、シャッター速
度が4秒以下か否かを判別し(S300でNO,S30
1)、4秒を超える場合は“絞り停止命令”を送信して
絞り駆動を停止(通電停止)させる。そしてシャッター
駆動し、露出終了後ミラーダウンさせる(S303,S
304)。そして“絞り駆動命令”でメカ開放絞り値へ
の駆動を行なわせ、“現在絞り値取得”交信で絞り値を
モニタし、メカ絞り値になったら“絞り停止命令”で絞
り駆動を停止(通電停止)させる(S303〜S31
0)。そしてGTREQ交信を行なってレンズがパワー
電源を使用しているか否かをチェックする(S311,
S312)。使用していればSTPPWR交信でパワー
電源使用を禁止し、パワー電源の使用が止まればパワー
電源供給を停止する(S313〜S316)。次いでフ
ィルム巻上げを行なって“メイン”に戻る(S317,
S318)。絞りの開放位置の駆動時にもAVERRを
チェックし、絞り異常データが送られてくれば異常処理
を行なう。測光絞り値への絞り駆動が所定時間(100
mSEC)内に終了しないときはレンズに異常があると
判断して絞り駆動を停止させて異常処理を行なう。
【0148】次にシリアルバス開放時の処理について図
20を参照して説明する。まずデータバック20にシリ
アルバスを開放させる(ボディ側マイコン10からのシ
リアル交信要求(CSL=“L”)があるまでシリアル
バスによる交信を行なわないように命令する)。そして
レンズに“シリアルバス使用許可”を送信し、CSL=
“L”すなわちレンズのローカル交信の終了を待つ(S
331〜S333)。CSL=“L”になればデータバ
ック20にシリアルバス開放命令の解除を通達してリタ
ーンする(S334)。
【0149】レンズ側マイコンがレンズ内の他の回路と
のデータ交信を行なうときは、信号線を共有しているボ
ディ側マイコンに対してボディ内におけるデータ交信を
禁止する。その結果、信号線を共有化した場合であって
も、ゲート回路を設ける必要がなく、コストの削減が可
能になる。
【0150】次に“パワー電源供給”フローについて図
21を参照して説明する。パワー電源供給(PWRSP
L)交信を行なった後、パワー電源をオンする(S33
5〜S337)。
【0151】次にメカリセットフローについて図22を
参照して説明する。パワー電源をオンして“レンズ初期
化命令”を送信し、GETREQ交信でリセットが完了
したのを確認してパワー電源をオフしてリターンする
(S341〜S345)。
【0152】次にレンズ装着時の交信フローについて図
23を参照して説明する。まずレンズにLVDDを供給
する(S351)。そしてCSLの状態を入力し、CS
Lが“H”→“L”→“H”となる、すなわちレンズ側
の交信準備が完了するのを待つ(S352〜S35
4)。レンズ側マイコン30がリセットスタートした
後、レンズ側から交信可能信号を出力することにより、
レンズ装着から交信開始までの時間を短くできる。そし
てCSL=“L”として交信を開始する(S354)。
まず交信ヘッダHEBを送信する(S355)。そして
交信ヘッダHELを入力し交信が正常に行なわれている
かを判別し(S356,S357)、異常であればレン
ズなしとしてLVDDOFF、パワー電源をオフし、C
SL=“H”として交信を終了する(S360〜S36
2)。正常交信がされていれば(S357でYES)、
“ボディ/レンズ識別”交信を行ない、互いの識別信号
等を交信する。そして前述の“メカリセット”を行な
い、CSL=“H”として交信を終了する(S358,
S359,S362)。
【0153】次にレンズ側のフローチャートについて説
明する。図24は電源投入時(レンズ装着時)の処理を
示すフローチャートである。図24を参照して、まずR
AMの初期化等の初期設定を行ない、その後CSLを1
mSEC間“L”としてボディに交信可能になったこと
を知らせる(S401,S402)。ボディがCSLを
“L”にするのを待ち(S403)、“L”になったら
ボディより交信ヘッダHEBを入力し、後述する所定の
処理を行なう(S404)。そして交信の正常/異常の
判別、中間アクセサリーの装着の検出を行ない、その結
果を交信ヘッダHELでボディへ送る(S405)。そ
して互いの識別データを“ボディ/レンズ識別”交信で
交換する(S406)。その後レンズ側各スイッチ(S
PF,SPN,SFH)の入力を繰返す(S407)。
この時CSL=“L”で、AF/MF選択スイッチオン
による割込が許可されている。
【0154】次に図24のS404で説明したHEBル
ーチンについて図25を参照して説明する。HEB交信
を行なったらICPBをチェックして交信が正常に行な
われているか否かを判別する(S501,S502)。
異常の場合はボディに交信異常のためにレリーズ不可能
であることを伝えるためREN=0にセットする(S5
21)。
【0155】正常時は(S502でNO)MCPで専用
テレコン(カメラに使用可能な複数の交換レンズのいず
れかの専用テレコン)が付けられているかを判別して
(S504)、テレコンが付いているときはさらに汎用
アクセサリーが付けられていないかを判別する(S50
6)。汎用アクセサリーが付いていればREN=0にす
る(S521)。
【0156】汎用アクセサリーが付いていないときはテ
レコンの種類を判別し(S507)、そのテレコンがそ
のレンズの専用テレコンか否かを判別する(S50
8)。そのレンズ用でなければREN=0とする。専用
テレコンであればテレコンの種類を記憶する(S50
9)。ボディはレンズ単体時の各種データ(開閉絞り値
等)に加えてそのレンズ専用のテレコンを装着されたと
きの上記各種データも予め記憶している。そのため以降
は記憶されたテレコンの種類に応じた絞り値、K値等の
データがボディに送られる。
【0157】専用テレコンが付いていないときは汎用の
中間アクセサリーが付いているか否かを判別する(S5
10)。汎用アクセサリーが付いていればアクセサリー
が付いていることを記憶するとともに、多分割/スポッ
ト測光を禁止するためにSAMEN=0とする(S51
2,S513)。またDv値は使用不可、FM制御不可
をボディに知らせるためにDVEN=0、FMEN=0
とする(S514,S515)。
【0158】汎用アクセサリーが付いていないときはS
AMEN,DVEN,FMEN=1とする(S516〜
S518)。これらのデータは“測光データ取得”交信
時にボディに送信される。以上の動作の次にこの交信が
リセットスタートして最初の交信か否かの判別をする
(S519)。最初の交信であれば、“ボディレンズ識
別交信”を行なうことをボディに要求するために、RR
ST=1とする(S520)。RRSTは“ボディレン
ズ識別”交信終了時に0にされる。
【0159】次に沈胴可能なレンズの場合、沈胴状態か
否かを判別する(S521)。沈胴状態であればレリー
ズを禁止するためにREN=0とする(S522)。な
ければREN=1にする(S523)。沈胴状態か否か
はズームエンコーダ(不図示)により検出される。なお
ここで沈胴とは、レンズの使用時にレンズ間隔を通常使
用距離より短くすることによってレンズの全長を短くす
ることをいう。この場合撮影はできない。
【0160】以上の処理を行なった後、ボディからのシ
リアルクロックに同期してボディとの“HEL”交信を
行なう(S405)。
【0161】次に図26を参照して割込発生時のフロー
について説明する。AF/MF選択スイッチのオフ→オ
ンによるものならAF/MFのモードを切換える(S4
11〜S414)。切換マクロスイッチを入力し、オン
ならMACRO=1、オフならMACRO=0とする
(S415〜S418)。そしてCSL=“L”なら、
ボディからの交信要求があるので交信を開始する(S4
19)。ボディより交信ヘッダHEBを入力する(S5
20)。このルーチンは図25で説明したとおりであ
る。そして交信の正常/異常の判別、中間アクセサリー
の装着の検出を行ない、その結果を交信ヘッダHELで
ボディに送る(S421)。交信モードデータを入力し
(S422)、各交信モードに応じて予め定められてい
るルールに従って交信を行なう(S423,S42
4)。CSL=“L”の間は複数の交信モードを連続し
て交信可能である(S425)。交信が終了したら受取
った交信モードに応じて後述の動作を行なう(S42
6)。複数のモードによる交信を行なうときは受取った
順に動作を行なう。
【0162】なお、以下のフローにおいて動作の説明が
ないものは交信モードに応じた動作がないものとする。
【0163】図27はボディ/レンズ識別交信の内容を
示す図である。互いに識別行動他のデータ交信を行なう
(S531,S532)。
【0164】図28はBL要求取得のフローチャートで
ある。これも交信のみが行なわれる。図28を参照し
て、レンズ側よりAFM、RAFENなどの信号を出力
する(S541)。
【0165】次にレンズ収納命令について説明する。図
29(a)は交信内容を示し、(b)は動作を示す。
【0166】図29(a)を参照して、レンズ収納命令
においては、ISCMPT(BL要求取得交信内デー
タ)を1にしてリターンする(S551)。
【0167】レンズ収納命令における動作について図2
9(b)を参照して説明する。フォーカスレンズ34の
繰り込み方向への駆動を開始する(S561)。最短位
置(SLIオン)位置に達したらレンズ駆動を停止し
(S562,S563)、ISCMPTを1にしてリタ
ーンする(S564)。レンズ繰り込み動作中にFST
PL(フォーカスレンズ停止命令を入力したことを記憶
するためのメモリ)が1になった場合は、以降のレンズ
がFSTPLを0にしてリターンする(S565,S5
66)。
【0168】図30はレンズメカ初期化命令の内容を示
すフローチャートである。(a)は交信内容を示し、
(b)は動作を示す。図30(a)を参照して、交信に
おいてはまずISCMPT(BL要求交信)を0にして
リターンする(S570)。
【0169】図30(b)を参照してレンズメカ初期化
命令の動作について説明する。まずISCMPTL(フ
ォーカスレンズが初期化されたことを記憶するためのメ
モリ)を0にする(S571)。フォーカスレンズ34
の繰り込み方向への駆動を開始させてSL1がオンにな
ったら次にフォーカス駆動制御回路50に残り駆動パル
ス“−5”をセットして5パルス分繰り出させる(S5
74)。レンズが停止したらISCMPTLを1にセッ
トする(S578)。レンズはこの位置を基準としてレ
ンズ繰り出し量による距離の算出を行なう。レンズ駆動
中にFSTPL(フォーカスレンズ停止命令を入力した
ことを記憶するためのメモリ)が1になった場合は以降
のレンズ駆動は不要なのでFSTPLを0にしてフォー
カスレンズ34の駆動を停止する(S575でNO,S
576,S577)。
【0170】次に絞りをメカ開放値に向けて駆動する
(S581)。レンズ駆動中にFSTAV(絞り停止命
令を入力したことを記憶するためのメモリ)が1になっ
た場合は以降のレンズ駆動が不要なのでFSTAVを0
にして絞り駆動を停止する(S579,S580)。絞
り駆動完了パスIPCMPTLが1ならば初期化完了し
てIPCMPTを1にして初期化動作を終了する(S5
84,S585)。
【0171】図31は低消費電力モード移行命令を示す
フローチャートである。(a)は交信内容を示し、
(b)は動作を示す。図31(a)を参照して、絞り駆
動中あるいはフォーカスレンズ駆動ならSTBYEN
(低消費電力モード移行命令交信内データ)を1とする
(S591,S592でYES,S594)。絞り駆動
中でもフォーカスレンズ駆動中でもなければSTBYE
N=0とする(S591,S592でNO,S59
3)。そしてPFWEN,SRAMK,STBYENの
交信を行なってリターンする(S595)。
【0172】図31(b)を参照して低消費電力モード
移行命令の動作について説明する。STBYENが1の
ときは絞り、フォーカスレンズ34を停止させてSTB
YEN=0とする(S601〜S604)。そしてボデ
ィからのPFWEN,SRANKに応じてスリープから
の起動条件を割込条件を設定してスリープに入る(S6
05〜S608)。なお、ここで、起動すればスリープ
から抜け出し、割込を行なうとスリープを抜け出しかつ
割込が発生し割込処理ルーチンを実行する。
【0173】CSL=“L”により割込が発生して起動
した場合は(S609でYES)、ボディを起動する必
要はないのでそのままリターンする(S609でYE
S)。他の条件により割込または起動した場合はボディ
を起動する必要があるのでCSLを1mSECの間
“L”に落とした後リターンして通常のルーチンでボデ
ィからの交信要求を待つ(S609でNO)。次に割込
ランクについて説明する。ランク1はボディのスイッチ
S1がオンでかつ充電中でありメインスイッチS0がオ
フのときの状態である。CSLによってのみ割込が発生
する。したがって、基本的にはレンズよりボディを起動
することはない。ただし何らかの異常によりレンズがリ
セットスタートしたときはこの限りではない。
【0174】ランク2はスイッチS1がオン以外でボデ
ィが充電中の状態である。CSLおよびAF/MF選択
スイッチSAF/MFにより割込が発生する。
【0175】ランク3は上記以外のボディスリープ時に
対応する。CSL、AF/MF選択スイッチにより割込
が発生し、他のスイッチにより起動が行なわれる。
【0176】次にシリアルバス使用許可の処理について
図32を参照して説明する。(a)はシリアルバス使用
許可の交信内容を示し、(b)はシリアルバス使用許可
時の動作についてのフローである。
【0177】図32(a)を参照して、シリアルバス使
用許可時には何もせずにリターンする。
【0178】図32(b)を参照して、シリアルバス使
用許可時は、ボディからシリアル交信の使用許可が出た
場合はE2PROM21との間でシリアルバスを使用し
てシリアル交信を行なう(S702)。交信が終了した
らCSLを1mSEC間“L”にしてリターンしてボデ
ィからの交信要求を待つ(S703)。
【0179】図33は測光データ取得の交信内容を示す
フローチャートである。図33を参照して、絞り開放ス
イッチSAVを入力し、そのオンオフに応じてMEOK
を0または1に設定する(S711〜S714)。その
後測光関連データを入力するとともに、温度に関するデ
ータを入力する(S715)。これについては対応する
動作はない。
【0180】次に現在絞り値データ取得について説明す
る。これも交信のみである。図34を参照して、絞り値
に関するデータを出力する(S721)。
【0181】次に絞り駆動命令について図35を参照し
て説明する。(a)は交信内容を示し、(b)は動作を
示す。図35(a)を参照して、FINMVA=0とし
てAVTを入力する(S731,S732)。
【0182】次に動作について図35(b)を参照して
説明する。まずAVMV=1(両データとも現在絞り値
取得交信内データ)とする(S741)。絞り駆動を開
始する(S742)。目標絞り値に達したらSAVは変
化(オンからオフ)しているか否かを判別し、変化して
いなければ絞り駆動機構に異常があるのでAVERR
(絞り値取得交信内データ)を1にする(S743でY
ES,S744,S745でNO,S746)。
【0183】SAVが変化していれば絞りが正常に動い
ていると判断してAVMV=0、FINMVA=1とし
て絞り動作を終了する(S745でYES,S748,
S749)。
【0184】絞り駆動中にFSTAVが1になったとき
は(S750でYES)、絞り駆動命令がボディから出
されて絞り駆動が停止されたのでFSTPAV=0にし
て絞り駆動動作を終了する(S751)。上記SAVに
よる絞りの正常/異常検出は絞りがメカ開放から絞り込
まれたとき、または絞り込まれた位置からメカ開放位置
の駆動時のみ行なわれる。
【0185】次に絞り停止命令について説明する。図3
6(a)は絞り停止命令の交信内容を示す図である。図
36(a)を参照して、そのままリターンする。
【0186】次に絞り停止命令の動作について図36
(b)を参照して説明する。絞り駆動停止(通電も停
止)してリターン後に再度絞り駆動が行なわれないよう
にFSTPAV=1とする(S771,S772)。ま
た駆動を停止したのでAVMV=0としてリターンする
(S773)。
【0187】次に測距データの取得について説明する。
これも交信のみが行なわれる。図37を参照して、速度
検出回路40からの測距中のレンズ速度が安定していた
か否かの情報を入力し、そして他の測距関連データとと
もにボディに送信する(S781,S782)。
【0188】次に測距同期について図38を参照して説
明する。(a)は交信内容を示し、(b)は動作を示
す。図38(a)を参照して、速度検出回路40および
現在のレンズ速度が安定しているか否かを判別し(S7
91)、安定していれば速度検出回路40に測定期間開
始指示をして測距積分タイムラグを入力するとともに、
LSTAB0=1としてボディに送る(S792〜S7
94)。そして入力されたタイムラグをタイマにセット
してリターンする(S795)。
【0189】図38(b)を参照して測距同期の動作に
ついて説明する。タイムラグ分の時間が経過したら測距
期間中心時の焦点距離およびフォーカスレンズ位置を記
憶する(S801〜S803)。
【0190】次にフォーカスレンズ駆動状態取得につい
て説明する。これも交信のみが行なわれる。図39を参
照して、フォーカスレンズ駆動状態に関するデータをボ
ディに出力する(S811)。
【0191】次にフォーカスレンズ駆動命令について図
40を参照して説明する。(a)は交信内容を示し、
(b)は動作を示す。図40(a)を参照して、FIN
MVL(フォーカスレンズ駆動状態取得交信内データ)
=0とし、レンズ駆動に関するデータを入力する(S8
21,S822)。
【0192】次にフォーカスレンズ駆動命令の動作につ
いて図40(b)を参照して説明する。レンズ駆動中で
ないときは入力された駆動量より駆動方向を判別し、駆
動方向側の終端でなければ残り駆動量としてセットする
(S831でNO,S843,S844)。またFLE
ND=0とする(S845)。終端であれば残り駆動量
を0とする(S847,S848)。またFLEND=
1とする。
【0193】移動分補正があるときは駆動量を測距期間
中心時のレンズ位置と現在のレンズ位置により補正する
(S831,S832でYES,S833)。次にレン
ズの目的位置が現在のレンズの駆動方向の逆側すなわち
モータを反転させる必要があるか否かを判別する(S8
34)。逆方向にないときは駆動量および駆動方向を判
別する駆動方向側の終端でなければ目的位置までの距離
を残り駆動量としてセットする(S834,S843〜
S846)。FLEND=0とする。終端であれば残り
駆動量を0とする。またFLEND=0とする(S84
7,S848)。
【0194】駆動方向と逆側にあるときは自動反転処理
あり/なしを判別する(S835)。なしのときは残り
駆動量を0とし(S842)、ありのときは目的までの
距離を残り駆動量としてセットする(S836〜S84
1)。上記処理を行なった後FINMVL=1とする
(S849)。
【0195】次にフォーカスレンズ停止命令について説
明する。これも交信のみが行なわれる。図41を参照し
て、残り駆動量を0としてレンズ駆動を停止させ、FS
TPL=0、FLMV=0とする(S851〜S85
3)。
【0196】次に図42を参照してAF/M切換命令に
ついて説明する。これも交信のみが行なわれる。図42
を参照して、AF命令/MF命令が切換えられる(S8
54〜S856)。
【0197】次に図43を参照してPF駆動許可につい
て説明する。(a)は交信内容を示し、(b)は動作内
容を示す。
【0198】図43(a)を参照して、交信においては
そのままリターンする。図43(b)を参照して動作に
ついて説明する。まずSPFN,SPFFの状態を入力
し、それぞれのデータにおいてフォーカスレンズ34を
遠側あるいは近側に駆動する(S871,S880,S
881)。終端に達するかFSTPLが1になったら駆
動を停止する(S882〜S888)。レンズの駆動中
はFLMV=1、停止後はFLMV=0とする。レンズ
終端以外のときはFLEND=0、終端のときはFLE
ND=1とする。5秒以上PF操作がなければリターン
する。これは小刻みなPF操作に対して頻繁にPF要求
の交信が行なわれるのを防ぐためである(S889,S
890)。
【0199】次に図44を参照して、無限セット命令に
ついて説明する。(a)は交信内容を示し、(b)は動
作を示す。図44(a)を参照して、FINMVL(フ
ォーカスレンズ駆動状態取得交信内データ)=0とする
(S891)。
【0200】次に図44(b)を参照して無限セット命
令の動作について説明する。FLMV=1とし(S90
1)、レンズを遠側終端部(SL1オン)まで駆動する
(S902〜S903)。オンしたら5パルス戻す(S
904)。レンズが停止したらFMLV=0、FINM
VL=1とする(S905〜S907)。レンズ駆動中
にFSTPL=1になったら無限セットを中断する(S
908〜S911)。
【0201】次に図45を参照してノーオペレーション
について説明する。図45を参照して、交信においても
特に何も行なわれない。
【0202】次にパワー電源供給(PWRSPL)につ
いて図46を参照して説明する。(a)は交信内容を示
し、(b)は動作内容を示す。図46(a)を参照し
て、交信においては特に何もせずにリターンする。
【0203】図46(b)を参照して、動作においては
まずパワー電源を使用中であることを示す信号を1にセ
ットし、所定の動作を行ない動作終了後リセットする
(S931〜S933)。
【0204】次に図47を参照してパワー電源使用禁止
(PWSTP)について説明する。(a)は交信内容を
示し、(b)は動作を示す。図47(a)を参照して、
交信においては特に何もせずリターンする。
【0205】図47(b)を参照して、動作においては
所定動作を停止し、(S941)、低消費電力モードと
同様に絞り、フォーカスレンズの駆動を停止し(S94
2)、パワー電源を使用中であることを示す信号をリセ
ットする(S943)。
【0206】次に測光サブルーチンについて図48を参
照して説明する。まず“GETED”交信を行ない(S
951)、測光のための各種情報をレンズより入力す
る。そして測光回路より5つの測光データ(中央、周辺
1〜4、図49参照)を入力する(S952)。この測
光データは測光素子の出力データそのものである。開放
測光が可能な場合(レンズ絞りが開放状態)は、レンズ
から入力した測光用開放絞り値を使用して上記5つの測
光データにおいてそれぞれの輝度データを求める(S9
53,S954)。
【0207】開放測光不可能時(プレビュー、レンズ絞
りの故障等によるレンズの絞りが絞られている状態)で
は、レンズとGETAV交信を行なって現在の絞り値情
報を入力する(S955,S956)。入力された絞り
値を使用して上記測光データからそれぞれの輝度データ
を求める。
【0208】次に多分割/スポット測光可能か否かを判
別して(S957)、多分割/スポット測光不可の場合
は輝度データのそれぞれの重みづけに応じて加算、平均
して制御輝度データとする(平均測光)(S961)。
多分割/スポット測光可能の場合、不図示の測光モード
選択手段によりスポット測光モードが選択されているか
否かを判別する(S958)。スポット測光モードであ
れば中央部の輝度データを正常輝度データとする(スポ
ット測光)(S960)。
【0209】スポット測光モードでなければ、それぞれ
の輝度データの値、輝度分布等によってそれぞれの輝度
データの重みづけを適当に決定して加算、平均して制御
輝度データとする(多分割測光)(S959)。
【0210】レンズ側マイコンは、汎用中間アクセサリ
が装着された際は、撮影画面内を複数の部分に分割して
測光し、撮影シーンに応じてそれぞれの部分の測光値の
重み付けを決定して撮影時の露出に関するデータを算出
する測光モードにおける撮影を禁止する。したがって、
汎用中間アクセサリが装着された際は、測光FNO,レ
ンズ瞳位置に対する測光誤差感度の大きい多分割測光、
スポット測光によるモードによる露出が禁止できるの
で、汎用中間アクセサリが装着された際に、大きく露出
の狂った撮影を禁止できる。
【0211】次にフローに戻って測光演算の結果、低輝
度でフラッシュが必要と判断されたらフラッシュ用のプ
ログラムラインよりTV,AVを決定する(不要時は自
然光用のプログラムラインよりTV,AV決定する)
(S962)。そしてGETED交信のFMENデータ
よりFMによるフラッシュ制御が可能か否かを判断する
(S962,S964)。
【0212】FMが可能な場合は被写体距離と絞り値
(AV)によりフラッシュのガイドナンバーを算出して
フラッシュ部にガイドナンバーデータを送る(S96
5,S966)。フラッシュは撮影時に発行信号を受け
たら前記GNoで発行する。
【0213】FMが不可能な場合は調光による発行量制
御を行なうことを示すデータをフラッシュ部に送信する
(S968)。フラッシュは撮影時、発光信号を受けた
ら発光を開始し調光回路からの停止信号により発光を停
止する。
【0214】汎用の中間ACCが装着される、等により
正確な被写体距離が得られない等の理由により正常にフ
ラッシュマチックによる露出が行なえないとレンズが判
断したときには、ボディにフラッシュマチック制御不可
信号を送信することにより、フラッシュマチック制御に
よる露出不具合を防止することが可能となる。
【0215】次に図50を参照して、AF演算について
説明する。AF演算を行なう際は装着されているレンズ
のDVP基準が∞か否かを判別し(S971)、∞であ
る場合は動体判定ありの条件でAF演算を行なう(S9
72)。∞でないときは動体判定を行なわずにAF演算
を行なう(S973)。
【0216】ここでDVP基準とは、レンズ繰り出しの
基準となる点をいう。通常は∞位置に設定されるが、マ
クロ専用レンズの場合は∞位置は存在しないので特定の
距離が繰り出し基準となる。ボディはフォーカスレンズ
がDVP基準(∞位置)からの繰り出し量に基づいて所
定の演算を行なって被写体距離を求めている。ところが
この演算はDVP基準が∞位置の場合のものであり、D
VP基準が∞でないときは上記演算を行なっても被写体
距離は求められない。
【0217】次に動体判定について説明する。前回の測
距時の被写体距離と今回の測距時の被写体距離の変化に
よって被写体の動きを検出することをいう。被写体が動
いていると判断したときは、前回の距離、今回の距離、
前回測距と今回測距までの時間、露出までの時間により
露出が行なわれる時点の特許の被写体距離を予測してそ
の位置に向けてレンズ駆動を行なわせる。
【0218】レンズ側マイコンはレンズの繰出し基準位
置が光学無限位置であるか否かのデータをボディ側に送
信するため、ボディ側は光学無限位置でない場合は動体
判定を禁止するため誤った予測距離によって撮影が行な
われることが防止できる。その結果、レンズの繰出し基
準点の相違による誤動作を防ぐことができる。また、レ
ンズの繰出し基準位置が光学無限位置でないマクロ専用
レンズの場合は、静止物を撮影することがほとんどであ
り、動体判定を行なう必要性が非常に少ないので、動体
判定を行なわなくても問題とならない。
【0219】図51は開放補正カムを示す模式図であ
る。(a)は図10に示したカム板76の部分拡大図で
あり、(b)は溝87の拡大図である。
【0220】図51(a)を参照して、溝87にはその
絞り込み位置89に対向するメカ開放位置90近辺に補
正領域91が設けられ、それによって絞りをより細かく
制御できるようになっている。すなわち、通常領域にお
いてはステッピングモータのステップごとに1/4Ev
だけ絞り値が変わるのに対し、この補正領域91におい
ては、1/8Evの制御が可能になる。この状態につい
て図52を参照して説明する。
【0221】図52は、開放補正カム83を用いた場合
のAVSFSHIFT信号とそのときの絞りの状態を示
す図である。図52を参照して、左側がワイド端であ
り、右側がテレ端となる。今ボディは絞り分解能が通電
時と非通電時で異なるレンズが装着された場合を考え
る。シャッタースピードが4秒を超える場合は絞りが非
通電時に安定する点に留まるように絞り値を決定する。
【0222】通常のレンズにおいて安定点か否かはレン
ズによるレンズから送られた撮影開放絞り値との差が非
通電時の分解能の倍数であるか否かで判別できる。開放
補正カム83を使用するとその領域においては撮影開放
絞り値と撮影開放絞り値との差が非通電値の分解能の倍
数でない点の絞り値を非通電時の安定点とすることがで
きる。
【0223】図中黒丸が通電点であり、白丸が非通電点
である。開放補正カム83を用いることにより、図中実
線で示したように通常は1/4Ev間隔でとられる安定
点を1/8Ev刻みでとることができる。
【0224】次に中間アクセサリーについて説明する。
図53は中間アクセサリー6がレンズ7とボディ5の間
に設けられた状態を示す図である。中間アクセサリー6
には、シリアルバスラインSOUTに接続されるデータ
加工回路101が設けられ、これはシリアルラインCS
L,SCKの信号に応じて動作する。図54はデータ加
工回路101の具体的な回路例(a)と、シリアルバス
ラインの出力信号(b)を示す図である。図54(a)
を参照して、データ加工回路101は信号CSLおよび
SCKを受けるカウンタ102と、カウンタ102から
の信号およびCSLを受けるフリップフロップ回路10
3と、信号CSLおよびSCKを入力するP/S回路1
04と、フリップフロップ103およびP/S回路10
4に接続されたAND回路105と、AND回路105
とSOUTを入力し、出力信号を出力するOR回路10
6とを含む。
【0225】(b)を参照して、信号SOUTの複数回
の立下がり時(図中x)のデータをP/S回路の出力が
ORされる。P/S回路104は入力信号に応じて00
010000をセットする。
【0226】次に動作について説明する。カウンタ10
2はCSLが“L”になってからSCKが8パルス出力
する間は“L”を出力し、それ以後は“H”を出力す
る。フリップフロップ103はCSLの“L”でセット
されてカウンタ102の出力の“H”でリセットされ
る。端子S,Rともに“H”のときはリセットが優先さ
れる。
【0227】P/S回路はCSLが“L”の状態におい
て、SCKのパルスに同期してパラレルでセットされた
1バイト分のデータをシリアルで出力する。ANDゲー
ト105にはフリップフロップ103の出力およびP/
S回路104の出力が入力される。したがってANDゲ
ート105はCSLが“H”→“L”になってからSC
K8パルス(1バイト)分、P/Sのデータをシリアル
出力する。その出力をORゲートがORし、SOUTに
出力する。
【0228】図55は専用テレコンのデータ加工の回路
例を示す図である。図中破線部以外は図54に示した汎
用中間アクセサリーのデータ加工の回路例と同様であ
る。図55を参照して、P/S回路104からのデータ
とSOUTのデータが全加算器107で加算される。桁
上がりデータはディレー回路108で1パルス分遅延さ
れて次のビットのデータに加算される。
【0229】図56は交信ヘッダによる中間アクセサリ
ー検出の具体的な内容を示す図である。(a)は上記し
たデータ加工によってどのようにボディ側マイコン10
からレンズ側マイコン30へデータが渡されるかを示す
模式図であり、(b)はデータの具体的内容を示す図で
ある。
【0230】図56(a)を参照して、ボディ側マイコ
ン10はHEBとして10000000のデータを送
る。これに対して中間アクセサリー6が設けられないと
きにはデータは加工されることなくそのままレンズ側マ
イコン30に入力される。中間アクセサリーとして専用
テレコンが設けられているときは00100001のデ
ータが加算され、その結果レンズ側マイコン30には入
力データとして10100001が入力される。
【0231】専用テレコンが2連装されているときは、
上記した00100001が2回加えられる。その結果
11000010というデータがレンズ側マイコン30
に入力される。
【0232】図56(b)に示されているように、レン
ズ側の判定は第7ビットと第6ビットの値が10であれ
ば正常と判断され、10以外が異常と判断されることか
ら考えて、このように専用テレコンが2連装されている
場合は第7ビットおよび第6ビットが11と表わされる
ため、異常と判断される。これは専用テレコンを2連装
すると光学的に劣化が生じるためにこのような判定が行
なわれる。
【0233】次に中間アクセサリー6として汎用テレコ
ン(たとえば中間リング)等が設けられているときはデ
ータ00010000がORされる。その結果、データ
10010000がレンズ側マイコン30に入力され
る。同様に専用テレコンと汎用テレコンが付加されてい
るときは、データ00100001がプラスされ、デー
タ00010000のORがとられる。その結果、デー
タ10110001がレンズ側マイコン30に入力され
る。この場合信号ICPBは正常と判断するが、汎用中
間アクセサリーと専用テレコンの混重連による異常と判
断する。これらの異常に対して、レンズはREN信号に
よりボディにレリーズの禁止を指示する。
【0234】次にBL交信におけるズーム連動の絞り開
口径の電子補正について説明する。ズームレンズにおい
ては、フレア(収差)のカット、Fナンバーの調整のた
め、ズーミングに応じて絞り開口径を変化させる必要が
あるレンズが多い。このズーミングに合わせて絞り開口
径を変化させることを「絞り開口径補正」という。従来
はこの開口径補正をメカによって行なっていた。
【0235】通常(レリーズ・プレビュー中以外の開放
測光時等)は、絞り最大口径のままでメカ補正は行なわ
ない。よって、ズーミング状態によっては、本来の光学
設計Fナンバーより明るいFナンバーになっていること
がある。これを図57を参照して説明する。図57はレ
ンズの絞り部分の概略構成を示す模式図である。図57
を参照して、レンズ110の前方に絞り羽根75が設け
られ、後方に遮光板111が設けられている。この状態
におけるメカ開放Fナンバー、開放測光Fナンバーおよ
び撮影開放Fナンバーのそれぞれの関係が図示されてい
る。メカ開放Fナンバーに相当するメカの開放位置は図
中mで表わされる。これに対し、撮影時は撮影開放Fナ
ンバーに相当する図中nの部分まで絞らなければならな
い。従来はこれら3つのFナンバーの値は一致してお
り、絞りはメカ的に調整されていた。
【0236】これに対し、この発明が適用されるカメラ
においては、撮影時のみに電子的に絞りを絞り、それ以
外はメカ開放Fナンバーの値に保持する。この発明が適
用されるカメラにおいては構成上、絞りアクチュエータ
を直接絞りブロック上に設けているため、従来のような
絞り補正のカム機構を設ける部品がない。そのため、メ
カ的に絞り開口径補正をするためには従来と異なり、コ
ストをかけて補正機構を作る必要がある。これに対し電
子補正システムを採用することによって、コストアップ
の防止を図ることが可能になる。
【0237】次にAFにおける移動分補正について図5
8を参照して説明する。図58はx軸方向に時間をと
り、y軸方向にレンズが結ぶ像面位置をとった場合の像
面位置を示す図である。またx軸の下方にはボディ側と
レンズ側のそれぞれの動作が示されている。図中、Iは
積分を表わし、Dはデータダンプを表わし、ALGはア
ルゴリズムの演算中を表わす。
【0238】まず測距の手順について説明する。ボディ
は測距に先立ち、測距同期を行なう。交信でレンズに
測距開始を知らせる。レンズは指定された測距積分タイ
ムラグ(DELAY)経過後、レンズ位置を記憶し、測
距用データ(ΔSB,K値等)の計算を開始する。なお
ここで、ΔSBはセンサバックを表わし、AFDFと本
当のDFとの差を表わす。
【0239】ボディ側測距積分終了後、測距データ取得
(GETAD)交信によって測距データを取り込む。
ボディはALG終了後、フォーカスレンズ34に駆動命
令(MOVL)交信によってレンズに駆動量(≒検出
DF)を送る。移動分補正が指示されたときは、レンズ
はI1に対応した記憶レンズの位置()と送られてき
たフォーカスレンズの目標駆動量(TDVP)から実駆
動量(≒残DF)を計算し駆動する。ここでI,D,A
LGに要した時間に動いた駆動量はレンズが補正する。
一方移動分補正が指示されないときは、の時点のレン
ズ位置に対して相対駆動する。
【0240】図59は図1に示したレンズ側マイコン3
0まわりの他の実施形態を示す図である。図59を参照
して、この実施形態においては、ボディ側からパワート
ランジスタPTRを介して与えられた電圧VPは定電圧
回路120を経てレンズ側マイコン30および絞り駆動
回路31に送られる。モータ駆動回路56については電
圧VPがそのまま与えられる。
【0241】このように定電圧回路を用いることによっ
て、絞り駆動用の電圧が変動する範囲の所定値(変動下
限値)に供給電圧を規制することによってステッピング
モータSTMを駆動することにより、駆動用電源電圧の
変動に伴う脱調を防ぐことができる。また、アクチュエ
ータの発熱を防ぐことができ、コンパクト化を行なうこ
とができる。
【0242】なお、このようなレギュレータとしては、
定電圧回路に限らず、定電流回路を設けても同様の効果
が生じるのは言うまでもない。
【0243】なお、この実施形態においては、フォーカ
ス駆動制御回路については電圧VPを直接印加している
が、これはクローズドループであるからである。これに
ついても絞りと同様にオープンループとして、定電圧回
路を介して所定の電圧を印加するようにしてもよい。
【0244】次に絞り駆動用のステッピングモータにお
ける脱調が生じる理由について説明する。図60はパル
ス速度とトルクとの関係を示す図である。a1は電圧が
大きいとき(たとえば6V・5gcm)の移動時のカー
ブを示し、a2は停止状態から動き出すときの状態の関
係を示す図である。a3は電圧が小さいとき(たとえば
2V・3gcm)のa1に対応する図であり、a4はそ
のときのa2に対応するカーブである。図60を参照し
て、たとえばa1の電圧で絞りを駆動しているときに電
圧変動によってa3に落ちると図に示すようにトルクが
減少して絞りが動かなくなる場合がある。これに対し、
制御を行なっているレンズ側マイコン30は絞りを駆動
していると考えている。その結果、マイコンの制御値と
絞りの位置とが一致しなくなって、オープンループ制御
が不可能になる。このような状態を脱調という。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるカメラの制御部の要部を
示すブロック図である。
【図2】速度検出回路の内容を示すブロック図である。
【図3】フォーカス駆動制御回路の内容を示すブロック
図である。
【図4】ボディ側とレンズ側とで交信される信号を示す
図である。
【図5】ボディ側とレンズ側とで交信される信号を示す
図である。
【図6】ボディ側とレンズ側とで交信される信号を示す
図である。
【図7】ボディ側とレンズ側とで交信される信号を示す
図である。
【図8】ボディ側の要部を示す図である。
【図9】レンズの断面図である。
【図10】絞りの構成を示す模式図である。
【図11】BL交信内容を示すフローチャートである。
【図12】ボディ側の処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】BL要求取得ルーチンを示すフローチャート
である。
【図14】Pリセットルーチンの内容を示すフローチャ
ートである。
【図15】S0オフ処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図16】S0オン処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図17】S1オン処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図18】S1オン処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図19】S2オン処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図20】シリアルバス開放処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図21】パワー電源供給処理内容を示すフローチャー
トである。
【図22】メカリセット処理内容を示すフローチャート
である。
【図23】レンズ着交信内容を示すフローチャートであ
る。
【図24】レンズ側の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【図25】HEBルーチンの内容を示すフローチャート
である。
【図26】割込処理内容を示すフローチャートである。
【図27】ボディレンズ識別処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図28】BL要求取得処理内容を示すフローチャート
である。
【図29】レンズ収納命令処理内容を示すフローチャー
トである。
【図30】レンズメカ初期化命令の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図31】低消費電力モード移行命令内容を示すフロー
チャートである。
【図32】シリアルバス使用許可内容を示すフローチャ
ートである。
【図33】測光データ取得処理内容を示すフローチャー
トである。
【図34】現在絞り値データ取得処理内容を示すフロー
チャートである。
【図35】絞り駆動命令処理内容を示すフローチャート
である。
【図36】絞り停止命令処理内容を示すフローチャート
である。
【図37】測距データ取得処理内容を示すフローチャー
トである。
【図38】測距同期処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図39】フォーカスレンズ駆動状態取得処理内容を示
すフローチャートである。
【図40】フォーカスレンズ駆動命令処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図41】フォーカスレンズ停止命令処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図42】AF/M切換命令処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図43】PF駆動許可処理内容を示すフローチャート
である。
【図44】無限セット命令処理内容を示すフローチャー
トである。
【図45】NOP処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図46】パワー電源供給処理内容を示すフローチャー
トである。
【図47】パワー電源使用禁止処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図48】測光処理内容を示すフローチャートである。
【図49】撮影画面上の各測光素子の配置を示す図であ
る。
【図50】AF演算処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図51】開放補正カムを示す図である。
【図52】AVSHIFT信号と絞り値との関係を示す
図である。
【図53】中間アクセサリーの接続状態を示す図であ
る。
【図54】汎用中間アクセサリーのデータ加工回路例を
示す図である。
【図55】専用テレコンのデータ加工の回路例を示す図
である。
【図56】交信ヘッダによる中間アクセサリーの検出方
法を示す図である。
【図57】ズーム連動の絞り開口径の電子補正を説明す
るための図である。
【図58】AFにおける移動分補正を説明するための図
である。
【図59】レンズ側マイコンまわりの他の実施形態を示
す図である。
【図60】ステッピングモータにおいて脱調の生じる理
由を示す図である。
【符号の説明】
5 ボディ 6 中間アクセサリー 7 レンズ 8 絞り 10 ボディ側マイコン 11 測光回路 12 測距回路 13 補助光出力回路 14 調光回路 15 フラッシュ 16 露出回路 17 DC/DCコンバータ 20 データバック 21 E2PROM 30 レンズ側マイコン 31 絞り制御回路 32 焦点距離検出回路 33 モータ 34 フォーカスレンズ 40 速度検出回路 41 パルス間隔計測回路 50 フォーカス駆動制御回路 51 レンズ位置カウンタ 52 アップダウン決定回路 53 駆動残りパルス数カウンタ 54 モータ駆動方向判定回路 55 駆動要否判別回路 56 モータ駆動回路 61 シャッターボタン 62 内臓フラッシュ 63 アクセサリーシュー 64 セルフタイマ/リモコン作動表示ランプ 65 リモコン受信部 66 レンズ取外しボタン 67 視度調整ダイヤル 68 フィルム室 69 レンズ指標
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 7/28 G02B 7/11 N

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディに対してレンズ交換可能なカメラ
    であって、 ボディ側に設けられ、カメラの動作を制御するボディ側
    マイコンと、 レンズ側に設けられ、レンズ側の動作を制御するレンズ
    側マイコンとを含み、 前記ボディ側マイコンとレンズ側マイコンとは所定の信
    号線を用いて交信し、 前記レンズ側マイコンは前記信号線を用いて前記レンズ
    内の他の回路との交信が可能であり、 前記レンズ側マイコンが前記レンズ内の他の回路と交信
    するときは、前記ボディ側マイコンに対して前記信号線
    の使用を禁止する、レンズ交換可能なカメラ。
JP1549196A 1996-01-31 1996-01-31 レンズ交換可能なカメラ Withdrawn JPH09211647A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017090726A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 キヤノン株式会社 光学機器およびアクセサリ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017090726A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 キヤノン株式会社 光学機器およびアクセサリ装置

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