JPH09209752A - 消音器およびその製造方法 - Google Patents
消音器およびその製造方法Info
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- JPH09209752A JPH09209752A JP3909396A JP3909396A JPH09209752A JP H09209752 A JPH09209752 A JP H09209752A JP 3909396 A JP3909396 A JP 3909396A JP 3909396 A JP3909396 A JP 3909396A JP H09209752 A JPH09209752 A JP H09209752A
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Abstract
受けることなく、所定の位置に配置することができるグ
ラスウールマット等の巻物状吸音材のみからなる消音器
およびその製造方法の提供。 【解決手段】 外筒3に充填された横断面が円形、楕円
形等のグラスウールマット等の巻物状吸音材2の所定の
偏心位置において、巻物状吸音材2の層間に多孔内管1
が差し挟まれている。製造方法は、外筒3に充填された
巻物状吸音材2の所定の偏心位置の層間に位置決め棒4
を挿入して層間を押し広げ、反対方向から多孔内管ガイ
ド筒6を挿入して位置決め棒4を押出し、ガイド筒6と
一体に連結した樋状の多孔内管受け部7に載置した多孔
内管1を所定位置まで挿入した後、多孔内管ガイド筒6
のみを抜き出して外筒の両端面を端板で閉じる。
Description
方法に関する。さらに詳しくは、グラスウールマット等
を巻いて形成した巻物状吸音材のみを使用し、その巻物
状吸音材の円形、楕円形等の断面の偏心位置に多孔内管
が配置された、自動車の内燃機関用補助消音器に適する
消音器およびその製造方法に関する。
の吸音材を充填した消音器は、従来種々のものが提案さ
れており、例えば自動車の内燃機関の排気系の途中に配
設される吸音型の補助消音器の典型的な例として、多孔
内管を芯にして吸音材のマットを手作業により多層に巻
き込んで円筒状に成形したものを外筒内に挿入した消音
器がある。
の内燃機関の排気系の途中に配設されるような場合に
は、車体の設計による排気系のレイアウト上の制約で、
多孔内管を円筒状吸音材の偏心位置に設ける必要が生じ
たり、あるいは消音器の断面形状を楕円その他の偏平形
状とした上に多孔内管を偏心位置に設けることが要請さ
れる場合がある。
例えばグラスウールマットを巻き重ねる際に、その片側
に小さく切ったグラスウールマットのピース等を挟むな
どして多孔内管の位置を偏らせるというような手の込ん
だ作業を余儀無くされる。
でき、多孔内管をなんらの制約も受けることなく任意の
位置に配置することができるグラスウールマット等の巻
物状吸音材のみからなる消音器およびその製造方法を提
供することを目的とする。
音器は、グラスウールマット等を横断面真円形、あるい
は楕円等扁平形に巻いた巻物状吸音材がそれと同形同大
の外筒内に充填され、その巻物状吸音材の偏心位置にお
いて、巻物状吸音材の層間に多孔内管が差し挟まれてい
ることを特徴とする。
ラスウールマット等の巻物状吸音材のみから形成され、
多孔内管が偏心位置に配置された消音器で、組み立てる
際、従来の偏心型消音器のように、巻き重ねた巻物状吸
音材の間に、小さく切ったグラスウールマット等の巻物
状吸音材のピース等を片側に挟んだりして多孔内管を反
対側の偏心位置にセットするというような手の込んだ作
業を要しない。
等の巻物状吸音材を真円状、楕円等の偏平形状等任意の
形状に形成することができる。また、多孔内管の位置も
何ら制約を受けることなく配置することができる。
断面真円形、あるいは楕円等扁平形に巻いて巻物状の吸
音材を形成し、その巻物状吸音材を同形同大の外筒に充
填した後、巻物状吸音材の偏心位置において、巻物状吸
音材の層間に位置決め棒を挿入して偏心位置の層間を押
し広げ、その位置決め棒の挿入方向と反対側から,多孔
内管受け部を備えた多孔内管ガイド筒を挿入して位置決
め棒を押し出し、次いで、多孔内管受け部に載せた多孔
内管を多孔内管ガイド筒に沿って所定位置まで挿入した
後、多孔内管ガイド筒のみを抜き出し、外筒の両端面を
端板で閉じることを特徴とする消音器の製造方法を提供
する。
の製造方法の1例を図面により具体的に説明する。
断面図、図2は図1のA−A線で切断した縦断面図、図
3(a)〜(d)は本発明による消音器の1例につい
て、その製造工程の前半を説明するための斜視図、図4
(e)〜(h)は同じく製造工程の後半を説明するため
の断面図である。
ルマット等の巻物状吸音材2の偏心位置に配置された多
孔内管、3は消音器の外筒である。
製造方法を順を追って説明する。先ず吸音材のグラスウ
ールマットを真円状の巻物状に成形する。その状態を図
3(a)に示す。次いでこの巻物状吸音材2を図3
(b)に示したように一方向に少し加圧して断面が楕円
形状になるように成形し、図3(c)のようにほぼ同形
同大の外筒3の中に充填する。なおこの場合、グラスウ
ールマットの中心部のみを中空にして真円状に巻き、そ
れを上記と同様に少し加圧して楕円状にすることもでき
る。
の中の、多孔内管を配置しようとする所定の偏心位置の
層間に多孔内管1と同形で、多孔内管1の外径より僅か
に大きい外径を有する位置決め棒4を挿入してグラスウ
ールマットの巻物状吸音材2の層間を押し広げる。な
お、位置決め棒4を回転させながら挿入すると、入りや
すい。また、位置決め棒4は、図3(d)に示すように
先端を尖らせてグラスウールマットの巻物状吸音材2の
層間に挿入し易くしてある。位置決め棒4の長さは、先
端部を除く円柱部分が少なくとも配置しようとする多孔
内管1の長さと同じであることが望ましい。
状吸音材2の中に挿入するときは、消音器の両端を一対
の板状の治具5で挟んでおいて行うとやりやすい。図4
(e)は位置決め棒4をグラスウールマットの巻物状吸
音材2に挿入した状態を示す断面図で、5は上記の板状
の治具である。図4(e)の右側に示した6は、多孔内
管1をグラスウールの巻物状吸音材2の中に挿入するた
めの多孔内管ガイド筒で、多孔内管1の外径よりやや大
きい内径を有し、位置決め棒4と同一外径の管で、その
中を多孔内管1が自由に滑り動くことができるようにつ
くられている。多孔内管ガイド筒6は図の右側に示した
多孔内管受け部7と連結した構造になっており、多孔内
管受け部7は上半分を除いた半円形の断面を有する樋の
形になっている。
た先端に当て、位置決め棒4の挿入方向と反対側から多
孔内管ガイド筒6を挿入して位置決め棒4を押し戻しな
がら多孔内管ガイド筒6をグラスウールマットの巻物状
吸音材2の中に挿入する。位置決め棒4が完全に押し出
され、多孔内管ガイド筒6がグラスウールマットの巻物
状吸音材2の中に挿入された状態を図4(f)に示し
た。そして多孔内管1を多孔内管受け部7に載置し、押
入れ棒8を用いて多孔内管1をグラスウールマットの巻
物状体吸音材2の中に挿入〔図4(g)〕した後、多孔
内管ガイド筒6を抜き取れば多孔内管1がグラスウール
マット巻物状体吸音材2の中の位置決め棒4を挿入した
位置に配置される〔図4(h)〕。その後外筒の両端面
を端板(図では省略)で閉じて消音器とする。
から、多孔内管をグラスウールマット等の巻物状吸音材
の所定の位置になんらの制約も受けることなく簡単に配
置することができるものである。またその製造方法は、
多孔内管を偏心位置に配置する場合、従来の加工法のよ
うにグラスウールマット等の吸音材のピースを片側に充
填して多孔内管の位置を偏らせたりする面倒のない極め
て簡略な方法であって、多孔内管の位置の精度もよく、
グラスウールマット等の吸音材の削減にもなり、さらに
工程を自動化することが容易になる。
の1例の前半を説明するための斜視図
の断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 グラスウールマット等を横断面真円形、
あるいは楕円等扁平形に巻いた巻物状吸音材がそれと同
形同大の外筒内に充填され、その巻物状吸音材の偏心位
置において、巻物状吸音材の層間に多孔内管が差し挟ま
れていることを特徴とする消音器。 - 【請求項2】 グラスウールマット等を横断面真円形、
あるいは楕円等扁平形に巻いて巻物状の吸音材を形成
し、その巻物状吸音材を同形同大の外筒に充填した後、
巻物状吸音材の偏心位置において、巻物状吸音材の層間
に位置決め棒を挿入して偏心位置の層間を押し広げ、そ
の位置決め棒の挿入方向と反対側から,多孔内管受け部
を備えた多孔内管ガイド筒を挿入して位置決め棒を押し
出し、次いで、多孔内管受け部に載せた多孔内管を多孔
内管ガイド筒に沿って所定位置まで挿入した後、多孔内
管ガイド筒のみを抜き出し、外筒の両端面を端板で閉じ
ることを特徴とする消音器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03909396A JP3676872B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 消音器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03909396A JP3676872B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 消音器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09209752A true JPH09209752A (ja) | 1997-08-12 |
JP3676872B2 JP3676872B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=12543475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03909396A Expired - Fee Related JP3676872B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 消音器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3676872B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020067042A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | マツダ株式会社 | エンジンの消音装置 |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP03909396A patent/JP3676872B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020067042A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | マツダ株式会社 | エンジンの消音装置 |
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JP3676872B2 (ja) | 2005-07-27 |
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