JPH0920941A - ディスクブレーキ用ブレーキロータとその製造方法 - Google Patents

ディスクブレーキ用ブレーキロータとその製造方法

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JPH0920941A
JPH0920941A JP16961295A JP16961295A JPH0920941A JP H0920941 A JPH0920941 A JP H0920941A JP 16961295 A JP16961295 A JP 16961295A JP 16961295 A JP16961295 A JP 16961295A JP H0920941 A JPH0920941 A JP H0920941A
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Moriyuki Mushiaki
守行 虫明
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強化材の含む金属でブレーキロータを鋳造す
る場合、強化材の混入量を多くすると溶湯の流れが悪く
なって鋳造欠陥が出易く、金属に配合する強化材の量を
鋳造性を考慮して決めなければならず、ブレーキロータ
の耐熱性、耐摩耗性を思うように上げられない。 【解決手段】 セラミック粒子6を強化材として含む金
属7のブレーキロータ2の接触面2A,2Bから所定の
深さまでの表面部8におけるセラミック粒子6の密度
を、接触面2A,2B側に酸素雰囲気化でレーザー14
を照射して接触面2A,2B側の金属7を溶解して酸化
し、レーザー14の照射を受けない他の部分よりも高く
した。金属7はアルミ合金、セラミック粒子6はアルミ
ナとしてレーザ照射部のアルミ合金を酸化してアルミナ
を生成し、表面部8におけるアルミナの密度を高くして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、ブレーキパッドと
の接触面が強化された粒子強化型金属製のディスクブレ
ーキ用のブレーキロータとその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】母材中にセラミックスやシリコンカーバ
イト等の強化材粒子を混入させて、耐熱性、耐摩耗性、
耐食性を向上させた金属材料は既に知られている。この
金属材料は、一般に母材中に含まれる強化材の体積率が
増えるに従い、その耐熱性、耐摩耗性を向上する傾向に
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような材料を用い
て鋳造品としてのブレーキロータを製造する場合、強化
材の量を多くすると溶湯の流れが悪くなって鋳型内に十
分に行き渡らず、鋳造品に欠陥が出ることがある。この
ため、このように強化材が配合された金属でブレーキロ
ータを鋳造する場合、鋳造性を考慮して母材に対する強
化材の配合量に規制があり、鋳造されるブレーキロータ
の耐熱性、耐摩耗性を思うように設計できないという問
題点があった。そこで例えば、図7に示すように、プリ
フォームと称する強化材をブレーキロータ形状に焼結し
たスポンジ状の成形体20を、成形空間100内に流し
込んで母材7を注ぎ口10aから成形空間100に流し
込んで母材7を成形体20に含浸させ、ブレーキロータ
2を鋳造する製造方法が考えられている。しかし、この
鋳造方法では、強化材がブレーキロータ全体に渡ってし
まうので、強化材の配合量が増大してしまう。本発明の
目的は、鋳造性、耐熱性、耐摩耗性に優れたディスクブ
レーキ用のブレーキロータを安価で提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、セ
ラミック粒子を強化材として含む金属製のブレーキロー
タにおいて、ブレーキパッドとの接触面から所定の深さ
までの表面部における上記セラミック粒子の密度を、他
の部分よりも高くした。このセラミック粒子としては、
アルミナ、炭化珪素の少なくとも一方が挙げられ、強化
材として含む金属としてはアルミ合金が挙げられる。
【0005】本発明では、セラミック粒子が配合された
アルミ合金製のブレーキロータ基材の少なくともブレー
キパッドとの接触面側に、酸化雰囲気中でレーザビーム
を照射したり、あるいは、接触面にセラミック粒子を散
布・付着させると共に、同セラミック粒子を散布・付着
させた部位にレーザビームを照射して、散布・付着させ
たセラミック粒子を上記ブレーキロータ基部の表面に固
着している。
【0006】また、本発明では、セラミック粒子を鋳造
限界体積率以下含むアルミ合金溶湯を鋳造型に流し込ん
でブレーキロータ基材を製作するステップと、少なくと
も上記ブレーキロータ基材におけるブレーキパッドとの
接触面にレーザビームを照射するステップ、あるいは、
少なくとも上記ブレーキロータ基材におけるブレーキパ
ッドとの接触面にセラミック粒子を散布・付着し、同セ
ラミック粒子を散布・付着した部位にレーザビームを照
射するステップとを行なう。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1に符号1で示すディスクブレーキは、図示しな
い回転体に固定されるブレーキロータ2をケース3内に
設けられた一対のブレーキパッド4,5で挟んで回転体
に制動を与えている。ブレーキパッド4,5は、ブレー
キ非作動時においては、接触面2A,2Bから離間した
状態となっていて、ブレーキが作動されると図示しない
オイルピストンにより接触面2A,2Bに圧接される。
【0008】ブレーキロータ2は、セラミック粒子6を
強化材として含むアルミ合金7で成形された鋳造品であ
って、図2に示すように、プレーキパッド4,5と接触
する両接触面2A,2Bから所定の深さまでの表面部8
において、セラミック粒子6の密度が、他の部分よりも
高い密度となっている。
【0009】ブレーキロータ2は、図3に示すように、
雄型10と雌型11との間に成形空間100を有する鋳
造型に、セラミック粒子6が所定体積率(%)で配合さ
れ、加熱曹9の中で溶融したアルミ合金7を注ぎ口10
aから成形空間100に流し込んで鋳造される。この時
の鋳造品をブレーキロータ2基材とする。ここでは、セ
ラミック粒子6としてアルミナを用いている。このアル
ミナは、図5に示す鋳造限界体積率もしくは30%以下
の体積率だけここでの母材となるアルミ合金7中に配合
されている。図5において、横軸はアルミ合金7に対す
る強化材としてのセラミック粒子6の体積率(%)を示
し、縦軸はブレーキロータとして使用可能な接触面2
A,2Bの許容最高温度(℃)を示す。また、破線はブ
レーキロータ2鋳造時におけるセラミック粒子6の鋳造
限界体積率を示す。この鋳造限界体積率を境にして、符
号Aで示すエリアは鋳造可能範囲を、符号Bで示すエリ
アは鋳造不可範囲を示す。
【0010】鋳造されたブレーキロータ2基材には、図
4に示すように、表面改質処理が施される。この表面改
質処理は、図示しないレーザ振動機からのレーザビーム
14をレンズ13を内蔵した照射ノズル12で集光して
接触面2A側に一定の走査範囲で照射している。図で
は、接触面2A側だけに照射しているが、接触面2A側
への照射終了後に接触面2B側へも照射する。照射され
るレーザビーム14の出力は、ブレーキロータ2基材に
おける接触面2A,2B側が所定量溶解する程度の出力
に、図示しないレーザ制御装置により調整されている。
レーザビーム14の照射部近傍には、エアノズル15に
より酸素が供給されていて、酸素雰囲気下エリアEが形
成されている。ここでいう溶解の所定量とは、接触面2
A,2B側から3mmから6mm程度の深さとしてい
る。また、表面改質処理を終えたブレーキロータ2基材
は、図示しない研磨工程により接触面2A,2B側の表
面研磨が行なわれて、溶融して凸凹になった表面が整え
られて完成したブレーキロータ2となる。
【0011】このように、セラミック粒子6が配合され
たアルミ合金7製のブレーキロータ2基材の接触面2A
(2B)側近傍を酸化雰囲気エリアEとしてレーザビー
ム14の照射を行なうと、レーザビーム14により溶解
されたアルミ合金7と酸化雰囲気エリアEの酸素とが反
応して溶解した部位が酸化される。ここでは、溶解した
アルミ合金7中のアルミが酸化されてアルミナ(酸化ア
ルミニウム)が生成される。
【0012】すなわち、レーザビーム14による表面改
質処理を行なうことにより鋳造時に母材に配合した強化
材としてのセラミック粒子6(アルミナ)の密度より
も、レーザビーム14によって溶融されたロータ表面部
8でのセラミック粒子6(アルミナ)の体積率が高くな
る。従って、母材としてのアルミ合金7中に配合された
セラミック粒子6(アルミナ)の量はそのままで、所望
する部位にだけアルミナ量を多くできる。このことは、
ブレーキロータ2の表面部8だけを鋳造不可範囲B内に
することになり、他の部分は、鋳造可能範囲A内に保つ
こととなる。よって、ブレーキロータ2の表面部8の耐
熱性、耐摩耗性だけを向上させることになり、側面2
A,2Bにおける許容最高温度が向上する。
【0013】このように、鋳造品としてのブレーキロー
タ2部材にレーザビーム14を照射して表面改質処理を
行なうことで、ブレーキロータ2の側面2A,2Bにお
ける許容最高温度を、図5に破線で示すように、アルミ
合金7にセラミック粒子6を配合した母材の許容最高温
度よりも上昇させることができる。
【0014】レーザビーム14の照射によるアルミナの
生成度合いは、アルミ合金7におけるアルミナの飽和量
まで生成されるので、表面部8におけるアルミナの量
は、レーザ照射時間と酸素濃度で略決まる。例えば、多
酸素下でレーザ照射出力が高く照射時間も長ければ、表
面部8の強化材としてのアルミナの体積率は高くなるの
で、表面層8における強化材の密度は、これら各要素を
調整して飽和量までの範囲内で自由に設定することがで
きる。
【0015】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。第2実施例では、図6に示すように、表面改質処理
として、ブレーキロータ2基材におけるレーザビーム1
4が照射される接触面2A,2B側に強化材としてのセ
ラミック粒子であるアルミナ粒子19を供給して表面部
8の強化材(アルミナ)体積率を向上させたものであ
る。アルミナ粒子19は、粒子供給機17内に収納され
ていてレーザビーム14の照射と略同時に供給ノズル1
9からレーザ照射部近傍に任意の量供給される。
【0016】このように、レーザビーム14が照射され
る接触面2A,2B側に強化材としてのアルミナ粒子1
9の供給すると、レーザビーム14の照射により溶融し
たアルミ合金7中にアルミナ粒子19が混入されてブレ
ーキロータ2の表面部8がレーザ非照射部に比べて強化
材(アルミナ)体積率が向上する。よって、第1実施例
同様、ブレーキロータ2の接触面2A,2Bにおける許
容最高温度を、図5に破線で示すように、アルミ合金7
にセラミック粒子6を配合した許容最高温度よりも上昇
させることができる。
【0017】従って、鋳造時におけるセラミック粒子6
(強化材)のアルミ合金7(母材)への配合率(体積
率)が、図5に示す鋳造性を考慮した鋳造可能範囲A内
の配合であっても、部分的に配合率(体積率)を増やす
ことができ、所望する部位(ここでは、ロータ表面)の
許容最高温度や耐摩耗性を上昇させることができる。
【0018】上述した第1、第2の実施例では、母材と
なるアルミ合金7中に予め強化材としてのセラミック粒
子6を配合して鋳造しているが、これに限定されるもの
ではない。例えば、図7に示すように、プリフォームと
称するブレーキロータ形状に焼結したスポンジ状の成形
体20にセラミック粒子6を混入し、成形空間100内
に配置し、加熱曹9の中で溶解したアルミ合金7を注ぎ
口10aから成形空間100に流し込んで、アルミ合金
7を成形体20に含浸させてブレーキロータ2部材を鋳
造しても良い。この場合、成形体20は成形空間100
よりもやや小さ目に成形しておき、流し込んだアルミ合
金7が満遍なく成形空間100内に行き渡るようにして
おくと良い。但し、このように成形体20を小さくして
おくと、アルミ合金7だけの部分が成形体20の回りに
形成されるので、レーザビーム14の照射前に、予めブ
レーキロータ2部材の表面研磨が必要になる場合もあ
る。
【0019】別の方法としては、図8に示すように、型
110内に成形体20を配置し、加熱曹9の中で溶解し
たアルミ合金7を流し込んで、成形体20に浸透させて
ブレーキロータ2基材を成形しても良い。なお、上述し
た図7,図8に示す方法でブレーキロータ2基材を製造
する場合、ブレーキロータ2を安価に製作するために、
成形体20に含まれるセラミック粒子6の体積率を低め
に設定しておく。このように成形体20に含まれるセラ
ミック粒子6の体積率が低くても、上述した表面改質処
理を行なうことで、ブレーキロータ2の表面部8におけ
るアルミナとセラミック粒子6からなる強化材の量を増
やすことができる。
【0020】上述した各実施例では、母材に配合する強
化材や接触面2A,2B側に供給する強化材としてセラ
ミック粒子6の1つとしてアルミナを用いたが、これに
限定するものではなく、例えば、炭化珪素や窒化珪素、
あるいはジルコンア等であっても構わない。また、セラ
ミック粒子6を含む金属、すなわち母材としてアルミ合
金7を用いているが、この場合もアルミ合金7以外の金
属としてアルミニウム等のように、酸化してセラミック
系部材となる金属であれば良い。
【0021】また、各実施例では、鋳造品としてのブレ
ーキロータ2部材にレーザビーム14を照射したり、セ
ラミック粒子6やアルミナ19粒子を供給した後レーザ
ビーム14を照射して接触面2A,2B側の表面改質を
行ない、ブレーキロータ2に強化材密度の多い表面層8
を形成してブレーキロータ2の鋳造性、耐熱性、耐摩耗
性を向上させているが、これに限定されるものではな
い。すなわち、上記実施例では、ブレーキロータ2の製
造工程において、ブレーキロータ2部材の表面改質処理
を行ない、製造される製品としてのブレーキロータ2の
鋳造性、耐熱性、耐摩耗性を向上させているが、製品と
して既に完成しているブレーキロータ2の接触面2A,
2Bに直接、酸素雰囲気下でレーザ照射したり、あるい
は、セラミック粒子6等を接触面2A,2B上に供給し
てレーザ照射しても良い。このことは、例えば、製品と
して車両に既に装着されている強化材が配合されたブレ
ーキロータにも適用でき、点検整備時等に上述した表面
改質処理を行なうことで、ロータの補修及び補強をで
き、ロータの耐久性が向上することとなる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ブレーキロータ部材の
少なくともブレーキパッドとの接触面側に、酸化雰囲気
中でレーザビームを照射したり、セラミック粒子を散布
・付着させて同セラミック粒子を散布・付着させた部位
にレーザビームを照射したり、あるいは、セラミック粒
子を鋳造限界体積率以下含むアルミ合金溶湯でブレーキ
ロータ基材を鋳造するステップと、ブレーキロータ基材
のおけるブレーキパッドとの接触面側にレーザビームを
照射するステップや、セラミック粒子を接触面に散布・
付着し、このセラミック粒子を散布・付着した部位にレ
ーザビームを照射するステップ等とを行なうことで、レ
ーザ照射により溶解されたアルミ合金が酸化されてアル
ミナが生成される。このため、ブレーキロータ表面部に
おけるアルミナや、セラミック粒子とアルミナからなる
強化材密度がレーザービームを照射しない部分に比べて
高くなると共に、母材中に鋳造限界体積率以下のセラミ
ック粒子を含むブレーキロータ部材の接触面側における
アルミナ密度やセラミック粒子そのものの密度が、レー
ザービームを照射しない部分よりも高くなる。従って、
鋳造前に強化材として金属中に配合するセラミック粒子
やアルミナの体積率を増やすことなくブレーキロータの
表面部でのセラミック粒子やアルミナの密度を高くでき
るので、安価で鋳造性を確保しつつブレーキロータの耐
熱性、耐摩耗性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキロータを備えるディスクブレ
ーキの概略図である。
【図2】図1に示すブレーキロータの断面構成を示す拡
大図である。
【図3】ブレーキロータの成形工程を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例の要部であるブレーキロー
タの表面改質状態を示す断面図である。
【図5】強化材体積率とブレーキロータの許容最高温度
及び鋳造性の関係を示す特性図である。
【図6】本発明の第2実施例の要部であるブレーキロー
タの表面改質状態を示す断面図である。
【図7】ブレーキロータの別の成形例を示す断面図であ
る。
【図8】ブレーキロータの更に別の成形例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ディスクブレーキ 2 ブレーキロータ 2A,2B 接触面 4,5 ブレーキパッド 6 セラミック粒子(強化材) 7 金属(アルミ合金) 8 表面部 14 レーザビーム 19 散布・付着用セラミック粒子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック粒子を強化材として含む金属で
    形成されると共に、ブレーキパッドとの接触面から所定
    の深さまでの表面部における上記セラミック粒子の密度
    が、他の部分よりも高い密度であることを特徴とするデ
    ィスクブレーキ用ブレーキロータ。
  2. 【請求項2】上記セラミック粒子は、アルミナ、炭化珪
    素の少なくとも一方であり、上記強化材として含む金属
    がアルミ合金であることを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクブレーキ用ブレーキロータ。
  3. 【請求項3】セラミック粒子が配合されたアルミ合金製
    ブレーキロータ基材の少なくともブレーキパッドとの接
    触面側に、酸化雰囲気中でレーザビームを照射すること
    を特徴とするディスクブレーキ用ブレーキロータの製造
    方法。
  4. 【請求項4】アルミナが配合されたアルミ合金製ブレー
    キロータ基材の少なくともブレーキパッドとの接触面側
    に、酸化雰囲気中でレーザビームを照射し、同ブレーキ
    ロータ基材の接触面側のアルミナの密度を、レーザービ
    ームを照射しない他の部分よりも高くするディスクブレ
    ーキ用ブレーキロータの製造方法。
  5. 【請求項5】セラミック粒子を鋳造限界体積率以下含む
    アルミ合金溶湯を鋳造型に流し込んでブレーキロータ基
    材を製作するステップと、 少なくとも上記ブレーキロータ基材におけるブレーキパ
    ッドとの接触面側にレーザビームを照射するステップと
    を備えたことを特徴とするディスクブレーキ用ブレーキ
    ロータの製造方法。
  6. 【請求項6】セラミック粒子が配合された金属製のブレ
    ーキロータ基材の少なくともブレーキパッドとの接触面
    側にセラミック粒子を散布・付着させると共に、同セラ
    ミック粒子を散布・付着させた部位にレーザビームを照
    射して、この散布・付着したセラミック粒子を上記ブレ
    ーキロータ基材の接触面側に固着し、上記ブレーキロー
    タ基材の表面のセラミック粒子の密度をレーザービーム
    を照射しない他の部分よりも高くするディスクブレーキ
    用ブレーキロータの製造方法。
  7. 【請求項7】セラミック粒子を鋳造限界体積率以下含む
    アルミ合金溶湯を鋳造型に流し込んでブレーキロータ基
    材を製作するステップと、 少なくとも上記ブレーキロータ基材におけるブレーキパ
    ッドとの接触面側にセラミック粒子を散布・付着させる
    と共に、同セラミック粒子を散布・付着させた部位にレ
    ーザビームを照射するステップとを備えたことを特徴と
    するディスクブレーキ用ブレーキロータの製造方法。
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