JPH09207413A - 電子的画像処理装置の駆動方法 - Google Patents

電子的画像処理装置の駆動方法

Info

Publication number
JPH09207413A
JPH09207413A JP8318149A JP31814996A JPH09207413A JP H09207413 A JPH09207413 A JP H09207413A JP 8318149 A JP8318149 A JP 8318149A JP 31814996 A JP31814996 A JP 31814996A JP H09207413 A JPH09207413 A JP H09207413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mark
machine
image
job
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8318149A
Other languages
English (en)
Inventor
Marc W Webster
ダブリュー.ウェブスター マーク
Iii Daniel L Mccue
ローレンス マクキュー ザ サード ダニエル
Paul A Rulli
エー.ルリ ポール
John O Walker
オー.ウォーカー ジョン
William K Stumbo
ケー.スタンボ ウィリアム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JPH09207413A publication Critical patent/JPH09207413A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6538Devices for collating sheet copy material, e.g. sorters, control, copies in staples form
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00912Arrangements for controlling a still picture apparatus or components thereof not otherwise provided for
    • H04N1/00954Scheduling operations or managing resources
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32561Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device using a programmed control device, e.g. a microprocessor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0002Handling the output data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自律マシンモジュールから文書出力ターミナ
ルを開発する。 【手段】 コントローラ74と複数の資源76、78、80を含
む電子的画像処理装置を所与のジョブ要求に応答して駆
動する本発明の方法は、ネットワークからジョブ要求の
第1の部分を受け取るステップを含み、前記ジョブ要求
の第1の部分を、電子的画像処理装置により処理される
第1のアセンブリツリーとして定義するステップを含
み、文書スキャナからジョブ要求の第2の部分を受け取
るステップを含み、前記ジョブ要求の第2の部分を、電
子的画像処理装置により処理される第2のアセンブリツ
リーとして定義するステップを含み、前記ジョブ要求の
第1の部分と第2の部分とを併合して第3のアセンブリ
ツリーとするステップを含み、前記第3のアセンブリツ
リーを画像処理装置に提供して処理するステップを含
む、ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標準的な制御、デ
ータ通信及び物理的インタフェースを有する自律マシン
モジュールから文書出力ターミナルを開発するためのシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来技
術としては、モジュールコンポーネントの分散ジョブス
ケージュリングを扱う米国特許第 5,363,175号(本発明
と同じ譲渡人に譲渡されている)があげられる。米国特
許出願第08/280,978号は、オペレーションタイミングデ
ータに関してプロセッサに問い合わせるコントローラを
取り扱ったものであり、コントローラはプロセッサのオ
ペレーションタイミングに従って動作するように構成さ
れる。
【0003】従来的には、マシンの表現及び制御はマシ
ンの相互接続に関する所定の仮定に基づいていた。詳細
には、この仮定は、マーカモジュールを中心としてフィ
ーダがマーカの上流にあってマーカの下流にはフィニッ
シャがあり、それらの配置は本質的には直線的であると
いうことであった。従来技術では、一般にハードウェア
及びソフトウェアを実質的に再設計しなければこの直線
的な相互接続を脱することができなかった。
【0004】このタイプの製品の開発は、通常コアマシ
ン(典型的にはマーキングエンジン)から始まり、種々
のモジュールはこのコアマシンと協働するように製造さ
れた。このアプローチでは、機能上相互依存する複数の
モジュールを含む、極めて統合的なマシンが生産され
た。かかる製品は物理的にはモジュラであった(輸送の
ために容易に分解できた)が、再構成が簡単ではなかっ
たし、一般的にはコントロールソフトウェアを大規模に
再考せずには他の製品において使用できなかった。この
タイプの開発では、モジュール開発の対象とされた製品
以外の製品と共にこのモジュールを使用することは困難
であった。物理的な考慮(例えば用紙路の高さ、位置
等)に加えて、モジュールは、ユーザインタフェース、
スケジューラ、用紙路制御等の製品の他の部分にも依存
しているのが一般的である。
【0005】例えば、1セットのコピーシートをステー
プリング(ホチキスどめ)するマシンモジュールは、マ
シンハードウェア及びソフトウェア構造に非常に左右さ
れる。これは、ステープラに送られるコピーシートセッ
トの方向づけとフォーマットが十分に限定されていなけ
ればならないことを意味する。この構成では、ステープ
リングの方法が1つだけ備わっている。しかし、いろい
ろな販売元から多様なステープリングマシンが手に入る
ので、特定のオペレーションを完了できるかどうかを決
定するために種々のステープラからのより多くの情報が
必要とされる。
【0006】すなわち、或るマシンは、表が上になった
コピーシートセットを受け取ってそれをステープリング
し、そのセットを表を下にして送出する。マシンの中に
はこれと同じ処理をして表を上にして出力するものもあ
れば、セットではなくばらのシートだけを受け取るもの
もある。文書印刷アプリケーション(Document Printin
g Application (DPA ))ISO 10175 を用いて全ての可
能な順列を記述しようとすると、一定の型にはまったキ
ーワードは忽ち扱いにくくなる。従って、スタンドアロ
ーンオペレーションが可能であり、隣接するモジュール
に反応しないモジュールを作成する必要性がでてきた。
【0007】米国特許出願第08/563,317号、08/563,873
号、08/565,189号及び08/563,817号で述べられたよう
に、特定の機能(例えば用紙送り、仕上げ、及びマーキ
ング)にかかわらず全てのモジュールを一様に扱うシス
テムを提供し、開放的な構成、即ちモジュールの数及び
シーケンスが決まっていない又は限定されていない構成
を提供することが可能である。また前掲の出願で述べら
れたように、一様に記述された一般的なIDを各モジュ
ールに提供し、このIDがコントローラに運ばれるとコ
ントローラが複数の記述を単一のマシン記述に構成する
ようにすることも可能である。このように、接続された
モジュールの幾何学的構成にかかわらず、マシンは所与
のジョブを完了するように動作する。モジュール、フィ
ーダ、マーカ又はフィニッシャの構成は関係ない。マシ
ンがジョブを操作して完了させるのにマーカさえも存在
しなくてもよいかもしれない。言い換えると、必ずしも
マーカが1つだけ存在する必要もなければマーカが存在
する必要も全くなく、所与のジョブ要求を完了する任意
の数のフィーダやフィニッシャが存在することもでき
る。前掲の出願を参照すると、種々のマシンモジュール
を均一に扱うシステムを提供することもできるが、それ
相当の制約がある。詳細には、制約と一致する種々のト
ランスデューサの入力と出力との間の一連の転送を見い
だすことにより、モジュールをトランスデューサをとし
て定義して調整を行うことができる。
【0008】上述のようにモジュラの均一性を達成し、
開放的な構成を提供するには、詳細にいえば、制約と一
致するトランスデューサの入力と出力の間の一連の転送
を見いだすことによりモジュールをトランスデューサと
して定義してモジュールをコーディネートするには、こ
の均一性を受け入れるようにジョブ要求又は「文書」を
表す必要がある。したがって、本発明の目的は、マシン
から独立し、印刷準備の整ったジョブ要求又は「文書」
表現を提供することである。本発明の別の目的は、アセ
ンブリツリー表現を提供し、選択されたアクションで文
書を記述するのではなく共通した様式で文書を記述する
ことである。
【0009】しかしながら、共通した記述で文書を記述
することができ、任意の文書出力ターミナルが特定のジ
ョブ要求又は文書を生成できるプランを提供することも
必要である。成果を達成するために一旦ジョブ要求が特
定のモジュールから独立して普遍的に表現されると、最
終的に文書又はジョブ要求は特定のモジュールにより生
成されなければならない。
【0010】従って本発明のまた別の目的は、能力を有
するコンポーネントにより表現された出力ターミナルと
共にジョブ要求の一般的表現を出力ターミナルの能力に
マッピングできるようにすることである。本発明のさら
に別の目的は、ジョブ要求のアセンブリツリー表現を生
成ツリーに変換することであり、この生成ツリーのノー
ドは出力ターミナルの能力を表し、そのエッジは画像、
シート及びコンパイルの移送を表す。また本発明は、部
分的な又はタイミングのとられていない生成ツリーを選
択的に提供して所定の出力ターミナルの動作又は選択さ
れた診断ルーチンを特定することを目的とする。本発明
はさらに、アセンブリツリーコンポーネント及び部分的
な生成ツリーコンポーネントで文書を定義できるように
することである。本発明の他の利点は、以下の記載を読
み進めるにつれて明らかになるであろう。本発明の特徴
は、特許請求の範囲において詳細に述べられる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、任意の
構成で複数の資源と1つのコントローラとを備える電子
画像処理装置が提供される。各資源は、協働する資源の
動作能力に関連するデータを格納する協働プロセッサを
含む。コントローラは、各プロセッサの動作能力に従っ
て動作するように画像処理装置を動的に構成するように
使用されると共に、1セットのシートを定義してシート
のコンパイルを特定する画像のコンビネーションとして
処理要求を定義するように使用される。処理要求は、ア
センブリツリー関係に変換され、付加的なアセンブリツ
リーに併合されてジョブ要求が公式化される。コントロ
ーラは、画像、コピーシート及びコピーシートのコンパ
イルのアセンブリツリー関係とモジュールの各々の動作
能力に関連するデータに応答し、画像処理装置を動作さ
せるタイミング関係を含むモジュールの動作能力の生成
ツリー関係を提供する。さらに生成ツリー関係が、モジ
ュールの能力に依存しない第1セグメントと、選択され
たモジュールの選択された能力に依存する第2セグメン
トとにジョブ要求の任意の定義を行うと、画像処理装置
がオペレータの入力した制約に基づいて部分的に構成さ
れる。この方法はさらに、選択的な診断の適応制御を可
能にする。
【0012】本発明の請求項1の態様は、所与のジョブ
要求に応答して電子的画像処理装置を駆動する方法であ
って、該画像処理装置はコントローラと複数の資源を含
み、前記資源は任意の構成にあり、各資源は協働するプ
ロセッサを含み、各プロセッサは協働する資源の動作上
の制約に関するデータを格納する。前記画像処理装置
は、前記資源を動作させるようにプロセッサをコントロ
ーラに相互接続するバスを含み、該コントローラはネッ
トワーク及び文書スキャナに接続される。前記画像処理
装置の駆動方法は、ネットワークからジョブ要求の第1
の部分を受け取るステップと、前記ジョブ要求の第1の
部分を、電子的画像処理装置により処理される第1のア
センブリツリーとして定義するステップと、文書スキャ
ナからジョブ要求の第2の部分を受け取るステップと、
前記ジョブ要求の第2の部分を、電子的画像処理装置に
より処理される第2のアセンブリツリーとして定義する
ステップと、前記ジョブ要求の第1の部分と第2の部分
とを併合して第3のアセンブリツリーとするステップ
と、前記第3のアセンブリツリーを画像処理装置に提供
して処理するステップを含む。
【0013】本発明の請求項2の態様は、上記請求項1
の態様において、ネットワークと文書スキャナのうちの
1つからジョブ要求の第3の部分を受け取るステップを
含む、ことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項3の態様は、上記請求項1
の態様において、前記ネットワークがファクシミリデバ
イスを含み、該ファクシミリデバイスからジョブ要求の
第3の部分を受け取るステップを含む、ことを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、片面印刷出力又は両面印
刷出力のできるオンデマンド印刷装置の用紙路の簡略平
面図である。この装置では、印刷を要求される画像を表
すデジタルビデオ信号ストリームにより、所望の画像が
プリントシートの選択された側に形成される。詳細に
は、図1で示される構造は静電写真プリンタ用である
が、本発明はインクジェット等の他のタイプの画像形成
技術にも同様に適用できることが理解されるであろう。
概して参照番号10で示される印刷装置は、画像が印刷
されるシートのスタックを1つ以上含み、これらスタッ
クは参照番号12a及び12bとして示されている。例
えば、スタック12a及び12bの中の用紙シートは、
例えばサイズやカラーが異なっていたり、レターヘッド
が予め印刷されていたりする点で異なっている。シート
上に画像が作成される必要がある場合、所望のタイプの
シートがスタック12a又は12bからそれぞれのフィ
ーダ14a又は14bによって引き出され、個々のシー
トはデュプレックスループ16に供給される。
【0016】デュプレックスループ16は典型的に、摩
擦、静電気、吸引、その他手段により複数のシートを保
持できるエンドレスベルトの形態であり、デュプレック
スループ16のベルトの外側のシート面に特定シートが
画像を受け取る時までシートはベルトに保持される。図
1で示される構造では、デュプレックスループ16のベ
ルトの外側の面上にシートが「のっている」ように意図
される。デュプレックスループ16の一つの部分に沿っ
て、デュプレックスループ16のベルトは、参照番号1
8で示される受光体(例えば感光体)ベルトと接触す
る。デュプレックスループ16と受光体ベルト18の近
接するポイントに転写コロトロン20を設けることがで
き、その機能についてはゼログラフィの当業者にはよく
知られている。
【0017】図1で示される印刷装置のゼログラフィベ
ースの実施形態では、ここでは「イメージャ」と総称さ
れるデバイスが受光体18の表面上に静電潜像を形成す
る。イメージャ22は、印刷される所望の画像を表すデ
ジタル信号のシーケンスを受け取る機能を有し、変調レ
ーザ走査ビーム等の物理的表現を出力して受光体18上
の選択された領域を像様に放電し、印刷を望まれる画像
を表す静電潜像を形成する。電子写真技術で知られるよ
うに、帯電バーや現像ユニット(図示せず)等の受光体
18の経路に沿う他のステーションもまた、受光体ベル
ト18上に所望の現像画像を形成するのに必要である。
受光体18上でトナー粒子で形成された反転画像の形態
であるこの現像画像は次いで、デュプレックスループ1
6の外側面上にのっているシートに対して利用されるこ
ととなる。
【0018】画像がイメージャ22により受光体ベルト
18上に形成され、(図示しない手段によって)現像さ
れた後、受光体ベルト18が移動することにより、スタ
ック12a又は12bからデュプレックスループ16の
外側の面にのせられて送られてくるシートと現像された
トナー画像が密接に接触することになる。転写コロトロ
ン20では、受光体18上で像様に配置されたトナー粒子
が、転写コロトロン20によりシート表面に静電的に転
写される。そのすぐ後で、トナー画像がデュプレックス
ループ16の経路に沿ってフューザ24を通過される
と、当該技術で知られるようにトナー画像がシート外側
面に永久に定着される。フューザ24のすぐ下流におい
て、デュプレックスループ16に沿うシートの外側面に
所望の画像が形成される。ここで、その上に画像を有す
るシートがシステムの外に出力される必要がある場合に
は、ルータ26(図1ではその単純な設計が示されてい
るが、技術においては種々のデザインが知られている)
等のデバイスにより、シートがデュプレックスループ1
6から離されて、例えば矢印28で示される経路を通し
てプリンタから出力される。この出力されたシートは、
トレイに直接出力されてユーザにピックアップされる
か、又は印刷装置のより大きな構造に従ってソータデバ
イスやステープリンデバイスに送られることができる。
【0019】なお、受光体18、イメージャ22及び転
写コロトロン20のような、図1で示される装置の静電
写真に関する特定装置は、インクジェットプリントヘッ
ド等のシートの片面に画像を形成する他の技術を備える
等価装置に置き換えられることができる。また、ここで
述べられるイメージャ22は、イメージャ22を介して
出力されるページ画像(「デジタルビデオ」画像)の順
序にユーザが無制限の制御を有すると仮定する。しかし
ながら、作成される画像のソース自体が自動的に供給さ
れた1セットのハードコピー画像である場合、即ち印刷
システム全体がコピー機として動作する場合には、原稿
の供給により、プリンタの作成する画像の最適な順序に
所定の制約がつくられる。大抵は、オリジナルのハード
コピー画像をデジタル化(デジタル信号に変換)し、得
られたデータを電子的に格納して、必要に応じてデジタ
ルベースのイメージャ22にそのデータを送信すること
が好ましい。
【0020】図2では、フィーディング及び/又はフィ
ニッシング(仕上げ)デバイスを備えられたプリンタに
より提供される標準的な従来技術のインタフェースが示
される。詳細には、スクリーンを有するユーザインタフ
ェースを含むマーキングエンジン又はプリンタ40は、
文書フィーディングデバイス42と文書フィニッシング
デバイス46及び48に相互接続される。周知のよう
に、フィーディングデバイスは用紙のような印刷媒体の
ソースであり、プリンタ40に印刷プロセスを行うため
のストックを提供する。フィニッシングデバイスは、ソ
ータ、コンパイラ、ステープラ、フォルダ又はトリマ等
の適切なデバイスであることができる。フィーディング
デバイスは用紙トレイであり、プリンタに対して印刷可
能なストックの選択レベルを増大するために必要であ
る。
【0021】フィーディング/ フィニッシングデバイス
がプリントエンジンに物理的に取り付けられることによ
り、シートがプリントエンジンに供給されることができ
たり、あるいはシート若しくはセットがプリントエンジ
ンからフィーディング/ フィニッシングデバイスに移送
されることができる。フィーディング/ フィニッシング
デバイスは、或るデバイスから別のデバイスへとシート
若しくは用紙セットが転送されることができるように相
互接続される。
【0022】従来技術のデバイス同士は、図2で示され
るように上流に内部トレイがあり、下流にフィニッシャ
があるというように1つのプリントエンジンを有する直
線的関係にあるのが一般的である。スタンドアロンオペ
レーションが可能であり、その制御が隣接モジュールに
依存しないモジュールを形成する必要がある。その解決
法は、標準的な制御、データ通信及び物理的インタフェ
ースを有し、各モジュールが隣接モジュールに無反応で
あり、全モジュールが一般的な技術を用いて操作される
ことのできる自律マシンモジュールを開発することであ
る。文書出力ターミナルは、物理的マシンモジュールの
集合を統合化することにより形成される。マシンモジュ
ールはスタンドアロン型であり、他のマシンモジュール
にとらわれることがないので、モジュール同士の自由な
ミックス及びマッチングが可能である。このアプローチ
の重要な点は、フィーダ、マーカ又はフィニッシャが等
しく扱われるかどうかには関係なく、文書出力ターミナ
ル(DOT)の全マシンモジュールが、図3、図4及び
図5で示されるように、例えばマーカの後にフィーダが
あったり、一列又は並列にタンデム型のマーカがあった
り、マーカがなくてフィーダとフィニッシャだけであっ
たり、というように今までにない形態をとれる点であ
る。
【0023】例えば図3は2つのマーカ50、52が一
列に並び、1つのフィーダ54と2つのフィニッシャ5
6、58を有する形態を示している。図4は、マーカ6
0、62が並列に並び、フィニッシャ64を有し、フィ
ーダモジュールを有さない形態を示している。図5は、
フィーダ66、68、70がフィニッシャ72に接続さ
れ、マーカモジュールを有さない形態を示す。種々の形
態における制約は単に、マシンモジュールの入力及び出
力がマッチしなければならないことである(即ち、セッ
トを出力するモジュールをシートを入力するだけのモジ
ュールに接続することはできない)。
【0024】複数のマシンモジュール又は機能(設備)
は任意の形態とされることができるので、少数のモジュ
ールで多数の形態をとることができ、それぞれの形態は
顧客の様々なニーズに応じることができる。例えば、一
連の10個のモジュールを用いて50種類の形態を生成
することができ、50の異なるタイプの顧客ニーズに応
じることができる。自律マシンモジュールを使用すれ
ば、これは無理なことではないが、自律マシンモジュー
ルを使用しなければ、多くの異なる種類のニーズに応じ
ることは非常に困難であろう。一連のマシンモジュール
が一旦開発されると、特定の顧客ニーズに対して新たな
マシンを製造することは忽ち大仕事となるおそれがあ
る。理想的なケースでは、どのマシンモジュールがいく
つ必要であるのかを選択して、それらを顧客の必要とす
る形態にあてはめるだけでよい。他のケースでは、おそ
らくいくつかのモジュールが既に存在しているが、或る
モジュールを自律マシンモジュールとして動作するよう
に開発する又は用いる必要があるだろう。しかしなが
ら、こうすることが、全く新たなマシンを開発するより
もずっとはやいといえる。
【0025】マーク機能コントローラは、フィーダモジ
ュール、マーカモジュール、フィニッシャモジュール及
び出力モジュールの全体的な接続形態をマネージメント
し、調整し、表現する。これらを総称してマシンモジュ
ールとよぶ。マシンモジュール(複数)の形態化のため
にマーク機能コントローラが1つ存在する。マーク機能
コントローラと共にマシンモジュールのこの集まりを文
書出力ターミナル又はマーク機能と呼ぶ。
【0026】マーク機能の基本概念は、分解装置、スキ
ャナ、ファイルシステム等の種々のソースから入ってく
るジョブが、どこにあるのかに関係なく、そしてどの物
理的マシンモジュールがDOTを構成するかには関係な
く、共通のマーク機能インタフェースに送信できること
である。マーク機能コントローラは、(本発明に従うア
センブリツリーを介して主に述べられる)マシン独立型
のマークジョブを受け取り、特定マシンの形態にそれを
マッピングし、そのジョブを実行するようにマシンモジ
ュールを調整する役割を負う。
【0027】なお、マーク機能コントローラは画像経路
には関係ない。しかし、マーク機能コントローラは、画
像ローダと密に作用しあう。画像ローダは、決められた
時間内にさらなる処理が行われることのできる画像経路
における境界点である。マーク機能コントローラの見解
から、画像ローダは「画像流量制御バルブ」としての働
きを有し、マーク機能コントローラは、画像ローダを介
する「画像のフィーディング」を、シートのフィーディ
ングと共に、そしてシートのフィーディングと同様にコ
ーディネートする。
【0028】図6は、マーク機能コントローラがマーク
機能インタフェースのクライアント及びマーク機能の種
々のモジュールと如何に相互作用するかを示す。詳細に
は、破線84で示されるページレベル制御パスにより任
意のマシンモジュール76、78及び80と画像ローダ
82とに相互接続されるマーク機能コントローラ74が
示されている。また、サービスレベル制御パス83又は
ジョブレベル制御パス88により相互接続されるプリン
トサーバ86と分解機能87もコントローラ74に接続
されるように示されている。画像ローダ82は、点線9
0で示されるページレベル画像パスにより分解機能87
と例えばマーカモジュール78との間に接続される。コ
ピーサービス、走査機能、及びファイルシステムのよう
な他のオペレーションもシステムの一部であることが可
能である。この図は、例示の構成であって必要構成では
ない。サービスレベル制御パス83は、全てのマーク機
能の制御(例えば、機能の中止、機能の再開、マークジ
ョブの依頼、マークジョブのキャンセル等)を提供す
る。ジョブレベル制御パス88はジョブ記述の流れ(す
なわちアセンブリツリー)を構成するために使用され、
ページレベル制御パス84は本質的にページのスケジュ
ーリングに使用される。
【0029】マーク機能コントローラは、いろいろな要
求に応じる。詳細には、マーク機能コントローラは、文
書出力ターミナル(DOT)の制約内でオペレータの要
求をDOTが生成することを保証する。ジャム又は他の
変則(例えばクラッシュ)が生成中に発生した場合に
は、損失された部分や二重になった部分が出力に存在し
ないことをリカバリが保証しなければならない。マーク
機能コントローラは、資源(用紙、画像)が利用できる
時にはいつも文書出力ターミナルが一定の速度で駆動さ
れることを保証する。この必要条件は、特定のモジュー
ルのページオーダー要求の特性にかかわらず、マーキン
グモジュールに画像を安定して供給することを保証する
ために必要な、いかなるバファリング機能をもマーク機
能コントローラが制御することを意味する。さらにそれ
は、マーク機能コントローラはマークジョブ(マーク機
能コントローラに入力されるジョブ記述)の流れを作成
して、中断されない印刷物の供給を保証できなければな
らないことを意味する。
【0030】さらに、マーク機能コントローラは全ての
DOTに対する共通のマーク機能インタフェース(ソフ
トウェアインタフェース)を支持しなければならない;
全てのDOTは同一のソフトウェアインタフェース、即
ちマーク機能インタフェースを介して制御される。マー
ク機能コントローラはアーキテクチャにより支持される
全てのデバイスに対してマーキング、フィーディング及
びフィニッシングに対する均一のマシンモジュールイン
タフェースを提供しなければならない。マーク機能コン
トローラは、ジョブショップスケジューリング(別名ワ
ークフローマネージメント)を可能にする情報を提供し
なければならない。これは「ジョブを完了する時間」の
推定を含む。この推定は、予測できるスキップピッチ等
の要因と統計学的に予測できる要因を含む;この推定
は、予期不可能なスキップピッチ(例えば予期できない
ジャム)を考慮しない。マーク機能コントローラはま
た、複数のDOTにおけるプリントジョブのロードの均
衡を可能にする情報をクライアントに提供する。
【0031】また、マーク機能コントローラは、マーク
機能のクライアントに対して、DOTの能力及びDOT
の現在の状態に関する情報を含むDOTに関する利用可
能な情報を作成する。マーク機能コントローラは、マー
ク機能インタフェースのクライアント(単数又は複数)
に関する知識を埋め込まれていない。すなわち、マーク
機能コントローラの実行はソースに依存してはならな
い。マーク機能コントローラアーキテクチャは、マシン
モジュールの特定的な先天的知識を有さない。詳細に
は、マーク機能コントローラがマーカモジュールを物理
的にパッケージされるとしても、マーカ機能コントロー
ラ実行ソフトウェアは、マーカモジュールに関する先天
的知識を有さない;マーク機能コントローラは、マーカ
モジュールから完全に独立している。さらに、マーク機
能コントローラの根本技術も同じようにマシンモジュー
ルから独立しているべきである。なお、資源の要求を減
少するために特定の実行が所定セットの構成(形態)に
対して「整えられている」又は「予めセットされてい
る」ことができる。
【0032】マーク機能コントローラは画像オブジェク
ト内容、処理要求及び表現に関する知識を有さない。画
像ローダ82は、画像処理及びハードリアルタイムバフ
ァリング、マーク機能コントローラとマーキングモジュ
ールとの間のデータの転送及び、同期化を実行する役割
を有する。マークジョブの生成に関する情報(例えばス
キップピッチ、刷数等)はマーク機能のクライアントが
利用できなければならない。マーク機能コントローラ
は、マシンモジュールのタイミング依存性からマーク機
能のクライアントを隔離する。またマーク機能コントロ
ーラはジョブの流れの作成、即ち現行のマークジョブ
(単数又は複数)が処理されている間に新しいマークジ
ョブを処理すること、ができなければならない。目的
は、現行のジョブから次のジョブへの移行中に生産を続
けることである(即ち、「サイクルダウン」せず、スキ
ップピッチを最小化する)。マーク機能コントローラ
は、流れ印刷、即ち全体的なアセンブリツリー又は全ソ
ース画像が受け取られる前にマーキングモジュール、フ
ィーディングモジュール及びフィニッシングモジュール
を駆動することができる。
【0033】図7は、マーク機能コントローラのハイレ
ベル構造図である。制御パスは実線の矢印112で示さ
れ、画像パスは点線の矢印102で示される。マーク機
能コントローラ74は、プリントサービスやコピーサー
ビスのようなマーク機能のクライアントからマークジョ
ブ記述を受け取る。このジョブの主な構成要素は、生成
される文書(単数又は複数)の物理的アセンブリを特定
するアセンブリツリーである。アセンブリツリーの定義
は、ジョブを生成するDOTから独立している。アセン
ブリツリーは、マーク機能コントローラの外部に格納さ
れる画像を参照する。ジョブは、マークジョブキュー9
4においてキューされ、次いでスケジューラ96に送ら
れて実行を開始される。
【0034】スケジューラは、パワーアップ時にマーク
機能コントローラにアップロードされ、制約記憶装置1
10に格納される能力及び制約に関してマシンモジュー
ルを理解しモデリングする。スケジューラ96は、種々
のマシンモジュール104、106、108(例えばフ
ィーダモジュール、画像パスモジュール、マーカモジュ
ール、フィニッシャモジュール及び出力モジュール)を
コーディネートしてジョブを生成する。スケジューラは
また、別のマシンモジュールとちょうど同じようにスケ
ジューラにより監視される画像ローダ98を調整する
(用紙ではなく画像を供給するもの)。画像ローダは
「流量制御」バルブとして作用し、画像ストアから画像
を取り出し、それら画像をスケジュールされた時間にマ
ーキングモジュールに転送する。なお、2つの全く独立
したパス、即ち制御パスと画像パスが存在する。これら
の2つのパスは画像ローダで交差する。
【0035】マーク機能コントローラは、マーク機能ク
ライアントからマークジョブ及び他の通信を受け取り、
マシンモジュールの全体的なオペレーションを制御す
る。マシンモジュールの1つの構成(形態)につきマー
ク機能コントローラが1つのみ存在する。マシンモジュ
ールは、まさに1つのマーク機能コントローラにより制
御される。マシンモジュールの構成は、複数のマークエ
ンジン(例えばカラーマークエンジン、及び黒/白マー
クエンジン、両者はエンベロープスタッファ(envelope
stuffer)に送られる)を備えたり、マークエンジンを
含まない(フィーダだけを含み、フィーディングされた
ものを直接フィニッシャに送る)といったモジュールの
任意の組み合わせを備えることができる。
【0036】マーク機能コントローラの重要な機能は、
形態(構成)から独立し、時間から独立したマークジョ
ブ仕様を、形態及び時間に依存する種々のマシンモジュ
ールの動作に変換し、それらの動作をコーディネートす
ることである。マーク機能コントローラは、マシンモジ
ュールをトランスデューサとみなし、このトランスデュ
ーサはワークユニット(シート、画像及びコンパイル)
を入出力すると共にこれら入出力に制約を有する。従っ
てマークスケジューリングは、その構成における種々の
マシンモジュール同士間でマッチングされた入力と出力
のタイミングのあったシーケンス(即ち転送)を計画し
てコーディネートすることを含む。マシンモジュール
は、それらのモジュールの入力と出力のタイミングのあ
ったシーケンス(例えば3700という時間にシートを受け
取り、4200という時間に画像を受け取り、時間8200でプ
リントを出力する)を、それらが委ねられる変換を実行
するのに必要な電気的、機械的な事象に変換する役割を
有する。なお、マシンモジュールは絶対時間に関してマ
ーク機能コントローラと通信するが、これはモジュール
内部のマシン制御が絶対時間を使用しなくてはならない
ということではない。そうではなく、いくつかのマシン
モジュールは絶対時間をマシンクロックに翻訳し、従来
行われたようにそれらの全てのタイミングをマシン外ク
ロックに基づかせる。マシンモジュールインタフェース
には複数のマシンモジュールを同期させる絶対クロック
を維持するメカニズムが存在する。
【0037】マークジョブキュー94はジョブが生成さ
れることができるまでジョブを保持する。マーク機能ク
ライアントは、付加的なフレキシビリティに対してキュ
ー中でジョブを昇格及び降格する。スケジューラ96は
ジョブキューからアセンブリツリーとして表現されるジ
ョブを受け取り、それらを存在するマシンモジュールに
マッピングし、最適なオペレーションシーケンスを見出
してジョブを生成する。なお、スケジューリングの目的
で、マシンモジュールと同じマシンモジュールインタフ
ェースを用いて画像ローダ98がコーディネートされ
る。次いでスケジューラはマシンモジュールをコーディ
ネートし、それらの進行を監視し、ジャムのような問題
に反応して、最適のリカバリ戦略を決定する。
【0038】マシンモジュールは、能力とそれら能力に
おける制約(例えばシート及び画像を受け入れ、毎分1
80プリントの最大スループットでプリントアウトする
ことができる)に関して主張する。それらは各マシンモ
ジュールからスケジューラにアップロードされ、スケジ
ューラにおいて組み合わせられて全体的なマシンのモデ
ルが形成される。構造的には、スケジューラは先天的マ
シン知識を必要とせず、マシンモジュールにそれらの能
力と制約を起動時にアップロードさせる。しかし、特定
の生成プログラム実行に対して、CPU及びRAMの必
要性を少なくするために種々の最適化が行われ得る。
【0039】いくつかのマークジョブは、ジョブ開始時
に完全には提供されず、ジョブの実行中に流れに組み込
まれる。これは、ストリーム印刷と呼ばれる。スケジュ
ーラは、サブツリー拡張がツリーに組み込まれるとツリ
ーに対する拡張を認識し、アセンブリツリーの種々のノ
ードがうまく運ばれたことをマシンモジュールが示すと
そのツリーを切り取る役割を有する。何らかの命令機能
が存在する必要がある。例えば、プリントショップスケ
ジューラ(もっとハイレベルの異なるスケジューラ)は
特定のマークジョブを行う能力に関してマーク機能コン
トローラに質問し得る。実際にそれを印刷することなく
ジョブを確認するために、命令機能はマシングラフ(プ
リントマシン構成の記述)を調査し、それがジョブを実
行できる(又は実行できない)ことを確認し、もし実行
可能であれば、時間がどれだけかかるか、どれくらいで
スタートできるか等を推定する。これにより、プリント
ショップスケジューラはロード調整又はジョブ予備確認
を行ってショップの生産性を向上させる。なお、マーク
ジョブを生成する時間を推定する際には、マーク機能コ
ントローラは、予想外の用紙ジャムのような思いがけな
い状況を考慮に入れることはできない。
【0040】画像パスはマーク機能コントローラの役割
ではないが、マーク機能コントローラはそのオペレーシ
ョンを仮定する。マーク機能コントローラは、スケジュ
ーリングされるワークユニットとして(シート及びコン
パイルと同じように)画像を処理する。マーク機能コン
トローラは、画像のソースであるモジュールを、適切な
マシンモジュールとして動作してマシンモジュールイン
タフェースを提供するワークユニットとして予想する。
画像バッファ制御、画像処理、及び画像フォーマットの
消費/生成等の機能はマーク機能コントローラの範囲外
である。
【0041】マーク機能コントローラはまた、オフライ
ンフィニッシングを支持する必要がある。2つのクラス
のオフラインフィニッシングがある;即ち(1)完全に
独立したスタンドアロンフィニッシャ(2)フィーダ及
び/又はフィニッシャの構成;である。マーク機能コン
トローラは、(1)には必要ないが、(2)では必要と
なり得る。従ってマーク機能コントローラは、この状況
に適切なプラットホーム上で実行できなければならな
い。例えば、ラップトップでマーク機能コントローラを
実行させ、それをフィーダ及びフィニッシャの構成に接
続してそれらをコーディネートできることが望ましい。
【0042】マシンモジュールのシステムは、図8及び
図9で示されるように、それらの動作を特定する制約を
有するトランスデューサの集まりとしてモデル化され
る。スケジューリングは、制約と一致する種々のトラン
スデューサの入力と出力の間の転送シーケンスを見出す
ことにより行われる。これは、マーカ、フィーダ及びフ
ィニッシャのミックス及びマッチングを可能にする本質
である。詳細には、フィーダ、マークエンジン、及びフ
ィニッシャ等のマシンモジュールは、シート、セット、
プレート等の転送ユニットの入退出を許可する門を有す
るブラックボックスとみなされる。モジュールはまた、
片面対両面、又はステープリング対製本等の所望の能力
を特定するために使用される概念的な制御信号を有す
る。モジュールは、門を提供して制約と共にスケジュー
ラへの信号を制御する。制約は、その門においてブラッ
クボックスが提示できる信号のサブスペースを識別す
る。制約のあらゆる解決は、ブラックボックスの実行可
能な動作に対応し、ブラックボックスのあらゆる実行可
能な動作は制約の解決に対応する。
【0043】スケジューラは、モジュールの全てを表す
グラフを作成する。例えば図8で示されるように、特定
の制約を有するフィーダ122、124、及び画像ロー
ダ126は黒/白マークエンジン128とカラーマーク
エンジン130のどちらか一方又はそれら両方に接続さ
れる。各マークエンジンはコンパイラ/ステープラ13
2への接続に対して特定の制約を含み、そしてコンパイ
ラ/ステープラ132は次に収縮包装装置(shrink wra
pper)134への接続に対して関連する制約を含む。相
互接続と制約に基づいて、或るオペレーションは許可さ
れ、或るオペレーションは却下される。この相互関係
を、図9で示される相互接続されたトランスデューサに
より示すことができる。例えばトランスデューサ136
は、トランスデューサ148に接続され、制約138、
入力140、及び制御142に応答して出力144及び
146を提供する。出力146はトランスデューサ14
8への入力であり、制御152及び制約150に応答し
て出力154が提供される。
【0044】プリントジョブが依頼されると、スケジュ
ーラは制約を解決し、モジュールのグラフ表現のエッジ
(トランスデューサの境界)に沿った転送の一致及び時
間を特定することによりプランを作成する。スケジュー
ラが受け取るマシンモジュール記述は、構成に関するも
のである。即ち、フィーダ、マークエンジン、及びフィ
ニッシャ記述はパワーアップ時に併合されて、単一のプ
リントマシン記述が形成され、次いでそれがスケジュー
リングされることができる。
【0045】能力は、DOTマシンモジュールが用紙供
給、単純なマーキング、ステープリング等を実行できる
ことを記述する手段である。能力は、普遍的に定義され
たキーワードを用いて、ワークユニット入力、ワークユ
ニット出力、及び入力と出力の関係に関して記述され
る。マシンモジュールが実行できることを定義する従来
の手段は、それらの記述を終了結果(ステープリング、
製本等)に制限したので、マーカ、フィーダ及びフィニ
ッシャのミックス及びマッチングを行うには不十分な記
述であった。
【0046】能力は、マシン、マシンモジュール、又は
マシンモジュール内のコンポーネント等のトランスデュ
ーサにおいて表現される。能力は、トランスデューサが
実行することを定義する。能力は、どの種類のワークユ
ニットがトランスデューサのどのポートにおいて入力又
は出力されているかを識別する。能力は、ワークユニッ
トのタイミングにおける制約(例えば、シートの入力間
隔は最小でも500ミリ秒である)、又はワークユニッ
トの属性(例えば用紙サイズが17インチ未満でなけれ
ばならない)等を定義する。能力はまた、ワークユニッ
ト特性、例えばフィニッシングの変更、追加、削除等に
関して(例えば、フェースアップ(表が上)からフェー
スダウンへとオリエンテーションが変更されることを除
いて、シートの出力がシートの入力と全て同じ特性を有
するかに関して)入力と出力の間の関係を定義する。
【0047】かかるデータを記述する従来の方法を越え
る利点には以下のようなことが含まれる。従来の方法で
は、ステープラを有するマシンモジュールが単にステー
プリングを行い、DPA ISO 10175 というキーワードを
「STAPLE(ステープル)」とすることが単純に述べられ
た。しかし実際のマシン(複数)は、このオペレーショ
ンを達成する物理的な詳細においてかなり異なってい
る。従って、STAPLEと単純にいうだけではマシンモジュ
ールの集まりが要求されたジョブを実際に生成できるか
どうかを決定するのに十分な情報が提供されない。例え
ば、1つのマシンは、フェースアップ状態のセットを受
け取り、ステープリングしてフェースダウンのセットを
出力するかもしれない。別のマシンは、これと同様のこ
とをするがフェースアップ状態のセットを出力するかも
しれないし、また別のマシンはセットを受け取らずシー
トを受け取るだけかもしれない。DPA 型のキーワードを
用いて全ての異なる順列を述べようとすることはキーワ
ードの数を爆発的に増やすことになり、それは忽ち管理
不可能となる。入力、出力、そして入力と出力の関係を
断つことは、マシンが実行することを記述する問題を断
つこととなり、それによって管理が容易になる。
【0048】図9で示されるように有向グラフデータ構
造のマシングラフは、フィーダ、マーカ、及びフィニッ
シャモジュールのDOT構成を表現する手段である。従
来的には、DOTマシンはそれらの機能の合計(非常に
多くのフィーダオプション、非常に大きいマーキングス
ループット、非常に大きいフィニッシングオプション)
としてのみ表現され、トポロジーを表現しようとはしな
かった。グラフのノードはマシンモジュールを表す;有
向エッジはマシンモジュール同士間の用紙/セット/そ
の他の流れを表す。ノードは、複数の入力及び出力を有
し得る。マシンをグラフとして表すことにより、併合、
分岐、並列パス等を有するモジュールを含むマシンモジ
ュールの任意の構成が表現できる。また、マーカ中心の
パラダイムはもはや必要でなく、複数のマーカを有する
構成、又はマーカを有さない構成を表現できる。
【0049】文書出力ターミナルをスケジューリングす
ることにおいては、ページの表面にマーキングすること
等のいくつかの能力に依頼することは、ページの裏面に
マーキングすること等の他の能力に依頼することと相互
に依存している。過去には、このような相互依存性は、
この場限りで処理された。しかし、この場限りの方法
は、一般に任意のモジュールのミックス及びマッチング
を支持しない。コミットメントグループと呼ばれる一般
化された概念、即ち相互依存する能力コミットメントの
収集が必要とされる。コミットメントグループは、その
グループ内の各能力コミットメントが委託された場合及
びそのような場合にのみ委託される。
【0050】マシン構成が作成されると、マーク機能コ
ントローラはマシンモジュールの各々の能力及び制約を
アップロードし、制約を調査して相互依存性を明らかに
する。ジョブが依頼され、マーク機能コントローラがそ
の実行をコーディネートしている時には、マーク機能コ
ントローラは、ジョブを生成する能力を提示する準備を
行う際にコミットメントグループの相互依存性に言及す
ることによりコミットメントグループを識別する。コミ
ットメントグループが相互依存性の処理のための一般化
されたスキームを提供することにより、複数のモジュー
ルのミックス及びマッチングが可能となる。このさらな
る詳細については、米国特許出願第08/563,317号、08/5
63,873号、08/565,189号及び08/563,817号を参照された
い(これらの特許出願を援用して本文の記載の一部とす
る)。
【0051】本発明によれば、文書又はジョブ要求を表
現するアセンブリツリーが提供される。アセンブリツリ
ーは、マシンから独立した物理的文書構造表現である。
アセンブリツリーは、プリントエンジンによって印刷さ
れる文書を特定するために使用される。従来的には、マ
シン独立ツリー構造は、ページ記述言語レベル(例えば
ポストスクリプト(Postscript)、SPDL)で使用される
が、アセンブリツリーは分解後の段階でマシン独立ツリ
ー構造を確立する点で異なる。このような記述は、文書
出力ターミナル(DOT)のミックス及びマッチングを
可能にするのに必要である。
【0052】アセンブリツリーモデルは、デスクトップ
パブリッシングにおいて使用されるモデルの拡張であ
る。デスクトップパブリッシングシステムはしばしば、
ツリーとしてデータを組織する。例えば、テキストはワ
ードを作成するキャラクタから構成され、ワードはセン
テンス及びパラグラフを形成する。さらに、デスクトッ
プパブリッシングシステムは、テキストだけを記述する
テキストツリーとフォント及びラインハイトのようなフ
ォーマットを記述するフォーマットツリーとをしばしば
見分ける。十分に文書を記述するには、テキストはフォ
ーマットツリーに「供給される」。
【0053】この概念を拡張して、レポートのアセンブ
リ又は生成を記述するアセンブリツリーが定義される。
テキスト、フォーマット及びアセンブリの分類は、プリ
ントエンジンの点から見るとテキストとフォーマットと
他の論理内容を全く無視できるので非常に役立つ。さら
に、ツリー定義は本来反復的であり、自然に拡張可能な
記述に至る。
【0054】図10を参照すると、典型的な文書を定義
するアセンブリツリー構造が示される。典型的な文書は
一般に、複数の画像から構成される1セットのコピーシ
ートである。例えば、202に示される種々の画像は組
み合わせられてシート212、214、216、218
及び220を提供する。画像202のいずれかは幾つか
のサブ画像から生成されたものであってよいことを理解
されたい。例えば画像204はサブ画像206及び20
8が組み合わさったものとして示される。1つのシート
は画像及びサブ画像の任意の組み合わせであり得ること
も理解される。例えばシート212及び216の各々
は、2つの画像の組み合わせとして示されている。シー
トは概して複数の画像及びサブ画像を含むことが理解さ
れる。
【0055】コンパイルは複数のシートの組み合わせで
ある。例えば、コンパイル222はシート212と21
4の組合せであり、コンパイル224はシート216、
218及び220の組合せである。示されるように、コ
ンパイル222及び224は、シートをステープリング
することを目的とされる。コンパイルはシートと他のコ
ンパイルの組合せであることもできる。例えば、収縮包
装オペレーションに対するコンパイル226は、シート
210、コンパイル222及びコンパイル224のコン
パイルである。示されるように、アセンブリツリーのノ
ードは、画像、シート及びコンパイルを含む。
【0056】コンパイルは、任意の数のグルーピング又
は子孫を有し得る。シートは表面及び/又は裏面に画像
を有し得る。画像は再帰的にサブ画像を有し得る。すべ
てのノードはサイズ又は重量等の特性を有し得る。すべ
てのノードはステープリングやトリミング等のフィニッ
シング(仕上げ)仕様を有し得る。すべての特性とフィ
ニッシング識別子は、普遍的に登録されたキーワードを
介して表される。なお、ツリーは「分解後」(画像の印
刷の準備ができている)であるが、ツリーはまだマシン
から独立している。すなわち、ツリーは文書が如何に生
成されるか(タイミング、生成順序等)に関するステー
トメントを作成せず、最終的な出力に関連するステート
メントだけを生成する。このようなデータを記述する従
来の方法を越える利点は、アセンブリツリーが非常に表
現に富み、マシンから独立し、拡張的であることであ
る。ツリー構造は、あらゆる種類のプリントエンジンジ
ョブを表すことができる。これは、生成プログラムに新
しいジョブタイプを追加する必要がある度に変更されな
ければならなかった従来の仕様の重要な改善である。ア
センブリツリー仕様は特定のマシン、その構成、及び一
時的な制約から独立する。これは、プリントエンジンが
変わる度に分解装置/プリントエンジンプロコトルを変
更する必要がないことを意味する。特性及びフィニッシ
ングがキーワードを介して表されるので、新しいキーワ
ードがいつでも追加でき、表現可能なツリーの空間が広
がる(従来的にはこれらはハードコード化されてい
た)。上記効果はアセンブリツリーが真のESS/プリ
ントエンジンのプラグアンドプレイを可能にすることで
ある。
【0057】本発明によれば、物理的文書の普遍的な規
範的な表現を記述するアセンブリツリーが使用される。
アセンブリツリーは純粋に記述的であるので、アセンブ
リツリーを使用して、走査された文書、プリントエンジ
ンにおいて印刷される文書、そしてさらに捕獲とマーキ
ングの間の中間ステップにおける文書を記述することが
できる。全てのエリアをカバーするのに十分表現的であ
るフォーマットがなかったので、従来的には各ステージ
において異なるフォーマットが使用された。アセンブリ
ツリーは行われる種々のアクションを定めるのではなく
物理的な文書を単純に記述するので、アセンブリツリー
は多くの解釈において使用されることができる。例え
ば、アセンブリツリーはプリントエンジンに送られる時
には印刷される文書を示すことができる。スキャナから
受けられる時にはアセンブリツリーは走査された文書を
示すことができる。
【0058】アセンブリツリーの起源は、マシンが受け
取ることのできる、あらゆる入力ストリームである。入
力ストリームはPDLストリーム、入って来るファクシ
ミリ、又は走査画像ストリームであり得る。これらスト
リームの各々はいくつかの「ジョブレベル」情報を伴う
ことが可能である。マーク機能及びディスプレイは、ア
センブリツリーを消費するものの例である。併合は、ア
センブリツリーを消費して入力ツリーに基づいて新しい
アセンブリツリーを生成するコンポーネントの一例であ
る。このようなデータを記述する従来の方法を越える利
点は、文書を表す単一の標準形と共通のデータフォーマ
ットとを有することを含む。単一の標準形を有すること
は、システムソフトウェアを単純化し、会話等の特徴に
対する必要性を削減する。また、分解後/画像形成にあ
る物理的文書をビットとして表す単一の標準形を確立す
ることで、「プラグインコンポーネント」の新たな機会
がつくられる。例えば、第三者ベンダは、アセンブリツ
リーを消費して入力アセンブリツリーの9アップバージ
ョンである新たなアセンブリツリーを生成した「9アッ
プ」プラグインコンポーネントを作成し得る。
【0059】図11を参照すると、機能同士の間のアセ
ンブリツリー表現の転送の一例が示される。例えば、ブ
ロック230は文書の走査とアセンブリツリーフォーマ
ットへの変換を示す。ブロック232では、走査文書は
アセンブリツリーの適切な操作により1アップから4ア
ップ文書へと変換される。アセンブリツリーフォーマッ
ト中の文書又は画像は、ブロック234に示されるよう
にディスプレイされ、ブロック236に示されるように
別の電子文書への編入のための編集に送信されるか、又
はブロック238で示されるように他のアセンブリツリ
ーと併合される。ブロック238はまた、ブロック24
2及びブロック240のアセンブリツリーにおいて分解
画像を受け取り、ブロック238で併合されるように示
されている。併合されたアセンブリツリーは次いで、ブ
ロック244で示されるマーク機能に送られるか、又は
ブロック246で示されるようにファイルされることが
できる。
【0060】本発明によれば、特定の文書出力ターミナ
ル(DOT)、即ちマーカ、フィーダ及びフィニッシャ
の集まりによりマークジョブが如何に生成されるかを表
す一般的な手段である生成ツリーが提供される。生成ツ
リー構造は一般的であり、任意のDOTにおけるあらゆ
るマークジョブに対して使用されることができる。従来
的にはそのような情報は特定のDOTにカスタマイズさ
れたその場限りのデータ構造中に保持された。
【0061】生成ツリーは、ノードがDOTの能力を表
し、エッジがDOTの種々のコンポーネント同士の間の
ワークユニット(画像、シート、及びコンパイル)の転
送を示すツリー構造である。生成ツリーの構造は、どの
マシンモジュールのどの能力を用いればジョブのどの部
分が生成されるかを確立する;エッジにおけるタイミン
グは、能力がいつ及びどの順序で実行されるかを確立す
る。生成ツリーは、能力を有するコンポーネントにより
表現されたDOTのモデルと共に上述されたアセンブリ
ツリーの形態で入力マークジョブを受け取り、アセンブ
リツリーをモデルの能力にマッピングすることにより構
築される。
【0062】文書生成プランを表現する従来の方法は一
般的に、種々の第三者のマーカ、フィーダ及びフィニッ
シャのミックス及びマッチングを適応させる手段を有さ
なかった。生成ツリーは、その一般的な手段が能力に依
存するため、ミックス及びマッチングを可能にする。生
成ツリーは、マーク機能アーキテクチャにおける中心の
データ構造である。複数の製品において単一の表現を有
することで、生成ツリー、詳細には制約ベーススケジュ
ーラと相互作用するソフトウェアを十分に再利用するこ
とができる。
【0063】図12は、マークジョブ要求を実行する方
法を表す典型的な生成ツリーを示す。アセンブリツリー
は画像1を受け取るシート1、画像2を受け取るシート
2、画像3を受け取るシート3を表し、シート1、2及
び3はコンパイルされてステープリングされると仮定す
る。この結果を達成するための一般的なアセンブリツリ
ーの生成ツリー表現が示される。詳細には図12は、ワ
ークユニット、又は画像、シート及びコンパイルの流れ
が適切なタイミング指示で組織化されて結果が達成され
ることを示している。ブロック250は3700ミリ秒
でシートナンバー1がフィードされることを示し、ブロ
ック262では3800ミリ秒で生成された画像ナンバ
ー1が4200ミリ秒で適切なマーキングマシンでマー
キングされることを示している。
【0064】同様に、シートナンバー2は4700ミリ
秒でフィードされ、ブロック264で示されるように4
800ミリ秒に生成された画像ナンバー2が5200ミ
リ秒でシートナンバー2にマーキングされ、シートナン
バー3が5700ミリ秒にフィードされ、ブロック26
6で示されるように5800ミリ秒に生成された画像ナ
ンバー3が6200ミリ秒にシートナンバー3にマーキ
ングされる。ブロック268で示されるスタックオペレ
ーション又はコンパイラは5200ミリ秒にシート1を
受け取り、6200ミリ秒にはシートナンバー2を、そ
して7200ミリ秒にはシートナンバー3を受け取る。
最後に、ブロック270では7900ミリ秒にステープ
ルオペレーションが行われることが示される。
【0065】一般に、ジョブは、どのように生成される
かではなく何が生成されなければならないかだけを特定
するアセンブリツリーによってDOTに依頼される。し
かしながら、時にオペレータはジョブが生成される方法
をより制御したがる(例えばトレイ5の用紙だけを使用
することや、ステープラAを使用すること、ステープラ
Bを使用しないこと等)。生成ツリーは上述したように
まさにマークジョブが特定のDOTによって生成される
方法のプランを示すので、部分的な生成ツリーが一般的
な手段として使用されてオペレータが特定したいジョブ
の部分を特定することができる。以前にはこのタイプの
ジョブの指示を達成する一般的な手段がなかった。
【0066】本発明によれば、マークジョブが依頼され
る時には、アセンブリツリーに加えて、依頼するものは
必要に応じてタイミングのとられていない生成ツリー
(即ち、エッジにおいて定義されるタイミングエッジの
ない生成)を含み得る。含まれる生成ツリーは、ジョブ
のある部分だけが達成される方法を正確に記述する。典
型的には、生成ツリーは部分的な生成ツリーであるが、
完全な生成ツリーである可能性もある(この場合には依
頼者は、生成の全ての面が如何に実行されるかを正確に
識別した)。マーク機能はその完全な生成ツリーを構築
する際には依頼者の生成ツリーを制約として使用する。
完全な生成ツリーにおける能力は依頼者の生成ツリーに
おいて特定される能力にマッチしなければならない。依
頼された生成ツリーが部分的なものであれば、特定され
ない部分はマーク機能が選択するいかなる能力を使用し
ても実行され得る。
【0067】ジョブを生成する際のマシン依存型のアク
ションを特定する方法は、従来的にはその場限りである
と共にマシンに依存していた。かかる手段は種々のマー
カ、フィーダ、フィニッシャのミックス及びマッチング
を支持することができない。生成ツリーを使用してマシ
ン依存アクションを特定することは、能力及びコンポー
ネントの一般概念に基づき、ミックス及びマッチングを
支持する。
【0068】従来的には、すべてのDOTはモノリシッ
クであったため、診断手続きは単に、10枚のシートを
フィードして用紙経路に沿ってタイミングを測定する等
の特定のアクションを行うようにDOTに依頼した。し
かしながらミックス及びマッチングコンテキストでは、
マークエンジンの用紙経路と用紙を供給するフィーダ
は、任意の構成で構成されることのできる異なるミック
ス及びマッチングマシンモジュールにあり得る。故に、
マークエンジンの用紙経路の診断はいつシートがフィー
ドされるべきかを知ることができず、同様にマークエン
ジンも知ることができない。しかしながら本発明によれ
ば、どの用紙がいつ必要とされるかを特定するマーク機
能に部分的な生成ツリーを供給することにより、マーク
機能は他のマシンにおける種々のフィーダが診断ルーチ
ンの必要を満足するために、いつフィードを行う必要が
あるかを決定することができる。
【0069】即ち、他のマシンモジュールからの協働を
必要とするマシンモジュールにおいて診断ルーチンを実
行するために、診断サービスはマーク機能に未熟な部分
的生成ツリーを委託する。マーク機能は次いで生成ツリ
ー中で表される要求に応じるように他のマシンモジュー
ルをコーディネートする。以前には、ミックス及びマッ
チングコンテキストにおいて複数のマシンモジュール協
力を必要とする診断を達成する手段がなかった。診断動
作を特定する方法はまた、従来的にはその場限りであり
マシン依存型であった。同様にかかる手段は、マーカ、
フィーダ、及びフィニッシャのミックス及びマッチング
を支持しない。他のマシンモジュールにおいてかかる動
作を特定するために生成ツリーを用いることはまた、能
力及びコンポーネントの一般概念に基づき、より多才で
選択的な診断を提供する。
【0070】特定の装置に関連して本発明を述べたが、
多くの変形、変更及びバリエーションが当業者には明ら
かであることが明白である。従って本発明は、特許請求
の範囲の精神及び広い範囲内にある全てのこのような変
形、変更、及びバリエーションを含むものと意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が動作し得る典型的な印刷装置の関連部
分を示す簡略正面図である。
【図2】典型的な従来技術のマシン構成を示すシステム
図である。
【図3】本発明に従う即応形制御を行うことのできる任
意のマシン構成を示す図である。
【図4】本発明に従う即応形制御を行うことのできる任
意のマシン構成を示す図である。
【図5】本発明に従う即応形制御を行うことのできる任
意のマシン構成を示す図である。
【図6】本発明に従う普遍的なコントローラを示す図で
ある。
【図7】本発明に従う図6の普遍的なコントローラの制
御構造を示す図である。
【図8】本発明に従って制約を有するトランスデューサ
としてのマシン表現を示す図である。
【図9】本発明に従って制約を有するトランスデューサ
としてのマシン表現を示す図である。
【図10】本発明に従うジョブ要求の典型的なアセンブ
リツリー構成を示す図である。
【図11】本発明に従う機能同士の間のアセンブリツリ
ーの転送及び併合を示す図である。
【図12】本発明に従う印刷装置を駆動するためにアセ
ンブリツリーから変換された制約を有する典型的な生成
ツリーを示す。
【符号の説明】
74 マーク機能コントローラ 76、78、80 マシンモジュール 82 画像ローダ 86 プリントサーバ 87 分解機能
フロントページの続き (72)発明者 ダニエル ローレンス マクキュー ザ サード アメリカ合衆国 14610 ニューヨーク州 ロチェスター クローバー ストリート 1237 (72)発明者 ポール エー.ルリ アメリカ合衆国 14580 ニューヨーク州 ウェブスター シェアボーン ロード 474 (72)発明者 ジョン オー.ウォーカー アメリカ合衆国 14626 ニューヨーク州 ロチェスター ポーラ レッド レーン 56 (72)発明者 ウィリアム ケー.スタンボ アメリカ合衆国 14450 ニューヨーク州 フェアポート ベント オウク トレイ ル 17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所与のジョブ要求に応答して電子的画像
    処理装置を駆動する方法であって、該画像処理装置がコ
    ントローラと複数の資源を含み、前記資源が任意の構成
    にあり、各資源が協働するプロセッサを含み、各プロセ
    ッサが協働する資源の動作上の制約に関するデータを格
    納し、前記画像処理装置が、前記資源を動作させるよう
    にプロセッサをコントローラに相互接続するバスを含
    み、該コントローラがネットワーク及び文書スキャナに
    接続され、前記画像処理装置の駆動方法が、 ネットワークからジョブ要求の第1の部分を受け取るス
    テップを含み、 前記ジョブ要求の第1の部分を、電子的画像処理装置に
    より処理される第1のアセンブリツリーとして定義する
    ステップを含み、 文書スキャナからジョブ要求の第2の部分を受け取るス
    テップを含み、 前記ジョブ要求の第2の部分を、電子的画像処理装置に
    より処理される第2のアセンブリツリーとして定義する
    ステップを含み、 前記ジョブ要求の第1の部分と第2の部分とを併合して
    第3のアセンブリツリ ーとするステップを含み、 前記第3のアセンブリツリーを画像処理装置に提供して
    処理するステップを含む、ことを特徴とする電子的画像
    処理装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークと文書スキャナのうちの1
    つからジョブ要求の第3の部分を受け取るステップを含
    む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ネットワークがファクシミリデバイ
    スを含み、該ファクシミリデバイスからジョブ要求の第
    3の部分を受け取るステップを含む、ことを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
JP8318149A 1995-12-06 1996-11-28 電子的画像処理装置の駆動方法 Pending JPH09207413A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/567,978 US5617215A (en) 1995-12-06 1995-12-06 Assembly trees for canonical representation of documents and blending multiple functions
US567978 1995-12-06

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09207413A true JPH09207413A (ja) 1997-08-12

Family

ID=24269408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8318149A Pending JPH09207413A (ja) 1995-12-06 1996-11-28 電子的画像処理装置の駆動方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5617215A (ja)
JP (1) JPH09207413A (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5701557A (en) * 1995-11-28 1997-12-23 Xerox Corporation Machine graphs and capabilities to represent document output terminals composed of arbitrary configurations
JP3580060B2 (ja) * 1996-05-09 2004-10-20 富士ゼロックス株式会社 印刷制御装置及び方法
US5764369A (en) * 1997-03-27 1998-06-09 Xerox Corporation Method for determining port pairings of machine modules
US6972860B1 (en) 1999-11-24 2005-12-06 Xerox Corporation Encoding of requests for sample copy output in document assembly trees
US6480293B1 (en) 1999-11-24 2002-11-12 Xerox Corporation Encoding of requests for status in document assembly trees
US7075667B1 (en) 1999-11-24 2006-07-11 Xerox Corporation Use of job interrupt functionality for the production of interrupting and sample job output in digital printing systems
US7864346B2 (en) * 2000-05-16 2011-01-04 Xerox Corporation Apparatus and method for describing, planning and automatically programming complex finishing tasks
US7100911B2 (en) * 2002-02-07 2006-09-05 Bowe Bell + Howell Company Method and apparatus for assembling a stack of sheet articles from multiple input paths
US6931355B2 (en) 2002-02-26 2005-08-16 Xerox Corporation Method and apparatus for providing data logging in a modular device
JP3697217B2 (ja) 2002-03-08 2005-09-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
NL1020605C2 (nl) * 2002-05-15 2003-11-18 Ocu Technologies B V Programmeren van een afdrukopdracht.
US7072736B2 (en) 2003-08-06 2006-07-04 Xerox Corporation Method to determine when a media handling system configuration is valid and a media handling system arranged in accordance with the same method
US20110149334A1 (en) * 2009-12-17 2011-06-23 Xerox Corporation Methods and systems for processing a print job in a print shop

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5469533A (en) * 1992-07-10 1995-11-21 Microsoft Corporation Resource-oriented printer system and method of operation
US5363175A (en) * 1993-03-01 1994-11-08 Xerox Corporation Distributed job scheduling with modular components

Also Published As

Publication number Publication date
US5617215A (en) 1997-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5710635A (en) Generic assembly trees providing job control and mix and match of modules
US5604600A (en) Production trees for generic representation of document requirements for particular output terminals
US5646740A (en) Partial or untimed production trees to specify diagnostics operations requiring multiple module cooperation
US5559606A (en) Flexible configuration of document output terminals from autonomous machine modules
US5701557A (en) Machine graphs and capabilities to represent document output terminals composed of arbitrary configurations
JP3932875B2 (ja) 印刷制御方法および印刷システム
US5631740A (en) Transducers with constraints model for print scheduling
JP3920424B2 (ja) 文書処理システム
US5682247A (en) Partial or untimed production trees to specify specific output terminal operation
US8068238B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing program supporting embedded finishing manager
US8564810B2 (en) Job management apparatus, job management method, and storage medium for using information of a post-processing apparatus to manage a print job
US7742185B2 (en) Print sequence scheduling for reliability
US7916327B2 (en) Apparatus, method, and program for automatically generating a set of possible print job workflows and selecting a most secure print job workflow from the set of possible print job workflows
JP3285667B2 (ja) 画像供給方法
JP2008165732A (ja) 複数の装置を用いて印刷するためのプリントショップ管理方法および装置
US5617215A (en) Assembly trees for canonical representation of documents and blending multiple functions
US7086001B1 (en) Automatic network device selection and document delivery system
US20070233543A1 (en) Information processing apparatus, workflow generating method, and workflow generating program
JP2006301741A (ja) 印刷装置と印刷制御装置及びその印刷制御方法
US5617214A (en) Commitment groups to generalize the scheduling of interdependent document output terminal capabilities
JP3640975B2 (ja) 画像セット提供方法
US6570670B1 (en) Method and apparatus to enable job streaming for a set of commonly shared resources
JP2002082794A (ja) サーバ装置並びに画像処理装置並びに情報処理装置並びにサーバ装置の制御方法並びに画像処理装置の制御方法並びに画像処理方法並びに情報処理装置の情報処理方法および記憶媒体
US20040042035A1 (en) Image forming system and back-end processor
US5991516A (en) Print image data middle-ware

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311