JPH09207002A - 鉄道車両用車輪の切削方法及び車輪旋盤 - Google Patents

鉄道車両用車輪の切削方法及び車輪旋盤

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JPH09207002A
JPH09207002A JP3902496A JP3902496A JPH09207002A JP H09207002 A JPH09207002 A JP H09207002A JP 3902496 A JP3902496 A JP 3902496A JP 3902496 A JP3902496 A JP 3902496A JP H09207002 A JPH09207002 A JP H09207002A
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JP
Japan
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wheel
indexing
tool
cutting
chips
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JP3902496A
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Akira Takashima
明 高嶋
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床下型車輪旋盤で車輪を切削する場合に、工
具の摩耗により頻繁に工具を交換する必要があるので、
床下の狭いスペースでの交換作業が困難で、車輪切削の
能率も悪かった。 【解決手段】 鉄道車両に組込まれた鉄道車両用車輪1
を回転させながら切削する車輪の切削方法であって、ケ
ーシング41に設けられて旋回割出しをする割出し機構
9に、ボルトを介して着脱自在に締結される工具ホルダ
22を設け、この工具ホルダに車輪1の異なる加工部位
Wa,Wbを切削加工するための一対のチップ20,2
1を取付けるとともに、この一対のチップのうち少なく
ともどちらか一方のチップを二個以上取付け、ケーシン
グ41を車輪1の前記加工部位に対して所要の位置に移
動させるとともに、工具ホルダ22を割出し、所要のチ
ップを加工位置に位置させて車輪1の切削加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用車輪
(以下、車輪と記載)を切削する方法及び車輪旋盤に係
り、特に、鉄道車両に組込まれた状態の車輪を切削する
方法及び床下型車輪旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の鉄道車両の高速化,経済規模の拡
大に伴う貨車輸送量の増加,都市部における通勤地獄解
消のための客車の数の増加などにより、鉄道車両とその
車輪は多くの場面で酷使されている。その結果、鉄道車
両工場で行われている車輪の整備も、従来にも増して高
能率化が要求されている。
【0003】車輪には狭軌用から広軌用まで各種のもの
があり、その直径も例えば約600mmから約1600
mmまである。車輪は鋼製であり、鉄道車両が走行する
ことにより、線路との接触による摩耗や剥離現象,鉄道
車両の発進や停止による摩耗,線路の継ぎ目の衝撃など
によって、次第に円形を失って変形していく。車輪の踏
面(線路と接触する表面)の変形は、騒音を大きくし乗
り心地を悪くする。そのため、車輪がある程度変形した
ら、車輪旋盤により車輪の外周を再切削加工して正しい
円形にし、再び車輪として復元しなければならない。な
お、車輪旋盤で車輪を切削加工することを「削正」とも
いう。
【0004】車輪旋盤には、鉄道車両から取外した状態
の車輪を切削するタイプの旋盤と、鉄道車両に組込まれ
た状態の車輪を切削する「床下型車輪旋盤」とが知られ
ている。床下型車輪旋盤の場合には、車輪の取外し,取
付けの作業が不要で、車輪の整備の時間を大幅に短縮で
きるという利点があるので広く用いられている。特公昭
61−46241号公報,特公昭61−46242号公
報,特開平1−271103号公報,特開平5−220
603号公報及び“「車両と機械」Vol.5,No.2,第
25頁乃至第30頁:平成3年2月発行”などには、床
下型車輪旋盤に関する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】床下型車輪旋盤は、旋
盤が鉄道車両の床下に配置された状態で駆動ローラによ
り車輪を回転させながら、複数のボルトで固定された互
いに刃部の向きが異なる一対の工具(バイト)により車
輪の各加工部位を切削する。この工具は鉄道車両の床下
の加工領域にあり、しかも、駆動ローラに近接した状態
で車輪を切削するので、工具周囲のスペースは狭い。
【0006】この工具は刃部の摩耗により工具交換をす
る必要があり、その度に床下の狭いスペースで、複数の
ボルトをゆるめ、工具の取外し及び取付けをし、ボルト
で締付けて工具を交換しなければならなかった。したが
って、車輪の実切削時間が短くなって車輪切削の能率が
悪くなり、また、メンテナンス作業の大部分が、狭いス
ペースでの面倒な工具の交換作業に当てられていた。
【0007】前記各従来技術のうち、特開平1−271
103号公報及び特開平5−220603号公報には、
互いに刃部の向きが異なる工具により車輪を切削する構
成が開示されているが、容易且つ迅速に工具を交換する
ための構成については開示されていない。
【0008】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、チップが取付けられた工具ボデーの割出
し及び工具ボデーの交換が容易且つ迅速にでき、また、
一つの工具ボデーでの加工時間を延ばして工具ボデー交
換の頻度を少なくすることにより、高能率で車輪を切削
することができる車輪の切削方法及び車輪旋盤を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明に係る方法は、鉄道車両に組込まれた鉄道車
両用車輪を回転させながら切削加工する鉄道車両用車輪
の切削方法であって、刃物台本体に設けられて旋回割出
しをする割出し機構に、締結部材を介して着脱自在に締
結される工具ボデーを設け、この工具ボデーに前記鉄道
車両用車輪の異なる加工部位を切削加工するための一対
のチップを取付けるとともに、この一対のチップのうち
少なくともどちらか一方のチップを二個以上取付け、前
記刃物台本体を前記鉄道車両用車輪の前記加工部位に対
して所要の位置に移動させるとともに、前記工具ボデー
を割出し、所要のチップを加工位置に位置させて前記鉄
道車両用車輪の切削加工を行う。
【0010】前記方法を実現するための車輪旋盤は、鉄
道車両に組込まれた鉄道車両用車輪を回転させながら切
削加工する車輪旋盤であって、この車輪旋盤の刃物台に
は、刃物台本体と、前記鉄道車両用車輪の異なる加工部
位を切削加工するための一対のチップが取付けられると
ともに、この一対のチップのうち少なくともどちらか一
方のチップが二個以上取付けられる工具ボデーと、前記
刃物台本体に設けられ前記工具ボデーの前記チップを加
工位置に割出す割出し機構と、この割出し機構に対して
前記工具ボデーを着脱自在に締結する締結部材とを設け
ている。
【0011】好ましくは、前記割出し機構は、前記刃物
台本体を構成して内部に貫通孔が形成されたケーシング
と、前記貫通孔に嵌合して軸線方向に進退移動するとと
もに、内部に嵌合孔が形成された進退移動部材と、前記
嵌合孔に前記軸線方向に進退移動自在に且つ回動自在に
嵌合し、前記進退移動部材に押圧されて前記軸線方向に
進退移動して位置決めされる割出し軸と、前記ケーシン
グの後端に位置し、前記割出し軸の後端部に係合すると
ともにこの割出し軸が前進した時にこの割出し軸を所要
角度だけ回動させる回動手段と、前記ケーシングの前端
と前記割出し軸との間に設けられ、前記割出し軸が前進
したとき噛み合いを解除した前記割出し軸を回動自在に
するとともに、前記割出し軸が後退したとき噛み合って
前記割出し軸の軸線の周り方向の位置決めを行う割出し
位置決め手段とを備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態の
一例を図1乃至図6を参照して説明する。図1は床下型
車輪旋盤の部分拡大正面図、図2は図1のII−II線平面
図、図3は図1のIII−III線底面図である。図1乃至図
3において、長時間の走行により変形した車輪(鉄道車
両用車輪)1は、鉄道車両に組込まれた状態で床下型車
輪旋盤など車輪旋盤(以下、旋盤と記載)2により切削
加工される。
【0013】旋盤2は数値制御装置(以下、NC装置と
記載)により制御される。NC装置は、車輪1の切削加
工をするためのNCプログラムを加工プログラムメモリ
に記憶させておき、切削作業をする場合には必要なNC
プログラムを加工プログラムメモリから呼び出して加工
動作を制御する。旋盤2において、加工位置にある車輪
1の中心軸方向(例えば、図1における左右方向)に並
設されて対向するとともに車輪駆動部(図示せず)と左
右一対の刃物台3とにより車輪1を切削する。刃物台3
は、加工位置にある車輪1の下部に位置している。な
お、加工装置は、刃物台3の左右中心の面Cに対して左
右対称な構造なので、図1乃至図3では右側に位置する
右刃物台3を示している。加工装置を左右対称の構成に
したのは、車輪1の車軸の両端に取付けられた左右一対
の車輪部を同時に切削するためである。
【0014】車輪駆動部は、車輪1を心出し(センタリ
ング)し且つ回転させるための駆動ローラ4を有してい
る。旋盤2の転入方向から転出方向に向かって車輪1を
転入,転出させるための搬送用レール5が、床面上に敷
設されている。矢印Dの如く回転する駆動ローラ4は、
一つの車輪部につき二個ずつ合計四個設けられており、
車輪1を搬送用レール5から持ち上げた状態で車輪1を
回転駆動する。
【0015】搬送用レール5上を転がって搬送されてき
た車輪1を図示しない転入装置により転入位置にセット
すると、車輪1は自動的に旋盤2に呼び込まれて駆動ロ
ーラ4により僅かに持ち上げられて回転しながら切削さ
れる。車輪1は、切削が完了すると再び搬送用レール5
に載せられ、図示しない転出装置により自動的に転出位
置に転出されたのち送り出される。なお、車輪1の輪軸
軸線方向をZ軸方向(図1の左右方向)とし、このZ軸
と直交するとともに、刃物台3の工具が径方向に切込む
方向である上下方向をX軸(上下軸)とし、X軸,Z軸
に直交する方向をY軸とする。説明の便宜上、右刃物台
3において図1の上方を前方とし、下方を後方とする。
【0016】加工位置にある車輪1の下部には、水平方
向に延びたガイドレール6が取付けられている。ガイド
レール6は旋盤2のZ軸方向中央部にZ軸方向に向けて
配設され、Z軸方向の長さは車輪1の軸方向長さより長
い寸法を有している。ガイドレール6には左右一対のサ
ドル7a,7bが摺動自在に設けられており、右サドル
7aと左サドル7bは、各サドル7a,7bに設けられ
たZ軸用サーボモータ(図示せず)によりボールねじ
(図示せず)を介してZ軸方向にそれぞれ往復移動す
る。
【0017】右サドル7aには右クロススライド8a
が、左サドル7bには左クロススライド8bがそれぞれ
摺動自在に係合しており、右クロススライド8aには、
右刃物台3の割出し機構9が割出し軸軸線を上下方向に
向けて取付けられている。ガイドレール6の前面の上部
と下部にそれぞれ水平方向に向けて平行に形成された一
対の凸状案内面10と、サドル7a,7bに水平方向に
向けて形成された平行な一対の凹状案内部11とが係合
することにより、サドル7a,7bはガイドレール6に
案内されて左右方向に往復移動する。
【0018】サドル7a,7bの前面12側には、左右
一対でダブテール案内面を構成するガイドレール13が
上下方向に向けて平行に固定されており、クロススライ
ド8a,8bの裏面14側に平行に且つ上下方向に向け
て形成された一対の凹状案内部(ダブテール案内溝部)
15が各ガイドレール13に係合している。なお、符号
13aはテーパギブであり、符号13bはギブ押しボル
トである。右サドル7aに取付けられたX軸用サーボモ
ータ16を駆動することにより、右クロススライド8a
は、右サドル7aに対して上下方向にボールねじ16a
を介して往復移動する。右刃物台3は右クロススライド
8aの右端に、左刃物台(図示せず)は左クロススライ
ド8bの左端に、それぞれ設けられている。左右のクロ
ススライド8a,8bを左右,上下に移動させれば、左
右の刃物台3は、X軸,Z軸方向の所要位置に移動し
て、車輪1の左右の車輪部を切削することになる。
【0019】次に、刃物台3の割出し機構9について説
明する。左右の刃物台3は対称な同一の構造を有してい
るので、右側の右刃物台3の割出し機構9を例にとって
説明する。図4は図1の部分拡大断面図であり、割出し
機構9の構造と動作を説明するための図でクランプ状態
を示している。図5は図4相当の部分拡大断面図であ
り、割出し機構9の動作を説明するための図でアンクラ
ンプ状態を示している。
【0020】図1,図2及び図4に示すように、割出し
機構9は右クロススライド8aの右側端部の刃物台3の
内部に設けられている。割出し機構9の前端部には、車
輪1の第1の加工部位Waを加工する工具としての第1
のスローアウェイチップ又はチップ(以下、チップと記
載)20,20a,20bと、第2の加工部位Wbを加
工する工具としての第2のチップ21,21a,21b
とが、刃部の向きを異なるように装着されている。複数
組(例えば、二組)のチップ20,21は工具ホルダ
(工具ボデー)22に取付けられており、工具ホルダ2
2は、締結部材としてのボルト24を介して割出し機構
9の割出し軸46に着脱可能に設けられている。図2中
のZ軸方向に並んだ一対のチップ20a,21aが、現
在車輪1を加工するために使用されているチップであ
り、Y軸方向に並んだ一対のチップ20b,21bは、
予備工具としてのチップである場合を示している。
【0021】刃物台3には、車輪1の摩耗量を自動的に
計測するためのタッチセンサやロータリーエンコーダな
どを有する車輪計測装置(図示せず)が設けられてい
る。ロータリーエンコーダは、車輪1の表面に接触する
接触ローラの回転数に対応して信号を出力するようにな
っており、この信号より車輪1の直径値を演算し、この
直径値等から削正寸法のデータを作成する。刃物台3
は、加工前寸法,加工後削正寸法等に基づいて、第1,
第2のチップ20,21により車輪1を切削することに
なる。
【0022】車輪1の外周面のうち旋盤2で切削すべき
部分は、線路に接触する外周面である踏面25,踏面2
5に連続するフランジ部26,及びフランジ部26に連
続する端面である内面27である。踏面25とフランジ
部26の一部分が第1の加工部位Waであり、フランジ
部26の残り部分と内面27が第2の加工部位Wbにな
る。この加工部位25乃至27の全体を切削するため
に、取付け方向を変えて刃部の向きを異なるようにした
第1,第2のチップ20,21を、円柱形の工具ホルダ
22に取付けている。第1のチップ20aはPa位置に
割出された状態が加工位置となり、第1のチップ20b
を使用する場合はPa位置に割出して切削を行う。第2
のチップ21aはPb位置に割出された状態が加工位置
となり、第2のチップ21bを使用する場合はPb位置
に割出して切削を行う。第1のチップ20は、工具ホル
ダ22の前端外周部30にビス31を介して着脱可能に
取付けられている。第2のチップ21は、工具ホルダ2
2の前端面32にビス33を介して着脱可能に設けられ
ている。
【0023】一対の第1,第2のチップ20,21は、
工具ホルダ22の回転中心Eに対して180度離れた反
対方向に配設されている。本実施形態では、工具ホルダ
22に、前記一対の第1,第2のチップが二組、即ち、
チップ20a,20b,21a,21bが設けられてい
る。このように、工具ホルダ22には第1,第2のチッ
プが二組(チップ20a,20b,21a,21b)設
けられ、各チップは同一の角度(例えば、90度)をも
って工具ホルダ22の周方向に均等に配置されており、
工具ホルダ22を所定角度(例えば、90度)毎に割出
すことができる割出し機構9になっている。狭いスペー
スに配置される割出し機構9は、外形寸法の小さいコン
パクトな構成である。
【0024】なお、工具ホルダ22には複数組の工具が
取付けられていればよいので、例えば、三組以上の第
1,第2のチップ20,21を設けてもよいが、一方の
チップ(例えば、第1のチップ20)の摩耗が他方のチ
ップ(例えば、第2のチップ21)に比べて激しい場合
は、前記一方のチップの数を多くした場合であってもよ
く、例えば、第1のチップ20を三本とし、第2のチッ
プ21を一本としてもよい。このようにすれば、一個の
工具ホルダ22で加工できる総加工時間が延びるので好
ましい。また、第1のチップ20,第2のチップ21は
同じ種類のチップでも異なる種類のチップであってもよ
い。要するに、工具ホルダ22に取付けた時に、第1の
加工部位Wa,第2の加工部位Wbを加工するのに好適
な位置に刃部が取付けられればよい。
【0025】図4に示すように、割出し機構9は、刃物
台本体を構成するケーシング41を有している。刃物台
3のケーシング41は、クロススライド8aに一体的に
設けられており、内部には貫通孔40が形成されてい
る。貫通孔40には円筒形の進退移動部材43が嵌合し
ている。進退移動部材43は、ケーシング41に形成さ
れた流路44又は45を流れてケーシング41内に供給
される圧力油や圧縮空気など圧力流体の切換えにより、
ケーシング41内を割出し軸46の軸線方向であるF方
向に進退移動する。
【0026】進退移動部材43の内部には嵌合孔42が
形成されており、軸線F方向に延びた割出し軸46が、
嵌合孔42にF方向に進退移動自在に且つ矢印G(図
5)に示すように回動自在になっている。割出し軸46
は、進退移動部材43に押圧されて進退移動するように
なっている。ケーシング41の後端には回動手段47が
配置されており、回動手段47は、割出し軸46の後端
部48に係合するとともに割出し軸46が前進(上昇)
し、後述する割出し位置決め手段23の噛み合いが解除
された時に、割出し軸46を所要角度だけ回動させる機
能を有している。割出し位置決め手段23はケーシング
41の上端に位置し、割出し軸46の前端部49等に設
けられている。
【0027】割出し機構9は、ケーシング41,進退移
動部材43,割出し軸46,回動手段47及び割出し位
置決め手段23を含んでいる。ケーシング41はクロス
スライド8aの右側縁に一体的に形成されており、その
上下方向の長さもクロススライド8aと略同じである。
ケーシング41の前部には、上側支持部材50が位置決
めキー50aで位置決めされるとともにボルト51によ
りケーシング41に固定されている。上側支持部材50
の前端のフランジ部52と、割出し軸前端部49の下面
にボルト53を介して固定されたカップリング部材54
との間は、所定形状のカップリング歯が形成された連結
部であるカップリング部56になっており、所定の旋回
角度位置で噛み合って割出し位置決めされるようになっ
ている。
【0028】カップリング部材54は、位置決めピン5
5によって割出し軸46に対して正確に位置決めされて
いる。割出し軸46の前端部49,カップリング部材5
4,フランジ部52及びカップリング部56により、割
出し位置決め手段23が構成されている。割出し軸46
の前端部49の外周面49aには、この外周面49aか
らフランジ部52の外周面までを覆うカバー57が取付
けられている。カバー57は、カップリング部材54の
カップリング歯とフランジ部52のカップリング歯との
間のカップリング部56を覆うことにより、カップリン
グ部56のカップリング歯への切屑等の侵入を防止して
いる。
【0029】上側支持部材50は、フランジ部52と一
体化して後方に延びた円筒部58を有している。円筒部
58の外周面59は貫通孔40に密着し、円筒部内周面
60には、割出し軸46の大径部61がシールされた状
態で軸線F方向に進退移動自在に且つ回動自在に嵌合し
ている。割出し軸46の前端部49の前面には、ピン2
2aが立設されるとともにキー溝(図示せず)が形成さ
れ、工具ホルダ22にもピン穴22b及び位置決めキー
22dが形成されている。ピン22aとピン穴22bで
挿入方向が規制されるとともに周方向の位置決めがされ
た工具ホルダ22が、一本のボルト(締結部材)24に
より容易に着脱できるように締結固定されている。
【0030】工具ホルダ22にはテーパ軸部22cが、
前端部49にはテーパ穴部49bがそれぞれ形成されて
おり、ボルト24を締付けることにより、割出し軸46
と工具ホルダ22との中心は一致する。なお、締結部材
はこの方式に限定されることはなく、割出し軸46に工
具ホルダ22が容易に着脱できるものであればよい。割
出し軸46には、大径部61に連続する後方位置の中径
部63と、中径部63に連続する後方位置の小径部64
とが形成されている。小径部64の途中にはねじ65が
形成されており、ねじ65に連続する後端部48には、
キー66に係合するキー溝が形成されている。
【0031】ケーシング41の後部には、ボルト67を
介して下側支持部材68が締結固定されており、下側支
持部材68の小径部の外周面69は、ケーシング貫通孔
40に密着している。下側支持部材68の後端部には、
油圧など圧力流体や電気などにより駆動されるトルクア
クチュエータ70がボルト71により固定されている。
トルクアクチュエータ70の出力軸72には、円筒形の
連結部材73がキー73a,回り止めボルト73bを介
して固定されている。連結部材73は、キー66を介し
て割出し軸後端部48と連結している。後端部48は、
連結部材73に対して軸線F方向に摺動自在に且つ連結
部材73と一体的に回動可能である。
【0032】中径部63より外周の直径が大きいスリー
ブ74が小径部64の外周面64aに係合し、ねじ65
にねじ込まれたナット75により位置決め固定されてい
る。ケーシング貫通孔40内に嵌合する進退移動部材4
3は、矢印Gに示すように、軸線F方向に進退移動自在
になっている。進退移動部材43の上側外周端面76よ
り前方には、小径の上側環状部77が一体的に形成され
ている。上側外周端面76は上側支持部材50の下端面
78に当接可能である。上側環状部77は、上側支持部
材50の内周面60と割出し軸46の中径部63との間
に、軸線F方向に進退移動自在に嵌合しており、割出し
軸46の上側段部78aを前方に所定距離押し出すこと
ができるようになっている。
【0033】進退移動部材43の後端部に形成された小
径の下側環状部79は、下側支持部材68の内周面80
と割出し軸中径部63との間に、軸線F方向に往復移動
自在に嵌合している。下側外周端面81は下側支持部材
68の上端面82に当接可能になっており、下側環状部
79の下端面79aはスリーブ74に当接するようにな
っている。
【0034】ケーシング41内の空間は、進退移動部材
43により上側の前室83と下側の後室84とに仕切ら
れており、前室83,後室84は流路44,45にそれ
ぞれ連通している。したがって、図4の矢印B1 のよう
に、流路44を介して前室83に圧力油を供給し後室8
4を大気圧に解放すれば、進退移動部材43は後方に強
い力で付勢される。これにより、下側環状部79の下端
面79aがスリーブ74を後方に押し付けるので、ナッ
ト75を介して割出し軸46は後方に引っ張られること
になり、割出し軸46を下方に引っ張り、割出し位置決
め手段23が噛み合う。そして、割出し軸46にボルト
24で固定されている工具ホルダ22はクランプ状態に
なる。このクランプ状態で第1のチップ20a及び第2
のチップ21aは車輪1を切削する。
【0035】チップ20b,21bを割出す場合には、
図5の矢印B2 に示すように、圧力油を流路45を介し
て後室84に供給し、前室83を大気圧に解放する。す
ると、進退移動部材43が前方に付勢されるので、上側
外周端面76が上側支持部材50の下端面78に当接す
るまで上側環状部77が割出し軸46の上側段部78a
を前方に押し付ける。これにより、割出し軸46は所定
のストロークだけ前方に移動するので、カップリング部
56のカップリング歯の噛み合いが解除されることにな
り、割出し軸46及び工具ホルダ22が回動可能になっ
て、工具ホルダ22はアンクランプ状態になる。次い
で、トルクアクチュエータ70を駆動して、出力軸7
2,連結部材73及びキー66を介して割出し軸後端部
48を所定角度だけ回転させる。すると、割出し軸4
6,カップリング部材54及び工具ホルダ22が、一体
的に矢印Gの如く回転する旋回割出し動作を行って位置
決めされる。
【0036】その後、図4に示すように、圧力油の供給
を矢印B1 のように前室83側に切換えれば、進退移動
部材43は後方に付勢される。これにより、前記動作と
同様にして割出し軸46が後退してカップリング部56
のカップリング歯が噛み合い状態になって、割出し軸4
6が位置決めされ且つ後方に付勢されてクランプされ
る。このように、圧力油の切換え及びトルクアクチュエ
ータ70の駆動により、クランプ動作,アンクランプ動
作,旋回割出し動作及びクランプ動作を順に繰り返す。
【0037】次に、車輪1を切削する方法について、図
6のフローチャートを参照して説明する。本発明に係る
方法は、鉄道車両に組込まれた状態の車輪1を、駆動ロ
ーラ4で回転させながら、第1,第2のチップ20,2
1により切削加工する方法であって、刃物台3のケーシ
ング41に設けられて旋回割出しをする割出し機構9に
一本のボルト24など締結部材を介して着脱自在に締結
される工具ホルダ22を設け、この工具ホルダ22に車
輪1の異なる加工部位Wa,Wbを切削加工するための
一対の第1,第2のチップ20,21を取付けるととも
に、この一対のチップ20,21のうち少なくともどち
らか一方のチップ20,21を二個以上取付ける。そし
て、クロススライドを車輪1の加工部位Wa,Wbに対
して動かして、刃物台3を所要位置に移動させるととも
に、工具ホルダ22を割出し、第1のチップ20をその
加工位置Paに位置させて第1の加工部位Waを切削
し、次いで、第2のチップ21をその加工位置Pbに位
置させて第2の加工部位Wbを切削加工する。
【0038】第1,第2のチップ20,21が摩耗など
により工具寿命に達した時は、予備のチップを順次割出
して車輪1を切削する。車輪1を切削する手順のNCプ
ログラムは加工プログラムメモリに予め記憶されてい
る。NC装置は、必要なNCプログラムを加工プログラ
ムメモリから呼び出して旋盤2の加工動作を制御する。
【0039】図6に示すように、切削作業を開始する時
は、まず最初に、刃物台3が待避位置にあることを検出
手段(図示せず)により確認する(ステップ101)。
次に、鉄道車両を搬入し、搬送用レール5上を転がって
きた切削前の車輪1を、転入装置(図示せず)により転
入させて転入位置にセットする。この時、駆動ローラ4
は下降位置にある(ステップ102)。駆動ローラ4を
上昇させて、搬送用レール5より車輪1を僅かに持ち上
げる(ステップ103)。
【0040】次いで、左右両方の車輪部を同時に計測し
て摩耗量を測定する。この削前計測は、左右の刃物台3
にそれぞれ取付けられた図示しない車輪計測装置により
行う。例えば、刃物台3の上部に装着されたセンサによ
り、車輪直径等を自動的に計測する(ステップ10
4)。NC装置は、こうして計測された車輪直径等のデ
ータに基づいて車輪部の削正寸法を決定する(ステップ
105)。
【0041】次に、使用予定の第1,第2のチップ2
0,21が使用可能な状態か否か、又は、使用累積時間
が工具寿命設定時間に達したか否かを判別する(ステッ
プ106)。使用可能な場合には、駆動ローラ4を駆動
することにより、車輪1を所定の回転数で回転させる。
さらに、Z軸用サーボモータ及びX軸用サーボモータ1
6を駆動して、刃物台3をZ軸,X軸方向にそれぞれ移
動させる。こうして、割出し機構9のチップ20,21
を所要位置に移動させることにより、両方の車輪部をほ
ぼ同時に切削する。車輪部を切削する場合には、通常は
一つの車輪1に対して、一回又は切込量を変えながら複
数回切削する(ステップ107)。
【0042】ステップ106で、使用予定の第1,第2
のチップ20a,21aのいずれか一方又は両方が使用
不可能な工具寿命に達した場合には、割出し機構9の上
述のアンクランプ動作,旋回割出し動作,クランプ動作
の順で工具ホルダ22を旋回させて必要な予備のチップ
20b,21bを割出してクランプした後、前述と同様
にして両方の車輪部を切削する(ステップ108)。切
削作業が終了すると、駆動ローラ4を停止して車輪1の
回転を止め、前記車輪計測装置により両方の車輪部を削
後計測して高精度な切削がなされたことを確認する(ス
テップ109)。
【0043】次いで、刃物台3を待避位置に後退させた
後、駆動ローラ4を下降させる(ステップ110)。車
輪1を転出装置により転出位置に転出させ、次の車輪を
切削するか否かを入力データから判別する(ステップ1
11)。切削する場合にはステップ101に戻るが、切
削しない場合にはその鉄道車両の全部の車輪の切削が終
了したと判断し、その鉄道車両を搬送用レール5を介し
て搬出することにより、その鉄道車両に関する一連の切
削手順を終了する(ステップ112)。鉄道車両に取付
けられた車輪1の転入,切削加工,転出までの一連の動
作は、NC装置により自動的に制御される。こうして、
鉄道車両の車輪1は正しい真円形状に復元される。
【0044】従来の床下型車輪旋盤では、工具ホルダに
固定された複数のチップを割出す機能が設けられていな
かった。そのため、頻繁にバイトの交換が必要であり、
スペースの狭い床下での交換作業は煩雑で困難であっ
た。しかも、バイトの交換作業のために実切削時間が短
くなり、車輪切削の能率が悪かった。これに対して、本
発明では、二組以上の第1,第2のチップ20,21を
取付けた工具ホルダ22を自動的に順次割出す構成にし
たので、本来の一対のチップ20a,21a以外のチッ
プが予備工具としての機能を持つことになる。したがっ
て、工具ホルダ22の工具全体の総寿命が延び、工具ホ
ルダ22の交換頻度は少ない。
【0045】旋回割出しの機能を有する割出し機構9を
コンパクトな構成にできるので、スペースの狭い床下型
車輪旋盤であっても、刃物台3及び工具ホルダ22が自
在にZ軸,X軸方向に移動して車輪切削ができる。ま
た、一本のボルト24のみにより工具ホルダ22を割出
し軸46の前端部49に着脱させることができるので、
ボルト24の操作のみにより容易且つ迅速に工具ホルダ
22を交換することができ、しかも、工具ホルダ22が
上方を向いているので交換作業も容易である。したがっ
て、工具交換作業が軽減且つ迅速化される。
【0046】このように、本発明によれば、工具ホルダ
22に取付けられた工具全体の総寿命を延ばして工具交
換の頻度を少なくできるので、実切削時間が長くなって
車輪切削の能率が大幅に向上する。なお、各図中同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、容
易且つ迅速に工具ボデーを交換することができ、しか
も、一つの工具ボデーでの加工時間を延ばして工具ボデ
ー交換の頻度を少なくすることにより高能率で車輪を切
削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図6は本発明に係る実施形態の一例を
示す図で、図1は床下型車輪旋盤の部分拡大正面図であ
る。
【図2】図1のII−II線平面図である。
【図3】図1のIII−III線底面図である。
【図4】図1の部分拡大断面図で、割出し機構の構造と
クランプ時の動作を示す説明図である。
【図5】図4相当の部分拡大断面図で、割出し機構のア
ンクランプ時の動作を示す説明図である。
【図6】本発明に係る車輪の切削方法の一実施形態を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 鉄道車両用車輪 2 床下型車輪旋盤(車輪旋盤) 3 刃物台 9 割出し機構 20,20a,20b 第1のチップ 21,21a,21b 第2のチップ 22 工具ボデー(工具ホルダ) 23 割出し位置決め手段 24 ボルト(締結部材) 40 貫通孔 41 ケーシング(刃物台本体) 42 嵌合孔 43 進退移動部材 46 割出し軸 47 回動手段 48 割出し軸の後端部 F 軸線 Pa 第1のチップの加工位置 Pb 第2のチップの加工位置 Wa 第1の加工部位 Wb 第2の加工部位

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両に組込まれた鉄道車両用車輪を
    回転させながら切削加工する鉄道車両用車輪の切削方法
    であって、 刃物台本体に設けられて旋回割出しをする割出し機構
    に、締結部材を介して着脱自在に締結される工具ボデー
    を設け、 この工具ボデーに前記鉄道車両用車輪の異なる加工部位
    を切削加工するための一対のチップを取付けるととも
    に、この一対のチップのうち少なくともどちらか一方の
    チップを二個以上取付け、 前記刃物台本体を前記鉄道車両用車輪の前記加工部位に
    対して所要の位置に移動させるとともに、前記工具ボデ
    ーを割出し、所要のチップを加工位置に位置させて前記
    鉄道車両用車輪の切削加工を行うことを特徴とする鉄道
    車両用車輪の切削方法。
  2. 【請求項2】 鉄道車両に組込まれた鉄道車両用車輪を
    回転させながら切削加工する車輪旋盤であって、 この車輪旋盤の刃物台には、刃物台本体と、前記鉄道車
    両用車輪の異なる加工部位を切削加工するための一対の
    チップが取付けられるとともに、この一対のチップのう
    ち少なくともどちらか一方のチップが二個以上取付けら
    れる工具ボデーと、前記刃物台本体に設けられ前記工具
    ボデーの前記チップを加工位置に割出す割出し機構と、
    この割出し機構に対して前記工具ボデーを着脱自在に締
    結する締結部材とを設けたことを特徴とする車輪旋盤。
  3. 【請求項3】 前記割出し機構は、前記刃物台本体を構
    成して内部に貫通孔が形成されたケーシングと、 前記貫通孔に嵌合して軸線方向に進退移動するととも
    に、内部に嵌合孔が形成された進退移動部材と、 前記嵌合孔に前記軸線方向に進退移動自在に且つ回動自
    在に嵌合し、前記進退移動部材に押圧されて前記軸線方
    向に進退移動して位置決めされる割出し軸と、 前記ケーシングの後端に位置し、前記割出し軸の後端部
    に係合するとともにこの割出し軸が前進した時にこの割
    出し軸を所要角度だけ回動させる回動手段と、 前記ケーシングの前端と前記割出し軸との間に設けら
    れ、前記割出し軸が前進したとき噛み合いを解除した前
    記割出し軸を回動自在にするとともに、前記割出し軸が
    後退したとき噛み合って前記割出し軸の軸線の周り方向
    の位置決めを行う割出し位置決め手段とを備えたことを
    特徴とする請求項2に記載の車輪旋盤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2012107C2 (nl) * 2014-01-20 2015-07-21 El Houssien Mrabti Werkwijze en inrichting voor het bewerken van een wiel van een railvoertuig.
RU204653U1 (ru) * 2020-11-17 2021-06-02 Общество с ограниченной ответственностью Проектно-конструкторское бюро «Горизонт» Мобильный станок для обточки колесных пар

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NL2012107C2 (nl) * 2014-01-20 2015-07-21 El Houssien Mrabti Werkwijze en inrichting voor het bewerken van een wiel van een railvoertuig.
WO2015108411A1 (en) * 2014-01-20 2015-07-23 Mrabti El Houssien Method and device for machining a wheel of a track vehicle
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