JPH09205625A - 映像音声多重化伝送装置の同期方法 - Google Patents

映像音声多重化伝送装置の同期方法

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JPH09205625A
JPH09205625A JP8011096A JP1109696A JPH09205625A JP H09205625 A JPH09205625 A JP H09205625A JP 8011096 A JP8011096 A JP 8011096A JP 1109696 A JP1109696 A JP 1109696A JP H09205625 A JPH09205625 A JP H09205625A
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JP
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signal
audio
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JP8011096A
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Natsuki Nakamura
夏樹 中村
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信装置出力において、映像と音声との位相
が合うように容易に調整できるようにすることを目的と
するものである。 【解決手段】 まず、映像信号、音声信号に同じタイミ
ングの信号が入った試験信号を伝送する。受信装置の映
像信号、音声信号出力で、このタイミング位相を比較
し、位相誤差信号を生成する。この位相誤差信号をA/
D変換し、これでバッファメモリに蓄積されるデータ量
を制御する。そして、得られた位相誤差値をメモリに記
憶しておき、通常の映像信号、音声信号の伝送時に、蓄
積データ量を制御する補正信号として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル信号を使
って画像、音声信号を圧縮多重伝送し、これを受信再生
する装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像情報、音声情報の圧縮技術の
発展によって、信号のビットレートを下げることが可能
となり、容量の小さな伝送路でも高品質の画像、音声を
送ることができるようになった。この伝送路を流れる画
像、音声のデータ群は、時分割多重を使ったパケットに
よる伝送方式が用いられている。プログラム・ストリー
ム(PS)方式の例で説明すると、パケットによる多重化
とは、映像、音声を多重するとき、映像、音声を、それ
ぞれパケットと呼ばれるある長さのストリームに分割
し、そのヘッダ部に復号の時刻管理情報であるプレゼン
テーション・タイム・スタンプ(PTS)等の付加情報を
付けた映像パケット、音声のパケットと、さらにシステ
ム時刻基準参照値(SCR)を、適宜切り換え、時分割伝
送する方式である。PTSは、クロック周波数90KH
zで、33ビット長の時間情報で、映像、音声のそれぞ
れのパックの時間を示したものである。映像、音声は、
それぞれ複数パケットを束ね、パックと呼ぶ構成単位で
まとめられる。パックの先頭部にパックヘッダがあり、
ここで送られる付加情報の中にシステムの基準時間を示
すSCRがある。SCRはクロック周波数90KHzで
33ビット長で、その周期は、通常、50msec程度に設
定される。
【0003】図2は、従来技術の受信側の一例を示すブ
ロック図である。 受信された多重圧縮データストリー
ムは、分離部(DMUX)1で、映像、音声等の各個別の
ストリーム部分を分離して、それぞれのバッファメモリ
2,4を通ってそれぞれの復号器6,7に送られる。入
力バッファ制御器3の動作を図3で説明する。これは、
映像データについてまとめたものである。映像データス
トリームは、入力バッファ制御器3の分離部3aで映像
データ、PTS、SCRに分離される。SCRは、シス
テム時刻基準参照値で、パックの先頭のパックヘッダ部
分に付けられ、同期再生用の付加情報として、図示しな
い送信側符号器から送られ、SCR抽出部3bで抽出さ
れる。STCカウンタ3cは、伝送開始時にSCRの値
にセットされ、その後は、システムタイムクロック(S
TC)をカウントする動作を行う。 STCカウンタ値
は、SCR値と比較され、SCRの値に一致するよう
に、増幅器/ローパスフィルタ(AMP/LPF)3d、
VCO3e、STCカウンタ3cから成るPLL回路が
動作する。
【0004】また、STCカウンタ値は、時間比較器3
fで再生出力の時刻管理情報PTSと比較され、時間エ
ラーとしてバッファメモリ2を制御する。すなわち、P
TSの値がSTCカウンタ値と一致すると、バッファメ
モリ2にデータを書き込む。このバッファメモリ2は比
較的容量の小さなメモリであるが、ある周期で送られて
くるデータを蓄積し、あるクロック信号で連続して読み
出されるが、このバッファメモリ2は、破綻しない程度
のメモリ容量を持つ必要がある。メモリ容量が大きくな
るほどPTSとバッファメモリ出力のデータとの時間差
が大きくなる。音声データも同様にSTCカウンタ値と
PTSとが一致したときデータが出されるので、映像と
音声とは同期したデータを出すことになる。図2におい
て、映像データは入力バッファ制御器3によって制御さ
れ、STCカウンタ値に合わせてバッファメモリ2に蓄
積され、連続データとなって、映像復号器6に送られ
る。音声データは、入力バッファ制御器5によって制御
され、STCカウンタ値に合わせてバッファメモリ4に
蓄積され、連続データとなって音声復号器7に送られ
る。
【0005】これらの制御により、映像復号器6に入る
映像データストリームと、音声復号器7に入る音声デー
タストリームの位相は、STCを通して一定関係にな
り、映像と音声の位相は一致する。しかし、復号器入力
から受信装置出力までの回路の遅延時間、たとえば、映
像の場合の映像復号器6とD/Aコンバータ8との合計
遅延時間と、音声の場合の音声復号器7と音声用D/A
コンバータ9の合計遅延時間とは一致しないため、出力
においては、映像、音声間に位相差が生じる。従来の技
術においては、この位相差は無視するか、または図2に
示すように、音声、または映像ラインに遅延用メモリR
AM10を入れ、位相差が少なくなるようにしてきた。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】従来技術においては、
受信装置出力での映像信号、音声信号の出力位相を一致
させる目的で、図2の遅延用メモリRAM10を、音声
または映像ラインに設けている。このとき、次の点に問
題が生じる。 1)RAM10で遅延させる信号は、データ信号だけで
なく、クロック信号、タイミング信号、その他補助情報
信号も同時間遅らせる必要があり、メモリ容量が大きく
なる。 2)出力信号の位相差を視覚、聴覚で判断するのは困難
である。また測定器を使って位相差を求め、RAM10
を手動で調整して位相を合わせることは、多大の労力を
要する。 本発明はこれらの欠点を除去し、受信装置出力におい
て、映像と音声との位相が合うように容易に調整できる
ようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、まず、映像信号、音声信号に同じタイミング
の信号が入った試験信号を伝送する。受信装置の映像信
号、音声信号出力で、このタイミング位相を比較し、位
相誤差信号を生成する。この位相誤差信号をA/D変換
し、これでバッファメモリに蓄積されるデータ量を制御
する。そして、得られた位相誤差値をメモリに記憶して
おき、通常の映像信号、音声信号の伝送時に、蓄積デー
タ量を制御する補正信号として使用する。ここで、蓄積
データ量が増えれば遅延時間が大きくなるため、このよ
うに蓄積データ量を制御することによって、受信装置の
映像、音声の出力位相差をなくすことができる。つま
り、復号器入力での映像、音声の位相は、STCとPT
Sとの時間を合わせることによって一致できる。また、
復号器から受信装置出力までの映像と音声の遅延時間の
差は、所定の試験信号を伝送路に流すことによって検出
でき、この検出値で映像または音声のバッファメモリの
蓄積量を制御し遅延時間を変えて、両出力の位相を一致
させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の全体構成を示すブ
ロック図である。圧縮データ・ストリームは分離部1
で、映像データ・ストリーム、STC、音声データ・ス
トリームに分けられる。映像データ・ストリームは入力
バッファ制御器3に入り、データとPTSとに分けられ
る。ここでPTSとSTCとが比較され、PTSとST
Cとが一致すると、データはバッファメモリ2に書き込
まれる。書き込まれたデータは、短時間蓄積され、所定
のクロック周波数で連続して読み出され、映像復号器6
で復号され、D/Aコンバータ8でアナログ信号となっ
て出力される。音声データ・ストリームの場合も同様に
入力バッファ制御器5に入り、データとPTSとに分け
られる。ここでPTSとSTCとが比較され、PTSと
STCとが一致するとデータはバッファメモリ4に書き
込まれる。書き込まれたデータは短時間蓄積され、所定
のクロック周波数で連続して読み出され、音声復号器7
で復号され、D/Aコンバータ9でアナログ信号となっ
て出力される。なお、映像復号器6の入力と音声復号器
7の入力では、従来の技術と同様に、映像データのPT
SとSTCを、音声データのPTSとSTCとに合わせ
てデータを送るので、映像と音声とは同期している。
【0009】ここで、映像信号と音声信号が、受信装置
出力で位相が合うようにするため、同時刻タイミング信
号を映像信号、音声信号それぞれに挿入した試験信号を
伝送する。 そして、映像出力と音声出力を、位相差検
出A/Dコンバータ11に入力し、それぞれのタィミン
グ信号の位相差を検出し、A/D変換する。検出した位
相差信号を位相誤差値として、遅延制御メモリ12に記
憶する。この記憶された位相誤差値は、通常の映像信号
と音声信号の伝送時に、遅延制御メモリ12から読み出
され、入力バッファ制御器5に入り、バッファメモリ4
のデータ蓄積量を制御して音声データの遅延時間を変え
る。 この制御は、映像出力と音声出力のタイミング信
号の位相差がなくなるように動作する。バッファメモリ
の蓄積量の制御はメモリのデータ書き込み、読み出しを
制御することによって実現できる。また映像出力、音声
出力の位相差が大きく、バッファメモリ4のメモリ容量
では補正できない場合、バッファメモリ4に大容量のバ
ッファメモリ4’を追加してデータ蓄積量を増やし、同
様に制御することができる。出力位相差値はメモリに記
憶されるので、通常の映像、音声信号に対しても安定し
て動作できる。ここでは音声データを遅延させることで
説明したが、映像データを遅らす場合もあり、このとき
も同様の方法で制御することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は映像出力、音声出力の位相を合
わせるための回路を追加することにより次の効果があ
る。 1.試験信号を使って映像と音声との位相を正確に、し
かも容易に合わせることができる。 2.試験信号による映像と音声の位相差値は、メモリに
記憶されるので、通常の映像、音声に対しても、同様の
制御によって出力信号の位相を合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重伝送装置の受信側の全体構成を示
すブロック図
【図2】従来技術の多重化伝送装置の受信部の全体構成
を示すブロック図
【図3】一般的な映像同期システムの動作を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1:分離部、2,4:バッファメモリ、3,5:入力バ
ッファ制御器、6:映像復号器、7:音声復号器、8,
9:D/Aコンバータ、11:位相差検出A/Dコンバ
ータ、12:遅延制御メモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号と音声信号を多重化伝送し受信
    再生する装置において、映像信号と音声信号に同時刻の
    タイミング信号をそれぞれ付加した試験信号を伝送し、
    受信装置出力で、受信した上記試験信号から抽出したそ
    れぞれのタイミング信号間の位相誤差を検出し、これを
    フィードバックして映像または音声用のバッファメモリ
    量を制御し、両信号の位相が一致するように制御し、こ
    の制御値をメモリに記憶しておき、通常の映像信号と音
    声信号の伝送時、上記記憶された制御値を読み出し、該
    制御値に基づき、上記受信装置出力における映像、音声
    間の出力信号時間誤差を小さくするよう制御することを
    特徴とした映像音声多重化伝送装置の同期方法。
JP8011096A 1996-01-25 1996-01-25 映像音声多重化伝送装置の同期方法 Pending JPH09205625A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005099251A1 (en) * 2004-04-07 2005-10-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. Video-audio synchronization
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JP2010136432A (ja) * 2010-02-08 2010-06-17 Panasonic Electric Works Co Ltd 構内通信システム

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