JPH09205049A - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置

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Publication number
JPH09205049A
JPH09205049A JP2867796A JP2867796A JPH09205049A JP H09205049 A JPH09205049 A JP H09205049A JP 2867796 A JP2867796 A JP 2867796A JP 2867796 A JP2867796 A JP 2867796A JP H09205049 A JPH09205049 A JP H09205049A
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JP
Japan
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film
film deposition
film forming
time
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP2867796A
Other languages
English (en)
Inventor
Norinobu Akao
徳信 赤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP2867796A priority Critical patent/JPH09205049A/ja
Publication of JPH09205049A publication Critical patent/JPH09205049A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセス条件の変更を簡単に行える成膜装置
を提供する。各条件での成膜時間を自動的に計算し、所
望の膜厚の多段成膜を行える成膜装置を提供する。 【解決手段】 各段階でのプロセス条件に対応した成膜
速度を入力する。また、各段階での成膜膜厚も入力す
る。これらの成膜速度・膜厚に基づき成膜時間を各段階
毎に算出する。この成膜時間に基づいて各段階でそのプ
ロセス条件の下に成膜を行う。成膜時間はCPUで演算
されるため、各プロセス条件の変更を簡単に行える。各
プロセス条件の成膜速度をデータベースに格納し、成膜
速度の入力に替えてプロセス条件の入力で成膜速度を得
ることもできる。また、プロセスレシピから成膜内容が
明らかで、装置の操作が容易になる。後からの確認も容
易である。データベースの成膜データが増すと成膜膜厚
の制御精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体素子やLC
D(液晶ディスプレイ)等の製造に使用される成膜装
置、詳しくは成膜速度を可変とした成膜が簡単に行える
成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デバイスにとって大切なのは、成膜速度
と成膜膜厚とである。両者ともデバイスの性能を左右す
る要素である。成膜速度はそのデバイスを作るのに適し
た速度があり、成膜膜厚もデバイスを作るのに適した膜
厚がある。
【0003】従来は、成膜装置の使用者が、使用するプ
ロセス条件でサンプルを成膜し、このサンプルの膜厚を
測定していた。そして、そのサンプルを成膜した時の成
膜時間より成膜速度を求める。さらに、必要膜厚を成膜
するために必要な成膜時間を計算する。そして、その成
膜時間とプロセス条件とをレシピとして、成膜装置に入
力していた。ここに、プロセス条件とは、成膜ガス流
量、成膜圧力、RF電力の3項目をいう。
【0004】ところが、この場合、プロセス条件を変更
するたびに、必要膜厚と成膜速度から成膜時間を求め、
成膜装置に入力してやらなければならない。このため、
プロセス条件の変更が不便である。特に多段階の条件で
成膜を行う成膜装置ではなおさら不便であった。
【0005】また、後から基板に対する成膜膜厚を確認
したいとき、成膜時間と成膜速度から成膜膜厚を計算し
なければ分からず、膜厚の確認が容易ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の成膜
装置では、プロセス条件の変更毎に成膜時間を計算し、
入力するため、プロセス条件の変更がきわめて不便であ
るという課題があった。この結果、現場にてプロセス条
件のわずかな変更にも拘わらず、その変更毎にサンプリ
ングを行わねばならなかった。よって、その作業がきわ
めて煩雑であり、プロセス条件の変更を自由に行いづら
いという課題があった。
【0007】そこで、この発明では、プロセス条件の変
更を簡単に行うことができる成膜装置を提供すること
を、その目的としている。また、この発明の目的は、成
膜時間を自動的に計算し、所望の膜厚を成膜する成膜装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、プロセス条件を複数段階に変化させて成膜する成膜
装置において、各段階での成膜速度を入力する速度入力
手段と、各段階で成膜する膜厚を入力する膜厚入力手段
と、上記入力した成膜速度、膜厚に基づいて各段階での
成膜時間を算出する時間算出手段と、この算出した各成
膜時間に基づいて各段階での成膜を行う成膜手段とを備
えた成膜装置である。
【0009】この成膜装置では、各段階でのプロセス条
件に対応した成膜速度を入力する。また、各段階で成膜
する膜厚も入力する。これらの成膜速度および膜厚に基
づいて成膜時間を、各段階毎に算出する。そして、この
算出した成膜時間に基づいて各段階でそのプロセス条件
の下に成膜を行う。よって、各段階での成膜膜厚の変更
を簡単に行える。なお、各プロセス条件ついての成膜速
度をデータベースに格納しておき、成膜速度の入力に替
えてプロセス条件の入力により、成膜速度を得るように
してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る成膜装置の
実施例を図面を参照して説明する。図1はこの発明の一
実施例に係る成膜装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図2はこの発明の一実施例に係る成膜装置の構成を
示す模式図である。図3はその成膜装置での成膜速度・
成膜膜厚の変化の様子を示すグラフである。図4は他の
実施例の装置構成を示した模式図である。
【0011】図2において示すように、この成膜装置は
プラズマCVD装置であって、減圧下で、反応性ガスの
プラズマ放電分解によって薄膜を形成するものである。
対向する電極21の間に高周波電源22より高周波電圧
(例えば13.56MHz)を印加し、反応性ガスのプ
ラズマを発生させ、プラズマ分解により基板上に薄膜を
形成するものである。すなわち、このプラズマCVD装
置にあっては、反応ガスの流量・反応室(成膜槽)23
の圧力・RF電力等の成膜条件に応じてその成膜速度が
異なるように構成されている。
【0012】そして、このプラズマCVD装置は、上記
高周波電源22等を制御するための成膜制御装置24を
有している。この成膜制御装置24は高周波電源22か
ら電極21に印加する高周波電力の印加時間を制御する
ことができる。この成膜制御装置24には成膜条件等が
入力可能に構成されている。すなわち、成膜制御装置2
4は、成膜ガス流量、成膜圧力、成膜時間等を制御する
機能を持つ。成膜制御装置24には、各段階のプロセス
条件、成膜速度、成膜膜厚が入力される。そして、この
成膜制御装置24は、これらの成膜速度と成膜膜厚とに
基づいて各段階での成膜時間を算出し、この成膜時間に
基づいて上記制御を行うものである。この成膜制御装置
24は、例えば互いにバスラインで接続されたCPU・
ROM・RAM・I/O・キーボードKBD等で構成さ
れている。
【0013】そして、これらの成膜制御装置24を含ん
でプラズマCVD装置は、図1に示すように、構成され
ている。すなわち、上記各プロセス条件に対応した成膜
速度を入力する速度入力手段11(キーボード等)と、
各膜厚を入力する膜厚入力手段22(キーボード等)
と、入力されたこれらの成膜速度・膜厚に基づいて成膜
時間を演算する成膜時間演算手段13(CPU・ROM
等)と、を有している。なお、成膜手段14はこの算出
した各成膜時間に基づいて上記制御を行うことにより、
所定の基板表面に複数条件での成膜を行うものである。
【0014】以上の構成に係るプラズマCVD装置にあ
っては、所定圧力に制御した反応室23内に反応ガスを
供給するとともに、平行平板形の電極21間に高周波電
圧を印加してグロー放電を発生させる。その結果、基板
上に所望の膜が所定の成膜速度で所望の厚さに生成され
る。このとき、そのプロセス条件(ガス流量・圧力・R
F電力)を変更すると、成膜速度は異なってくる。
【0015】そこで、同一装置(同じ反応室23)で複
数のプロセス条件で同一基板上に多段階の成膜を行う場
合、このプロセス条件に対応した各成膜速度および所望
の膜厚を入力すると、これらに基づいて各段階での成膜
時間がそれぞれ演算される。さらに、この成膜時間に基
づいて成膜制御装置24は高周波電源22を制御する。
同時に、ガス流量、成膜圧力、RF電力を制御する。す
なわち、高周波電源22は所定時間だけ電極21に所定
の高周波電圧電力を印加する。この結果、基板上に複数
層からなる所望の膜厚のCVD膜を生成することができ
る。
【0016】図3には2段階の成膜を行う場合の成膜速
度の変化および成膜膜厚の変化をそれぞれ模式的に示し
ている。それぞれの成膜速度及びそれぞれの膜厚で成膜
した複数層からなるCVD膜により、製品となる液晶デ
ィスプレイを構成するTFT素子にとって良い特性が得
られる。
【0017】また、上記プロセス条件を変更したい場
合、その条件およびその条件に対応した成膜速度・所望
の膜厚をそれぞれ入力すると、各段階での成膜時間が得
られ、この成膜時間・成膜条件に基づいて、所望の成膜
を得ることができる。すなわち、このCVD装置ではプ
ロセス条件の変更を容易に行うことができる。
【0018】また、図4にはこの発明に係る成膜装置の
他の実施例が示されている。この図に示すように、この
成膜制御装置34には成膜データベース35(例えばハ
ードディスク装置、磁気テープ装置、または、光磁気デ
ィスク装置等で構成される)が接続されており、このデ
ータベース35にはこの反応室33での各種プロセス条
件時の成膜速度がデータとして蓄積されている。よっ
て、成膜制御装置34に各段階のプロセス条件が入力さ
れると、成膜制御装置34はデータベース35から、各
段階のプロセス条件時の成膜速度を検索し、その成膜速
度と成膜膜厚から成膜時間を算出し、成膜時間を制御す
ることとなる。また、図中、31は平行平板型電極、3
2はRF電源を示している。さらに、この装置にあって
も、初めての条件で成膜を行うときは、その条件に近似
した条件のデータに基づいて、成膜速度を計算・推測
し、これをデータベース35に蓄積しておくものとす
る。また、成膜した膜厚を測定し、このデータもデータ
ベース35にフィードバックするものとする。
【0019】なお、この発明にあっては、プラズマCV
D装置以外の熱CVD装置、光CVD装置等についても
適用することができる。さらに、この発明は、CVD装
置以外の薄膜形成装置、例えば真空蒸着装置、スパッタ
リング装置、エピタキシャル成長装置にも適用すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、デバイスを作る上で
重要な成膜速度と成膜膜厚を入力するだけで、成膜時間
を求めることができ、その結果、この成膜時間を計算し
てから装置に入力する手間がなく、プロセス条件の変更
が簡単に行える。また、プロセスレシピを見れば、どの
ような膜を成膜するか一目瞭然なので、デバイスメーカ
から見て装置の操作が容易になる。後からの確認も容易
である。さらに、データベースに蓄積された成膜データ
が増すと、これに伴いその成膜膜厚の制御精度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る成膜装置の構成を示
す機能ブロック図である。
【図2】この発明の一実施例に係る成膜装置の構成を示
す模式図である。
【図3】この発明の一実施例に係る成膜装置での成膜速
度・成膜膜厚の変化の様子を示すグラフである。
【図4】この発明の他の実施例の装置構成を示した模式
図である。
【符号の説明】
11 速度入力手段、 12 膜厚入力手段、 13 時間算出手段、 14 成膜手段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/31 H01L 21/31 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス条件を複数段階に変化させて成
    膜する成膜装置において、 各段階での成膜速度を入力する手段と、 各段階で成膜する膜厚を入力する手段と、 上記入力した成膜速度、膜厚に基づいて各段階での成膜
    時間を算出する手段と、 この算出した各成膜時間に基づいて各段階での成膜を行
    う成膜手段と、を備えた成膜装置。
JP2867796A 1996-01-23 1996-01-23 成膜装置 Pending JPH09205049A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2867796A JPH09205049A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 成膜装置

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JP2867796A JPH09205049A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 成膜装置

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JPH09205049A true JPH09205049A (ja) 1997-08-05

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ID=12255138

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JP2867796A Pending JPH09205049A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 成膜装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002510877A (ja) * 1998-04-06 2002-04-09 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 表面平坦化のための、表面への制御された多様な厚みの材料の蒸着

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002510877A (ja) * 1998-04-06 2002-04-09 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 表面平坦化のための、表面への制御された多様な厚みの材料の蒸着

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