JPH09204888A - 陰極線管の内蔵抵抗素子及びその製造方法 - Google Patents

陰極線管の内蔵抵抗素子及びその製造方法

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JPH09204888A
JPH09204888A JP1026296A JP1026296A JPH09204888A JP H09204888 A JPH09204888 A JP H09204888A JP 1026296 A JP1026296 A JP 1026296A JP 1026296 A JP1026296 A JP 1026296A JP H09204888 A JPH09204888 A JP H09204888A
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JP
Japan
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resistance element
electrode member
grid
ray tube
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JP1026296A
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Masataka Mitoku
正孝 三徳
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極線管内の放電で発生する大きいサージ電
流を抑制するために電子銃に接続される内蔵抵抗素子に
おいて、ノッキング処理時の温度上昇によっても、セラ
ミック抵抗素体と電極部材間の導通を良好にする。 【解決手段】 Al2 3 (アルミナ)とSiO2 とC
(炭素)を主体として含有するセラミック抵抗素体24
の端面に、一部セラミック抵抗素体24内に入り込むよ
うに、Siより酸化物生成の自由エネルギーが大きい金
属材料、又はAu材料からなる電極部材27がスパッタ
リング又はイオン注入により形成された構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管の内蔵抵
抗素子、特に電子銃に設けられたサージ電流抑制用の内
蔵抵抗素子、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばカラー陰極線管においては、図4
に示すように、陰極線管体1のネック部に電子銃2が封
入されて成る。電子銃2は、この例では、赤,緑及び青
に対応する3つのカソードKR ,KG 及びKB がインラ
イン配列され、この3つのカソードKR ,KG 及びKB
に共通となるように同軸上に沿って、第1グリッド
1,第2グリッドG2 ,第3グリッドG3 ,第4グリ
ッドG4 及び第5グリッドG 5 が配列され、第5グリッ
ドG5 の先端に4枚の偏向電極板C1 ,C2 ,C3 及び
4 からなるコンバージェンス手段C0 が配置される。
1 及びh2 は第1グリッドG1 及び第2グリッドG2
の端面に設けられた電子ビーム透過孔を示す。
【0003】この電子銃2においては、例えば、第1グ
リッドG1 に0Vが、第2グリッドG2 に700V程度
が、第3グリッドG3 と第5グリッドG5 にアノード電
位である例えば27KV〜30KV程度が、第4グリッ
ドG4 にはフォーカス電位の例えば10KV程度が夫々
印加される。また、コンバージェンス手段の内側偏向電
極板C2 及びC3 にアノード電位の27KV〜30KV
程度が、外側偏向電極板C1 及びC2 には之より1KV
程度低い26KV〜29KV程度が印加される。
【0004】第3グリッドG3 ,第4グリッドG4 及び
第5グリッドG5 で主電子レンズが構成され、各カソー
ドKR ,KG 及びKB から出射された電子ビームは主電
子レンズで交叉し、発散した後、中央の緑に対応する電
子ビームが内側偏向電極板C 2 及びC3 間を直進し、両
側の赤及び青に対応する電子ビームが夫々対応する偏向
電極板C3 及びC4 間、偏向電極板C1 及びC2 間を通
り夫々内方に偏向作用を受けて蛍光面上で3つの電子ビ
ームがコンバージェンスされるようになされる。
【0005】低圧が印加される第1グリッドG1 ,第2
グリッドG2 ,第4グリッドG4 は、夫々端子ピン4を
通じて電圧が印加される。第3グリッドG3 と第5グリ
ッドG5 は、リード線5によって共通接続され、第5グ
リッドG5 から之と一体に延長した弾性接触片6がアノ
ードボタンを通じてアノード電圧が印加された内装導電
膜7に接触することによって、アノード電圧が印加され
るようになされる。
【0006】尚、コンバージェンス手段の内側偏向電極
板C2 及びC3 は第5グリッドG5に電気的、機械的に
接続される。また、図示せざるも外側偏向電極板C1
びC 4 の電圧印加は、内蔵した抵抗分割板を通して抵抗
分割によって与えられる。
【0007】ところで、このような電子銃2において
は、陰極線管内の放電、例えば各グリッド間の放電によ
って、非常に大きいサージ電流が流れる。サージ電流の
経路は、(i)第5グリッドG5 −第4グリッドG4
端子ピン4の経路、(ii)第3グリッドG3 −第4グリッ
ドG4 −端子ピン4の経路、(iii) 第3グリッドG3
第2グリッドG2 −端子ピン4の経路が考えられる。
【0008】従来、この大きいサージ電流を抑制するた
めに、図4に示すように第3グリッドG3 と第5グリッ
ドG5 間に抵抗の高い抵抗素子11が接続され、また、
第4グリッドG4 と端子ピン4間に同様の抵抗素子11
が接続される。
【0009】通常、かかる抵抗素子11は、次のように
して製造される。Al2 3 (アルミナ),SiO2
MgO等とC(炭素)をある一定の割合で湿式混合し酸
化性雰囲気、例えば空気雰囲気中で焼成し、図6に示す
抵抗素体ブロック13を形成する。この抵抗素体ブロッ
ク3をダイアモンドカッタにより、所望の長さに切断し
て各セラミック抵抗素体14を得る。
【0010】セラミック抵抗素体14は、上述の焼成工
程で表面のC(炭素)がCO2 の形で放出されてガラス
状体、即ち絶縁部分15となり、C(炭素)を含んでい
る芯が抵抗部分16として形成される。このセラミック
抵抗素体14の切断された両端面にアルミニウムを溶射
して抵抗部分16に接触するアルミニウム電極部材17
を形成し、この電極部材17に電気的に接続するように
例えばステンレス製のメタルキャップ18を圧入し、さ
らにこのメタルキャップ18にリード線19を接続して
図5に示す内蔵抵抗素子11を得ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、陰極線管の
製造工程においては、通常使用時の耐圧特性を確保する
ためにノッキングと呼ばれる処理が行なわれる。このノ
ッキング処理は、通常の約2倍以上の電圧を印加し、例
えば低圧側の第1グリッドG1 ,第2グリッドG2 及び
第4グリッドG4 を接地電圧とし、第3グリッドG3
第5グリッドG5 に−70KVを印加して行い、各グリ
ッドのバリを取り除く処理である。
【0012】このノッキング処理時に、当然のごとく内
蔵抵抗素子11に大量のジュール熱が発生し、このジュ
ール熱によって、アルミニウム電極部材17とセラミッ
ク抵抗素体14の抵抗部分16との間に絶縁層が発生す
る。即ち、図7に示すように、第1は、ジュール熱によ
って抵抗部分16の端面からCO2 の形でC(炭素)が
放出され、その端面の極表面に絶縁層21が形成され
る。第2は、AlがSiに比べて酸化物生成の自由エネ
ルギーが小さいので、電極部材17の内面にSiO2
O(酸素)をうばってAl2 3 層22が形成される。
【0013】この現像によって内蔵抵抗素子11を介挿
している第3グリッドG3 及び第5グリッドG5 間の導
通、及び第4グリッドG4 と端子ピン4間の導通が不良
となって、ダイナミックフォーカスが取れないという、
使用上の問題が生じていた。この現像は、特にアノード
電圧の大きい高輝度を必要とする陰極線管において顕著
である。
【0014】本発明は、上述の点に鑑み、ノッキング処
理時においても不導通状態とならない陰極線管の内蔵抵
抗素子及びその製造方法を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る陰極線管の
内蔵抵抗素子は、Al2 3 とSiO2 とCを主体とし
て含有するセラミック抵抗素体の端面に、一部セラミッ
ク抵抗素体内に入り込むように、Siより酸化物生成の
自由エネルギーが大きい金属材料又はAu材料からなる
電極部材をスパッタリング又はイオン注入により形成し
た構成とする。
【0016】この構成においては、セラミック抵抗素体
の端面にSiより酸化物生成の自由エネルギーが大きい
金属材料又はAu材料からなる電極部材を形成すること
により、陰極線管のノッキング処理での温度上昇におい
ても、電極部材が酸化することがなく、電極部材とセラ
ミック抵抗素体との導通を良好にする。また、スパッタ
リング又はイオン注入等によってセラミック抵抗素体の
端面から一部内部に入り込むように電極部材を形成して
いるので、上記温度上昇でCO 2 の形でC(炭素)が蒸
発し、セラミック抵抗素体の端面の極表面が絶縁化され
ても、内部に入り込んだ電極部材によって、電極部材と
セラミック抵抗素体との良好な導通が得られる。
【0017】本発明に係る陰極線管の内蔵抵抗素子の製
造方法は、Al2 3 とSiO2 とCを主体とする素材
を湿式混合し、酸化性雰囲気中で焼成してセラミック抵
抗素体を形成する工程と、セラミック抵抗素体の両端面
に、Siより酸化物生成の自由エネルギーが大きい金属
材料又はAu材料を一部端面からセラミック抵抗素体内
に入り込むようにスパッタリング又はイオン注入して電
極部材を形成する工程を有する。
【0018】この製法においては、Al2 3 とSiO
2 とCを主体とする素材からなるセラミック抵抗素体の
両端面に、Siより酸化物生成の自由エネルギーが大き
い金属材料又は酸化物を生成しないAuによる電極部材
を形成することにより、陰極線管のノッキング処理時の
温度上昇に際しても、セラミック抵抗素体中のSiO 2
と電極部材間で酸素のとり合いが起こらず、電極部材に
酸化物が生成しない。これによって、電極部材とセラミ
ック抵抗素体との導通が維持される。
【0019】また、スパッタリング又はイオン注入によ
って一部端面からセラミック抵抗素体内に入り込むよう
にして電極部材を形成するようにしたことにより、上記
ノッキング処理時の温度上昇でセラミック抵抗素体の端
面の極表面からCO2 の形でC(炭素)が蒸発し端面が
絶縁化されても、一部端面から内部に入り込んだ電極部
材によってセラミック抵抗素体との導通が維持される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0021】先ず、図1を用いて本発明の内蔵抵抗素子
を備えた陰極線管について説明する。本例の陰極線管
は、前述と同様の構成をとるもので、陰極線管体1のネ
ック部に電子銃2が封入されて成る。電子銃2は、例え
ば赤,緑及び青に対応する3つのカソードKR ,KG
びKB がインライン配列され、この3つのカソード
R,KG 及びKB に共通となるように同軸上に沿っ
て、第1グリッドG1 ,第2グリッドG2 ,第3グリッ
ドG3 ,第4グリッドG4 及び第5グリッドG5 が配列
され、第5グリッドG5 の先端に4枚の偏向電極板
1 ,C2 ,C3 及びC4 からなるコンバージェンス手
段C0 が配置される。h1 及びh2 は第1グリッドG 1
及び第2グリッドG2 の端面に設けられた電子ビーム透
過孔を示す。
【0022】この電子銃2においては、例えば、第1グ
リッドG1 にOVが、第2グリッドG2 に700V程度
が、第3グリッドG3 と第5グリッドG5 にアノード電
位である例えば27KV〜30KV程度が、第4グリッ
ドG4 にはフォーカス電位の例えば10KV程度が夫々
印加される。
【0023】また、コンバージェンス手段Cの内側偏向
電極板C2 及びC3 にアノード電位の27KV〜30K
V程度が、外側偏向電極板C1 及びC4 には之より1K
V程度低い26KV〜29KV程度が印加される。
【0024】第3グリッドG3 ,第4グリッドG4 及び
第5グリッドG5 で主電子レンズが構成され、各カソー
ドKR ,KG 及びKB から出射された電子ビームは、主
電子レンズで交叉し、発散した後、中央の緑に対応する
電子ビームが内側偏向電極板C2 及びC3 間を直進し、
両側の赤及び青に対応する電子ビームが夫々対応する偏
向電極板C3 及びC4 間、偏向電極板C1 及びC2 間を
通り夫々内方に偏向作用を受けて蛍光面上で3つの電子
ビームがコンバージェンスされるようになされる。
【0025】低圧が印加される第1グリッドG1 ,第2
グリッドG2 ,第4グリッドG4 は、夫々端子ピン4を
通じて電圧が印加される。第3グリッドG3 と第5グリ
ッドG5 はリード線5によって共通接続され、第5グリ
ッドG5 から之と一体に延長した弾性接触片6がアノー
ドボタンを通じてアノード電圧が印加された内装導電膜
7に接触することによって、アノード電圧が印加される
ようになされる。
【0026】コンバージェンス手段C0 の内側偏向電極
板C2 及びC3 は第5グリッドG5に電気的、機械的に
接続される。また、図示せざるも、外側偏向電極板C1
及びC4 への電圧印加は内蔵した抵抗分割板を通じて抵
抗分割によって与えられる。
【0027】そして、本例においては、陰極線管内の放
電、例えば各グリッド間の放電によって非常に大きいサ
ージ電流が流れるを阻止するために、図1に示すよう
に、第3グリッドG3 及び第5グリッドG5 間と、第4
グリッドG4 及び端子ピン4間とに夫々本発明に係る抵
抗値の高い抵抗素子31が接続される。
【0028】次に、この抵抗素子31の一例をその製法
と共に説明する。本例においては、Al2 3 (アルミ
ナ),SiO2 ,C(炭素)を主体とする素材、例えば
Al2 3 ,SiO2 ,MgO等とCをある一定の割合
で湿式混合し、酸化性雰囲気、例えば空気雰囲気中で焼
成し、抵抗素体ブロックを形成する。この抵抗素体ブロ
ックをダイアモンドカッタにより所望の長さに切断して
各セラミック抵抗素体24を得る。
【0029】抵抗素体24は、上記焼成工程で表面のC
(炭素)がCO2 の形で放出され表面がガラス状体、即
ち絶縁部分25となり、C(炭素)を含んでいる芯の部
分が抵抗部分26として形成される。
【0030】次に、このセラミック抵抗素体24の両端
面に対して、Siより酸化物生成の自由エネルギーの大
きい金属材料、例えばFe,Cr等、或いは酸化物が生
成されないAuを例えばスパッタリングにて被着形成
し、セラミック抵抗素体24の端面と電気的且つ機械的
に接続した電極部材27を形成する。尚、この電極部材
を構成する上記金属材料は陰極線管での使用温度で蒸気
圧が低いことも必要条件となる。
【0031】ここで、その後の温度上昇でセラミック抵
抗素体24側のC(炭素)が蒸発するのはある程度やむ
を得ないので、電極部材27を積極的にセラミック抵抗
素体の端面から内部に入り込ませるために、上記したよ
うに例えばスパッタリング法を採用する。条件としては
印加高圧の高い方がより深い所に侵入出来るため、より
優位となる。
【0032】この結果、図3の拡大図で示すように一部
27aが端面より内方に所定の深さにわたって、即ちそ
の後の温度上昇でC(炭素)が蒸発して絶縁化される膜
厚より深く入り込んだ電極部材27が形成される。
【0033】しかる後、セラミック抵抗素体24の両端
に対して、夫々電極部材27に電気的に接続するよう
に、例えばステンレス製のメタルキャップ28を圧入
し、さらに、このメタルキャップ28にリード線29を
接続して目的の内蔵抵抗素子31を得る。
【0034】上述した実施例の内蔵抵抗素子31によれ
ば、セラミック抵抗素体24の端面にSiより酸化物生
成の自由エネルギーが大きい金属材料又はAu材料から
なる電極部材27を形成することにより、陰極線管の製
造工程におけるノッキング処理時に、温度上昇しても、
電極部材27が酸化することがない。即ち、セラミック
抵抗素体24中のSiO2 と電極部材27間でO(酸
素)のとり合いが起こらず、電極部材27に酸化物が生
成しない。これによって、高温状態になっても、セラミ
ック抵抗素体24と電極部材27間は良好な導通が維持
される。
【0035】また、電極部材27はスパッタリング法で
被着形成することにより、電極部材27の一部27a
は、セラミック抵抗素体24の端面より所望の深さに入
り込んで形成される。従って、ノッキング処理での温度
上昇でセラミック抵抗素体24の端面からC(炭素)が
CO2 の形で蒸発して極表面が絶縁化されても、所要の
深さに入り込んだ電極部材27aによって、セラミック
抵抗素体24と電極部材27との導通状態は良好に維持
される。
【0036】本例によれば、従来、電極部材27とセラ
ミック抵抗素体24の両者側でノッキング処理時に発生
していた絶縁層の形成が回避される。従って、陰極線管
のアノード電圧がより高圧化されて高輝度化されても、
内蔵抵抗素子31は正常に動作し、第3グリッドG3
第5グリッドG5 間、及び第4グリッドG4 と端子ピン
4間の夫々の導通が良好に得られ、例えばダイナミック
フォーカスが取れなくなる等の使用上の問題の発生が回
避される。
【0037】尚、上例では電極部材27の形成をスパッ
タリング法で行ったが、その他イオン注入法で行っても
同様に一部所定の深さに入り込んだ電極部材27を形成
することが可能である。例えばイオン注入の電圧を変化
させながら行うことで可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る陰極線管の内蔵抵抗素子に
よれば、高圧のノッキング処理で温度上昇しても、セラ
ミック抵抗素体とその両端の電極部材との間で導通不良
が生じない。従って、高輝度化されても信頼性の高い陰
極線管を提供することができる。
【0039】本発明に係る内蔵抵抗素子の製造方法によ
れば、セラミック抵抗素体の端面に対して、一部内部に
入り込むようにして電極部材を形成することができ、且
つその後の温度上昇においても、電極部材に酸化物の生
成がなく、良好な導通状態の電極部材を形成することが
できる。従って、信頼性の高い内蔵抵抗素子を製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内蔵抵抗素子を備えた陰極線管の
要部の構成図である。
【図2】本発明による内蔵抵抗素子の一例を示す断面図
である。
【図3】図2の要部の拡大断面図である。
【図4】従来例に係る陰極線管の要部の構成図である。
【図5】従来の内蔵抵抗素子の断面図である。
【図6】従来の内蔵抵抗素子の製造工程図である。
【図7】従来例の説明に供する内蔵抵抗素子の要部の拡
大断面図である。
【符号の説明】
1 陰極線管体 2 電子銃 4 端子ピン KR ,KG ,KB カソード G1 〜G5 グリッド C0 コンバージェンス手段 11,31 内蔵抵抗素子 24 セラミック抵抗素体 25 絶縁部分 27 抵抗部分 27 電極部材 28 キャップ 29 リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al2 3 とSiO2 とCを主体として
    含有するセラミック抵抗素体の端面に、一部前記セラミ
    ック抵抗素体内に入り込むように、Siより酸化物生成
    の自由エネルギーが大きい金属材料又はAu材料からな
    る電極部材がスパッタリング又はイオン注入により形成
    されて成ることを特徴とする陰極線管の内蔵抵抗素子。
  2. 【請求項2】 Al2 3 とSiO2 とCを主体とする
    素材を湿式混合し、酸化性雰囲気中で焼成してセラミッ
    ク抵抗素体を形成する工程と、 前記セラミック抵抗素体の両端面に、Siより酸化物生
    成の自由エネルギーが大きい金属材料又はAu材料を一
    部前記端面からセラミック抵抗素体内に入り込むように
    スパッタリング又はイオン注入して電極部材を形成する
    工程とを有することを特徴とする陰極線管の内蔵抵抗素
    子の製造方法。
JP1026296A 1996-01-24 1996-01-24 陰極線管の内蔵抵抗素子及びその製造方法 Pending JPH09204888A (ja)

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