JPH09204839A - スイッチ装置 - Google Patents
スイッチ装置Info
- Publication number
- JPH09204839A JPH09204839A JP1156496A JP1156496A JPH09204839A JP H09204839 A JPH09204839 A JP H09204839A JP 1156496 A JP1156496 A JP 1156496A JP 1156496 A JP1156496 A JP 1156496A JP H09204839 A JPH09204839 A JP H09204839A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接触部の通電抵抗の増大による発熱によって
接触部が焼損するのを防止する。 【解決手段】 一方の接触部１にばね圧により接触する
他方の接触部２の第２のばね材２ｃを、所定温度以上で
上記ばね圧を高める方向に変形する形状記憶合金により
形成した。
接触部が焼損するのを防止する。 【解決手段】 一方の接触部１にばね圧により接触する
他方の接触部２の第２のばね材２ｃを、所定温度以上で
上記ばね圧を高める方向に変形する形状記憶合金により
形成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、巻線形誘導電動
機の二次短絡装置などにおいて用いられるスイッチ装置
に関するものである。
機の二次短絡装置などにおいて用いられるスイッチ装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２（ａ），（ｂ）は従来、巻線形誘導
電動機の二次短絡装置などにおいて用いられているスイ
ッチ装置の開状態及び閉状態の要部斜視図及び要部正面
図を示し、１，２は電流を断接するための一対の接触部
（雄歯と雌歯）であり、接触部２は逆Ｕ字状に形成され
て一端が固定されるとともに、電流接続時に接触部１を
挾持する挾持部２ｂを有する一対の第１のばね材２ａ
と、Ｕ字状に形成されて底部が固定されるとともに、挾
持部２ｂを外側から押圧して挾持力を増加させる第２の
ばね材２ｃから構成されている。
電動機の二次短絡装置などにおいて用いられているスイ
ッチ装置の開状態及び閉状態の要部斜視図及び要部正面
図を示し、１，２は電流を断接するための一対の接触部
（雄歯と雌歯）であり、接触部２は逆Ｕ字状に形成され
て一端が固定されるとともに、電流接続時に接触部１を
挾持する挾持部２ｂを有する一対の第１のばね材２ａ
と、Ｕ字状に形成されて底部が固定されるとともに、挾
持部２ｂを外側から押圧して挾持力を増加させる第２の
ばね材２ｃから構成されている。
【０００３】上記構成の従来のスイッチ装置において
は、図２（ａ）の遮断状態から接触部１を移動させ、一
対の挾持部２ｂ間に挾持させると、図２（ｂ）の通電状
態となる。この通電状態において通電抵抗を下げるため
に、接触部２を第１及び第２のばね材２ａ，２ｃにより
形成し、接触部１，２間の接触圧力を高めるようにして
いる。
は、図２（ａ）の遮断状態から接触部１を移動させ、一
対の挾持部２ｂ間に挾持させると、図２（ｂ）の通電状
態となる。この通電状態において通電抵抗を下げるため
に、接触部２を第１及び第２のばね材２ａ，２ｃにより
形成し、接触部１，２間の接触圧力を高めるようにして
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、接触部１，
２は開閉を繰り返すと、摩耗や変形により接触圧が減少
し、接触部１，２間の通電抵抗が増加し、発熱して焼損
が発生することがあった。しかも、接触部１，２の点検
は困難であり、その良否の判定も困難であった。
２は開閉を繰り返すと、摩耗や変形により接触圧が減少
し、接触部１，２間の通電抵抗が増加し、発熱して焼損
が発生することがあった。しかも、接触部１，２の点検
は困難であり、その良否の判定も困難であった。
【０００５】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、接触部の焼損を防止すること
ができるスイッチ装置を得ることを目的とする。
めに成されたものであり、接触部の焼損を防止すること
ができるスイッチ装置を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
るスイッチ装置は、一方の接触部に他方の接触部をその
ばね圧により接触させるようにし、この他方の接触部に
形状記憶合金からなり、所定温度以上で上記ばね圧を高
める方向に変形する形状記憶部を設けたものである。
るスイッチ装置は、一方の接触部に他方の接触部をその
ばね圧により接触させるようにし、この他方の接触部に
形状記憶合金からなり、所定温度以上で上記ばね圧を高
める方向に変形する形状記憶部を設けたものである。
【０００７】又、請求項２に係るスイッチ装置は、形状
記憶部に変形したことを表示する変形表示部を設けたも
のである。
記憶部に変形したことを表示する変形表示部を設けたも
のである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面とともに説明する。この実施形態においては、第２の
ばね材２ｃを形状記憶合金からなるばね材により形成
し、第２のばね材２ｃは通常時は図１（ａ）に示すよう
にＵ字状に近い形とし、所定温度以上では図１（ｂ）に
示すようにＵ字状で開放側がせばまった形状になるよう
に形状を記憶させる。従って、第２のばね材２ｃが形状
記憶部となる。又、第２のばね材２ｃの両端部は通常時
は外側に折曲した形状とし、変形表示部２ｄを形成す
る。他の構成は従来と同様である。
面とともに説明する。この実施形態においては、第２の
ばね材２ｃを形状記憶合金からなるばね材により形成
し、第２のばね材２ｃは通常時は図１（ａ）に示すよう
にＵ字状に近い形とし、所定温度以上では図１（ｂ）に
示すようにＵ字状で開放側がせばまった形状になるよう
に形状を記憶させる。従って、第２のばね材２ｃが形状
記憶部となる。又、第２のばね材２ｃの両端部は通常時
は外側に折曲した形状とし、変形表示部２ｄを形成す
る。他の構成は従来と同様である。
【０００９】上記構成のスイッチ装置において、通常時
は第２のばね材２ｃは図１（ａ）に示す形状となってお
り、開閉動作を繰り返すと第１及び第２のばね材２ａ，
２ｃに摩耗や変形を生じ、接触部１，２間の接触圧が弱
くなり、通電抵抗が増大する。このため、通電時に接触
部１，２は発熱し、第２のばね材２ｃは所定温度以上に
なると図１（ｂ）に示す形状に変形する。このように、
第２のばね材２ｃの両端部の間隔がせばまったことによ
り接触圧は一時的に上昇し、焼損を防止することができ
る。又、この変形により変形表示部２ｄは折曲状態から
直線に近い状態に伸び、スイッチ装置が寿命となり、交
換時期であることをユーザに知らせる。従って、これに
応じてスイッチ装置を交換すれば、焼損を防止すること
ができる。
は第２のばね材２ｃは図１（ａ）に示す形状となってお
り、開閉動作を繰り返すと第１及び第２のばね材２ａ，
２ｃに摩耗や変形を生じ、接触部１，２間の接触圧が弱
くなり、通電抵抗が増大する。このため、通電時に接触
部１，２は発熱し、第２のばね材２ｃは所定温度以上に
なると図１（ｂ）に示す形状に変形する。このように、
第２のばね材２ｃの両端部の間隔がせばまったことによ
り接触圧は一時的に上昇し、焼損を防止することができ
る。又、この変形により変形表示部２ｄは折曲状態から
直線に近い状態に伸び、スイッチ装置が寿命となり、交
換時期であることをユーザに知らせる。従って、これに
応じてスイッチ装置を交換すれば、焼損を防止すること
ができる。
【００１０】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項１によ
れば、他方の接触部に形状記憶合金からなり、所定温度
以上で接触部間のばね圧を高める方向に変形する形状記
憶部を設けており、接触部の摩耗・変形により通電抵抗
が増大し、発熱した場合でも形状記憶部の変形により通
電抵抗が一時的に減少し、焼損を防止することができ
る。
れば、他方の接触部に形状記憶合金からなり、所定温度
以上で接触部間のばね圧を高める方向に変形する形状記
憶部を設けており、接触部の摩耗・変形により通電抵抗
が増大し、発熱した場合でも形状記憶部の変形により通
電抵抗が一時的に減少し、焼損を防止することができ
る。
【００１１】又、請求項２によれば、形状記憶部に変形
したことを表示する変形表示部を設けており、ユーザは
この変形表示部の変形表示によりスイッチ装置が寿命に
達したことを知ることができ、交換により焼損を防止す
ることができる。
したことを表示する変形表示部を設けており、ユーザは
この変形表示部の変形表示によりスイッチ装置が寿命に
達したことを知ることができ、交換により焼損を防止す
ることができる。
【図１】この発明の実施形態によるスイッチ装置の第２
のばね材の変形前の正面図及び変形後の正面図である。
のばね材の変形前の正面図及び変形後の正面図である。
【図２】従来のスイッチ装置の開状態の要部斜視図及び
閉状態の要部正面図である。
閉状態の要部正面図である。
１，２…接触部 ２ａ…第１のばね材 ２ｃ…第２のばね材（形状記憶部） ２ｄ…変形表示部
Claims (2)
- 【請求項１】 電流を断接するための一対の接触部を有
し、電流を接続する際には一方の接触部に他方の接触部
をそのばね圧により接触させるようにしたスイッチ装置
において、他方の接触部に形状記憶合金からなり、所定
温度以上で上記ばね圧を高める方向に変形する形状記憶
部を設けたことを特徴とするスイッチ装置。 - 【請求項２】 上記形状記憶部に変形したことを表示す
る変形表示部を設けたことを特徴とする請求項１記載の
スイッチ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1156496A JPH09204839A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1156496A JPH09204839A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | スイッチ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09204839A true JPH09204839A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11781441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1156496A Pending JPH09204839A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | スイッチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09204839A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1892815A2 (de) * | 2006-08-25 | 2008-02-27 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine |
| CN110047694A (zh) * | 2019-04-15 | 2019-07-23 | 南安市弈诚机械科技有限公司 | 一种真空泡防闪烙的高压真空断路器 |
| CN116131037A (zh) * | 2023-02-24 | 2023-05-16 | 深圳市振欢电子有限公司 | 一种防爆型电源适配器 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP1156496A patent/JPH09204839A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1892815A2 (de) * | 2006-08-25 | 2008-02-27 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine |
| EP1892815A3 (de) * | 2006-08-25 | 2010-01-06 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine |
| CN110047694A (zh) * | 2019-04-15 | 2019-07-23 | 南安市弈诚机械科技有限公司 | 一种真空泡防闪烙的高压真空断路器 |
| CN116131037A (zh) * | 2023-02-24 | 2023-05-16 | 深圳市振欢电子有限公司 | 一种防爆型电源适配器 |
| CN116131037B (zh) * | 2023-02-24 | 2023-10-20 | 深圳市振欢电子有限公司 | 一种防爆型电源适配器 |
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