JPH0920477A - エレベータの異常診断装置 - Google Patents

エレベータの異常診断装置

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JPH0920477A
JPH0920477A JP16895995A JP16895995A JPH0920477A JP H0920477 A JPH0920477 A JP H0920477A JP 16895995 A JP16895995 A JP 16895995A JP 16895995 A JP16895995 A JP 16895995A JP H0920477 A JPH0920477 A JP H0920477A
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JP
Japan
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sound
elevator
value
decided
diagnosed
Prior art date
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Pending
Application number
JP16895995A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Yamaki
正光 八巻
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
Satoru Fukuda
哲 福田
Takashi Fujimoto
貴 富士本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0920477A publication Critical patent/JPH0920477A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術で問題になっていた経験や熟練度に
よる診断結果のバラツキをなくし、より一層適切な異常
診断をできると共に、他の音の影響をうけずに常時異常
診断でき、診断結果を外部に連絡できるエレベータの異
常診断装置の提供。 【構成】 本発明では、エレベータが稼動するときの音
を検出する手段1と、音の検出手段1の周囲の温度を検
出する手段2と、診断するエレベータ以外停止させる手
段3、もしくは診断するエレベータの音のみを抽出する
手段3と、測定した音を周波数分析する手段11、正常
な値を記憶する手段12、正常値と抽出した音を比較す
る手段14、比較した値と検出した温度より異常か正常
か判定する手段14、これらを備えた異常診断手段1
5、診断結果を外部及びエレベータ制御装置に転送する
手段16を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの異常診断装
置に係り、特に音を用いて異常を診断するエレベータの
異常診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音によるエレベータの異常診断
は、エレベータの保守員が騒音計等を用い、その記録結
果を目視して良否を判定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の方法に
あっては、保守員の経験や熟練度により診断結果にバラ
ツキが生じる恐れがあった。又、現地では様々な音が発
生しており、診断対象のエレベータの音のみを正確に測
定することは難しく、さらに測定した時以外に異常が発
生した場合、異常の発生が分からない問題があった。
【0004】本発明の目的は、経験や熟練度による診断
結果のバラツキをなくし、より一層適切な異常診断をで
きると共に、他の音の影響をうけずに常時異常診断で
き、診断結果を外部に連絡することのできるエレベータ
の異常診断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、エレベータ
の音を検出する手段と、音の検出手段の周囲の温度を検
出する手段と、診断するエレベータ以外停止させ、診断
するエレベータの音のみを抽出する手段と、抽出した音
を周波数分析する手段、周波数分析した正常値を記憶す
る手段、正常値と抽出した音を比較する手段、比較した
値と検出した温度により正常か異常か判定する手段を備
えた異常診断手段、診断結果、及びエレベータ停止信号
を外部とエレベータ制御装置に転送する手段を設けた。
【0006】
【作用】本発明では、エレベータが稼動している際の音
と周囲の温度を検出する。この時隣接するエレベータの
稼動音の影響を受けないように、診断するエレベータ以
外を停止させ、診断するエレベータの音のみを抽出す
る。又は診断するエレベータの音を複数の音の検出手段
を用い、診断するエレベータ以外の音を相殺し診断する
音を抽出する。次に、抽出した音を周波数分析し、エレ
ベータ稼動初期の周波数分析した値を正常値として記憶
する。正常値と抽出した音を比較し異常か正常か診断す
る。診断結果により診断したエレベータの運転続行、運
転停止を決定し、外部とエレベータ制御装置に診断結
果、及びエレベータ停止信号を転送する。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて詳細に説
明する。図1、図2は本発明の一実施例を示し、音を検
出する音検出手段1と、温度を検出する温度検出手段2
と、診断するエレベータの音のみを抽出するため、隣接
するエレベータを停止させるエレベータ停止手段3を備
えている。抽出した音を周波数分析する周波数分析手段
11、周波数分析したエレベータ稼動初期の正常値を記
憶する正常値記憶手段12、正常値と抽出し周波数分析
した音を比較する比較手段13、比較した結果と温度検
出手段2で検出した温度により異常か、正常か判定する
判定手段14、これらの手段を備えた異常診断手段15
である。診断結果を外部及び、エレベータ制御装置に転
送する転送手段16を備えている。
【0008】図3は異常診断を行うフローチャートを示
す。ステップS1に示すようにエレベータ稼動中の音を
測定するためエレベータが稼動中かどうか判定する。稼
動中であればステップS2として診断するエレベータの
音を抽出し、音検出装置の周りの温度を測定する。ステ
ップS3として抽出した音は周波数分析を行い、ステッ
プS4として初回の値かどうかを判断し、初回の値なら
ステップS5として正常値として記憶する。2回目以降
に周波数分析した値はステップS6として記憶した正常
値と比較する。比較した値と測定した温度を用いステッ
プS7として異常診断を行う。異常診断を行った結果が
ステップ8で許容値以内であることが判断されたときス
テップS9として運転続行し、許容値を超える場合、ス
テップS10として重要な部位か判定する。重要な部位
であればステップS13として故障信号を外部及び、エ
レベータ制御装置に出力し運転を停止させ、重要な部位
でなければステップS11として運転可能か判定する。
運転可能ならステップS1として注意信号を出力し、運
転可能でない場合は、前述同様故障信号を出力し運転を
停止させる。
【0009】図4は本発明の他の実施例を示し、この実
施例では前述のエレベータ停止手段3の替わりに、複数
の音検出手段1を用い対象音の抽出を行う対象音抽出手
段4を備えるものである。図5は対象音抽出手段4の詳
細図を示し、複数の音検出手段1で検出した音を比較手
段20で比較し、比較した値を増幅手段21で増幅す
る。図6、図7は複数の音検出手段より対象音を抽出す
る説明図を示し、音発生源30、31、音検出手段3
2、33である。音検出手段32は、音発生源30、3
1から共に同じ距離r1の位置に配置し、音検出手段3
3は音発生源31から距離r1、音発生源30から距離
r2の位置に配置する。音発生源31で発生している音
は(数1)の波形40、音発生源30で発生している音
は(数2)の波形41と仮定し、音速をv、単位距離当
たりの音の減衰率をcとすると、音検出手段32で検出
する音は、波形40と波形41がそれぞれ(r1/v)
時間遅れ、(c×r1)減衰した合成波形42である。
同様に音検出手段33で検出する音は、音発生源30で
発生している音が(r2/v)時間遅れ、(c×r2)
減衰した波形と、音発生源31で発生している音が(r
1/v)時間遅れ、(c×r1)減衰した波形の合成波
形43である。
【0010】Y=Asin(ω1t)…(数1) Y=Bsin(ω2t)…(数2) ここで音検出手段32で検出した波形から音の検出手段
33で検出した波形を比較すると、音発生源31の音は
距離、時間遅れが等しいので相殺され、残る波形は(数
3)となる。この時(r1/v)と(r2/v)はほぼ
同じなので(r1/v)と(r2/v)をt′とする
と、上記の波形は(数4)となり、距離により減衰した
波形の差となり音発生源30の音を44の抽出波形とし
て抽出できる。より高精度な音の抽出を行うには音検出
手段32での時間遅れと、音検出手段33での時間遅れ
が近くなるように音検出手段32、33の位置r1、r
2を決定すれば良い。また音検出手段は指向性の高いも
のを使用すると、音の壁等からの反射音の影響を少なく
でき、併せて高精度な音の抽出ができる。
【0011】 Y=B((1−c×r1)sin(ω2(t+(r1/v))−(1−c× r2)sin(ω2(t+(r2/v))))…(数3) Y=B×c(r2−r1)sinω2t′…(数4) 本発明によれば、従来技術で問題になっていた経験や熟
練度による診断結果のバラツキをなくすことができ、よ
り一層適切な異常診断をできると共に、他の音の影響を
受けずに、常時異常診断し診断結果を外部に連絡するの
で、より安全なエレベータの異常診断を行うことができ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術で問題になっ
ていた経験や熟練度による診断結果のバラツキをなくす
ことができ、より一層適切な異常診断をできると共に、
他の音の影響を受けずに、常時異常診断し診断結果を外
部に連絡するので、より安全なエレベータの異常診断を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの異常診断装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】異常診断手段の詳細図である。
【図3】異常診断のフローチャートである。
【図4】エレベータの異常診断装置の他の実施例を示す
ブロック図である。
【図5】対象音抽出手段の詳細図である。
【図6】音の抽出手段の説明図である。
【図7】抽出に伴う音の波形の説明図である。
【符号の説明】
1 音検出手段 2 温度検出手段 3 エレベータ停止手段 4 対象音抽出手段 11 周波数分析手段 12 正常値記憶手段 13 比較手段 14 判定手段 15 異常診断手段 16 転送手段 20 比較手段 21 増幅手段 30 音発生源 31 音発生源 32 音検出手段 33 音検出手段 40 波形 41 波形 42 合成波形 43 合成波形 44 抽出波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富士本 貴 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの音を検出する手段と、音の
    検出手段の周囲の温度を検出する手段と、診断するエレ
    ベータ以外停止させ、診断するエレベータの音のみを抽
    出する手段と、抽出した音を周波数分析する手段、周波
    数分析した正常値を記憶する手段、正常値と抽出した音
    を比較する手段、比較した値と検出した温度により正常
    か異常か判定する手段を備えた異常診断手段、診断結
    果、及びエレベータ停止信号を外部とエレベータ制御装
    置に転送する手段を設けたことを特徴とするエレベータ
    の異常診断装置。
  2. 【請求項2】 エレベータの音を検出する手段と、音の
    検出手段の周囲の温度を検出する手段と、音の検出手段
    を診断するエレベータの音以外相殺するように配置し、
    複数のエレベータの稼動に伴い発生する音から診断する
    エレベータの音のみを抽出する手段と、抽出した音を周
    波数分析する手段、周波数分析した正常値を記憶する手
    段、正常値と抽出した音を比較する手段、比較した値と
    検出した温度より正常か異常か判定する手段を備える異
    常診断装置と、診断結果、及びエレベータ停止信号を外
    部とエレベータ制御装置に転送する手段を設けることを
    特徴とするエレベータの異常診断装置。
JP16895995A 1995-07-04 1995-07-04 エレベータの異常診断装置 Pending JPH0920477A (ja)

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JP (1) JPH0920477A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100431938C (zh) * 2004-09-27 2008-11-12 东芝电梯株式会社 携带式异常诊断设备、升降机异常诊断系统及方法
CN113879931A (zh) * 2021-09-13 2022-01-04 厦门市特种设备检验检测院 一种电梯安全监测方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100431938C (zh) * 2004-09-27 2008-11-12 东芝电梯株式会社 携带式异常诊断设备、升降机异常诊断系统及方法
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