JPH09204254A - キー入力装置 - Google Patents

キー入力装置

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JPH09204254A
JPH09204254A JP8012744A JP1274496A JPH09204254A JP H09204254 A JPH09204254 A JP H09204254A JP 8012744 A JP8012744 A JP 8012744A JP 1274496 A JP1274496 A JP 1274496A JP H09204254 A JPH09204254 A JP H09204254A
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JP
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input
output
key
circuit
capacitor
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JP8012744A
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Inventor
Kazuyuki Ono
一幸 大野
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AD変換器を使用しないで、マイクロコンピ
ュータの単機能の入出力ポートのみを用いることによ
り、複数のキー信号を判別できるキー入力装置を提供す
る。 【解決手段】 ポート(4)から入出力端子(6)をΗ
i出力の状態にして、コンデンサ(11)を充電する。
ポート(4)を入力に切り換え、操作キー(12a、1
2b、12c)のいずれかが押されていれば、コンデン
サ(11)が徐々に放電されて、入出力端子(6)の電
圧が下がってゆく。入出力端子(6)の電圧がLo出力
に達するまでの時間はどの操作キーが押されたかによっ
て変わってくる。したがって、入出力端子(6)の電圧
がLo出力に達する時間を、マイコン(1)に内蔵した
タイマ(5)によって計測すれば、どの操作キー(12
a、12b、12c)が押されたかを判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の操作キー
からのキー信号を区別して入力するキー入力装置に係
り、特に電子計算機周辺装置のマイクロコンピュータに
よる複数キーの入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のキー入力回路の一構成
例を示す機能ブロック図である。1はシングルチップマ
イクロコンピュータ(マイコン)、2はマイコン1内の
CPU(中央処理装置)、3はマイコン1内部にあるA
D変換器、6はマイコン1の入出力端子、7は入出力端
子6及び5Vの電源と接続されたプルアップ用の抵抗
器、9a、9b、9cはそれぞれ異なる抵抗値を有する
キー入力用の抵抗器、12a、12b、12cは操作キ
ーである。
【0003】マイコン1で複数のキーからの入力を判別
する場合に、使用するIOポート端子を削減するため
に、複数の操作キー9a、9b、9cからの入力を1つ
の入出力端子6を介してマイコン1内のAD変換器3に
入力する方法がある。たとえば、操作キー12a、12
b、12cのいずれかが押されたときに、AD変換器3
に印加される電圧をそれぞれ異なったものとするため
に、抵抗器9a、9b、9cの値を異ならせている。そ
して、入出力端子6の電圧をAD変換器3によりディジ
タル値に変換してCPU2にその値を入力することによ
り、どの操作キーが押下されているかを判別できる。
【0004】ここで、キー入力用の抵抗器9a、9b、
9cの各抵抗値Ra,Rb,Rcの関係をRa<Rb<Rcと
し、これらの抵抗値Ra,Rb,Rcは操作キー12a、
12b、12cが押下されたときにAD変換器3が十分
判別できる電圧差を発生しうるものとする。操作キーが
全く押下されていない状態では、プルアップ抵抗7のみ
が入出力端子6に接続されているので、電源電圧5Vが
そのまま入出力端子6の電圧となるから、AD変換の結
果が5Vならば何もキーが押されていない状態であると
判別される。
【0005】操作キー12aが押下された場合、プルア
ップ抵抗7と抵抗器9aとにより電源電圧が分圧され、
その電圧値が入出力端子6に印加される。たとえば、プ
ルアップ抵抗7が4ΚΩ、抵抗器9aが1KΩであると
すると、入出力端子6には1Vが印加され、したがっ
て、AD変換の結果が1Vならば操作キー12aが押下
されている状態であると判別される。同様に、抵抗値9
bが4KΩ、抵抗値9cが16KΩに設定されていれ
ば、入出力端子6の電圧が2.5Vならば操作キー12
bが、4Vならば操作キー12cが押下されている状態
であると判別できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、CPU
2に1本のIOポート端子を使ってキー入力する従来の
キー入力方法では、入出力端子6の電圧を計測するため
のAD変換器3が必要となる。
【0007】しかし、マイクロコンピュータがキー入力
のために占有できるAD変換器3を内蔵したものは少な
く、AD変換器3を占有することができない場合には、
1本のIOポート端子で複数のキーからの入力を行うこ
とができないという問題があった。
【0008】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、AD変換器を使用
しないで、マイクロコンピュータの単機能の入出力ポー
トのみを用いることにより、複数のキー信号を判別でき
るキー入力装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るキー入力
装置は、複数の操作キーからのキー信号を区別して入力
するキー入力装置であって、複数の操作キーと、互いに
異なる時定数で充電又は放電動作をなし、それぞれが前
記複数の操作キーによって選択される充放電回路と、入
出力端子を介して前記充放電回路と接続され、その充電
及び放電動作を制御する入出力回路と、前記入出力回路
を介して充電又は放電動作の完了時間を検知することに
より前記操作キーのいずれが操作されたかを判別する判
別回路とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2に係るキー入力装置は、前記充放
電回路が、コンデンサと、前記コンデンサと接続され、
それぞれ操作キーに直列接続された複数の抵抗器とを有
し、前記抵抗器と前記操作キーの直列回路と前記コンデ
ンサとの接続点が入出力回路の入出力端子に接続されて
おり、前記抵抗器の抵抗値が互いに異なることを特徴と
する。
【0011】請求項3に係るキー入力装置は、前記充放
電回路が、抵抗器と、前記抵抗器と接続され、それぞれ
操作キーに直列接続された複数のコンデンサとを有し、
前記コンデンサと前記操作キーの直列回路と前記抵抗器
との接続点が入出力回路の入出力端子に接続されてお
り、前記コンデンサの容量値が互いに異なることを特徴
とする。
【0012】請求項4に係るキー入力装置は、前記入出
力回路が、ハイ出力、ロー出力、ハイインピーダンスの
3つの状態を選択的にとり得るものであって、ハイ出力
状態またはロー出力状態によりコンデンサの充電または
放電を行ない、ハイインピーダンス状態により入出力端
子の電位を検出することを特徴とする。
【0013】請求項5に係るキー入力装置は、前記入出
力回路が、マイクロコンピュータのC−MOS入出力ポ
ートまたはΡch或いはNchオープン入出力ポートで
構成されていることを特徴とする。
【0014】請求項6に係るキー入力装置は、前記判別
回路が、充放電回路の充電または放電動作の完了時間の
検知を複数回行ない一致を確認した上で、いずれの操作
キーが操作されたかの判別を行なうことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1に係るキー入力装置を示すブロック図である。1
はシングルチップマイクロコンピュータ(マイコン)、
2はマイコン1内部にあるCPU、4はマイコン1内部
にある3ステート論理回路による入出力ポート(以下、
単にポートという)、5はマイコン1内部にあるタイ
マ、6は入出力端子、11は充放電回路を構成するため
のコンデンサ、10a、10b、10cはコンデンサ1
1と接続された複数の放電用抵抗器、12a、12b、
12cはそれぞれ抵抗器10a、10b、10cと直列
回路を構成する操作キーである。ここで、放電用抵抗器
10a、10b、10cの抵抗値はそれぞれ十分異なる
値のものとする。また、電源を5V、高レベル出力(Η
i出力)を5V、低レベル出力(Lo出力)を0V、接
地レベル(GND)を0Vとして、以下にキー入力装置
の動作を説明する。
【0017】ポート4では、入出力端子6をΗi出力と
ハイインピーダンスの入力状態とに制御する。入出力端
子6がハイインピーダンスになると、その電圧について
着目した場合、入力時にはこのポート4による電圧の影
響については考慮しなくても良い。また、ポート4によ
ってHi出力の状態に制御されれば、操作キーの押下の
有無如何にかかわらず、入出力端子6は5Vとなる。
【0018】まず、ポート4から入出力端子6をΗi出
力の状態にして、コンデンサ11を充電する。コンデン
サ11を充電するのに十分な時間だけΗi出力の状態を
保持した後、ポート4を入力に切り換える。このとき操
作キーが何も押されていなければ、入出力端子6は5V
のまま変化しない。もし操作キー12a、12b、12
cのいずれかが押されていれば、コンデンサ11は対応
する放電用抵抗器10a、10b、10cのいずれかを
介して接地されることになる。このため、コンデンサ1
1が徐々に放電されて、入出力端子6の電圧が下がって
ゆく。そして、入出力端子6の電圧がLo出力に達する
までにはある程度の時間がかかるが、その長さはコンデ
ンサ11の値と抵抗器10a、10b、10cの値によ
って変わってくる。充放電回路のコンデンサ11を共通
にして、その容量値を固定したものでは、選択された抵
抗器10a、10b、10cの抵抗値、すなわちどの操
作キーが押されたかによって、その放電時間が変わって
くる。したがって、入出力端子6の電圧がLo出力に達
するまでの時間を、マイコン1に内蔵したタイマ5によ
って計測すれば、どの操作キー12a、12b、12c
が押されたかを判別できる。
【0019】図2は、図1のキー入力装置の操作キーが
押されている状態を示す等価回路図である。4aは入出
力ポート電源、4bは入出力ポートΗi出力/ハイイン
ピーダンス切り替えスイッチであり、これら電源4aと
スイッチ4bとによって、入出力端子6のΗi出力の状
態とハイインピーダンスの出力状態とが表される。ま
ず、スイッチ4bをオンの状態にしてコンデンサ11を
完全に充電する。その後、スイッチ4bをオフして、充
電されているコンデンサ11の電荷を抵抗器10を介し
て放電するが、その時の入出力端子6の電圧値Vinは、 Vin=Vcc・exp(−t/CR) …(1) (ただし、Vinは入出力端子の電圧、Vccは電源電圧、
tはスイッチオフからの時間、Cはコンデンサ11の容
量、Rは抵抗値である。)となる。この(1)式から、
入出力端子6がLo出力と検出される電圧に達するまで
の時間(ta)は、 ta=−CRlog(VLo/Vcc) …(2) (ただし、VLoはLo出力として検出される電圧、ta
はスイッチオフからVLoになるまでの時間である。)と
なる。この(2)式に基づいて決定される時間taを計
測し、その長短に応じてどの操作キーが押されているか
が判別される。
【0020】図3は、マイコン1によってこれら一連の
動作を行わせるときの動作を示す流れ図である。
【0021】ステップ20では、ポート4をΗi出力に
設定し、次のステップ21で、コンデンサ11が完全に
充電されて入出力端子6がΗi出力(5V)になるだけ
の時間を待つ。ステップ22では、ポート4を入力状
態、すなわちハイインピーダンスに切り替える。このポ
ート入力への切り替えとほぼ同時に、ステップ23にて
計測用のタイマ5をスタートさせる。ステップ24で
は、ポート4がLo出力になったか否かを検出し、Lo
出力が検出されたならばステップ26に進み、タイマ5
を止める動作を行う。しかし、ポート4がΗi出力のま
まならば、タイマ5は引き続きカウントを続ける。い
ま、何等の操作キーも押されていない状態であれば、ポ
ート4はいつまでもHi出力の状態が保持される。そこ
で、ステップ25においては、操作キーの中で最長に設
定された時間をさらにオーバーしていないかをチェック
する。ここでタイマオーバーフローしていなければ、引
き続きステップ24に戻ってポート4の入力状態をチェ
ックし、タイマオーバーフローとなっていれば、操作キ
ー入力無しと判断してステップ26に進み、タイマ5を
止める動作へ移行する。
【0022】ステップ27では、タイマ5の計測値に応
じてどの操作キーが押されているのか、あるいは全く操
作キーが押されていないのかを判断する。一度、この判
断のステップ27が終了すると、最初のステップ20に
戻ってポート4をΗi出力に設定する。
【0023】なお、タイマ5によるカウント中に新たに
操作キーが押された場合には、本来の設定されたタイマ
5の計測値とは異なるタイマ値となる。そこで、図3に
示す一連の動作ステップを複数回繰り返してそれらの一
致する計測値をもってキー判別をすれば、誤判断を回避
して常に正しいキー判別を行うことが可能になる。
【0024】また、操作キーが多重押しされた場合に
は、押されている複数の操作キーに対応する合成抵抗値
が、その時に押されていない操作キーの抵抗値と近い値
であれば誤動作する可能性が大きくなる。そこで、それ
ぞれの操作キーに接続される抵抗器の値を、相互に十分
離れたものとする必要がある。
【0025】実施の形態2.図4は、図1の実施の形態
1の回路において、その充電動作と放電動作とを逆に行
わせるように構成したキー入力装置を示すブロック図で
ある。対応する部分に同一の符号を付けて、それらの説
明を省略する。
【0026】この実施の形態2では、まずポート4で入
出力端子6をLo出力の状態に設定してコンデンサ11
を放電させ、その後ポート4を入力状態に切り替える。
そのとき、押されている操作キー12a、12b、12
cと直列回路を構成しているコンデンサ充電用のプルア
ップ抵抗器8a、8b、8cを介してコンデンサ11が
充電される。
【0027】したがって、このような構成であれば、ポ
ート4がLo出力を検出しなくなるまでの時間を計測す
ることによっても、どの操作キーが押されたのかが判別
できる。
【0028】実施の形態3.図5は、この発明の別の実
施の形態を示すブロック図である。
【0029】このキー入力装置では、一端が接地された
抵抗器10と、操作キー12a、12b、12cと直列
接続された複数のコンデンサ11a、11b、11cと
で充放電回路が構成されている。したがって、タイマ5
によって放電時間を計測することで操作キーの判別が可
能になる。
【0030】実施の形態1と実施の形態2では、コンデ
ンサ11を共通にして抵抗値の違いによってキー判別を
行っていた。しかし、抵抗器10を共通に使用して充放
電回路の抵抗値を固定し、コンデンサ11a、11b、
11cの各容量を操作キー毎に変化させた場合でも、入
出力端子6がLo出力と検出される電圧に達するまでの
時間はその容量値に応じて変化するから、実施の形態3
についても同様の効果が得られる。この場合も放電時間
を計測する図5のものでは、ta=−CRlog(VLo
/Vcc)によって規定され、同様の効果が得られる。
【0031】実施の形態4.図6は、この発明のさらに
別の実施の形態を示すブロック図である。
【0032】このキー入力装置では、一端が電源と接続
されたプルアップ抵抗器8と、操作キー12a、12
b、12cと直列接続された複数のコンデンサ11a、
11b、11cとで充放電回路が構成されている。した
がって、タイマ5によって充電時間を計測することで操
作キーの判別が可能になる。
【0033】ここで、図6のキー入力装置の動作につい
て説明する。まずポート4から入出力端子6をLo出力
の状態にする。すると操作キーのいずれかが押されてい
れば、、コンデンサ11a、11b、11cのうちの対
応するキーが押されているものは放電する。これらのコ
ンデンサ11a、11b、11cを放電するのに十分な
時間だけLo出力の状態を保持した後、ポート4を入力
に切り換える。このとき操作キーが何も押されていなけ
れば、入出力端子6は直ちに5Vとなる。もし操作キー
12a、12b、12cのいずれかが押されていれば、
対応するコンデンサが充電用抵抗器8を介してVccに接
続される。このため、コンデンサ11は徐々に充電され
て、入出力端子6の電圧が上がってゆく。そして、入出
力端子6の電圧がHi出力に達するまでにはある程度の
時間がかかるが、その長さはコンデンサ11a、11
b、11cの値と抵抗器10の値によって変わってくる
から、どの操作キーが押されたかによって充電時間が変
わってくる。この時間をタイマ5によって計測すればど
の操作キー12a、12b、12cが押されているのか
が判別できる。
【0034】ここでは、一端が電源と接続された抵抗器
8を共通にして、コンデンサ11a、11b、11cの
容量を操作キー毎に変化させており、入出力端子6がH
i出力と検出される電圧に達するまでの時間はその容量
値に応じて変化するから、実施の形態4についても前述
した各実施の形態と同様の効果が得られる。
【0035】図7は、マイコン1による一連のキー判別
の動作を示す流れ図である。
【0036】ステップ30では、ポート4をLo出力に
設定し、次のステップ31で、コンデンサ11a、11
b、11cが完全に放電され、入出力端子6がLo出力
(0V)になるだけの時間を待つ。ステップ32では、
ポート4を入力状態、すなわちハイインピーダンスに切
り替える。このポート入力への切り替えとほぼ同時に、
ステップ33にて計測用のタイマ5をスタートさせる。
ステップ34では、ポート4がHi出力になったか否か
を検出し、Hi出力が検出されたならばステップ35に
進み、タイマ5を止める動作を行う。ステップ36で
は、タイマ5の計測値に応じてどの操作キーが押されて
いるのか、あるいは全く操作キーが押されていないのか
を判断する。
【0037】なお、図1、図4、図5、図6の各回路に
おいて、抵抗器とコンデンサに対する電源とGΝD(接
地)の関係を逆に接続すれば、アクティブを逆にした回
路となり、いずれも同様の効果が得られる。
【0038】実施の形態5.実施の形態1〜4では、コ
ンデンサ11の充電放電時間の計測にマイクロコンピュ
ータのタイマ5を用いた例を示した。しかし、タイマ5
を使用せずに、プログラムの実行時間に基づいてソフト
ウェアによる時間待ちによって時間計測を行っても、上
記各実施の形態と同様の効果が得られる。図8は、タイ
マを用いないキー入力装置を示すブロック図である。
【0039】なお、マイコン1内部にある3ステート論
理回路による入出力ポート4としては、例えば、図9又
は図10に示す構成のものを用いることができる。図9
に示すCMOSの3ステートドライバでは、方向レジス
タ41からの制御出力が0の時に、NANDゲート4
2、NORゲート43がいずれもオフして、ハイインピ
ーダンス状態となる。また、制御出力が1の時には、ポ
ートラッチ44からのデータに応じて出力OUTが1又
は0に切換えられる。
【0040】図10に示すものは、Nチャネルオープン
ドレイン出力を利用したNchオープン入出力ポートで
ある。また、同様にΡchオープン入出力ポートとして
構成することもできる。
【0041】
【発明の効果】この発明のキー入力装置は、以上に説明
したように構成されているので、以下に示すような効果
を奏する。
【0042】請求項1に記載した発明によれば、AD変
換器を使用しないで、マイクロコンピュータの単機能の
入出力ポートのみを用いることにより、複数のキーのい
ずれかが操作されたかを判別できる。
【0043】請求項2に記載した発明によれば、操作キ
ー毎に異なる抵抗値の抵抗回路が選択されるから、汎用
の入出力ポートの入力機能を利用して、コンデンサの充
放電時間を計測することによってキー信号を区別でき
る。
【0044】請求項3に記載した発明によれば、操作キ
ー毎に異なる容量値のコンデンサが選択されるから、汎
用の入出力ポートの入力機能を利用して、コンデンサの
充放電時間を計測することによってキー信号を区別でき
る。
【0045】請求項4に記載した発明によれば、1本の
ポートに多数のキー入力を備えた入力装置を接続でき
る。
【0046】請求項5に記載した発明によれば、AD変
換器に代えて、マイクロコンピュータの単機能の入出力
ポートであるC−MOS入出力ポートまたはΡch或い
はNchオープン入出力ポートによって複数のキー信号
を区別して入力できる。
【0047】請求項6に記載した発明によれば、タイマ
による計測中に別のキーが押された場合でも、誤った判
断を避けて、操作キーの判別を確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るキー入力装置
を示すブロック図である。
【図2】 図1のキー入力装置の操作キーが押されてい
る状態を示す等価回路図である。
【図3】 マイクロコンピュータによるキー入力動作を
示す流れ図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るキー入力装置
を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係るキー入力装置
を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係るキー入力装置
を示すブロック図である。
【図7】 マイクロコンピュータによる他のキー判別の
動作を示す流れ図である。
【図8】 タイマを用いないキー入力装置を示すブロッ
ク図である。
【図9】 3ステート論理回路による入出力ポートの一
例を示すブロック図である。
【図10】 3ステート論理回路による入出力ポートの
他の例を示すブロック図である。
【図11】 従来のキー入力回路の一構成例を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
1 シングルチップマイクロコンピュータ、2 CPU
(中央処理装置)、3AD変換器、4 入出力ポート、
4a 入出力ポート電源、4b 入出力ポートΗi出力
/ハイインピーダンス切り替えスイッチ、5 内蔵タイ
マ、6 入出力端子、7 抵抗器(AD変換プルアップ
用)、8,8a,8b,8c 抵抗器(コンデンサ充電
用)、9a,9b,9c 抵抗器(ADキー入力用)、
10,10a,10b,10c 抵抗器(放電用)、1
1,11a,11b,11cコンデンサ、12,12
a,12b,12c 操作キー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の操作キーからのキー信号を区別し
    て入力するキー入力装置であって、 複数の操作キーと、 互いに異なる時定数で充電又は放電動作をなし、それぞ
    れが前記複数の操作キーによって選択される充放電回路
    と、 入出力端子を介して前記充放電回路と接続され、その充
    電及び放電動作を制御する入出力回路と、 前記入出力回路を介して充電又は放電動作の完了時間を
    検知することにより前記操作キーのいずれが操作された
    かを判別する判別回路とを備えたことを特徴とするキー
    入力装置。
  2. 【請求項2】 前記充放電回路は、コンデンサと、前記
    コンデンサと接続され、それぞれ前記操作キーに直列接
    続された複数の抵抗器とを有し、前記抵抗器と前記操作
    キーの直列回路と前記コンデンサとの接続点が前記入出
    力回路の入出力端子に接続されており、前記抵抗器の抵
    抗値が互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の
    キー入力装置。
  3. 【請求項3】 前記充放電回路は、抵抗器と、前記抵抗
    器と接続され、それぞれ前記操作キーに直列接続された
    複数のコンデンサとを有し、前記コンデンサと前記操作
    キーの直列回路と前記抵抗器との接続点が前記入出力回
    路の入出力端子に接続されており、前記コンデンサの容
    量値が互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の
    キー入力装置。
  4. 【請求項4】 前記入出力回路はハイ出力、ロー出力、
    ハイインピーダンスの3つの状態を選択的にとり得るも
    のであって、ハイ出力状態またはロー出力状態により前
    記コンデンサの充電または放電を行ない、ハイインピー
    ダンス状態により前記入出力端子の電位を検出すること
    を特徴とする請求項2または3に記載のキー入力装置。
  5. 【請求項5】 前記入出力回路は、マイクロコンピュー
    タのC−MOS入出力ポートまたはΡch或いはNch
    オープン入出力ポートで構成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載のキー入力装置。
  6. 【請求項6】 前記判別回路は、前記充放電回路の充電
    または放電動作の完了時間の検知を複数回行ない一致を
    確認した上で、いずれの操作キーが操作されたかの判別
    を行なうことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
    記載のキー入力装置。
JP8012744A 1996-01-29 1996-01-29 キー入力装置 Pending JPH09204254A (ja)

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JP2018085104A (ja) * 2016-11-23 2018-05-31 新唐科技股▲ふん▼有限公司 フルデジタルマルチピン値検出装置及びそれと連動したサンプリング方法

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