JPH09203923A - 回転体の停止位置検出装置および該装置を備えたカメラ - Google Patents
回転体の停止位置検出装置および該装置を備えたカメラInfo
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- JPH09203923A JPH09203923A JP8012460A JP1246096A JPH09203923A JP H09203923 A JPH09203923 A JP H09203923A JP 8012460 A JP8012460 A JP 8012460A JP 1246096 A JP1246096 A JP 1246096A JP H09203923 A JPH09203923 A JP H09203923A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/28—Locating light-sensitive material within camera
- G03B17/30—Locating spools or other rotatable holders of coiled film
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/24—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly automatically in accordance with markings or other means indicating film speed or kind of film on the magazine to be inserted in the camera
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルムカートリッジのバーコード円板の停
止位置を正確に検出し、フィルムの使用状況を誤りなく
判別する。 【解決手段】 カメラにフィルムカートリッジを装填
後、フィルム巻き取り方向にスプールを回転させ、スプ
ールとともに回転するバーコードの、信号が記されてい
る第2の領域と信号が記されていない第3の領域との境
界を2回検出する。スプール回転用のドライバーは1回
転する間にスプールと係合し、2回目の回転の信号はバ
ーコードの真のパターンに一致する。1回目の回転の信
号と2回目の回転の信号を末尾から比較することによ
り、カートリッジ装填時のバーコードの向きを検出す
る。
止位置を正確に検出し、フィルムの使用状況を誤りなく
判別する。 【解決手段】 カメラにフィルムカートリッジを装填
後、フィルム巻き取り方向にスプールを回転させ、スプ
ールとともに回転するバーコードの、信号が記されてい
る第2の領域と信号が記されていない第3の領域との境
界を2回検出する。スプール回転用のドライバーは1回
転する間にスプールと係合し、2回目の回転の信号はバ
ーコードの真のパターンに一致する。1回目の回転の信
号と2回目の回転の信号を末尾から比較することによ
り、カートリッジ装填時のバーコードの向きを検出す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコード等の2
レベルから成る符号を付された回転体の停止位置を検出
する装置に関するものであり、特に、スプールにバーコ
ード板を固着されたフィルムカートリッジを使用するカ
メラのバーコード板停止位置を検出する装置に関するも
のである。
レベルから成る符号を付された回転体の停止位置を検出
する装置に関するものであり、特に、スプールにバーコ
ード板を固着されたフィルムカートリッジを使用するカ
メラのバーコード板停止位置を検出する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの自動化に適するような新
しい写真システムが種々提案されている。それら新写真
システムにおいては、従来とは異なる新しいフィルムカ
ートリッジを使用するものがある。
しい写真システムが種々提案されている。それら新写真
システムにおいては、従来とは異なる新しいフィルムカ
ートリッジを使用するものがある。
【0003】提案されているカートリッジのうちのいく
つかは、フィルム巻取りスプールと一体的に回転するバ
ーコードつきの円板(回転体)を有しており、バーコー
ドによってフィルムの属性を表すとともに、この円板の
停止位置によって、収容されているフィルムが未露光の
ものであるか、あるいは露光済みか、途中まで露光済み
か、現像処理済みかの使用状況を表すことができるよう
になっている。
つかは、フィルム巻取りスプールと一体的に回転するバ
ーコードつきの円板(回転体)を有しており、バーコー
ドによってフィルムの属性を表すとともに、この円板の
停止位置によって、収容されているフィルムが未露光の
ものであるか、あるいは露光済みか、途中まで露光済み
か、現像処理済みかの使用状況を表すことができるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなカートリ
ッジを使用するカメラやラボ装置、フィルムスキャナ等
の再生装置等ではこのバーコードの状態を正確に判別す
る装置を設置する必要がある。しかし、そのような判別
装置の設置位置や判別プロセスによっては正しい判別が
できない可能性があり、より正確に判別する設置位置や
判別プロセスを決定することが求められる。特に、普及
型のカメラ等のように判別装置の位置の精度をあまり高
くできないような場合にも正確に判別することができる
位置やプロセスが要求される。
ッジを使用するカメラやラボ装置、フィルムスキャナ等
の再生装置等ではこのバーコードの状態を正確に判別す
る装置を設置する必要がある。しかし、そのような判別
装置の設置位置や判別プロセスによっては正しい判別が
できない可能性があり、より正確に判別する設置位置や
判別プロセスを決定することが求められる。特に、普及
型のカメラ等のように判別装置の位置の精度をあまり高
くできないような場合にも正確に判別することができる
位置やプロセスが要求される。
【0005】本発明の目的とするところは、カートリッ
ジに設けられているバーコードの情報を正確に判別する
ことができる構成を得ることにある。また、本発明の他
の目的とするところは、ある程度の機械的な、あるいは
動作上の誤差があってもカートリッジに設けられている
バーコードの情報を正確に判別することができる構成を
得ることにある。
ジに設けられているバーコードの情報を正確に判別する
ことができる構成を得ることにある。また、本発明の他
の目的とするところは、ある程度の機械的な、あるいは
動作上の誤差があってもカートリッジに設けられている
バーコードの情報を正確に判別することができる構成を
得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、表面の移動方向に沿う一周を最長の1
区間を含む複数の区間に区分し、これらの区間を交互に
2つのレベルに対応させた回転体の停止位置を検出する
装置において、回転体を一定速度で回転させるための回
転力を生成する回転力生成手段と、回転力生成手段の回
転力を受けて回転し、自身が1回転する間に回転体に係
合して、この係合後に回転力生成手段の回転力を回転体
に伝達する回転力伝達手段と、一定位置に配置され、回
転力生成手段が回転力を生成し始めたときから回転体の
表面のレベルを検出し続け、検出したレベルを表す一連
の信号を出力するレベル検出手段と、レベル検出手段が
出力する信号のうち、先頭から最長の区間とこの区間に
隣接する先行区間との境界に相当する最初のレベル変化
までの第1の信号群と、第1の信号群に続き前記境界に
相当する2回目のレベル変化までの第2の信号群とを末
尾から比較して、第1の信号群と第2の信号群との一致
開始点を検出する信号比較手段と、信号比較手段によっ
て検出された一致開始点以降の第1の信号群の長さか
ら、停止していたときの回転体のレベル検出手段に対す
る相対位置を決定する相対位置決定手段とを備える。
に、本発明では、表面の移動方向に沿う一周を最長の1
区間を含む複数の区間に区分し、これらの区間を交互に
2つのレベルに対応させた回転体の停止位置を検出する
装置において、回転体を一定速度で回転させるための回
転力を生成する回転力生成手段と、回転力生成手段の回
転力を受けて回転し、自身が1回転する間に回転体に係
合して、この係合後に回転力生成手段の回転力を回転体
に伝達する回転力伝達手段と、一定位置に配置され、回
転力生成手段が回転力を生成し始めたときから回転体の
表面のレベルを検出し続け、検出したレベルを表す一連
の信号を出力するレベル検出手段と、レベル検出手段が
出力する信号のうち、先頭から最長の区間とこの区間に
隣接する先行区間との境界に相当する最初のレベル変化
までの第1の信号群と、第1の信号群に続き前記境界に
相当する2回目のレベル変化までの第2の信号群とを末
尾から比較して、第1の信号群と第2の信号群との一致
開始点を検出する信号比較手段と、信号比較手段によっ
て検出された一致開始点以降の第1の信号群の長さか
ら、停止していたときの回転体のレベル検出手段に対す
る相対位置を決定する相対位置決定手段とを備える。
【0007】回転体の表面に対応させる2つのレベルと
は、有および無の状態を明瞭に表すものであればよく、
光学的、電気的、物理的、化学的等の範疇に捕らわれる
ものではない。例えば、光の反射と吸収、電気の導通と
絶縁、あるいは形状の凹凸が簡単な例として挙げられ
る。上記構成では、回転力生成手段が回転力を生成し始
めると同時に、回転力伝達手段が回転を始め、レベル検
出手段が回転体表面のレベルを検出し始める。回転力伝
達手段は、回転力生成手段が回転力を生成し始めた時に
既に回転体に係合していることもあれば係合していない
こともある。その係合時期は、最も遅くても回転力伝達
手段が1回転するまでの間である。未係合の間、回転体
は回転せず、この間にレベル検出手段が検出するレベル
は、回転体の停止位置に応じた一定値になるかあるいは
回転体の振動等によるノイズを含むことになる。
は、有および無の状態を明瞭に表すものであればよく、
光学的、電気的、物理的、化学的等の範疇に捕らわれる
ものではない。例えば、光の反射と吸収、電気の導通と
絶縁、あるいは形状の凹凸が簡単な例として挙げられ
る。上記構成では、回転力生成手段が回転力を生成し始
めると同時に、回転力伝達手段が回転を始め、レベル検
出手段が回転体表面のレベルを検出し始める。回転力伝
達手段は、回転力生成手段が回転力を生成し始めた時に
既に回転体に係合していることもあれば係合していない
こともある。その係合時期は、最も遅くても回転力伝達
手段が1回転するまでの間である。未係合の間、回転体
は回転せず、この間にレベル検出手段が検出するレベル
は、回転体の停止位置に応じた一定値になるかあるいは
回転体の振動等によるノイズを含むことになる。
【0008】回転力伝達手段が回転体に未係合の間は、
最長区間とこれに隣接する先行区間の境界に相当するレ
ベル変化は現れず、このレベル変化が現れた時には回転
力伝達手段が回転体に係合しており、回転体が一定速度
で回転している。最長区間は、回転体が一定速度で回転
しているときに検出されるレベルの持続時間から容易に
見い出され、これに隣接する先行区間との境界も容易に
見い出される。第2の信号群は、回転体の一定速度での
1回転に対応し、表面の全区間のレベルを表すことにな
る。回転力生成手段が回転力を生成し始めた時に、回転
力伝達手段が既に回転体に係合していたときには、第1
の信号群は第2の信号群の一部に一致する。回転力生成
手段が回転力を生成し始めた時に、回転力伝達手段が回
転体に係合していなかったときには、第1の信号群は、
第2の信号群の一部に一致する部分と、これに先行し第
2の信号群と相違する部分とを含むことになる。
最長区間とこれに隣接する先行区間の境界に相当するレ
ベル変化は現れず、このレベル変化が現れた時には回転
力伝達手段が回転体に係合しており、回転体が一定速度
で回転している。最長区間は、回転体が一定速度で回転
しているときに検出されるレベルの持続時間から容易に
見い出され、これに隣接する先行区間との境界も容易に
見い出される。第2の信号群は、回転体の一定速度での
1回転に対応し、表面の全区間のレベルを表すことにな
る。回転力生成手段が回転力を生成し始めた時に、回転
力伝達手段が既に回転体に係合していたときには、第1
の信号群は第2の信号群の一部に一致する。回転力生成
手段が回転力を生成し始めた時に、回転力伝達手段が回
転体に係合していなかったときには、第1の信号群は、
第2の信号群の一部に一致する部分と、これに先行し第
2の信号群と相違する部分とを含むことになる。
【0009】信号比較手段は、第1の信号群と第2の信
号群とを末尾から前方に向かって比較する。第1の信号
群のうち第2の信号群と一致している部分は、回転力伝
達手段が回転体に係合した後の、回転体が一定速度で回
転している時の信号である。レベル検出手段は一定位置
で回転体の表面レベルを検出するから、信号比較手段で
検出された不一致点から末尾までの第1の信号群の長さ
は、停止していた位置からレベル検出手段による検出位
置までの前記境界の移動量を表す。したがって、回転体
が停止していた位置が求められる。
号群とを末尾から前方に向かって比較する。第1の信号
群のうち第2の信号群と一致している部分は、回転力伝
達手段が回転体に係合した後の、回転体が一定速度で回
転している時の信号である。レベル検出手段は一定位置
で回転体の表面レベルを検出するから、信号比較手段で
検出された不一致点から末尾までの第1の信号群の長さ
は、停止していた位置からレベル検出手段による検出位
置までの前記境界の移動量を表す。したがって、回転体
が停止していた位置が求められる。
【0010】具体的には、回転体は2つのレベルを表す
バーコードを回転中心の周りに設けた円板であり、レベ
ル検出装置はフォトリフレクタであって、フォトリフレ
クタによって円板の停止位置を検出する。
バーコードを回転中心の周りに設けた円板であり、レベ
ル検出装置はフォトリフレクタであって、フォトリフレ
クタによって円板の停止位置を検出する。
【0011】さらに、この回転体の停止位置検出装置を
カメラに備えて、フィルムカートリッジのスプールに固
着されたバーコード板の停止位置を検出する。
カメラに備えて、フィルムカートリッジのスプールに固
着されたバーコード板の停止位置を検出する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について説明す
る。まず、使用されるフィルムカートリッジ1の外観を
図1に示す。フィルム取り出し口11に遮光ドア12が
設けられており、写真フィルム(不図示)は、撮影終了
後のみならず未使用の時も、全体がカートリッジ内に収
容される。遮光ドア12は、フィルムカートリッジ1が
カメラに装填されていないときには、閉じた状態でロッ
クされる。遮光ドア12のロックおよびその解除は、カ
ートリッジの端面に設けられたドアロック係合孔13を
介してカメラによって行われる。
る。まず、使用されるフィルムカートリッジ1の外観を
図1に示す。フィルム取り出し口11に遮光ドア12が
設けられており、写真フィルム(不図示)は、撮影終了
後のみならず未使用の時も、全体がカートリッジ内に収
容される。遮光ドア12は、フィルムカートリッジ1が
カメラに装填されていないときには、閉じた状態でロッ
クされる。遮光ドア12のロックおよびその解除は、カ
ートリッジの端面に設けられたドアロック係合孔13を
介してカメラによって行われる。
【0013】カートリッジ内でフィルムを巻き付けてい
るスプール14も、カートリッジがカメラに装填されて
いない状態では、ロックされて回転を禁じられている。
スプール14の端部にはキー溝15つきの孔16が設け
られており、カートリッジ外部から与えられる駆動力に
よってスプールは回転する。図示しないが、スプールの
他端にも孔が設けられており、スプールは両端の孔でカ
メラに支持されて回転する構成になっている。
るスプール14も、カートリッジがカメラに装填されて
いない状態では、ロックされて回転を禁じられている。
スプール14の端部にはキー溝15つきの孔16が設け
られており、カートリッジ外部から与えられる駆動力に
よってスプールは回転する。図示しないが、スプールの
他端にも孔が設けられており、スプールは両端の孔でカ
メラに支持されて回転する構成になっている。
【0014】スプールの端板には、フィルムの属性を表
すバーコード17が記されており、カートリッジ端面に
はこのバーコード17の読み取りを可能にするための窓
18、19が形成されている。バーコード17はスプー
ルの回転軸を中心とする放射状の白黒パターンより成
る。白黒パターンの各区域は、中心角が広い部分と狭い
部分の2種類が存在する。バーコードに記されるフィル
ムの属性としては、ISO感度、ラティチュード、ポジ
ティブフィルム/ネガティブフィルムの区別や撮影可能
コマ数が含まれる。カメラにフィルムカートリッジ1が
装填された時に、フィルムを巻取る方向にスプールを回
転させて、バーコード17の情報が読み取られる。
すバーコード17が記されており、カートリッジ端面に
はこのバーコード17の読み取りを可能にするための窓
18、19が形成されている。バーコード17はスプー
ルの回転軸を中心とする放射状の白黒パターンより成
る。白黒パターンの各区域は、中心角が広い部分と狭い
部分の2種類が存在する。バーコードに記されるフィル
ムの属性としては、ISO感度、ラティチュード、ポジ
ティブフィルム/ネガティブフィルムの区別や撮影可能
コマ数が含まれる。カメラにフィルムカートリッジ1が
装填された時に、フィルムを巻取る方向にスプールを回
転させて、バーコード17の情報が読み取られる。
【0015】図2、3に、本実施形態のカメラの正面図
および底面図を示す。本カメラは、レンズシャッター式
の自動焦点カメラである。カメラボディー52前面にズ
ームレンズから成る撮影レンズ51が備えられている。
撮影レンズ51の鏡胴は3段繰り出し機構を備えてお
り、非使用時には撮影レンズ51の大半がボディー52
の内部に収容される。図2、3は撮影レンズがボディー
に収容された状態を示している。撮影レンズ51の内部
には絞りを兼ねたシャッターが備えられている。
および底面図を示す。本カメラは、レンズシャッター式
の自動焦点カメラである。カメラボディー52前面にズ
ームレンズから成る撮影レンズ51が備えられている。
撮影レンズ51の鏡胴は3段繰り出し機構を備えてお
り、非使用時には撮影レンズ51の大半がボディー52
の内部に収容される。図2、3は撮影レンズがボディー
に収容された状態を示している。撮影レンズ51の内部
には絞りを兼ねたシャッターが備えられている。
【0016】ボディー上面には、主スイッチ53および
シャッターレリーズ釦54が設けられている。主スイッ
チ53を操作することにより、電力供給が開始され、撮
影レンズ鏡胴が繰り出される。レリーズ釦54を半押し
すると自動焦点機構が動作し、全押しするとシャッター
が開きフィルムが露光されて撮影が行われる。ボディー
52前面上部には、露出制御のための測光窓55、焦点
調節のための測距窓56、ファインダー光学系の対物窓
57、被写体に光を照射するフラッシュ58が設けられ
ている。
シャッターレリーズ釦54が設けられている。主スイッ
チ53を操作することにより、電力供給が開始され、撮
影レンズ鏡胴が繰り出される。レリーズ釦54を半押し
すると自動焦点機構が動作し、全押しするとシャッター
が開きフィルムが露光されて撮影が行われる。ボディー
52前面上部には、露出制御のための測光窓55、焦点
調節のための測距窓56、ファインダー光学系の対物窓
57、被写体に光を照射するフラッシュ58が設けられ
ている。
【0017】このカメラは、不図示のリモコン装置から
の無線信号を受けてリモコン撮影することおよびセルフ
タイマー撮影が可能であり、ボディー52前面にはリモ
コン受信部59およびリモコン作動表示ランプ60が備
えられている。リモコン作動表示ランプ60は、セルフ
タイマー撮影作動表示にも兼用される。不図示のボディ
ー背面には、フィルムに関する情報や警告を表示するた
めの液晶表示装置および全コマ撮影終了前にフィルムを
強制的に巻戻すための途中巻戻しスイッチが設けられて
いる。
の無線信号を受けてリモコン撮影することおよびセルフ
タイマー撮影が可能であり、ボディー52前面にはリモ
コン受信部59およびリモコン作動表示ランプ60が備
えられている。リモコン作動表示ランプ60は、セルフ
タイマー撮影作動表示にも兼用される。不図示のボディ
ー背面には、フィルムに関する情報や警告を表示するた
めの液晶表示装置および全コマ撮影終了前にフィルムを
強制的に巻戻すための途中巻戻しスイッチが設けられて
いる。
【0018】このカメラは、底面の蓋21を開けてカー
トリッジ室にフィルムカートリッジを装填するように構
成されている。カートリッジ室22の概略構成を図4の
透視図に示す。
トリッジ室にフィルムカートリッジを装填するように構
成されている。カートリッジ室22の概略構成を図4の
透視図に示す。
【0019】カートリッジ室の底部には、フィルムカー
トリッジの窓18、19に相対する2ヶ所に、発光素子
と受光素子とから成るフォトリフレクタ23、24が設
けられている。発光素子よりバーコードに向けて光を発
し、その反射光を受光素子で検出することによって、白
黒に対応する2値が検出され、バーコードの情報が高レ
ベル(以下、Hレベルと表す)および低レベル(以下、
Lレベルと表す)より成る2値信号として出力される。
フォトリフレクタは必ずしも2つ設ける必要はないが、
ここではバーコードを効率よく読み取るために、190
゜の間隔で2ヶ所に配設している。これ以降、フォトリ
フレクタ23および24をそれぞれ第1センサーおよび
第2センサーと呼ぶ。
トリッジの窓18、19に相対する2ヶ所に、発光素子
と受光素子とから成るフォトリフレクタ23、24が設
けられている。発光素子よりバーコードに向けて光を発
し、その反射光を受光素子で検出することによって、白
黒に対応する2値が検出され、バーコードの情報が高レ
ベル(以下、Hレベルと表す)および低レベル(以下、
Lレベルと表す)より成る2値信号として出力される。
フォトリフレクタは必ずしも2つ設ける必要はないが、
ここではバーコードを効率よく読み取るために、190
゜の間隔で2ヶ所に配設している。これ以降、フォトリ
フレクタ23および24をそれぞれ第1センサーおよび
第2センサーと呼ぶ。
【0020】底蓋21にはロックレバー29が設けら
れ、カメラボディーにはロックレバー29がロック位置
に設定されたことを検出する底蓋ロックスイッチ30が
設けられている。底蓋21の内面には、遮光ドア12を
開閉するための突起25、スプール端部の孔に係合しス
プールを支持する突起26が設けられている。カートリ
ッジ室の底部には、ドアロック係合孔13に係合しその
ロックを解除するための突起27、およびスプールを回
転させる機構の一部でキー溝15つき孔16に係合する
ドライバー28が設けられている。
れ、カメラボディーにはロックレバー29がロック位置
に設定されたことを検出する底蓋ロックスイッチ30が
設けられている。底蓋21の内面には、遮光ドア12を
開閉するための突起25、スプール端部の孔に係合しス
プールを支持する突起26が設けられている。カートリ
ッジ室の底部には、ドアロック係合孔13に係合しその
ロックを解除するための突起27、およびスプールを回
転させる機構の一部でキー溝15つき孔16に係合する
ドライバー28が設けられている。
【0021】フィルムカートリッジ1をカートリッジ室
22に収容して底蓋21を閉じると、突起27がドアロ
ック係合孔13に係合してロックが解除され、突起25
によって遮光ドア12が開けられる。また、スプール1
4は、一端の孔16がドライバー28に係合し他端の孔
が突起26に係合して、両端を支持される。
22に収容して底蓋21を閉じると、突起27がドアロ
ック係合孔13に係合してロックが解除され、突起25
によって遮光ドア12が開けられる。また、スプール1
4は、一端の孔16がドライバー28に係合し他端の孔
が突起26に係合して、両端を支持される。
【0022】ドライバー28の構造を図5に示す。ドラ
イバー28は図外のモーターからの駆動力を受けて、右
回りおよび左周りに回転する。ドライバー28は内外2
重構造になっており、外側の部材の上端部31はスプー
ルの孔16の内径よりも僅かに小さな外径の円筒状に形
成されている。カートリッジがカートリッジ室に収容さ
れると、上端部31が孔16に挿入された状態となる。
内側の部材はキー32を有し、バネ33によって上方に
付勢されている。
イバー28は図外のモーターからの駆動力を受けて、右
回りおよび左周りに回転する。ドライバー28は内外2
重構造になっており、外側の部材の上端部31はスプー
ルの孔16の内径よりも僅かに小さな外径の円筒状に形
成されている。カートリッジがカートリッジ室に収容さ
れると、上端部31が孔16に挿入された状態となる。
内側の部材はキー32を有し、バネ33によって上方に
付勢されている。
【0023】キー32の向きとスプールのキー溝15の
向きが一致しないときは、内側の部材は押し下げられス
プールと係合しない。このときドライバー28が回転し
ても、その回転はスプールに伝達されない。キー32の
向きがキー溝15の向きに一致すると、バネ33の付勢
力によってキー32はキー溝15に侵入する。これで、
ドライバー28がスプールと係合した状態になって、ド
ライバーの回転力がスプールに伝達される。
向きが一致しないときは、内側の部材は押し下げられス
プールと係合しない。このときドライバー28が回転し
ても、その回転はスプールに伝達されない。キー32の
向きがキー溝15の向きに一致すると、バネ33の付勢
力によってキー32はキー溝15に侵入する。これで、
ドライバー28がスプールと係合した状態になって、ド
ライバーの回転力がスプールに伝達される。
【0024】外側の部材にはエンコーダ34のパターン
35が形成されており、これに接するスイッチ36によ
って、ドライバー28の回転方位が検出される。このエ
ンコーダ34により検出される方位は、フィルム巻取り
時にスプールをどの方向に向けて停止させるかの方向決
定に利用され、また、モーターの回転量の検出に利用さ
れる。
35が形成されており、これに接するスイッチ36によ
って、ドライバー28の回転方位が検出される。このエ
ンコーダ34により検出される方位は、フィルム巻取り
時にスプールをどの方向に向けて停止させるかの方向決
定に利用され、また、モーターの回転量の検出に利用さ
れる。
【0025】本カメラのフィルム制御に関わる構成を図
6のブロック図に示す。マイクロコンピュータから成る
制御部61に、電池電源62、主スイッチ53、底蓋ロ
ックスイッチ30、途中巻戻しスイッチ63、2つのフ
ォトリフレクタ23(第1センサー)、24(第2セン
サー)、モーター64、エンコーダ34、ROM65、
RAM66および液晶表示装置67が接続されている。
フォトリフレクタ23は発光素子としての発光ダイオー
ド23a、受光素子としてのフォトダイオード23bよ
り成る。フォトリフレクタ24も、同様に、発光ダイオ
ード24aとフォトダイオード24bより成る。
6のブロック図に示す。マイクロコンピュータから成る
制御部61に、電池電源62、主スイッチ53、底蓋ロ
ックスイッチ30、途中巻戻しスイッチ63、2つのフ
ォトリフレクタ23(第1センサー)、24(第2セン
サー)、モーター64、エンコーダ34、ROM65、
RAM66および液晶表示装置67が接続されている。
フォトリフレクタ23は発光素子としての発光ダイオー
ド23a、受光素子としてのフォトダイオード23bよ
り成る。フォトリフレクタ24も、同様に、発光ダイオ
ード24aとフォトダイオード24bより成る。
【0026】モーター64は図5に示したドライバー2
8を回転させ、エンコーダ34はドライバー28の回転
方位を検出する。エンコーダ34の出力からモーター6
4の回転量が求められる。ROM65は制御のためのプ
ログラムやパラメータを記憶しており、RAM66はフ
ォトリフレクタ23、24の出力信号を一時的に記憶す
る。
8を回転させ、エンコーダ34はドライバー28の回転
方位を検出する。エンコーダ34の出力からモーター6
4の回転量が求められる。ROM65は制御のためのプ
ログラムやパラメータを記憶しており、RAM66はフ
ォトリフレクタ23、24の出力信号を一時的に記憶す
る。
【0027】写真フィルムの使用状況は、未露光、一部
のコマ露光済み、全コマ露光済みおよび現像済みの4種
に分類される。この使用状況は、スプールの向きすなわ
ちバーコード17の停止位置によって表される。カート
リッジ1をカメラに装填した時に第1センサーおよび第
2センサーによってバーコード17を読み取ることで、
スプールの向きが検出され、どの状況のフィルムが装填
されたかが判断される。
のコマ露光済み、全コマ露光済みおよび現像済みの4種
に分類される。この使用状況は、スプールの向きすなわ
ちバーコード17の停止位置によって表される。カート
リッジ1をカメラに装填した時に第1センサーおよび第
2センサーによってバーコード17を読み取ることで、
スプールの向きが検出され、どの状況のフィルムが装填
されたかが判断される。
【0028】未露光のフィルムの時は、カメラはスプー
ルを回転させてフィルムを給送し、1コマ目に撮影でき
る状態とする。全コマ撮影済みあるいは現像済みのフィ
ルムのときは、カメラはフィルム給送をせず、例えば、
使用者への警告やカートリッジの自動排出を行う。この
ような安全措置によって2重露光が防止される。一部の
コマ露光済みのフィルムについては、全コマ撮影済みフ
ィルムと同様に扱うこともできるし、未撮影の最初のコ
マまでフィルム給送を行うこともできる。
ルを回転させてフィルムを給送し、1コマ目に撮影でき
る状態とする。全コマ撮影済みあるいは現像済みのフィ
ルムのときは、カメラはフィルム給送をせず、例えば、
使用者への警告やカートリッジの自動排出を行う。この
ような安全措置によって2重露光が防止される。一部の
コマ露光済みのフィルムについては、全コマ撮影済みフ
ィルムと同様に扱うこともできるし、未撮影の最初のコ
マまでフィルム給送を行うこともできる。
【0029】撮影可能な全コマの露光を終了したとき、
カメラはフィルムを巻戻し、あらかじめ定められた全コ
マ撮影済みを表す位置にバーコードを停止させて、スプ
ールの回転をロックする。未露光フィルムを露光するこ
となく巻戻したときは、バーコードを未露光の位置に停
止させてスプールをロックする。一部コマのみ撮影して
巻戻したときは、一部コマ撮影済み位置にバーコードを
停止させてロックする。なお、現像済みの位置へのバー
コードの設定は現像処理においてなされるものであり、
撮影を行うためのカメラでは通常設定されない。現像済
みのフィルムが装填されたときに、その状態を保つため
にこの位置への設定が行われる。
カメラはフィルムを巻戻し、あらかじめ定められた全コ
マ撮影済みを表す位置にバーコードを停止させて、スプ
ールの回転をロックする。未露光フィルムを露光するこ
となく巻戻したときは、バーコードを未露光の位置に停
止させてスプールをロックする。一部コマのみ撮影して
巻戻したときは、一部コマ撮影済み位置にバーコードを
停止させてロックする。なお、現像済みの位置へのバー
コードの設定は現像処理においてなされるものであり、
撮影を行うためのカメラでは通常設定されない。現像済
みのフィルムが装填されたときに、その状態を保つため
にこの位置への設定が行われる。
【0030】図7にバーコード17の典型例と第1セン
サー、第2センサーの位置関係を示す。図中矢印REW
は、フィルムの巻取り方向を示す。バーコードは、フィ
ルムの全コマ数を表す第1の領域R1、ISO感度、ラ
ティチュード、およびポジティブ/ネガティブを表す第
2の領域R2、ならびに情報を特に担持しない第3の領
域R3に分けられ、各領域には所定の大きさ(角度)が
割り当てられている。第1の領域R1は、1つの大区域
と2つの小区域より成り、巻取り方向から白、黒、白が
交互に現れる。図7は、順に小区域、小区域、大区域が
現れる例を示している。
サー、第2センサーの位置関係を示す。図中矢印REW
は、フィルムの巻取り方向を示す。バーコードは、フィ
ルムの全コマ数を表す第1の領域R1、ISO感度、ラ
ティチュード、およびポジティブ/ネガティブを表す第
2の領域R2、ならびに情報を特に担持しない第3の領
域R3に分けられ、各領域には所定の大きさ(角度)が
割り当てられている。第1の領域R1は、1つの大区域
と2つの小区域より成り、巻取り方向から白、黒、白が
交互に現れる。図7は、順に小区域、小区域、大区域が
現れる例を示している。
【0031】第2の領域R2は、2つの白の大区域、2
つの黒の大区域、3つの白の小区域および3つの黒の小
区域より成る。この領域は、巻取り方向の先頭が黒の区
域で始まり、以下白、黒が交互に現れて、白の区域で終
了する。大小区域の配列順序は表す内容によって変動す
る。第3の領域R3は全域が黒である。各領域の大きさ
および各区域の大きさは実際には製造誤差が生じること
を見越して、ある程度の誤差が許容されている。
つの黒の大区域、3つの白の小区域および3つの黒の小
区域より成る。この領域は、巻取り方向の先頭が黒の区
域で始まり、以下白、黒が交互に現れて、白の区域で終
了する。大小区域の配列順序は表す内容によって変動す
る。第3の領域R3は全域が黒である。各領域の大きさ
および各区域の大きさは実際には製造誤差が生じること
を見越して、ある程度の誤差が許容されている。
【0032】前述のように、第1、第2両センサーは、
矢印REWに沿って第1センサーから第2センサーに向
かう中心角が190゜となる位置に設定されている。し
たがって、矢印REW方向に回転するバーコードは、第
1センサーで読み取られた後、略190゜回転して第2
センサーで読み取られる。
矢印REWに沿って第1センサーから第2センサーに向
かう中心角が190゜となる位置に設定されている。し
たがって、矢印REW方向に回転するバーコードは、第
1センサーで読み取られた後、略190゜回転して第2
センサーで読み取られる。
【0033】フィルムの使用状況とバーコード17の停
止位置の関係を図8に示す。実際のバーコードは上述の
ようにスプールを中心とする放射状に各区域を形成した
円形であるが、ここではバーコードを直線に展開して示
している。図8は、図7に示したバーコードと第1、第
2両センサーの位置関係に対応しており、第2センサー
によって読み取られる上段の部位は、第1センサーによ
って読み取られる下段の部位と190゜ずれている。
止位置の関係を図8に示す。実際のバーコードは上述の
ようにスプールを中心とする放射状に各区域を形成した
円形であるが、ここではバーコードを直線に展開して示
している。図8は、図7に示したバーコードと第1、第
2両センサーの位置関係に対応しており、第2センサー
によって読み取られる上段の部位は、第1センサーによ
って読み取られる下段の部位と190゜ずれている。
【0034】UNEXPで示した範囲は、未露光のフィ
ルムのバーコード停止位置の許容範囲を示している。す
なわち、カートリッジをカメラに装填した時に、第1の
領域R1の後ろ2/3程度または第2の領域R2の先頭部
位が第1センサーに、第3の領域R3が第2センサーに
対向する位置にあるときに、このフィルムは未露光であ
ると判定されることを表している。同様に、P−EX
P、F−EXPおよびPROCで示した範囲はそれぞ
れ、フィルムが一部のコマ露光済み、全コマ露光済みお
よび現像済みのときのバーコード停止位置の許容範囲を
示したものでる。
ルムのバーコード停止位置の許容範囲を示している。す
なわち、カートリッジをカメラに装填した時に、第1の
領域R1の後ろ2/3程度または第2の領域R2の先頭部
位が第1センサーに、第3の領域R3が第2センサーに
対向する位置にあるときに、このフィルムは未露光であ
ると判定されることを表している。同様に、P−EX
P、F−EXPおよびPROCで示した範囲はそれぞ
れ、フィルムが一部のコマ露光済み、全コマ露光済みお
よび現像済みのときのバーコード停止位置の許容範囲を
示したものでる。
【0035】上記のように停止位置をあらかじめ設定さ
れているバーコードは、停止した状態で白黒の2値を読
み取られるものではない。これは、第1センサーや第2
センサーに対向する区域の白と黒とが同一になる停止位
置が複数存在し、バーコードが停止している位置を特定
することができないからである。例えば、図8の、P−
EXPの範囲に含まれるa点、F−EXPに含まれるb
点、およびPROCの範囲に含まれるc点の、第1、第
2両センサーで読み取られる2値は同一になる。これ
は、一部露光済みのフィルムと全コマ露光済みのフィル
ムと現像済みのフィルムとの識別ができないことを意味
する。
れているバーコードは、停止した状態で白黒の2値を読
み取られるものではない。これは、第1センサーや第2
センサーに対向する区域の白と黒とが同一になる停止位
置が複数存在し、バーコードが停止している位置を特定
することができないからである。例えば、図8の、P−
EXPの範囲に含まれるa点、F−EXPに含まれるb
点、およびPROCの範囲に含まれるc点の、第1、第
2両センサーで読み取られる2値は同一になる。これ
は、一部露光済みのフィルムと全コマ露光済みのフィル
ムと現像済みのフィルムとの識別ができないことを意味
する。
【0036】バーコードが停止していた位置は、フィル
ムの巻取り方向にスプールを回転させつつ第1、第2両
センサーによってバーコードの2値を検出し、検出した
レベルの変化から判定することができる。例えば、上記
a点からバーコードを回転させたときとb点から回転さ
せときとでは、第2センサーの出力信号は異なったもの
になる。矢印REW方向に回転させたとき、a点に停止
していた場合は、出力信号はLレベルとHレベル間で1
4回変化した後、第3の領域R3に対応する期間Lレベ
ルに保たれる。一方、b点に停止していた場合は、出力
信号はLレベルとHレベル間で10回変化した後、第3
の領域R3に対応してLレベルに保たれる。この信号の
差異により、バーコードの停止位置をa点とb点とで区
別することが可能になる。b点とc点の区別も同様にな
される。
ムの巻取り方向にスプールを回転させつつ第1、第2両
センサーによってバーコードの2値を検出し、検出した
レベルの変化から判定することができる。例えば、上記
a点からバーコードを回転させたときとb点から回転さ
せときとでは、第2センサーの出力信号は異なったもの
になる。矢印REW方向に回転させたとき、a点に停止
していた場合は、出力信号はLレベルとHレベル間で1
4回変化した後、第3の領域R3に対応する期間Lレベ
ルに保たれる。一方、b点に停止していた場合は、出力
信号はLレベルとHレベル間で10回変化した後、第3
の領域R3に対応してLレベルに保たれる。この信号の
差異により、バーコードの停止位置をa点とb点とで区
別することが可能になる。b点とc点の区別も同様にな
される。
【0037】一方、第1センサーの出力信号の変化は、
バーコードの停止位置がa点、b点、c点のいずれであ
っても同じである。第1センサーの出力信号のレベル変
化は、UNEXPの範囲と他の範囲とを区別するのに有
用である。このように、第1センサーの出力信号と第2
センサーの出力信号の両方を考慮することにより、バー
コードの4つの停止位置を区別することができ、フィル
ムの4つの使用状況を識別することが可能になると考え
られる。
バーコードの停止位置がa点、b点、c点のいずれであ
っても同じである。第1センサーの出力信号のレベル変
化は、UNEXPの範囲と他の範囲とを区別するのに有
用である。このように、第1センサーの出力信号と第2
センサーの出力信号の両方を考慮することにより、バー
コードの4つの停止位置を区別することができ、フィル
ムの4つの使用状況を識別することが可能になると考え
られる。
【0038】ところが、この方法は理論上正しく機能し
かつ簡便ではあるが、バーコード停止位置を常に正しく
判定し得るとは限らない。これは、バーコードの回転が
安定するまでは偽のレベル変化を検出してしまうことに
起因する。スプールにはがたつきがあるため、白区域と
黒区域の境界線の近傍が第1センサーまたは第2センサ
ーに対向して停止していた場合、ロック解除後にスプー
ルが微動してセンサーの出力レベルの変化を多数生じさ
せる。例えば、F−EXPの範囲のb点で4回の偽のレ
ベル変化が生じたときには、バーコードはP−EXPの
範囲に停止していたものと誤って判定される。
かつ簡便ではあるが、バーコード停止位置を常に正しく
判定し得るとは限らない。これは、バーコードの回転が
安定するまでは偽のレベル変化を検出してしまうことに
起因する。スプールにはがたつきがあるため、白区域と
黒区域の境界線の近傍が第1センサーまたは第2センサ
ーに対向して停止していた場合、ロック解除後にスプー
ルが微動してセンサーの出力レベルの変化を多数生じさ
せる。例えば、F−EXPの範囲のb点で4回の偽のレ
ベル変化が生じたときには、バーコードはP−EXPの
範囲に停止していたものと誤って判定される。
【0039】スプールのがたつきを十分に除去すること
ができたとしても、誤判定の危険性が残る。白区域と黒
区域の境界線が第1センサーや第2センサーに対向して
いるときには、センサーの発光素子からの光は白区域と
黒区域の両方に照射され、反射光は半分になる。その結
果センサー出力は2値を表すレベルの中間になってしま
い、出力レベルの正しい判定ができなくなる。
ができたとしても、誤判定の危険性が残る。白区域と黒
区域の境界線が第1センサーや第2センサーに対向して
いるときには、センサーの発光素子からの光は白区域と
黒区域の両方に照射され、反射光は半分になる。その結
果センサー出力は2値を表すレベルの中間になってしま
い、出力レベルの正しい判定ができなくなる。
【0040】これらの事態が発生する確率は低いもの
の、レベル変化の回数に基づくバーコード停止位置の判
断は、常に十分な信頼性を与えるものではない。
の、レベル変化の回数に基づくバーコード停止位置の判
断は、常に十分な信頼性を与えるものではない。
【0041】また、モーターの回転開始後から第3の領
域R3に対応するLレベルが出力されるまでの時間を計
測することで、バーコードが停止していた位置を判断す
ることも可能であるが、これも万全な方法ではない。前
述のように、スプールはそのキー溝15がドライバーの
キー32に係合して初めて安定して回転する。キー32
とキー溝15が係合するまでの時間は、カートリッジ装
填時のスプールの向きとドライバーの向きによって異な
り、モーターの駆動開始後スプールが回転し始めるまで
の時間は一定ではない。このため、第3の領域R3に対
応するLレベルの信号が出力されるまでの時間によっ
て、バーコード停止位置を判断することも不確実なもの
となる。
域R3に対応するLレベルが出力されるまでの時間を計
測することで、バーコードが停止していた位置を判断す
ることも可能であるが、これも万全な方法ではない。前
述のように、スプールはそのキー溝15がドライバーの
キー32に係合して初めて安定して回転する。キー32
とキー溝15が係合するまでの時間は、カートリッジ装
填時のスプールの向きとドライバーの向きによって異な
り、モーターの駆動開始後スプールが回転し始めるまで
の時間は一定ではない。このため、第3の領域R3に対
応するLレベルの信号が出力されるまでの時間によっ
て、バーコード停止位置を判断することも不確実なもの
となる。
【0042】上記の問題は、バーコードがフィルム感度
や撮影可能コマ数等の属性を表すために設けられたもの
であって、バーコード自体が位置情報を担持しないこと
に起因する。そこで、本実施形態では次に説明する制御
を行うものである。
や撮影可能コマ数等の属性を表すために設けられたもの
であって、バーコード自体が位置情報を担持しないこと
に起因する。そこで、本実施形態では次に説明する制御
を行うものである。
【0043】カメラへのフィルムカートリッジ装填時の
制御動作について図9のフローチャートを参照して説明
する。図9はカートリッジの装填と未装填およびフォト
リフレクタの故障の有無の判断を行うルーティンであ
る。底蓋21が開けられ、再度閉じられて底蓋ロックス
イッチ30がONになると(ステップ#5)、フィルム
巻取り方向にモーター64を回転させる(#10)。モ
ーター64の回転開始と同時に第1センサー、第2セン
サーによるバーコード読み取りを開始し、各出力信号を
RAM66に記憶する(#15)。
制御動作について図9のフローチャートを参照して説明
する。図9はカートリッジの装填と未装填およびフォト
リフレクタの故障の有無の判断を行うルーティンであ
る。底蓋21が開けられ、再度閉じられて底蓋ロックス
イッチ30がONになると(ステップ#5)、フィルム
巻取り方向にモーター64を回転させる(#10)。モ
ーター64の回転開始と同時に第1センサー、第2セン
サーによるバーコード読み取りを開始し、各出力信号を
RAM66に記憶する(#15)。
【0044】モーター64の駆動および第1、第2両セ
ンサー出力の記憶は、第2センサーの出力信号に、第2
の領域R2の最後のHレベル信号が2回現れた後第3の
領域R3のLレベル信号が現れるまで、またはHレベル
信号が1度も現れずドライバー28が2回転し終わるま
で継続する(#20)。カートリッジが装填されていれ
ば、ドライバー28が1回転する間にドライバー28の
キー32とスプール14のキー溝15とが係合するはず
であり、その後バーコードは確実に1回以上回転して、
第1センサーおよび第2センサーはHレベル信号を出力
することになる。
ンサー出力の記憶は、第2センサーの出力信号に、第2
の領域R2の最後のHレベル信号が2回現れた後第3の
領域R3のLレベル信号が現れるまで、またはHレベル
信号が1度も現れずドライバー28が2回転し終わるま
で継続する(#20)。カートリッジが装填されていれ
ば、ドライバー28が1回転する間にドライバー28の
キー32とスプール14のキー溝15とが係合するはず
であり、その後バーコードは確実に1回以上回転して、
第1センサーおよび第2センサーはHレベル信号を出力
することになる。
【0045】次いで、記憶した第2センサーの出力信号
が全てLレベルであるか否かを判定し(#25)、全て
Lレベルのときには、記憶した第1センサーの出力信号
が全てLレベルであるか否かを判定する(#30)。こ
こで第1センサーの出力が全てLレベルのときには、両
センサーともバーコードを読み取れなかったのであるか
ら、カートリッジが装填されていないと判断し(#3
5)、液晶表示装置67にその旨を表すエラー表示をし
て(#40)、処理を終了する。
が全てLレベルであるか否かを判定し(#25)、全て
Lレベルのときには、記憶した第1センサーの出力信号
が全てLレベルであるか否かを判定する(#30)。こ
こで第1センサーの出力が全てLレベルのときには、両
センサーともバーコードを読み取れなかったのであるか
ら、カートリッジが装填されていないと判断し(#3
5)、液晶表示装置67にその旨を表すエラー表示をし
て(#40)、処理を終了する。
【0046】#30の判定で、第1センサーの出力信号
にHレベルが含まれていたときには、カートリッジが装
填されているにも関わらず第2センサーがこれを読み取
れなかったことになる。このときは第2センサーが故障
していると判断し(#45)、その旨のエラー表示をす
るとともに(#50)、バーコードを全コマ露光済みを
表す位置に設定するというエラー後処理をして(#5
5)、全体の処理を終了する。
にHレベルが含まれていたときには、カートリッジが装
填されているにも関わらず第2センサーがこれを読み取
れなかったことになる。このときは第2センサーが故障
していると判断し(#45)、その旨のエラー表示をす
るとともに(#50)、バーコードを全コマ露光済みを
表す位置に設定するというエラー後処理をして(#5
5)、全体の処理を終了する。
【0047】#25の判定で第2センサーの出力信号に
Hレベルが含まれていたときには、記憶した第1センサ
ーの出力信号が全てLレベルであるか否かを判定する
(#60)。ここで全てLレベルのときには、カートリ
ッジが装填されているにも関わらず第1センサーがこれ
を読み取れなかったのであるから、第1センサーが故障
していると判断し(#65)、その旨のエラー表示をす
る(#70)。その後、上述のようにバーコードを全コ
マ露光済みの位置に設定して(#55)、処理を終了す
る。
Hレベルが含まれていたときには、記憶した第1センサ
ーの出力信号が全てLレベルであるか否かを判定する
(#60)。ここで全てLレベルのときには、カートリ
ッジが装填されているにも関わらず第1センサーがこれ
を読み取れなかったのであるから、第1センサーが故障
していると判断し(#65)、その旨のエラー表示をす
る(#70)。その後、上述のようにバーコードを全コ
マ露光済みの位置に設定して(#55)、処理を終了す
る。
【0048】#60の判定で、第1センサーの出力信号
にHレベルが含まれていたときには、カートリッジが装
填されており(#75)、第1、第2両センサーに故障
がない。しかも#15でのバーコード読み取りにおい
て、第2センサーが第2の領域R2の最後のHレベルを
2回検出したことになる。このとき、処理は図10のス
テップ#105または図11のステップ#205に進
む。
にHレベルが含まれていたときには、カートリッジが装
填されており(#75)、第1、第2両センサーに故障
がない。しかも#15でのバーコード読み取りにおい
て、第2センサーが第2の領域R2の最後のHレベルを
2回検出したことになる。このとき、処理は図10のス
テップ#105または図11のステップ#205に進
む。
【0049】#55のエラー後処理において、バーコー
ドを全コマ露光済みを表す位置に設定するのは、2重露
光を確実に防止するためである。もし、#20でモータ
ーを停止したときの状態のままフィルムカートリッジを
カメラから取り出すと、そのバーコードは未露光、一部
のコマ露光済み、全コマ露光済み、現像済みのいずれで
もない状態を示す恐れが多分にあり、フィルムをその後
どのように扱ってよいのかわからなくなる。また、バー
コードが未露光を表す位置に停止している可能性もあ
る。このフィルムが一部のコマ露光済みまたは全コマ露
光済みであった場合、このフィルムカートリッジを他の
カメラに装填すると、2重露光されることになる。
ドを全コマ露光済みを表す位置に設定するのは、2重露
光を確実に防止するためである。もし、#20でモータ
ーを停止したときの状態のままフィルムカートリッジを
カメラから取り出すと、そのバーコードは未露光、一部
のコマ露光済み、全コマ露光済み、現像済みのいずれで
もない状態を示す恐れが多分にあり、フィルムをその後
どのように扱ってよいのかわからなくなる。また、バー
コードが未露光を表す位置に停止している可能性もあ
る。このフィルムが一部のコマ露光済みまたは全コマ露
光済みであった場合、このフィルムカートリッジを他の
カメラに装填すると、2重露光されることになる。
【0050】#55の処理は第1センサーまたは第2セ
ンサーの一方に故障があるときに行われる。このときバ
ーコードが停止していた位置を判別することはできない
が、他方のセンサーに故障はなく、バーコードパターン
を正しく読み取ることは可能である。したがって、この
センサーによって、例えば第3の領域R3の端部を検出
し、そこから適当な角度(故障していないセンサーが第
1センサーのときと第2センサーのときとで異なる)だ
けスプールを回転させれば、バーコードを全コマ露光済
みを表す位置に停止させることができる。
ンサーの一方に故障があるときに行われる。このときバ
ーコードが停止していた位置を判別することはできない
が、他方のセンサーに故障はなく、バーコードパターン
を正しく読み取ることは可能である。したがって、この
センサーによって、例えば第3の領域R3の端部を検出
し、そこから適当な角度(故障していないセンサーが第
1センサーのときと第2センサーのときとで異なる)だ
けスプールを回転させれば、バーコードを全コマ露光済
みを表す位置に停止させることができる。
【0051】ステップ#15でのバーコード読み取りに
よって、RAM66に記憶される第2センサーの出力信
号の波形の例を図12に示す。この図は図8に示したバ
ーコードに対応するものであり、バーコードのa点がセ
ンサーに対向して停止していた場合を表している。モー
ターの回転開始時期すなわちバーコードの読み取り開始
時期をS1、第2の領域R2の最後のHレベル信号の第
1回および第2回の終了時期を、それぞれE1およびE
2で示す。
よって、RAM66に記憶される第2センサーの出力信
号の波形の例を図12に示す。この図は図8に示したバ
ーコードに対応するものであり、バーコードのa点がセ
ンサーに対向して停止していた場合を表している。モー
ターの回転開始時期すなわちバーコードの読み取り開始
時期をS1、第2の領域R2の最後のHレベル信号の第
1回および第2回の終了時期を、それぞれE1およびE
2で示す。
【0052】S1からE1の期間の信号を第1の信号
群、E1からE2までの期間の信号群を第2の信号群と
いう。また、第1の信号群の先頭および末尾をそれぞれ
S1およびE1で表す。同様に、第2の信号群の末尾を
E2で表す。E1は第2の信号群の先頭でもあるが、こ
こでは表記の都合上、第2の信号群の先頭をS2で表
す。第2の信号群はバーコードの1回転(領域R3、R
1、R2の順)のパターンに対応する。ドライバー28の
キー32とスプール14のキー溝15との係合は必ず時
期E1よりも前に生じるため、その係合時期に関わら
ず、第2の信号群は一定長となり常に真のバーコードパ
ターンを表す。
群、E1からE2までの期間の信号群を第2の信号群と
いう。また、第1の信号群の先頭および末尾をそれぞれ
S1およびE1で表す。同様に、第2の信号群の末尾を
E2で表す。E1は第2の信号群の先頭でもあるが、こ
こでは表記の都合上、第2の信号群の先頭をS2で表
す。第2の信号群はバーコードの1回転(領域R3、R
1、R2の順)のパターンに対応する。ドライバー28の
キー32とスプール14のキー溝15との係合は必ず時
期E1よりも前に生じるため、その係合時期に関わら
ず、第2の信号群は一定長となり常に真のバーコードパ
ターンを表す。
【0053】カートリッジをカートリッジ室に収容した
ときに、直ちにドライバー28のキー32とスプール1
4のキー溝15とが係合したときは、図12に示したよ
うに、第1の信号群もバーコードの一部分のパターンに
合致する。しかしながら、第1の信号群の長さは、バー
コードが停止していた位置およびキー32とキー溝15
の係合時期に依存して変わり、第2の信号群の長さと同
一にはならない。
ときに、直ちにドライバー28のキー32とスプール1
4のキー溝15とが係合したときは、図12に示したよ
うに、第1の信号群もバーコードの一部分のパターンに
合致する。しかしながら、第1の信号群の長さは、バー
コードが停止していた位置およびキー32とキー溝15
の係合時期に依存して変わり、第2の信号群の長さと同
一にはならない。
【0054】第1の信号群について図13を参照して詳
しく説明する。図13は、カートリッジ装填時に、図8
の全コマ露光済みの範囲F−EXP内のd点、b点およ
びe点が第2センサーに対向したときの第1の信号群で
ある。このうち、(a)、(b)および(c)はそれぞ
れd点、b点およびe点が第2センサーに対向し、か
つ、カートリッジ装填と同時にキー32とキー溝15が
係合した場合を表している。モーター回転開始時期S1
の信号レベルは、(a)ではパターンの白に対応してH
レベル、(b)では黒に対応してLレベル、(c)では
白黒の中間に対応してHレベルとLレベルの中間になっ
ている。第1の信号群の長さ、すなわちS1からE1ま
での期間は、読み取ったバーコードパターンの長さに一
致している。
しく説明する。図13は、カートリッジ装填時に、図8
の全コマ露光済みの範囲F−EXP内のd点、b点およ
びe点が第2センサーに対向したときの第1の信号群で
ある。このうち、(a)、(b)および(c)はそれぞ
れd点、b点およびe点が第2センサーに対向し、か
つ、カートリッジ装填と同時にキー32とキー溝15が
係合した場合を表している。モーター回転開始時期S1
の信号レベルは、(a)ではパターンの白に対応してH
レベル、(b)では黒に対応してLレベル、(c)では
白黒の中間に対応してHレベルとLレベルの中間になっ
ている。第1の信号群の長さ、すなわちS1からE1ま
での期間は、読み取ったバーコードパターンの長さに一
致している。
【0055】(d)および(e)はそれぞれ、d点およ
びb点が第2センサーに対向し、モーターの回転開始後
暫くしてキー32とキー溝15が係合したときの波形で
ある。それぞれ白および黒に対応するHレベルおよびL
レベルが、モーターの回転開始から係合までの期間に現
れ、その後真のバーコードパターンに合致した波形とな
っている。
びb点が第2センサーに対向し、モーターの回転開始後
暫くしてキー32とキー溝15が係合したときの波形で
ある。それぞれ白および黒に対応するHレベルおよびL
レベルが、モーターの回転開始から係合までの期間に現
れ、その後真のバーコードパターンに合致した波形とな
っている。
【0056】(f)および(g)は、e点が第2センサ
ーに対向し、モーターの回転開始後暫くしてキー32と
キー溝15が係合して、その後バーコードが安定して回
転したときのたときの波形である。(f)はモーターの
回転開始直後スプール14が振動してノイズが発生した
場合を示しており、(g)はモーターの回転開始時にス
プールが振動せずHレベルとLレベルの中間レベルが現
れた場合を示している。
ーに対向し、モーターの回転開始後暫くしてキー32と
キー溝15が係合して、その後バーコードが安定して回
転したときのたときの波形である。(f)はモーターの
回転開始直後スプール14が振動してノイズが発生した
場合を示しており、(g)はモーターの回転開始時にス
プールが振動せずHレベルとLレベルの中間レベルが現
れた場合を示している。
【0057】(d)〜(g)に示したように、モーター
の回転開始時にキー32とキー溝15が係合していなか
ったときには、真の信号の前に偽の信号が現れて、第1
の信号群は長くなる。しかしながら、第1の信号群中の
真の信号の長さは、第2センサーに対向していたバーコ
ードの位置から第2の領域R2の終点までの長さ(角
度)を表す。したがって、真の信号の長さを正しく検出
すれば、これに基づいてバーコードが停止していた位置
を決定することができる。
の回転開始時にキー32とキー溝15が係合していなか
ったときには、真の信号の前に偽の信号が現れて、第1
の信号群は長くなる。しかしながら、第1の信号群中の
真の信号の長さは、第2センサーに対向していたバーコ
ードの位置から第2の領域R2の終点までの長さ(角
度)を表す。したがって、真の信号の長さを正しく検出
すれば、これに基づいてバーコードが停止していた位置
を決定することができる。
【0058】第1の信号群の真の信号は、常に真の信号
を表す第2の信号群と比較することによって検出するこ
とができる。第1の信号群の真の信号は、末尾E1から
始まり先頭S1に向かって連続している。そこで、第1
の信号群と第2の信号群を、末尾E1およびE2から先
頭S1およびS2に向けて比較していく。ここでは、比
較のために両信号のレベルの差をとる。これは差信号を
求めることと等価である。末尾から比較して2つの信号
のレベル差が0でなくなった点が、偽の信号の末尾すな
わち真の信号の先端である。真の信号の長さL0は、こ
の先端から末尾E1までの長さである。
を表す第2の信号群と比較することによって検出するこ
とができる。第1の信号群の真の信号は、末尾E1から
始まり先頭S1に向かって連続している。そこで、第1
の信号群と第2の信号群を、末尾E1およびE2から先
頭S1およびS2に向けて比較していく。ここでは、比
較のために両信号のレベルの差をとる。これは差信号を
求めることと等価である。末尾から比較して2つの信号
のレベル差が0でなくなった点が、偽の信号の末尾すな
わち真の信号の先端である。真の信号の長さL0は、こ
の先端から末尾E1までの長さである。
【0059】図8に示したように、バーコードの停止位
置は4つの範囲UNEXP、P−EXP、F−EXPお
よびPROCがあるが、真の信号の長さL0はこの順に
短くなる。すなわち、未露光のフィルムが最長であり、
現像済みのフィルムが最短である。第2の領域R2の末
尾から、現像済みの範囲PROCと全コマ露光済みの範
囲F−EXPの間までの距離に対応する第1の所定長L
1、全コマ露光済みの範囲F−EXPと一部のコマ露光
済みの範囲P−EXPの間までの距離に対応する第2の
所定長L2、一部のコマ露光済みの範囲P−EXPと未
露光の範囲UNEXPの間までの距離に対応する第3の
所定長L3を設定し、真の信号長L0をこれら所定長L
1、L2、L3と比較することによってバーコードが停
止していた位置を判別することができる。
置は4つの範囲UNEXP、P−EXP、F−EXPお
よびPROCがあるが、真の信号の長さL0はこの順に
短くなる。すなわち、未露光のフィルムが最長であり、
現像済みのフィルムが最短である。第2の領域R2の末
尾から、現像済みの範囲PROCと全コマ露光済みの範
囲F−EXPの間までの距離に対応する第1の所定長L
1、全コマ露光済みの範囲F−EXPと一部のコマ露光
済みの範囲P−EXPの間までの距離に対応する第2の
所定長L2、一部のコマ露光済みの範囲P−EXPと未
露光の範囲UNEXPの間までの距離に対応する第3の
所定長L3を設定し、真の信号長L0をこれら所定長L
1、L2、L3と比較することによってバーコードが停
止していた位置を判別することができる。
【0060】ただし、一部のコマ露光済みの範囲P−E
XPがセンサーに対向して停止しており、キー32とキ
ー溝15の角度が大きくずれていたときは、Lレベルの
偽の信号が長くなり、未露光の範囲UNEXPがセンサ
ーに対向して停止していたときの真の信号と区別できな
くなることがある。この場合は、第1センサーの出力信
号に基づいて両者を区別する。
XPがセンサーに対向して停止しており、キー32とキ
ー溝15の角度が大きくずれていたときは、Lレベルの
偽の信号が長くなり、未露光の範囲UNEXPがセンサ
ーに対向して停止していたときの真の信号と区別できな
くなることがある。この場合は、第1センサーの出力信
号に基づいて両者を区別する。
【0061】図8に示したように、未露光の範囲UNE
XPがセンサーに対向して停止していたときには、第2
センサーの第1の信号群のうちの第3の領域R3に相当
するLレベルの期間に、第1センサーの出力に第2の領
域R2のパターンが現れる。一方、一部のコマ露光済み
の範囲P−EXPがセンサーに対向して停止していたと
きは、この期間の第1センサーの出力に、第2の領域R
2のパターンが全く現れないか、現れたとしても最後部
の一部のみである。そこで、この期間の第1センサーの
出力信号中の最後のHレベルを見い出す。Hレベルがな
いときには、バーコードは一部のコマ露光済みの範囲P
−EXPがセンサーに対向して停止していたと断定され
る。
XPがセンサーに対向して停止していたときには、第2
センサーの第1の信号群のうちの第3の領域R3に相当
するLレベルの期間に、第1センサーの出力に第2の領
域R2のパターンが現れる。一方、一部のコマ露光済み
の範囲P−EXPがセンサーに対向して停止していたと
きは、この期間の第1センサーの出力に、第2の領域R
2のパターンが全く現れないか、現れたとしても最後部
の一部のみである。そこで、この期間の第1センサーの
出力信号中の最後のHレベルを見い出す。Hレベルがな
いときには、バーコードは一部のコマ露光済みの範囲P
−EXPがセンサーに対向して停止していたと断定され
る。
【0062】Hレベルが見い出されたときには、その末
尾から先頭に向かって、第1センサーの出力信号を第2
センサーの第2の信号群と比較していく。これらの信号
にレベル差が生じた点が、第1センサー出力の偽の信号
の末尾すなわち真の信号の先端である。第1センサーの
真の信号の先端は第2センサーの第1の信号群の真の信
号の先端でもある。したがって、バーコードが停止して
いたとき、どの点が第2センサーに対向していたかが判
る。こうして第1の信号群の真の信号長が求められる。
この真の信号長が、未露光の範囲UNEXPの末尾から
第2の領域R2の末尾までに対応する長さ以上のとき
は、未露光の範囲UNEXPがセンサーに対向して停止
し、そうでないときには一部のコマ露光済みの範囲P−
EXPがセンサーに対向して停止していたことになる。
尾から先頭に向かって、第1センサーの出力信号を第2
センサーの第2の信号群と比較していく。これらの信号
にレベル差が生じた点が、第1センサー出力の偽の信号
の末尾すなわち真の信号の先端である。第1センサーの
真の信号の先端は第2センサーの第1の信号群の真の信
号の先端でもある。したがって、バーコードが停止して
いたとき、どの点が第2センサーに対向していたかが判
る。こうして第1の信号群の真の信号長が求められる。
この真の信号長が、未露光の範囲UNEXPの末尾から
第2の領域R2の末尾までに対応する長さ以上のとき
は、未露光の範囲UNEXPがセンサーに対向して停止
し、そうでないときには一部のコマ露光済みの範囲P−
EXPがセンサーに対向して停止していたことになる。
【0063】上記判定方法に従った処理の流れを図10
に示す。この処理は、前述の図9の処理に続いて行われ
る。まず、第2センサー出力の第2の信号群の末尾E2
を検出し(ステップ#105)、第1の信号群の末尾E
1を検出する(#110)。次いで第1の信号群と第2
の信号群を末尾E1、E2から先頭S1、S2方向に向
かって比較していく(#115)。これにより、第1の
信号群の真の信号の先頭が検出され、第1の信号群の真
の信号長L0が求められる(#120)。
に示す。この処理は、前述の図9の処理に続いて行われ
る。まず、第2センサー出力の第2の信号群の末尾E2
を検出し(ステップ#105)、第1の信号群の末尾E
1を検出する(#110)。次いで第1の信号群と第2
の信号群を末尾E1、E2から先頭S1、S2方向に向
かって比較していく(#115)。これにより、第1の
信号群の真の信号の先頭が検出され、第1の信号群の真
の信号長L0が求められる(#120)。
【0064】第2の領域R2の末尾から、現像済みの範
囲PROCと全コマ撮影済みの範囲F−EXPとの間の
位置、全コマ撮影済みの範囲F−EXPと一部のコマ撮
影済みの範囲P−EXPとの間の位置、および一部のコ
マ撮影済みの範囲P−EXPと未露光の範囲UNEXP
との間の位置までにそれぞれ対応する信号長L1、L2
およびL3をあらかじめ算出しておき、求めた真の信号
長L0をこれらの信号長L1、L2、L3と順次比較す
る(#125、#135、#145)。真の信号長L0
が所定長L1以下のときは現像済みの範囲PROCがセ
ンサーに対向していたと判断し(#130)、真の信号
長L0が所定長L1を超え所定長L2以下のときは全コ
マ撮影済みの範囲F−EXPがセンサーに対向していた
と判断し(#140)、真の信号長L0が所定長L2を
超え所定長L3以下のときは一部のコマ撮影済みの範囲
P−EXPがセンサーに対向していたと判断する(#1
50)。
囲PROCと全コマ撮影済みの範囲F−EXPとの間の
位置、全コマ撮影済みの範囲F−EXPと一部のコマ撮
影済みの範囲P−EXPとの間の位置、および一部のコ
マ撮影済みの範囲P−EXPと未露光の範囲UNEXP
との間の位置までにそれぞれ対応する信号長L1、L2
およびL3をあらかじめ算出しておき、求めた真の信号
長L0をこれらの信号長L1、L2、L3と順次比較す
る(#125、#135、#145)。真の信号長L0
が所定長L1以下のときは現像済みの範囲PROCがセ
ンサーに対向していたと判断し(#130)、真の信号
長L0が所定長L1を超え所定長L2以下のときは全コ
マ撮影済みの範囲F−EXPがセンサーに対向していた
と判断し(#140)、真の信号長L0が所定長L2を
超え所定長L3以下のときは一部のコマ撮影済みの範囲
P−EXPがセンサーに対向していたと判断する(#1
50)。
【0065】真の信号長L0が所定長L3を超えていた
ときは、第2センサーの第1の信号群の期間に対応する
第1センサー出力の中の最後のHレベルを検出する(#
155)。ここでHレベルが検出されなかったときは
(#160)、一部のコマ撮影済みの範囲P−EXPが
センサーに対向していたと判断する(#165)。検出
されたときは、この検出した最後のHレベルから先頭側
の第1センサーの信号を第2センサーの第2の信号群と
比較する(#170)。ここでも末尾側から先頭側に向
かって比較していく。これにより第1センサーの真の信
号の開始位置を検出し(#175)。これに対応する第
2センサーの第1の信号群の位置から末尾E1までの長
さを、第1の信号群の真の信号長L0とする(#18
0)。
ときは、第2センサーの第1の信号群の期間に対応する
第1センサー出力の中の最後のHレベルを検出する(#
155)。ここでHレベルが検出されなかったときは
(#160)、一部のコマ撮影済みの範囲P−EXPが
センサーに対向していたと判断する(#165)。検出
されたときは、この検出した最後のHレベルから先頭側
の第1センサーの信号を第2センサーの第2の信号群と
比較する(#170)。ここでも末尾側から先頭側に向
かって比較していく。これにより第1センサーの真の信
号の開始位置を検出し(#175)。これに対応する第
2センサーの第1の信号群の位置から末尾E1までの長
さを、第1の信号群の真の信号長L0とする(#18
0)。
【0066】未露光の範囲UNEXPのうち一部のコマ
撮影済みの範囲P−EXPに最も近い位置から第2の領
域R2の末尾までに対応する信号長L4をあらかじめ算
出しておき、真の信号長L0と比較する(#185)。
真の信号長L0が所定長L4に満たないときは一部のコ
マ撮影済みの範囲P−EXPがセンサーに対向していた
と判断し(#190)、真の信号長L0が所定長L4以
上であるときは未露光の範囲UNEXPがセンサーに対
向していたと判断する(195)。
撮影済みの範囲P−EXPに最も近い位置から第2の領
域R2の末尾までに対応する信号長L4をあらかじめ算
出しておき、真の信号長L0と比較する(#185)。
真の信号長L0が所定長L4に満たないときは一部のコ
マ撮影済みの範囲P−EXPがセンサーに対向していた
と判断し(#190)、真の信号長L0が所定長L4以
上であるときは未露光の範囲UNEXPがセンサーに対
向していたと判断する(195)。
【0067】これにより、フィルムが未露光、一部のコ
マ露光済み、全コマ露光済みおよび現像済みのいずれで
あるかを確実に判定することができる。
マ露光済み、全コマ露光済みおよび現像済みのいずれで
あるかを確実に判定することができる。
【0068】上記方法に代えて、図11に示した処理に
よりフィルムの使用状況を判断してもよい。これは、第
1の信号群と第2の信号群を末尾から先頭に向かって比
較していく方法と、信号レベルの変化の数に基づく方法
を組み合わせたものである。まず、第2センサーの第2
の信号群の末尾E2、第1の信号群の末尾E1を検出す
る(ステップ#205、#210)。次いで、第2の信
号群の末尾E2から第2の領域R2の先頭に対応する位
置までの信号を、第1の信号群の末尾E1から同じ長さ
の信号と比較し(#215)、両者が一致しているか否
かを判定する(#220)。
よりフィルムの使用状況を判断してもよい。これは、第
1の信号群と第2の信号群を末尾から先頭に向かって比
較していく方法と、信号レベルの変化の数に基づく方法
を組み合わせたものである。まず、第2センサーの第2
の信号群の末尾E2、第1の信号群の末尾E1を検出す
る(ステップ#205、#210)。次いで、第2の信
号群の末尾E2から第2の領域R2の先頭に対応する位
置までの信号を、第1の信号群の末尾E1から同じ長さ
の信号と比較し(#215)、両者が一致しているか否
かを判定する(#220)。
【0069】図8に示したように、現像済みの範囲PR
OCおよび全コマ露光済みの範囲F−EXPの一部が第
2センサーに対向していたときは、第1の信号群に第2
の領域R2の完全な信号が存在しないため、不一致とな
る。このときは、前述のように信号レベルの変化数、具
体的にはHレベルの数で現像済みであるか全コマ露光済
みであるかの識別をする(#225)。
OCおよび全コマ露光済みの範囲F−EXPの一部が第
2センサーに対向していたときは、第1の信号群に第2
の領域R2の完全な信号が存在しないため、不一致とな
る。このときは、前述のように信号レベルの変化数、具
体的にはHレベルの数で現像済みであるか全コマ露光済
みであるかの識別をする(#225)。
【0070】全コマ露光済みの範囲F−EXPの他の部
分、一部のコマ露光済みの範囲P−EXPおよび未露光
の範囲UNEXPがセンサーに対向していたときには、
比較した両信号は一致する。このとき、第1の信号群の
Lレベルの期間に第1センサーの信号が5回以上Hレベ
ルになっているか否かを判定する(#230)。図8か
ら判るように、未露光の範囲UNEXPがセンサーに対
向していたときには、第2センサー出力がLレベルとな
る期間に、第1センサーの出力は5回または6回以上H
レベルになる。一部のコマ露光済みの範囲P−EXPが
センサーに対向していたときにも、第1センサーの出力
がHレベルになることが有り得るが、スプールが振動し
てもHレベルが5回以上出現する可能性は小さい。全コ
マ露光済みの範囲F−EXPがセンサーに対向していた
ときには、第1センサーの出力がHレベルになることは
ない。したがって、#230の判定でHレベルが5回以
上現れていたときには、未露光であると判断する(#2
35)。
分、一部のコマ露光済みの範囲P−EXPおよび未露光
の範囲UNEXPがセンサーに対向していたときには、
比較した両信号は一致する。このとき、第1の信号群の
Lレベルの期間に第1センサーの信号が5回以上Hレベ
ルになっているか否かを判定する(#230)。図8か
ら判るように、未露光の範囲UNEXPがセンサーに対
向していたときには、第2センサー出力がLレベルとな
る期間に、第1センサーの出力は5回または6回以上H
レベルになる。一部のコマ露光済みの範囲P−EXPが
センサーに対向していたときにも、第1センサーの出力
がHレベルになることが有り得るが、スプールが振動し
てもHレベルが5回以上出現する可能性は小さい。全コ
マ露光済みの範囲F−EXPがセンサーに対向していた
ときには、第1センサーの出力がHレベルになることは
ない。したがって、#230の判定でHレベルが5回以
上現れていたときには、未露光であると判断する(#2
35)。
【0071】ここで残る可能性は、一部のコマ露光済み
と全コマ露光済みとである。一部のコマ露光済みのとき
には第2センサーの出力は必ずLレベルで始まる。そこ
で、第1の信号群がHレベルで始まったか否かを判定し
(#240)、Hレベルのときは全コマ露光済みと判断
する(#245)。Lレベルで始まっていたときには両
方の可能性が残るため、第1の領域R1に対応する信号
に基づき両者を識別する。
と全コマ露光済みとである。一部のコマ露光済みのとき
には第2センサーの出力は必ずLレベルで始まる。そこ
で、第1の信号群がHレベルで始まったか否かを判定し
(#240)、Hレベルのときは全コマ露光済みと判断
する(#245)。Lレベルで始まっていたときには両
方の可能性が残るため、第1の領域R1に対応する信号
に基づき両者を識別する。
【0072】第1の信号群から、第2の領域R2に対応
する信号および先頭のLレベルを除去する(#25
0)。ここで得られる残余信号は、一部のコマ撮影済み
のときには第1の領域R1に完全に一致し、全コマ撮影
済みのときには第1の領域R1に一致しない。この残余
信号を所定の3つのパターンP1(H−W、L−N、H
−N)、P2(H−N、L−W、H−N)およびP3
(H−N、L−N、H−W)と比較する。ここでHおよ
びLはそれぞれHレベルおよびLレベルを表し、Wおよ
びNは大区域および小区域を表している。第1の領域R
1は、定義上、これらP1、P2、P3以外のパターン
をとり得ない。図8に示した第1の領域R1はパターン
P3になる。
する信号および先頭のLレベルを除去する(#25
0)。ここで得られる残余信号は、一部のコマ撮影済み
のときには第1の領域R1に完全に一致し、全コマ撮影
済みのときには第1の領域R1に一致しない。この残余
信号を所定の3つのパターンP1(H−W、L−N、H
−N)、P2(H−N、L−W、H−N)およびP3
(H−N、L−N、H−W)と比較する。ここでHおよ
びLはそれぞれHレベルおよびLレベルを表し、Wおよ
びNは大区域および小区域を表している。第1の領域R
1は、定義上、これらP1、P2、P3以外のパターン
をとり得ない。図8に示した第1の領域R1はパターン
P3になる。
【0073】残余信号をこれらのパターンP1、P2、
P3と比較し(#255)、いずれかと一致するときに
は一部のコマ露光済みと判断し(#260)、いずれと
も一致しないときには全コマ撮影済みと判断する(#2
65)。これでフィルムの使用状況判定の処理を終了す
る。この判定処理は図10に示した判定処理に比べて、
正確性は多少劣るものの、信号比較が少ないため、短時
間で処理できるという特徴がある。
P3と比較し(#255)、いずれかと一致するときに
は一部のコマ露光済みと判断し(#260)、いずれと
も一致しないときには全コマ撮影済みと判断する(#2
65)。これでフィルムの使用状況判定の処理を終了す
る。この判定処理は図10に示した判定処理に比べて、
正確性は多少劣るものの、信号比較が少ないため、短時
間で処理できるという特徴がある。
【0074】なお、あらかじめ3つのパターンを用意す
ることに代えて、第2の信号群から第1の領域R1に相
当する信号を抽出し、これと前記残余信号とを比較する
ようにしてもよい。第1の信号群と第2の信号群は同一
のバーコードから得られるものであり、第1の領域R1
が第1の信号群に現れるときは、それは必ず第2の信号
群に現れるからである。
ることに代えて、第2の信号群から第1の領域R1に相
当する信号を抽出し、これと前記残余信号とを比較する
ようにしてもよい。第1の信号群と第2の信号群は同一
のバーコードから得られるものであり、第1の領域R1
が第1の信号群に現れるときは、それは必ず第2の信号
群に現れるからである。
【0075】上記実施形態においては、円板に放射状に
記されたバーコードを読み取る例について説明したが、
ここで示した符号停止位置の判別方法は、円形の回転体
に付された符号を読み取る場合に適用を限定されるもの
ではない。例えば、無端ベルトにその移動方向に沿って
バーコードを直線状に記したときのように、同一符号が
周期的に現れる全ての場合に適用することができる。回
転開始後の信号を一定速度で回転しているときの1周期
の信号と末尾から比較することで、停止していたときの
符号の位置を判別することができる。
記されたバーコードを読み取る例について説明したが、
ここで示した符号停止位置の判別方法は、円形の回転体
に付された符号を読み取る場合に適用を限定されるもの
ではない。例えば、無端ベルトにその移動方向に沿って
バーコードを直線状に記したときのように、同一符号が
周期的に現れる全ての場合に適用することができる。回
転開始後の信号を一定速度で回転しているときの1周期
の信号と末尾から比較することで、停止していたときの
符号の位置を判別することができる。
【0076】なお、上記実施形態での第1センサー、第
2センサーの位置関係では、図8に示したように、一部
のコマ露光済みのときに第2の領域R2の一部が第1セ
ンサーに対向して停止することがある。図14に示すよ
うに、第1センサーと第2センサーの位置関係を変える
ことで、一部のコマ露光済み、全コマ露光済みおよび現
像済みのときに、第1センサーが必ず第3の領域のみに
対向し、その一方で未露光のときに第2センサーが必ず
第3の領域R3に対向して停止するように設定すること
ができる。
2センサーの位置関係では、図8に示したように、一部
のコマ露光済みのときに第2の領域R2の一部が第1セ
ンサーに対向して停止することがある。図14に示すよ
うに、第1センサーと第2センサーの位置関係を変える
ことで、一部のコマ露光済み、全コマ露光済みおよび現
像済みのときに、第1センサーが必ず第3の領域のみに
対向し、その一方で未露光のときに第2センサーが必ず
第3の領域R3に対向して停止するように設定すること
ができる。
【0077】このような配置にすれば、回転を開始して
から第1センサーと第2センサーのどちらから先にHレ
ベルの信号出力が得られるかによって、未露光と一部の
コマ露光済み、全コマ露光済みおよび現像済みとの識別
を、がたつきにより発生する誤信号に影響されることな
く確実に行うことができる。つまり、第1センサーから
先にHレベル信号が出力されれば未露光であり、第2セ
ンサーから先にHレベル信号が出力されれば一部のコマ
露光済み、全コマ露光済みまたは現像済みのいずれかで
ある。
から第1センサーと第2センサーのどちらから先にHレ
ベルの信号出力が得られるかによって、未露光と一部の
コマ露光済み、全コマ露光済みおよび現像済みとの識別
を、がたつきにより発生する誤信号に影響されることな
く確実に行うことができる。つまり、第1センサーから
先にHレベル信号が出力されれば未露光であり、第2セ
ンサーから先にHレベル信号が出力されれば一部のコマ
露光済み、全コマ露光済みまたは現像済みのいずれかで
ある。
【0078】未露光とそれ以外を判別しさえすればよい
カメラでは、第1センサー、第2センサーを図14に示
した位置関係に配置することで、フィルムの使用状況の
判別という目的を容易に達成することができる。
カメラでは、第1センサー、第2センサーを図14に示
した位置関係に配置することで、フィルムの使用状況の
判別という目的を容易に達成することができる。
【0079】
【発明の効果】本発明が対象とする回転体の表面の区分
の仕方として必要な条件は、他のいずれの区間よりも長
い1区間を設けることのみであり、極めて小さな制約で
ある。この条件が満たされる限り、本発明の回転体の停
止位置検出装置は、回転体の表面の区分の仕方によら
ず、回転体の停止位置を検出することができる。したが
って、停止位置の検出に対して考慮を払うことなく、回
転体表面の区分の仕方を自由に変えることが可能であ
り、2つのレベルが表す情報を多様化することができ
る。また、2つのレベルは光学的、電気的等の種々の方
法で設定することが可能であり、利用分野に応じて適切
なレベル設定法とレベル検出手段を選択することができ
る。
の仕方として必要な条件は、他のいずれの区間よりも長
い1区間を設けることのみであり、極めて小さな制約で
ある。この条件が満たされる限り、本発明の回転体の停
止位置検出装置は、回転体の表面の区分の仕方によら
ず、回転体の停止位置を検出することができる。したが
って、停止位置の検出に対して考慮を払うことなく、回
転体表面の区分の仕方を自由に変えることが可能であ
り、2つのレベルが表す情報を多様化することができ
る。また、2つのレベルは光学的、電気的等の種々の方
法で設定することが可能であり、利用分野に応じて適切
なレベル設定法とレベル検出手段を選択することができ
る。
【0080】請求項2の停止位置検出装置は、回転する
円板に設けたバーコードをフォトリフレクタによって光
学的に読み取って、円板の停止位置を検出するものであ
り、極めて簡単な構成で、停止位置を検出することがで
きる。
円板に設けたバーコードをフォトリフレクタによって光
学的に読み取って、円板の停止位置を検出するものであ
り、極めて簡単な構成で、停止位置を検出することがで
きる。
【0081】請求項3のカメラでは、バーコードに記さ
れている情報を読み取るためのフォトリフレクタを、バ
ーコード停止位置の検出に兼用することができ、カメラ
の構成が複雑にならない。しかも、バーコードに記され
ている情報に関わらず、その停止位置を確実に判定する
ことができ、バーコードの停止位置が表す情報を誤りな
く取得することができる。
れている情報を読み取るためのフォトリフレクタを、バ
ーコード停止位置の検出に兼用することができ、カメラ
の構成が複雑にならない。しかも、バーコードに記され
ている情報に関わらず、その停止位置を確実に判定する
ことができ、バーコードの停止位置が表す情報を誤りな
く取得することができる。
【図1】 使用されるフィルムカートリッジの外観を示
す図。
す図。
【図2】 本発明の一実施形態のカメラの正面図。
【図3】 本発明の一実施形態のカメラの底面図。
【図4】 カートリッジ室の概略構成を示す透視図。
【図5】 フィルムカートリッジを駆動するドライバー
の構成を示す図。
の構成を示す図。
【図6】 カメラのフィルム制御に関わる構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図7】 カートリッジに付されるバーコードの典型例
と、バーコードを読み取る2つのフォトリフレクタの位
置関係を示す図。
と、バーコードを読み取る2つのフォトリフレクタの位
置関係を示す図。
【図8】 フィルムの使用状況とバーコードの停止位置
の関係を示す図。
の関係を示す図。
【図9】 カートリッジの装填と未装填およびフォトリ
フレクタの故障の有無の判断を行うための処理を示すフ
ローチャート。
フレクタの故障の有無の判断を行うための処理を示すフ
ローチャート。
【図10】 バーコード停止位置の判別を行うための第
1の処理を示すフローチャート。
1の処理を示すフローチャート。
【図11】 バーコード停止位置の判別を行うための第
2の処理を示すフローチャート。
2の処理を示すフローチャート。
【図12】 図9の処理におけるフォトリフレクタの出
力信号の波形例を示す図。
力信号の波形例を示す図。
【図13】 ドライバーとフィルムスプールの係合時期
に依存して変化するフォトリフレクタの出力信号の波形
例を示す図。
に依存して変化するフォトリフレクタの出力信号の波形
例を示す図。
【図14】 フォトリフレクタの位置関係を変えたとき
の、フィルムの使用状況とバーコードの停止位置の関係
を示す図。
の、フィルムの使用状況とバーコードの停止位置の関係
を示す図。
1 フィルムカートリッジ 5 カメラ 14 スプール 15 キー溝 16 係合孔 17 バーコード 18、19 カートリッジ窓 21 カメラ底蓋 22 カートリッジ室 23 フォトリフレクタ(第1センサー) 24 フォトリフレクタ(第2センサー) 28 ドライバー 30 底蓋ロックスイッチ 31 ドライバー係合部 32 キー 34 エンコーダ 51 撮影レンズ 53 主スイッチ 54 シャッターレリーズ釦 61 制御部 63 途中巻戻しスイッチ 64 モーター 65 ROM 66 RAM 67 液晶表示装置 R1 第1の領域 R2 第2の領域 R3 第3の領域 S1 第1の信号群先頭 E1 第1の信号群末尾 S2 第2の信号群先頭 E2 第2の信号群末尾
フロントページの続き (72)発明者 安原 竜一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 荻野 亮 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 表面の移動方向に沿う一周を最長の1区
間を含む複数の区間に区分し、これらの区間を交互に2
つのレベルに対応させた回転体の停止位置を検出する装
置において、 前記回転体を一定速度で回転させるための回転力を生成
する回転力生成手段と、 前記回転力生成手段の回転力を受けて回転し、自身が1
回転する間に前記回転体に係合して、この係合後に前記
回転力生成手段の回転力を前記回転体に伝達する回転力
伝達手段と、 一定位置に配置され、前記回転力生成手段が回転力を生
成し始めたときから前記回転体の表面のレベルを検出し
続け、検出したレベルを表す一連の信号を出力するレベ
ル検出手段と、 前記レベル検出手段が出力する信号のうち、先頭から前
記最長の区間と該区間に隣接する先行区間との境界に相
当する最初のレベル変化までの第1の信号群と、該第1
の信号群に続き前記境界に相当する2回目のレベル変化
までの第2の信号群とを末尾から比較して、第1の信号
群と第2の信号群との一致開始点を検出する信号比較手
段と、 前記信号比較手段によって検出された一致開始点以降の
第1の信号群の長さから、停止していたときの前記回転
体の前記レベル検出手段に対する相対位置を決定する相
対位置決定手段とを備えることを特徴とする回転体の停
止位置検出装置。 - 【請求項2】 前記回転体は前記2つのレベルを表すバ
ーコードを回転中心の周りに設けた円板であり、前記レ
ベル検出手段はフォトリフレクタであって、該フォトリ
フレクタによって前記円板の停止位置を検出することを
特徴とする請求項1に記載の回転体の停止位置検出装
置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の回転体の停止位置検出
装置を備え、該停止位置検出装置によって、フィルムカ
ートリッジのスプールに固着されたバーコード板の停止
位置を検出することを特徴とするカメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012460A JPH09203923A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 回転体の停止位置検出装置および該装置を備えたカメラ |
US08/789,694 US6263165B1 (en) | 1996-01-29 | 1997-01-27 | Device and method for detecting a rest position of a revolving body, and an apparatus equipped with such a device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012460A JPH09203923A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 回転体の停止位置検出装置および該装置を備えたカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203923A true JPH09203923A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11805971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8012460A Pending JPH09203923A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 回転体の停止位置検出装置および該装置を備えたカメラ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6263165B1 (ja) |
JP (1) | JPH09203923A (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04119353A (ja) | 1990-09-10 | 1992-04-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真フイルムパトローネ |
US5321455A (en) | 1992-12-09 | 1994-06-14 | Eastman Kodak Company | Camera apparatus and method for film double exposure prevention |
US5349401A (en) * | 1993-06-04 | 1994-09-20 | Eastman Kodak Company | Orientation independent, detachable film cartridge, memory module |
US5394206A (en) * | 1993-06-04 | 1995-02-28 | Eastman Kodak Company | Orientation independent, detachable film cartridge, memory module |
US5347334A (en) | 1993-11-30 | 1994-09-13 | Eastman Kodak Company | Film cassette with bar-coded film spool and provision for film double exposure prevention |
US5541681A (en) * | 1995-03-31 | 1996-07-30 | Eastman Kodak Company | Camera apparatus and method for film double exposure prevention |
US6026248A (en) * | 1996-01-11 | 2000-02-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Camera or apparatus adapted to film cartridge |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP8012460A patent/JPH09203923A/ja active Pending
-
1997
- 1997-01-27 US US08/789,694 patent/US6263165B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6263165B1 (en) | 2001-07-17 |
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