JPH09203705A - 環境試験機 - Google Patents
環境試験機Info
- Publication number
- JPH09203705A JPH09203705A JP1296096A JP1296096A JPH09203705A JP H09203705 A JPH09203705 A JP H09203705A JP 1296096 A JP1296096 A JP 1296096A JP 1296096 A JP1296096 A JP 1296096A JP H09203705 A JPH09203705 A JP H09203705A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- water
- wet
- bulb sensor
- bulb
- Prior art date
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- Pending
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- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 庫内の湿度を正確に測定する。
【解決手段】 乾球センサー8と、湿球センサー9と、
湿球センサーの温度検知部分を覆う布等からなる吸水体
10と、庫内の空気循環用の送風機13を庫内に設置し
た環境試験機1において、吸水体10の前記湿球センサ
ー9を覆わない部分に送風機13の風が直接当たるのを
阻止するための遮蔽板14を送風機13と湿球センサー
9の間に設ける。
湿球センサーの温度検知部分を覆う布等からなる吸水体
10と、庫内の空気循環用の送風機13を庫内に設置し
た環境試験機1において、吸水体10の前記湿球センサ
ー9を覆わない部分に送風機13の風が直接当たるのを
阻止するための遮蔽板14を送風機13と湿球センサー
9の間に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内の温度や湿度
を変化させて半導体や新素材等をテストする環境試験機
に関する。
を変化させて半導体や新素材等をテストする環境試験機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の環境試験機の庫内の湿度を検出す
る湿度測定装置の部分を図4に基づいて説明すると、庫
内に何も覆われていない状態で庫内の温度だけを検知す
る乾球センサー101と、常に水を含んだ吸水体102
で覆われていて水の蒸発温度を検知する湿球センサー1
03とを備えている。
る湿度測定装置の部分を図4に基づいて説明すると、庫
内に何も覆われていない状態で庫内の温度だけを検知す
る乾球センサー101と、常に水を含んだ吸水体102
で覆われていて水の蒸発温度を検知する湿球センサー1
03とを備えている。
【0003】これらの乾球センサー101と湿球センサ
ー103の二つのセンサーで検知した温度をもとに庫内
の湿度を測定する。湿球センサー103を覆う吸水体1
02は、下部をウイックパン104内の純水105に浸
して水を吸い上げ常に水を含んだ状態で湿球センサー1
03を覆っている。乾球センサー101と湿球センサー
103を有する庫内の背面上部には、庫内の空気の循環
用の送風機106があり、この送風機によって生じる風
が、乾球センサー101と湿球センサー103の全体に
矢印イ´のようにあたっていた。
ー103の二つのセンサーで検知した温度をもとに庫内
の湿度を測定する。湿球センサー103を覆う吸水体1
02は、下部をウイックパン104内の純水105に浸
して水を吸い上げ常に水を含んだ状態で湿球センサー1
03を覆っている。乾球センサー101と湿球センサー
103を有する庫内の背面上部には、庫内の空気の循環
用の送風機106があり、この送風機によって生じる風
が、乾球センサー101と湿球センサー103の全体に
矢印イ´のようにあたっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
以下のような問題点がある。乾球センサーと湿球センサ
ーの温度差により湿度を求める方法では、湿球センサー
での水の蒸発温度を正確に検知する必要がある。しかし
ながら、上記の従来の技術では、吸水体102の湿球セ
ンサー103を覆っていない部分から水が蒸発すること
により蒸気の流れ(矢印ロ´)が発生し、湿球センサー
103の温度検知部分は影響を受けていた。また、ウイ
ックパンから湿球センサーの温度検知部に純水が到達す
る前に水が蒸発してしまい、湿球センサーの温度検知部
での水の蒸発温度の検知が正確に行えないという問題が
あった。
以下のような問題点がある。乾球センサーと湿球センサ
ーの温度差により湿度を求める方法では、湿球センサー
での水の蒸発温度を正確に検知する必要がある。しかし
ながら、上記の従来の技術では、吸水体102の湿球セ
ンサー103を覆っていない部分から水が蒸発すること
により蒸気の流れ(矢印ロ´)が発生し、湿球センサー
103の温度検知部分は影響を受けていた。また、ウイ
ックパンから湿球センサーの温度検知部に純水が到達す
る前に水が蒸発してしまい、湿球センサーの温度検知部
での水の蒸発温度の検知が正確に行えないという問題が
あった。
【0005】本発明は従来技術の上記した欠点に着目
し、庫内の湿度を正確に測定することができる環境試験
機を提供することを目的とする。
し、庫内の湿度を正確に測定することができる環境試験
機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、乾球センサ
ーと、湿球センサーと、湿球センサーの温度検知部分を
覆う布等からなる吸水体と、庫内の空気循環用の送風機
とを庫内に設置した環境試験機において、吸水体の前記
湿球センサーを覆わない部分に送風機の風が直接当たる
のを阻止するための遮蔽板を送風機と湿球センサーの間
に設けたという構成である。
ーと、湿球センサーと、湿球センサーの温度検知部分を
覆う布等からなる吸水体と、庫内の空気循環用の送風機
とを庫内に設置した環境試験機において、吸水体の前記
湿球センサーを覆わない部分に送風機の風が直接当たる
のを阻止するための遮蔽板を送風機と湿球センサーの間
に設けたという構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1において、1は外箱2とステ
ンレス製の内箱3との間に断熱材4を充填した本体5
と、この本体の開口を開閉自在に開閉する扉6で形成さ
れた環境試験機である。本体5の内箱3の内部には所定
の温度及び湿度に維持して電子部品や新素材等の耐久試
験を行うための庫内7が形成されている。
ンレス製の内箱3との間に断熱材4を充填した本体5
と、この本体の開口を開閉自在に開閉する扉6で形成さ
れた環境試験機である。本体5の内箱3の内部には所定
の温度及び湿度に維持して電子部品や新素材等の耐久試
験を行うための庫内7が形成されている。
【0008】庫内7には、乾球センサー8と湿球センサ
ー9と吸水体10とウイックパン11とから構成される
湿度測定装置Aと、加湿器12とが設けられている。
ー9と吸水体10とウイックパン11とから構成される
湿度測定装置Aと、加湿器12とが設けられている。
【0009】図2は環境試験機1の庫内7の湿度測定装
置Aの周辺部分の要部拡大断面図であり、乾球センサー
8は庫内7の温度を検知り、湿球センサー9はウィック
パン11内の水に下部が浸された吸水体10で覆われ、
水の蒸発温度を検知している。 乾球センサー8と湿球
センサー9とで検知される温度差により庫内7の湿度を
測定する。
置Aの周辺部分の要部拡大断面図であり、乾球センサー
8は庫内7の温度を検知り、湿球センサー9はウィック
パン11内の水に下部が浸された吸水体10で覆われ、
水の蒸発温度を検知している。 乾球センサー8と湿球
センサー9とで検知される温度差により庫内7の湿度を
測定する。
【0010】13は庫内7の空気を循環させる送風機で
ある。この送風機13が回転することにより、風(矢印
イ)が発生する。図3のように庫内7の奥部から開口方
向へ見た図によると、遮蔽板14により吸水体10の湿
球センサー9を覆っている部分10aには風はあたる
が、湿球センサー9を覆っていない部分10bには風は
あたらないために、10a部分での蒸発量は変化しな
い。
ある。この送風機13が回転することにより、風(矢印
イ)が発生する。図3のように庫内7の奥部から開口方
向へ見た図によると、遮蔽板14により吸水体10の湿
球センサー9を覆っている部分10aには風はあたる
が、湿球センサー9を覆っていない部分10bには風は
あたらないために、10a部分での蒸発量は変化しな
い。
【0011】また、10bから水が蒸発することによ
る、10bからの蒸気の流れ(矢印ロ)により、湿球セ
ンサーの温度検知部9aは影響を受けることはない。こ
のため湿球センサー9で水の蒸発温度がより正確に検知
でき、表1に示すように実際の湿度と湿度測定装置Aで
の測定値との誤差は少なくなり、庫内7の湿度を正確に
測定することができる。
る、10bからの蒸気の流れ(矢印ロ)により、湿球セ
ンサーの温度検知部9aは影響を受けることはない。こ
のため湿球センサー9で水の蒸発温度がより正確に検知
でき、表1に示すように実際の湿度と湿度測定装置Aで
の測定値との誤差は少なくなり、庫内7の湿度を正確に
測定することができる。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、乾球セン
サーと、湿球センサーと、湿球センサーの温度検知部分
を覆う布等からなる吸水体と、庫内の空気循環用の送風
機とを庫内に設置した環境試験機において、吸水体の前
記湿球センサーを覆わない部分に送風機の風が直接当た
らないように、送風機と湿球センサーの間に遮蔽板を設
けたことにより、湿球センサーの温度検知部分を覆って
いない部分の吸水体の部分から水が蒸発しにくく温度検
知部分を覆った吸水体の部分からの水の蒸発量は変化し
ないため、湿球センサーで検出する水の蒸発温度を正確
に検知でき、ついては環境試験機内の庫内の湿度測定が
より正確に行うことができる。
サーと、湿球センサーと、湿球センサーの温度検知部分
を覆う布等からなる吸水体と、庫内の空気循環用の送風
機とを庫内に設置した環境試験機において、吸水体の前
記湿球センサーを覆わない部分に送風機の風が直接当た
らないように、送風機と湿球センサーの間に遮蔽板を設
けたことにより、湿球センサーの温度検知部分を覆って
いない部分の吸水体の部分から水が蒸発しにくく温度検
知部分を覆った吸水体の部分からの水の蒸発量は変化し
ないため、湿球センサーで検出する水の蒸発温度を正確
に検知でき、ついては環境試験機内の庫内の湿度測定が
より正確に行うことができる。
【図1】本発明の環境試験機の断面図である。
【図2】本発明の環境試験機の風向板部分を説明する図
である。
である。
【図3】本発明の湿度測定装置の部分を説明する図であ
る。
る。
【図4】従来の環境試験機を説明する図である。
1 環境試験機 7 庫内 8 乾球センサー 9 湿球センサー 10 吸水体 11 ウィツクパン 13 送風機 14 遮蔽板
Claims (1)
- 【請求項1】 乾球センサーと、湿球センサーと、湿球
センサーの温度検知部分を覆う布等からなる吸水体と、
庫内の空気循環用の送風機とを庫内に設置した環境試験
機において、吸水体の前記湿球センサーを覆わない部分
に送風機の風が直接当たるのを阻止するための遮蔽板を
送風機と湿球センサーの間に設けたことを特徴とする環
境試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1296096A JPH09203705A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 環境試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1296096A JPH09203705A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 環境試験機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203705A true JPH09203705A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11819835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1296096A Pending JPH09203705A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 環境試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09203705A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1322317C (zh) * | 2005-01-14 | 2007-06-20 | 清华大学 | 一种高温空气温湿度测量装置 |
JP2011247751A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Suga Test Instr Co Ltd | 腐食試験機 |
US9719862B2 (en) | 2009-12-31 | 2017-08-01 | Welch Allyn, Inc. | Temperature-measurement probe |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP1296096A patent/JPH09203705A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1322317C (zh) * | 2005-01-14 | 2007-06-20 | 清华大学 | 一种高温空气温湿度测量装置 |
US9719862B2 (en) | 2009-12-31 | 2017-08-01 | Welch Allyn, Inc. | Temperature-measurement probe |
JP2011247751A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Suga Test Instr Co Ltd | 腐食試験機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040302 |