JPH09203588A - 堆積物の破砕及び吸引搬送装置 - Google Patents
堆積物の破砕及び吸引搬送装置Info
- Publication number
- JPH09203588A JPH09203588A JP1058496A JP1058496A JPH09203588A JP H09203588 A JPH09203588 A JP H09203588A JP 1058496 A JP1058496 A JP 1058496A JP 1058496 A JP1058496 A JP 1058496A JP H09203588 A JPH09203588 A JP H09203588A
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】スケール等の破砕と搬出が一つの装置で行
え、しかも破砕しながら破砕された範囲のスケール等を
全て吸引搬出することができ、作業能率の向上する装置
を提供する。 【解決手段】移動車１に真空吸引装置に接続されるダク
ト２を俯仰可能に取付け、エアシリンダー３によって俯
仰させる。ダクト２の吸込口にはフード５が取付けら
れ、フード内にはエアモータ７によって回転駆動される
螺旋翼６が軸支される。螺旋翼６は吸込口を挟んで右ネ
ジ用の螺旋翼と左ネジ用の螺旋翼よりなって、螺旋方向
に破砕爪を有し、回転によりスケール層を堀削しなが
ら、堀削したスケールを中央の吸込口に寄せ集め吸引搬
出する。
え、しかも破砕しながら破砕された範囲のスケール等を
全て吸引搬出することができ、作業能率の向上する装置
を提供する。 【解決手段】移動車１に真空吸引装置に接続されるダク
ト２を俯仰可能に取付け、エアシリンダー３によって俯
仰させる。ダクト２の吸込口にはフード５が取付けら
れ、フード内にはエアモータ７によって回転駆動される
螺旋翼６が軸支される。螺旋翼６は吸込口を挟んで右ネ
ジ用の螺旋翼と左ネジ用の螺旋翼よりなって、螺旋方向
に破砕爪を有し、回転によりスケール層を堀削しなが
ら、堀削したスケールを中央の吸込口に寄せ集め吸引搬
出する。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば製鉄所、非
鉄関係の製造所、鉱山等の製錬所、発電所等における各
設備の内外に堆積するスラッジ、ダストや堀り起こした
スラグ、スケール等、更には養鶏場や養豚場等の畜舎或
いは牛馬等の厩舎に堆積した家畜の糞尿や家畜の保護の
ため用いられたわら等の堆積物を含む農鉱工業における
生産、製造工程で付随的に発生する堆積物或いは寒冷地
で踏み固められたり、凍結した降雪（本明細書では、こ
れらを「堆積物」という）を破砕し、吸引搬送する装置
に関する。なお、本明細書でいう「破砕」とは、スケー
ル等を掘削して堀起こし、破砕する一連の作業の中の一
部若しくは全体をいう。
鉄関係の製造所、鉱山等の製錬所、発電所等における各
設備の内外に堆積するスラッジ、ダストや堀り起こした
スラグ、スケール等、更には養鶏場や養豚場等の畜舎或
いは牛馬等の厩舎に堆積した家畜の糞尿や家畜の保護の
ため用いられたわら等の堆積物を含む農鉱工業における
生産、製造工程で付随的に発生する堆積物或いは寒冷地
で踏み固められたり、凍結した降雪（本明細書では、こ
れらを「堆積物」という）を破砕し、吸引搬送する装置
に関する。なお、本明細書でいう「破砕」とは、スケー
ル等を掘削して堀起こし、破砕する一連の作業の中の一
部若しくは全体をいう。
【０００２】
【従来技術】製鉄所を例にとっていえば、製鉄所内に
は、焼結鉱の製造設備やその搬送装置周辺、加熱炉や均
熱炉の炉内等に堆積物が堆積する。こうした堆積物は、
装置本来の所期の能力を低下しがちである。加熱炉や均
熱炉を例にとっていえば、炉床に堆積するスケール層は
炉内の燃焼状況を悪化し、これがスラブの偏熱の原因と
なり、圧延後の寸法精度及び形状不良を伴なうようにな
る。そのため、炉内に堆積するスケール層を定期的に除
去する必要があった。
は、焼結鉱の製造設備やその搬送装置周辺、加熱炉や均
熱炉の炉内等に堆積物が堆積する。こうした堆積物は、
装置本来の所期の能力を低下しがちである。加熱炉や均
熱炉を例にとっていえば、炉床に堆積するスケール層は
炉内の燃焼状況を悪化し、これがスラブの偏熱の原因と
なり、圧延後の寸法精度及び形状不良を伴なうようにな
る。そのため、炉内に堆積するスケール層を定期的に除
去する必要があった。
【０００３】炉床に堆積するスケール層の除去は従来、
炉内を５０℃程度まで冷却したのち、交代要員を含め、
一炉当たり数十人の作業員が炉の中に入り、ツルハシや
削岩機等を用いてスケール層の堀削を行い、堀削したス
ケールの炉外への排出も人力によって行っていたが、ス
ケール層の堀削によりスケール内部の潜熱が解放される
ため、炉内温度の再上昇が避けられず、そのため炉内で
の作業は１回当たり１０数分が限度で、絶えず交代を必
要とすることから休炉時間が長くなり、また多くの労働
力を確保せねばならないうえ、作業能率も悪かった。
炉内を５０℃程度まで冷却したのち、交代要員を含め、
一炉当たり数十人の作業員が炉の中に入り、ツルハシや
削岩機等を用いてスケール層の堀削を行い、堀削したス
ケールの炉外への排出も人力によって行っていたが、ス
ケール層の堀削によりスケール内部の潜熱が解放される
ため、炉内温度の再上昇が避けられず、そのため炉内で
の作業は１回当たり１０数分が限度で、絶えず交代を必
要とすることから休炉時間が長くなり、また多くの労働
力を確保せねばならないうえ、作業能率も悪かった。
【０００４】堆積物の破砕作業を人力に代えて行う装置
や破砕したスケールを吸引搬出する装置も提案されてい
る。すなわち、特開平７−１４６０８４号には、スケー
ル層上を移動する移動車と、移動車に回転可能に軸支さ
れる破砕ドラムよりなり、破砕ドラムをスケール層上で
モータにより回転駆動させて破砕ドラムより突設される
破砕爪をスケール層に食い込ませて掬い取りながら移動
させることによりスケール層を破砕剥離する装置が提案
され、また特開平６−２４０３２４号には、炉内を移動
する移動車に炉外の真空吸引装置に接続される吸引ホー
スの吸込口を取付け、破砕したスケールを炉外へ吸引搬
出する装置が提案されている。
や破砕したスケールを吸引搬出する装置も提案されてい
る。すなわち、特開平７−１４６０８４号には、スケー
ル層上を移動する移動車と、移動車に回転可能に軸支さ
れる破砕ドラムよりなり、破砕ドラムをスケール層上で
モータにより回転駆動させて破砕ドラムより突設される
破砕爪をスケール層に食い込ませて掬い取りながら移動
させることによりスケール層を破砕剥離する装置が提案
され、また特開平６−２４０３２４号には、炉内を移動
する移動車に炉外の真空吸引装置に接続される吸引ホー
スの吸込口を取付け、破砕したスケールを炉外へ吸引搬
出する装置が提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】堆積物の破砕作業を行
う特開平７−１４６０８４号の装置では、堆積物の破砕
しか行うことができず、破砕した堆積物の搬出は、人手
に頼らねばならない。破砕した堆積物の搬出を行う特開
平６−２４０３２４号の装置でも、堆積物の破砕は人手
に頼らねばならず、破砕と搬出を人手に頼らずに行おう
とすれば、破砕装置と搬出装置の二つの装置が必要であ
る。しかも堆積物を吸引する従来の装置の場合、吸込口
やその周辺の堆積物が吸引されるのみで、広い範囲での
吸引ができない。
う特開平７−１４６０８４号の装置では、堆積物の破砕
しか行うことができず、破砕した堆積物の搬出は、人手
に頼らねばならない。破砕した堆積物の搬出を行う特開
平６−２４０３２４号の装置でも、堆積物の破砕は人手
に頼らねばならず、破砕と搬出を人手に頼らずに行おう
とすれば、破砕装置と搬出装置の二つの装置が必要であ
る。しかも堆積物を吸引する従来の装置の場合、吸込口
やその周辺の堆積物が吸引されるのみで、広い範囲での
吸引ができない。
【０００６】本発明の第１の目的は、堆積物の破砕と搬
出が一つの装置で行え、しかも破砕しながら破砕された
範囲の堆積物を全て吸引搬出することができ、作業能率
の向上する装置を提供しようとするものであり、第２の
目的は、堆積物上を移動する移動車と、移動車に正逆い
づれの方向にも回転駆動可能に取付けられ、破砕爪を備
えた破砕ドラムとよりなり、破砕ドラムを堆積物上でモ
ータにより回転駆動させて破砕爪を堆積物に食い込ませ
ながら移動することにより堆積物を破砕する装置におい
て、破砕された堆積物の吸引搬出を行うことができるよ
うにした装置を提供しようとするものである。
出が一つの装置で行え、しかも破砕しながら破砕された
範囲の堆積物を全て吸引搬出することができ、作業能率
の向上する装置を提供しようとするものであり、第２の
目的は、堆積物上を移動する移動車と、移動車に正逆い
づれの方向にも回転駆動可能に取付けられ、破砕爪を備
えた破砕ドラムとよりなり、破砕ドラムを堆積物上でモ
ータにより回転駆動させて破砕爪を堆積物に食い込ませ
ながら移動することにより堆積物を破砕する装置におい
て、破砕された堆積物の吸引搬出を行うことができるよ
うにした装置を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題の解決手段】第１の目的を達成する装置は、堆積
物上を遠隔操作又はマイコン制御により、或いは牽引装
置に牽引されて移動し、又は自走可能な移動車と、移動
車に回転可能に軸支される螺旋翼と、螺旋翼に設けられ
る堆積物の破砕爪と、螺旋翼を回転駆動させる駆動装置
と、真空吸引装置に接続されると共に移動車に担持さ
れ、吸込口を螺旋翼の前後の少なくとも一方の側に設け
た吸引ホースとよりなり、螺旋翼を回転駆動させること
により、破砕爪で堀削しながら堀削した堆積物を螺旋送
りして吸込口に集め、吸引搬出するようにしたもので、
本装置によれば、螺旋翼により破砕された堆積物が吸込
口に寄せ集められるため螺旋翼で破砕した堆積物の広範
囲での搬出が可能となる。
物上を遠隔操作又はマイコン制御により、或いは牽引装
置に牽引されて移動し、又は自走可能な移動車と、移動
車に回転可能に軸支される螺旋翼と、螺旋翼に設けられ
る堆積物の破砕爪と、螺旋翼を回転駆動させる駆動装置
と、真空吸引装置に接続されると共に移動車に担持さ
れ、吸込口を螺旋翼の前後の少なくとも一方の側に設け
た吸引ホースとよりなり、螺旋翼を回転駆動させること
により、破砕爪で堀削しながら堀削した堆積物を螺旋送
りして吸込口に集め、吸引搬出するようにしたもので、
本装置によれば、螺旋翼により破砕された堆積物が吸込
口に寄せ集められるため螺旋翼で破砕した堆積物の広範
囲での搬出が可能となる。
【０００８】第２の目的を達成する装置は、堆積物上を
遠隔操作又はマイコン制御により、或いは牽引装置に牽
引されて移動し、又は自走可能な移動車と、該移動車に
正逆いづれの方向にも回転駆動可能に取付けられ、破砕
爪を備えた破砕ドラムとよりなり、破砕ドラムを堆積物
上でモータにより回転駆動させて破砕爪を堆積物に食い
込ませながら移動することにより堆積物を破砕する装置
において、移動車に担持され、かつ真空吸引装置に接続
される吸引ホースを設け、吸引ホースの吸込口を破砕ド
ラムの前後の少なくとも一方の側、好ましくは背後に設
けたものである。上述する各装置の螺旋翼或いは破砕ド
ラムは、吸引ホースの吸込口に支持され、吸込口と共に
昇降して堆積物に接した破砕位置と、堆積物より上昇し
て離脱する退避位置とに切換えできるようにするのが望
ましい。
遠隔操作又はマイコン制御により、或いは牽引装置に牽
引されて移動し、又は自走可能な移動車と、該移動車に
正逆いづれの方向にも回転駆動可能に取付けられ、破砕
爪を備えた破砕ドラムとよりなり、破砕ドラムを堆積物
上でモータにより回転駆動させて破砕爪を堆積物に食い
込ませながら移動することにより堆積物を破砕する装置
において、移動車に担持され、かつ真空吸引装置に接続
される吸引ホースを設け、吸引ホースの吸込口を破砕ド
ラムの前後の少なくとも一方の側、好ましくは背後に設
けたものである。上述する各装置の螺旋翼或いは破砕ド
ラムは、吸引ホースの吸込口に支持され、吸込口と共に
昇降して堆積物に接した破砕位置と、堆積物より上昇し
て離脱する退避位置とに切換えできるようにするのが望
ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１及び図２は、炉内スケール層
の破砕及び吸引搬送を行う装置について示すもので、自
走式で運転者によって操縦されるか、或いは炉外から遠
隔操作されるクローラタイプの移動車１には、先端部を
下向きに屈曲させ、一端を吸込口としたダクト２が俯仰
可能に取着され、エアシリンダー３がダクト２を俯仰さ
せて吸込口をスケール層に接地する使用位置と、これよ
り上方に退避した非使用位置とに切換えできるようにし
てある。
の破砕及び吸引搬送を行う装置について示すもので、自
走式で運転者によって操縦されるか、或いは炉外から遠
隔操作されるクローラタイプの移動車１には、先端部を
下向きに屈曲させ、一端を吸込口としたダクト２が俯仰
可能に取着され、エアシリンダー３がダクト２を俯仰さ
せて吸込口をスケール層に接地する使用位置と、これよ
り上方に退避した非使用位置とに切換えできるようにし
てある。
【００１０】ダクト２はまた、炉外に設けられている真
空吸引装置（図示省略）と吸引ホース４により接続され
ると共に、吸込口にフード５を取付け、フード内には螺
旋翼６が軸支され、ダクト２に取着のエアモータ７によ
って回転駆動されるようになっている。螺旋翼６は、吸
込口を挟んだ両側の右ネジ用の螺旋翼と左ネジ用の螺旋
翼よりなり、各螺旋翼は図３に示すように、フック状の
破砕爪８を螺旋方向に一定間隔で突出形成すると共に、
破砕爪間に互いに逆向きに側方に反り出す一対の舌片状
の破砕爪９を取り付けた構造を有している。
空吸引装置（図示省略）と吸引ホース４により接続され
ると共に、吸込口にフード５を取付け、フード内には螺
旋翼６が軸支され、ダクト２に取着のエアモータ７によ
って回転駆動されるようになっている。螺旋翼６は、吸
込口を挟んだ両側の右ネジ用の螺旋翼と左ネジ用の螺旋
翼よりなり、各螺旋翼は図３に示すように、フック状の
破砕爪８を螺旋方向に一定間隔で突出形成すると共に、
破砕爪間に互いに逆向きに側方に反り出す一対の舌片状
の破砕爪９を取り付けた構造を有している。
【００１１】本装置によれば、エアシリンダー３により
ダクト２を前下りにして吸込口をスケール層１１に接地
させ、使用位置に切換えた状態で、移動車１をスケール
層上に移動させながら螺旋翼６をエアモータ７により回
転駆動させると、破砕爪８及び９がスケール層１１に食
い込んで掘り起こしたスケール層を破砕させる。破砕さ
れたスケールは螺旋翼６の回転に伴い、吸込口のある中
央に移送され、吸込口より吸引搬出される。破砕が終了
し、或いは破砕を中断して移動するときには、エアシリ
ンダー３によりダクト２を持上げ、吸込口を非使用位置
に退避させる。図４は、フード５内に螺旋翼に代えて破
砕爪車１３を取り付けた例を示すもので、破砕爪車１３
は図５に示すように、逆台形状の破砕爪１４を周方向に
一定間隔で突出形成すると共に、一側或いは両側に舌片
状の破砕爪１５を側方に反りだすようにして設けたもの
で、エアモータ７により正方向或いは逆方向に回転駆動
され、正逆いづれの方向に回転しても破砕爪１４でスケ
ール層に切り込みを入れて掘り起こし、掘り起こしたス
ケールを破砕爪１５で切削するようになっており、破砕
されたスケールが吸込口より吸引排出されるようになっ
ている。
ダクト２を前下りにして吸込口をスケール層１１に接地
させ、使用位置に切換えた状態で、移動車１をスケール
層上に移動させながら螺旋翼６をエアモータ７により回
転駆動させると、破砕爪８及び９がスケール層１１に食
い込んで掘り起こしたスケール層を破砕させる。破砕さ
れたスケールは螺旋翼６の回転に伴い、吸込口のある中
央に移送され、吸込口より吸引搬出される。破砕が終了
し、或いは破砕を中断して移動するときには、エアシリ
ンダー３によりダクト２を持上げ、吸込口を非使用位置
に退避させる。図４は、フード５内に螺旋翼に代えて破
砕爪車１３を取り付けた例を示すもので、破砕爪車１３
は図５に示すように、逆台形状の破砕爪１４を周方向に
一定間隔で突出形成すると共に、一側或いは両側に舌片
状の破砕爪１５を側方に反りだすようにして設けたもの
で、エアモータ７により正方向或いは逆方向に回転駆動
され、正逆いづれの方向に回転しても破砕爪１４でスケ
ール層に切り込みを入れて掘り起こし、掘り起こしたス
ケールを破砕爪１５で切削するようになっており、破砕
されたスケールが吸込口より吸引排出されるようになっ
ている。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項１記載の装置によれば、一つ
の装置で堆積物の破砕と、破砕した堆積物の搬出が行わ
れ、破砕及び搬出の省力化が可能となると共に、破砕及
び搬出に別々の装置を用いなくてもよく、破砕しながら
搬出が行われるため、装置が一つですみ、作業能率が向
上するほか、螺旋翼で破砕された堆積物が吸込口に寄せ
集められるため、破砕された広い範囲の堆積物の搬出が
可能となり、作業能率がより向上する。
うな効果を奏する。請求項１記載の装置によれば、一つ
の装置で堆積物の破砕と、破砕した堆積物の搬出が行わ
れ、破砕及び搬出の省力化が可能となると共に、破砕及
び搬出に別々の装置を用いなくてもよく、破砕しながら
搬出が行われるため、装置が一つですみ、作業能率が向
上するほか、螺旋翼で破砕された堆積物が吸込口に寄せ
集められるため、破砕された広い範囲の堆積物の搬出が
可能となり、作業能率がより向上する。
【００１３】請求項２記載の装置によれば、一つの装置
で堆積物の破砕と、破砕した堆積物の搬出が行われ、破
砕及び搬出の省力化が可能となると共に、破砕及び搬出
に別々の装置を用いなくてもよく、破砕しながら搬出が
行われるため、装置が一つですみ、作業能率が向上する
ほか、移動車が進退し、破砕ドラムを正逆いづれの方向
に回転駆動させても堆積物の破砕作業を行うことができ
る。請求項３記載の破砕爪によれば、第１の破砕爪で掘
り起こされたスケールが第２の破砕爪で切削され、細か
く破砕されるようになる。請求項４記載の装置によれ
ば、螺旋翼は吸込口と共に使用しないときには、上方に
退避できるため、走行時の支障となることがない。
で堆積物の破砕と、破砕した堆積物の搬出が行われ、破
砕及び搬出の省力化が可能となると共に、破砕及び搬出
に別々の装置を用いなくてもよく、破砕しながら搬出が
行われるため、装置が一つですみ、作業能率が向上する
ほか、移動車が進退し、破砕ドラムを正逆いづれの方向
に回転駆動させても堆積物の破砕作業を行うことができ
る。請求項３記載の破砕爪によれば、第１の破砕爪で掘
り起こされたスケールが第２の破砕爪で切削され、細か
く破砕されるようになる。請求項４記載の装置によれ
ば、螺旋翼は吸込口と共に使用しないときには、上方に
退避できるため、走行時の支障となることがない。
【図１】本発明に係わる装置の側面図。
【図２】同装置の平面図。
【図３】螺旋翼の側面図。
【図４】破砕爪車の正面図。
【図５】破砕爪車の破砕爪の斜視図。
１・・移動車 ２・・ダクト ３・・エアシリンダー ４・・吸引ホース ５・・フード ６・・螺旋翼 ７・・エアモータ ８、９、１４、１
５・・破砕爪 １３・・破砕爪車
５・・破砕爪 １３・・破砕爪車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 勉 広島県呉市昭和町11番１号 日新製鋼株式 会社呉製鉄所内 (72)発明者 鍛治 昇 広島県呉市中通１丁目３番16号 日新工機 株式会社内 (72)発明者 森 雅宏 広島県呉市中通１丁目３番16号 日新工機 株式会社内 (72)発明者 百岳 武彦 福岡県北九州市小倉北区金鶏町６―29 (72)発明者 井上 義雄 福岡県北九州市小倉南区湯川４−21−14 (72)発明者 栗秋 純一 広島県呉市東畑１丁目２−18−102 (72)発明者 村島 弘芳 福岡県北九州市小倉北区金鶏町５番５― 307
Claims (4)
- 【請求項１】堆積物上を遠隔操作又はマイコン制御によ
り、或いは牽引装置に牽引されて移動し、又は自走可能
な移動車と、移動車に回転可能に軸支される螺旋翼と、
螺旋翼に設けられる堆積物の破砕爪と、螺旋翼を回転駆
動させる駆動装置と真空吸引装置に接続されると共に移
動車に担持され、吸込口を螺旋翼の前後の少なくとも一
方の側に設けた吸引ホースとよりなる堆積物の破砕及び
吸引搬送装置。 - 【請求項２】堆積物上を遠隔操作又はマイコン制御によ
り、或いは牽引装置に牽引されて移動し、又は自走可能
な移動車と、該移動車に正逆いづれの方向にも回転駆動
可能に取付けられ、破砕爪を備えた破砕ドラムとよりな
り、破砕ドラムを堆積物上でモータにより回転駆動させ
て破砕爪を堆積物に食い込ませながら移動することによ
り堆積物を破砕する装置において、移動車に担持され、
かつ真空吸引装置に接続される吸引ホースを設け、吸引
ホースの吸込口を破砕ドラムの前後の少なくとも一方の
側に設けた堆積物の破砕及び吸引搬送装置。 - 【請求項3】破砕爪は、堆積物に切り込みを入れる第１の
破砕爪と、第１の破砕爪の側方に反り出し、堆積物を切
削する第２の破砕爪とよりなる請求項２記載の堆積物の
破砕及び吸引搬送装置。 - 【請求項4】螺旋翼又は破砕ドラムは、吸引ホースの吸
込口に支持され、吸込口と共に昇降して堆積物に接した
破砕位置と、堆積物より上昇して離脱する退避位置とに
切換えできるようにされる請求項１又は２記載の堆積物
の破砕及び吸引搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01058496A JP3290582B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 堆積物の破砕及び吸引搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01058496A JP3290582B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 堆積物の破砕及び吸引搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09203588A true JPH09203588A (ja) | 1997-08-05 |
| JP3290582B2 JP3290582B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=11754305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01058496A Expired - Fee Related JP3290582B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 堆積物の破砕及び吸引搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3290582B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005097731A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-04-14 | Nippon Steel Corp | ウォーキングビーム式加熱炉のスケール除去装置 |
| KR101423419B1 (ko) * | 2013-03-25 | 2014-07-24 | 고려대학교 산학협력단 | 굴착 및 이동 장치 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT201900003401A1 (it) * | 2019-03-08 | 2020-09-08 | Fare S R L | Macchina per la pulitura di camere di rigenerazione di forni, particolarmente per la produzione di articoli di vetro. |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP01058496A patent/JP3290582B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005097731A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-04-14 | Nippon Steel Corp | ウォーキングビーム式加熱炉のスケール除去装置 |
| KR101423419B1 (ko) * | 2013-03-25 | 2014-07-24 | 고려대학교 산학협력단 | 굴착 및 이동 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3290582B2 (ja) | 2002-06-10 |
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