JPH0920293A - 航空機の客室の床の構造 - Google Patents

航空機の客室の床の構造

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JPH0920293A
JPH0920293A JP17330395A JP17330395A JPH0920293A JP H0920293 A JPH0920293 A JP H0920293A JP 17330395 A JP17330395 A JP 17330395A JP 17330395 A JP17330395 A JP 17330395A JP H0920293 A JPH0920293 A JP H0920293A
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JP
Japan
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floor
passenger
cabin
aisle
passenger seat
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17330395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Motohashi
秀人 本橋
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 客席が前後方向の列をなして左右にそれぞれ
設けられている前後方向に長い円筒形の客室を備えた航
空機の客室において、乗客乗降時の通路幅を確保すると
共に、飛行中のヘッドクリアランスを十分に確保して居
住性を向上させる。 【解決手段】 客室の中央部に設けられた前後に長い通
路床、同通路床の左右部の上面において横方向に摺動可
能にそれぞれ取り付けられその上面に客席が取り付けら
れる前後に長い客席床、円筒形の客室の下半部において
同円筒の円周方向に設けられた複数のレール、前記各客
席床の客室壁に近い縁に設けられ前記のレールに沿って
転動するローラ、及び客室底部と客席床との間に掛け渡
されたアクチュエータを備え、同アクチュエータの作動
によって、通路床と客席床とからなる客室の床を、乗客
乗降時には高い位置に、飛行中は低い位置に移動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は細胴型短距離ビジネ
ス用航空機の客室に適用される床構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の細胴型短距離ビジネス用航
空機の客室の横断面図である。図において、03は円筒
形の客室壁であり、かつ胴体である。02は固定床、0
1は同固定床に取付けられている客席である。
【0003】この種のビジネス用航空機は通常高高度を
飛行するので、客室壁を構成する胴体は円形断面となっ
ている。乗客の乗降時における通路幅、即ち左右の客席
の間の距離を確保するため、その通路幅が出来るだけ大
きくなるよう、客席は胴体の横幅が最大となる位置にお
いて胴体側部の内壁に近づけて設置されている。この状
態は客席の上下位置としては胴体内の高さのほぼ中央部
に客席が設置されているということであり、床02は上
記客席位置を考慮して設定され固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の客席配置で
は座席上部のヘッドスペースがきわめて狭いものとなっ
ている。例えば、客室最大幅1.5m程度、客室最大高
さ1.3m程度であり、はなはだ居住性の悪いものとな
っている。ヘッドスペースを確保するため、床をもっと
低い位置に設置固定しようとすると、胴体が円形である
ため、低い床位置では胴体幅が狭くなり、左右客席の間
隔も狭めざるを得ず、通路幅を十分に確保することがで
きなくなり、乗客は乗降できなくなるという矛盾が生じ
て来る。
【0005】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、乗
降時の通路幅を十分確保すると共に乗客飛行中のヘッド
スペースも十分確保する手段を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、客席が前後方向の列をなして左右に
それぞれ設けられている前後方向に長い円筒形の客室を
備えた航空機の客室の床の構造において、次の特徴を有
する航空機の客室の床の構造に関するものである。 (1)客室の中央部に設けられた前後に長い通路床、同
通路床の左右部の上面において横方向に摺動可能にそれ
ぞれ取り付けられその上面に客席が取り付けられる前後
に長い客席床、円筒形の客室の下半部において同円筒の
円周方向に設けられた複数のレール、前記各客席床の客
室壁に近い縁に設けられ前記のレールに沿って転動する
ローラ、及び客室底部と客席床との間に掛け渡されたア
クチュエータを備え、同アクチュエータの作動によっ
て、通路床と客席床とからなる客室の床を、乗客乗降時
には高い位置に、飛行中は低い位置に移動させる。 (2)客室の中央部に設けられた前後に長い通路床、同
通路床の左右部の上面において横方向に摺動可能にそれ
ぞれ取り付けられその上面に客席が取り付けられ客室壁
に近い縁が客室壁に沿って移動する前後に長い客席床、
通路床と客席床と客室底部とに囲まれた空間内に装着さ
れたエアバッグ、同エアバッグに連なりエンジン排気を
導入しあるいはエアバッグ内部の気体を排出するエアバ
ルブを備え、同エアバルブの操作によって、通路床と客
席床とからなる客室の床を、乗客乗降時には高い位置
に、飛行中は低い位置に移動させる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の第1形態に
係る細胴型短距離ビジネス用航空機の客室の二面図であ
り、(a)は縦断面図、(b)は横断面図であり、
(b)の左半分は(a)のA−A断面、(b)の右半分
は(a)のB−B断面を示している。図において、4は
円筒形の客室壁(胴体)、3は通路床、2は同通路床に
対して横方向に摺動可能に取付けられている客席床、1
は同客席床の上に固定されている客席、5は胴体内側下
面に円周方向に設けられたレール、6は前記客席床に設
けられ、前記レール上を転動するローラ、7は客席床2
と胴体4の下面との間に設けられたアクチュエータであ
る。
【0008】図1においては、客席はそれぞれ左右の胴
体内壁に接近した位置となっており、通路幅は十分に確
保されている。この図は乗客の乗降時における床および
客席の位置を示している。
【0009】図2は上記実施例において、床の高さを低
下させ、これに伴って客席も低い位置となり、ヘッドク
リアランスが十分確保されている状態における二面図で
あり、図の各部分および符号は図1の各部分および符号
と対応している。アクチュエータ7によって、左右の各
客席床2は胴体内面に沿って斜め下方中央寄りに移動し
た結果である。移動によって左右の客席床2の間隔は狭
くなる。客席床2と通路床3との接触面は左右方向に摺
動可能となっており、通路床3は客席床2の下降に伴っ
て、いっしょに下降する。左右の客席床2の間隔が狭く
なったことによって客席床2を通路床3との重なり面積
は増大し、通路床はほとんど客席床の下にかくれてしま
う。左右客席間隔は狭くなり通路幅も狭くなるが、逆に
ヘッドスペースおよび側壁との距離は増大している。
【0010】本図は飛行中の床と座席の配置を示したも
のである。短距離ビジネス用機においては、飛行中には
乗客が座席間を移動することはほとんど無いので、飛行
中の通路幅を大きく確保する必要は無く、その代りにヘ
ッドスペースや側壁との距離の確保による居住性の向上
の方が重要となる。乗客が降りる時は、アクチュエータ
7によって、再び床を上昇させ、通路幅を拡大させる。
【0011】図3は本発明の実施の第2形態に係る細胴
型短距離ビジネス用航空機の客室の横断面図であり、
(a)は乗客乗降時の状態、(b)は飛行中の状態を示
している。図において符号1〜4を付したものの名称お
よび機能は実施の第1形態のものと同じである。8は客
席床2、通路床3、および胴体4の下部とに囲まれる空
間に設けられたエアバッグ、9は同エアバッグに連なる
エアバルブ、である。エアバルブ9はエンジンの排気部
に連なっている。客席床2の客室壁に近い側の縁は、常
に客室壁に接して移動できる構造となっている。
【0012】本実施形態においては、乗客乗降時にはエ
アバルブ9からエアバッグ8にエンジン排気を注入し、
エアバッグ8を膨張させて床2,3および客席1を上昇
させ通路幅を確保する。乗客の着席終了に伴い、エアバ
ッグ内の気体をエアバルブ9から放出すると、エアバッ
グ8は収縮し床2,3および客席1は下降し、乗客のヘ
ッドクリアランスおよび側壁との距離が拡大し居住性が
増す。この状態で飛行する。
【0013】
【発明の効果】本発明の航空機の客室の床の構造におい
ては、床を客室の中央部に設けられた前後に長い通路床
と同通路床の左右部の上面において横方向に摺動可能に
それぞれ取り付けられその上面に客席が取り付けられる
前後に長い客席床とから構成し、アクチュエータあるい
はエアバッグの作用によって、通路床と客席床とからな
る客室の床を、乗客乗降時には高い位置に、飛行中は低
い位置に移動させるので、乗客乗降時の通路幅を確保す
ると共に、飛行中のヘッドクリアランスを十分に確保し
て居住性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る細胴型短距離ビ
ジネス用航空機の客室の二面図であり(a)は縦断面
図、(b)は横断面図である。本図は乗客乗降時の状態
を示している。
【図2】上記実施例における飛行中の状態における客室
の二面図であり、(a)は縦断面図、(b)は横断面図
である。
【図3】本発明の実施の第2形態に係る細胴型短距離ビ
ジネス用航空機の客室の横断面図であり、(a)は乗客
乗降時の状態、(b)は飛行中の状態を示している。
【図4】従来の細胴型短距離ビジネス用航空機の客室の
横断面図。
【符号の説明】
1 客席 2 客席床 3 通路床 4 胴体 5 レール 6 ローラ 7 アクチュエータ 8 エアバッグ 9 エアバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客席が前後方向の列をなして左右にそれ
    ぞれ設けられている前後方向に長い円筒形の客室を備え
    た航空機の客室の床の構造において、客室の中央部に設
    けられた前後に長い通路床、同通路床の左右部の上面に
    おいて横方向に摺動可能にそれぞれ取り付けられその上
    面に客席が取り付けられる前後に長い客席床、円筒形の
    客室の下半部において同円筒の円周方向に設けられた複
    数のレール、前記各客席床の客室壁に近い縁に設けられ
    前記のレールに沿って転動するローラ、及び客室底部と
    客席床との間に掛け渡されたアクチュエータを備え、同
    アクチュエータの作動によって、通路床と客席床とから
    なる客室の床を、乗客乗降時には高い位置に、飛行中は
    低い位置に移動させることを特徴とする航空機の客室の
    床の構造。
  2. 【請求項2】 客席が前後方向の列をなして左右にそれ
    ぞれ設けられている前後方向に長い円筒形の客室を備え
    た航空機の客室の床の構造において、客室の中央部に設
    けられた前後に長い通路床、同通路床の左右部の上面に
    おいて横方向に摺動可能にそれぞれ取り付けられその上
    面に客席が取り付けられ客室壁に近い縁が客室壁に沿っ
    て移動する前後に長い客席床、通路床と客席床と客室底
    部とに囲まれた空間内に装着されたエアバッグ、同エア
    バッグに連なりエンジン排気を導入しあるいはエアバッ
    グ内部の気体を排出するエアバルブを備え、同エアバル
    ブの操作によって、通路床と客席床とからなる客室の床
    を、乗客乗降時には高い位置に、飛行中は低い位置に移
    動させることを特徴とする航空機の客室の床の構造。
JP17330395A 1995-07-10 1995-07-10 航空機の客室の床の構造 Withdrawn JPH0920293A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009522148A (ja) * 2005-12-29 2009-06-11 エアバス・ドイチュラント・ゲーエムベーハー 航空機用モジュール
JP2013522122A (ja) * 2010-03-23 2013-06-13 ビー イー エアロスペイス,インク. 関連した床板および航空機側壁アタッチメントを備える乗客座席組立体と方法
CN113602521A (zh) * 2021-07-27 2021-11-05 中航西安飞机工业集团股份有限公司 一种超长飞机地板安装装置及安装方法

Cited By (4)

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