JPH09202560A - エレベータのかご揺れ警報装置 - Google Patents

エレベータのかご揺れ警報装置

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JPH09202560A
JPH09202560A JP941396A JP941396A JPH09202560A JP H09202560 A JPH09202560 A JP H09202560A JP 941396 A JP941396 A JP 941396A JP 941396 A JP941396 A JP 941396A JP H09202560 A JPH09202560 A JP H09202560A
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JP
Japan
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car
alarm
sway
oscillation
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Application number
JP941396A
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English (en)
Inventor
Koichi Imamura
孝一 今村
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09202560A publication Critical patent/JPH09202560A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗りかごの揺れが大きくなる前に比較的小規
模な揺れを検出して閉じ込め故障に至るのを未然に防止
するエレベータのかご揺れ警報装置を得る。 【解決手段】 乗りかごの上に設定値以上の上下方向の
揺れを検出する揺れ検出体16と、この検出体の出力に
基づいて警報を発する揺れ警報装置15とを備え、揺れ
警報装置15には、上記揺れ検出体16の出力を増幅し
てトリガー信号として出力するIC増幅回路15aと、
該トリガー信号の入力に基づいて所定期間ON状態を維
持するワンショットパルスを出力するIC単安定マルチ
回路15cと、該ワンショットパルスに基づいて警報を
発する警報ブザー15dとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータの乗
りかごに揺れが生じたときに警報を発してかご内閉じ込
め故障に至るのを防止するエレベータのかご揺れ警報装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はエレベータ昇降路を示す縦断面図
である。図4において、1はエレベータの機械室、2は
昇降路、3は機械室1に設置された巻上機、4は巻上機
3に吊り掛けた主ロープで、乗りかご5とつり合おもり
を連結している。5は利用者が乗り込む乗りかご、6は
乗りかご5の速度が異常に増大したときにこれを検出し
乗りかご5を停止させる調速機で、安全装置として機械
室1に設けられている。7は調速機6の回転数で設定動
作する調速機スイッチを示し、異常速度を検出したら乗
りかご5を停止させる。8は乗りかご5の動きに同期し
て調速機6を駆動している調速機ロープである。
【0003】また、9は調速機ロープ8を乗りかご5に
取り付けている連結具、10はエレベータの運行を制御
する制御装置、11は調速機ロープ8の張力を保持して
いる張り車、12は乗りかご5内の利用者、13は利用
者12のいたずらによる乗りかご5の揺れを表したもの
で、13aは乗りかご5の揺れ13が連結具9を介し調
速機ロープ8に伝幡して発生する調速機ロープ8の揺れ
を波状で表している。14は乗りかご5のかご枠上部に
設けられた既設の100V電源である。
【0004】上述した構成を備えるエレベータにおいて
は、通常、利用者12による呼び寄せ信号に基づいて制
御装置10から運行指令が発せられ、この制御装置10
からの運行指令に従い巻上機3が駆動制御される結果、
乗りかご5は昇降路2内を上昇または下降して走行する
ことになる。このような通常の運転では、特に、乗りか
ご5に揺れが生ずることなく円滑な運転が営まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
利用では機能上問題がないものの、時として、例えば利
用者12のいたずらによる乗りかご5内での飛びはねか
ら乗りかご5に揺れが生じることがある。このような乗
りかご5内での飛びはねが大きいと、図4に示すごと
く、乗りかご5も上下に揺れ13が生じ、同時に連結具
9を介して調速機ロープ8も揺れ13aが生じ、その揺
れが伝幡して調速機スイッチ7を動作せしめてしまい、
延いては乗りかご5が急停止するということが発生し、
その停止位置が乗降口の乗場から外れていると、利用者
12が乗りかご5内に閉じこめられてしまうという故障
があった。
【0006】そこで、この発明は上述した従来例に係る
問題点を解消するためになされたもので、乗りかごの揺
れが大きくなる前に比較的小規模な揺れを検出して閉じ
込め故障に至るのを未然に防止することができるエレベ
ータのかご揺れ警報装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タのかご揺れ警報装置は、乗りかごの上に設定値以上の
上下方向の揺れを検出する揺れ検出体と、この検出体の
出力に基づいて警報を発する警報手段とを備えたもので
ある。また、上記警報手段は、上記揺れ検出体の出力を
増幅してトリガー信号として出力する増幅回路と、該ト
リガー信号の入力に基づいて所定期間ON状態を維持す
るワンショットパルスを出力するマルチバイブレータ回
路と、該ワンショットパルスに基づいて警報を発する警
報ブザーとを備えたことを特徴とするものである。ま
た、上記揺れ検出体の出力に基づいて乗りかごを最寄階
に停止後、戸開制御する制御手段をさらに備えたことを
特徴とするものである。さらに、上記揺れ検出体の出力
を上記警報ブザーまたは上記制御手段のいずれかに選択
して与えるための選択スイッチをさらに備えたことを特
徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示する実施の
形態に従って説明する。図1はこの発明に係るエレベー
タのかご揺れ警報装置を示す構成図である。図1におい
て、4〜14は図4に示す従来例と同様なのでその説明
を省略する。新たな符号として、15は警報手段として
の揺れ警報装置、16は揺れ警報装置15と一体的に乗
りかご5の天蓋5aに固設された揺れ検出体で、この実
施の形態では、例えば既知の歩数センサと同様な構造を
備え、すなわち、上下方向の振動によって図示しない板
バネまたは棒状バネの先端に設けられた錘またはマグネ
ットが上下方向に揺れることにより、上記錘が接点と接
触または上記マグネットがリードリレーの接点を閉成さ
せることで電子回路の閉回路を形成して該回路の出力端
子から信号電圧が出力されるようになされている。
【0009】ここで、上記揺れ検出体16の図示しない
板バネまたは棒状バネのバネ圧は、0.2Gの揺れで接
点を閉じるように設定調整されており、これは正常運転
中における振動が0.15G以下であり、0.05Gの
余裕で誤動作しないという実験結果に基づきその限界値
として設定されたもので、従来、調速機の制振バネにマ
イクロスイッチを取り付けて1G程度以下の揺れを検出
することが困難であったが、この実施の形態では0.2
Gの揺れを高感度で検出し得る。
【0010】また、上記揺れ警報装置15は、図2に示
すように、上記揺れ検出体16の出力を増幅して所要の
トリガー信号電圧を出力するようにしたIC増幅回路1
5aと、このIC増幅回路15aの出力送出先を後述す
るIC単安定マルチ回路15cまたは制御装置10のい
ずれかに選択するための選択スイッチ15bと、上記ト
リガー信号の入力に基づいて所定期間ON状態を維持す
るワンショットパルスを出力するIC単安定マルチ回路
15cと、該ワンショットパルスに基づいて警報を発す
る警報ブザー15dと、これら各構成に5Vの電源を供
給する電源18とを備えている。
【0011】また、10は上記IC増幅回路15aを介
した上記揺れ検出体16の出力に基づいて乗りかごを最
寄階に停止後、戸開制御する制御装置、17は電源14
の電源ノイズを軽減しているラインフィルターである。
【0012】次に、上記構成に係る動作について図3に
示すフローチャートを参照して説明する。先ず、通常の
運転走行において、揺れ検出体16は、かご揺れが設定
値である0.2G以下の揺れであれば検出せず、そのま
ま運転は継続される(ステップS101、S102、S
110)。もし、乗りかごに揺れが生じてその揺れが
0.2Gを越える場合には、揺れ検出体16によりその
揺れを検出すると(ステップS101、S102)、揺
れ警報装置15において、IC増幅回路15aは、その
検出信号を増幅してトリガー信号として出力する(ステ
ップS103、S104)。
【0013】この状態のときに、選択スイッチ15bが
IC単安定マルチ回路15c側に接続されていれば(選
択スイッチ15bの切換がある状態)、上記IC増幅回
路15aからのトリガー信号はIC単安定マルチ回路1
5cに入力されてその入力信号により付勢され、一定時
限の後、消勢する電圧信号、すなわち所定期間ON状態
を維持するワンショットパルスが出力され、このIC単
安定マルチ回路15cの出力に基づいて警報ブザー19
は鳴動される(ステップS105〜S107)。なお、
この場合、上記ステップS106において、かご内のイ
ンターホンを自動駆動する等を付加することもできる。
【0014】他方、上記選択スイッチ15bが制御装置
10側に接続されていれば(選択スイッチ15bの切換
がない状態)、上記IC増幅回路15aからのトリガー
信号に基づいて制御装置10により規制運転制御が実行
され、例えば最寄階に停止させ戸開する制御となる(ス
テップS105、S108、S109)。
【0015】このように、かご揺れ初期の揺れが大きく
なる前に、かご揺れを高感度に検出して、警報を発する
ようにしたので、閉じ込め故障に至るのを防止すること
ができ、または、最寄階に停止後、戸開させる制御を実
行するようにしたので、閉じ込め故障に至るのを防止す
ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、乗り
かごの上に設定値以上の上下方向の揺れを検出する揺れ
検出体と、この検出体の出力に基づいて警報を発する警
報手段とを備えたことにより、乗りかごの揺れが大きく
なる前に比較的小規模な揺れを検出して閉じ込め故障に
至るのを未然に防止することができる。また、上記警報
手段は、上記揺れ検出体の出力を増幅してトリガー信号
として出力する増幅回路と、該トリガー信号の入力に基
づいて所定期間ON状態を維持するワンショットパルス
を出力するマルチバイブレータ回路と、該ワンショット
パルスに基づいて警報を発する警報ブザーとを備えたこ
とにより、ワンショットパルスのON期間乗りかご内乗
客に警報を発して閉じ込め故障に至るのを未然に防止す
ることができる。また、上記揺れ検出体の出力に基づい
て乗りかごを最寄階に停止後、戸開制御する制御手段を
さらに備えたことにより、乗りかごの揺れが大きくなる
前に比較的小規模な揺れを検出して乗りかご内乗客を最
寄階に誘導することができ、閉じ込め故障に至るのを未
然に防止することができる。さらに、上記揺れ検出体の
出力を上記警報ブザーまたは上記制御手段のいずれかに
選択して与えるための選択スイッチをさらに備えたこと
により、警報ブザーによる警報または最寄階への誘導の
いずれかの状況に応じた好ましい選択をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のエレベータのかご揺れ警報装置の
構成を示す斜視図である。
【図2】 図1のブロック構成図である。
【図3】 図2の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】 従来のエレベータ昇降路の縦断面図である。
【符号の説明】
5 乗りかご、10 制御装置、15 揺れ警報装置、
15a IC増幅回路、15b 選択スイッチ、15c
IC単安定マルチ回路、15d 警報ブザー、16
揺れ検出体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごの上に設定値以上の上下方向の
    揺れを検出する揺れ検出体と、この検出体の出力に基づ
    いて警報を発する警報手段とを備えたエレベータのかご
    揺れ警報装置。
  2. 【請求項2】 上記警報手段は、上記揺れ検出体の出力
    を増幅してトリガー信号として出力する増幅回路と、該
    トリガー信号の入力に基づいて所定期間ON状態を維持
    するワンショットパルスを出力するマルチバイブレータ
    回路と、該ワンショットパルスに基づいて警報を発する
    警報ブザーとを備えたことを特徴とするエレベータのか
    ご揺れ警報装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のエレベータのか
    ご揺れ警報装置において、上記揺れ検出体の出力に基づ
    いて乗りかごを最寄階に停止後、戸開制御する制御手段
    をさらに備えたことを特徴とするエレベータのかご揺れ
    警報装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のエレベータのかご揺れ警
    報装置において、上記揺れ検出体の出力を上記警報ブザ
    ーまたは上記制御手段のいずれかに選択して与えるため
    の選択スイッチをさらに備えたことを特徴とするエレベ
    ータのかご揺れ警報装置。
JP941396A 1996-01-23 1996-01-23 エレベータのかご揺れ警報装置 Pending JPH09202560A (ja)

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