JPH09202279A - 自転車用フレームにおけるラグの接着加工法 - Google Patents

自転車用フレームにおけるラグの接着加工法

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JPH09202279A
JPH09202279A JP3279396A JP3279396A JPH09202279A JP H09202279 A JPH09202279 A JP H09202279A JP 3279396 A JP3279396 A JP 3279396A JP 3279396 A JP3279396 A JP 3279396A JP H09202279 A JPH09202279 A JP H09202279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lug
adhesive
joint
tip
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3279396A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Motoki
則之 元木
Shunsuke Kimura
俊介 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morita Miyata Corp
Original Assignee
Miyata Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyata Industry Co Ltd filed Critical Miyata Industry Co Ltd
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Publication of JPH09202279A publication Critical patent/JPH09202279A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】パイプにラグを一体的に接着する場合におい
て、接着後パイプ内に固結した接着剤の突出するのを防
止し、シートポスト等の装着性とフレーム加工性の向上
をはかる。 【解決手段】パイプ内に中空のラグの接合部を印籠つな
ぎにより接着して一体化させる場合において、ラグの接
合部における先端外周面には余剰接着剤溜り部を形成す
るようにした。 これによりシートラグの場合のよう
に、立パイプ内にシートポストを挿入する際や、サドル
の上下位置調整時において、立パイプ内に残存する固結
化したはみ出し接着剤が干渉して障害となる等のおそれ
が全くなく、そのために上記したシートラグをはじめと
した各ラグ内の奥方にリーマ部材を挿入してリーマ加工
を施す等の後工程を全く不要とすることができ、作業性
が著しく良好となるのみならず、コストの低減をはかる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用フレーム
を構成するためのパイプに対するラグの接着加工法に関
し、接着後に固結した接着剤のはみ出しによる不具合を
なくすとともに、固結したはみ出し接着剤の切削工程を
不要とし作業性の向上と低コスト化の実現をはかること
を目的とする。
【0002】
【従来の技術】接着フレームにおいて、シートラグをは
じめとした各ラグをパイプに一体的に接着する場合にお
いては、一般的に図3のシートラグ1を立パイプ3に対
して接合する場合の例として示したように、シートラグ
1の接合部2における外周面に接着剤4を塗布した後、
該接続部2を先頭に立パイプ3内に印籠状に圧入させ、
さらにこれを炉内(図示省略)において焼き入れ処理し
て一体化させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た立パイプ3に対するシートラグ1の接着接合を始めと
したラグのパイプに対する一体化加工法にあっては、例
えば上記した図3のシートラグ1の場合を例にとると
立パイプ3内にシートポスト(図示省略)を挿入する際
や、サドルの上下位置調整時において、立パイプ3内に
残存する固結化したはみ出し接着剤4aが干渉して障害
となる等の理由から、さらにその後工程において、上記
したシートラグ1をはじめとした各ラグ内の奥方にリー
マ部材を挿入してリーマ加工を施す必要があり、著しく
作業性に悪影響を与え、またコスト高となるのを免れな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における課題を解決し、作業性の
向上と高品質、かつ低コストの実現をはかるようにした
ものであって、具体的にはパイプ内に中空のラグの接合
部を印籠つなぎにより接着して一体化させる場合におい
て、ラグの接合部における先端外周面には余剰接着剤溜
り部を形成するようにした自転車用フレームにおけるラ
グの接着加工法に関する。
【0005】また本発明は、上記したラグが特にシート
ラグであって、立パイプ内に中空のシートラグの接合部
を印籠つなぎにより接着して一体化させる場合におい
て、シートラグの接合部における先端外周面に余剰接着
剤溜り部を形成するようにした自転車用フレームにおけ
るシートラグの接着加工法にも関する。
【0006】シートラグをはじめとした各ラグの接合部
外周面に接着剤を塗布し、これをパイプ内に印籠状に挿
入接合させる。 この際に接着剤は接合部の全面に行き
わたるばかりでなく、余剰接着剤が該接合部の先端にお
いて、パイプ内面との間に形成された余剰接着剤溜まり
部内に吸収される結果、接合部先端よりパイプ内にはみ
出すことがない。 かかる状態において、さらにこれを
焼き付けして固結化させることにより、ラグをパイプ端
に一体に接着固定させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内
容を、シートラグを立パイプに接合する場合をあらわし
た図1の第1実施例をもとに説明すると、11はシート
ラグ、14は立パイプをあらわす。 シートラグ11は
立パイプ14に接合する部分を接合部12とし、該接合
部12の外径は、立パイプ14の内径より若干小さく、
しかもその先端外周面にはさらに径小な段部を形成する
ことにより余剰接着剤溜まり部13が形成されている。
【0008】したがって上記したシートラグ11を立パ
イプ14に接合する場合には、シートラグ11の接合部
12の外周面に接着剤15を塗布し、接合部12を先頭
に立パイプ14内に挿入接合する。 この際に接着剤1
5は接合部12の外周面の全面に行きわたるばかりでな
く、余剰接着剤15aが該接合部12の先端において、
立パイプ14の内面との間に形成された余剰接着剤溜ま
り部13内に吸収される結果、接合部12の先端より立
パイプ14内にはみ出すことがない。 かかる状態にお
いて、さらにこれを公知の焼き付け炉(図示省略)内に
入れて焼き付けすることにより固結化させ、シートラグ
11を立パイプ14の一端に一体に接着固定させる。
【0009】また図2には本発明の第2実施例があらわ
されている。 これは前記した第1実施例のものと同様
に、シートラグ21を立パイプ24に接着剤25を介し
て接合させるものであるが、シートラグ21の接合部2
2の外周面には、先端と基端とに、余剰接着剤溜まり部
23・23aとして、周方向に連続する環状の凹部がそ
れぞれ形成されている。 なおこの実施例における余剰
接着剤溜まり部については、接合部22の先端に余剰接
着剤溜まり部23を、また基端に余剰接着剤溜まり部2
3aを、それぞれ形成しているが、接合部22の先端に
形成された余剰接着剤溜まり部23のみでもよい。
【0010】したがってこのシートラグ21を立パイプ
24に接合する場合には、シートラグ21の接合部22
の外周面に接着剤25を塗布し、接合部22を先頭に立
パイプ24内に挿入接合する。 この際に接着剤25は
接合部22の外周面の全面に行きわたるばかりでなく、
余剰接着剤25bが接合部22の基端において、立パイ
プ24の内面との間に形成された環状の凹部を形成する
ことによる余剰接着剤溜まり部23a内に吸収され、ま
た先端方向の余剰接着剤25aが該接合部22の先端に
おいて、立パイプ24の内面との間に形成された環状の
凹部を形成することによる余剰接着剤溜まり部23内に
吸収される結果、上記接合部22の先端より立パイプ2
4内にはみ出すことがない。
【0011】かかる状態において、さらにこれを公知の
焼き付け炉(図示省略)内に入れて焼き付けすることに
より固結化させ、シートラグ21を立パイプ24の一端
に一体に接着固定させる。 なお上記した各実施例にお
いては、シートラグを立パイプに接着接合させる場合に
ついて説明したが、必ずしもこれに限られるものではな
く、このほかにもハンガーラグと下パイプや立パイプ、
あるいはチェーンステーとの接着接合をはじめ、ヘッド
ラグを上・下パイプと接合させる場合についても適用す
ることが可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記した通り、自転車のフレー
ムを構成するパイプ内に中空のラグの接合部を印籠つな
ぎにより接着して一体化させる場合において、ラグの接
合部における先端外周面には余剰接着剤溜り部を形成す
るようにしたものであるから、シートラグの場合のよう
に、立パイプ内にシートポストを挿入する際や、サドル
の上下位置調整時において、立パイプ内に残存する固結
化したはみ出し接着剤が干渉して障害となる等のおそれ
が全くなく、そのために上記したシートラグをはじめと
した各ラグ内の奥方にリーマ部材を挿入してリーマ加工
を施す等の後工程を全く不要とすることができ、作業性
が著しく良好となるのみならず、コストの低減をはかる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例をあらわした、立パイプに
対するシートラグの接着加工状態の要部拡大断面図。
【図2】本発明の第2実施例をあらわした、立パイプに
対するシートラグの接着加工状態の要部拡大断面図。
【図3】従来の立パイプに対するシートラグの接着加工
状態をあらわした要部拡大断面図。
【符号の説明】
11 シートラグ 12 接合部 13 余剰接着剤溜まり部 14 立パイプ 15 接着剤 15a 余剰接着剤 21 シートラグ 22 接合部 23 余剰接着剤溜まり部 23a 余剰接着剤溜まり部 24 立パイプ 25 接着剤 25a 余剰接着剤 25b 余剰接着剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ内に中空のラグの接合部を印籠つな
    ぎにより接着して一体化させる場合において、ラグの接
    合部における先端外周面には余剰接着剤溜り部を形成す
    るようにした自転車用フレームにおけるラグの接着加工
    法。
  2. 【請求項2】立パイプ内に中空のシートラグの接合部を
    印籠つなぎにより接着して一体化させる場合において、
    シートラグの接合部における先端外周面には余剰接着剤
    溜り部を形成するようにした自転車用フレームにおける
    シートラグの接着加工法。
  3. 【請求項3】ラグ接合部における先端外周面に形成する
    余剰接着剤溜まり部は、ラグ接合部先端にかけて上記接
    合部よりも径小にしたものである請求項1または請求項
    2に記載の自転車用フレームにおけるラグの接着加工
    法。
  4. 【請求項4】ラグ接合部における先端外周面に形成する
    余剰接着剤溜まり部は、環状の凹部を形成したものであ
    る請求項1または請求項2に記載の自転車用フレームに
    おけるラグの接着加工法。
  5. 【請求項5】パイプ内に中空のラグの接合部を印籠つな
    ぎにより接着して一体化させる場合において、ラグの接
    合部外周面には、その先端または先端と基端とに環状の
    凹部による余剰接着剤溜り部を形成するようにした自転
    車用フレームにおけるラグの接着加工法。
JP3279396A 1996-01-26 1996-01-26 自転車用フレームにおけるラグの接着加工法 Pending JPH09202279A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107642A (ja) * 2006-05-04 2013-06-06 Campagnolo Spa 自転車のクランクアーム・アセンブリ
US9162725B2 (en) 2013-08-16 2015-10-20 Hyundai Motor Company Frame unit for bicycle and method of manufacturing the same

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107642A (ja) * 2006-05-04 2013-06-06 Campagnolo Spa 自転車のクランクアーム・アセンブリ
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