JPH09201557A - 超音波ノズル - Google Patents

超音波ノズル

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JPH09201557A
JPH09201557A JP3292096A JP3292096A JPH09201557A JP H09201557 A JPH09201557 A JP H09201557A JP 3292096 A JP3292096 A JP 3292096A JP 3292096 A JP3292096 A JP 3292096A JP H09201557 A JPH09201557 A JP H09201557A
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liquid flow
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正美 大谷
Joichi Nishimura
讓一 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液供給源の負荷を大きくすることなく、
超音波ノズルから基板へ充分な流量で処理液を供給し
て、基板処理を好適に行なう。 【解決手段】 基板に供給するための処理液に超音波振
動を付与する発振体5と、発振体5の振動面5aに連結
される経路を持つ処理液流路6とが設けられている超音
波ノズル2において、処理液流路6の入口6aから発振
体5への処理液の供給方向Y2と、発振体5の振動面5
aの配置方向とが交差するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波振動を付与
した処理液(純水やプリウエット液など)を、半導体ウ
エハや液晶表示装置用のガラス基板、フォトマスク、光
ディスク用の基板などの基板に供給して所定の基板処理
(基板洗浄処理や、フォトリソグラフィ工程の露光処理
後の現像処理で行なわれるプリウエット処理など)を行
なうために用いられる超音波ノズルに係り、特には、処
理液に超音波振動を付与する発振体と、発振体の振動面
に連結される経路を持つ処理液流路とが設けられている
超音波ノズルの改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の超音波ノズル100は、
図5に示すように、その内部に処理液に超音波振動を付
与する発振体101と、発振体101の振動面101a
に連結される経路を持つ処理液流路102などが設けら
れている。
【0003】なお、図中の符号103は、発振体101
を励振させるための高周波電圧を発振体101に印加す
るためのケーブルを示す。また、符号104は、処理液
供給管を示し、この処理液供給管104は、一端側が処
理液供給源105に連通接続され、他端側が処理液流路
102の入口102aに連通接続されている。
【0004】この従来装置によれば、処理液供給源10
5から供給される処理液(純水やプリウエット液など)
が処理液供給管104を経て超音波ノズル100内の処
理液流路102に供給され、処理液流路102の流路中
で、励振された発振体101により処理液に超音波振動
が付与された後、その処理液が処理液流路102の出口
から基板の表面に供給されて所定の基板処理(洗浄処理
など)が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。図5に示すように、従来例に係る超音波ノズル1
00では、処理液供給管104から処理液流路102へ
の処理液の供給方向Y1と、超音波ノズル100内の発
振体101の振動面101aの配置方向とが平行になる
ように構成されており、処理液流路102の流路中で発
振体101の振動面101aに連結させるために、処理
液流路102は図5のようにクランク状に構成されてい
る。
【0006】そのため、処理液流路102に多数の曲が
り部が形成されるので、処理液流路102内に流れる処
理液の圧力損失が大きくなるなどに起因して、超音波ノ
ズル100から基板へ供給される処理液の流量が減少
し、基板処理を好適に行なえないという不都合があっ
た。一方、超音波ノズル100から基板へ充分な流量で
処理液を供給するためには、処理液供給源105から処
理液供給管104への処理液の送り出し力を高めなけれ
ばならず、処理液供給源105の負荷が大きくなるとい
う別異の問題があった。
【0007】また、処理液流路が曲がって形成されてい
るので、その流路が変わる時、流体中に溶在している気
体がキャビテーション作用で溶出し、発振体面に気体が
作用して発振体を破損することがあった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、処理液供給源の負荷を大きくすること
なく、超音波ノズルから基板へ充分な流量で処理液を供
給して、基板処理を好適に行なうことができる超音波ノ
ズルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板に供給するための処
理液に超音波振動を付与する発振体と、前記発振体の振
動面に連結される経路を持つ処理液流路とが設けられて
いる超音波ノズルにおいて、処理液流路の入口から前記
発振体への処理液の供給方向と、前記発振体の振動面の
配置方向とが交差するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の超音波ノズルにおいて、処理液流路の入口
から前記発振体までの処理液流路部分を直線状に構成す
るとともに、前記発振体から処理液流路の出口までの処
理液流路部分を直線状に構成したことを特徴とするもの
である。
【0011】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
請求項1に記載の発明によれば、処理液流路の入口から
前記発振体への処理液の供給方向と、発振体の振動面の
配置方向とが交差するように超音波ノズルを構成してい
るので、処理液流路の入口から発振体までの処理液流路
に曲がり部を形成することなく、発振体から処理液に超
音波振動を付与させることができる。従って、処理液流
路に曲がり部が少なくなり、それだけ、処理液流路内に
流れる処理液の圧力損失を減少させることができる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、処理液流
路の入口から前記発振体への処理液の供給方向と、発振
体の振動面の配置方向とが交差するように構成し、その
上で、処理液流路の入口から発振体までの処理液流路部
分を直線状に構成するとともに、発振体から処理液流路
の出口までの処理液流路部分を直線状に構成したので、
処理液流路の曲がり部が発振体部分の1個所になり、処
理液流路内に流れる処理液の圧力損失を減少させること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1を参照
して説明する。図中の符号1は、基板処理装置に備えら
れる処理液供給機構を示し、この処理液供給機構1は、
本発明に係る超音波ノズル2や処理液供給管3、処理液
供給源4などを備えている。超音波ノズル2はその内部
に、処理液に超音波振動を付与する発振体5と、発振体
5の振動面5aに連結(例えば、図示しないパッキンな
どを介して連結)される経路を持つ処理液流路6などが
設けられている。
【0014】発振体5にはケーブル7が接続されてい
て、このケーブル7を介して高周波電圧が発振体5に印
加されることで、発振体5は、超音波と呼ばれる周波数
で振動されるように励振される。そして、この発振体5
の超音波振動が処理液流路6内に流れる処理液に付与さ
れ、超音波振動が付与された処理液が処理液流路6の出
口6bから基板の表面に供給され所定の基板処理が行な
われる。
【0015】なお、発振体5は、圧電効果や電気ひずみ
効果を有する材料を、所望の機械共振周波数(例えば、
1.5MHz程度の超音波と呼ばれる周波数)を得られ
るような形状に成形したもので、例えば、圧電効果の大
きな結晶や、電気ひずみ効果の大きなチタン酸ジルコン
酸鉛磁器などのセラミックなどで構成されている。
【0016】また、処理液供給管3は、一端側が処理液
供給源4に連通接続され、他端側が処理液流路6の入口
6a側に連通接続されている。なお、処理液供給源4
は、処理液貯留タンクからポンプで処理液を送り出すよ
うに構成されたり、処理液貯留タンクからガス圧で処理
液を圧送するように構成される。
【0017】さて、本発明では、処理液流路6の入口6
aから発振体5への処理液の供給方向Y2と、発振体5
の振動面5aの配置方向とが交差するように、超音波ノ
ズル2を、例えば、図1(a)〜(c)に示すように構
成している。
【0018】図1(a)では、発振体5の振動面5aの
配置方向が図のH方向(例えば、水平方向)に平行にな
るように発振体5が超音波ノズル2内に設けられてい
る。また、処理液供給管3から処理液流路6への処理液
の供給方向Y1がH方向に対して斜め下方から斜め上方
に向くように処理液供給管3が処理液流路6の入口6a
(超音波ノズル2)に連通接続され、処理液流路6の入
口6aから発振体5までの処理液流路部分が、処理液供
給管3と平行に連なるように配されている。これによ
り、処理液流路6の入口6aから発振体5への処理液の
供給方向Y2と、発振体5の振動面5aの配置方向とを
交差させている。
【0019】図1(b)では、発振体5の振動面5aの
配置方向がV方向(例えば、垂直方向)に平行になるよ
うに発振体5が超音波ノズル2内に設けられ、処理液供
給管3から処理液流路6への処理液の供給方向Y1がH
方向になるように処理液供給管3が処理液流路6の入口
6aに連通接続され、処理液流路6の入口6aから発振
体5までの処理液流路部分を、処理液供給管3と平行に
連なるように配させ、これにより、処理液流路6の入口
6aから発振体5への処理液の供給方向Y2と、発振体
5の振動面5aの配置方向とを交差させている。
【0020】図1(c)では、発振体5の振動面5aの
配置方向がH方向(V方向)に対して傾斜するように発
振体5が超音波ノズル2内に設けられ、処理液供給管3
から処理液流路6への処理液の供給方向Y1がH方向に
なるように処理液供給管3が処理液流路6の入口6aに
連通接続され、処理液流路6の入口6aから発振体5ま
での処理液流路部分を、処理液供給管3と平行に連なる
ように配させ、これにより、処理液流路6の入口6aか
ら発振体5への処理液の供給方向Y2と、発振体5の振
動面5aの配置方向とを交差させている。
【0021】そして、各図の構成においては、処理液流
路6の入口6aから発振体5までの処理液流路部分が、
処理液供給管3と平行に連なるように配され、その処理
液流路部分が直線状になるように構成され、処理液流路
6が発振体5部分で折り返され、発振体5から処理液流
路6の出口6bまでの処理液流路部分がV方向に平行に
連なるように配され、その出口側の処理液流路部分も直
線状になるように構成されている。
【0022】図1に示した構成によれば、処理液流路6
の曲がり部が発振体5部分の1個所になり、処理液流路
6内に流れる処理液の圧力損失を減少させることがで
き、処理液供給源4の負荷を大きくすることなく、超音
波ノズル2から基板へ充分な流量で処理液を供給するこ
とができ、基板処理を好適に行なうことができる。ま
た、処理液流路6の曲がり部が少なくなったので、流体
中に溶在する気体の溶出が起き難くなり、発振体5の破
損を軽減させることもできるようになった。
【0023】なお、図1に示した構成は、本発明の一例
を示すものであり、その他の構成で実現することも可能
である。
【0024】次に、上記した本発明に係る超音波ノズル
2を含む処理液供給機構1を備えた基板処理装置の一実
施例を説明する。
【0025】
【実施例】図2は、基板処理装置の一つである基板洗浄
装置の構成を示す縦断面図であり、図3は、その平面図
である。なお、この実施例では、基板の一つである半導
体ウエハの洗浄装置を例示しているが、その他の基板
(液晶表示装置用のガラス基板やフォトマスク、光ディ
スク用の基板など)を洗浄するための基板洗浄装置にも
本発明に係る超音波ノズルは同様に適用することができ
る。
【0026】この実施例装置は、図2、図3に示すよう
に、基板(半導体ウエハ)Wを水平姿勢で保持して鉛直
軸回りに回転するメカニカルスピンチャック10や、こ
のメカニカルスピンチャック10の上方に位置して水平
移動掃引可能に設けられ、メカニカルスピンチャック1
0に保持された基板Wの上面に超音波振動が付与された
処理液(例えば、純水などの洗浄液)を供給する処理液
供給機構1、メカニカルスピンチャック10に保持され
た基板Wを囲うように設けられ、洗浄液を回収するとと
もに、図示しない強制排気機構に連通され流下気流を形
成するように構成された飛散防止カップ11などを備え
て構成されている。
【0027】メカニカルスピンチャック10は、複数個
(図では5個)の基板支持部21を略円形に配置して立
設した回転台22や、飛散防止カップ11の底壁41の
中央部を貫通して回転台22を鉛直軸回りに軸支する支
軸23、支軸23を回転駆動する図示しない駆動モータ
ーなどを備えて構成されている。なお、基板支持部21
は、基板Wの端部を下面から支持する鉛直支持部21a
と、基板Wの水平位置を規制する水平規制部21bとで
構成され、水平規制部21bは、基板Wの外周端縁に当
接し、回転台22の回転を基板Wに有効に伝達するよう
にしている。
【0028】なお、回転台22はカップ11が図に示す
上昇位置において基板Wを保持して回転させ、その基板
Wの洗浄が行なわれ、一方、図示しないカップ11の下
降位置で基板Wを図示しない基板搬送機構との間で受け
渡すように構成されている。
【0029】処理液供給機構1は、例えば、図1で説明
した構成のものが用いられている。なお、図2、図3
中、図1と共通する部分は図1と同一符号を付してその
詳述は省略する。この実施例装置では、処理液供給機構
1の超音波ノズル2は、ノズルアーム31の先端部に取
り付けられている。ノズルアーム31の基端部はアーム
支軸32に水平揺動自在に軸支され、アーム支軸32は
ロータリーアクチュエータ33により鉛直軸回りに回転
可能に構成されている。これにより、超音波ノズル2
が、メカニカルスピンチャック10に保持された基板W
の端部から中心部にかけての範囲を往復移動掃引するよ
うになっている。
【0030】また、図3において、符号12〜14は、
超音波振動を付与しない純水などの洗浄液を基板Wに供
給して超音波洗浄と異なる方法で洗浄を行なうときに、
それぞれ選択的に用いられる副洗浄液ノズルである。
【0031】飛散防止カップ11は、カップ本体42と
上側カップ43とからなり、メカニカルスピンチャック
10に保持された基板Wを囲うように設けられている。
上側カップ43は上部に外気取入口43aが開口され、
周壁に基板Wの回転による洗浄液の飛沫を下方に案内す
る傾斜面43bを有している。また、カップ本体42
は、その周壁の段差部44で上側カップ43を支持し、
カップ本体42の底壁41には排気・排液用に複数の開
口45が形成されている。これら開口45は、図示しな
い排気ダクト、排液ドレインを介して強制排気機構や排
液回収タンクに連通されている。これにより、洗浄液を
回収するとともに、均一な流下気流を形成するようにな
っている。
【0032】次に、上記実施例装置の動作を説明する。
上記装置を始動させると、基板Wを保持したメカニカル
スピンチャック10が回転駆動され、それとともに、上
記処理液供給機構1の超音波ノズル2が、超音波振動を
付与した洗浄液を供給しながら基板Wの端部外から基板
Wの中心部へ向かって、移動軌跡Rに沿って水平移動
し、回転している基板Wの上面を水平移動掃引するよう
に変移する。
【0033】次に、超音波ノズル2は基板Wの中心部か
ら端部まで、あるいは、端部から端部へ水平移動掃引す
る。この超音波ノズル2の往復動作が複数回繰り返さ
れ、1枚の基板Wの洗浄工程が終了する。洗浄終了後に
は、カップ11が下降して、図示しない下降位置にて洗
浄を終えた基板Wを図示しない基板搬送機構に引渡し、
カップ11が別の基板Wを基板搬送機構から受け取った
後、図2で示すカップ11が上昇位置まで上昇し、上記
洗浄処理をその基板Wに対して行なう。
【0034】本発明に係る超音波ノズル2を含む処理液
供給機構1を備えていれば、上記洗浄工程において、超
音波ノズル2から基板Wへ充分な流量で洗浄液を供給す
ることができ、基板洗浄処理を好適に行なうことができ
る。
【0035】なお、上記実施例では、メカニカルスピン
チャック10を備えて基板Wを水平姿勢で保持するとと
もに、鉛直軸回りで回転させるように構成しているが、
基板Wの下面を真空吸着により保持し、鉛直軸回りで回
転させる吸引式スピンチャックを備えた基板洗浄装置
(基板処理装置)であっても本発明を適用することは可
能である。
【0036】また、本発明が適用できるその他の実施例
としては、フォトリソグラフィ工程の露光処理後の現像
処理でプリウエット処理を行なう現像装置を挙げること
ができる。
【0037】フォトリソグラフィ工程は、大まかに言っ
て、基板表面にフォトレジストの薄膜を形成するレジス
ト塗布工程の後、硬化処理(いわゆるソフトベーク)が
行なわれ、その後所定パターンの露光が行なわれる。そ
して、露光処理後に露光されたパターンを得るために現
像処理が行なわれる。
【0038】この現像処理では、フォトレジストの薄膜
が形成され、所定のパターンが露光された基板表面に現
像液を供給(または、現像液中に基板を浸漬)して行な
われるが、フォトレジストの薄膜が疏水性を示すことが
多く、このような場合には、現像液が基板表面(フォト
レジストの薄膜表面)で弾かれ均一な現像液の供給など
が行なえず、そのため、現像ムラが発生してしまう。そ
こで、現像液の供給などに先立って基板表面にプリウエ
ット液を供給して、基板表面を疏水性から親水性に改質
するプリウエット処理が行なわれることがある。
【0039】しかしながら、プリウエット液を単に基板
表面に供給するだけでは、基板表面にプリウエット液を
供給する際に、プリウエット液内に数μm〜数十μm程
度の微小気泡が発生してフォトレジストの薄膜表面に付
着し、この状態で現像液の供給などを行なうと前記微小
気泡付近のフォトレジストの薄膜に現像液が供給され
ず、その部分に現像不良が発生することがある。そこ
で、プリウエット処理において、基板表面に供給するプ
リウエット液に超音波振動を付与することで、前記微小
気泡を基板表面に残留させることなく、その表面を親水
性に改質する技術が本願出願人によって開発されてい
る。
【0040】この超音波振動を付与したプリウエット液
を供給するプリウエット処理を行なう現像装置に本発明
に係る超音波ノズルを含む(例えば、図1に示す)処理
液供給機構を採用することができる。
【0041】この現像装置は、例えば、図4に示すよう
に、基板Wを水平姿勢で保持し、鉛直軸周りに回転可能
に構成されたスピンチャック50や、スピンチャック5
0の周囲に設けられ、現像液やリンス液が周囲へ飛散す
るのを防止するための現像装置用の飛散防止カップ6
0、超音波振動を付与したプリウエット液や、現像液、
リンス液などを供給する機構70などを備えて構成され
る。
【0042】スピンチャック50は、図では吸引式スピ
ンチャックを示しているが、上記基板洗浄装置で説明し
たのと同様のメカニカルスピンチャックで構成してもよ
い。
【0043】また、超音波振動を付与したプリウエット
液は、図1などに示す処理液供給機構1によって基板W
の表面に供給される。この装置においては、処理液供給
源4(図1参照)は、プリウエット液を超音波ノズル2
に供給する。この装置においても、図2の基板洗浄装置
と同様に、ロータリーアクチュエータ33で回転される
支軸32に水平揺動可能に軸支されたノズルアーム31
の先端部に超音波ノズル2が取り付けられ、基板Wの表
面上で水平移動され、超音波ノズル2が基板Wの表面の
端部外の待機位置と、基板Wの表面の中心部の処理位置
との間で変移されるように構成される。また、この装置
では、例えば、ノズルアーム31の先端部に現像液やリ
ンス液を選択切替えして供給するためのノズル71も付
設される。なお、図中の符号72はノズル71に現像液
を供給するための管であり、符号73はノズル71にリ
ンス液(純水など)を供給するための管である。
【0044】そして、露光処理が終了した基板Wがスピ
ンチャック50に保持されると、基板Wが鉛直軸周りに
回転され、超音波ノズル2が基板Wの表面の中心部の処
理位置に移動され、その位置で超音波振動が付与された
プリウエット液が基板Wの表面(所定のパターンが露光
されたフォトレジストの薄膜表面)に供給され、プリウ
エット処理が行なわれる。このプリウエット処理におい
ても、充分な流量でプリウエット液が基板Wの表面に供
給され、好適にプリウエット処理を行なうことができ
る。
【0045】プリウエット処理に続いて現像液を基板W
の表面に供給し、所定の現像処理が行なわれ、現像処理
後に基板Wの表面にリンス液が供給され、現像液の洗い
流しなどが行なわれる。
【0046】なお、この種のプリウエット処理に使用さ
れるプリウエット液としては、例えば、純水や、使用す
る現像液を純水などで希釈して現像能力を低下させた
液、その他、例えば、ポジ型フォトレジストの薄膜に対
してはアルカリ性の水溶液、界面活性剤などが使用され
る。
【0047】また、基板Wの表面に形成された薄膜の膜
厚やフォトレジスト液の種類によっては、超音波振動を
付与したプリウエット液がその薄膜面に損傷を与える恐
れもあるので、その膜厚やフォトレジスト液の種類に応
じて適宜の振幅の高周波電圧を発振体5に印加できるよ
うに構成することが好ましい。
【0048】なお、上述した各装置に限らず、超音波振
動を付与した処理液を基板に供給して所定の基板処理を
行なう基板処理装置に本発明に係る超音波ノズルを用い
ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、処理液流路の入口から発振体
への処理液の供給方向と、発振体の振動面の配置方向と
が交差するように構成しているので、処理液流路の入口
から発振体までの処理液流路部分に曲がり部を形成する
必要がなくなり、処理液流路内に流れる処理液の圧力損
失を減少させることができ、超音波ノズルに処理液を供
給する処理液供給源の負荷を大きくすることなく、超音
波ノズルから基板へ充分な流量で処理液を供給して、基
板処理を好適に行なうことができる。さらに、処理液流
路部分に曲がり部が少なくなったので、流体中に溶在し
ている気体の溶出が起き難くなり、発振体の破損を軽減
することもできる。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記請求項1に記載の発明の構成に加えて、処理液流路の
入口から発振体までの処理液流路部分を直線状に構成す
るとともに、発振体から処理液流路の出口までの処理液
流路部分を直線状に構成したので、処理液流路の曲がり
部が発振体部分の1個所になり、処理液流路内に流れる
処理液の圧力損失を減少させることができ、流体中に溶
在している気体の溶出が起き難くし、発振体の破損を軽
減させることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部断面図である。
【図2】本発明に係る超音波ノズルを含む処理液供給機
構を用いる基板処理装置の一つである基板洗浄装置の構
成を示す縦断面図である。
【図3】図2の装置の平面図である。
【図4】本発明に係る超音波ノズルを含む処理液供給機
構を用いる他の基板処理装置の構成を示す縦断面図と平
面図である。
【図5】従来例に係る超音波ノズルの構成を示す一部断
面図である。
【符号の説明】
1 … 処理液供給機構 2 … 超音波ノズル 3 … 処理液供給管 4 … 処理液供給源 5 … 発振体 5a … 発振体の振動面 6 … 処理液流路 6a … 処理液流路の入口 6b … 処理液流路の出口 Y1 … 処理液供給管から処理液流路への処理液の供
給方向 Y2 … 処理液流路の入口から発振体への処理液の供
給方向 W … 基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に供給するための処理液に超音波振
    動を付与する発振体と、前記発振体の振動面に連結され
    る経路を持つ処理液流路とが設けられている超音波ノズ
    ルにおいて、 処理液流路の入口から前記発振体への処理液の供給方向
    と、前記発振体の振動面の配置方向とが交差するように
    構成したことを特徴とする超音波ノズル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波ノズルにおい
    て、 処理液流路の入口から前記発振体までの処理液流路部分
    を直線状に構成するとともに、前記発振体から処理液流
    路の出口までの処理液流路部分を直線状に構成したこと
    を特徴とする超音波ノズル。
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