JPH09200536A - 符号化装置および復号化装置 - Google Patents

符号化装置および復号化装置

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JPH09200536A
JPH09200536A JP8006253A JP625396A JPH09200536A JP H09200536 A JPH09200536 A JP H09200536A JP 8006253 A JP8006253 A JP 8006253A JP 625396 A JP625396 A JP 625396A JP H09200536 A JPH09200536 A JP H09200536A
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JP8006253A
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Atsushi Ito
篤 伊藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然画、文字画、線画等の様々な特性を持っ
た画像が混在する画像データに対して適切な符号化およ
び復号化を図ること。 【解決手段】 本発明の符号化装置1は、入力データの
種類を示す情報を得る種類情報入力部12、種類を示す
情報に応じて符号化辞書13を選択する辞書選択部1
4、選択された辞書を参照して符号化を行うユニバーサ
ル符号化部15、種類を示す情報を符号化する種類情報
データ符号化部17を備え、復号化装置2は、種類を示
す符号化データを復号化する種類情報データ復号化部2
7、種類を示す情報に応じて復号化辞書23を選択する
辞書選択部24、選択された辞書を参照して復号化をユ
ニバーサル復号化部25を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを符号
化する符号化装置、およびその符号化された符号化デー
タを復号化する復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像データをワークステーショ
ン、パーソナルコンピュータ等の小規模なコンピュータ
で扱うようになり、取り扱うデータが増大しつつある。
そこで、データの記憶容量を削減するため、またデータ
の転送時間を短縮するために効果的なデータ圧縮を行う
ことが必須となってきている。
【0003】データ圧縮・復元方式としては、ユニバー
サル符号化が良く知られている。ユニバーサル符号化は
可逆型(情報保存型)のデータ圧縮・復元方式であり、
圧縮時に出現する情報源の統計的性質によらず適応する
ことができる。すなわち、様々な種類のデータにはそれ
ぞれの特徴があり、その特徴を用いて冗長性を削減する
ことによりデータの圧縮を行うものである。
【0004】このユニバーサル符号化の一つとしてレン
ペル−ジブ(Lempel-Ziv)方式がある。レンペル−ジブ
方式にはスライド辞書法(ユニバーサル型)と、動的辞
書法(増分分解型)とがあり、スライド辞書法アルゴリ
ズムとしてはLZSS方式(T.C.Bell,"Better OMP/LTe
xt Compression",IEEE Trans,on Commun.,Vol.COM-34,N
o.12,Dec,1986 )があり、動的辞書法アルゴリズムとし
てはLZW方式(T.W.Welch,"A Technique for High Pe
formance Data Compression",IEEE Computer,vol17,Jun
e 1984)がある。
【0005】また、カラー静止画符号化の国際標準化方
式として知られるJPEG(JointPhotographic Expert
Group )がある。JPEG方式は非可逆型のデータ圧
縮・復元方式であり、写真等の階調画像(スキャナ等で
読み込んだ画像などで、以下、単に自然画という。)に
対して高圧縮率を得ることができる。
【0006】ワークステーションやパーソナルコンピュ
ータ等に常駐しているデスクトップパブリッシング(以
下、単にDTPという。)等のアプリケーションで作成
される画像ファイルは、例えばポストスクリプト(Ad
obe社商標)、PCL(Hewlett Packa
rd社商標)等のページ記述言語(以下、単にPDLと
いう。)で記述されており、この画像ファイルは自然
画、文書画、線画等を含み、それぞれ異なった特性を持
っている。なお、文書画、線画等は自然画以外の画像で
あり、DTP等のアプリケーションによって作成された
コンピュータグラフィック画像を指す。
【0007】このPDLで記述された画像ファイルをP
DLインタープリタを介して「画素数×階調ビット数×
色空間数」で表すことのできるようなバイトマップデー
タ(ラスタファイル)に展開すると、画像データは膨大
のデータ量となる。
【0008】そこで、バイトマップデータを圧縮する
際、ユニバーサル符号化のような可逆型圧縮方式のみを
用いる方法と、JPEG方式のような非可逆圧縮方式の
みを用いる方法と、両方式を適応的に選択する方法とが
ある(特開平6−113145号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユニバ
ーサル符号化のような可逆型圧縮方式のみでバイトマッ
プデータを圧縮すると、画像劣化は現れないが、符号化
する際に効率的な高圧縮率を得ることができず、データ
の記憶容量の削減に至らない。
【0010】一方、JPEG方式のような非可逆型圧縮
方式のみでバイトマップデータを圧縮すると、高圧縮率
を得ることはできるものの、文書画や線画のように高周
波数成分を多く含むデータに対しては符号化する際に劣
化が顕著に現れてしまう。
【0011】また、特開平6−113145号公報に記
載される技術のように、可逆型圧縮方式と非可逆型圧縮
方式とを適応的に選択する方法では、自然画に対しては
非可逆圧縮方式を用い、自然画以外に対しては可逆圧縮
方式を用いて対応しているものの、自然画以外の画像は
実際には文書画、線画等が存在し、これらの中にも種々
の特性を持った画像が存在する。このような画像に対し
て一律な可逆型圧縮方式を用いることは、文書画、線画
等の各々に対して不適当なデータ圧縮を行っていること
になる。
【0012】よって、本発明は、自然画、文字画、線画
等の様々な特性を持った画像が混在する画像データに対
して適切な符号化および復号化を図ることできる符号化
装置および復号化装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために成されたものである。すなわち、本発明
の符号化装置は、複数種類の画像データが混在する入力
データを符号化する装置であり、入力データの所定領域
での種類を示す情報を得る種類情報抽出手段と、画像デ
ータの種類毎の符号化を行う際に参照する複数種類の符
号化辞書と、種類情報抽出手段にて抽出された種類を示
す情報に応じて複数種類の符号化辞書の中から所定の符
号化辞書を選択する辞書選択手段と、辞書選択手段によ
り選択された符号化辞書を参照しながら入力データの符
号化を行う符号化手段と、符号化手段によって符号化さ
れた符号化データを記憶する第1の記憶手段と、種類情
報抽出手段により抽出された所定領域における種類を示
す情報を記憶する第2の記憶手段とを備えている。
【0014】また、本発明の復号化装置は、上記符号化
装置により画像データの種類に応じて符号化された符号
化データを復号化するものであって、画像データの種類
毎に符号化された復号化データを復号化する際に参照す
る複数種類の復号化辞書と、第2の記憶手段に記憶され
た種類を示す情報に応じて複数種類の復号化辞書の中か
ら所定の復号化辞書を選択する辞書選択手段と、辞書選
択手段により選択された復号化辞書を参照しながら所定
領域における符号化データの復号化を行う復号化手段と
を備えている。
【0015】このような符号化装置では、入力された画
像データの所定領域の種類を種類情報抽出手段で得て、
これに基づき辞書選択手段が種類に応じた符号化辞書を
選択している。これにより、画像の特性に適した符号化
辞書を使用して符号化を行うことができるようになる。
【0016】また、この復号化装置では、符号化装置で
符号化した符号化データから画像データの種類を示す情
報を得て、この種類に基づいて辞書選択手段が複数の復
号化辞書の中から最適なものを選択している。これによ
り、復号化で使用した辞書と対応した復号化辞書を参照
して画像の特性に適した復号化を行うことができるよう
になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の符号化装置およ
び復号化装置における実施の形態を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の符号化装置および復号化装置におけ
る第1実施形態を説明するブロック図であり、図中実線
はデータ信号の流れ、破線は制御信号の流れを示してい
る。なお、この例では、符号化装置1と復号化装置2と
が一体となってプリンタに適用されている形態を説明す
る。
【0018】すなわち、DTP等のアプリケーションA
にて作成されたPDLファイルには文字画、線画、自然
画等の画像が含まれており、また文字画、線画、自然画
の中にも固有の特性を持った種類の画像も存在する。符
号化装置1では、PDLファイルに含まれる画像を文字
画、線画、自然画に分類し、各々に対して適切な符号化
を行う。また、復号化装置2では、各々の画像の特性に
応じて符号化された符号化データを適切に復号化してプ
リンタエンジンPへ渡している。
【0019】第1実施形態における符号化装置1は、矩
形領域算出部11と、種類情報入力部12と、複数の符
号化辞書13と、辞書選択部14と、ユニバーサル符号
化部15と、ユニバーサル符号記憶部16と、種類情報
データ符号化部17と、種類情報データ符号記憶部18
とから構成されている。
【0020】また、復号化装置2は、複数の復号化辞書
23と、辞書選択部24と、ユニバーサル復号化部25
と、種類情報データ復号化部27とから構成されてい
る。このような構成から成る第1実施形態の符号化装置
1および復号化装置2では、入力される画像データの種
類に応じて最適な符号化辞書13を選択し、可逆型であ
るユニバーサル符号化を行い、また最適な復号化辞書2
3を選択し、ユニバーサル復号化を行う点に特徴があ
る。
【0021】先ず、符号化装置1の動作について説明す
る。アプリケーションAによって作成されたPDLファ
イルはPDLインタプリタIによって解釈され、次い
で、矩形領域算出部11にて画像サイズ、また主走査ラ
インごとの領域種類情報信号(以下、単に領域信号とい
う。)と画像信号とが生成される。
【0022】画像サイズと領域信号とは、矩形領域算出
部11から種類情報入力部12に送られるとともに、ユ
ニバーサル符号化部15、辞書選択部14とに送られ
る。辞書選択部14は、送られた領域信号を参照してユ
ニバーサル符号化部15、符号化辞書13に辞書選択制
御信号を与える。
【0023】ユニバーサル符号化部15は、この辞書選
択制御信号と矩形領域算出部11から送られた画像信
号、および種類情報入力部12からの領域信号とを参照
して符号化を行う。すなわち、図2に示すように、矩形
領域算出部11は文字画、線画、自然画の含まれる領域
信号画像Gを主走査方向に沿った1ライン分または数ラ
イン分毎に分割する。また、辞書選択部14は、このラ
イン毎の領域信号を参照して符号化辞書13に用意され
た文字画用辞書13a、線画用辞書13b、自然画用辞
書13cのいずれかを選択する。
【0024】ユニバーサル符号化部15は、選択された
符号化辞書に基づいてバイトマップデータBのライン毎
の符号化を行う。そして、符号化された画像符号化デー
タは、画像の種類に応じてユニバーサル符号記憶部16
の文字画符号記憶部16a、線画符号記憶部16b、自
然画符号記憶部16cのいずれかに記憶される。
【0025】例えば、図2に示すWxラインにおける領
域情報として、先頭データから800画素分が文字画デ
ータ、801画素目から後1000画素分が線画であっ
た場合、先頭データから800画素分に対しては文字画
用辞書13aを参照して符号化を行い、801画素目か
ら後1000画素分に対しては線画用辞書13bを参照
して符号化を行う。
【0026】文字画用辞書13aを参照して符号化され
た画像符号化データは文字画符号記憶部16aに記憶さ
れ、線画用辞書13bを参照して符号化された画像符号
化データは線画符号記憶部16bに記憶される。
【0027】また、種類情報データ符号化部17では、
種類情報入力部12から入力された領域情報を可逆符号
もしくは領域を示す数値に変換して種類情報データ符号
記憶部18に記憶する。可逆符号化の場合は例えばラン
レングス符号化やユニバーサル符号化を適用し、領域を
示す数値に変換する場合には、図2に示すように、Wx
ラインにおける領域タグとして変換を行う。
【0028】例えば、Wxラインの場合、先頭データか
ら800画素(Wx1)が文字画(Type)の連続、
8001画素(Wx2)から1000画素が線画(Ty
pe)の連続となっていることから、Wxラインの領域
タグは数1のようになる。
【0029】
【数1】 Wxライン領域タグ=(Type,Wx1),(Type,Wx2) =(0,800),(1,1000)
【0030】ここで、画像の種類である領域信号を示す
Typeとしては、「0」が文字画、「1」が線画、
「2」が自然画を示している。
【0031】なお、ライン領域タグを固定長符号で表す
場合、領域信号が3種類でかつA4サイズ、400dp
i(ドット・パー・インチ)の際、(Type,Wx
1)=(2bit,13bit)で十分である。
【0032】次に、復号化装置2の動作を説明する。先
ず、種類情報データ符号記憶部18に記憶されている種
類情報(先に説明した領域信号を含むライン領域タグ
等)を種類情報データ復号化部27にて受けてここで復
号化を行う。復号化された種類情報データは、辞書選択
部24に送られ、辞書選択部24ではこの種類情報デー
タの領域信号に基づいて復号化辞書23およびユニバー
サル復号化部25に制御信号を送信する。
【0033】図3に示すように、ユニバーサル復号化部
25には領域信号とユニバーサル符号記憶部16に記憶
されている画像符号化データとが入力される。ユニバー
サル復号化部25にて復号化を行うにあたり、領域信号
を参照して符号化の際の辞書と対応した復号化辞書23
すなわち文字画用辞書23a、線画用辞書23b、自然
画用辞書23cのいずれかを参照する。
【0034】例えば、図3に示すWxラインでは、先頭
データから800画素分の文字画データの復号化が必要
であり、ユニバーサル復号化部25はユニバーサル符号
記憶部16の文字画符号記憶部16aから画像符号化デ
ータを読み込み、文字画用辞書23aを参照しながら復
号化を行う。また、この800画素分の復号化を終了し
た後は、801画素目から後1000画素分の線画デー
タの復号化が必要であり、ユニバーサル復号化部25は
ユニバーサル符号記憶部16の線画符号記憶部16bか
ら画像符号化データを読み込み、線画用辞書23bを参
照しながら復号化を行う。
【0035】そして、このような復号化を1ラインまた
は数ライン毎に行い、プリンタエンジンPへ逐次画像デ
ータを転送する。これによって、復号化された画像デー
タが出力される状態となる。第1実施形態における符号
化装置1および復号化装置2によれば、自然画以外の画
像に対しても、その画像固有の特徴に応じた辞書を選択
して参照することにより画像劣化のない最適な符号化お
よび復号化を図ることができる。
【0036】次に、本発明の第2実施形態における符号
化装置および復号化装置を説明する。図4は本発明の符
号化装置および復号化装置における第2実施形態を説明
するブロック図であり、図中実線はデータ信号の流れ、
破線は制御信号の流れを示している。なお、この例も、
第1実施形態と同様に、符号化装置1と復号化装置2と
が一体となってプリンタに適用されている形態を説明す
る。
【0037】第2実施形態における符号化装置1では、
矩形領域算出部11、種類情報入力部12、複数の符号
化辞書13、ユニバーサル符号化部15、ユニバーサル
符号記憶部16、種類情報データ符号化部、種類情報デ
ータ符号記憶部18を備えている点で第1実施形態と同
様であるが、辞書選択部14(図1参照)の代わりに選
択部14’を備え、また非可逆符号化部19、非可逆符
号化記憶部19aを備えている点で相違する。
【0038】また、第2実施形態における復号化装置2
では、複数の復号化辞書23、ユニバーサル復号化部2
5、種類情報データ復号化部27を備えている点で第1
実施形態と同様であるが、辞書選択部24(図1参照)
の代わりに選択部24’を備え、また非可逆符号化部2
9、合成部29aを備えている点で相違する。
【0039】つまり、第2実施形態の符号化装置1およ
び復号化装置2では、文字画、線画に対しては第1実施
形態と同様な符号化および復号化を行い、自然画に対し
てはJPEG等の符号化および復号化を行って圧縮率を
高める点に特徴がある。なお、第2実施形態では、自然
画に対してJPEGを用いたm×nブロック単位での符
号化を行う例を説明する(m、nは1以上の整数)。
【0040】第2実施形態では、アプリケーションA、
PDLインタプリタI、矩形領域算出部11は第1実施
形態と同様の働きをする。また、矩形領域算出部11か
ら種類情報入力部12へ送られた画像サイズと領域信号
は、ユニバーサル符号化部15、選択部14’および非
可逆符号化部19へ送られる。さらに、選択部14’
は、送られた領域信号を参照してユニバーサル符号化部
15、符号化辞書13および非可逆符号化部19に辞書
選択制御信号を与える。
【0041】次いで、ユニバーサル符号化部15、非可
逆符号化部19は、選択部14’から送られた辞書選択
制御信号と矩形領域算出部11から送られた画像信号、
および種類情報入力12からの領域信号とを参照して選
択的に符号化を行う。
【0042】すなわち、ユニバーサル符号化を行う場合
には、図5に示すように、符号化辞書13の中の文字画
用辞書13aまたは線画用辞書13bのいずれかを参照
して第1実施形態と同様な手順で符号化を行う。一方、
非可逆符号化を行う場合には、ライン中に自然画が存在
する部分ではmラインまたはmライン以上の領域内にお
いて矩形領域算出部11によって解釈された領域信号画
像Gを参照に、自然画領域に対応したバイトマップデー
タBのm×nブロック単位でのJPEG符号化を行う。
また線画領域では第1実施形態と同様にユニバーサル符
号化を行う。
【0043】また、図6に示すA1ブロックやA2ブロ
ックのように自然画領域を含んだm×nブロック中に文
字画領域または線画領域が混在している場合には、図6
(a)で示す例1、または(b)で示す例2の処理方法
を適用する。
【0044】いずれの例も、A1ブロックのようにm×
nブロックの左側部分が自然画領域、右側部分が線画領
域となっているものに対する処理例である。すなわち、
例1では、自然画以外の線画部分を含んだデータを入力
画像といて符号化を行い、圧縮符号を得てこの圧縮符号
を復号化して得られる復号化データの自然画領域部分の
みを抽出し、自然画部分の復号化データとしている。
【0045】また、例2は、自然画以外の線画部分を全
てある定数に置き換えたデータを入力画像として符号化
を行い、圧縮符号を復号化して得られる復号化データの
自然画領域部分のみを抽出し、自然画部分の復号化デー
タとしている。なお、例1または例2の処理は、文字画
を含むA2ブロックに対して適用する場合も同様であ
る。
【0046】また、A1ブロックやA2ブロックのよう
に、m×nブロック内に含まれる文字画や線画は矩形領
域算出部11(図4参照)によって解釈された領域信号
画像Gに基づきユニバーサル符号化部15(図4参照)
で符号化される。
【0047】さらに、図4に示す種類情報データ符号化
部17は、第1実施形態と同様な処理によって種類情報
入力部12から入力された領域信号を可逆符号もしくは
領域を示す数値に変換し、種類情報データ符号記憶部1
8に記憶する。
【0048】次に、復号化装置2の動作を説明する。先
ず、種類情報データ符号記憶部18に記憶されている種
類情報(領域信号を含むライン領域タグ等)を種類情報
データ復号化部27にて受けてここで復号化を行う。復
号化された種類情報データは、選択部24’に送られ、
選択部24’ではこの種類情報データの領域信号に基づ
いて復号化辞書23、ユニバーサル復号化部25、非可
逆復号化部29および合成部29aに制御信号を送信す
る。
【0049】図7に示すように、復号化部(ユニバーサ
ル復号化部25および非可逆復号化部29)には領域信
号が入力される。復号化を行うにあたり、領域信号を山
陽してユニバーサル復号化部25と非可逆復号化部29
との選択を行い、ユニバーサル復号化部25が選択され
た場合にはさらに復号化辞書23の中の符号化の際の辞
書と対応した文字画用辞書23aまたは線画用辞書23
bのいずれかを参照して復号化を行う。
【0050】例えば、主走査方向に沿ったライン上に自
然画領域が存在しない場合には第1実施形態と同様な処
理で復号化を行う。一方、主走査方向に沿ったライン上
に自然画が存在する場合には、その自然画領域に対して
m×nブロック単位でのJPEG復号化を行い、同ライ
ン上の自然画以外の文字画領域または線画領域に対して
は第1実施形態と同様な復号化を行う。
【0051】そして、このような復号化を1ラインまた
は数ライン毎に行い、合成部29aでの画像データ合成
を行って、プリンタエンジンPへ逐次画像データを転送
する。これによって、復号化された画像データが出力さ
れる状態となる。第2実施形態における符号化装置1お
よび復号化装置2によれば、自然画に対しては圧縮伸長
率の高い非可逆符号化および非可逆復号化を行い、自然
画以外の画像についてはその画像特有の特徴に応じた辞
書を選択することによる画像劣化のない最適な符号化お
よび復号化を図ることができる。
【0052】なお、図8に示す第3実施形態における符
号化装置1および復号化装置2は、第2実施形態におけ
る符号化装置1の非可逆符号化部19の前段に判定部J
が設けられたものである。この判定部Jは、入力された
画像データが既に圧縮されているデータであるか否かを
判定する部分である。
【0053】このような判定部Jにより、既に圧縮され
た画像データに対して二重の圧縮を行ってしまうことを
回避できるようになる。すなわち、圧縮された画像デー
タを再度圧縮しても圧縮率は高まらず、反対に圧縮率を
低下させてしまう場合もある。
【0054】このような問題を回避するため、判定部J
では入力された画像データが既に圧縮されているデータ
であると判定した場合には、非可逆符号化部19に対し
て符号化を行わないでそのまま画像データを非可逆符号
記憶部20へ送るような制御信号を出す。一方、入力さ
れた画像データが圧縮されたデータではないと判定した
場合には、非可逆符号化部19に対して符号化を行うこ
とを指示する制御信号を出す。これにより、不要な符号
化を行わないで済むことになる。
【0055】なお、上記説明したいずれの実施形態にお
いても、ユニバーサル符号化としてスライド辞書法と動
的辞書法との両方を適応できる。また、非可逆符号化お
よび非可逆復号化はJPEG方式に限定されることはな
く、他の方式であっても同様である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の符号化装
置および復号化装置によれば次のような効果がある。す
なわち、本発明では、自然画、文字画、線画等、様々な
特性を持った画像が混在する画像ファイルに対して圧縮
処理を行う場合でも、各々の特性に適応した符号化を施
すことが可能となり、高圧縮率と画像劣化低減とを両立
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態を説明するブロック図である。
【図2】 第1実施形態における符号化を説明する図で
ある。
【図3】 第1実施形態における復号化を説明する図で
ある。
【図4】 第2実施形態を説明するブロック図である。
【図5】 第2実施形態における符号化を説明する図で
ある。
【図6】 第2実施形態におけるJPEG符号化を説明
する図である。
【図7】 第2実施形態における復号化を説明する図で
ある。
【図8】 第3実施形態を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1 符号化装置 2 復号化装置 11 矩形領域算出部 12 種類情報入力部 13 符号化辞書 14 辞書選択部 14’ 選択部 15 ユニバーサル符号化部 16 ユニバーサル符号記憶部 17 種類情報データ符号化部 18 種類情報データ符号記憶部 19 非可逆符号化部 20 非可逆符号記憶部 23 復号化辞書 24 辞書選択部 24’ 選択部 25 ユニバーサル復号化部 27 種類情報データ復号化部 29 非可逆復号化部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の画像データが混在する入力デ
    ータを符号化する符号化装置であって、 前記入力データの所定領域での種類を示す情報を得る種
    類情報抽出手段と、 前記画像データの種類毎の符号化を行う際に参照する複
    数種類の符号化辞書と、 前記種類情報抽出手段にて抽出された種類を示す情報に
    応じて前記複数種類の符号化辞書の中から所定の符号化
    辞書を選択する辞書選択手段と、 前記辞書選択手段により選択された符号化辞書を参照し
    ながら前記入力データの符号化を行う符号化手段と、 前記符号化手段によって符号化された符号化データを記
    憶する第1の記憶手段と、 前記種類情報抽出手段により抽出された前記所定領域に
    おける種類を示す情報を記憶する第2の記憶手段とを備
    えていることを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の符号化装置により画像デ
    ータの種類に応じて符号化された符号化データを復号化
    する復号化装置であって、 前記画像データの種類毎に符号化された前記符号化デー
    タを復号化する際に参照する複数種類の復号化辞書と、 前記第2の記憶手段により記憶された種類を示す情報に
    応じて前記複数種類の復号化辞書の中から所定の復号化
    辞書を選択する辞書選択手段と、 前記辞書選択手段により選択された復号化辞書を参照し
    ながら前記所定領域における符号化データの復号化を行
    う復号化手段とを備えていることを特徴とする復号化装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7209255B2 (en) 2002-04-01 2007-04-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Print data transfer method for reducing first print time
JP2010027051A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Corp 画像圧縮装置および画像圧縮方法

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US7209255B2 (en) 2002-04-01 2007-04-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Print data transfer method for reducing first print time
JP2010027051A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Corp 画像圧縮装置および画像圧縮方法

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