JPH09200277A - 変調波出力遮断回路を有する変調器 - Google Patents
変調波出力遮断回路を有する変調器Info
- Publication number
- JPH09200277A JPH09200277A JP8004003A JP400396A JPH09200277A JP H09200277 A JPH09200277 A JP H09200277A JP 8004003 A JP8004003 A JP 8004003A JP 400396 A JP400396 A JP 400396A JP H09200277 A JPH09200277 A JP H09200277A
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- Japan
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- modulator
- baseband signal
- wave output
- input
- modulated wave
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベースバンド信号の入力がない場合にはロー
カル漏れが発生することのない変調器を提供する。 【解決手段】 信号入力端11と、送信すべきデータ情
報を位相変化に対応させる変調部12と、送信すべきデ
ータ情報を搬送する搬送波を発振する発振回路13と、
搬送波が安定した状態であるかどうかを判別する変調波
出力遮断回路制御部14と、変調波出力遮断回路制御部
14の制御信号により変調部12から出力された変調波
をオン、オフする変調波出力スイッチ15を備え、変調
波出力遮断回路制御部14は信号入力端11からベース
バンド信号が入力され、かつ発振回路13から発振され
た搬送波が安定した状態であるときにのみ変調波出力ス
イッチ15をオンにする。
カル漏れが発生することのない変調器を提供する。 【解決手段】 信号入力端11と、送信すべきデータ情
報を位相変化に対応させる変調部12と、送信すべきデ
ータ情報を搬送する搬送波を発振する発振回路13と、
搬送波が安定した状態であるかどうかを判別する変調波
出力遮断回路制御部14と、変調波出力遮断回路制御部
14の制御信号により変調部12から出力された変調波
をオン、オフする変調波出力スイッチ15を備え、変調
波出力遮断回路制御部14は信号入力端11からベース
バンド信号が入力され、かつ発振回路13から発振され
た搬送波が安定した状態であるときにのみ変調波出力ス
イッチ15をオンにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCATV等のデータ
通信網に使用される変調器に関するものである。
通信網に使用される変調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CATV等のデータ通信網に使用される
送信データ情報の一部、あるいは全部を位相変化に対応
させる変調器として図3に示すものがある。図3に示す
変調器40は変調部41、フェイズ・ロックド・ループ
発振回路(以下PLL 発振回路という)42、変調波出力
スイッチコントロール部43、変調波出力スイッチ4
4、増幅器45およびローパスフィルタ46を有してい
る。なお、図中、符号47は信号入力端、符号48は変
調波出力端である。
送信データ情報の一部、あるいは全部を位相変化に対応
させる変調器として図3に示すものがある。図3に示す
変調器40は変調部41、フェイズ・ロックド・ループ
発振回路(以下PLL 発振回路という)42、変調波出力
スイッチコントロール部43、変調波出力スイッチ4
4、増幅器45およびローパスフィルタ46を有してい
る。なお、図中、符号47は信号入力端、符号48は変
調波出力端である。
【0003】この変調器40は、PLL 発振回路42の出
力周波数が安定するまで変調波出力スイッチコントロー
ル部43に制御されて変調波を出力しない回路構成とな
っている。すなわち、システム稼働開始時や、システム
拡張時などの際に、変調器40に電源を投入した直後な
どは、PLL 発振回路42の出力周波数が不安定である。
この不安定時のPLL 発振回路42の出力による符号誤り
を防止するために、変調部41の後に変調波出力スイッ
チ44を設け、変調波出力スイッチコントロール部43
でPLL 発振回路42の出力周波数が安定したときにのみ
変調波出力スイッチ44がオンするようにしている。
力周波数が安定するまで変調波出力スイッチコントロー
ル部43に制御されて変調波を出力しない回路構成とな
っている。すなわち、システム稼働開始時や、システム
拡張時などの際に、変調器40に電源を投入した直後な
どは、PLL 発振回路42の出力周波数が不安定である。
この不安定時のPLL 発振回路42の出力による符号誤り
を防止するために、変調部41の後に変調波出力スイッ
チ44を設け、変調波出力スイッチコントロール部43
でPLL 発振回路42の出力周波数が安定したときにのみ
変調波出力スイッチ44がオンするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、送信データ
情報の一部、あるいは全部を位相変化に対応させる上記
の変調器40は、ベースバンド信号入力がない場合で
も、PLL 発振回路42の出力周波数が安定している場合
は変調波出力スイッチ44がONした状態となってい
る。このため、PLL 発振回路42からの出力が変調波出
力スイッチ44を経て漏れる、いわゆるローカル漏れが
発生してしまうという問題がある。ローカル漏れが発生
すると、送信データ情報の一部、あるいは全部を位相変
化に対応させる上記変調器40と図示していない復調器
を直結した場合などのように、送信データ情報の伝送路
の損失が小さい場合には、上述のローカル漏れを復調器
のキャリア検出部が検出してしまい、例えばローカル漏
れをベースバンド信号が入力されていると判断し、本来
ベースバンド信号が入力されていないときには受信側の
機器が動作しないようにすべきであるところ、動作状態
となってアラーム機能を果たさない場合があった。
情報の一部、あるいは全部を位相変化に対応させる上記
の変調器40は、ベースバンド信号入力がない場合で
も、PLL 発振回路42の出力周波数が安定している場合
は変調波出力スイッチ44がONした状態となってい
る。このため、PLL 発振回路42からの出力が変調波出
力スイッチ44を経て漏れる、いわゆるローカル漏れが
発生してしまうという問題がある。ローカル漏れが発生
すると、送信データ情報の一部、あるいは全部を位相変
化に対応させる上記変調器40と図示していない復調器
を直結した場合などのように、送信データ情報の伝送路
の損失が小さい場合には、上述のローカル漏れを復調器
のキャリア検出部が検出してしまい、例えばローカル漏
れをベースバンド信号が入力されていると判断し、本来
ベースバンド信号が入力されていないときには受信側の
機器が動作しないようにすべきであるところ、動作状態
となってアラーム機能を果たさない場合があった。
【0005】本発明は上記の課題を解決し、ベースバン
ド信号の入力がない場合にはローカル漏れが発生するこ
とのない変調器を提供することを目的とするものであ
る。
ド信号の入力がない場合にはローカル漏れが発生するこ
とのない変調器を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
決するために以下のような手段を有している。
【0007】本発明のうち請求項1の変調器は、ベース
バンド信号入力端と、前記ベースバンド信号入力端から
入力された送信すべきデータ情報を位相変化に対応させ
る変調部と、前記ベースバンド信号入力端から入力され
た送信すべきデータ情報を搬送する搬送波を発振する発
振回路と、前記搬送波が安定した状態であるかどうかを
判別する変調波出力遮断回路制御部と、前記変調波出力
遮断回路制御部の制御信号により前記変調部から出力さ
れた変調波をオン、オフする変調波出力スイッチを備え
た変調器であって、前記変調波出力遮断回路制御部はベ
ースバンド信号入力端からベースバンド信号が入力さ
れ、かつ前記発振回路から発振された搬送波が安定した
状態であるときにのみ前記変調波出力スイッチをオンに
することを特徴とする。
バンド信号入力端と、前記ベースバンド信号入力端から
入力された送信すべきデータ情報を位相変化に対応させ
る変調部と、前記ベースバンド信号入力端から入力され
た送信すべきデータ情報を搬送する搬送波を発振する発
振回路と、前記搬送波が安定した状態であるかどうかを
判別する変調波出力遮断回路制御部と、前記変調波出力
遮断回路制御部の制御信号により前記変調部から出力さ
れた変調波をオン、オフする変調波出力スイッチを備え
た変調器であって、前記変調波出力遮断回路制御部はベ
ースバンド信号入力端からベースバンド信号が入力さ
れ、かつ前記発振回路から発振された搬送波が安定した
状態であるときにのみ前記変調波出力スイッチをオンに
することを特徴とする。
【0008】本発明のうち請求項2の変調器は、変調部
の前にベースバンド信号が入力されてからベースバンド
信号の変調波を出力し始めるまでの遅延分を確保する遅
延回路が設けられていることを特徴とする。
の前にベースバンド信号が入力されてからベースバンド
信号の変調波を出力し始めるまでの遅延分を確保する遅
延回路が設けられていることを特徴とする。
【0009】本発明のうち請求項3の変調器は、ベース
バンド信号が入力されると、ベースバンド信号を変調し
て送出する前に、ベースバンド信号送信を開始すること
を知らせる信号を変調して送出することを特徴とする。
バンド信号が入力されると、ベースバンド信号を変調し
て送出する前に、ベースバンド信号送信を開始すること
を知らせる信号を変調して送出することを特徴とする。
【0010】本発明のうち請求項4の変調器は、ベース
バンド信号の入力が終了すると変調波出力スイッチをオ
フにする前に、ベースバンド信号送信を終了することを
知らせる信号を変調して送出することを特徴とする。
バンド信号の入力が終了すると変調波出力スイッチをオ
フにする前に、ベースバンド信号送信を終了することを
知らせる信号を変調して送出することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項1の変調器は、ベースバン
ド信号入力端からベースバンド信号が入力され、かつ発
振回路から発振された搬送波が安定した状態であるとき
にのみ変調波出力スイッチをオンにする変調波出力遮断
回路制御部を有しているので、発振回路から発振された
搬送波が安定した状態であるときでもベースバンド信号
入力端からベースバンド信号が入力されない限り変調器
からは変調信号が送出されない。したがって、ベースバ
ンド信号の入力がない場合にはローカル漏れが発生する
ことがない。
ド信号入力端からベースバンド信号が入力され、かつ発
振回路から発振された搬送波が安定した状態であるとき
にのみ変調波出力スイッチをオンにする変調波出力遮断
回路制御部を有しているので、発振回路から発振された
搬送波が安定した状態であるときでもベースバンド信号
入力端からベースバンド信号が入力されない限り変調器
からは変調信号が送出されない。したがって、ベースバ
ンド信号の入力がない場合にはローカル漏れが発生する
ことがない。
【0012】本発明の請求項2の変調器は、変調部の前
にベースバンド信号が入力されてからベースバンド信号
の変調波を出力し始めるまでの遅延分を確保する遅延回
路が設けられているので、この遅延分の時間に入力され
たベースバンド信号も変調しして送信することができ
る。
にベースバンド信号が入力されてからベースバンド信号
の変調波を出力し始めるまでの遅延分を確保する遅延回
路が設けられているので、この遅延分の時間に入力され
たベースバンド信号も変調しして送信することができ
る。
【0013】本発明の請求項3の変調器は、ベースバン
ド信号が入力されると、ベースバンド信号を変調して送
出する前に、ベースバンド信号送信を開始することを知
らせる信号を変調して送出するので、復調器側でベース
バンド信号の入力開始が明確に判断できるようになる。
ド信号が入力されると、ベースバンド信号を変調して送
出する前に、ベースバンド信号送信を開始することを知
らせる信号を変調して送出するので、復調器側でベース
バンド信号の入力開始が明確に判断できるようになる。
【0014】本発明のうち請求項4の変調器は、ベース
バンド信号の入力が終了すると変調波出力スイッチをオ
フにする前に、ベースバンド信号送信を終了することを
知らせる信号を変調して送出するので、復調器側でベー
スバンド信号の入力終了が明確に判断できるようにな
る。
バンド信号の入力が終了すると変調波出力スイッチをオ
フにする前に、ベースバンド信号送信を終了することを
知らせる信号を変調して送出するので、復調器側でベー
スバンド信号の入力終了が明確に判断できるようにな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施の形態により
詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の変調器の一実施の形態
を示すブロック図である。図1の変調器10は信号入力
端11と、信号入力端11から入力された送信すべきデ
ータ情報を位相変化に対応させる変調部12と、信号入
力端から入力された送信すべきデータ情報を搬送する搬
送波を発振する発振回路13と、発振回路13から発振
された搬送波が安定した状態であるかどうかを判別する
変調波出力遮断回路制御部14と、変調波出力遮断回路
制御部14の制御信号により変調部12から出力された
変調波の送出の有無を決める変調波出力スイッチ15を
備えている。図中、符号16は増幅器、17はローパス
フィルタ、18は変調波出力端である。
詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の変調器の一実施の形態
を示すブロック図である。図1の変調器10は信号入力
端11と、信号入力端11から入力された送信すべきデ
ータ情報を位相変化に対応させる変調部12と、信号入
力端から入力された送信すべきデータ情報を搬送する搬
送波を発振する発振回路13と、発振回路13から発振
された搬送波が安定した状態であるかどうかを判別する
変調波出力遮断回路制御部14と、変調波出力遮断回路
制御部14の制御信号により変調部12から出力された
変調波の送出の有無を決める変調波出力スイッチ15を
備えている。図中、符号16は増幅器、17はローパス
フィルタ、18は変調波出力端である。
【0016】また、この変調器10は、信号入力端11
と変調部12の間にベースバンド信号入力検出回路19
が設けられている。変調部12は、例えばPSK 変調であ
って送信すべきデータ情報の一部、あるいは全部を位相
変化に対応させる変調方式となっている。なお、変調方
式はPSK 変調に限るものではなく、他に例えばQAM 変
調、アナログ位相変調等の変調方式であっても差し支え
ない。発振回路13は、VCO(電圧制御発振器) を用いた
PLL 回路で形成されている。信号入力端11に入力信号
としてベースバンド信号、クロック信号等が入力される
と、ベースバンド信号入力検出回路19が信号入力を検
出して、信号が入力されたことを変調波出力遮断回路制
御部14にその情報を出力する。
と変調部12の間にベースバンド信号入力検出回路19
が設けられている。変調部12は、例えばPSK 変調であ
って送信すべきデータ情報の一部、あるいは全部を位相
変化に対応させる変調方式となっている。なお、変調方
式はPSK 変調に限るものではなく、他に例えばQAM 変
調、アナログ位相変調等の変調方式であっても差し支え
ない。発振回路13は、VCO(電圧制御発振器) を用いた
PLL 回路で形成されている。信号入力端11に入力信号
としてベースバンド信号、クロック信号等が入力される
と、ベースバンド信号入力検出回路19が信号入力を検
出して、信号が入力されたことを変調波出力遮断回路制
御部14にその情報を出力する。
【0017】変調波出力遮断回路制御部14は、ベース
バンド信号入力検出回路19からのベースバンド信号入
力情報があり、かつ発振回路13から発振された搬送波
が安定した状態であるかどうかを判別して、搬送波が安
定した状態であると判別したときにのみ変調波出力スイ
ッチ15をオンにするように制御できるようなってい
る。なお、変調波出力スイッチ15は、PIN ダイオード
を用いてつくられている。変調波出力スイッチ15がオ
ンになり変調部12から出力された変調波は、変調波出
力スイッチ15の後に設けられた増幅器16で変調波出
力レベルが調整され、その後に設けられたローパスフィ
ルタ17で必要な変調波出力のみが取り出され変調波出
力端18から送出される。また、変調波出力遮断回路制
御部14は、ベースバンド信号入力検出回路19からの
ベースバンド信号入力情報がない場合、すなわち信号入
力端11に入力信号がない場合には、変調波出力スイッ
チ15がオフのままとなっているので、発振回路13か
ら搬送波が発振されていても変調波出力スイッチ15を
経て漏れる、いわゆるローカル漏れが発生することがな
い。
バンド信号入力検出回路19からのベースバンド信号入
力情報があり、かつ発振回路13から発振された搬送波
が安定した状態であるかどうかを判別して、搬送波が安
定した状態であると判別したときにのみ変調波出力スイ
ッチ15をオンにするように制御できるようなってい
る。なお、変調波出力スイッチ15は、PIN ダイオード
を用いてつくられている。変調波出力スイッチ15がオ
ンになり変調部12から出力された変調波は、変調波出
力スイッチ15の後に設けられた増幅器16で変調波出
力レベルが調整され、その後に設けられたローパスフィ
ルタ17で必要な変調波出力のみが取り出され変調波出
力端18から送出される。また、変調波出力遮断回路制
御部14は、ベースバンド信号入力検出回路19からの
ベースバンド信号入力情報がない場合、すなわち信号入
力端11に入力信号がない場合には、変調波出力スイッ
チ15がオフのままとなっているので、発振回路13か
ら搬送波が発振されていても変調波出力スイッチ15を
経て漏れる、いわゆるローカル漏れが発生することがな
い。
【0018】(実施の形態2)図2は本発明の変調器の
他の実施の形態を示すブロック図である。図2の変調器
20は信号入力端21と、信号入力端21から入力され
た送信すべきデータ情報を位相変化に対応させる変調部
22と、信号入力端から入力された送信すべきデータ情
報を搬送する搬送波を発振する発振回路23と、発振回
路23から発振された搬送波が安定した状態であるかど
うかを判別する変調波出力遮断回路制御部24と、変調
波出力遮断回路制御部24の制御信号により変調部22
から出力された変調波をオン、オフする変調波出力スイ
ッチ25を備えている。図中、符号26は増幅器、27
はローパスフィルタ、28は変調波出力端である。
他の実施の形態を示すブロック図である。図2の変調器
20は信号入力端21と、信号入力端21から入力され
た送信すべきデータ情報を位相変化に対応させる変調部
22と、信号入力端から入力された送信すべきデータ情
報を搬送する搬送波を発振する発振回路23と、発振回
路23から発振された搬送波が安定した状態であるかど
うかを判別する変調波出力遮断回路制御部24と、変調
波出力遮断回路制御部24の制御信号により変調部22
から出力された変調波をオン、オフする変調波出力スイ
ッチ25を備えている。図中、符号26は増幅器、27
はローパスフィルタ、28は変調波出力端である。
【0019】また、この変調器20は、信号入力端21
と変調部22の間にベースバンド信号入力検出回路29
が設けられている。さらに、信号入力端21と変調部2
2の間に遅延回路30、変調部入力切り換えスイッチ3
1が、変調部入力切り換えスイッチ31と変調波出力遮
断回路制御部24の間にアラーム信号発生器32が設け
られている。変調部22は、例えばPSK 変調であって送
信すべきデータ情報の一部、あるいは全部を位相変化に
対応させる変調方式となっている。なお、変調方式はPS
K 変調に限るものではなく、他に例えばQAM 変調、アナ
ログ位相変調等の変調方式であっても差し支えない。
と変調部22の間にベースバンド信号入力検出回路29
が設けられている。さらに、信号入力端21と変調部2
2の間に遅延回路30、変調部入力切り換えスイッチ3
1が、変調部入力切り換えスイッチ31と変調波出力遮
断回路制御部24の間にアラーム信号発生器32が設け
られている。変調部22は、例えばPSK 変調であって送
信すべきデータ情報の一部、あるいは全部を位相変化に
対応させる変調方式となっている。なお、変調方式はPS
K 変調に限るものではなく、他に例えばQAM 変調、アナ
ログ位相変調等の変調方式であっても差し支えない。
【0020】発振回路23は、VCO(電圧制御発振器) を
用いたPLL 回路で形成されている。変調波出力遮断回路
制御部24は、変調部入力切り換えスイッチ31と、ア
ラーム信号発生器32と、変調波出力スイッチ25を、
変調器20へのベースバンド信号の入力の有無と発振回
路23のロック・ディテクト信号( 発振回路23がロッ
クしたか否かを示す信号) で制御するものである。変調
部入力切り換えスイッチ31は変調部22に入力される
信号入力端を信号入力端21側とアラーム信号発生器3
2側に切り換えるものである。
用いたPLL 回路で形成されている。変調波出力遮断回路
制御部24は、変調部入力切り換えスイッチ31と、ア
ラーム信号発生器32と、変調波出力スイッチ25を、
変調器20へのベースバンド信号の入力の有無と発振回
路23のロック・ディテクト信号( 発振回路23がロッ
クしたか否かを示す信号) で制御するものである。変調
部入力切り換えスイッチ31は変調部22に入力される
信号入力端を信号入力端21側とアラーム信号発生器3
2側に切り換えるものである。
【0021】発振回路23から発振された搬送波が安定
した状態であるときに、変調器20の信号入力端11に
入力信号としてベースバンド信号、クロック信号等が入
力されると、ベースバンド信号入力検出回路29が信号
入力を検出して、信号が入力されたことを変調波出力遮
断回路制御部24にその情報を出力する。変調波出力遮
断回路制御部24は、ベースバンド信号入力検出回路2
9からのベースバンド信号入力情報があり、かつ発振回
路23から発振された搬送波が安定した状態であるかど
うかを判別して、搬送波が安定した状態であると判別し
たときに変調波出力スイッチ25をオンにするととも
に、変調部入力切り換えスイッチ31をアラーム信号発
生器32側に切り換えて、さらにアラーム信号発生器3
2にベースバンド信号送信を開始することを知らせる起
動開始アラーム信号を送出する指令を出す。
した状態であるときに、変調器20の信号入力端11に
入力信号としてベースバンド信号、クロック信号等が入
力されると、ベースバンド信号入力検出回路29が信号
入力を検出して、信号が入力されたことを変調波出力遮
断回路制御部24にその情報を出力する。変調波出力遮
断回路制御部24は、ベースバンド信号入力検出回路2
9からのベースバンド信号入力情報があり、かつ発振回
路23から発振された搬送波が安定した状態であるかど
うかを判別して、搬送波が安定した状態であると判別し
たときに変調波出力スイッチ25をオンにするととも
に、変調部入力切り換えスイッチ31をアラーム信号発
生器32側に切り換えて、さらにアラーム信号発生器3
2にベースバンド信号送信を開始することを知らせる起
動開始アラーム信号を送出する指令を出す。
【0022】アラーム信号発生器32はこの指令に基づ
き起動開始アラーム信号を送出する。アラーム信号発生
器32から送出された起動開始アラーム信号は変調部入
力切り換えスイッチ31を経て変調部22で変調されて
変調波出力スイッチ25を通って最終的に変調器20か
ら送出される。アラーム信号発生器32から起動開始ア
ラーム信号の送出がなされた後、変調波出力遮断回路制
御部24は、アラーム信号発生器32からの起動開始ア
ラーム信号の完了信号を受け、変調部入力切り換えスイ
ッチ31を信号入力端21側に切り換える。
き起動開始アラーム信号を送出する。アラーム信号発生
器32から送出された起動開始アラーム信号は変調部入
力切り換えスイッチ31を経て変調部22で変調されて
変調波出力スイッチ25を通って最終的に変調器20か
ら送出される。アラーム信号発生器32から起動開始ア
ラーム信号の送出がなされた後、変調波出力遮断回路制
御部24は、アラーム信号発生器32からの起動開始ア
ラーム信号の完了信号を受け、変調部入力切り換えスイ
ッチ31を信号入力端21側に切り換える。
【0023】この結果、信号入力端21に入力されたベ
ースバンド信号は変調部22に入力され変調されて搬送
波に乗せられ変調波出力スイッチ25を通って最終的に
変調器20から送出される。この際、信号入力端21に
入力されたベースバンド信号は変調部22に入力される
前にベースバンド信号入力検出回路29がベースバンド
信号入力を検出してから変調器20がベースバンド信号
の変調波を出力し始めるまでの時間分を遅延回路30で
遅延されて変調部22に入力される。また、変調器20
へのベースバンド信号入力がなくなると、変調部入力切
り換えスイッチ31の前に設けた遅延回路30にあるベ
ースバンド信号を全て変調部22に入力した後に、変調
部入力切り換えスイッチ31をアラーム信号発生器32
側に切り換え、アラーム信号発生器32からベースバン
ド信号入力終了アラーム信号を変調部22に送出し、こ
のベースバンド信号入力終了アラーム信号を変調して出
力するように、変調部入力切り換えスイッチ31と、ア
ラーム信号発生器32に変調波出力遮断回路制御部24
が指令を出すようになっている。
ースバンド信号は変調部22に入力され変調されて搬送
波に乗せられ変調波出力スイッチ25を通って最終的に
変調器20から送出される。この際、信号入力端21に
入力されたベースバンド信号は変調部22に入力される
前にベースバンド信号入力検出回路29がベースバンド
信号入力を検出してから変調器20がベースバンド信号
の変調波を出力し始めるまでの時間分を遅延回路30で
遅延されて変調部22に入力される。また、変調器20
へのベースバンド信号入力がなくなると、変調部入力切
り換えスイッチ31の前に設けた遅延回路30にあるベ
ースバンド信号を全て変調部22に入力した後に、変調
部入力切り換えスイッチ31をアラーム信号発生器32
側に切り換え、アラーム信号発生器32からベースバン
ド信号入力終了アラーム信号を変調部22に送出し、こ
のベースバンド信号入力終了アラーム信号を変調して出
力するように、変調部入力切り換えスイッチ31と、ア
ラーム信号発生器32に変調波出力遮断回路制御部24
が指令を出すようになっている。
【0024】これにより、ベースバンド信号の入力終了
も明確に判断出来るようになった。このベースバンド信
号入力終了アラーム信号が変調部22に送出された後
に、アラーム信号発生器32からアラーム信号送出完了
信号が出され、これを受けた変調波出力遮断回路制御部
24が、変調波出力スイッチ25をオフにして変調波出
力を遮断する。実施の形態2の変調器20は、こうして
ベースバンド信号入力がないときのローカル漏れが防げ
るようになった。
も明確に判断出来るようになった。このベースバンド信
号入力終了アラーム信号が変調部22に送出された後
に、アラーム信号発生器32からアラーム信号送出完了
信号が出され、これを受けた変調波出力遮断回路制御部
24が、変調波出力スイッチ25をオフにして変調波出
力を遮断する。実施の形態2の変調器20は、こうして
ベースバンド信号入力がないときのローカル漏れが防げ
るようになった。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1の
変調器は、信号入力端からベースバンド信号が入力され
このことがベースバンド信号入力検出回路で検出され、
かつ発振回路から発振された搬送波が安定した状態であ
るときにのみ変調波出力スイッチをオンにする変調波出
力遮断回路制御部を有しているので、発振回路から発振
された搬送波が安定した状態であるときでも信号入力端
からベースバンド信号が入力されない限り変調器からは
変調信号が送出されない。したがって、ベースバンド信
号の入力がない場合にはローカル漏れが発生することは
ない。
変調器は、信号入力端からベースバンド信号が入力され
このことがベースバンド信号入力検出回路で検出され、
かつ発振回路から発振された搬送波が安定した状態であ
るときにのみ変調波出力スイッチをオンにする変調波出
力遮断回路制御部を有しているので、発振回路から発振
された搬送波が安定した状態であるときでも信号入力端
からベースバンド信号が入力されない限り変調器からは
変調信号が送出されない。したがって、ベースバンド信
号の入力がない場合にはローカル漏れが発生することは
ない。
【0026】本発明の請求項2の変調器は、変調部の前
にベースバンド信号が入力されてからベースバンド信号
の変調波を出力し始めるまでの遅延分を確保する遅延回
路が設けられているので、この遅延分の時間に入力され
たベースバンド信号も変調しして送信することができ
る。
にベースバンド信号が入力されてからベースバンド信号
の変調波を出力し始めるまでの遅延分を確保する遅延回
路が設けられているので、この遅延分の時間に入力され
たベースバンド信号も変調しして送信することができ
る。
【0027】本発明の請求項3の変調器は、ベースバン
ド信号が入力されると、ベースバンド信号を変調して送
出する前に、ベースバンド信号送信を開始することを知
らせる信号を変調して送出するので、復調器側でベース
バンド信号の入力開始が明確に判断できるようになる。
ド信号が入力されると、ベースバンド信号を変調して送
出する前に、ベースバンド信号送信を開始することを知
らせる信号を変調して送出するので、復調器側でベース
バンド信号の入力開始が明確に判断できるようになる。
【0028】本発明のうち請求項4の変調器は、ベース
バンド信号の入力が終了すると変調波出力スイッチをオ
フにする前に、ベースバンド信号送信を終了することを
知らせる信号を変調して送出するので、復調器側でベー
スバンド信号の入力終了が明確に判断できるようにな
る。
バンド信号の入力が終了すると変調波出力スイッチをオ
フにする前に、ベースバンド信号送信を終了することを
知らせる信号を変調して送出するので、復調器側でベー
スバンド信号の入力終了が明確に判断できるようにな
る。
【図1】本発明の変調器の一実施の形態を示すブロック
図である。
図である。
【図2】本発明の変調器の他の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】従来の変調器の一例を示すブロック図である。
10、20 変調器 11、21 信号入力端 12、22 変調部 13、23 発振回路 14、24 変調波出力遮断回路制御部 15、25 変調波出力スイッチ 19、29 ベースバンド信号入力検出回路 30 遅延回路 31 変調部入力切り換えスイッチ 32 アラーム信号発生器
Claims (4)
- 【請求項1】 ベースバンド信号入力端と、前記ベース
バンド信号入力端から入力された送信すべきデータ情報
を位相変化に対応させる変調部と、前記ベースバンド信
号入力端から入力された送信すべきデータ情報を搬送す
る搬送波を発振する発振回路と、前記搬送波が安定した
状態であるかどうかを判別する変調波出力遮断回路制御
部と、前記変調波出力遮断回路制御部の制御信号により
前記変調部から出力された変調波をオン、オフする変調
波出力スイッチを備えた変調器であって、前記変調波出
力遮断回路制御部はベースバンド信号入力端からベース
バンド信号が入力され、かつ前記発振回路から発振され
た搬送波が安定した状態であるときにのみ前記変調波出
力スイッチをオンにすることを特徴とする変調器。 - 【請求項2】 変調部の前にベースバンド信号が入力さ
れてからベースバンド信号の変調波を出力し始めるまで
の遅延分を確保する遅延回路が設けられていることを特
徴とする請求項1に記載の変調器。 - 【請求項3】 ベースバンド信号が入力されると、ベー
スバンド信号を変調して送出する前に、ベースバンド信
号送信を開始することを知らせる信号を変調して送出す
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変
調器。 - 【請求項4】 ベースバンド信号の入力が終了すると変
調波出力スイッチをオフにする前に、ベースバンド信号
送信を終了することを知らせる信号を変調して送出する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の変調
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8004003A JPH09200277A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 変調波出力遮断回路を有する変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8004003A JPH09200277A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 変調波出力遮断回路を有する変調器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09200277A true JPH09200277A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11572824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8004003A Pending JPH09200277A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 変調波出力遮断回路を有する変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09200277A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998049836A1 (fr) * | 1997-04-28 | 1998-11-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Unite de sortie hf pour teledistribution |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP8004003A patent/JPH09200277A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998049836A1 (fr) * | 1997-04-28 | 1998-11-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Unite de sortie hf pour teledistribution |
EP1014721A1 (en) * | 1997-04-28 | 2000-06-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Rf output device for catv |
US6181365B1 (en) | 1997-04-28 | 2001-01-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | RF output device for CATV |
EP1014721A4 (en) * | 1997-04-28 | 2005-06-29 | Toshiba Kk | HIGH-FREQUENCY OUTPUT DEVICE FOR CABLE TELEVISIONS |
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