JPH09200135A - 赤外線輻射装置 - Google Patents

赤外線輻射装置

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JPH09200135A
JPH09200135A JP8020657A JP2065796A JPH09200135A JP H09200135 A JPH09200135 A JP H09200135A JP 8020657 A JP8020657 A JP 8020657A JP 2065796 A JP2065796 A JP 2065796A JP H09200135 A JPH09200135 A JP H09200135A
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JP
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light
guide plate
infrared
light guide
light source
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JP8020657A
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Kunishige Watanabe
国茂 渡辺
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の赤外線信号が互いに干渉することを低
減するとともに、赤外線を輻射する面を隠して体裁の良
いものにする。 【解決手段】 端縁に配置されている光源1から出射さ
れた光束の方向を変えて所定の方向に出射する導光板2
と、導光板2において光源1が配置されている以外の端
縁に配置され、導光板2に対して赤外線を輻射するLE
D3を備え、LED3から出射された赤外線の方向を、
導光板2により所定の方向に変えて出射するように赤外
線輻射装置を構成する。さらに導光板2の端縁にLED
3をはめ込む為の嵌合溝や、嵌合孔を形成して、取付け
状態を安定させるようにする。また、光源と、前記光源
の後方に配置されこの光源から出射した光束を前方に反
射する反射板と、前記反射板上に配置され、この反射板
の反射方向と同方向に赤外線を輻射するLEDを備えて
赤外線輻射装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックライトを有
する表示装置から赤外線を輻射することのできる赤外線
輻射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、博物館、美術館、科学館等に
おいて、その展示物に関する説明のナレーションを赤外
線を搬送波として輻射し、観覧者は例えば携帯したイヤ
ホン付の小型赤外線受信機で輻射された赤外線を受信す
ることにより説明を聴くことができるようになってい
る。
【0003】図27は例えば博物館、美術館等の壁や天
井に赤外線を輻射する赤外線輻射装置を設置した概要を
示す図である。図示されているように、展示してあるそ
れぞれの絵P1 、P2 、P3 の付近にあたる壁、天井な
どに、それぞれの絵を説明するナレーションにより変調
された赤外線信号を輻射する赤外線輻射装置R1 、R
2 、R3 が設置されている。赤外線輻射装置R1 からは
絵P1 の説明、赤外線輻射装置R2 からは絵P2 の説
明、赤外線輻射装置R3 からは絵P3 の説明の音声信号
により変調されている赤外線を各絵の付近に向けて輻射
している。そして、観覧者はイヤホン付携帯用赤外線受
信機Qを携えて絵の付近に移動することによって、それ
ぞれの絵の説明のナレーションを受信して聴くことがで
きる。
【0004】例えば、まず絵P1 を観るためにその付近
に立つと、受信機Qは壁に配置されている赤外線輻射装
置R1 から輻射されている赤外線(絵P1 の説明)を受
信することができ、受信した赤外線を復調することによ
りイヤホンからナレーションを聴くことができる。そし
て、絵P1 の前から次に絵P2 を観るためにその付近に
移動すると、受信機Qは天井に配置されている赤外線輻
射装置R2 から輻射されている赤外線を受信して、イヤ
ホンから絵P2 の説明とされるナレーションを聴くこと
ができる。
【0005】さらに、絵P3 を観るためにその付近に移
動すると、今度は壁に設置された赤外線輻射装置R3
ら輻射されている赤外線信号を受信して、イヤホンから
絵P3 の説明とされるナレーションを聴くことができ
る。つまり、観覧者は受信機Qを携えて絵P1 、P2
3 を観ながら移動することによって、その絵の付近で
その絵の説明を受信して聴くことができるようになって
いる。
【0006】また、このような赤外線輻射装置を例えば
会議場等に配置し、会議の出席者等に各国語の通訳を行
うことも知られている。会議の出席者は、受信機を携帯
して着席し、赤外線輻射装置から輻射された赤外線を受
信し、所望の言語に翻訳された音声信号(通訳)を選択
して聴くことができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した赤
外線輻射装置は広い面積エリアに赤外線を輻射すること
を目的とされているため、博物館などの展示室において
展示品が多くなり配置間隔が狭くなった場合、その展示
品に応じた一部の区域のみに赤外線を輻射することが不
可能となる。また、赤外線輻射装置は壁や天井など人目
につき安いところに配置されるので、会議場や博物館内
の体裁を問題にするような場合好ましくないものとなっ
てしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、端縁に配置されて
いる光源から出射された光束の方向を変えて所定の方向
に出射する導光板と、前記導光板において前記光源が配
置されている以外の端縁に配置され、前記導光板に対し
て赤外線を輻射する赤外線輻射素子を備え、該赤外線輻
射素子から出射された赤外線の方向を、前記導光板によ
り所定の方向に変えて出射するように赤外線輻射装置を
構成する。
【0009】また、光源と、前記光源の後方に配置され
前記光源から出射した光束を前方に反射する反射板と、
前記反射板上に配置され、この反射板の反射方向と同方
向に赤外線を輻射する赤外線輻射素子を備えて赤外線輻
射装置を構成する。
【0010】本発明によれば、各種機器から目的に応じ
た赤外線信号を輻射することができるので、輻射範囲を
狭い範囲に限定することができ、複数の赤外線信号が互
いに干渉することを低減し、良好な受信状態を得ること
ができるようになる。また、本発明は赤外線を輻射する
面が他の機能を有する手段で覆われているため、見映え
の良いものとすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の赤外線輻射装置の
実施形態を説明する。まず、図1は本発明の赤外線輻射
装置を液晶パネルに適用した表示部の構成を示す。
【0012】図1(a)は表示部の要部を示す分解斜視
図、図1(b)は表示部の要部を側面から示す平面図で
ある。まず本発明の赤外線輻射装置の説明を行う。この
図に示されている光源1は、例えば冷陰極管、熱陰極
管、蛍光管等で構成され表示部のバックライトとして導
光板2の例えば下端縁に配置されている。導光板2は例
えばアクリル等で形成され、光源1から照射された光を
効率よく前方に反射することができるように構成されて
いる。例えば図1(b)の側面図に示されているよう
に、その背面には所定の間隔で白色のドット印刷2a、
2a、2a、2a・・・が施されており、導光板2に入
射した光はこれらのドット印刷2aで反射されることに
より発光面4から前方に出射するようになる。また、光
源1から入射する光束のムラを低減する方法として、導
光板2の片面をすりガラス状に荒らして反射率を変化さ
せるようにしても良い。
【0013】赤外線輻射素子(以下LEDという)3、
3、3・・・は、発光部の先端が平坦に形成されてお
り、導光板2において光源1が取付けられていない上端
縁に取付けられている。図3に示す選択/変換部28か
ら供給される駆動信号によって発光し、ここで輻射され
た赤外線信号は導光板2内に入射するようになる。そし
て、光源1から出射された光束と同様にドット印刷2a
で反射されることにより発光面4から前方に出射される
ことになる。
【0014】反射シート5は例えばアルミ蒸着によって
形成される薄膜とされ、導光板2の後面に配置され、例
えばドット印刷2aの間隙を通過した光束を発光面4の
方向に反射する。拡散シート6は発光面4の前方に配置
され、導光板2の発光面4から出射する光束を拡散して
発光ムラをなくすようにしている。以上のように赤外線
輻射装置は構成されている。図1においては、この赤外
線輻射装置の前面に液晶パネル7が配置され、液晶パネ
ル7に入射される光源1からの光束がそのバックライト
とされる。この場合、液晶パネル7は例えばRGBカラ
ーフィルタが設けられており、選択/変換部28から供
給される映像信号に基づいて各画素をオン/オフ駆動す
ることによって、液晶パネル7上にカラー画像を形成す
ることができるようになされている。
【0015】このように、導光板2の両端縁にそれぞれ
バックライトとされる光源1と赤外線信号を輻射するL
ED3、3、3を配置することにより、液晶パネル7に
対峙することによってそこに映し出される画像をモニタ
することができるとともに、赤外線信号を変調している
音声信号を受信することができるようになる。この場
合、従来のように赤外線輻射部を壁や天井に個別に配置
する必要がなくなる。また、赤外線輻射部はユーザの目
には触れることなくスマートな外観を構成することがで
きる。
【0016】図2は本発明を適用した例えばノート型の
パーソナルコンピュータの外観を示す図、また図3は図
2に示すパーソナルコンピュータを端末器として、音
声、映像出力手段と共に構成されるモニタシステムの構
成概要図である。図3に示すモニタシステムは、このシ
ステムを構築する複数のパーソナルコンピュータで同一
の映像、異なる音声をモニタすることができるようにな
されている。
【0017】オーディオ機器部21は音声を供給するこ
とができる媒体(各種テープ、ミニディスク、コンパク
トディスク等)の再生装置で構成され、例えば音楽、ナ
レーション等のモニタ用の音声を供給する。マイク2
2、22、22・・・は例えばナレータや通訳者がその
場に応じたナレーションを行う場合の入力部であり、こ
のマイク22を複数用いることにより、例えば複数の異
なる国の言葉を同時に入力することが可能になる。
【0018】音声用のセレクタアンプ23はオーディオ
機器部21、又はマイク22、22、22・・・から入
力された音声を選択して、その後段に配置されている選
択/変換部28に供給される。
【0019】カメラ25は撮影した映像を映像用のセレ
クタ27に供給する。コンピュータ26は例えば予め作
成された表やコンピュータグラフィック等をマイク22
から入力されるナレーションに合わせて出力する。セレ
クタ27はカメラ25、コンピュータ26から供給され
た映像を選択して選択/変換部28に供給する。
【0020】選択/変換部28は、セレクトアンプ2
3、セレクタ27から入力された映像/音声信号を選択
するとともに、音声信号を赤外線駆動信号に変調して出
力する。ここで、選択された映像/音声は、表示部20
が例えばバックライト付の液晶パネルで構成されている
パーソナルコンピュータ等からなる端末29に供給され
る。例えば、複数のマイク22を使用して、複数の国の
言語のナレーションを行っている場合は、各マイクから
入力された音声は選択/変換部28で多重され端末2
9、29、29・・・に供給される。
【0021】端末29は、図2に示されているように、
各種操作/入力キーが配置されているキー群29a、フ
ロッピーディスクドライブ29b等が設けられ、表示部
30からは選択/変換部28で選択された映像が表示さ
れると共に、図1で説明したように表示部30の光源に
配置されている赤外線輻射素子から音声信号としての赤
外線信号を出射する。ユーザはこの音声信号をレシーバ
31で受信選択して所望のナレーションを聴くことがで
きるようになる。
【0022】さらに、上記モニタシステムでは受信する
音声はレシーバ31で受信後に選択することができる構
成とされている、例えば表示部30にタッチスイッチ等
の入力手段を設け、グラフックによるインターフェイス
によって音声を選択するようにしても良い。
【0023】上記実施形態では、導光板2の上端縁にL
ED3を取付ける例を挙げたが、LED3は例えば図4
(a)の正面図、図4(b)の側面図、図4(c)の上
面図に示されているように、導光板2の両側端縁に取付
け、光源1と直交する面から赤外線信号を輻射するよう
にしても良い。さらに、図示していないが、導光板2の
両端縁及び上端縁の3端縁にLED3を取付け、3方向
から赤外線信号を輻射することも可能である。なお、図
4(b)(c)から解るように導光板2をくさび型に形
成することによって反射シート5で反射された光束をム
ラなく発光面4から前方に出射することができるように
なる。
【0024】図5は図1に示した表示部を例えばカセッ
トテープレコーダの表示部に用いて、一般的に知られて
いるLL(ランゲッジラボラトリー)システムを構築し
た場合の一例を摸式的に示す図であり、図5(a)はカ
セットテープレコーダ及びレシーバ、図5(b)は図5
(a)に示すカセットテープレコーダが配置されている
LLブース38を示している。カセットテープレコーダ
32は生徒側に配置され、カセット収納部33には例え
ば英語教育用のカセットテープが配置される。そして、
操作キー群34に設けられている各種操作キーによって
テープの再生などを行う。表示部35は例えば液晶パネ
ルによって構成されたテープカウント値等が表示され
る。表示部35から輻射された赤外線信号(音声)はレ
シーバ36の受信部37で受信されモニタすることがで
きる。なお、ここではバックライトを点灯せずLEDの
みを点灯させるようにしても良い。
【0025】LLブース38は、通常机が2台連結され
て構成され、隣の生徒と隔離するための側板があり、前
方には例えばガラスやプラスチック等の透明材等で構成
されている仕切りがある。この場合、生徒の前にあるカ
セットテープレコーダ32の表示部35から赤外線を輻
射しているので、仕切りと生徒自身の遮蔽によって少な
いチャンネルでワイアレスLL教室を実現することがで
きるようになる。
【0026】次に、液晶パネルの代りに透過フィルムを
用いた電照額縁に本発明の赤外線輻射装置を適用した第
二の実施形態を説明する。図6(a)は電照額縁の外
観、図6(b)は電照額縁の分解斜視図であり、図1と
同一部分は同一符号を付している。
【0027】これらの図に示されている電照額縁は収納
箱33と収納箱33の前面を覆う表示面34によって筐
体が構成され、その内部に図1に示した光源1、導光板
2、LED3、3、3・・・、拡散シート5等からなる
赤外線輻射装置が配置されている。そして、表示面34
には液晶パネル7に変えて透過フィルム8が配置されて
いる。この透過フィルム8には例えば風景等の写真や絵
等が焼き付けてあり、光源1から導光板2を介して照明
することによって、風景や絵等が鮮やかに表示されるも
のである。さらにこの透過フィルム8の前には中央部分
が開口とされ、例えばアクリルなどの透明材料で構成さ
れている透過フィルム保持部9が配置されている。
【0028】このように電照額縁に本発明の赤外線輻射
措置を使用することによって、その風景の説明等を赤外
線を輻射する各電照額縁毎に出力することができる。観
覧者は図3に示したようなレシーバ31を携帯してその
電照額縁の付近に移動することで、その電照額縁の風景
の説明を受信して聴くことができるようになる。
【0029】この場合、電照額縁から観覧者の方向に赤
外線信号が輻射することができるので、狭い範囲での送
/受信を行うことができ、展示スペースが狭く電照額縁
の展示間隔が狭い場合でも、他の電照額縁から輻射され
る赤外線信号と干渉せずに良好な受信状態を得ることが
できるようになる。また、予め複数の国の言語による説
明を多重して輻射することによりレシーバ側で言語を選
択することもできる。さらに、赤外線輻射部を電照額縁
に内蔵しているので、展示場における体裁を問題にする
ような場合に好適である。
【0030】また、例えば図7に示されているように、
展示してある絵や写真等の作品12ではなく、その近傍
に配置され、作品名や作者が示されている解説板13を
図6に示した電照額縁と同様の構成してもよい。
【0031】なお、上記実施形態ではLED3から音声
信号で変調された赤外線信号を輻射する例を挙げたが、
例えば電子機器等の遠隔操作を行うための制御信号等を
輻射するようにしても良い。
【0032】以下、図8乃至図26にしたがい、本発明
の赤外線輻射装置の変形例を説明する。
【0033】図8は導光板2の連続した2つの端縁に対
応したL字型の光源10を用いる場合の一例である。こ
の例では導光板2の2つの端面から光束を導入すること
ができるので、映像の輝度アップを図ることができると
ともに、他の端縁に配置したLED3から音声信号で変
調された赤外線信号を輻射することができるようにな
る。さらに図9に示されているようにLED3を導光板
2の2個の端縁に配置することで、発光面4に対する赤
外線信号の出射効率を向上することができ、レシーバ側
の受信状態も安定するようになる。
【0034】図10は光源として変形U字型発光管を用
いた例を示す図であり、図10(a)は全体、図10
(b)は光源、LED、反射板のみ、また図10(c)
は図10(a)を側面から示す図である。この図に示す
例では、光源14を反射板15と例えばプラスチック、
ガラス等で構成されている乳白色の透過板16の間に配
置している。すなわち、光源14から出射した光束は、
直接又は反射板15で反射され透過板16を介して液晶
パネル7又は透過フィルム8にバックライトとして入射
する。反射板15には、この図では例えば6箇所に開口
を設けLED3、3、3・・・の発光部がはめ込まれて
臨むようになされている。これによって、LED3から
輻射される赤外線信号は光源14から出射される光束と
ともに外部に出射されるので、レシーバで受信すること
ができるようになる。
【0035】また、例えば図11に示されているよう
に、反射板18の前方に2本の直管の光源17、17を
用いるようにしても良い。この場合、反射板18は光源
17、17が配置される位置を中心として折り曲げるよ
うにして反射効率を向上するようにしている。さらに、
反射板18に開口を設けLED3、3、3・・・を臨ま
せることによって光源17の光束と同様に音声信号とし
ての赤外線信号を輻射することができるようになる。
【0036】上記図10、図11の構成の応用例とし
て、例えば図12(a)(b)に示されているように非
常扉Dの誘導灯19の中に、蛍光灯20とともにLED
3、3、3を配置することによって、パネル21を介し
て赤外線信号を輻射することができるようになる。この
場合、比較的高い場所に取付けられるので輻射範囲が広
くなり、例えば博物館や会議場などにおいて非常時の誘
導を行うことも可能である。
【0037】図13(a)(b)(c)は、導光板2の
端面にLED3を配置するための嵌合溝2c、2c、2
c・・・を構成した例を示す図であり、図13(a)は
嵌合前、図13(b)は嵌合後の正面図、図13(c)
は側面図を示している。導光板2の端面に嵌合溝2c、
2c、2c・・・を設けることにより、LED3の取付
け状態が安定するようになるとともに、LED3の発光
点が導光板2の内部側に位置するようになるので、輻射
効率が若干向上するようになる。
【0038】また、例えば図14(a)(b)(c)に
示されているように、発光部の先端が丸型で構成されて
いるLED3a、3a、3a・・・を用いる場合は、そ
の形状に合わせてU字型の嵌合溝2d、2d、2d・・
・を設けるようにすれば良い。また、図15(a)
(b)(c)に示されているように、嵌合溝2dを導光
板2の側端縁に形成して、LED3aをはめ込むように
しても良い。
【0039】図16(a)(b)(c)は、導光板2の
端縁にLED3aを配置するための嵌合孔2f、2f、
2f・・・を構成した例を示す図であり、図16(a)
は導光板2の正面図、図16(b)は側面図、図16
(c)は嵌合孔2fを示す斜視図である。導光板2の端
面に嵌合孔2fを形成することによって、はめ込みによ
ってLED3を取付けることができるようになるので、
取付けが容易になると共に取付け後の安定度も向上す
る。また、図示していないが、発光部の先端が平坦とさ
れているLED3を用いる場合は嵌合孔2fの底面を平
坦に形成すれば良い。
【0040】図17は図13に示したLED3を取付け
る上端縁の取付け面に傾斜を持たせた例を示している。
このように端面に傾斜を持たせると、傾斜した分だけL
ED3が若干反射シート5に対向するようになり、輻射
された赤外線信号の反射効率を向上することができるよ
うになる。また、図18(a)(b)(c)に示されて
いるように、導光板2の両側縁の取付け面を斜面で形成
してLED3を取付け、光源1と直交する方向から赤外
線信号を入射するようにしても良い。さらに、図示して
いないが図17と図18に示す例を組み合わせて、上端
縁の取付け部及び側端縁の取付け面を斜面で構成して、
LED3を3端縁に取付けても良い。
【0041】図19(a)(b)(c)(d)は図12
に示したコの字型の嵌合溝2cの底面に傾斜を持たせた
嵌合溝2gを形成した例を示しており、図19(a)は
LED3aの嵌合前、図19(b)は嵌合後、図19
(c)(d)は嵌合状態を側面から示している。例えば
図19(b)(c)に示されているように嵌合溝2gの
底面とLED3aの光軸が垂直になるように、すなわ
ち、LED3aに傾斜を付けて配することによって、輻
射された赤外線信号が反射シート5に対して入射するよ
うになるので、反射効率を向上することができるように
なる。なお、図19(d)に示されているように、LE
D3aの光軸と導光板2の軸が平行になるように配置し
ても良い。
【0042】また、図20(a)(b)(c)、及び図
20(d)(e)(f)に示されているように、嵌合溝
2jを導光板2の側端縁に形成して、LED3aを導光
板2の側端縁に取付けるようにしても良い。この場合も
例えば図20(a)(b)(c)は嵌合溝2jの底面の
傾斜に対して、LED3aの光軸が垂直になるように配
置しても良いし、或いは図20(d)(e)(f)に示
されているように、LED3aの光軸と導光板2が平行
になるように配置しても良い。
【0043】図21は導光板2の端面を斜めに切り取
り、発光面4の裏側にLED3を配置する例を示す図で
あり、図21(a)は正面図、図21(b)は側面図、
図21(c)は上面図を示している。図示されているよ
うに、LED3は導光板2の背面側に取付けられ、ここ
で輻射された赤外線信号は、導光板2の端面に形成され
た傾斜面2hに入射する。そしてこの傾斜面2hで反射
された赤外線信号は、導光板2の背面に配置されている
反射シート5で反射されて発光面4から出射されること
になる。
【0044】また、図22(a)(b)に示されている
ように、導光板2の端縁の背面側に傾斜を設け、この傾
斜面にLED3を取付け、前面側の上端縁付近に反射シ
ート5aを設ける。これによって導光板2に入射した赤
外線信号が反射シート5aで反射された後に、反射シー
ト5に反射されて発光面4から前方に出射されるように
なる。
【0045】さらに、以下図23乃至図26に示すよう
に導光板2のそれぞれ対向する面に光源1とLED3を
配置することも考えられる。例えば図23は図19に示
した例に加えて、上端縁に光源1を配置した例である。
したがって、導光板2の上下端縁からは光源1の光束
が、また残る両端縁からはLED3aによる赤外線信号
が入射されるようになる。このように、光源1を上下端
縁に設けることによって光量が増加するので、発光面4
から出射する光のむらを少なくすることができるととも
に、高輝度な画像を得ることができるようになる。さら
に、LED3aから輻射される赤外線信号も増量するの
で、音声信号の受信が安定したものになる。
【0046】また、図24(a)(b)、図25(a)
(b)、図26(a)(b)(c)(d)(e)(f)
は、それぞれ図20(a)(b)、図21(a)
(b)、図22(a)(b)(c)(d)に示されてい
る導光板2の上端縁に光源1を配置した例であり、これ
らの図に示されているように構成した場合も、導光板2
を端縁を有効に利用して、高輝度の画像を得るととも
に、音声信号の受信が安定したものになる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の赤外線輻
射装置は、バックライトを用いて背面から例えば液晶パ
ネルや透過フィルムを透過して画像を提供することがで
きる、パーソナルコンピュータや電照額縁等に用いるこ
とで、会議場や展示場の体裁を保ったまま音声信号によ
り変調された赤外線信号を輻射することができるように
なる。さらに、前記パーソナルコンピュータや電照額縁
個々に設けることができるので、赤外線信号の輻射範囲
を狭い範囲に限定することができ、複数の赤外線信号が
互いに干渉することを低減し、良好な受信状態を得るこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に用いられるLEDが
配置されている表示部の構成を説明する図である。
【図2】本発明の第一の実施形態のモニタシステムの概
要を説明する図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に用いられる端末の外
観斜視図である。
【図4】図1に示す表示部の変形例を示す図である。
【図5】第一の実施形態の応用例を説明する図である。
【図6】本発明の第二の実施形態である電照額縁の外観
及び構成を説明する図である。
【図7】第二の実施形態の応用例を説明する図である。
【図8】表示部の変形例を示す図である。
【図9】表示部の変形例を示す図である。
【図10】表示部の変形例を示す図である。
【図11】表示部の変形例を示す図である。
【図12】図10、図11に示す表示部の応用例を説明
する図である。
【図13】図1に示す表示部の変形例を示す図である。
【図14】図1に示す表示部の変形例を示す図である。
【図15】図1に示す表示部の変形例を示す図である。
【図16】図1に示す表示部の変形例を示す図である。
【図17】図1に示す表示部の変形例を示す図である。
【図18】図1に示す表示部の変形例を示す図である。
【図19】図1に示す表示部の変形例を示す図である。
【図20】図1に示す表示部の変形例を示す図である。
【図21】LEDを導光板の後方に配置する例を説明す
る図である。
【図22】LEDを導光板の後方に配置する例を説明す
る図である。
【図23】図1に示す導光板の両端に光源を配置した場
合の例を説明する図である。
【図24】図1に示す導光板の両端に光源を配置した場
合の例を説明する図である。
【図25】図1に示す導光板の両端に光源を配置した場
合の例を説明する図である。
【図26】図1に示す導光板の両端に光源を配置した場
合の例を説明する図である。
【図27】従来の赤外線輻射装置を用いた例えば博物館
におけるナレーション音声の送受信を摸式的に示す図で
ある。
【符号の説明】
1 光源 2 導光板 3、3a LED

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端縁に配置されている光源から出射され
    た光束の方向を変えて所定の方向に出射する導光板と、 前記導光板において前記光源が配置されている以外の端
    縁に配置され、前記導光板に対して赤外線を輻射する赤
    外線輻射素子とを備え、 該赤外線輻射素子から出射された赤外線の方向を、前記
    導光板により所定の方向に変えて出射するようにしたこ
    とを特徴とする赤外線輻射装置。
  2. 【請求項2】 前記赤外線輻射素子は前記導光板の端縁
    に形成されている嵌合溝にはめ込まれていることを特徴
    とする請求項1に記載の赤外線輻射装置。
  3. 【請求項3】 前記赤外線輻射素子は前記導光板の縁面
    に形成されている嵌合孔にはめ込まれていることを特徴
    とする請求項1に記載の赤外線輻射装置。
  4. 【請求項4】 光源と、 前記光源の後方に配置され前記光源から出射した光束を
    前方に反射する反射板と、 前記反射板上に配置され、この反射板の反射方向と同方
    向に赤外線を輻射する赤外線輻射素子と、 を備えて構成されていることを特徴とする赤外線輻射装
    置。
JP8020657A 1996-01-12 1996-01-12 赤外線輻射装置 Withdrawn JPH09200135A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437836B1 (ko) * 2001-12-29 2004-06-30 엘지.필립스 엘시디 주식회사 백라이트 유닛
JP2020034747A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 株式会社ジャパンディスプレイ 電子機器

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