JPH09199775A - 狭帯域レ−ザ装置 - Google Patents

狭帯域レ−ザ装置

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JPH09199775A
JPH09199775A JP940296A JP940296A JPH09199775A JP H09199775 A JPH09199775 A JP H09199775A JP 940296 A JP940296 A JP 940296A JP 940296 A JP940296 A JP 940296A JP H09199775 A JPH09199775 A JP H09199775A
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laser
mirror
laser light
reflection mirror
high reflection
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JP940296A
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Tatsuo Enami
龍雄 榎波
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は出力として有効に利用できるレ−
ザ光のスペクトル幅を狭くできるようにした狭帯域レ−
ザ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 レ−ザ管21と、レ−ザ管21で発生す
るレ−ザ光の光軸上でレ−ザ管の一端側に反射面を対面
させて配設された第1の高反射ミラ−23と、レ−ザ管
の他端側に配設され第1の高反射ミラ−で反射して進行
するレ−ザ光のビ−ム断面の一部に挿入して設けられレ
−ザ光の一部を分割し残りを出力させるプリズム24
と、プリズムで分割された一部のレ−ザ光を狭帯域化す
るエタロン25と、エタロンによって狭帯域化されたレ
−ザ光をプリズムを介してレ−ザ管へ戻すとともに、第
1の高反射ミラ−とで光共振器を形成する第2の高反射
ミラ−26とを具備し、第1の高反射ミラ−と第2の高
反射ミラ−との少なくとも一方は凸面ミラ−からなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレ−ザ光のスペク
トル幅を狭帯域化するための狭帯域レ−ザ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レ−ザ光を用いて露光を行う場合、サブ
ミクロンの微細パタ−ンを精度よく露光するために、た
とえばKrFエキシマ−レザから出力される短波長(24
8nm )のレ−ザ光を用いることが試みられている。
【0003】レ−ザ光の波長が短くなると、いろいろな
材料のレンズを組み合わせて色収差を補正することが難
しい。そこで、レ−ザ光のスペクトル幅を狭帯域化して
取り出し、露光精度の向上を計るようにしている。
【0004】図14に一般的な狭帯域レ−ザ装置を示
す。同図中1は軸方向両端に窓1a、1bが形成された
レ−ザ管である。このレ−ザ管1内にはNe(ネオ
ン)、F2(フッ素)、Kr(クリプトン)を所定の割
合で混合してなるガスレ−ザ媒質が充填されている。
【0005】上記レ−ザ管1内には上記軸方向と交差す
る上下方向に離間対向して一対の主電極2が配設されて
いる。これら主電極2には図示しない高圧電源が接続さ
れていて、この高圧電源により上記主電極2に電気エネ
ルギを供給してこれら主電極2間に主放電を点弧させる
ことにより、上記ガスレ−ザ媒質が励起されてレ−ザ光
Lが上記レ−ザ管1の軸方向に発生するようになってい
る。
【0006】上記レ−ザ管1の軸方向一端側には、レ−
ザ光Lを所定のスペクトル幅に狭帯域化する一対のエタ
ロン3およびこのエタロン3で狭帯域化されたレ−ザ光
Lを反射して上記レ−ザ管1へ戻す高反射ミラ−4が順
次配置されている。
【0007】上記レ−ザ管1の軸方向他端側には上記高
反射ミラ−4とで光共振器を形成する出力ミラ−5が配
置されている。この出力ミラ−5からは上記エタロン3
で狭帯域化されて上記高反射ミラ−4によってレ−ザ管
1に戻されることで増幅されたレ−ザ光Lが発振出力さ
れるようになっている。
【0008】上記構成の狭帯域レ−ザ装置においては、
レ−ザ管1で発生したレ−ザ光Lのほとんど全部がエタ
ロン3に入射して狭帯域化されるため、そのエタロン3
が早期に損傷するということがあるばかりか、出力とし
て有効に利用できるレ−ザ光Lの、上記レ−ザ管1内で
発生して上記エタロン3に入射するときの発散角度が比
較的大きくなるため、狭帯域化に限界が生じるというこ
とがあった。
【0009】エタロン3が早期に損傷するのを防止する
ために、特開平3−259583号公報に示される狭帯
域レ−ザ装置が提案されている。この先願の装置は、図
15に示すようにレ−ザ管1の軸方向一端側に第1の高
反射ミラ−11を配置し、他端側には窓1bから出射す
るレ−ザ光Lのビ−ム断面の一部にプリズム12を所定
の角度で挿入して設ける。
【0010】上記窓1bから出射されたレ−ザ光Lの一
部は上記プリズム12によって分割される。分割された
レ−ザ光Lの進行方向には一対のエタロン3と第2の高
反射ミラ−13とが順次配置されている。
【0011】上記プリズム12で分割されたレ−ザ光L
はエタロン3で狭帯域化され、上記第2の高反射ミラ−
13で反射し、再び上記エタロン3で狭帯域化されて上
記プリズム12を通ってレ−ザ管1へ戻り、ここで増幅
されて出力として取り出される。
【0012】このような構成によれば、エタロン3には
プリズム12で分割されたレ−ザ光Lの一部が入射する
ため、全部を入射させる場合に比べて上記エタロン3の
を高寿命化を計ることができる。
【0013】しかしながら、出力として有効に利用でき
るレ−ザ光Lの、上記レ−ザ管1内で発生して上記エタ
ロン3に入射するときの発散角度は図14に示す狭帯域
レ−ザ装置と同様、約0.5rad以上と比較的大きく
なることが避けられないため、やはりレ−ザ光Lの狭帯
域化に限界があった。
【0014】実験によれば、このような狭帯域レ−ザ装
置において得られるスペクトル幅は1.0pmであり、
加工できるパタ−ンは0.25μm程度であった。それ
以下の微細パタ−ンを精度よく加工するためには、露光
装置のレンズの開口数を大きくし、さらにレ−ザ光Lの
スペクトル幅を狭くする必要があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の狭
帯域レ−ザ装置においては、出力として有効に利用でき
るレ−ザ光がエタロン(狭帯域化手段)に入射するとき
の発散角度が大きくなるため、そのレ−ザ光のスペクト
ル幅を十分に小さくすることができないということがあ
った。
【0016】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的するところは、出力として有効に利用でき
るレ−ザ光が狭帯域化手段に入射するときの発散角度を
小さくすることで、スペクトル幅を十分に小さくできる
ようにした狭帯域化レ−ザ装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、レ−
ザ媒質を収容したレ−ザ管と、このレ−ザ管で発生する
レ−ザ光の光軸上で上記レ−ザ管の一端側に反射面を対
面させて配設された第1の高反射ミラ−と、上記レ−ザ
管の他端側に配設され上記第1の高反射ミラ−で反射し
て進行するレ−ザ光のビ−ム断面の一部に挿入して設け
られ上記レ−ザ光の一部を分割する分割手段と、この分
割手段で分割された一部のレ−ザ光を狭帯域化する狭帯
域化手段と、この狭帯域化手段への入射レ−ザ光の発散
角度を0.5mrad 未満にする光学素子と、上記狭帯域
化手段によって狭帯域化されたレ−ザ光を上記分割手段
を介して上記レ−ザ管へ戻すとともに、上記第1の高反
射ミラ−とで光共振器を形成する第2の高反射ミラ−と
を具備したことを特徴とする。
【0018】請求項2の発明は、レ−ザ媒質を収容した
レ−ザ管と、このレ−ザ管で発生するレ−ザ光の光軸上
で上記レ−ザ管の一端側に反射面を対面させて配設され
た第1の高反射ミラ−と、上記レ−ザ管の他端側に配設
され上記第1の高反射ミラ−で反射して進行するレ−ザ
光のビ−ム断面の一部に挿入して設けられ上記レ−ザ光
の一部を分割する分割手段と、この分割手段で分割され
た一部のレ−ザ光を狭帯域化する狭帯域化手段と、この
狭帯域化手段によって狭帯域化されたレ−ザ光を上記分
割手段を介して上記レ−ザ管へ戻すとともに、上記第1
の高反射ミラ−とで光共振器を形成する第2の高反射ミ
ラ−とを具備し、上記第1の高反射ミラ−と第2の高反
射ミラ−との少なくとも一方は凸面ミラ−からなること
を特徴とする狭帯域レ−ザ装置。
【0019】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記第1の高反射ミラ−と第2の高反射ミラ−との
一方は凸面ミラ−で、他方は平面ミラ−からなることを
特徴とする。
【0020】請求項4の発明は、請求項2の発明にい
て、上記第1の高反射ミラ−と第2の高反射ミラ−とは
凸面ミラ−からなることを特徴とする。請求項5の発明
は、請求項4の発明において、上記第1の高反射ミラ−
と第2の高反射ミラ−との曲率半径の絶対値を同じにし
たことを特徴とする。
【0021】請求項6の発明は、請求項2の発明におい
て、上記第1の高反射ミラ−と第2の高反射ミラ−との
どちらか一方は凸面ミラ−で、他方は凹面ミラ−からな
ることを特徴とする。
【0022】請求項7の発明は、レ−ザ媒質を収容した
レ−ザ管と、このレ−ザ管で発生するレ−ザ光の光軸上
で上記レ−ザ管の一端側に反射面を対面させて配設され
た第1の高反射ミラ−と、上記レ−ザ管の他端側に配設
され上記第1の高反射ミラ−で反射して進行するレ−ザ
光のビ−ム断面の一部に挿入して設けられ上記レ−ザ光
の一部を分割するとともに分割した一部のレ−ザ光を狭
帯域化する分割兼狭帯域化手段と、この分割兼狭帯域化
手段で分割されて狭帯域化されたレ−ザ光を上記分割兼
狭帯域化手段を介して上記レ−ザ管へ戻すとともに、上
記第1の高反射ミラ−とで光共振器を形成する第2の高
反射ミラ−とを具備し、上記第1の高反射ミラ−と第2
の高反射ミラ−との少なくとも一方は凸面ミラ−からな
ることを特徴とする。
【0023】請求項8の発明は、レ−ザ媒質を収容した
レ−ザ管と、このレ−ザ管で発生するレ−ザ光の光軸上
で上記レ−ザ管の一端側に反射面を対面させて配設され
た第1の高反射ミラ−と、上記レ−ザ管の他端側に配設
され上記第1の高反射ミラ−で反射して進行するレ−ザ
光のビ−ム断面の一部に挿入して設けられ上記レ−ザ光
の一部を分割する分割手段と、この分割手段で分割され
た一部のレ−ザ光を狭帯域化する狭帯域化手段と、この
狭帯域化手段によって狭帯域化されたレ−ザ光を上記分
割手段を介して上記レ−ザ管へ戻すとともに、上記第1
の高反射ミラ−とで光共振器を形成する第2の高反射ミ
ラ−と、上記分割手段と上記狭帯域化手段との間に設け
られ上記分割手段で分割された一部のレ−ザ光を平行に
して進行させるレンズとを具備したことを特徴とする。
【0024】請求項9の発明は、請求項3乃至請求項8
のいずれかに記載された発明において、凸面ミラ−の曲
率半径は5m以上、10m以下であることを特徴とす
る。請求項1乃至請求項7の発明によれば、出力として
有効に利用できるレ−ザ光の、狭帯域化手段に入射する
ときの発散角度を小さくできるため、出力として得られ
るレ−ザ光のスペクトル幅を従来に比べて狭帯域化する
ことができる。
【0025】請求項1乃至請求項6の発明では、高反射
ミラ−の少なくとも一方が凸面ミラ−であることによっ
て、出力として有効に利用できるレ−ザ光が上記凸面ミ
ラ−に入射する際の発散角度を小さくできる。
【0026】請求項7の発明では、分割手段で分割され
たレ−ザ光をレンズによって平行光線にして狭帯域化手
段に入射させるため、この狭帯域化手段へ入射するレ−
ザ光のビ−ムサイズを抑制してスペクトル幅を小さくで
きる。
【0027】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図3はこの発明の第1の実
施形態を示し、図1において21は軸方向両端に窓21
a、21bが設けられたレ−ザ管である。このレ−ザ管
21内にはNe(ネオン)、F2 (フッ素)、Kr(ク
リプトン)を所定の割合で混合してなるガスレ−ザ媒質
が充填されている。
【0028】上記レ−ザ管21内には上記軸方向と交差
する上下方向に離間対向して一対の主電極22が配設さ
れている。これら主電極22には図示しない高圧電源が
接続されていて、この高圧電源により上記主電極22に
電気エネルギを供給してこれら主電極22間に主放電を
点弧させることにより、上記ガスレ−ザ媒質が励起され
てレ−ザ光Lが上記レ−ザ管21の軸方向に発生するよ
うになっている。
【0029】上記レ−ザ管21の軸方向一端側の一方の
窓21aには第1の高反射ミラ−23が対向して配置さ
れ、他端側には窓21bから出射するレ−ザ光Lのビ−
ム断面の一部にプリズム24が所定の角度で挿入して設
けられている。
【0030】上記窓21bから出力されたレ−ザ光Lの
ビ−ム断面形状は図4に示すように幅寸法がaで、長さ
寸法がbの長方形状になっており、上記プリズム22は
上記レ−ザ光Lをビ−ム断面形状の長さ寸法がほぼaと
なるように分割する。つまり、上記プリズム24によっ
て分割されるビ−ムの断面形状はほぼ正方形となる。な
お、プリズム24によってレ−ザ光Lを分割する割合
は、そのビ−ム断面への挿入深さによって設定すること
ができる。
【0031】上記窓21bから出射されたレ−ザ光Lの
一部は上記プリズム24によって分割される。分割され
たレ−ザ光Lの進行方向には一対のエタロン25と第2
の高反射ミラ−26とが順次配置されている。この第2
の高反射ミラ−26は凸面ミラ−からなる。それによっ
て、後述するごとく、出力として有効に利用できるレ−
ザ光Lが凸面ミラ−からなる上記第2の高反射ミラ−2
6へ入射するときの発散角度を、上記第2の高反射ミラ
−26が平面ミラ−の場合に比べて小さくできる。
【0032】上記プリズム24で分割されたレ−ザ光L
はエタロン25で狭帯域化され、上記第2の高反射ミラ
−26で反射し、再び上記エタロン25で狭帯域化され
て上記プリズム24を通ってレ−ザ管21へ戻り、ここ
で増幅される。増幅されたレ−ザ光Lは出力として取り
出されるようになっている。
【0033】この発明のように第2の高反射ミラ−26
が凸面ミラ−の場合と、図15に示す従来の狭帯域レ−
ザ装置のように第2の高反射ミラ−13が平面ミラ−の
場合とでは、図2(a)、(b)に示すように、出力と
して有効に利用できるレ−ザ光Lのビ−ムサイズがとも
にAであるとすると、このビ−ムサイズAを得るための
ビ−ム発散角度Δθ1 、Δθ2 と、各エタロン25、3
へ入射するビ−ムサイズB1 、B2 は凸面ミラ−を用い
た場合の方が小さくなる。たとえば、凸面ミラ−の曲率
半径が15mのときには発散角度は約0.4rad、同
じく10mのときには約0.35rad,同じく5mの
ときには約0.3radとなる。つまり、Δθ1 <Δθ
2 となり、またB1 <B2 となる。
【0034】また、ビ−ムサイズのうち、先に示したb
について、b=20mmの場合には、ビ−ム端部での凸面
ミラ−の湾曲幅は各曲率半径について以下のようにな
る。15mの場合には3.3 ×10-6m、10mの場合に
は5.0 ×10-6m、5mの場合には1.0 ×10-5mであ
る。
【0035】一方、平面ミラ−として用いられる鏡の湾
曲は規格として以下のように定めてある。 (He−Neレ−ザの波長/4)=630/4 (nm)=1.6
×10-7(m) したがって、曲率半径15mの場合は湾曲幅が規格値の
20.6倍、同じく10mの場合は31.3倍、5mの場合は6
2.5倍となり、このような鏡は平面ミラ−とは言えな
い。すなわち、本発明で用いる凸面ミラ−は平面ミラ−
の歪みからでは得ることができないものである。
【0036】一般に、エタロンによって狭帯域化される
レ−ザ光Lのスペクトル幅は、エタロンの自由スペクト
ル間隔FSR(Free Spectral Range )とフィネスFと
によって固有に決定されるΔλe(=FSR/F)と、
エタロンへ入射するレ−ザ光Lのビ−ム発散角度Δθで
決定されるΔλdに依存する。Δλdは、屈折率n、エ
タロン板間の間隔t、入射角θ、透過次数m、およびビ
−ムの発散角度Δθから下記(1)式で求めることがで
きる。
【0037】
【数1】
【0038】図3(a)、(b)にはΔλeとΔλdで
決まるスペクトル幅の概念図を示す。同図(a)にはΔ
λd=0、つまり上記(1)式においてθが0の場合を
示すが、スペクトル幅はΔλeのみで決定される。それ
に対してθ≠0で、Δλd≠0の場合は、同図(b)に
示すようにスペクトル幅は中心波長の異なる複数のΔλ
eで決定される。したがって、θを小さくすること、お
よびエタロンへ入射するビ−ムサイズを小さくすること
で、スペクトル幅を狭くすることができる。
【0039】以上のことより、図2(a)に示すように
第2の高反射ミラ−26が凸面ミラ−の場合と、図2
(b)に示すように第2の高反射ミラ−13が平面ミラ
−の場合とを比較すると、出力として有効に利用できる
レ−ザ光Lのビ−ムサイズがともにAであるとすると、
このビ−ムサイズAを得るためのビ−ム発散角度Δ
θ1、Δθ2 は、上述したごとくΔθ1 <Δθ2 とな
る。
【0040】つまり、第2の高反射ミラ−26が凸面ミ
ラ−の場合、ビ−ム発散角度がΔθ1 よりも大きな角度
で上記第2の高反射ミラ−26に入射したレ−ザ光L´
は、図2(a)に鎖線で示すようにビ−ムサイズAより
も大きくなるから、有効に利用できる成分とはならな
い。
【0041】これに対して図2(b)に示すように第2
の高反射ミラ−13が平面であると、ビ−ム発散角度Δ
θ2 が図2(a)に示すΔθ1 の場合よりも大きくて
も、上記第2の高反射ミラ−13で反射したレ−ザ光L
は出力として有効に利用できる成分、つまりビ−ムサイ
ズAの範囲内となる。
【0042】したがって、この発明のように第2の高反
射ミラ−26を凸面ミラ−とすることで、平面ミラ−の
場合に比べて有効に利用できるビ−ムサイズとなるレ−
ザ光Lの発散角度、つまりエタロン25に入射するビ−
ムサイズB1 をB2 に比べてを小さくできるため、その
分、スペクトル幅を小さくすることができる。
【0043】上記第1の実施例では第2の高反射ミラ−
26を凸面ミラ−としたが、第1の高反射ミラ−23を
凸面ミラ−としてもよい。また、図5に示す第2の実施
形態のように第1の高反射ミラ−23と第2の高反射ミ
ラ−26との両方を凸面ミラ−としてもよい。この実施
形態において、第1の実施形態と同一部分−には同一記
号を付して説明を省略する。
【0044】図6はこの発明の第3の実施形態を示し、
この実施形態はレ−ザ光Lの一部を分割する分割手段と
して図1に示す第1の実施形態のプリズム24に代わり
平面反射ミラ−31が用いられている。
【0045】つまり、上記平面反射ミラ−31はレ−ザ
管21の窓21bから出射されるレ−ザ光Lのビ−ム断
面に一部を挿入して所定の傾斜角度で設けられている。
それによって、上記平面反射ミラ−31に入射したレ−
ザ光Lの一部はその反射面で反射して分割される。
【0046】上記平面反射ミラ−31で反射分割された
レ−ザ光Lの進行方向には一対のエタロン25および凸
面ミラ−からなる第2の高反射ミラ−26が順次配置さ
れている。それによって、上記平面反射ミラ−31で分
割されたレ−ザ光Lは上記エタロン25で狭帯域化さ
れ、上記第2の高反射ミラ−26で反射してレ−ザ管2
1へ戻る。
【0047】この第3の実施形態においても、第2の高
反射ミラ−26に凸面ミラ−を用いたことで、上記第1
の実施形態と同様、出力されて有効に利用できるレ−ザ
光Lのスペクトル幅を狭くすることができる。
【0048】図7はこの発明の第4の実施形態を示す。
この実施形態はレ−ザ管21の窓21bから出射される
レ−ザ光Lの光路には、このビ−ム断面の一部に回析格
子32が所定の傾斜角度で挿入して配設されている。
【0049】上記回析格子32に入射したレ−ザ光Lは
波長選択されて狭帯域化され、所定方向へ反射する。上
記回析格子32で反射したレ−ザ光Lの進行方向には1
つのエタロン33と凸面ミラ−からなる第2の高反射ミ
ラ−34とが順次配置されている。
【0050】上記回析格子32で分割および狭帯域化さ
れたレ−ザ光Lはエタロン33でさらに狭帯域化され
る。そして、上記第2の高反射ミラ−34および上記回
析格子32を反射してレ−ザ管21に戻され、ここで増
幅されて出力されるようになっている。なお、この実施
形態において、エタロン33がなくても、レ−ザ光Lを
狭帯域化する上で、なんら支障はない。
【0051】このような構成によれば、回析格子32が
レ−ザ管1からのレ−ザ光Lの一部を分割する分割手段
と、分割されたレ−ザ光Lを狭帯域化する狭帯域化手段
とを兼ねているから、これらの手段が別々の場合に比べ
て構成を簡略かすることができる。しかも、第2の高反
射ミラ−34に凸面ミラ−を用いたことで、上記第1の
実施形態と同様、有効に利用できるビ−ムサイズAのレ
−ザ光Lのスペクトル幅を小さくすることができる。
【0052】図8と図9はこの発明の第5の実施形態を
示す。この実施形態は第1の実施形態とほぼ同じである
が、第1の高反射ミラ−23Aに凹面ミラ−が用いられ
ているという点で相違している。
【0053】つまり、この実施形態の狭帯域レ−ザ装置
は第1の高反射ミラ−23Aと第2の高反射ミラ−34
とで不安定型光共振器を形成している。不安定型光共振
器であっても、第1の高反射ミラ−23Aには凹面ミラ
−を用い、第2の高反射ミラ−26には凸面ミラ−を用
いることにより、エタロン25に入射するレ−ザ光Lの
ビ−ム発散角度を十分に小さくすることができる。すな
わち、レ−ザ光Lは平行光となっているので、Δθ=0
となる。よって、上記(1)式によりΔλ=0となる。
これは図3(a)に示される状態である。故に、出力と
して有効に利用できるレ−ザ光Lのスペクトル幅を狭帯
域化できるのである。
【0054】上記第1の高反射ミラ−23Aの曲率半径
をR1 、上記第2の高反射ミラ−34の曲率半径をR2
とすると、これらは曲率半径の絶対値が同じ値になるよ
う設定される。曲率半径の絶対値が同じであると、図9
に示すように不安定型光共振器の第1の高反射ミラ−2
3Aと上記第2の高反射ミラ−26との間を往復するレ
−ザ光Lの出力パワ−が低下するのを最小に抑制するこ
とができる。このことは後述する測定結果から明らかで
ある。
【0055】なお、この第5の実施形態において、第1
の高反射ミラ−23Aに凸面ミラ−、第2の高反射ミラ
−26に凹面ミラ−を用いるようにしても同じである。
図10と図11はこの発明の第6の実施形態を示す。こ
の実施形態は第1の実施形態に比べて第1の高反射ミラ
−23だけでなく、第2の高反射ミラ−26Aも平面ミ
ラ−であるという点、およびプリズム24とエタロン2
5との間には上記プリズム24で分割された一部のレ−
ザ光Lを平行光線として上記エタロン25に入射させる
レンズ35が設けられているという点で相違している。
【0056】このように、プリズム24とエタロン25
との間にレンズ35を設けることで、図11に示すよう
に上記レンズ35に所定の発散角度θ3 で入射したレ−
ザ光Lは平行光線となって上記エタロン25を通過す
る。そのため、エタロン25に入射するレ−ザ光Lの発
散角度θ3 を小さくできるから、出力として有効に利用
できるレ−ザ光Lのスペクトル幅を狭帯域化することが
できる。
【0057】図12(a)〜(e)はこの発明の狭帯域
レ−ザ装置と、従来の狭帯域レ−ザ装置を用いてレ−ザ
光Lを狭帯域化した場合のスペクトル幅の測定結果を示
す。ここで、レ−ザ光Lの大きさは先に示したa=4〜
5mm、b=20mmの場合で測定をした。
【0058】図12(a)は一対の高反射ミラ−の一方
を曲率半径10mmの凸面ミラ−、他方を平面ミラ−とし
た場合で、この場合のスペクトル幅は0.83pmであ
った。
【0059】図12(b)は一対の高反射ミラ−の一方
を凸面ミラ−、他方を凹面ミラ−とし、それぞれの曲率
半径を10m、−10mとした場合で、この場合のスペ
クトル幅は0.72pmであった。
【0060】図12(c)は一対の高反射ミラ−の両方
を曲率半径が10mの凸面ミラ−とした場合で、この場
合のスペクトル幅は0.75〜0.80pmであった。
図12(d)は一対の高反射ミラ−の両方が平面ミラ−
である、従来の狭帯域レ−ザ装置の場合で、その場合の
スペクトル幅は1.13pmであった。
【0061】図12(e)は一対の高反射ミラ−の一方
は平面ミラ−、他方は曲率半径−10mmの凹面ミラ−
で、この発明の範囲以外の場合で、この場合のスペクト
ル幅は1.61pmであった。
【0062】以上のことから、一対の高反射ミラ−の少
なくとも一方を凸面ミラ−とする、この発明の狭帯域レ
−ザ装置によれば、一対の高反射ミラ−に平面ミラ−を
用いる従来の狭帯域レ−ザ装置に比べ、出力として取り
出されるレ−ザ光のスペクトル幅を狭くできることが確
認された。
【0063】ここで、凸面ミラ−の曲率半径を10mと
したのは、平面ミラ−と平面ミラ−との組合わせにおい
て、平面ミラ−の片方を曲率半径15m、10m、5m
の凸面ミラ−に取り替えていって測定した際に、10m
で得られたデ−タが最も有効だったからである。すなわ
ち、平面から曲率半径15m、10m、5mへと順次推
移するにしたがってスペクトル幅は狭くなっていった
が、それととともに出力も低下した。故に、曲率半径5
mでの測定値では十分な出力が得られなかったので、十
分な出力を持ち、スペクトル幅も狭められている曲率半
径10mでの測定値を採用した。
【0064】図13はこの発明の狭帯域レ−ザ装置と、
従来の狭帯域レ−ザ装置との出力を測定したグラフであ
る。図中曲線X、Yはこの発明の構成を適用した狭帯域
レ−ザ装置で、曲線Xは、一方の高反射ミラ−に曲率半
径が−10mの凹面ミラ−が用いられ、他方の高反射ミ
ラ−に曲率半径が10mの凸面ミラ−が用いられてい
て、図12(b)に示すように0.72pmのスペクト
ル幅が得られる場合である。この場合、パルス繰り返し
数が600ppsのときに、8.1Wの出力が得られ
た。
【0065】曲線Yは、一方の高反射ミラ−に曲率半径
が−10mの凹面ミラ−を用い、他方の高反射ミラ−に
曲率半径が5mの凸面ミラ−が用いた場合で、この場合
に得られるスペクトル幅は0.65pmと狭くなるもの
の、パルス繰り返し数が600ppsのときの出力は
5.7Wとなり、曲線Xの場合に比べて出力が低下す
る。
【0066】つまり、上述したごとく、図8と図9に示
す第5の実施形態で説明したように、一対の高反射ミラ
−の一方に凹面ミラ−、他方に凸面ミラ−を用いる場合
には、これらの曲率の絶対値を同じにすることで、出力
低下を招くことなくレ−ザ光Lを狭帯域化できることが
分かる。
【0067】なお、この測定では、凹面ミラ−を曲率半
径−10mで固定し、もう一方を平面ミラ−から曲率半
径15m、10m,5mの凸面ミラ−に取り替えていっ
た。その際、凸面ミラ−が曲率半径5mの場合が上述し
た通り、最も狭帯域化がなされた。しかし、出力が減少
したので、曲率半径10mでの測定値を採用した。
【0068】したがって、凹面ミラ−を曲率半径−5m
で、凸面ミラ−を曲率半径10mとした場合には、高出
力を保ったまま狭帯域化が計れると予想される。曲線Z
は、図12(d)に示すように1.13pmのスペクト
ル幅が得られる、一対の高反射ミラ−がともに平面ミラ
−の場合で、その場合、パルス繰り返し数が600pp
sのときに、8.0Wの出力であった。
【0069】以上のことから、一対の高反射ミラ−の一
方を凹面ミラ−、他方を凸面ミラ−とするとともに、こ
れらミラ−の曲率半径の絶対値を同じにすることで、一
対の高反射ミラ−が平面ミラ−の、従来の狭帯域レ−ザ
装置の場合に比べて出力低下を招くことなく、スペクト
ル幅を狭帯域化できることが確認された。
【0070】なお、上記の実施形態においては、発散角
度を小さくする光学素子として凸面ミラ−、レンズを例
としたが、同様の作用を持つ他の光学素子を用いてもな
んら差支えない。つまり、本発明の目的とするところは
発散角度を小さくし、狭帯域化を促進することにあるか
らである。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至請求項
7の発明によれば、一対の高反射ミラ−の少なくとも一
方を凸面ミラ−としたことで、出力として有効に利用で
きるレ−ザ光が狭帯域化手段に入射するときの発散角度
を小さくできるから、出力として得られるレ−ザ光のス
ペクトル幅を従来に比べて狭帯域化することができる。
【0072】請求項4の発明によれば、一対の高反射ミ
ラ−を凸面ミラ−とするとともに、これらの曲率半径の
絶対値を同じにしたことで、高反射ミラ−に平面ミラ−
が用いられた従来に比べて出力の低下を招くということ
もない。
【0073】請求項7の発明によれば、分割手段と狭帯
域化手段とが兼用であるから、部品点数の減少を計るこ
とができる。請求項8の発明では、分割手段で分割され
たレ−ザ光をレンズによって平行光線にして狭帯域化手
段に入射させるため、出力として有効に利用できるレ−
ザ光が狭帯域化手段へ入射するときの発散角度を抑制で
きる。そのため、この場合も出力として得られるレ−ザ
光のスペクトル幅を従来に比べて狭帯域化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の狭帯域レ−ザ装置
を示す構成図。
【図2】(a)は同じく高反射ミラ−の一方に凸面ミラ
−を用いた場合の出力として有効に利用できるビ−ムサ
イズと上記凸面ミラ−に入射するレ−ザ光の発散角度と
の関係の説明図、(b)は従来の平面ミラ−を用いた場
合の出力として有効に利用できるビ−ムサイズと上記平
面ミラ−に入射するレ−ザ光の発散角度との関係の説明
図。
【図3】(a)は自由スペクトル間隔(FSR)とフィ
ネス(F)とによって決定されるスペクトル幅Δλeの
説明図、(b)はエタロンに入射するレ−ザ光のビ−ム
発散角度によって決定されるスペクトル幅Δλdの説明
図。
【図4】同じくプリズムによって分割されるレ−ザ光の
ビ−ム断面の説明図。
【図5】この発明の第2の実施形態を示す一対の高反射
ミラ−が凸面ミラ−の場合の狭帯域レ−ザ装置の構成
図。
【図6】この発明の第3の実施形態を示す分割手段に平
面反射ミラ−を用いた場合の狭帯域レ−ザ装置の構成
図。
【図7】この発明の第4の実施形態を示す分割手段と狭
帯域化手段とを兼用する回析格子を用いた場合の狭帯域
レ−ザ装置の構成図。
【図8】この発明の第5の実施形態を示す一対の高反射
ミラ−の一方に凸面ミラ−、他方に凹面ミラ−を用いた
狭帯域レ−ザ装置の構成図。
【図9】同じくその場合のエタロンに入射するレ−ザ光
の説明図。
【図10】この発明の第6の実施形態を示すプリズムと
エタロンとの間にレンズを設けた狭帯域レ−ザ装置の構
成図。
【図11】同じくその場合のエタロンに入射するレ−ザ
光の説明図。
【図12】(a)〜(e)は一対の高反射ミラ−の形状
と、そのときに得られるレ−ザ光のスペクトル幅との関
係を示すグラフ。
【図13】一対の高反射ミラ−の形状と、そのときに得
られるレ−ザ光の出力との関係を示すグラフ。
【図14】従来の狭帯域レ−ザ装置の構成図。
【図15】他の従来の狭帯域レ−ザ装置の構成図。
【符号の説明】
21…レ−ザ管、23…第1の高反射ミラ−、24…プ
リズム(分割手段)、25…エタロン(狭帯域化化手
段)、26…第2の高反射ミラ−、31…平面反射ミラ
−(分割手段)、32…回析格子(分割兼狭帯域化手
段)、35…レンズ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レ−ザ媒質を収容したレ−ザ管と、 このレ−ザ管で発生するレ−ザ光の光軸上で上記レ−ザ
    管の一端側に反射面を対面させて配設された第1の高反
    射ミラ−と、 上記レ−ザ管の他端側に配設され上記第1の高反射ミラ
    −で反射して進行するレ−ザ光のビ−ム断面の一部に挿
    入して設けられ上記レ−ザ光の一部を分割する分割手段
    と、 この分割手段で分割された一部のレ−ザ光を狭帯域化す
    る狭帯域化手段と、 この狭帯域化手段への入射レ−ザ光の発散角度を0.5
    mrad 未満にする光学素子と、 上記狭帯域化手段によって狭帯域化されたレ−ザ光を上
    記分割手段を介して上記レ−ザ管へ戻すとともに、上記
    第1の高反射ミラ−とで光共振器を形成する第2の高反
    射ミラ−とを具備したことを特徴とする狭帯域レ−ザ装
    置。
  2. 【請求項2】 レ−ザ媒質を収容したレ−ザ管と、 このレ−ザ管で発生するレ−ザ光の光軸上で上記レ−ザ
    管の一端側に反射面を対面させて配設された第1の高反
    射ミラ−と、 上記レ−ザ管の他端側に配設され上記第1の高反射ミラ
    −で反射して進行するレ−ザ光のビ−ム断面の一部に挿
    入して設けられ上記レ−ザ光の一部を分割し残りを出力
    させる分割手段と、 この分割手段で分割された一部のレ−ザ光を狭帯域化す
    る狭帯域化手段と、 この狭帯域化手段によって狭帯域化されたレ−ザ光を上
    記分割手段を介して上記レ−ザ管へ戻すとともに、上記
    第1の高反射ミラ−とで光共振器を形成する第2の高反
    射ミラ−とを具備し、 上記第1の高反射ミラ−と第2の高反射ミラ−との少な
    くとも一方は凸面ミラ−からなることを特徴とする狭帯
    域レ−ザ装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の高反射ミラ−と第2の高反射
    ミラ−との一方は凸面ミラ−で、他方は平面ミラ−から
    なることを特徴とする請求項2記載の狭帯域レ−ザ装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1の高反射ミラ−と第2の高反射
    ミラ−とは凸面ミラ−からなることを特徴とする請求項
    2記載の狭帯域レ−ザ装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の高反射ミラ−と第2の高反射
    ミラ−との曲率半径の絶対値を同じにしたことを特徴と
    する請求項4記載の狭帯域レ−ザ装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の高反射ミラ−と第2の高反射
    ミラ−とのどちらか一方は凸面ミラ−で、他方は凹面ミ
    ラ−からなることを特徴とする請求項2記載の狭帯域レ
    −ザ装置。
  7. 【請求項7】 レ−ザ媒質を収容したレ−ザ管と、 このレ−ザ管で発生するレ−ザ光の光軸上で上記レ−ザ
    管の一端側に反射面を対面させて配設された第1の高反
    射ミラ−と、 上記レ−ザ管の他端側に配設され上記第1の高反射ミラ
    −で反射して進行するレ−ザ光のビ−ム断面の一部に挿
    入して設けられ上記レ−ザ光の一部を分割し残りを出力
    させるとともに分割した一部のレ−ザ光を狭帯域化する
    分割兼狭帯域化手段と、 この分割兼狭帯域化手段で分割されて狭帯域化されたレ
    −ザ光を上記分割兼狭帯域化手段を介して上記レ−ザ管
    へ戻すとともに、上記第1の高反射ミラ−とで光共振器
    を形成する第2の高反射ミラ−とを具備し、 上記第1の高反射ミラ−と第2の高反射ミラ−との少な
    くとも一方は凸面ミラ−からなることを特徴とする狭帯
    域レ−ザ装置。
  8. 【請求項8】 レ−ザ媒質を収容したレ−ザ管と、 このレ−ザ管で発生するレ−ザ光の光軸上で上記レ−ザ
    管の一端側に反射面を対面させて配設された第1の高反
    射ミラ−と、 上記レ−ザ管の他端側に配設され上記第1の高反射ミラ
    −で反射して進行するレ−ザ光のビ−ム断面の一部に挿
    入して設けられ上記レ−ザ光の一部を分割し残りを出力
    させる分割手段と、 この分割手段で分割された一部のレ−ザ光を狭帯域化す
    る狭帯域化手段と、 この狭帯域化手段によって狭帯域化されたレ−ザ光を上
    記分割手段を介して上記レ−ザ管へ戻すとともに、上記
    第1の高反射ミラ−とで光共振器を形成する第2の高反
    射ミラ−と、 上記分割手段と上記狭帯域化手段との間に設けられ上記
    分割手段で分割された一部のレ−ザ光を平行にして進行
    させるレンズとを具備したことを特徴とする狭帯域レ−
    ザ装置。
  9. 【請求項9】 凸面ミラ−の曲率半径は5m以上、10
    m以下であることを特徴とする請求項3乃至請求項8の
    いずれかに記載された狭帯域レ−ザ装置。
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