JPH09198311A - キャッシュメモリ回路および動作方法 - Google Patents

キャッシュメモリ回路および動作方法

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JPH09198311A
JPH09198311A JP8273744A JP27374496A JPH09198311A JP H09198311 A JPH09198311 A JP H09198311A JP 8273744 A JP8273744 A JP 8273744A JP 27374496 A JP27374496 A JP 27374496A JP H09198311 A JPH09198311 A JP H09198311A
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    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/0802Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches
    • G06F12/0844Multiple simultaneous or quasi-simultaneous cache accessing
    • G06F12/0855Overlapped cache accessing, e.g. pipeline
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 独立したリードバスおよびライトバスを有す
るキャッシュメモリ回路を得る。 【解決手段】 所与のキャッシュローが選択されると、
リードバス90およびライトバス98を使用してキャッ
シュロー内の異なるワード(W#0,W#1,W#2,
W#3)に同時にリードおよびライト動作を生じること
ができる。この構成を有するキャッシュメモリ回路38
は書き戻しキャッシュとして使用するのに特に適してい
る。キャッシュミスが生じてキャッシュローを置換する
必要が生じると、アクセスを試みたことでキャッシュミ
スをトリガーしたものから開始してワードが置換され昇
ベキアドレス順で進行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理の分野に
関する。特に、本発明は代表的には命令語やデータ語の
短期、高速記憶を行うのに使用されるキャッシュメモリ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】添付図の図1にキャッシュメモリ回路を
利用したデータ処理システムを示す。集積回路2はとり
わけ中央処理装置コア4、キャッシュメモリ回路6およ
びライトバッフアー8を具備して形成される。集積回路
2はシステムの大部分の記憶容量を提供するランダムア
クセスメモリ10に接続されている。
【0003】動作に関して、中央処理装置コア4が要求
すると、被処理命令もしくはデータを表すワードがラン
ダムアクセスメモリ10から読み出されてキャッシュメ
モリ回路6に記憶される。次に、中央処理装置コア4が
これらのワードの1つにアクセスする必要がある場合に
は、最初にそれがキャッシュメモリ回路6内に存在する
かどうかをチェックする。ワードが存在すれば、ランダ
ムアクセスメモリ10への低速オフチップアクセスに頼
ることなくこのオンチップキャッシュメモリ回路6から
高速でアクセスすることができる。どのワードをキャッ
シュメモリ回路6内に保持すべきであるかおよび(処理
することができる)キャッシュメモリ回路6に記憶され
たワードとランダムアクセスメモリ10に記憶された対
応するワードとの間でどのような無矛盾性を維持すべき
であるかについてはさまざまな方法がある。無矛盾性を
維持する1つの方法では、キャッシュメモリ回路はいわ
ゆる“書き戻し”として構成される。
【0004】このような構造の動作において、中央処理
装置コア4が特定のワードへアクセスしたい場合には、
キャッシュメモリ回路6内でこのワードがそこに記憶さ
れているかどうかを確認するチェックがなされる。キャ
ッシュメモリ回路6にワードが記憶されておれば、キャ
ッシュヒットが生じている。キャッシュヒットに続い
て、そのワードに対する高速リードもしくはライトを行
うことができる。ワードに対するライト動作を行う場合
には、このステージにおいてこのライト動作をランダム
アクセスメモリ10に記憶された対応するワードに対し
ては行わないことが重要である。したがって、ランダム
アクセスメモリ10に記憶されたそのワードのインスタ
ンスは古くなって無効となる。
【0005】ランダムアクセスメモリ10内の古くなっ
たワードの更新が行われるのはキャッシュメモリ回路6
内の対応するワードが高速アクセスを行うのにより望ま
しい他のワードへ道を譲るために置換されている時であ
る。キャッシュメモリ回路6に記憶されているワードは
このように置換されると、ランダムアクセスメモリ10
へ書き戻されてその中に記憶されたワードのインスタン
スが更新される。図2にこのプロセスの詳細を示す。
【0006】ステップ12において、キャッシュミスが
生じると、書き戻しプロセスに入る。第1ステージはス
テップ14において置換すべきキャッシュローを識別す
ることである。どのキャッシュローを置換すべきか(代
表的にキャッシュはロー構成とされ、各キャッシュロー
が複数のワードを記憶している)を確認するのにさまざ
まな方法を利用することができる。一般的な方法は最も
最近アクセス(使用)されたキャッシュローと置換する
ことである。
【0007】キャッシュローのいわゆる“ダーティフラ
グ(dirty flag)”はそこに記憶されている
任意のワードがランダムアクセスメモリ10から読み出
されて以来変化しているかどうかを示す。ダーティフラ
グがセットされておれば、ステップ16から22におい
て現在選択されたキャッシュローに記憶されている4つ
のワードが集積回路2の連続クロックサイクル(fcl
k)中にライトバッファー8へ書き込まれる。図2の例
はこのような変化が生じているものと仮定している。
【0008】古いワードが後でランダムアクセスメモリ
10へ記憶し戻すためにライトバッファー8へ安全に書
き込まれると、ステップ24において集積回路2のクロ
ック信号はランダムアクセスメモリ10を駆動する外部
の低速メモリクロック信号(mclk)と同期化され
る。クロック信号のこの切り替えは早期に行うこともで
きるが、できるだけ長く高速クロック信号(fclk)
を使用し続けることが最善であるためそれによって全体
動作がスローダウンしてしまう。
【0009】ステップ26,28,30および32にお
いて、連続外部クロックサイクルで新しいワードがラン
ダムアクセスメモリ10からキャッシュローへ読み込ま
れる。
【0010】図2から古いワードの書き戻しおよび新し
いワードの読込みは(4xfclk)+(4xmcl
k)を越えて行われることが判る。キャッシュローのワ
ードの書き戻しおよび読込みはキャッシュメモリ回路6
内のキャッシュコントロール論理34により制御され
る。この例はmclk信号とは異なる高速のfclk信
号を仮定している。これらの信号は同じでもよい。
【0011】図3に図2のプロセスを示す。上の4つの
図は選択されたキャッシュローからライトバッファーへ
の連続ワードの保存を示している。下の4つの図はラン
ダムアクセスメモリ10からの4つの連続ワードの連続
読出しを示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】キャッシュの性能はそ
れが組み込まれているデータ処理システムの全体性能に
大きなインパクトを及ぼす。キャッシュの性能(例えば
その動作速度)を改善する対策をとることが非常に有利
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】1つの局面から見て、本
発明によりキャッシュメモリ回路が提供され、それは、
(i) 各々が複数のワードを記憶する複数のキャッシ
ュローと、(ii) 前記複数のキャッシュローに接続
されて前記キャッシュメモリ回路からワードを読み出す
リードバスと、(iii) 前記複数のキャッシュロー
に接続されて前記キャッシュメモリ回路へワードを書き
込むライトバスと、(iv) 前記複数のキャッシュロ
ーの中の1つをアクティブキャッシュローとして選択す
るローセレクタと、(v) 前記アクティブキャッシュ
ローから第1のワードを選択してリードバスへの出力ワ
ードを発生するリードマルチプレクサと、(vi) 前
記第1のワードとは異なる第2のワードを前記アクティ
ブキャッシュローから選択してライトバスからの入力ワ
ードを受信するライトマルチプレクサと、(vii)
前記リードマルチプレクサおよび前記ライトマルチプレ
クサを制御して前記アクティブローから前記ライトバス
を介して前記第2のワードが書き込まれるのと同時に前
記アクティブローから前記リードバスを介して前記第1
のワードを読み出すことができるようにするマルチプレ
クサコントローラとを具備している。
【0014】キャッシュロー内のワードに対して適切に
多重化される独立したリードバスおよび独立したライト
バスを設けることによりキャッシュローを置換する速度
を増大することができるキャッシュメモリ回路が本発明
により提供される。このようにして、所与の処理サイク
ルにおいて、キャッシュロー内の異なるワードについて
リード動作およびライト動作の両方を行うことができ
る。したがって、キャッシュの動作速度が改善される。
【0015】独立したリードバスおよびライトバスを有
するキャッシュメモリ回路はさまざまな構成で有利に使
用することができる。しかしながら、前記キャッシュメ
モリ回路がそれをメインメモリへの書き戻しキャッシュ
として作動させるキャッシュコントロール論理を含んで
いるような実施例に本発明は特に適している。
【0016】書き戻しキャッシュとして動作する場合に
は、キャッシュローの内容を置換したい時に複数のライ
ト動作および複数のリード動作を実施しなければならな
い。このような動作を少なくとも一部並列に実施する能
力によりキャッシュローの内容を置換するための全体時
間が短縮されキャッシュ性能が改善される。
【0017】キャッシュローの内容の置換をトリガーす
ることができる方法はさまざまである。しかしながら、
特定ワードへのアクセスに対してキャッシュミスが生じ
ると、それにトリガーされてキャッシュロー内に記憶さ
れた複数の古いワードが前記特定ワードを含む前記メイ
ンメモリからの複数の新しいワードと置換されるような
実施例に本発明は特に有用である。
【0018】このような状況では特定ワードはシステム
の残りにより出来るだけ早く必要とされしかも特定ワー
ドを含むワードにより置換される前にキャッシュローの
現在の内容を正しく保存するのに十分な時間がなければ
ならない。
【0019】実施例では、前記キャッシュミスに続く最
初のステップにおいて、前記特定ワードと置換される前
記キャッシュローに記憶された前記古いワードは前記リ
ードバスを介して前記キャッシュローから読み出されて
前記メインメモリに記憶される。
【0020】キャッシュロー内の古いワードが置換され
る前に保存される順序は任意のコースに従うことができ
るが、キャッシュミスを生じる特定ワードに対応するワ
ードを最初に保存するのが有利である。このようにし
て、フェッチされる特定ワードに対するスペースがキャ
ッシュメモリ回路内に作られしたがって、中央処理装置
コア等の、システムが出来るだけ早く利用することがで
きしかもそれと並列にキャッシュメモリ回路へ供給され
る。
【0021】古いキャッシュワードを保存する1つのラ
イト動作が行われる初期サイクルに続いて、次のサイク
ルでは前記キャッシュミスに続くステップにおいて、前
記メインメモリに記憶するために前記キャッシュローか
ら既に読み出されている置換すべき古いワードはまだそ
うされていないもう1つの古いワードが前記メインメモ
リへ記憶するために前記リードバスを介して前記キャッ
シュローから読み出されるのと同時に前記ライトバスを
介して書き込まれる前記メインメモリからの新しいワー
ドと置換されることが好ましい。
【0022】このようにして、古いワードの保存と新し
いワードのフェッチングは同時進行させてキャッシュロ
ーを置換する全体時間を短縮することができる。
【0023】容認出来る性能で制御論理を単純化する代
替策としてキャッシュローの置換は一端から他端へ進む
ように行ってキャッシュローから読み出される最初のワ
ードを最初に置換し以下同様とすることができる。
【0024】新しいワードが前記メインメモリから読み
出される間に古いワードが前記キャッシュメモリ回路か
ら前記メインメモリへ戻されるライトバッファーもシス
テムに含めると有利であることが判っている。
【0025】ライトバッファーを設けることにより1つ
のアクセスパス(バス)しかないメインメモリにより本
発明の性能利得を達成することができる。本発明のキャ
ッシュメモリ回路はワードを同時に読み出しかつ書込む
ことができまたライトバッファーを設けることによりメ
モリは中間でライト要求が完了するのを待つことなく任
意所与のサイクルに1回アクセスするだけで全てのリー
ド要求を出来るだけ迅速に満たすことができる。
【0026】本発明のキャッシュメモリ回路は、恐らく
は個別部品により、独立に形成することができるが、中
央処理装置コアと一緒に集積回路上に形成するという性
能上の最大利点を得ることが極めて望ましい。
【0027】もう1つの局面から見て、本発明によりキ
ャッシュメモリ回路の動作方法が提供され、それは、
(i) 複数のキャッシュローの各々に複数のワードを
記憶するステップと、(ii) 前記複数のキャッシュ
ローに接続されたリードバスを介して前記キャッシュメ
モリ回路からワードを読み出すステップと、(iii)
前記複数のキャッシュローに接続されたライトバスを
介して前記キャッシュメモリ回路へワードを書き込むス
テップと、(iv) ローセレクタにより前記複数のキ
ャッシュローの中の1つをアクティブキャッシュローと
して選択するステップと、(v) リードマルチプレク
サにより前記アクティブキャッシュローから第1のワー
ドを選択してリードバスへの出力ワードを発生するステ
ップと、(vi) ライトマルチプレクサにより前記ア
クティブキャッシュローから、前記第1のワードとは異
なる、第2のワードを選択してライトバスから入力ワー
ドを受信するステップと、(vii) マルチプレクサ
コントローラにより前記リードマルチプレクサおよび前
記ライトマルチプレクサを制御して前記アクティブロー
からの前記第2のワードが前記ライトバスを介して書き
込まれるのと同時に前記アクティブローからの前記第1
のワードを前記リードバスを介して読み出すことができ
るようにするステップとからなっている。
【0028】
【発明の実施の形態】図4に中央処理装置コア36、キ
ャッシュメモリ回路38、ライトバッファー40および
マルチプレクサ42を内蔵する集積回路34を示す。ラ
ンダムアクセスメモリ44が集積回路34のさまざまな
構成要素にマルチプレクサ42を介して接続されてい
る。
【0029】図5はキャッシュローを置換する場合の図
4のシステムの動作ステップを示す。ステップ46にお
いて、キャッシュミスが検出される。ステップ48にお
いて、公知の1つのロー置換方法に従って置換すべきキ
ャッシュローが識別される。ステップ50において、第
1位置からの古いワード(W#0,この場合キャッシュ
ミスを生じる特定ワード)がリードバスを介してキャッ
シュメモリ回路38から読み出されてライトバッファー
40に記憶される。この動作は集積回路32の1高速ク
ロックサイクル(fclk)を要する。
【0030】ステップ52において、集積回路32はそ
のクロック信号を変えてランダムアクセスメモリ44の
クロック信号(mclk)と同期化させる。
【0031】この同期化に続く3つのステップ54,5
6,58において、前のステージで保存されたワードが
ライトバスを介して書き込まれる間に次に高いアドレス
の古いワードがライトバッファー40に保存されランダ
ムアクセスメモリ44から取り出した新しいワードがマ
ルチプレクサ42へ通される。マルチプレクサ42およ
びキャッシュメモリ回路38の制御はキャッシュコント
ロール論理62により処理される。
【0032】最終ステージ60において、古いワードは
全てライトバッファー40に保存されておりランダムア
クセスメモリ44からキャッシュローへ書き込む必要が
あるのは最後の新しいワードだけである。
【0033】この例では、ワードは保存され次に#0,
#1,#2および#3の順に書き込まれるのがお判りと
思われる。これはランダムアクセスメモリ内の昇ベキア
ドレス順である。代表的にそうであるように、特定ワー
ドがキャッシュロー内の中途で生じている場合には、保
存およびライト動作が行われる順序はこの特定ワードで
開始する昇ベキアドレス順となりキャッシュローの終
り、すなわち#3、に達した時にキャッシュローの始
め、すなわち#0、に重なる。また、常に#0で開始し
て#3まで進むような置換を行うこともできる。
【0034】キャッシュコントロール論理62は特定ワ
ードのアドレスに応答してキャッシュロー置換をトリガ
ーし古いワードの保存および新しいワードの読み出しシ
ーケンスを前記した順序に従うように制御する。
【0035】図5のステップのリードおよびライト動作
を図6に示す。
【0036】ステップAにおいて、最初の古いワードW
#0がライトバッファー40に保存される。次のステッ
プBにおいて、次の古いワードW#1がライトバッファ
ー40に保存されるのと同時にランダムアクセスメモリ
から新しいワードW#0が読み出される。キャッシュロ
ーに沿った昇ベキ順でステップCおよびDが同様に進行
する。ステップEでは、ランダムアクセスメモリ44か
らキャッシュローへ最後のワードを書き込むだけでよ
い。ステップBからEは4mclkサイクルかかるがス
テップAは1fclkサイクルしかかからないことをお
判り願いたい。図5の動作にかかる時間を図2の動作に
かかる時間と比較すると、キャッシュローを置換するの
にかかる時間はおよそ3xfclkだけ短縮される。キ
ャッシュローが広い(すなわち、より多くのワードを含
む)場合には、時間の節減は一層大きくなる。
【0037】図4のキャッシュメモリ回路38をより詳
細に図7に示す。キャッシュメモリ回路38は複数のキ
ャッシュロー64,66,68,70を含み、そのいく
つかが図示されている。各キャッシュロー64,66,
68,70は、各々が複数ビットからなる、複数のワー
ドを含んでいる。1ビットの記憶セルをボックス72内
に示す。記憶セルは2つの絶縁トランジスタ78,80
と共に2つのインバータ74,76を含んでいる。ロー
セレクタ回路82はアクセスされるワードに指定された
アドレスに応答して1本のロー選択線84を使用しキャ
ッシュローの1つをオンとしてそのキャッシュローの絶
縁トランジスタ78,80をオンとし他のキャッシュロ
ーの絶縁トランジスタ78,80は全てオフのままとさ
れる。
【0038】所与のキャッシュローが選択されると、そ
れが記憶しているビットは強制的にビット線86に与え
られビットの補数は強制的にビット線88に与えられ
る。
【0039】リードバス90にはビット線86,88上
の信号値から特定の各ビットが認識される速度を加速す
る各センス増幅器92,94の出力が与えられる。適切
に多重化すれば、1組のセンス増幅器により置換される
キャッシュロー内の全てのワードに対処することができ
る。リードバス90のワード選択線はゲート96と一緒
に作用してリードマルチプレクサの役割を果たしキャッ
シュロー内に記憶された特定の1つのワードがリードバ
ス90を介して読み出される。
【0040】ライトバス98が各ビットに対するバッフ
ァー100およびインバータ102を介して各ビット線
86,88に接続されている。ゲート106と連係して
作用するライトワード選択線104がライトバス98を
介して書き込まれるキャッシュロー内の特別なワードを
選択する。
【0041】図7の回路の全体動作は特別な1つのキャ
ッシュローをオンとし次にそのキャッシュロー内の異な
る各ワードを選択してリードバス90およびライトバス
98に接続し同時リードおよびライト動作を行うローセ
レクタとして理解することができる。このようにして、
キャッシュ性能、例えばキャッシュローの内容を置換す
るのに要する時間、を改善することができる。
【0042】図4のバス構造の代替バス構造を図8に示
す。この構造ではキャッシングのライトバッファリング
が必要とされない時に使用することができる直接パスが
コア36とRAM44との間に設けられている。この実
施例はまた置換されているキャッシュロー内の全てのワ
ードをRAM44から最初の新しいワードを回復するの
に必要な比較的低速の最初のサイクル中にライトバッフ
ァー40に記憶するように動作することができる。
【0043】添付図を参照して実施例について説明して
きたが、本発明はこれらの厳密な実施例に限定されるも
のではなく、当業者であれば特許請求の範囲に明記され
た発明の範囲および精神を逸脱することなくさまざまな
変更や修正を実施出来ることをご理解願いたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャッシュメモリ回路を組み込んだデータ処理
システムの略図。
【図2】書き戻しモードで動作する場合の図1のキャッ
シュメモリ回路の動作ステップ図。
【図3】図2に従ったリードおよびライト動作を示す
図。
【図4】本発明の1実施例に従って修正されたキャッシ
ュメモリ回路を組み込んだデータ処理システムの略図。
【図5】書き戻しモードで動作する場合の図4のキャッ
シュメモリ回路の動作ステップ図。
【図6】図5のステップに従って動作するキャッシュメ
モリ回路に生じる同時リードおよびライト動作を示す
図。
【図7】図4のキャッシュメモリ回路の一部の詳細図。
【図8】図4のバス構造の代替バス構造。
【符号の説明】
2,34 集積回路 4,36 中央処理装置コア 6,38 キャッシュメモリ回路 8,40 ライトバッファー 10,44 ランダムアクセスメモリ 42 マルチプレクサ 62 キャッシュコントロール論理 64,66,68,70 キャッシュロー 74,76,102 インバータ 78,80 絶縁トランジスタ 82 ローセレクタ回路 84 ロー選択線 86,88 ビット線 90 リードバス 92,94 センス増幅器 96,106 ゲート 98 ライトバス 100 バッファー 104 ライトワード選択線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャッシュメモリ回路であって、該回路
    は、 (i)各々が複数のワードを記憶する複数のキャッシュ
    ローと、 (ii)前記複数のキャッシュローに接続されて前記キ
    ャッシュメモリ回路からワードを読み出すリードバス
    と、 (iii)前記複数のキャッシュローに接続されて前記
    キャッシュメモリ回路へワードを書き込むライトバス
    と、 (iv)前記複数のキャッシュローの1つをアクティブ
    キャッシュローとして選択するローセレクタと、 (v)前記アクティブキャッシュローから第1のワード
    を選択してリードバスへの出力ワードを発生するリード
    マルチプレクサと、 (vi)前記アクティブキャッシュローから、前記第1
    のワードとは異なる、第2のワードを選択してライトバ
    スから入力ワードを受信するライトマルチプレクサと、 (vii)前記リードマルチプレクサおよび前記ライト
    マルチプレクサを制御して前記アクティブローから前記
    ライトバスを介して前記第2のワードが書き込まれるの
    と同時に前記アクティブローから前記リードバスを介し
    て前記第1のワードが読み出されるようにするマルチプ
    レクサコントローラとを具備するキャッシュメモリ回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャッシュメモリ回路で
    あって、前記キャッシュメモリ回路はそれをメインメモ
    リへの書き戻しキャッシュとして動作させるキュッシュ
    コントロール論理を含むキャッシュメモリ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のキャッシュメモリ回路で
    あって、特定ワードへのアクセスに対してキャッシュミ
    スが生じると、キャッシュロー内に記憶された複数の古
    いワードが前記特定ワードを含む前記メインメモリから
    の複数の新しいワードと置換されるようにトリガーされ
    るキャッシュメモリ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のキャッシュメモリ回路で
    あって、前記キャッシュミスに続く最初のステップにお
    いて、前記特定ワードと置換される前記キャッシュロー
    内に記憶された前記古いワードが前記リードバスを介し
    て前記キャッシュローから読み出されて前記メインメモ
    リに記憶されるキャッシュメモリ回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のキャッシュメモリ回路で
    あって、前記キャッシュミスに続く後のステップにおい
    て、前記メインメモリに記憶するために既に前記キャッ
    シュローから既に読み出されている置換すべき古いワー
    ドはまだそうされてはいないもう1つの古いワードが前
    記メインメモリに記憶するために前記リードバスを介し
    て前記キャッシュローから読み出されるのと同時に前記
    ライトバスを介して書き込まれる前記メインメモリから
    の新しいワードと置換されるキャッシュメモリ回路。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のキャッシュメモリ回路で
    あって、前記キャッシュミスに続く最初のステップにお
    いて、前記キャッシュロー内に記憶された最初の古いワ
    ードが前記リードバスを介して前記キャッシュローから
    読み出されて前記メインメモリに記憶されるキャッシュ
    メモリ回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のキャッシュメモリ回路で
    あって、前記キャッシュミスに続く後のステップにおい
    て、前記メインメモリに記憶するために既に前記キャッ
    シュローから読み出されている置換すべき古いワードは
    まだそうされてはいないもう1つの古いワードが前記メ
    インメモリに記憶するために前記リードバスを介して前
    記キャッシュローから読み出されるのと同時に前記ライ
    トバスを介して書き込まれる前記メインメモリからの新
    しいワードと置換されるキャッシュメモリ回路。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のキャッシュメモリ回路で
    あって、該回路は新しいワードが前記メインメモリから
    読み出される間に前記キャッシュメモリ回路から前記メ
    インメモリへ戻される古いワードが保持されるライトバ
    ッファーを具備するキャッシュメモリ回路。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のキャッシュメモリ回路で
    あって、該回路は中央処理装置コアと一緒に集積回路上
    に形成されるキャッシュメモリ回路。
  10. 【請求項10】 キャッシュメモリ回路の動作方法であ
    って、該方法は、 (i)複数のワードを複数のキャッシュローの各々に記
    憶するステップと、 (ii)前記複数のキャッシュローに接続されたリード
    バスを介して前記キャッシュメモリ回路からワードを読
    み出すステップと、 (iii)前記複数のキャッシュローに接続されたライ
    トバスを介して前記キャッシュメモリ回路へワードを書
    き込むステップと、 (iv)ローセレクタにより前記複数のキャッシュロー
    の1つをアクティブキャッシュローとして選択するステ
    ップと、 (v)リードマルチプレクサにより前記アクティブキャ
    ッシュローから第1のワードを選択してリードバスへの
    出力ワードを発生するステップと、 (vi)ライトマルチプレクサにより前記アクティブキ
    ャッシュローから、前記第1のワードとは異なる、第2
    のワードを選択してライトバスからの入力ワードを受信
    するステップと、 (vii)マルチプレクサコントローラにより前記リー
    ドマルチプレクサおよび前記ライトマルチプレクサを制
    御して前記アクティブローからの前記第2のワードが前
    記ライトバスを介して書き込まれるのと同時に前記アク
    ティブローからの前記第1のワードが前記リードバスを
    介して読み出せるようにするステップとからなるキャッ
    シュメモリ回路動作方法。
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