JPH09198211A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH09198211A
JPH09198211A JP8008085A JP808596A JPH09198211A JP H09198211 A JPH09198211 A JP H09198211A JP 8008085 A JP8008085 A JP 8008085A JP 808596 A JP808596 A JP 808596A JP H09198211 A JPH09198211 A JP H09198211A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の画像入力端末と複数の画像出力端末が接
続されたネットワークシステムにおいて、入力側と出力
側の端末を選択して複写処理を実行した際の画像の劣化
や処理速度の低下を可及的に防止する。 【解決手段】ユーザ端末21で画像入力端末が選択され
ると、属性情報取得手段25は選択された画像入力端末
の属性情報と全ての画像出力端末の属性情報を取得す
る。適合度算出手段27は取得された属性情報を元にし
て、選択された画像入力端末に対する各画像出力端末の
適合度を算出する。表示部22では各画像出力端末名を
適合度の高い順に表示し、ユーザが最適な画像出力端末
が選択できるようにした。先に画像出力端末が選択され
た場合は、各画像入力端末の適合度を算出し、ユーザが
最適な画像入力端末を選択できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワーク上
に複数の画像入力端末と複数の画像出力端末が接続され
たネットワークシステムに関し、詳しくは任意の画像入
力端末と画像出力端末をそれぞれ選択することにより、
ネットワーク上で複写処理を実現する画像処理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナを接続したスキャンサー
バと、プリンタを接続したプリントサーバとを複数のネ
ットワーク上に接続し、スキャナとプリンタの任意の組
み合わせを選択して画像を複写するシステムが知られて
いる(特開平7−121332号公報「分散複写システ
ム」)。
【0003】また、ネットワーク上に画像入力装置を複
数接続し、ある画像入力装置にて入力した画像を、別の
画像入力装置にて出力する画像入出力システムなども知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複数のスキャンサーバ
やプリントサーバの中から、任意の1つをそれぞれ選択
して複写する場合、それぞれのサーバに接続されたスキ
ャナやプリンタの特性の組み合わせによっては画像の劣
化や処理速度の低下が発生することがある。例えば、入
力側のスキャナの解像度が300 DPI (Dot Per Inch)で
出力側のプリンタの解像度が400 DPI であるような場
合、解像度変換を行わないと、原稿と出力のサイズが異
なってしまう。また、解像度変換を行う場合でも、整数
倍の拡大変換ではないため、変換前の画像では同じ太さ
の線が、変換後の画像では位置により異なる太さの線に
変換されたり、網点がまだらになってしまうなどの不具
合が発生することになる。
【0005】また、入力側のスキャナがフルカラーで出
力側のプリンタが白黒である場合には、データ量の多い
フルカラー画像を転送することになるので、処理速度が
低下することになる。これを解決するには、ユーザが複
写処理を指示する前に、ネットワーク上に接続された全
てのスキャナやプリンタの特性を調べ、最も最適と思わ
れる組み合わせを選択しなければならず、操作に手間と
時間がかかるという問題点があった。
【0006】なお、ネットワーク上に接続された複数の
画像入出力装置を制御するシステムとしては、例えば特
開平7−72994号公報のように、ネットワーク上の
画像入力装置から画像を読み込み、ネットワーク上の画
像出力装置から出力するようにしたものがある。このシ
ステムはネットワークを介して画像データを転送して利
用するものであり、任意の装置から画像データを転送す
ることができる。しかしながら、各装置の特性などにつ
いては何等考慮されていないため、実際に使用する際に
は、ユーザが画像入出力装置の特性を調べたうえで指示
を出さなければならず、上述した問題点は解決されてい
ない。
【0007】また、スキャナとプリンタとの間で連絡を
取り合う複写機としては、例えば特開平7−21258
0号公報のように、画像入力装置が特定機能を有してい
るか否かを、画像出力装置側で認証するようにしたもの
がある。この装置は画像入力装置が特定機能(例えば複
写すべきでない画像を判別する機能など)を備えている
かどうかを画像出力装置側で確認することにより、紙幣
をコピーするなどの不正利用を抑制するものである。し
かしながら、この装置は上述した特定機能の存在の有無
を確認するだけであり、最適なデータ形式の確定や、装
置同士の最適な組み合わせを選択するなどの処理を行う
ことはできないので、上述した問題点を解決するには至
っていない。
【0008】この発明は、複数の画像入出力端末を接続
したネットワークにおいて、複写処理を実行した際の画
像の劣化や処理速度の低下を可及的に防止するようにし
た画像処理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる画像
処理システムは、ネットワーク上に接続されたユーザ端
末と、該ネットワーク上に接続された複数の画像入力端
末と複数の画像出力端末とを利用して複写処理を行う画
像処理システムであって、前記ユーザ端末上で特定の画
像入力端末が選択されたときは、この選択された画像入
力端末に対して属性情報の問い合わせを行うとともに、
利用可能な画像出力端末に対して属性情報の問合せを行
い、各端末ごとの属性情報を取得する属性情報取得手段
と、前記属性情報取得手段で取得された各属性情報を元
にして、前記選択された画像入力端末に対する前記利用
可能な画像出力端末の適合度を算出する適合度算出手段
と、前記利用可能な画像出力端末の識別名を、前記適合
度算出手段で算出された適合度に対応付けて表示する表
示制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0010】第2の発明に係わる画像処理システムは、
上述した第1の発明に係わる画像処理システムにおい
て、前記属性情報取得手段は前記処理機能に加えて、前
記ユーザ端末上で特定の画像出力端末が選択されたとき
は、この選択された画像出力端末に対して属性情報の問
い合わせを行うとともに、利用可能な画像入力端末に対
して属性情報の問合せを行い、各端末ごとの属性情報を
取得する機能を具え、また、前記適合度算出手段は前記
処理機能に加えて、前記属性情報取得手段で取得された
各属性情報を元にして、前記選択された画像出力端末に
対する前記利用可能な画像入力端末の適合度を算出する
機能を具え、さらに、前記表示制御手段は前記処理機能
に加えて、前記利用可能な画像入力端末の識別名を、前
記適合度算出手段で算出された適合度に対応付けて表示
する機能を具えたものであることを特徴とする。
【0011】第3の発明に係わる画像処理システムは、
ネットワーク上に接続されたユーザ端末と、該ネットワ
ーク上に接続された複数の画像入力端末と複数の画像出
力端末とを利用して複写処理を行う画像処理システムで
あって、前記ユーザ端末上で特定の画像出力端末が選択
されたときは、この選択された画像出力端末に対して属
性情報の問い合わせを行うとともに、利用可能な画像入
力端末に対して属性情報の問合せを行い、各端末ごとの
属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記属性情報
取得手段で取得された各属性情報を元にして、前記選択
された画像出力端末に対する前記利用可能な画像入力端
末の適合度を算出する適合度算出手段と、前記利用可能
な画像入力端末の識別名を、前記適合度算出手段で算出
された適合度に対応付けて表示する表示制御手段とを具
えたことを特徴とする。
【0012】第4の発明に係わる画像処理システムは、
上記適合度算出手段において、あらかじめ設定された優
先項目に従って重み付けされた属性情報を元にして適合
度を算出するようにしたことを特徴とする。
【0013】第5の発明に係わる画像処理システムは、
上記第1、第2および第3の発明の構成において、ユー
ザ端末上で複写処理の対象となる画像入力端末と画像出
力端末が選択されたときは、対象となる画像入力端末と
画像出力端末の属性情報を元にして、あらかじめ設定さ
れた優先項目に従ってジョブ属性を算出するジョブ属性
算出手段を具えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】第1、第2および第3の発明に係
わる画像処理システムにおいて、選択された端末および
利用可能な端末の属性情報を取得する属性情報取得手段
として、実施例には複写制御部24の属性情報取得手段
25が用いられている。また属性情報を元にして適合度
を算出する適合度算出手段として、実施例には複写制御
部24の適合度算出手段27が用いられている。さら
に、端末の識別名を適合度に対応付けて表示する表示制
御手段は、実施例においては、表示部22の画像を生成
する機能手段の一つとして設けられている。
【0015】第4の発明に係わる画像処理システムの適
合度算出手段は、実施例には複写制御部24の適合度算
出手段27に付加された機能手段の一つとして用いられ
ている。
【0016】第5の発明に係わる画像処理システムにお
いて、ジョブ属性を算出するジョブ属性算出手段とし
て、実施例には複写制御部24の複写処理実行手段28
が用いられている。
【0017】また、上述した各手段の機能は、実施例に
おいてはユーザ端末21上に搭載されたクライアントソ
フトウェアにより実現されている。
【0018】
【実施例】以下、この発明に係わる画像処理システムの
一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0019】図2は、この発明に係わる画像処理システ
ムを実施するためのネットワークシステム10の全体構
成を示す概念図である。
【0020】図2において、ネットワーク11上には複
数のプリントサーバとスキャンサーバ、および1つのユ
ーザ端末が接続されている。プリントサーバには、プリ
ントサーバ13のようにプリンタ14のみを接続してい
るものや、プリントサーバ15のようにデジタル複写機
16が接続され、プリントサーバとしてだけでなく、ス
キャンサーバ17としても機能するものがある。また、
スキャンサーバ18はスキャナ19のみを接続してい
る。ただし、スキャンサーバには複数のスキャナが接続
されていてもよいし、プリントサーバには複数のプリン
タが接続されていてもよい。
【0021】プリントサーバのソフトウェアは、それぞ
れの機器に接続されたパソコンなどの接続端末上に搭載
され、デジタル複写機16の図示せぬ画像出力装置やプ
リンタ14を制御している。同様に、スキャンサーバの
ソフトウェアは、それぞれの機器に接続されたパソコン
などの接続端末上に搭載されており、デジタル複写機1
6の図示せぬ画像入力装置やスキャナ19を制御してい
る。また、各サーバのソフトウェアを搭載したパソコン
などの接続端末は、図中の箱枠で示すトランシーバ20
を介してネットワーク11に接続されており、具体的に
は、パソコン本体に設けられるネットワークボードとト
ランシーバ20とが接続される。
【0022】ユーザ端末21には、クライアント・アプ
リケーション・ソフトウェア(以下「クライアントソフ
トウェア」と言う。)が搭載されており、ユーザはこの
クライアントソフトウェアを起動することにより、ネッ
トワーク11上での複写処理を実行することができる。
また、ユーザ端末21はコマンドや文字列などを表示出
力するディスプレイ画面を有する表示部22と、ユーザ
からの指示入力を受け付ける入力部23を備えている。
【0023】図1は、上述したネットワークシステム1
0上で実現される画像処理システム100の機能的な構
成を示すブロック図であり、図2と同一部分を同一符号
で表している。
【0024】ユーザ端末21の各ブロックは、この実施
例の複写処理を実現するための機能的な構成を示したも
のであり、大別すると、表示部22、入力部23、複写
制御部24により構成されている。
【0025】表示部22は、ディスプレイ画面上に文書
やテキスト、図形などを表示するほか、各種のウィンド
ウやメニュー、マウスカーソルなどを表示する。この表
示部22で表示される画像は図示せぬ表示部制御手段に
より作成されている。
【0026】入力部23は、キーボードやマウスなどの
指示入力手段からなり、ユーザによる操作を検出して、
その操作内容に関する情報を複写制御部24に供給す
る。ユーザはディスプレイ画面上に表示されたメニュー
などを見ながら入力部23を操作することにより、絵文
字で表されるアイコンや文字列などを選択することがで
きる。
【0027】複写制御部24は、属性情報取得手段2
5、属性情報保持手段26、適合度算出手段27、複写
処理実行手段28により構成されており、これら各手段
の機能はクライアントソフトウェアにより実現されてい
る。
【0028】属性情報取得手段25は、ユーザ端末21
上で特定のスキャンサーバが選択されたときは、この選
択されたスキャンサーバに対して属性情報の問い合わせ
を行うとともに、利用可能な全てのプリントサーバに対
して属性情報の問合せを行い、各サーバごとの属性情報
を取得する。また、ユーザ端末21上で特定のプリント
サーバが選択されたときは、この選択されたプリントサ
ーバに対して属性情報の問い合わせを行うとともに、利
用可能な全てのスキャンサーバに対して属性情報の問合
せを行い、各サーバごとの属性情報を取得する。すなわ
ち、属性情報取得手段25は、ユーザが先にスキャンサ
ーバを選択した後でプリントサーバを選択する場合に
は、選択されたスキャンサーバと利用可能な全てのプリ
ントサーバの属性情報をそれぞれ取得し、またユーザが
先にプリントサーバを選択した後でスキャンサーバを選
択する場合には、選択されたプリントサーバと利用可能
な全てのスキャンサーバの属性情報をそれぞれ取得する
ようにしている。なお、属性情報取得手段25により属
性情報を取得する際の手続きについては後述する。
【0029】属性情報保持手段26は、属性情報取得手
段25により取得された各サーバごとの属性情報を一時
的に保持するメモリ手段である。各サーバから取得され
た属性情報は複写処理の指示が終了した時点でクリアさ
れる。このシステムでは、ユーザによりサーバが選択さ
れるごとに最新の属性情報を取得するようにしている
が、各サーバの属性情報を必要に応じて属性情報保持手
段26に保持するようにしてもよい。
【0030】適合度算出手段27は、属性情報取得手段
25で取得された各属性情報を元にして、選択されたス
キャンサーバに対する利用可能なプリントサーバの適合
度を算出する。また、選択されたプリントサーバに対す
る利用可能なスキャンサーバの適合度を算出する。すな
わち、適合度算出手段27は、ユーザが先にスキャンサ
ーバを選択した後でプリントサーバを選択する場合に
は、選択されたスキャンサーバに対する利用可能な全て
のプリントサーバの適合度を算出し、またユーザが先に
プリントサーバを選択した後でスキャンサーバを選択す
る場合には、選択されたプリントサーバに対する利用可
能な全てのスキャンサーバの適合度を算出するようにし
ている。
【0031】また、適合度算出手段27は、あらかじめ
設定された優先項目に従って重み付けされた属性情報を
元にして適合度を算出することもできる。優先項目によ
る重み付けについては後述する。
【0032】複写処理実行手段28は、選択されたスキ
ャンサーバとプリントサーバに対して複写処理を実行す
るのに必要なジョブの作成を指示する。まず、ユーザに
より複写処理の開始が指示されると、選択されたスキャ
ンサーバに対しては読み込みジョブの作成と読み込み開
始を指示し、選択されたプリントサーバに対しては、印
刷ジョブの作成を指示する。また、複写処理実行手段2
8はユーザから複写処理の開始が指示されたときには、
先に選択されたスキャンサーバとプリントサーバに対し
てもう一度属性情報の問い合わせを行い、現時点で有効
な属性情報を取得する。そして、画像データを転送する
にあたっては、あらかじめ設定された優先項目に従っ
て、最適なジョブ属性を算出し、これに基づいて各サー
バにジョブ作成を指示している。優先項目によるジョブ
属性の算出については後述する。
【0033】上述したスキャンサーバやプリントサーバ
の選択は、表示部22に表示される選択画面(後述する
メニュー)を見ながら行うことができる。このような表
示部22のユーザインタフェースの一部は、図示せぬ表
示制御手段により実現されている。この表示制御手段で
は、先にスキャンサーバを選択した後でプリントサーバ
を選択する場合は、利用可能なプリントサーバの識別名
を適合度算出手段28で算出された適合度の順に表示
し、また、先にプリントサーバを選択した後でスキャン
サーバを選択する場合は、利用可能なスキャンサーバの
識別名を適合度算出手段28で算出された適合度の順に
表示している。
【0034】なお、先に選択するスキャンサーバまたは
プリントサーバの識別名は、ネットワーク11に接続さ
れた図示せぬネームサーバから取得され、ランダムにま
たはアルファベット順などで表示される。
【0035】次に、スキャナやプリンタごとに保持され
ている属性情報と、属性情報取得手段25において属性
情報を取得する際の手続きについて説明する。
【0036】図2のネットワーク11に接続された各プ
リントサーバは、printer-resolutions-supported (解
像度)、media-source-sizes-supported(用紙サイ
ズ)、document-format-supported (プリントフォーマ
ット)、color-space-supported(カラー/白黒)など
を属性情報として保持している。同様に、各スキャンサ
ーバも、resolutions-supported 、page-sizes-support
ed、document-format-supported 、color-space-suppor
ted などを属性情報として保持している。これらの属性
情報は、ユーザ端末21上で提供されているAPI(Ap
plication ProgramInterface )を通じて参照すること
ができる。すなわち、ユーザはプリントしようとするド
キュメントと、各サーバに接続されているスキャナやプ
リンタの属性を参照することによって、最初に選択すべ
きスキャンサーバまたはプリントサーバを決めることが
できる。
【0037】図3は、各サーバの提供するサービスの一
覧である。サーバの提供するサービスは、各サーバを制
御する関数として表されている。図3では、右側がプリ
ントサーバ、左側がスキャンサーバを制御するための関
数をそれぞれ示している。ここで、スキャンサーバを制
御する関数について簡単に説明すると、グループAは内
部処理のための関数、グループBは制御のための関数、
グループCは状態を参照するための関数、グループDは
属性を変更するための関数をそれぞれ示している。な
お、右側にあるプリントサーバを制御するための関数も
ほぼ同じ内容を示している。
【0038】ユーザ端末21上のクライアントソフトウ
ェアは、APIを通じてスキャンサーバまたはプリント
サーバに各種の処理を依頼する場合は、図3に示した関
数を使用する。クライアントソフトウェアから依頼する
処理には、ジョブの制御、状態の参照および状態の変更
がある。
【0039】例えば、サーバに対してスキャナやプリン
タの属性を問い合わせる場合は、それぞれのサーバに対
してListObjectSpecificsrion 関数を呼び出す。この関
数を呼び出す際に、Objectや属性名を指定することによ
り、スキャナやプリンタの属性情報のリストを取得する
ことができる。また、サーバに対して複写処理を指示す
る場合は、それぞれのサーバに対してCreateJob 関数を
呼び出す。この関数を呼び出す際には、ジョブの属性情
報を付加するが、その属性情報の作成には、AllocateAt
tribute やSetAttributeを用いる。クライアントソフト
ウェアは、これらの関数により作成された属性情報を引
数に添えてジョブを作成する。
【0040】このように、実際にネットワーク上を転送
される画像データのジョブ属性はクライアントソフトウ
ェアにより算出される。このジョブ属性の算出について
は、後述の複写処理実行手段28の機能とともに説明す
る。
【0041】なお、図1の構成ではクライアントソフト
ウェア上で複写制御部24を実現しているが、複写制御
部24を他のサーバのアプリケーションソフトウェア上
に実装し、ユーザ端末21のクライアントソフトウェア
はAPIを通じてサーバに処理を依頼するだけにするこ
ともできる。
【0042】図4は、図1に示す複写制御部24を有す
るコピーサーバ42を設けた画像処理システム110の
システム構成を示す機能ブロック図である。
【0043】図4に示すように、この画像処理システム
110では、複写制御部24がユーザ端末40上に設け
るのではなく、独立したコピーサーバ42上に設けてい
る。
【0044】このため、この画像処理システム110で
は、ユーザ端末40のクライアントソフトウエアがコピ
ーサーバ42に対して複写処理を依頼すると、この依頼
を受けたコピーサーバ42は複写制御部24を用いて複
写処理を実行する。
【0045】なお、ここでは、独立したコピーサーバ4
2を設けた場合について示したが、この複写制御部24
をプリントサーバ13やスキャンサーバ18と同じハー
ドウエア上に設けることも可能である。
【0046】そして、上記構成を用いると、クライアン
トソフトウェア41のデータ量やリソース使用量、およ
びCPU占有率を抑えることができる。
【0047】次に、適合度算出手段27の動作について
説明する。ここでは、先にスキャンサーバを選択した後
でプリントサーバを選択する場合を例として説明する。
【0048】図5および図6は、表示部22の表示例を
示したもので、複写処理を指示する場合の表示画面の一
部を示している。図5および図6では「どこから」がス
キャンサーバ、「どこへ」がプリントサーバを表してい
る。この例では「どこから」から「どこへ」の順に選択
するが、先にプリントサーバを選択した後でスキャンサ
ーバを選択する場合は、「どこへ」から「どこから」の
順に選択する。
【0049】さて、図5において、ユーザが「どこか
ら」の選択枠32の上にマウスカーソル31を重ね合わ
せ、図示せぬマウスのボタンをクリックすると、接続さ
れているスキャンサーバの識別名を列挙したメニュー3
3が表示される。このときのスキャンサーバの識別名
は、前述したようにネームサーバから取得される。次
に、ユーザが先頭にある「tweety:basil 」という名の
スキャンサーバを選択したとすると、図6に示すように
選択枠32の中に、選択されたスキャンサーバの識別名
が表示される。なお、選択されたスキャンサーバ(twee
ty:basil )の属性は次に示すものとする。
【0050】 resolutions-supported = 300 DPI 、600 DPI page-sizes-supported = A3,A4,A5,B4,B5 document-format-supported = TIFF、BMP color-space-supported = FULL さて、スキャンサーバが選択されると、属性情報取得手
段25により、前記選択されたスキャンサーバの属性情
報と、利用可能な全てのプリントサーバの属性情報が取
得される。この例では、各サーバについて、図7に示す
ような属性情報が取得されたものとする。
【0051】次に、ユーザが「どこへ」の選択枠34の
上にマウスカーソル31を重ね合わせ、図示せぬマウス
のボタンをクリックすると、適合度算出手段27により
適合度が算出される。適合度算出手段27は、「どこ
へ」の選択枠34がマウスカーソル31により指示選択
されると、上記スキャンサーバの属性に対して、図7に
示した各プリンタサーバのprinter-resolutions-suppor
ted 、media-source-sizes-supported、document-forma
t-supported 、color-space-supported の属性が合致す
るごとに点数を与え、その合計で示される適合度の高い
ものから順にメニュー35に出力する。例えば図7で
は、合致度の最も多かった適合度9の「tweety:cocoa
」という識別名のプリントサーバが図6のメニュー3
5の最上位に表示されている。2番目以降については、
適合度の順に列挙されている。
【0052】また、適合度算出手段27では「画質優
先」、「時間優先」などの優先項目に従って属性情報に
重み付けを行うこともできる。これによれば、例えば画
質を優先する場合には、解像度がマッチングしたときに
他の項目より多くの点数を加えるようにする。このよう
に、属性ごとに重み付けを行うことによって、利用目的
や使用状況に合った適切な適合度を算出することができ
る。この優先項目はあらかじめ適合度算出手段27に設
定されるが、必要に応じて変更することもできる。
【0053】なお、図6の例では適合度の高い順にプリ
ントサーバの識別名を表示するようにしているが、各プ
リントサーバの識別名の横にそれぞれの適合度の数値を
一緒に表示するようにしてもよい。また、適合度に応じ
てプリントサーバの識別名の色を変えたり、識別名の文
字の大きさや太さを変えるなど、適合度に応じて文字の
フォントを変えるようにすることもできる。このような
視覚的な操作を行うことにより、ユーザは適合度の高い
プリントサーバを容易に識別して、選択することが可能
となる。また、図5および図6では、先にスキャンサー
バを選択した後でプリントサーバを選択する例を示して
いるが、先にプリントサーバを選択した後でスキャンサ
ーバを選択する場合も、同様にして利用可能な全てのス
キャンサーバの識別名を適合度の順にメニューに表示す
ることができる。
【0054】なお、適合度を算出する場合の処理手順
は、後述する図12のフローチャートで詳細に説明す
る。
【0055】さて、メニュー35でプリントサーバが選
択されると、複写処理の対象となるスキャンサーバとプ
リントサーバがそれぞれ決定したことになる。そして、
ユーザが複写処理の開始を入力部23を通じて指示する
と、選択されたスキャンサーバに対して読み込みジョブ
の作成と読み込み開始が指示され、画像の読取りが行わ
れる。また、選択されたプリントサーバに対しては印刷
ジョブの作成が指示され、読み込まれた画像データが対
象となるプリントサーバに転送される。
【0056】このデータ転送の際、図1の複写処理実行
手段28は、両方のサーバで扱えるデータの中で最適な
ものを設定し、最も効率のよいジョブ属性を算出する。
例えばスキャンサーバ(tweety:basil )からプリント
サーバ(tweety:cocoa )への複写を行う場合、画像デ
ータは600 DPI のTIFFのFULLカラーを転送する。また、
スキャンサーバ(tweety:basil )からプリントサーバ
(tweety:mint)への複写を行う場合は、300 DPI のTI
FFの白黒を転送する。この場合、プリントサーバ(twee
ty:mint)では、カラー原稿画像データを受信してそれ
を白黒にして印刷することも可能であるが、転送データ
量を削減するために、白黒画像を転送する。また、プリ
ンタ自体が400 DPI まで印刷が可能であるため、400 DP
I のデータを送ることも可能であるが、300 DPI から40
0 DPI への拡大時に画像の劣化が生じるおそれがあるた
め、300 DPI で送るようにしている。
【0057】これら最適値の選択手法はシステムの使用
形態により異なる。例えば、適合度を算出する際に「時
間優先」、「画質優先」などの優先項目を設定した場合
には、このジョブ属性の算出においても同じ優先項目を
設定することにより、さらに最適なデータを転送するこ
とが可能となる。
【0058】すなわち、あらかじめ優先項目を設定して
おけば、前述した適合度を算出する際だけでなく、ジョ
ブ属性を算出する際にも優先項目の趣旨が活かされるの
で、システムの利用状況や使用目的に合致した最適な画
像データを転送することができる。なお、この優先項目
はあらかじめ複写処理実行手段28に設定されるが、必
要に応じて変更することもできる。
【0059】ちなみに、適合度とジョブ属性のいずれか
一方を算出する際に優先項目を設定するようにしてもよ
いし、いずれの場合にも優先項目を設定しないようにす
ることもできる。
【0060】次に、先にスキャンサーバが選択された後
でプリントサーバが選択された場合の複写制御部24の
処理手順を図8のフローチャートにより説明する。
【0061】ユーザからスキャンサーバの選択指示を受
け付けると(ステップ101)、属性情報取得手段25
は先に選択されたスキャンサーバと、ネットワーク上で
利用可能な全てのプリントサーバに対して属性情報の問
い合わせを行い(ステップ102)、各サーバから属性
情報を取得する(ステップ103)。取得した属性情報
は属性情報保持手段26に一時的に保持される。続い
て、適合度算出手段27は、属性情報取得手段25で取
得した各属性情報を元にして、選択されたスキャンサー
バに対する利用可能なプリントサーバの適合度を算出す
る(ステップ104)。この後、表示部22において、
適合度の高い順に利用可能なプリントサーバのメニュー
を出力する(ステップ105)。
【0062】上述した処理の具体例として、先にスキャ
ンサーバを選択した後でプリントサーバを選択する場合
にクライアントソフトウェアと各サーバの間でやりとり
されるメッセージの流れを図9により説明する。
【0063】ユーザ(User)がクライアントソフトウェ
ア(Cliant Software )に対してプリントサーバの選択
指示を発行すると、クライアントソフトウェアはAPI
を通じて、先に選択されているスキャンサーバ(Scan S
erver#1 )と、ネットワーク上の全てのプリントサーバ
(Print Server#1〜#3)に対して属性情報の問い合わせ
を発行する。プリントサーバの選択は、図6の「どこ
へ」の選択枠34の選択に相当する。これに対して各サ
ーバから属性情報の回答を受信すると、スキャンサーバ
に対する各プリントサーバの適合度を算出し、利用可能
なプリントサーバの識別名を、適合度の高いものから順
にメニューに表示出力する。
【0064】次に、スキャンサーバとプリントサーバが
選択された後で、複写処理が指示された場合の複写処理
実行手段28の処理手順を図10のフローチャートによ
り説明する。
【0065】ユーザから複写処理開始の指示を受け付け
ると(ステップ201)、複写処理実行手段28は、選
択されたスキャンサーバと、選択されたプリントサーバ
に対して属性情報の問い合わせを行い(ステップ20
2)、両サーバから属性情報を取得する(ステップ20
3)。続いて、取得した属性情報を元にして、最も効率
の良いジョブ属性を算出する(ステップ204)。次
に、前記ジョブ属性に基づいて、スキャンサーバに対し
て読み込みジョブの作成と読み込み開始を指示し(ステ
ップ205)、プリントサーバに対しては印刷ジョブの
作成を指示する(ステップ206)。
【0066】これに対して、スキャンサーバは読み込み
ジョブを作成するとともに、画像の読み込みを行い、読
み込んだ画像データを指定されたプリントサーバに転送
する。また、プリントサーバはスキャンサーバから送ら
れてきた画像データについて印刷処理を実行する。
【0067】複写処理実行手段28は、各サーバから処
理の終了通知を受け取り、ジョブの進行状況を表示部2
2に出力する(ステップ207)。
【0068】上述した処理の具体例として、スキャンサ
ーバとプリントサーバを選択した後で、複写処理を指示
したときに、クライアントソフトウェアと各サーバの間
でやりとりされるメッセージの流れを図11により説明
する。ここでは、プリントサーバPrint Server#2が選択
されたものとする。
【0069】ユーザがクライアントソフトウェアに対し
て複写処理の開始指示を発行すると、クライアントソフ
トウェアはAPIを通じて、対象となるスキャンサーバ
(Scan Server#1 )と対象となるプリントサーバ(Prin
t Server#2)に対して属性情報の問い合わせを発行す
る。そして、両サーバから属性情報の回答を受け取り、
最も効率の良いジョブ属性を算出する。このときに、上
述したように「時間優先」、「画質優先」などの優先項
目に従って最適値を算出する。最適なジョブ属性を算出
すると、クライアントソフトウェアはスキャンサーバに
対して読み込みジョブの作成と読み込み開始を指示す
る。このとき、読み込んだ画像データの転送先には、先
に選択されたプリントサーバを指定する。またクライア
ントソフトウェアは、同時にプリントサーバに対して印
刷ジョブの作成を指示する。このとき、印刷ジョブにお
ける画像データは、ユーザにより選択されたスキャンサ
ーバから転送されてくるものであることを指定する。
【0070】これに対してスキャンサーバは、クライア
ントソフトウェアからの指示に従って読み込みジョブを
作成するとともに、画像の読み込みを行う。そして、読
み込んだ画像データを指定されたプリントサーバに転送
する。一方、プリントサーバはスキャンサーバから送ら
れてきた画像データについて印刷処理を実行する。各サ
ーバは、処理が終了すると、その旨をクライアントソフ
トウェアに通知する。クライアントソフトウェアは、ジ
ョブステータス表示変更によりジョブの進行状況を表示
部22に出力し、ユーザに対して処理状況をリアルタイ
ムに提供する。
【0071】なお、上記図10及び図11では、スキャ
ンサーバに対して読み込みジョブの作成を指示した後に
プリントサーバに印刷ジョブの作成を指示することとし
たが、本発明はかかる手順に制限されない。
【0072】具体的には、図12及び図13に示すよう
に、最も効率のよいジョブ属性を算出したならば(ステ
ップ204)、このジョブ属性に基づいて、プリントサ
ーバに対して印刷ジョブの作成を指示した後に(ステッ
プ206)、スキャンサーバに対して読み込みジョブの
作成と読み込み開始を指示する(ステップ205)こと
も可能である。
【0073】次に、適合度を算出する際の適合度算出手
段27の処理手順を図14のフローチャートにより説明
する。なお、各サーバから受信した属性情報は属性情報
保持手段26に保持されているものとする。
【0074】まず、属性情報保持手段26から選択され
たスキャンサーバの属性情報と、対象となる1つのプリ
ントサーバの属性情報を取り出し、プリントサーバの属
性情報について適合度を0に初期化する(ステップ30
1)。次に、選択されたスキャンサーバのresolutions-
supported (解像度)属性の値を1つ取り出し、対象と
なるプリントサーバのresolutions-supported 属性の値
に、スキャナ解像度のn倍のものがあるかどうかを判定
する(ステップ302)。ここで、スキャナ解像度のn
倍に相当する属性値があるときは、そのプリントサーバ
の適合度に1を加算する(ステップ303)。このよう
な処理を、先に選択されたスキャンサーバのresolution
s-supported 属性の全ての値について繰り返す(ステッ
プ304)。なお、プリントサーバのresolutions-supp
orted 属性値が複数ある時は、スキャナ解像度のn倍に
相当する属性値が1つ見つかるごとに適合度に1を加算
してゆく。
【0075】続いて、スキャンサーバのsizes-supporte
d (用紙サイズ)、format-supported(プリントフォー
マット)、color-supported (カラー/白黒)の各属性
を順に1つづつ取り出し、対象となるプリントサーバの
同じ属性に同じ値を持つものがあるかどうかを判定する
(ステップ305)。ここで、同じ属性値を持つものが
あれば、そのプリントサーバの適合度に1を加算する
(ステップ306)。このような処理を、先に選択され
たスキャンサーバの各属性の全ての値について繰り返す
(ステップ307)。
【0076】この後、得られた適合度の値をプリントサ
ーバに対応付けて保持する(ステップ308)。そし
て、上述した処理を対象となる全てのプリントサーバに
対して繰り返し、全てのプリントサーバに対して適合度
を算出する(ステップ309)。適合度算出手段27に
おいて適合度の算出処理が終了すると、図示せぬ表示制
御手段は、利用可能なプリントサーバの識別名を算出さ
れた適合度の順に表示する(ステップ310)。
【0077】なお、図14に示すフローチャートでは、
解像度やプリントフォーマットがマッチングするごとに
適合度に1を加えるようにしているが、属性ごとに重み
付けを行うようにしてもよい。例えば、画質を優先する
場合には解像度が一致したときに適合度に2を加え、解
像度のn倍に一致したときに1を加えるようにすること
ができる。
【0078】このように、属性ごとに重み付けを行うこ
とにより、利用目的に合った適切な適合度を算出するこ
とができる。また、「データ量優先」、「画質優先」な
どのモードを切り替えとともに、重み付けの内容を変更
するようにすれば、より適切な適合度を算出することが
できる。
【0079】また、解像度やプリントフォーマットのほ
かにも、例えばスキャナの読み込みスピードが高速、中
速、低速のどれに該当するかという情報と、プリンタの
印刷スピードが高速、中速、低速のどれに該当するかの
情報を用い、これらのマッチングを適合度の算出に利用
することもできる。例えば、スキャナの読み込みスピー
ドが高速であるときは、プリンタの印刷スピードに重み
付けをし、印刷スピードが高速のプリンタの適合度が高
くなるようにする。このように、読み込みスピードと印
刷スピードとを適合度の算出に利用することにより、適
切な適合度を得ることができる。とくに読み込みスピー
ドと印刷スピードは、通常は合致する可能性が少ないた
め、速度を分類することにより、より適切な適合度が得
られることになる。
【0080】さらに、この実施例では、各サーバの属性
の中の解像度やプリントフォーマットとのマッチングか
ら適合度を算出するようにしているが、サーバの属性以
外にも、ドメインや、アドレスなどのネットワーク属性
の情報を適合度の算出に利用することもできる。これに
よれば、ネットワークのトラフィックや遠近により適合
度が算出されるため、とくに時間優先またはデータ量優
先で転送する場合に有効となる。
【0081】また、上述した実施例では、サーバの能力
を示すxxxx-supportedという属性を利用して適合度を算
出する例について説明したが、現時点で有効なものを示
すxxxx-readyという属性情報を適合度の算出に利用する
こともできる。この属性情報を使った場合、例えばプリ
ンタが機械的にA4、B4、A3の印刷が可能である
が、現在トレイにA4とB4しかセットされていないよ
うな場合は、xxxx-supportedにはA4、B4、A3が設
定され、xxxx-readyにはB4、A3が設定されることに
なる。これによれば、同じA4、B4、A3に適合した
プリンタが2つある場合でも、このxxxx-readyの属性を
参照することによって、実際のプリンタの状況に応じた
適合度を算出することができる。このように、xxxx-rea
dyの属性情報を利用することにより、ある時刻における
最適な適合度を得ることができる。さらに、xxxx-suppo
rtedとxxxx-readyの両方の属性情報を利用することによ
り、類似した条件を持つサーバの中で、最適なものを選
択することが可能となる。
【0082】上述したように、属性情報に重み付けを行
い、あるいは各種の属性情報を併用することにより、利
用目的や使用状況に適合したきめ細かな適合度の算出を
行うことが可能となる。
【0083】また、この実施例では先にスキャンサーバ
を選択した後でプリントサーバを選択する場合を例とし
て説明したが、先にプリントサーバを選択した後でスキ
ャンサーバを選択する場合も、同様の手順で処理するこ
とができる。さらに、この実施例では図2に示したよう
に、スキャンサーバとプリントサーバとを組み合わせた
ネットワークシステムを前提として説明したが、スキャ
ンサーバとファクスサーバの組み合わせや、ファクスサ
ーバとプリントサーバとの組み合わせについても適用可
能であることは言うまでもない、すなわち、この発明に
係わる画像処理システムは、画像入力端末と画像出力端
末との組み合わせ一般について幅広く適用することがで
きる。
【0084】
【発明の効果】第1、第2および第3の発明に係わる画
像処理システムでは、画像入力端末と画像出力端末を選
択して複写処理を指示する際に、先に選択された端末と
他方の端末の属性情報を元にして、先に選択された端末
に対する他方の端末の適合度を算出し、この適合度の順
に他方の端末の識別名を表示するようにしたため、ユー
ザは端末相互の特性を意識することなしに、画像データ
の転送に最も適した相手側端末を選択することができる
ので、データ転送時の画像の劣化や処理速度の低下を可
及的に防止することができる。
【0085】第4の発明に係わる画像処理システムで
は、優先項目に従って重み付けされた属性情報を元にし
て適合度を算出するようにしたので、システムの使用状
況や利用目的に合ったきめ細かな適合度を算出すること
ができる。
【0086】第5の発明に係わる画像処理システムで
は、複写処理の対象となる両端末の属性情報を元にし
て、あらかじめ設定された優先項目に従ってジョブ属性
を算出するようにしたので、システムの使用状況や利用
目的に合致した最適な画像データを転送することができ
る。
【0087】なお、この発明に係わる画像処理システム
では、各端末の属性情報を元にして適合度を算出するこ
とにより、画像劣化や処理速度低下の少ない相手側端末
を選択できるようにしたものであるから、従来のネット
ワーク上の画像入力装置から読み込んだ画像を、同じネ
ットワーク上の画像出力装置から出力するようにした技
術と、画像入力装置が特定機能を有しているか否かを、
画像出力装置側で認証するようにした技術を単に組み合
わせものでは、上述した効果を期待し得ないことは言う
までもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のネットワークシステム上で実現される画
像処理システムの機能的な構成を示すブロック図。
【図2】この発明に係わる画像処理システムを実施する
ためのネットワークシステムの全体構成を示す概念図。
【図3】各サーバの提供するサービスの一覧を示す説明
図。
【図4】図1に示す複写制御部を有するコピーサーバを
設けた画像処理システムの全体構成を示す概念図。
【図5】サーバ選択時の表示例を示す説明図。
【図6】サーバ選択時の表示例を示す説明図。
【図7】取得された各サーバの属性情報を示す説明図。
【図8】先にスキャンサーバが選択された後でプリント
サーバが選択された場合の複写制御部の処理手順を示す
フローチャート。
【図9】クライアントソフトウェアと各サーバの間でや
りとりされるメッセージの流れを示す説明図。
【図10】スキャンサーバとプリントサーバが選択され
た後で、複写処理が指示された場合の複写処理実行手段
の処理手順を示すフローチャート。
【図11】クライアントソフトウェアと各サーバの間で
やりとりされるメッセージの流れを示す説明図。
【図12】複写処理実行手段の別の処理手順を示すフロ
ーチャート。
【図13】図10の処理手順に対応するメッセージの流
れを示す説明図。
【図14】適合度を算出する際の適合度算出手段の処理
手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…ネットワークシステム、 11…ネットワーク、
13,15…プリントサーバ、 17、18…スキャン
サーバ、21,40…ユーザ端末、 22…表示部、
23…入力部、24…複写制御部、 25…属性情報取
得手段、26…属性情報保持手段、 27…適合度算出
手段、28…複写処理実行手段、 41…クライアント
ソフトウエア、42…コピーサーバ、 100,110
…画像処理システム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に接続されたユーザ端末
    と、該ネットワーク上に接続された複数の画像入力端末
    と複数の画像出力端末とを利用して複写処理を行う画像
    処理システムであって、 前記ユーザ端末上で特定の画像入力端末が選択されたと
    きは、この選択された画像入力端末に対して属性情報の
    問い合わせを行うとともに、利用可能な画像出力端末に
    対して属性情報の問合せを行い、各端末ごとの属性情報
    を取得する属性情報取得手段と、 前記属性情報取得手段で取得された各属性情報を元にし
    て、前記選択された画像入力端末に対する前記利用可能
    な画像出力端末の適合度を算出する適合度算出手段と、 前記利用可能な画像出力端末の識別名を、前記適合度算
    出手段で算出された適合度に対応付けて表示する表示制
    御手段とを具えたことを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記属性情報取得手段は前記処理機能に
    加えて、 前記ユーザ端末上で特定の画像出力端末が選択されたと
    きは、この選択された画像出力端末に対して属性情報の
    問い合わせを行うとともに、利用可能な画像入力端末に
    対して属性情報の問合せを行い、各端末ごとの属性情報
    を取得する機能を具え、 前記適合度算出手段は前記処理機能に加えて、 前記属性情報取得手段で取得された各属性情報を元にし
    て、前記選択された画像出力端末に対する前記利用可能
    な画像入力端末の適合度を算出する機能を具え、 前記表示制御手段は前記処理機能に加えて、 前記利用可能な画像入力端末の識別名を、前記適合度算
    出手段で算出された適合度に対応付けて表示する機能を
    具えたものであることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理システム。
  3. 【請求項3】 ネットワーク上に接続されたユーザ端末
    と、該ネットワーク上に接続された複数の画像入力端末
    と複数の画像出力端末とを利用して複写処理を行う画像
    処理システムであって、 前記ユーザ端末上で特定の画像出力端末が選択されたと
    きは、この選択された画像出力端末に対して属性情報の
    問い合わせを行うとともに、利用可能な画像入力端末に
    対して属性情報の問合せを行い、各端末ごとの属性情報
    を取得する属性情報取得手段と、 前記属性情報取得手段で取得された各属性情報を元にし
    て、前記選択された画像出力端末に対する前記利用可能
    な画像入力端末の適合度を算出する適合度算出手段と、 前記利用可能な画像入力端末の識別名を、前記適合度算
    出手段で算出された適合度に対応付けて表示する表示制
    御手段とを具えたことを特徴とする画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記適合度算出手段は、 あらかじめ設定された優先項目に従って重み付けされた
    属性情報を元にして適合度を算出することを特徴とする
    請求項1ないし請求項3記載の画像処理システム。
  5. 【請求項5】 前記ユーザ端末上で複写処理の対象とな
    る画像入力端末と画像出力端末が選択されたときは、対
    象となる画像入力端末と画像出力端末の属性情報を元に
    して、あらかじめ設定された優先項目に従ってジョブ属
    性を算出するジョブ属性算出手段を具えたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項3記載の画像処理システム。
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