JPH09197578A - フィルム用画像入力装置 - Google Patents

フィルム用画像入力装置

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Publication number
JPH09197578A
JPH09197578A JP8003281A JP328196A JPH09197578A JP H09197578 A JPH09197578 A JP H09197578A JP 8003281 A JP8003281 A JP 8003281A JP 328196 A JP328196 A JP 328196A JP H09197578 A JPH09197578 A JP H09197578A
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JP
Japan
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film
image
data
color correction
cartridge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8003281A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Tsuchiya
範芳 土屋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、正確な色補正データを作成し、確
実な画像入力を行なって画像入力作業の効率を向上さ
せ、さらに、小型化、低コスト化を実現したフィルム用
画像入力装置を提供する。 【解決手段】 フィルムカートリッジ1に収納されたフ
ィルム51上の画像を所定位置へ移動させる給送手段
と、フィルム51のリーダー部分にある画像未露光部5
4のベース色を読み取り、ベース色補正データを出力す
る色補正手段である制御手段とを有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルム用画像
入力装置、詳しくはカートリッジに収納された情報記録
部付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィル
ム保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上記
フィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像変
換手段とを有するフィルム用画像入力装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、透過原稿フィルム等の画像を
電気的に読み取るフィルムスキャナ装置においては、各
種フィルム固有のベース色の相違によって生じる画像再
現性の劣化等を防止するための工夫が、例えば、特開平
4−58666号公報、特開平5−63870号公報等
によって、種々提案されている。
【0003】上記特開平4−58666号公報において
開示されている透過原稿読取装置は、複数のコマが連続
した透過原稿フィルムにおいて、各コマ間における約2
mm程度の未露光部分を読み取って、装着されているフ
ィルムベースの分光特性、濃度等を計測し、これによっ
て得られたデータに基づいて、読み込まれた透過原稿の
画像のシェーディング補正、色補正等を行なうようにし
たものである。
【0004】つまり、図12に示すように、上記透過原
稿読取装置は、フィルム保持部材109に保持された透
過原稿フィルム108が、光源103と光学レンズ10
2および撮像素子101との間に配置されており、光源
103の照明光が透過原稿フィルム108を透過して、
光学レンズ102に集光され、撮像素子101上に結像
されるようになっている。
【0005】上記撮像素子101および光学レンズ10
2はキャリッジ107上に配設されており、このキャリ
ッジ107には、駆動モータ106の駆動力が送りネジ
105によって伝達されるようになっている。このと
き、上記キャリッジ107は、ガイド104によってガ
イドされることで、上記フィルム保持部材109と略平
行に移動するようになっている。
【0006】そして、上記フィルム保持部材109に
は、位置決めパターン111が設けられており、これを
装置本体側のフォトリフレクタ(PR)112によって
検出して、透過原稿フィルム108の位置決めが行なわ
れるようになっている。
【0007】さらに、上記フィルム保持部材109に
は、上記透過原稿フィルム108上の各画像(コマ)間
における約2mm程度の未露光部分に対応するように未
露光部用開口部110が設けられている。この未露光部
開口部110より透過原稿フィルム108の未露光部
(フィルムベース部)が露出されるようになっており、
これを読み取って、シェーディング補正、色補正等が行
なわれることとなる。
【0008】また、上記特開平5−63870号公報に
おいて開示されている画像読取装置は、透過原稿フィル
ムの画像領域外の未露光部分を読み取るための開口部を
設け、透過原稿の画像のプレスキャン(予備画像読み取
り動作)を行なう際に、これを読み取ることにより、装
填されている透過原稿フィルムのフィルムベースの分光
特性、色補正、光量等の検出を行なって、読み取った画
像に対する各種補正等を行なうようにしたものである。
【0009】つまり、図13に示すように、上記画像読
取装置は、保持板122に透過原稿フィルムを保持する
フィルム保持部材120がガイド部材125によって摺
動可能に配設されると共に、複数のサンプル127を保
持するサンプル保持部材121が固定されるようになっ
ている。
【0010】また、上記保持板122においては、上記
開口部123,126に対応する位置にそれぞれ開口部
124,128が設けられていると共に、上記サンプル
保持部材121に対応する位置には、開口部129が設
けられている。
【0011】そして、上記フィルム保持部材121にお
いては、透過原稿フィルムの画像領域に対応する開口部
126と、透過原稿フィルムの画像領域より外側の未露
光部に対応する位置に光源からの照明光を原稿台へ通過
させる開口部123とが設けられており、この開口部1
23に露出される透過原稿フィルムの未露光部を読み取
って、シェーディング補正、色補正等が行なわれること
となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
4−58666号公報において開示されている手段によ
れば、透過原稿フィルムのコマ間については、これを撮
影したカメラ等により、ばらつきが生じるため、読取装
置側において、その位置出しを行なうことが困難である
という問題点がある。従って、透過原稿フィルムの未露
光部分を、常に正確に計測することができない場合が考
えられることにより、補正情報の精度を得ることが難し
い場合がある。
【0013】また、上記特開平5−63870号公報に
おいて開示されている手段によれば、開口部を大きく確
保するためには装置自体が大型化してしまうという問題
点があり、また、読み取りを行なう透過原稿フィルム
が、例えばリバーサル(スライド)フィルム等の陽画で
ある場合には、未露光部分が存在せず、従って、使用し
ている透過原稿フィルムの未露光部分を、あらかじめ開
口部に配置させておく必要があり、作業効率の低下が考
えられる。
【0014】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
し、より正確な色補正データを作成して、確実な画像入
力を行なうと共に、画像入力の際の作業効率をより向上
させることができ、さらに、容易に小型化、低コスト化
を実現したフィルム用画像入力装置を提供するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるフィルム用
画像入力装置は、カートリッジに収納された情報記録部
付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィルム
保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上記フ
ィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像変換
手段とを有するフィルム用画像入力装置において、上記
カートリッジに収納された上記フィルム上の画像を所定
位置へ移動させる給送手段と、上記フィルムのリーダー
部分にある画像未露光部のベース色を読み取り、ベース
色補正データを出力する色補正手段と、を有することを
特徴とする。
【0016】また、カートリッジに収納された情報記録
部付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィル
ム保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上記
フィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像変
換手段とを有するフィルム用画像入力装置において、上
記カートリッジに収納された上記フィルム上の画像を所
定位置へ移動させる給送手段と、上記情報記録部に記録
されたフィルム情報データを読み取る読取手段と、上記
読取手段により読み取った上記フィルム情報データから
装填されているフィルムの種類の判別を行なう判別手段
と、上記判別手段の結果に基づいて、上記フィルムに対
する色補正データを出力する色補正手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0017】そして、カートリッジに収納された情報記
録部付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィ
ルム保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上
記フィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像
変換手段とを有するフィルム用画像入力装置において、
上記カートリッジに収納された上記フィルム上の画像を
所定位置へ移動させる給送手段と、上記情報記録部の一
部に磁気もしくは潜像データとして記録されたフィルム
情報データを読み取る読取手段と、上記読取手段により
読み取った上記フィルム情報データから装填されている
フィルムの種類の判別を行なう判別手段と、あらかじめ
用意されているフィルムの種類とフィルムベース色補正
データを関連付けたデータシートを有する参照手段と、
上記判別手段の出力を上記参照手段に対応させて、上記
フィルムに対する色補正データを出力する色補正手段
と、を有することを特徴とする。
【0018】このように構成することにより、カートリ
ッジに収納されたフィルム上の画像を、給送手段により
所定位置へ移動させ、色補正手段によりフィルムのリー
ダー部分にある画像未露光部のベース色を読み取り、ベ
ース色補正データを出力する。
【0019】また、カートリッジに収納されたフィルム
上の画像を、給送手段により所定位置へ移動させ、情報
記録部に記録されたフィルム情報データを読取手段によ
り読み取り、この読取手段により読み取ったフィルム情
報データから装填されているフィルムの種類の判別を、
判別手段により行ない、この判別手段の結果に基づい
て、色補正手段によりフィルムに対する色補正データを
出力する。
【0020】そして、カートリッジに収納されたフィル
ム上の画像を、給送手段により所定位置へ移動させ、情
報記録部の一部に磁気もしくは潜像データとして記録さ
れたフィルム情報データを、読取手段により読み取り、
この読取手段により読み取ったフィルム情報データから
装填されているフィルムの種類の判別を、判別手段によ
り行ない、この判別手段の出力を、あらかじめ用意され
ているフィルムの種類とフィルムベース色補正データを
関連付けたデータシートを有する参照手段に対応させ
て、フィルムに対する色補正データを、色補正手段によ
り出力する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1、図2は、本発明の一実施の形
態のフィルム用画像入力装置を示す図であって、図1
は、そのブロック構成図を示しており、図2は、その内
部構成を示す概略斜視図である。
【0022】この一実施の形態のフィルム用画像入力装
置は、その本体内において、フィルムカートリッジに収
納された情報記録部付き透過原稿フィルム上に形成され
た画像情報を撮像する光学手段と、この光学手段を上記
透過原稿フィルムに対して略水平方向に移動させ、その
画像の前面を走査(スキャン;画像読み取り)する副走
査手段と、上記フィルムカートリッジに収納された透過
原稿フィルム上の画像を所定位置へと移動させるフィル
ム給送手段と、上記情報記録部に記録されたフィルム情
報データを検出し、これを読み取る読取手段であるフィ
ルム情報検出手段と、主電源等からなる電源手段、装置
全体を制御する制御手段等によって構成されている。
【0023】図1、図2に示すように、上記光学手段
は、例えばCCD等によって形成され、画像情報等の光
電変換等を行なって、フィルムカートリッジ1に収納さ
れた情報記録部付き透過原稿フィルム51上の画像を電
気的な画像信号に変換する画像変換手段である撮像素子
10と、この撮像素子10に対し透過原稿フィルム51
上に形成されている画像を、上記撮像素子10上に結像
させる光学レンズ11と、上記撮像素子10によって得
られたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器12と、例えば蛍光灯等からなり、透過原稿フィル
ム51を照明する投光手段である光源13と、この光源
13を制御するインバータ回路14と、上記光源13を
支持するアーム部材38と、上記光学レンズ11が固設
される鏡枠15と、この光学手段を一体化するキャリッ
ジ20等によって構成されている。
【0024】なお、上記鏡枠15には、合焦動作を行な
うためのフォーカスレバー16が配設されており、この
フォーカスレバー16はガイド溝17に沿って摺動する
ようになっていると共に、フォーカス移動方向の制御用
のガイドピン18が設けられており、このガイドピン1
8はガイド溝19に沿って摺動することで、上記フォー
カスレバー16の摺動動作が制御されるようになってい
る。
【0025】上記副走査手段は、副走査回路41、およ
び、上記光学手段を移動させる駆動モータ27と、副走
査方向を決定しガイドするガイド軸29と、光学手段を
副走査方向に移動させる送りネジ28と、この送りネジ
28の固定および光学手段の位置決めを行なうシャーシ
30と、駆動モータ27の動力伝達用のギアー31a,
31b等によって形成されており、上記シャーシ30に
は、ガイド軸29と送りネジ28とが略平行に配設され
ており、それぞれ上記光学手段のキャリッジ20に連結
されている。
【0026】上記送りネジ28にはギアー31aが固着
されており、このギアー31aには、駆動モータ27の
回転軸に固設されたギアー31bが噛合されている。こ
れにより、上記駆動モータ27の駆動力が、ギアー31
a,31bを介して送りネジ28に伝達されることによ
り、上記光学手段が透過原稿フィルム51に対して、略
水平方向に移動するようになっている。
【0027】また、上記光源13を支持する上記アーム
部材38は、上記キャリッジ20に支持されており、こ
れによって、上記光源13が、上記キャリッジ20によ
る光学手段の副走査方向への移動に連動して、同方向に
移動するようになっている。
【0028】上記フィルム給送手段は、フィルム給送モ
ータ2、フィルム巻取用スプール5、モータドライバ3
等によって構成されており、また、上記フィルム情報検
出手段は、透過原稿フィルム51上の潜像データ部(後
述する。図4においては符合55で示す。)を検出する
フォトセンサ21および発光ダイオード(LED)36
と、透過原稿フィルム51の位置検出を行なうフォトリ
フレクタ(PR)22と、透過原稿フィルム51上の第
1磁気データ部(後述する。図4においては符合56で
示す。)の磁気情報を検出すると共に記録(書き込み)
を行なう読取手段であり記録手段である第1磁気ヘッド
23と、透過原稿フィルム51上の第2磁気データ部
(後述する。図4においては符合57で示す。)の磁気
情報を検出すると共に記録(書き込み)を行なう読取手
段であり記録手段である第2磁気ヘッド24と、透過原
稿フィルム51が収納されたフィルムカートリッジ1の
装填状態を検知するスイッチ(SW)25,26等によ
って構成されている。
【0029】なお、上記フィルム給送手段およびフィル
ム情報検出手段は、一体的に形成され、上記フィルムカ
ートリッジ1に収納された透過原稿フィルム51を保持
可能に設けられたフィルム保持手段であるアダプタ42
によって、装置本体より着脱自在となっている。これに
よって、様々な種類の透過原稿フィルム51に対応する
ことができるようになっている。このアダプタ42の詳
細については、図3によって後述するものとする。
【0030】一方、上記電源手段は、主電源(powe
r supply)32等によって構成されており、ま
た、上記制御手段は、例えばCPU等によって形成され
る制御回路(CPU)34、ROM等によって形成され
る記憶回路(ROM)33等が実装された制御用基板3
5等によって構成されている。
【0031】図3は、上記一実施の形態のフィルム用画
像入力装置における上記フィルム保持手段(アダプタ4
2)を装置本体より取り出して示す要部概略斜視図であ
る。
【0032】図3に示すように、上記アダプタ42内に
は、例えばロール状の情報記録部付き透過原稿フィルム
51等が収納されたフィルムカートリッジ1が装填され
るようになっている。このフィルムカートリッジ1は、
カートリッジ蓋9を開閉することにより、アダプタ42
内のカートリッジ室内に挿脱することができるようにな
っており、このカートリッジ室内に装填されたフィルム
カートリッジ1内に収納された透過原稿フィルム51
が、上記フィルム給送手段によって、その外部に給送さ
れ、上記フィルム情報検出手段によって、透過原稿フィ
ルム51上の情報データ等が検出されるようになってい
る。
【0033】上記アダプタ42の一端部の上面側には、
上述のように、カートリッジ蓋9がアダプタ42に対し
て回動自在に配設されており、このカートリッジ蓋9を
開閉することによって、フィルムカートリッジ1がカー
トリッジ室内に収納されるようになっている。このカー
トリッジ室内の床部には、上記フィルムカートリッジ1
内に回動自在に配設され、透過原稿フィルム51が巻回
されているスプール軸(図示せず)と係合することによ
って、このスプール軸を回動させる駆動軸4が回動自在
に植設されており、この駆動軸4には動力伝達用ギアー
4aが固設されている。
【0034】また、上記アダプタ42の他端部には、フ
ィルム巻取室が配設されており、このフィルム巻取室内
には、フィルム巻取用スプール5が回動自在に配設され
ている。このフィルム巻取スプール5内には、フィルム
給送モータ2が配設されており、このフィルム給送モー
タ2は上記モータドライバ3(図1参照)等によって制
御されるようになっており、その回転駆動力は、例えば
ギアー列等からなる駆動力伝達手段(図示せず)等によ
って、上記動力伝達用ギアー4aに伝達され、上記フィ
ルムカートリッジ1内の透過原稿フィルム51の給送お
よび巻き戻し等が行なわれるようになっている。
【0035】一方、上記アダプタ42の略中央部には、
透過原稿フィルム51上の画像領域に光源からの光束を
照射するための開口部(アパーチャ)8が配設されてお
り、この開口部8より透過原稿フィルム51上の画像が
露出されるようになっている。そして、アダプタ42内
におけるフィルム給送路上には、透過原稿フィルム51
を上記フィルム巻取用スプール5に対して精度良く巻回
させるために、透過原稿フィルム51の給送動作を安定
させるガイド部材6およびフィルム給送量を検出する従
動ローラ43等が設けられている。
【0036】他方、上記開口部8の近傍には、上記フィ
ルム情報検出手段、即ち、上記フォトセンサ21および
発光ダイオード(LED)36、フォトリフレクタ(P
R)22、第1磁気ヘッド23、第2磁気ヘッド24等
が設けられており、さらに、カートリッジ室内には、フ
ィルムカートリッジ1の装填状態を検知する上記スイッ
チ25,26が配設されている。なお、上記スイッチ2
5は、フィルムカートリッジ1がカートリッジ室内に装
填されたときにオン(ON)状態となるようになってお
り、また、上記スイッチ26は、上記カートリッジ蓋9
が閉状態となったときにオン(ON)状態となるように
なっている。これにより、上記スイッチ25,26が共
にオン状態となったときに、フィルムカートリッジ1が
カートリッジ室内に装填されている状態であることが検
知されるようになっている。
【0037】そして、図1に示すように、上記装置本体
内の制御手段である制御回路34が、外部制御手段であ
り操作者(ユーザー)とのインターフェース部であっ
て、画像情報を出力する出力手段であり表示手段である
映像機器等からなる表示装置(ディスプレイ;disp
lay)、磁気記録装置、記憶手段であるメモリ(RA
M)等によって構成されているコンピュータ37と接続
されることにより、操作者による指示が上記フィルム用
画像入力装置本体側に伝達されると共に、このフィルム
用画像入力装置からの情報を得ることができるようにな
っている。
【0038】図4は、上記一実施の形態のフィルム用画
像入力装置において適用されるフィルムの概略構成を示
す図である。
【0039】図4に示すように、上記フィルム用画像入
力装置に適用される透過原稿は、情報記録部付き透過原
稿フィルム(以下、単にフィルムという。)51におい
ては、その先頭部分でありリーダー部分であるリーダー
部52、および、このリーダー部52以降の部分である
撮像部53が設けられており、上記リーダー部52に
は、露光されない画像未露光部54、複数の情報記録部
(データエリア)、即ち、潜像データ部55、第1磁気
データ部56、第2磁気データ部57、第3磁気データ
部58等が設けられており、また、上記撮像部53に
は、露光がなされることにより画像59等が形成される
ようになっている。そして、上記フィルム51の幅方向
の一端部にはフィルム給送等を行なうためのパーフォレ
ーション60が配設されている。
【0040】上記潜像データ部55および第1磁気デー
タ部56には、潜像データもしくは磁気データとして、
フィルムメーカー等によって、そのフィルム固有のデー
タ等(例えばフィルムのメーカー名、型種、ID番号
等)があらかじめ書き込みがなされており、操作者側に
おいては書き込みが禁止されている読み込み専用領域
(リードオンリー)のデータエリアである。
【0041】また、上記第2磁気データ部57は、操作
者側が任意に書き込みおよび読み込みを行なうことので
きるデータエリアであり、例えば、定型文字列、操作者
が指定する未定型文字列、各種の画像データ等が記録さ
れるデータエリアであり、また、上記第3磁気データ部
58は、カメラ等の画像入力機器によって撮影等が行な
われる際の撮影情報等(例えば手ぶれ情報、露光情報
等)が記録されるデータエリアである。
【0042】このように構成された上記一実施の形態の
フィルム用画像入力装置の動作について、以下に説明す
る。図5〜図11は、上記一実施の形態のフィルム用画
像入力装置の動作を説明するフローチャートである。
【0043】図5に示すように、ステップS1において
装置本体の主電源32が投入されてオン状態とされ、次
のステップS2において、装置本体に装着されているア
ダプタ42のカートリッジ蓋9を開状態とした状態で上
記アダプタ42のカートリッジ室内にフィルムカートリ
ッジ1を装填する。これにより、ステップS3におい
て、上記スイッチ25がオン状態とされる。
【0044】そして、上記アダプタ42内にフィルムカ
ートリッジ1を装填した後、ステップS4において、上
記カートリッジ蓋9を閉状態とすることによって、上記
スイッチ26がオン状態となり、次のステップS5の処
理に進む。
【0045】ステップS5において、上記スイッチ2
5,26の状態が確認される。この場合において、上記
スイッチ25,26の状態が共にオン状態となったこと
が確認されると、次のステップS6に進む一方、上記ス
イッチ25,26のいずれか一方、または両スイッチ2
5,26共にオフ状態である場合には、上述のステップ
S2の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0046】上述のステップS5において、上記スイッ
チ25,26が共にオン状態であることが確認されて、
次のステップS6の処理に進むと、このステップS6に
おいて、原稿照明用の光源13が、所定の初期光量値に
よって点灯され、次のステップS7の処理に進む。
【0047】ステップS7において、上記キャリッジ2
0が所定の初期位置、即ち、ホームポジション(Hom
e Position)にあるかどうかの確認がなされ
る。この場合において、上記キャリッジ20がホームポ
ジションにないと判断された場合には、次のステップS
8の処理に進み、このステップS8において、上記副走
査手段によって上記キャリッジ20をホームポジション
に移動させて、次のステップS9に進む。また、上記ス
テップS7において、上記キャリッジ20がホームポジ
ションにあると判断された場合には、次のステップS9
の処理に進む。
【0048】ステップS9において、上記フィルム51
上の第3磁気データ部58に記録されている撮影情報等
のデータを色補正データとして読み取りを行なうかどう
かの判断がなされる。この場合において、上記第3磁気
データ部58の撮影情報等のデータを色補正データとし
て読み取りを行なう場合には、フラグ(flag)=1
と、また、上記第3磁気データ部58の撮影情報等のデ
ータを色補正データとして読み取りを行なわない場合に
は、フラグ(flag)=0として、次のステップS1
0の処理に進む。
【0049】ステップS10において、色補正データ作
成状況のパラメータであるステイタス(status)
を初期状態Qとして、次のステップS11の処理に進
む。
【0050】ステップS11において、上記フィルム給
送モータ2を駆動させることによって、フィルム給送を
開始する。このとき、上記フィルム給送モータ2の駆動
力は、ギアー列等の駆動力伝達手段(図示せず)によっ
て、フィルムカートリッジ1内のスプール軸に伝達され
ることによって、これに巻回されているフィルム51
は、上記アダプタ42内のフィルム給送路上に送り出さ
れ、アダプタ42のフィルム巻取室内のフィルム巻取用
スプール5に巻回されることとなる。そして、次のステ
ップS12の処理に進む。
【0051】上記フィルム51の第1磁気データ部56
の先頭部分が第1磁気ヘッド23と対向する位置に給送
されると、図6に示すように、ステップS12におい
て、上記第1磁気データ部56に記録されているデー
タ、即ち、フィルムのメーカー、型種、ID番号等のデ
ータが、上記第1磁気ヘッド23によって読み取られ、
対応するテーブルがあるかどうかの判断がなされる。こ
の場合において、対応するテーブルが存在する場合に
は、ステップS15において、ステイタス(statu
s)をAとし、次のステップS17の処理に進み、対応
するテーブルがない場合には、ステップS13の処理に
進む。
【0052】ステップS13において、上記フィルム5
1は、さらに給送されて、このフィルム51上記潜像デ
ータ部55の先頭部分が上記フォトセンサ21およびL
ED36に対向する位置に給送されると、上記潜像デー
タ部55に記録されているデータ、即ち、フィルムのメ
ーカー、型種、ID番号等のデータが読み取られ、対応
するテーブルがあるかどうかの判断がなされる。この場
合において、対応するテーブルが存在する場合には、ス
テップS15において、ステイタス(status)を
Aとし、次のステップS17の処理に進み、対応するテ
ーブルがない場合には、ステップS14の処理に進む。
【0053】ステップS14において、上記フィルム5
1はさらに給送されて、このフィルム51の第2磁気デ
ータ部57の先頭部分が第2磁気ヘッド24と対向する
位置に給送されると、上記第2磁気データ部57に記録
されているデータ、即ち、フィルムのメーカー、型種、
ID番号等のデータが、上記第2磁気ヘッド24によっ
て読み取られ、対応するテーブルがあるかどうかの判断
がなされる。この場合において、対応するテーブルが存
在する場合には、ステップS16において、ステイタス
(status)をGとし、次のステップS17の処理
に進み、対応するテーブルがない場合には、ステップS
18の処理に進む。
【0054】ステップS18において、上記フィルム5
1の画像未露光部54が上記キャリッジ20上の光学レ
ンズ11の光軸上に位置するように、上記フィルム51
を給送し、上記光学手段および制御手段等によってフィ
ルム51の画像未露光部54のベース色の計測を行ない
(画像未露光部54の読み取り)、ステップS19にお
いて、ステイタス(status)をBとし、次のステ
ップS20の処理に進む。
【0055】一方、上述のステップS15において、ス
テイタス(status)=A、またはステップS16
において、ステイタス(status)=Gとされて、
ステップS17に進むと、このステップS17において
は、上述のステップS9(図5参照)において選択され
たフラグ(flag)の状態が確認される。この場合に
おいて、フラグ(flag)=0であると判断された場
合には、ステップS31(図7参照)に進み、フラグ
(flag)=1であると判断された場合には、ステッ
プS22の処理に進む。
【0056】他方、上述のステップS19において、ス
テイタス(status)=Bとされて、ステップS2
0に進むと、このステップS20において、上述のステ
ップS9(図5参照)において選択されたフラグ(fl
ag)の状態が確認される。この場合において、フラグ
(flag)=0であると判断された場合には、ステッ
プS21において、色補正手段でもある上記制御手段
は、フィルム51の画像未露光部54から色補正データ
を作成して、ステップS32(図7参照)に進み、フラ
グ(flag)=1であると判断された場合には、ステ
ップS22の処理に進む。
【0057】ステップS22において、上記フィルム5
1上の第3磁気データ部58に記録されている撮影情報
等のデータが読み取られ、テーブルデータの参照が行な
われる。この場合において、上記第3磁気データ部58
に撮影情報等のデータが存在する場合には、ステップS
23の処理に進み、上記第3磁気データ部58に撮影情
報等のデータが存在しない場合には、ステップS28の
処理に進む。
【0058】ステップS23においては、ステイタス
(status)の値が確認される。この場合におい
て、ステイタス(status)=A、またはステイタ
ス(status)=Gであると判断されると、ステッ
プS24において、参照手段でもあり確認手段でもある
上記制御手段は、上記第3磁気データ部58より読み取
られたID番号等についてデータシートを参照して、こ
れによって得られる色補正データと上記第3磁気データ
部58より得られた撮像時に記録されたデータに基づい
て、新たに色補正データを作成する。そして、ステップ
S25において、ステイタス(status)をFとし
て、次のステップS32(図7参照)の処理に進む。
【0059】なお、上記データシートは、あらかじめ用
意されているフィルムの種類とフィルムベース色補正デ
ータを関連付けたデータ群であって、これは、参照手段
でもある上記制御手段を構成する、例えばROM等の記
憶回路33等、または上記コンピュータ37の磁気記録
装置等に記録されているものである。
【0060】一方、上述のステップS23において、ス
テイタス(status)=Bであると判断されると、
ステップS26において、上記制御手段は、上記画像未
露光部54を計測して得られた色補正データと上記第3
磁気データ部58より得られた撮像時に記録されたデー
タに基づいて、新たに色補正データを作成する。そし
て、ステップS27において、ステイタス(statu
s)をEとして、次のステップS32(図7参照)の処
理に進む。
【0061】他方、ステップS28においては、上述の
ステップS23と同様に、ステイタス(status)
の値が確認される。この場合において、ステイタス(s
tatus)=A、またはステイタス(status)
=Gであると判断されると、ステップS30において、
ステイタス(status)をCとして、次のステップ
S31(図7参照)の処理に進む。
【0062】また、上述のステップS28において、ス
テイタス(status)=Bであると判断されると、
ステップS29において、ステイタス(status)
をDとして、次のステップS32(図7参照)の処理に
進む。
【0063】ステップS31においては、図7に示すよ
うに、すでに読み取ったID番号より色補正データの参
照を行ない、次のステップS32の処理に進む。
【0064】ステップS32において、フィルム給送手
段は、上記フィルム51の1コマ目に露光されている画
像59を、上記アダプタ42の開口部(アパーチャ)8
に対向するように、上記フィルム51を給送し、ステッ
プS33において、上記フィルム51の給送動作を停止
させる。このとき行なわれる上記フィルム51の位置決
めについては、例えば、上記フィルム51のパーフォレ
ーション60をPR22によって検出すると共に、上記
従動ローラ43の回転数等によってフィルム51の給送
量を検出すること等により制御されることとなる。
【0065】そして、ステップS34において、操作者
が任意に画像入力作業を行なうことのできる、ユーザー
作業モードに移行する。即ち、操作者は、上記コンピュ
ータ37を介して上記フィルム用画像入力装置を制御す
ることとなるが、このコンピュータ37によって行なう
ことのできる制御内容としては、例えば、プレスキャン
(予備画像入力)、および、本スキャン(画像入力)、
画像入力時における画像情報のトリミング操作、画像の
解像度の変更(決定)、画像情報の記録、カートリッジ
交換、作業終了等の各モード(選択肢)が設けられてい
る。
【0066】上述のステップS34において、ユーザー
作業モードのうちのプレスキャンモードが選択される
と、図8に示すフローチャートが実行される。例えば、
プレスキャン(予備画像入力)モードにある状態におい
て、操作者によって上記コンピュータ37が操作される
ことにより、画像入力を行なう所望のコマ番号等が指定
されると、上記キャリッジ20がホームポジションに戻
っていない場合には、副走査手段によって、上記キャリ
ッジ20をホームポジションに復帰させた後、ステップ
S35において、フィルム51の給送動作が開始され、
ステップS36において、所望のコマ位置でフィルム給
送動作が停止される。このフィルム給送動作について
は、上述した通りである。
【0067】そして、ステップS37において、フィル
ム51の副走査方向にプレスキャンモードにおけるモー
タ速度によって上記駆動モータ27が駆動される。この
駆動モータ27の駆動力は、上述したように、ギアー3
1a,31bを介して上記送りネジ28に伝達される。
この送りネジ28は、上記キャリッジ20に設けられた
ネジ溝(図示せず)噛合しているので、上記キャリッジ
20は、装置本体側に固定されている上記シャーシ30
のガイド軸29にガイドされて、フィルム51の副走査
方向に移動し、ステップS38において、副走査中の解
像度に適合する回数だけ上記撮像素子10によるプレス
キャン(予備画像入力)動作が行なわれることとなる。
【0068】ステップS39において、上記キャリッジ
20が計測範囲を移動して副走査が終了すると、ステッ
プS40において、上記キャリッジ20をホームポジシ
ョンに復帰させ、次のステップS41の処理に進む。
【0069】ステップS41において、上記撮像素子1
0によって得られた計測結果(アナログデータ)を、上
記A/D変換器12によってA/D変換を行ない、この
結果(デジタルデータ)を上記制御手段(CPU)に転
送し、次のステップS42の処理に進む。
【0070】ステップS42において、装填されている
フィルムの種類の判別を行なう判別手段でもある上記制
御手段は、得られた画像データとフィルムの種類(例え
ば、ネガ、ポジ、白黒等)、ISOデータ、撮影枚数、
ID番号等の情報、および先に作成された色補正データ
等を参照して画像データの変換を行ない、ステップS4
3の処理に進む。
【0071】ステップS43において、上記制御手段
は、変換した画像データを上記コンピュータ37に対し
てデータ転送を行なった後、ステップS44において、
上記コンピュータ37の表示装置(ディスプレイ)上に
画像データの表示を行ない、一連のシーケンスを終了
し、上述のステップS34(図7参照)のユーザー作業
モードに戻る。
【0072】次に、上述のステップS34において、ユ
ーザー作業モードのうちの本スキャンモードが選択され
ると、図9に示すフローチャートが実行される。なお、
この本スキャンモードは、通常の場合において、上述の
プレスキャンモードを実行した後に行なわれるものであ
る。つまり、上述のプレスキャンモードを実行したこと
により得られる画像情報等を参照することで、操作者
は、例えば所望のトリミング範囲、解像度、画像補正値
等について決定することができる。そして、これらの任
意に決定した各指定値を上記コンピュータ37に入力す
ることで、本スキャン(画像入力)動作を行なうことが
一般的であるが、プレスキャンを行なうことなく本スキ
ャン動作を行なうことも可能である。
【0073】図9に示すように、ステップS45におい
て、プレスキャン(予備画像入力)動作が行なわれたか
どうかの判断がなされる。この場合において、プレスキ
ャン動作が、すでに行なわれている場合には、ステップ
S46の処理に進み、このステップS46において、プ
レスキャンを行なった際に作成した色補正データ等に基
づいて、画像入力の際の上記光源13の照明光量の調整
を行ない、次のステップS47の処理に進む。また、上
述のステップS45において、プレスキャンが行なわれ
ていない場合には、ステップS47の処理に進む。
【0074】ステップS47において、例えば所望する
トリミング範囲、解像度、画像補正値等について、ユー
ザーが決定した各指定値を上記コンピュータ37に入力
し、これに基づいて本スキャン(画像入力)動作が開始
されることとなる。なお、この本スキャンモードにおけ
る画像入力動作の流れについては、上述のプレスキャン
モードにおいて説明した動作と同様である。即ち、図9
に示すステップS47の処理が行なわれた後について
は、上述の図8に示すステップS35以降の処理が行な
われることとなる。
【0075】次に、上述のステップS34において、ユ
ーザー作業モードのうちのカートリッジ交換モードが選
択されると、図10に示すフローチャートが実行され
る。このカートリッジ交換モードとは、このフィルム用
画像入力装置内に装填されているフィルムカートリッジ
1とは別のフィルムカートリッジ内のフィルム51につ
いての画像入力動作を行なう際に、フィルムカートリッ
ジ1の交換動作を行なう際に実行されるモードである。
【0076】即ち、図10に示すように、まず、ステッ
プS48において、現在のステイタス(status)
の確認がなされる。この場合において、ステイタス(s
tatus)=D、またはステイタス(status)
=Eである場合には、上述したように新たな色補正デー
タが作成されているので、次のステップS49の処理に
進み、このステップS49において、この新たな色補正
データを上記コンピュータ37の磁気記録装置等に設け
られているデータシートに対して追加記録を行ない、次
のステップS50の処理に進む。また、上述のステップ
S48において、現在のステイタス(status)が
D、またはEではない場合には、ステップS50の処理
に進む。
【0077】ステップS50において、上記制御手段
は、上述の新たな色補正データを、上記フィルム51の
第2磁気データ部57へ記録するかどうかの判断を操作
者に促す。この場合において、上記制御手段は、新たな
色補正データを上記フィルム51上の情報記録部である
第2磁気データ部57に記録する(書き込む)かどうか
を選択可能とする選択手段であって、この選択手段でも
ある制御手段は、その旨のメッセージを上記コンピュー
タ37の表示装置(ディスプレイ)上に表示することと
なる。そして、操作者は、コンピュータ37を操作し
て、上述の新たな色補正データを上記フィルム51の第
2磁気データ部57へ記録するかどうかについて、上記
制御手段に指示する。
【0078】このステップS50において、上述の新た
な色補正データを上記フィルム51の第2磁気データ部
57へ記録する場合には、ステップS51の処理に進
み、記録しない場合には、ステップS58の処理に進
む。
【0079】ステップS51において、フィルム給送が
開始され、ステップS52において、フィルム51を書
き込み可能位置においてフィルム給送を停止させ、ステ
ップS53の処理に進む。
【0080】ステップS53において、ステイタス(s
tatus)の確認が行なわれる。この場合において、
ステイタス(status)=E、F、G、D、または
Cである場合には、ステップS54において、制御手段
は、上記第2磁気データ部57に記録されているデータ
内容をコンピュータ37の表示装置(ディスプレイ)上
に表示出力し、次のステップS55の処理に進む。これ
は、上記第2磁気データ部57に対してデータのオーバ
ーライト(over write;上書き)が可能かど
うかを、操作者が判断する際の判断要因とするために行
なわれるものである。また、上述のステップS53にお
いて、ステイタス(status)=E、F、G、D、
またはCではない場合には、ステップS57の処理に進
む。
【0081】ステップS55において、上記第2磁気デ
ータ部57に対するデータのオーバーライト(over
write;上書き)を行なうかどうかの判断が、操
作者によって行なわれ、その判断結果について操作者は
コンピュータ37を操作することで上記制御手段に指示
を与える。この場合において、オーバーライトを行なう
旨の指示がなされた場合には、ステップS57におい
て、上記第2磁気データ部57に対してデータの書き込
みが行なわれ、ステップS58の処理に進む。
【0082】また、上述のステップS55において、オ
ーバーライトを行なわない旨の指示がなされた場合に
は、ステップS56において、上記制御手段は、上述の
ユーザー作業モードに戻るか、または、フィルムカート
リッジ1の交換を行なうかどうかの判断を上記コンピュ
ータ37の表示装置を介して操作者に促し、ここで、操
作者によりユーザー作業モードに戻る旨の指示が出され
た場合には、上述のステップS34(図8参照)の処理
に戻る一方、操作者によりフィルムカートリッジ1の交
換を行なう旨の指示がなされた場合には、次のステップ
S58の処理に進む。
【0083】ステップS58においては、上記フィルム
給送手段によって、上記アダプタ42のフィルム巻取室
内のフィルム巻取スプール5に巻回されているフィルム
51を、カートリッジ室内のフィルムカートリッジ1内
に巻き戻すフィルム巻き戻し動作が行なわれると共に、
ステップS59において、上記光源13の照明が消灯さ
れる。
【0084】そして、完全にフィルム51がフィルムカ
ートリッジ1内に収納された状態になると、フィルムカ
ートリッジ1を取り出すことができる状態となるので、
操作者は、上記アダプタ42のカートリッジ蓋9を開状
態としてフィルムカートリッジ1を取り出すこととな
る。
【0085】そして、別のフィルムカートリッジ内のフ
ィルムについての画像入力作業を行なう際には、図5に
示すステップS2の処理に戻り、以降の処理が行なわれ
ることとなる。
【0086】また、上述のステップS34において、ユ
ーザー作業モードのうちの作業終了モードが選択される
と、図11に示すフローチャートが実行される。即ち、
図12に示すように、まず、ステップS61において、
現在のステイタス(status)の確認がなされる。
この場合において、ステイタス(status)=D、
またはステイタス(status)=Eである場合に
は、上述したように新たな色補正データが作成されてい
る場合であるので、次のステップS62の処理に進み、
このステップS62において、この新たな色補正データ
を上記コンピュータ37の磁気記録装置等に設けられて
いるデータシートに対して追加記録を行ない、次のステ
ップS63の処理に進む。また、上述のステップS61
において、現在のステイタス(status)がD、ま
たはEではない場合には、ステップS63の処理に進
む。
【0087】ステップS63において、上述の新たな色
補正データを、上記フィルム51の第2、第3磁気デー
タ部57,58へ記録するかどうかの判断を操作者に促
す。この場合において、上記制御手段によって、その旨
のメッセージが上記コンピュータ37の表示装置(ディ
スプレイ)上に表示がなされる。そして、操作者は、コ
ンピュータ37を操作して、上述の新たな色補正データ
を上記フィルム51の第2、第3磁気データ部57,5
8へ記録するかどうかについて、上記制御手段に指示す
る。
【0088】このステップS63において、上述の新た
な色補正データを上記フィルム51の第2、第3磁気デ
ータ部57,58へ記録する場合には、ステップS64
の処理に進み、記録しない場合には、ステップS71の
処理に進む。
【0089】ステップS64において、フィルム給送が
開始され、ステップS65において、フィルム51を書
き込み可能位置においてフィルム給送を停止させ、ステ
ップS66の処理に進む。
【0090】ステップS66において、ステイタス(s
tatus)の確認が行なわれる。この場合において、
ステイタス(status)=E、F、またはGである
場合には、ステップS67において、撮影状況出力手段
でもある制御手段は、上記第2、第3磁気データ部5
7,58に記録されているデータ内容を、コンピュータ
37の表示装置(ディスプレイ)上に表示出力し、次の
ステップS68の処理に進む。これは、上記第2、第3
磁気データ部57,58に対してデータのオーバーライ
ト(over write;上書き)が可能かどうか
を、操作者が判断する際の判断要因とするために行なわ
れるものである。また、上述のステップS66におい
て、ステイタス(status)=E、F、またはGで
はない場合には、ステップS70の処理に進む。
【0091】ステップS68において、上記第2、第3
磁気データ部57,58に対するデータのオーバーライ
ト(over write;上書き)を行なうかどうか
の判断が、操作者によって行なわれ、その判断結果につ
いて操作者はコンピュータ37によって、上記制御手段
に指示する。この場合において、オーバーライトを行な
う旨の指示がなされた場合には、ステップS70におい
て、上記第2、第3磁気データ部57,58に対してデ
ータの書き込みが行なわれ、ステップS71の処理に進
む。
【0092】また、上述のステップS68において、オ
ーバーライトを行なわない旨の指示がなされた場合に
は、ステップS69において、上記制御手段は、上述の
ユーザー作業モードに戻るか、または、一連の画像入力
作業を終了させるかどうかの判断を、コンピュータ37
の表示装置を介して操作者に促し、ここで、操作者によ
りユーザー作業モードに戻る旨の指示が出された場合に
は、上述のステップS34(図8参照)の処理に戻る一
方、操作者により一連の画像入力作業を終了させる旨の
指示が出された場合には、ステップS71の処理に進
む。
【0093】ステップS71においては、上記フィルム
給送手段によってフィルム巻き戻し動作が行なわれると
共に、ステップS72において、上記光源13の照明が
消灯される。
【0094】そして、完全にフィルム51がフィルムカ
ートリッジ1内に収納された状態になると、フィルムカ
ートリッジ1を取り出すことができる状態となるので、
操作者は、上記アダプタ42のカートリッジ蓋9を開状
態としてフィルムカートリッジ1を取り出す。これによ
り、一連の画像入力作業を終了する。
【0095】なお、上記ステップS73において、フィ
ルムカートリッジ1を取り出した後においては、例え
ば、画像入力を行なった結果の画像情報等を操作者の任
意のフォーマットによって、コンピュータ37の外部記
録装置等に記録し、その後、上記主電源32をオフ状態
とすることとなる。
【0096】以上説明したように上記一実施の形態によ
れば、確実に色補正データを作成することができると共
に、精度の高い色補正データを得ることができるので、
画像入力を行なう際に、より忠実な画像情報を得ること
ができ、さらに、装置本体内において、色補正データを
得るための占有空間(領域)を、特別に確保する必要が
ないので、装置の小型化に寄与することができる。
【0097】また、フィルム51の先頭部分の画像未露
光部54を計測(読み取る)することによって、色補正
データを作成するようにしているので、作業効率の向上
に寄与することができる。
【0098】そして、初めてスキャン(画像入力)を行
なうフィルムについては、そのフィルム固有の情報とし
ての色補正データをフィルムの画像未露光部54を計測
し、これによって得られた色補正データをフィルムの情
報記録部等に記録するようにしているので、2回目以降
のスキャン(画像入力)時において、色補正データを作
成すること必要がない。従って、作業効率がさらに向上
すると共に、新しい型種のフィルムを使用する場合に
も、そのフィルム固有についての色補正データ等の情報
等を、別途に入手する手間を省くことができるので、低
コスト化を実現することができる。
【0099】さらに、新たに作成された色補正データに
ついて、フィルム51上の情報記録部に記録する際に
は、オーバーライト(上書き)を行なうかどうかの確認
を行なうようにしているので、上記情報記録部上に重要
な情報データが記録されている場合に、これを誤って上
書きしてしまうというミスを防止することができる。
【0100】[付記] (1) カートリッジに収納されたフィルムを露光エリ
アに移動させる給送手段と、そのフィルムに光を投光す
る投光手段と、フィルム上の画像を電気的な画像へと変
換する画像変換手段と、この画像の情報を何らかの映像
機器に出力する出力手段と、フィルム情報を読み取る読
取手段とを有し、画像取り込みを可能とするフィルム用
画像入力装置において、フィルムリーダー部分にある未
露光部を読み取り、ベース色補正データを作成する色補
正手段を有するフィルム用画像入力装置。
【0101】(2) カートリッジに収納された情報記
録部付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィ
ルム保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上
記フィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像
変換手段とを有するフィルム用画像入力装置において、
上記カートリッジに収納された上記フィルム上の画像を
所定位置へ移動させる給送手段と、上記情報記録部に記
録されたフィルム情報データを読み取る読取手段と、上
記読取手段により読み取った上記フィルム情報データか
ら装填されているフィルムの種類の判別を行なう判別手
段と、上記判別手段の結果に基づいて、上記フィルムに
対する色補正データを出力する色補正手段と、を有する
フィルム用画像入力装置。
【0102】(3) 付記2に記載のフィルム用画像入
力装置において、フィルム情報データを記録したフィル
ム上の上記情報記録部は、潜像記録データを有するフィ
ルム用画像入力装置。
【0103】(4) 付記2に記載のフィルム用画像入
力装置において、フィルム情報データを記録したフィル
ム上の上記情報記録部は、磁気記録データを有するフィ
ルム用画像入力装置。
【0104】(5) 付記3または付記4に記載のフィ
ルム用画像入力装置において、あらかじめ用意されてい
るフィルムの種類とフィルムベース色補正データを関連
付けたデータシートをもつ参照手段を有し、上記色補正
手段は、上記判別手段の出力を上記参照手段に対応させ
ることにより、上記フィルムに対する色補正データを出
力するフィルム用画像入力装置。
【0105】(6) 付記1または付記2に記載のフィ
ルム用画像入力装置において、上記ベース色補正データ
をフィルム上に設けられた磁気データ記録部に書き込む
記録手段を有するフィルム用画像入力装置。
【0106】(7) カートリッジに収納された情報記
録部付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィ
ルム保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上
記フィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像
変換手段とを有するフィルム用画像入力装置において、
上記カートリッジに収納された上記フィルム上の画像を
所定位置へ移動させる給送手段と、上記情報記録部の一
部に磁気もしくは潜像データとして記録されたフィルム
情報データを読み取る読取手段と、上記読取手段により
読み取った上記フィルム情報データから装填されている
フィルムの種類の判別を行なう判別手段と、あらかじめ
用意されているフィルムの種類とフィルムベース色補正
データを関連付けたデータシートを有する参照手段と、
上記判別手段の出力を上記参照手段に対応させて、上記
フィルムに対する色補正データを出力する第1の色補正
手段と、上記フィルムのリーダー部分にある画像未露光
部のベース色を読み取り、ベース色補正データを出力す
る第2の色補正手段と、上記判別手段により判別した上
記フィルムの種類が、上記参照手段のデータシートに記
録されているか否かを確認する確認手段と、上記確認手
段の結果、上記フィルムの種類が上記参照手段のデータ
シートに記録されている場合は、上記第1の色補正手段
のベース色補正データを、上記フィルムの種類が上記参
照手段のデータシートに記録されていない場合は、上記
第2の色補正手段のベース色補正データを、上記フィル
ム上に設けられた磁気データ記録部に書き込む記録手段
と、を有するフィルム用画像入力装置。
【0107】(8) 付記7に記載のフィルム用画像入
力装置において、上記第1または上記第2の色補正手段
による上記ベース色補正データを、このフィルム種類と
関連付けて補正データシートとして上記参照手段に追加
して、記憶しておく記憶手段を有するフィルム用画像入
力装置。
【0108】(9) カートリッジに収納された情報記
録部付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィ
ルム保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上
記フィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像
変換手段とを有するフィルム用画像入力装置において、
上記カートリッジに収納された上記フィルム上の画像を
所定位置へ移動させる給送手段と、上記情報記録部に記
録されたフィルム情報データを読み取る読取手段と、上
記読取手段により読み取った上記フィルム情報データか
ら装填されているフィルムの種類の判別を行なう判別手
段と、上記読取手段により読み取った上記フィルム情報
データから撮影時の情報を出力する撮影状況出力手段
と、上記判別手段および上記撮影状況出力手段の結果に
基づいて、上記フィルムに対する色補正データを出力す
る色補正手段と、上記色補正データを、上記フィルム上
に設けられた磁気データ記録部に書き込む記録手段と、
を有するフィルム用画像入力手段。
【0109】(10) 付記7または付記9に記載のフ
ィルム用画像入力装置において、上記色補正手段による
色補正後の画像を表示する表示手段を有するフィルム用
画像入力装置。
【0110】(11) 付記7または付記9に記載のフ
ィルム用画像入力装置において、上記記録手段によって
上記色補正データを上記フィルム上に設けられた磁気デ
ータ記録部に書き込むかどうかを選択可能とする選択手
段を有するフィルム用画像入力装置。
【0111】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、より
正確な色補正データを作成して、確実な画像入力を行な
うと共に、画像入力の際の作業効率をより向上させるこ
とができ、さらに、容易に小型化、低コスト化を実現し
たフィルム用画像入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のフィルム用画像入力装
置を示すブロック構成図。
【図2】上記図1のフィルム用画像入力装置の内部構成
を示す概略斜視図。
【図3】上記図1のフィルム用画像入力装置におけるフ
ィルム保持手段(アダプタ)を装置本体より取り出して
示す要部概略斜視図。
【図4】上記図1のフィルム用画像入力装置において適
用されるフィルムの概略構成を示す図。
【図5】上記図1のフィルム用画像入力装置の動作を説
明するフローチャート。
【図6】上記図1のフィルム用画像入力装置の動作を説
明するフローチャート。
【図7】上記図1のフィルム用画像入力装置の動作を説
明するフローチャート。
【図8】上記図1のフィルム用画像入力装置の動作を説
明するフローチャートであって、ユーザー作業モードの
うちのプレスキャンモードの動作を示す図。
【図9】上記図1のフィルム用画像入力装置の動作を説
明するフローチャートであって、ユーザー作業モードの
うちの本スキャンモードの動作を示す図。
【図10】上記図1のフィルム用画像入力装置の動作を
説明するフローチャートであって、ユーザー作業モード
のうちのカートリッジ交換モードの動作を示す図。
【図11】上記図1のフィルム用画像入力装置の動作を
説明するフローチャートであって、ユーザー作業モード
のうちの作業終了モードの動作を示す図。
【図12】従来のフィルム用画像入力装置の例示。
【図13】従来のフィルム用画像入力装置の別の例示。
【符号の説明】
1……フィルムカートリッジ 2……フィルム給送モータ 3……モータドライバ 4……駆動軸 4a……動力伝達用ギアー 5……フィルム巻取用スプール 6……ガイド部材 8……開口部(アパーチャ) 9……カートリッジ蓋 10,101……撮像素子(画像変換手段) 11,102……光学レンズ 12……A/D変換器 13,103……光源(投光手段) 14……インバータ回路 20,107……キャリッジ 21……フォトセンサ(読取手段) 22……フォトリフレクタ(PR) 23……第1磁気ヘッド(読取手段、記録手段) 24……第2磁気ヘッド(読取手段、記録手段) 25,26……スイッチ(SW) 27……駆動モータ 32……主電源(power supply;電源手
段) 33……記憶回路(ROM) 34……制御回路(CPU;制御手段、色補正手段、判
別手段、参照手段、確認手段、選択手段) 36……発光ダイオード(LED;読取手段) 37……コンピュータ 41……副走査回路(副走査手段) 42……アダプタ(フィルム保持手段) 51,108……フィルム(透過原稿) 55……潜像データ部 56……第1磁気データ部 57……第2磁気データ部 58……第3磁気データ部 109,120……フィルム保持部材 110……未露光部用開口部 121……サンプル保持部材 122……保持板 127……サンプル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】さらに、上記フィルム保持部材109に
は、上記透過原稿フィルム108上の各画像(コマ)間
における約2mm程度の未露光部分に対応するように未
露光部用開口部110が設けられている。この未露光部
開口部110より透過原稿フィルム108の未露光部
(フィルムベース部)113が露出されるようになって
おり、これを読み取って、シェーディング補正、色補正
等が行なわれることとなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、上記保持板122においては、上記
フィルム保持部材120の開口部123,126(後述
する。)に対応する位置にそれぞれ開口部124,12
8が設けられていると共に、上記サンプル保持部材12
1に対応する位置には、開口部129が設けられてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】そして、上記フィルム保持部材120に
いては、透過原稿フィルムの画像領域に対応する開口部
126と、透過原稿フィルムの画像領域より外側の未露
光部に対応する位置に光源からの照明光を原稿台へ通過
させる開口部123とが設けられており、この開口部1
23に露出される透過原稿フィルムの未露光部を読み取
って、シェーディング補正、色補正等が行なわれること
となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】そして、図1に示すように、上記装置本体
内の制御手段である制御回路34が、外部制御手段であ
り操作者(ユーザー)とのインターフェース部であっ
て、画像情報を出力する出力手段であり表示手段である
映像機器等からなる表示装置(ディスプレイ;disp
lay)、磁気記録手段、記憶手段であるメモリ(RA
M)等によって構成されているコンピュータ(Comp
uter)37と接続されることにより、操作者による
指示が上記フィルム用画像入力装置本体側に伝達される
と共に、このフィルム用画像入力装置からの情報を得る
ことができるようになっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】図4に示すように、上記フィルム用画像入
力装置に適用される透過原稿である情報記録部付き透過
原稿フィルム(以下、単にフィルムという。)51にお
いては、その先頭部分でありリーダー部分であるリーダ
ー部52、および、このリーダー部52以降の部分であ
る撮像部53が設けられており、上記リーダー部52に
は、露光されない画像未露光部54、複数の情報記録部
(データエリア)、即ち、潜像データ部55、第1磁気
データ部56、第2磁気データ部57、第3磁気データ
部58等が設けられており、また、上記撮像部53に
は、露光がなされることにより画像59等が形成される
ようになっている。そして、上記フィルム51の幅方向
の一端部にはフィルム給送等を行なうためのパーフォレ
ーション60が配設されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】ステップS13において、上記フィルム5
1は、さらに給送されて、このフィルム51上の上記潜
像データ部55の先頭部分が上記フォトセンサ21およ
びLED36に対向する位置に給送されると、上記潜像
データ部55に記録されているデータ、即ち、フィルム
のメーカー、型種、ID番号等のデータが読み取られ、
対応するテーブルがあるかどうかの判断がなされる。こ
の場合において、対応するテーブルが存在する場合に
は、ステップS15において、ステイタス(statu
s)をAとし、次のステップS17の処理に進み、対応
するテーブルがない場合には、ステップS14の処理に
進む。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】また、上述のステップS55において、オ
ーバーライトを行なわない旨の指示がなされた場合に
は、ステップS56において、上記制御手段は、上述の
ユーザー作業モードに戻るか、または、フィルムカート
リッジ1の交換を行なうかどうかの判断を上記コンピュ
ータ37の表示装置を介して操作者に促し、ここで、操
作者によりユーザー作業モードに戻る旨の指示が出され
た場合には、上述のステップS34(図7参照)の処理
に戻る一方、操作者によりフィルムカートリッジ1の交
換を行なう旨の指示がなされた場合には、次のステップ
S58の処理に進む。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】そして、完全にフィルム51がフィルムカ
ートリッジ1内に収納された状態になると、フィルムカ
ートリッジ1を取り出すことができる状態となるので
ステップS60において、操作者は、上記アダプタ42
のカートリッジ蓋9を開状態としてフィルムカートリッ
ジ1を取り出すこととなる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】また、上述のステップS34において、ユ
ーザー作業モードのうちの作業終了モードが選択される
と、図11に示すフローチャートが実行される。即ち
図11に示すように、まず、ステップS61において、
現在のステイタス(status)の確認がなされる。
この場合において、ステイタス(status)=D、
またはステイタス(status)=Eである場合に
は、上述したように新たな色補正データが作成されてい
る場合であるので、次のステップS62の処理に進み、
このステップS62において、この新たな色補正データ
を上記コンピュータ37の磁気記録装置等に設けられて
いるデータシートに対して追加記録を行ない、次のステ
ップS63の処理に進む。また、上述のステップS61
において、現在のステイタス(status)がD、ま
たはEではない場合には、ステップS63の処理に進
む。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】また、上述のステップS68において、オ
ーバーライトを行なわない旨の指示がなされた場合に
は、ステップS69において、上記制御手段は、上述の
ユーザー作業モードに戻るか、または、一連の画像入力
作業を終了させるかどうかの判断を、コンピュータ37
の表示装置を介して操作者に促し、ここで、操作者によ
りユーザー作業モードに戻る旨の指示が出された場合に
は、上述のステップS34(図7参照)の処理に戻る一
方、操作者により一連の画像入力作業を終了させる旨の
指示が出された場合には、ステップS71の処理に進
む。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】そして、完全にフィルム51がフィルムカ
ートリッジ1内に収納された状態になると、フィルムカ
ートリッジ1を取り出すことができる状態となるので
ステップS73において、操作者は、上記アダプタ42
のカートリッジ蓋9を開状態としてフィルムカートリッ
ジ1を取り出す。これにより、一連の画像入力作業を終
了する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジに収納された情報記録部
    付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィルム
    保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上記フ
    ィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像変換
    手段とを有するフィルム用画像入力装置において、 上記カートリッジに収納された上記フィルム上の画像を
    所定位置へ移動させる給送手段と、 上記フィルムのリーダー部分にある画像未露光部のベー
    ス色を読み取り、ベース色補正データを出力する色補正
    手段と、 を有することを特徴とするフィルム用画像入力装置。
  2. 【請求項2】 カートリッジに収納された情報記録部
    付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィルム
    保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上記フ
    ィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像変換
    手段とを有するフィルム用画像入力装置において、 上記カートリッジに収納された上記フィルム上の画像を
    所定位置へ移動させる給送手段と、 上記情報記録部に記録されたフィルム情報データを読み
    取る読取手段と、 上記読取手段により読み取った上記フィルム情報データ
    から装填されているフィルムの種類の判別を行なう判別
    手段と、 上記判別手段の結果に基づいて、上記フィルムに対する
    色補正データを出力する色補正手段と、 を有することを特徴とするフィルム用画像入力装置。
  3. 【請求項3】 カートリッジに収納された情報記録部
    付き透過原稿フィルムを保持可能に設けられたフィルム
    保持手段と、上記フィルムを光源により照明して上記フ
    ィルム上の画像を電気的な画像信号に変換する画像変換
    手段とを有するフィルム用画像入力装置において、 上記カートリッジに収納された上記フィルム上の画像を
    所定位置へ移動させる給送手段と、 上記情報記録部の一部に磁気もしくは潜像データとして
    記録されたフィルム情報データを読み取る読取手段と、 上記読取手段により読み取った上記フィルム情報データ
    から装填されているフィルムの種類の判別を行なう判別
    手段と、 あらかじめ用意されているフィルムの種類とフィルムベ
    ース色補正データを関連付けたデータシートを有する参
    照手段と、 上記判別手段の出力を上記参照手段に対応させて、上記
    フィルムに対する色補正データを出力する色補正手段
    と、 を有することを特徴とするフィルム用画像入力装置。
JP8003281A 1996-01-11 1996-01-11 フィルム用画像入力装置 Withdrawn JPH09197578A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100625709B1 (ko) * 2003-08-22 2006-09-20 캐논 가부시끼가이샤 화상 판독 시스템, 화상 판독 방법 및 그 방법의 구현을위한 프로그램

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100625709B1 (ko) * 2003-08-22 2006-09-20 캐논 가부시끼가이샤 화상 판독 시스템, 화상 판독 방법 및 그 방법의 구현을위한 프로그램

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