JPH09196395A - 床暖房装置 - Google Patents

床暖房装置

Info

Publication number
JPH09196395A
JPH09196395A JP8008097A JP809796A JPH09196395A JP H09196395 A JPH09196395 A JP H09196395A JP 8008097 A JP8008097 A JP 8008097A JP 809796 A JP809796 A JP 809796A JP H09196395 A JPH09196395 A JP H09196395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
temperature
floor heating
load
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8008097A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Nagase
徳美 永瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8008097A priority Critical patent/JPH09196395A/ja
Publication of JPH09196395A publication Critical patent/JPH09196395A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 床下に熱源を設けて床面を暖房する床暖房装
置において、着座中の温度上昇を抑制するために人体荷
重によって部分的な温度調整を可能にする。 【解決手段】 内部に、隣どうしが接触して摺動する上
側発熱体23および下側発熱体24およびバネ26を内
蔵する床暖房パネルを採用して、着座中の荷重によって
前記発熱体23,24の接触面積を減少させて通電電流
を制限し、荷重のかかった部位の発熱量を減少させて、
着座中の温度上昇を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床暖房装置、より詳
しくは、床下に電気ヒーターを敷設して通電させたり温
水を循環させることによって、床下から加熱して床表面
温度を上昇させる床暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の床暖房装置の概略構成図、
図8は同制御回路図で、同図において、2は床暖房パネ
ル、3は使用者が設定値等を入力あるいは動作状況を表
示告知する操作表示部、51は温度調節用可変抵抗器、
6は電気ヒーターへの給電を制御するリレー接点、8は
床暖房制御装置に必要な制御用電圧に変換するためのト
ランス、10は室温検知用サーミスタ、11は床温検知
用サーミスタ、12はAC100V等の電源、52は温
度検出用ブリッジ回路、53はサイリスタ、54はリレ
ーソレノイド、55はフロアヒーターをそれぞれ示す。
【0003】以下に、この床暖房装置の作動時における
表面温度の検出方法と温度調整方法について説明する。
【0004】室内温度は室温検知用サーミスタ10によ
り検出し、一方、床の表面温度は床温検知用サーミスタ
11により直接に検出する。
【0005】温度調整は、室温検知用サーミスタ10と
床温検知用サーミスタ11の抵抗変化と温度調節用可変
抵抗器51の抵抗値とを温度検出用ブリッジ回路52に
よって電圧バランスとして比較し、そのバランスから床
表面温度が温度調節用可変抵抗器51で表現される設定
温度より低い場合、サイリスタ53のゲートに電流を流
し、サイリスタ53を導通させる。
【0006】サイリスタ53が導通すると、リレーソレ
ノイド54に電流が流れ、リレー接点6がつながる。こ
れによって、リレー接点6を介してフロアヒーター55
に電源12の電圧が印加され、フロアヒーター55が加
熱し、床表面温度が上昇する。
【0007】床表面温度が上昇すると、温度検出用ブリ
ッジ回路52における電圧バランスが変化し、床表面温
度が温度調節用可変抵抗器51で表現される設定温度よ
り高い場合、サイリスタ53のゲートへの電流が遮断さ
れ、サイリスタ53を遮断させ、リレーソレノイド54
の電流が遮断される。これによって、リレー接点6が切
れて、フロアヒーター55への電源12の電圧が遮断さ
れ、フロアヒーター55は加熱しなくなる。
【0008】以上のように、従来の床暖房装置では、床
温検知用サーミスタ11が温度調整の主要信号源となっ
ており、温度調節用可変抵抗器51で入力される設定温
度との比較制御によって床暖房温度を自動調整する。
【0009】この場合、フロアヒーター55は床暖房パ
ネル2内に1本ものとして敷設されるか、あるいは、フ
ラットヒーターの場合においても1枚ものとして敷設さ
れており、従来の床暖房装置においては、床暖房パネル
2を全面一括して温度調整している。すなわち、床暖房
パネル2の部分的な温度調整はできない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、床暖房時の床
面には使用者が直接接触する機会が多いため、特に適切
な温度に管理することが重要であり、このような表面温
度の調整は、使用者が循環流量やヒーターの通電間隔を
手動操作であるいはリモートコントロール(遠隔操作)
によって調整する。ところが、暖房初期の室温が低い状
態と暖房立ち上がり後の室温が高くなった状態とでは、
床の表面温度も当然異なり、暖房初期のままにしておく
と床表面温度は高すぎる状態になる。このため、従来の
床暖房装置においては、室内温度および床表面温度を温
度センサーによって検出し、これと設定温度との比較を
行って床暖房パネル全体を一括して温度制御している。
【0011】いま、床暖房パネル上が無人の状態におい
て、設定温度たとえば25℃に調整されていると仮定
し、使用者がこの床暖房パネル上を歩行する等で足が床
に短時間接触した場合、足は25℃の温度の床と接触す
るので快適である。
【0012】一方、使用者がこの床暖房パネル上に着座
等で比較的長時間滞在する場合を考えると、床表面から
の放熱量は、人体が無い場合と比較して人体が有る場合
が減少し保温断熱状態となり、これによって局所的に温
度が上昇する。すなわち、人体が断熱材と同様な効果を
持つ。
【0013】このような場合、床表面温度は上昇し、接
触している部位の人体表面温度も、接触初期の温度25
℃から40℃付近まで上昇することとなる。このような
温度上昇が少ない場合は特に問題ないものの、40℃程
度となった場合、熱く感じられた時点で設定温度を下げ
る等の調整を行う必要がある。
【0014】また、着座滞在している使用者に合わせて
設定温度を下げた場合、床暖房パネル全体を一括調整す
ることとなり、先に述べたような歩行者等にとって、適
温より低い温度になり快適性は得られない。
【0015】一方、在室を検出して、在室中のみ床暖房
を運転し、不在中は床暖房を停止させるような省エネ効
果を持たせた床暖房装置もあるが、この場合も床全体を
一括して温度調整するものであるため、歩行者と着座滞
在者の例で示した不具合は解消されない。
【0016】さらに、床暖房によって室内を暖房するこ
とを考えると、着座滞在者のみに適温になるように床暖
房温度を低下させることは、全体の床表面温度が低下し
て床表面からの放熱量が減少するため、室内暖房の全熱
量が減少して室温を維持できなくなる。
【0017】以上のような問題点を解消し、歩行者にも
着座滞在者にも快適な床暖房を実現するためには、床暖
房パネルの部分的な温度調整が不可欠である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、床暖房パネルの部分的な温度調整を可能と
したもので、床下に熱源を敷設して床面より暖房する床
暖房装置において、前記床面上の荷重に対応して前記熱
源の発熱量を抑制するようにした。
【0019】第1の手段は、床下に部分的な通電量可変
のフラットパネル電気ヒーターを敷設して、人体の荷重
によってフラットパネル電気ヒーターの部分的な通電量
を制限することで荷重のかかった部分の発熱量を低下さ
せ、着座滞在している部分の温度上昇を抑制するもので
ある。
【0020】第2の手段は、温水循環暖房方式におい
て、使用する配管材料に柔軟性を持たせ、人体の荷重に
よって配管が変形して温水の通水量を制限するもので、
変形箇所のあるラインの配管への供給熱量が低下するの
で床表面への伝熱量が減少し、着座滞在している部分の
温度上昇を抑制するものである。
【0021】第3の手段は、第2の手段による柔軟性の
ある配管を上下2段あるいは複数段配置して、配管ライ
ンを複数化、多段化することによって、より一層部分的
な温度調整を可能とする温水循環暖房方式の床暖房であ
る。
【0022】以上のような手段により、床暖房時に歩行
者および着座滞在者に対して、共に快適な床温度を提供
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、床下に熱
源を敷設して床面より暖房する床暖房装置において、前
記床面上の荷重に対応して前記熱源の発熱量を抑制する
ようにした床暖房装置で、移動中および着座中も表面を
快適温度に維持することができる。
【0024】請求項2および請求項3記載の発明は、前
記熱源が、床面に荷重がかかることによってヒーター材
部分の通電面積が変化し、この部分の電流を制限して発
熱量を抑制するフラットヒーター、および床面に荷重が
かかることによって循環水を流すホース部分の断面積が
変化し、この部分の循環流量を制限して発熱量を抑制す
る温水循環式であり、全体の床表面温度を低下させるこ
となく、荷重がかかった部位のみの温度上昇を抑制する
ことができる。
【0025】請求項4記載の発明は、前記ホース部分を
上下複数段に配置したもので、これによって、より一層
部分的な温度調整が可能となる。
【0026】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図5を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の第1の実施の形態で
ある床暖房装置の概略構成図で、熱源として特殊なフラ
ットパネル電気ヒーターを用いたものである。
【0027】同図において、1は床暖房制御装置、2は
フラットパネル電気ヒーターからなる床暖房パネル、3
は使用者が設定値等を入力あるいは動作状況を表示告知
する操作表示部、4は各種演算および制御、判断を行う
コントローラ、5はセンサーからの信号やコントローラ
4からの信号に基づいて床暖房パネル2の温度を一括し
て制御する温度制御部、6はフラットパネル電気ヒータ
ーへの給電を制御するリレー接点、7は床暖房制御装置
1に動作用の電気を供給するための電源コード、8は床
暖房制御装置1に必要な制御用電圧に変換するためのト
ランス、9はフラットパネル電気ヒーターへ通電するた
めの配線、10は室温検知用サーミスタ、11は床温検
知用サーミスタ、21は床暖房パネル2内の上側導体平
板、22は下側導体平板を示す。
【0028】この床暖房装置において、床暖房パネル2
を全体一括して温度調整する方法は従来技術と同様であ
るが、構成を簡単化するために、本実施の形態において
は温度制御部5が全体一括して温度調整するものとして
示している。
【0029】すなわち、操作表示部3に対する温度設定
入力や室温検知用サーミスタ10の信号、床温検知用サ
ーミスタ11の信号を制御用コントローラ4で分析して
温度制御部5の運転条件を決め、温度制御部5は運転条
件に従って、床温検知用サーミスタ11の信号を用いて
床温度を自動調整する。
【0030】図2は、図1の床暖房装置における部分的
に温度調整可能な床暖房パネル2の構造図で、図2
(1)は人体荷重がない場合を、また図2(2)は人体
荷重がある場合をそれぞれ示す。
【0031】同図を参照して、23は上側発熱体、24
は下側発熱体、25は絶縁体、26はスプリングコイル
に代表されるようなバネで、上側発熱体23と下側発熱
体24は上下に摺動可能なくし型形状をしている。
【0032】次いで、この床暖房パネルにおいて、部分
的な温度調整の具体的方法について以下に述べる。
【0033】まず、図2(1)の人体荷重が無い場合
は、バネ26によって床暖房パネル2内の上側導体平板
21と下側導体平板22は互いに最も遠ざかった状態に
あり、このとき、上側発熱体23と下側発熱体24との
互いに隣合って摺動する接触面は最大となる。
【0034】この状態で温度制御部5が作動してリレー
接点6がつながると、電源12の電圧が上側導体平板2
1と下側導体平板22に印加され、上側発熱体23と下
側発熱体24とその接触面を介して電流が流れ、上側発
熱体23と下側発熱体24が発熱する。この発生した熱
が上側導体平板21を伝わり、床表面温度を上昇させる
こととなる。このときの発熱量は、上側発熱体23と下
側発熱体24との接触面積が最大であるので、電流が最
も流れやすくなっており、床暖房パネル2の最大能力と
なっている。
【0035】次に、図2(2)の人体荷重が有る場合
は、人体荷重によってバネ26は縮み、床暖房パネル2
内の上側導体平板21と下側導体平板22は互いに近づ
いた状態となる。このとき、上側発熱体23と下側発熱
体24との互いに隣合って摺動する接触面は減少する。
【0036】この状態で温度制御部5が動作してリレー
接点6がつながると、電源12の電圧が上側導体平板2
1と下側導体平板22に印加され、上側発熱体23と下
側発熱体24とその減少した接触面を介して電流が流
れ、上側発熱体23と下側発熱体24が発熱する。この
発生した熱が上側導体平板21を伝わり、床表面温度を
上昇させる。
【0037】このときの発熱量は、上側発熱体23と下
側発熱体24との接触面積が減少しているので電流が流
れにくくなっており、床暖房パネル2の荷重を受けない
部位に比較して荷重を受けている部位は発熱量は減少す
ることになる。これによって、荷重を受けている部位の
床表面温度は周りの荷重を受けていない部位よりも低下
することとなる。
【0038】すなわち、初めは暖房パネル2の全面は一
様に発熱し、均一な床表面温度になっているが、着座後
はその人体荷重によってその部位の発熱量を減少させ
て、着座滞在後も床表面温度の温度上昇変化を抑制し、
快適な床暖房を提供できる。
【0039】また、着座していた人がその場を離れる
と、床暖房パネル2は図2(1)の人体荷重の無い場合
に戻り、部分的に発熱量が減少していた部位も元の荷重
の無い状態に戻り、床暖房パネル2全体が均一な発熱を
することになる。
【0040】このように、本実施の形態においては、床
暖房パネル2の全体温度を下げることなく、人体が着座
した局所のみの温度上昇を限定的に抑制し、歩行者にも
着座滞在者にも快適な床暖房を実現することができる。
【0041】なお、床暖房パネル2全体を一括調整する
ために必要な床温検知用サーミスタ等の床表面温度セン
サーの配置は、前述のように人体等が床表面上に存在す
ると断熱材と同じように作用するため、できるだけ着座
する位置を避けて配置するのが望ましい。
【0042】(実施の形態2)図3は、本発明の第2の
実施の形態である床暖房装置の概略構成図で、熱源とし
て温水を用いたものである。
【0043】同図において、13は循環水、14は装置
内の膨張や収縮による循環水13の変動を吸収するリザ
ーブタンク、15は循環水13を循環させるポンプ、1
6は循環水13の流れを検出するフローセンサー、17
は循環水13を加熱する電気ヒーター、18は加熱され
た循環水13の温度を検出する温度センサー、19は循
環水13を床暖房パネル2に供給する往路配管、20は
床暖房パネル2からの循環水13を床暖房制御装置1に
戻す復路配管、31は配水管、32は集水管、33は放
熱配管をそれぞれ示し、床暖房パネル2の暖房熱量はほ
とんどがこの放熱配管33からの伝熱で供給される。
【0044】なお本実施の形態では、循環水13の加熱
をヒーター17で行うようにしているが、循環水13の
加熱方法は、灯油バーナーや重油バーナー等の油燃焼バ
ーナー、ガスバーナー、太陽熱や夜間電力利用の給湯設
備と熱交換器等、加熱エネルギーの調整あるいは混合比
率による温度調整、あるいは流量調整等によって循環水
13の加熱と温度調整のできるものであれば、いずれの
方法でも構わない。
【0045】次いでこの温水循環方式における床暖房制
御装置1の動作について説明する。操作表示部3に運転
指令および温度設定値が入力されると、制御用コントロ
ーラ4は床暖房の開始を認識して、循環水13の循環と
ヒーター17による循環水13の加熱および温度調節を
行う。
【0046】循環水13は、ポンプ15で加圧されてフ
ローセンサー16を通り、ヒーター17で加熱および温
度調整されて、往路配管19を介して床暖房パネル2に
流れ込む。この床暖房パネル2内を循環する間に一部放
熱して温度の低下した循環水13は、復路配管20を経
てリザーブタンク14に戻される。
【0047】リザーブタンク14は、温度変化によるシ
ステムの流路の膨張や収縮、および循環水13の膨張や
収縮によるシステム流路系全体の循環水13の体積変動
によって循環水13が溢れ出ることを防止し、また、一
部蒸発や漏れによる循環水13の変動に対して余裕を持
たせるものである。
【0048】ヒーター17の出口付近には、出口温度T
OUTを検出する温度センサー18が設けられており、温
度制御部5は、制御用コントローラ4からの運転条件お
よび床温検知用サーミスタ11の信号により床表面温度
が設定温度となるように循環水13の温度を調整する。
すなわち、循環水13の温度を調整することで、床暖房
パネル2を一括して温度調整するものでる。
【0049】このような方式の床暖房において、本実施
の形態では、放熱配管33に図4で示す柔軟ホースを採
用している。図4は本発明の第2の実施の形態における
放熱管としての柔軟ホースを示す図で、柔軟ホースの放
熱配管33の形状としては、図4(1)に示すように荷
重を受けて変形しやすい楕円形状にする以外に、図4
(2)に示すようにスペーサー33aを付けて荷重によ
る変形量に制限を持たせることもできる。
【0050】次いで、柔軟ホースからなる放熱配管33
を用いた床暖房パネル2の部分的な温度調整方法につい
て図5を用いて説明する。
【0051】図5は本発明の第2の実施の形態において
人体荷重が有る場合の温度調整説明図であり、同図にお
いて、34は人体荷重エリア、35は荷重により配管途
中に変形を生じた放熱配管、36は人体荷重によって放
熱配管33からの放熱量が減少するエリアを示す。
【0052】人体荷重エリア34に一部でも含まれる放
熱配管33は、人体荷重によって変形し、流路断面積は
人体荷重の無い場合よりも減少する。このため、変形を
生じた放熱配管35の循環水13の流量が減少する。す
なわち、この変形を生じた放熱配管35内の温度は低下
するので、放熱量の減少するエリアを生じる。
【0053】一方、人体荷重が無くなると、放熱管33
は元の形状に戻るので、床暖房パネル2は全体が均一に
暖房されるようになる。
【0054】このように、人体荷重によって変形するよ
うな柔軟性のある放熱管33を用いる本実施の形態で
は、全体温度を下げることなく、着座滞在する場合の着
座部位のみの温度上昇を抑えて、快適な床暖房を実現で
きる。
【0055】(実施の形態3)図6は本発明の第3の実
施の形態における温度調整説明図で、第2の実施の形態
で説明した温水循環方式の床暖房装置において、柔軟な
放熱配管33を2段に配置している。
【0056】37は2段目の配水管、38は2段目の集
水管、39は荷重により変形を伴う1段目の変形放熱配
管、40は荷重により変形を伴う2段目の変形放熱配
管、41は1段目または2段目のどちらか一方の放熱配
管33が荷重を受けて変形することによって放熱量が減
少する第1のエリア、42は1段目かつ2段目のどちら
も放熱配管33が荷重を受けて変形することによって放
熱量が減少する第2のエリアを示す。
【0057】この床暖房装置において、床温度の調整原
理は第2の実施の形態の場合と同じであるが、第2の実
施の形態においては人体荷重の影響する範囲の左右方向
全部の床表面温度が一様に低下するのに対し、本実施の
形態では放熱配管33を2段に配置することによって、
より限定的に温度を調整可能である。
【0058】すなわち、図4(2)のような制限付き柔
軟ホースを採用し、かつこれを上下2段に配置すること
によって、荷重のかかるエリア34に対応してより部分
的に温度調整が可能となり、これによって、複数人が着
座し且つ歩行移動者がいる場合においても、常に快適な
床暖房を提供できる。
【0059】なお、本実施の形態では放熱配管33を2
段にする例で示したが、3段以上あるいは斜めに配置す
ることもできる。
【0060】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の床暖房
装置によれば、床下に熱源を敷設して床面より暖房する
床暖房装置において、前記床面上の荷重に対応して前記
熱源の発熱量を抑制するようにしたことによって、全体
温度を下げることなく、局所的な温度抑制が可能とな
り、歩行者にも着座滞在者にも快適な床暖房を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である床暖房装置の
概略構成図
【図2】図1の床暖房装置における部分的に温度調整可
能な床暖房パネルの構造図
【図3】本発明の第2の実施の形態である床暖房装置の
概略構成図
【図4】本発明の第2の実施の形態における放熱管とし
ての柔軟ホースを示す図
【図5】本発明の第2の実施の形態において人体荷重が
有る場合の温度調整説明図
【図6】本発明の第3の実施の形態における温度調整説
明図
【図7】従来の床暖房装置の概略構成図
【図8】従来の床暖房装置の制御回路図
【符号の説明】
1 床暖房制御装置 2 床暖房パネル 3 操作表示部 4 コントローラ 5 温度制御部 6 リレー接点 7 電源コード 8 トランス 9 通電配線 10 室温検知用サーミスタ 11 床温検知用サーミスタ 12 電源 13 循環水 14 リザーブタンク 15 ポンプ 16 フローセンサー 17 ヒーター 18 温度センサー 19 往路配管 20 復路配管 21 上側導体平板 22 下側導体平板 23 上側発熱体 24 下側発熱体 25 絶縁体 26 バネ 31 配水管 32 集水管 33 放熱配管 33a スペーサー 34 人体荷重エリア 35 変形を生じた放熱配管 36 放熱量減少エリア 37 2段目の配水管 38 2段目の集水管 39 1段目の変形放熱配管 40 2段目の変形放熱配管 41 第1のエリア 42 第2のエリア 51 温度調節用可変抵抗器 52 温度検出用ブリッジ回路 53 サイリスタ 54 リレーソレノイド 55 フロアヒーター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床下に熱源を敷設して床面より暖房する床
    暖房装置において、前記床面上の荷重に対応して前記熱
    源の発熱量を抑制するようにした床暖房装置。
  2. 【請求項2】前記熱源が、床面に荷重がかかることによ
    ってヒーター材部分の通電面積が変化し、この部分の電
    流を制限して発熱量を抑制するフラットヒーターである
    請求項1記載の床暖房装置。
  3. 【請求項3】前記熱源が、床面に荷重がかかることによ
    って循環水を流すホース部分の断面積が変化し、この部
    分の循環流量を制限して発熱量を抑制する温水循環式で
    ある請求項1記載の床暖房装置。
  4. 【請求項4】前記ホース部分を上下複数段に配置した請
    求項3記載の床暖房装置。
JP8008097A 1996-01-22 1996-01-22 床暖房装置 Pending JPH09196395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8008097A JPH09196395A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 床暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8008097A JPH09196395A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 床暖房装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09196395A true JPH09196395A (ja) 1997-07-29

Family

ID=11683815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8008097A Pending JPH09196395A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 床暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09196395A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060268A (ja) * 2008-08-04 2010-03-18 Panasonic Corp 床暖カーペット
JP2013134958A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Fujitsu Ltd 加熱装置及び加熱方法
CN111809933A (zh) * 2020-07-22 2020-10-23 长春理工大学光电信息学院 暖脚讲台

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060268A (ja) * 2008-08-04 2010-03-18 Panasonic Corp 床暖カーペット
JP2010060269A (ja) * 2008-08-04 2010-03-18 Panasonic Corp 床暖カーペット
JP2013134958A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Fujitsu Ltd 加熱装置及び加熱方法
CN111809933A (zh) * 2020-07-22 2020-10-23 长春理工大学光电信息学院 暖脚讲台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104969138B (zh) 用于改善温控装置的响应时间的装置和方法
US8066324B2 (en) Reduced power heat mat
JP5200626B2 (ja) 便座装置およびそれを備えるトイレ装置
KR20120104979A (ko) 태양광 발전 히터
JP2990030B2 (ja) サウナのヒータ制御装置
JPH09196395A (ja) 床暖房装置
US9631881B2 (en) Conditional system of climate control
JPH09217938A (ja) 床暖房装置
JPH0827000B2 (ja) 温水暖房装置
JP4068648B2 (ja) 便座装置およびそれを備えるトイレ装置
JPH07265155A (ja) 座席の暖房方法とその装置
JP2017156018A (ja) 制御装置
JP4784053B2 (ja) 暖房便座
JPH06180126A (ja) 蓄熱暖房装置
KR20180003117U (ko) 전열 매트의 온도제어장치
JPH1019281A (ja) 温水暖房装置
CN219592649U (zh) 一种多温区发热结构及具有该发热结构的床垫
WO2023074478A1 (ja) 電気湯沸器
JP3117954B2 (ja) 給湯装置
JP5050630B2 (ja) 便座装置およびそれを備えるトイレ装置
KR200371420Y1 (ko) 다중가열식 전기장판
JP2970413B2 (ja) 蓄熱電気暖房装置
JPH0658561A (ja) 蓄熱型暖房装置
JP2589113B2 (ja) 融雪装置
JP2005037045A (ja) 床暖房装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131101

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250