JPH09195950A - 充電式高圧ポンプ用の遮断回路 - Google Patents

充電式高圧ポンプ用の遮断回路

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JPH09195950A
JPH09195950A JP294496A JP294496A JPH09195950A JP H09195950 A JPH09195950 A JP H09195950A JP 294496 A JP294496 A JP 294496A JP 294496 A JP294496 A JP 294496A JP H09195950 A JPH09195950 A JP H09195950A
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voltage
circuit
temperature
comparator
pressure
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JP294496A
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Inventor
Tokuaki Ito
徳昭 伊藤
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Maxell Izumi Co Ltd
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Izumi Products Co
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電線の端子圧着やスリーブの圧潰等に使用する
高圧ポンプにおいて、圧力不足や起動不能が発生しな
い、長寿命の充電式高圧ポンプを提供するもの。 【解決手段】ポンプ駆動モータにより駆動されるカム機
構によってプランジャを操作して油圧力を発生させると
共に高圧作動油を所定油圧力に保持する高圧規制弁と前
記高圧作動油をオイルタンクに坂戻する戻し弁とを備え
る高圧ポンプにおいて、 該高圧ポンプに着脱可能な充
電式電池を備え、該充電式電池の電圧が所定の電圧より
低下した場合、または発熱体の温度が所定の温度より上
昇した場合は、前記モータへの駆動電流を遮断する遮断
回路を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電設工事等におい
て充電式電池を使用する充電式高圧ポンプに係り、特に
充電式電池の電圧が低下した場合や電極部が過熱した場
合に高圧ポンプの駆動モータを止める遮断回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電線を敷設するなどの電設工事
では、電線を接続すべく圧着端子やスリーブを圧潰し、
また電線の切断を行うために各種油圧工具が用いられて
いる。従来、この種の油圧工具としては、地上などに別
置きとして、商用電源を使用した電動の油圧ポンプを置
き、該油圧ポンプと架線の敷設など高所で作業する作業
員が持つ工具ヘッドとの間を耐圧ホースで接続する電動
式油圧工具が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の電動式油圧工具では、耐圧ホースの長さが10
m以上にもなり、耐圧ホースの捌きが自由に行えないた
め、作業操作やその移動が自由に行えない等の問題があ
った。そこで、近年、この問題を解決すべく、軽量で携
帯可能であり、利便性の優れた充電式高圧ポンプを使用
した電動式油圧工具が開発され、広く使用されるように
なってきた。この充電式高圧ポンプは充電可能な電池を
電源とし、オイルタンクを備え、モータに連結された高
圧ポンプで50〜100Mpaの高圧を出せるものであ
る。
【0004】ところが、この充電式高圧ポンプでは、充
電式電池を電源としているため、使用しているうちに充
電式電池が消耗するので電圧が低下してしまい、高圧ポ
ンプにおいて規定の圧力が達成できなくなるという問題
が発生してきた。そのため、電線の圧着やスリーブの圧
潰が不十分となり、そのまま作業を続けると電線の接続
不良となり、この接続不良の電線を使用していると、や
がて接続部分より発熱して火災等の重大な事故につなが
るという問題があった。また、重負荷状態で連続使用す
ると、ポンプ駆動モータに大電流が流れるためにポンプ
駆動モータが過熱したり、充電式電池と高圧ポンプの駆
動装置側の接続部の電極が発熱することにより酸化して
接触抵抗が上がり、さらに、電極の過熱により、電極を
保持している成形樹脂製の保持部材が軟化して変形する
ことも重なり、電極の接触不良を誘発していた。この接
触不良により、充電式電池より電力が供給できず、高圧
ポンプが起動不能になるという事態も招いていた。ま
た、重負荷状態で連続使用することは、ポンプ駆動モー
タや充電式電池にも過重な負担をかけ、寿命を縮めると
いう問題もあった。本発明は、上記した従来の問題点に
鑑みなされたもので、充電式電池を電源として作動する
充電式高圧ポンプおいて、圧力不足現象を防止すると共
に、ポンプ駆動モータの過熱を防ぎ、さらに、電極の接
触不良の発生しない長寿命の充電式高圧ポンプ用の遮断
回路を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ポンプ駆動モータにより駆動されるカム
機構によってプランジャを操作して油圧力を発生させる
と共に高圧作動油を所定油圧力に保持する高圧規制弁と
前記高圧作動油をオイルタンクに坂戻する戻し弁とを備
える高圧ポンプにおいて、該高圧ポンプに電極を介して
着脱可能な充電式電池を備え、該充電式電池の電圧が所
定の電圧より低下した場合、または発熱体の温度が所定
の温度より上昇した場合は、前記モータへの駆動電流を
遮断する遮断回路を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0006】また、前記遮断回路は、前記充電式電池に
直列に接続されたスイッチと、該スイッチに直列に接続
された遮断器と、該遮断器に前記ポンプ駆動モータが直
列に接続され、前記遮断器と第1の比較器の入力側の間
に接続された所定の電圧を発生するレギュレータと、前
記遮断器と前記第1の比較器の入力側の間に接続されて
電圧を調整する電圧調整器と、前記発熱体に取り付けら
れ発熱体の温度を検知する温度検知素子が組み込まれた
温度検出回路と、該温度検出回路が接続された第2の比
較器と、前記第1の比較器と前記第2の比較器が入力側
に接続された論理和回路と、該論理和回路の出力側に接
続されたスイッチング用のトランジスタと、該トランジ
スタと前記スイッチの間に接続された前記遮断器を動作
させるコイルと、が備えられ、前記電圧調整器に発生す
る電圧が前記所定の電圧より下回った場合、または、温
度検知素子の温度が所定の温度より上昇した場合は、前
記論理和回路からの出力により、前記トランジスタがオ
ン状態となり、前記コイルに電流が流れてコイルが励磁
され前記遮断器を作動することを特徴とするものであ
る。また、前記発熱体は、前記ポンプ駆動モータと前記
電極であることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明の充電式高圧ポンプ用
の遮断回路を示す電子回路図、図2は図1の充電式高圧
ポンプ用の遮断回路を施した充電式高圧ポンプの部分破
断側面図、図3は図2の高圧ポンプの部分展開側面断面
図、図4は図2の高圧ポンプの電極部の拡大断面図、図
5は図2の高圧ポンプの電力と圧力の関係を示す図表、
図6は図2の高圧ポンプの電極部の電力と温度の関係を
示す図表である。
【0008】本発明の遮断回路が施される高圧ポンプA
は、図2に示すように、ポンプ駆動モータ1を付設した
パワーユニット2と、該パワーユニット2の下部に接続
するポンプブロック3と、戻し弁操作用モータ4を付設
して前記ポンプブロック3の上側部に添設されたリター
ンユニット5とを備え、携帯運搬できるように、ケース
6に収装させてある。
【0009】高圧ポンプAは、後部に電池ホルダ7を設
けて充電式電池8を脱着可能にし、電圧が8.4〜24
Vで電流容量が15〜30Aの充電式電池8を嵌合保持
させ、その端子を図示しない制御器を介して前記ポンプ
駆動モータ1と戻し弁操作用モータ4にコード接続した
ものである。この電池ホルダ7と充電式電池8の嵌合状
態は、図4に示すように高圧ポンプAの駆動装置側に2
箇所のバネ性の電極47、47を設け、充電式電池8側
に対応する電極46、46を電極ホルダ48に併設して
あり、充電式電池8を電池ホルダ7に挿入すると、電池
側の電極46と駆動装置側の電極47が接触して通電す
ることになる。また、駆動装置側の一方の電極47の裏
側には、この電極47の温度を検知するために後述する
サーミスタ42が取り付けられている。
【0010】また、高圧ポンプAの前記制御器とケース
6の前部に取り付けたメタルコンセント9にコード接続
して、このメタルコンセント9に外部スイッチを接続す
るようにし、この外部スイッチにより、ポンプ駆動モー
タ1を駆動してポンプ操作を行わせ、得られた高圧作動
油をカップラ10を介して圧縮器等アクチュエータに供
給し、また、戻し弁操作用モータ4を駆動して油圧回路
内の作動油をオイルタンク11にリターンさせるように
してある。
【0011】さらに、図3によって説明する。前記パワ
ーユニット2はポンプ駆動モータ1を作動させ、遊星歯
車減速機構を介して減速された速度でカム軸12を回転
できるようにしてあり、このカム軸12は偏心方向が1
80°異なる2つのカム部12a,12bを組み合わせ
てあり、これらのカム部12a,12bには、それぞれ
カムプランジャ13A,13Bの上端部を取り付けてあ
る。即ちカムプランジャ13A,13Bの上端部は断面
長円形のリング体に形成し、ポンプ駆動モータ1の作動
により、カム軸12が回転し、ポンプブロック3に形設
したラム室14A,14Bに嵌装された両カムプランジ
ャ13A,13Bを交互に往復動させ、ポンプ作用を行
わせることができるようにしてある。
【0012】ポンプブロック3に付設したオイルタンク
11には作動油15を満たし、この作動油15を取り入
れるポンプブロック3の吸入口16にはフィルタを取り
付けてある。吸入口16は分岐した2本の吸入通路17
A,17Bに連通させ、そのうちの吸入通路17Aは、
ばね付勢手段による吸入弁18を介して前記ラム室14
Aに連通すると共に、さらに、ばね付勢手段による吐出
弁19を介して高圧通路20に連通できるようにしてあ
る。また吸入通路17Bは、ばね付勢手段による吸入弁
21を介して前記ラム室14Bに連通すると共に、さら
にばね付勢手段による吐出弁22を介して高圧通路20
に連通できるようにしてある。また、この高圧通路20
は、ばね付勢手段による高圧規制弁23を介して戻し通
路24を経由してオイルタンク11に連通するようにし
てある。
【0013】リターンユニット5は前記高圧通路20の
高圧作動油をオイルタンク11に強制戻しできるように
した機構であり、ポンプブロック3内において、前記戻
し通路24と前記高圧通路20とをばね付勢手段による
戻し弁25を介して連通させ、この戻し弁25に当接し
て頭部をポンプブロック3外に突出するプッシュピン2
6を設けてある。そして、一方、このポンプブロック3
に添設されたリターンユニット本体27にシリンダを内
設し、このシリンダ内に前記戻し弁操作用モータ4によ
って減速機構を介して回転できるリターンユニットカム
29を配置してあり、前記プッシュピン26の頭部をシ
リンダ内に突出させるようにしておくことにより、回転
するリターンユニットカム29によって、前記プッシュ
ピン26を間欠的に押圧できるようにしてある。即ち、
後記する圧力スイッチによる戻し弁操作用モータ4の駆
動操作によってプッシュピン26を押動して高圧通路2
0の作動油を戻し通路24を経由してオイルタンク11
に戻せるようにしてある。
【0014】本発明におけるポンプの駆動回路は、リレ
ーを励磁してパワーユニット2に電気回路を接続し、ポ
ンプ駆動モータ1を駆動する電子回路からなるものであ
る。この高圧ポンプAのポンプ駆動モータ1を作動させ
ると、カムプランジャ13A,13Bによるポンプ作用
が行われ、油圧回路の油圧力が上昇する。この場合の電
力と油圧力の関係を図5に示す。
【0015】図5において、このポンプ作用が始まる
と、油圧力に比例して電力値が時間と共に上昇する。
今、ここに、圧力P、流量Q、効率η、とするとポンプ
の動力Lをkwで表示すればL=PQ/(612×η)
kwで求められる。また電力=電流×電圧の関係がある
ので、本発明は、この電力の電流又は電圧値の比例関係
を利用しようとするものである。また、発熱部分の電力
と温度の関係は、ジュールの法則より温度=電力×時間
となるので、時間が一定ならば図6に示すように、電力
に比例するようになる。つまり、温度も電圧、電流の関
数となるので、本発明では、電極やモータ等の発熱部分
にサーミスタ等の温度検知素子を取り付け、温度検知素
子の温度変化による抵抗変化を電圧値に置き換えて、電
圧値の比例関係を利用するものである。
【0016】図1の電子回路図によって本発明の遮断回
路を説明する。この遮断回路は、まず、充電式電池8の
プラス側に遮断回路をオン・オフするスイッチ30が接
続されており、このスイッチ30に直列に、駆動モータ
1の駆動電流を止める遮断器であるリレーA36が接続
され、このリレーA36に駆動用モータ1が接続されて
いる。このスイッチ30のマイナス側にはリレーA36
の駆動用のコイル37が接続され、このコイル37とア
ース間にはスイッチング用のトランジスタ32が接続さ
れている。またリレーA36の接点36aはコイル37
で動作するように、図示しないアクチュエータでコイル
37と機械的に連結されている。
【0017】また、リレーA36と第1の比較器である
比較器34の非反転入力端子34a間には電圧のレギュ
レータ31が接続されている。この電圧のレギュレータ
31は、充電式電池8の電圧が変動しても、比較器34
の非反転入力端子34aに常に一定の基準電圧を与える
ための定電圧回路で、ツェナーダイオードZD1、抵抗
R1、コンデンサC1から構成されている。このレギュ
レータ31は、充電式電池8の基準電圧14.4Vに対
して25%程度の電圧変動ならば常に4.7Vの一定電
圧を発生するようにツェナーダイオードZD1と抵抗R
1を選定しており、コンデンサC1はポンプ駆動用モー
タ1の起動時の高電圧による起動ノイズを吸収し、比較
器34の電圧値検出時における誤動作を防止するもので
ある。
【0018】また、前記レギュレータ31と並列にリレ
ー36と比較器34の反転入力端子34bの間には電圧
調整器33が接続されている。この電圧調整器33は充
電式電池8の電圧をほぼ半分にして比較器34の反転入
力端子34bに与えるもので、可変抵抗VR1、抵抗R
2、コンデンサC2とで構成されている。この電圧調整
器33は可変抵抗VR1と抵抗R2で充電式電池8の電
圧をほぼ半分に分割し、更に可変抵抗VR1を調整する
ことにより、充電式電池8が正規電圧14.4Vの時に
6Vの電圧を比較器34の反転入力端子34bに与え
る。コンデンサC2はポンプ駆動モータ1の起動時の高
電圧による起動ノイズを吸収し、比較器34の電圧値検
出時における誤動作を防止するものである。
【0019】比較器34は入力側に前記レギュレータ3
1と電圧調整器33が接続され、出力側に論理和回路4
4が接続されている。この比較器34は非反転入力端子
34aにレギュレータ31からの基準電圧4.7Vが入
力され、反転入力端子34bには電圧調整器33からの
充電式電池8の変動する電圧に相当する値が入力され
る。非反転入力端子34aと反転入力端子34bの入力
電圧の関係は、充電式電池8が正規電圧の14.4Vの
時は、反転入力端子34bの入力電圧が6Vとなり、こ
れに対する非反転入力端子34aの基準電圧は4.7V
なので、丁度78%に相当する。つまり充電式電池8が
正規電圧の14.4Vに対して78%の11.2Vで基
準電圧を設定したことになるものである。従って充電式
電池8の電圧が78%以下になると、比較器34の出力
信号が発生する。
【0020】上述した比較器34の動作を説明すると、
まず、パワーユニット2のスイッチ30を入れると、充
電式電池8より、スイッチ30、リレーA36を介して
駆動電流がポンプ駆動モータ1に流れ、ポンプ駆動モー
タ1が動作する。この場合の充電式電池8の電圧は、ス
イッチ30、リレーA36の内部抵抗はほとんど無いの
で、スイッチ30、リレーA36による電圧降下はほと
んど無く、電圧調整器33により検出される。この時の
充電式電池8の電圧は、充電式電池8の電圧は使用開始
時において、正規電圧14.4Vを保っているので、電
圧調整器33より比較器34の反転入力端子34bに入
力される電圧も6Vである。この反転入力端子34bに
入力される電圧の6Vは、非反転入力端子34aに入力
される基準電圧の4.7Vより高いので、比較器34よ
り出力信号は発生せず、遮断回路も動作しない。
【0021】上記の使用状態が続くと、充電式電池8が
次第に消耗するので、発生する電圧も低下してくる。こ
の電圧が11.2Vより低下すると、電圧調整器33よ
り比較器34の反転入力端子34bに入力される電圧も
4.7Vより低下するので、非反転入力端子34aに入
力される基準電圧の4.7Vより低くなる。すると、比
較器34より出力信号は発生し、論理和回路44に入力
される。
【0022】温度検出回路40は可変抵抗の調整器4
1、温度検知素子のサーミスタ42、固定の抵抗R3、
R4を使用したブリッジ回路から構成されている。この
温度検出回路40の調整器41はブリッジ回路のバラン
スの条件である関係式(サーミスタ42の抵抗×可変抵
抗VR1=抵抗R3×抵抗R4)を満足させるために使
用するもので、発熱体である電極47やポンプ駆動モー
タ1の設定温度に合わせて調整する。この設定温度は、
例えば駆動装置側の電極47の場合、この電極47を保
持している電極ホルダ7の材質が熱可塑性樹脂の場合は
熱変形温度の70〜85%程度に設定し、熱硬化性樹脂
の場合は80〜90%程度に設定する。その温度範囲は
何れの場合でも50〜70°Cである。
【0023】温度検知素子のサーミスタ42は、図4に
示すように発熱体である駆動装置側の電極47の裏側
や、図示しないポンプ駆動モータ1の発熱部に取り付け
られて温度を検知するもので、温度の変化に対する抵抗
の変化が極めて大きい半導体素子やマンガン、ニッケ
ル、コバルト、銅、鉄等の酸化物の焼結体が使用されて
おり、温度が上がると抵抗値が減少する負性抵抗を示す
ものである。
【0024】上記のように構成された温度検出回路40
の動作を説明すると、接続点aは、前記レギュレータ3
1に接続されているので、4.7Vの一定電圧が印加さ
れており、接続点bにおいては、4.7Vを抵抗R3と
電圧の調整器41で分割した一定電圧となり、比較器4
3の反転入力端子43bに入力されている。一方接続点
cにおいては、4.7Vをサーミスタ42と抵抗R4で
分割した電圧となり、第2の比較器43の非反転入力端
子43aに入力される。ここで、調整器41を調整し、
設定温度で温度検出回路40のブリッジ回路のバランス
条件(サーミスタ42の抵抗×可変抵抗VR1=抵抗R
3×抵抗R4)にしておけば、設定温度以下では比較器
43からは出力信号は発生せず、設定温度以上になると
出力信号が発生し、論理和回路44に入力される。
【0025】論理和回路44は一般的にOR回路と呼ば
れる回路で、第1の比較器34、または第2の比較器4
3のどちらかの一方からの入力があれば、トランジスタ
32に出力信号を発生してトランジスタ32をオン状態
にする。するとリレーAのコイル37の回路に電流が流
れて、コイル37を励磁するので、リレーA36が動作
して、リレーA36の接点36aが離れて遮断状態とな
る。従ってポンプ駆動モータ1の電流を遮断するのでポ
ンプ駆動モータ1の動作が停止する。従って、本発明の
遮断回路は、電源電圧が設定電圧以上であり、且つ発熱
体の電極47、またはポンプ駆動モータ1の温度が設定
値以下であれば、遮断回路は動作せず、駆動電流が流れ
て高圧ポンプが正常に作動する。しかしながら、電源電
圧が設定電圧よりも低下しているか、あるいは、発熱体
の温度が設定値以上に上昇していれば、遮断回路が動作
してポンプ駆動モータ1の駆動電流を遮断するので、ポ
ンプ駆動モータ1を強制的に停止させるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明は、ポンプ駆動モータにより駆動
されるカム機構によってプランジャを操作して油圧力を
発生させると共に高圧作動油を所定油圧力に保持する高
圧規制弁と前記高圧作動油をオイルタンクに坂戻する戻
し弁とを備える高圧ポンプにおいて、 該高圧ポンプに
電極を介して着脱可能な充電式電池を備え、該充電式電
池の電圧が所定の電圧より低下した場合、または発熱体
の温度が所定の温度より上昇した場合は、前記ポンプ駆
動モータへの駆動電流を遮断する遮断回路を備えたこと
により、充電式電池の消耗による高圧ポンプの圧力不足
がなくなり、電線の圧着やスリーブの圧潰の作業が安定
してできるので、電線の接続不良とといった問題を防止
できる。また、ポンプ駆動モータの重負荷での連続使用
によるポンプ駆動モータの過熱や電極の発熱による接触
不良を防止することができ、接触不良によるポンプ駆動
モータの起動不能といった問題も防止できる。さらに、
ポンプ駆動モータの重負荷での連続使用がなくなるの
で、ポンプ駆動モータや充電式電池の長寿命化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電式高圧ポンプ用の遮断回路を示す
電子回路図である。
【図2】図1の充電式高圧ポンプ用の遮断回路を施した
充電式高圧ポンプの部分破断側面図である。
【図3】図2の高圧ポンプの部分展開側面断面図であ
る。
【図4】図2の高圧ポンプの電極部の拡大断面図であ
る。
【図5】図2の高圧ポンプの電力と圧力の関係を示す図
表である。
【図6】図2の高圧ポンプの電極部の電力と温度の関係
を示す図表である。
【符号の説明】
A 高圧ポンプ 1 ポンプ駆動モータ 2 パワーユニット 3 ポンプブロック 4 戻し弁操作用モータ 5 リターンユニット 6 ケース 7 電池ホルダ 8 充電式電池 9 メタルコンセント 10 カップラ 11 オイルタンク 12 カム軸 12a カム部 12b カム部 13A カムプランジャ 13B カムプランジャ 14A ラム室 14B ラム室 15 作動油 16 吸入口 17A 吸入通路 17B 吸入通路 18 吸入弁 19 吐出弁 20 高圧通路 21 吸入弁 22 吐出弁 23 高圧規制弁 24 戻し通路 25 戻し弁 26 プッシュピン 27 リターンユニット本体 29 リターンユニットカム 30 スイッチ 31 レギュレータ 32 トランジスタ 33 調整器 34 比較器 36 リレーA 36a リレーAの接点 37 リレーAのコイル 40 温度検出回路 41 調整器 42 サーミスタ 43 比較器 44 論理和回路 46 電池側の電極 47 駆動装置側の電極 48 電池側の電極ホルダ ZD1 ツェナーダイオード VR1 可変抵抗 R1〜R4 抵抗 C1〜C2 コンデサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ駆動モータにより駆動されるカム
    機構によってプランジャを操作して油圧力を発生させる
    と共に高圧作動油を所定油圧力に保持する高圧規制弁と
    前記高圧作動油をオイルタンクに坂戻する戻し弁とを備
    える高圧ポンプにおいて、 該高圧ポンプに電極を介して着脱可能な充電式電池を備
    え、該充電式電池の電圧が所定の電圧より低下した場
    合、または発熱体の温度が所定の温度より上昇した場合
    は、前記ポンプ駆動モータへの駆動電流を遮断する遮断
    回路を備えたことを特徴とする充電式高圧ポンプ用の遮
    断回路。
  2. 【請求項2】 前記遮断回路は、前記充電式電池に直列
    に接続されたスイッチと、該スイッチに直列に接続され
    た遮断器と、該遮断器に前記ポンプ駆動モータが直列に
    接続され、前記遮断器と第1の比較器の入力側の間に接
    続された所定の電圧を発生するレギュレータと、前記遮
    断器と前記第1の比較器の入力側の間に接続されて電圧
    を調整する電圧調整器と、前記発熱体に取り付けられ発
    熱体の温度を検知する温度検知素子が組み込まれた温度
    検出回路と、該温度検出回路が接続された第2の比較器
    と、前記第1の比較器と前記第2の比較器が入力側に接
    続された論理和回路と、該論理和回路の出力側に接続さ
    れたスイッチング用のトランジスタと、該トランジスタ
    と前記スイッチの間に接続された前記遮断器を動作させ
    るコイルと、が備えられ、 前記電圧調整器に発生する電圧が前記所定の電圧より下
    回った場合、または、前記発熱体の温度が所定の温度よ
    り上昇した場合は、前記論理和回路からの出力により、
    前記トランジスタがオン状態となり、前記コイルが励磁
    され、前記遮断器が作動することを特徴とする請求項1
    記載の充電式高圧ポンプ用の遮断回路。
  3. 【請求項3】 前記発熱体は、前記ポンプ駆動モータと
    前記電極であることを特徴とする請求項1記載の充電式
    高圧ポンプ用の遮断回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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