JPH09195273A - 護岸などにおける杭打込み用孔の形成方法 - Google Patents

護岸などにおける杭打込み用孔の形成方法

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JPH09195273A
JPH09195273A JP2169996A JP2169996A JPH09195273A JP H09195273 A JPH09195273 A JP H09195273A JP 2169996 A JP2169996 A JP 2169996A JP 2169996 A JP2169996 A JP 2169996A JP H09195273 A JPH09195273 A JP H09195273A
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JP
Japan
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casing tube
hole
replacement material
bag
drilled hole
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Pending
Application number
JP2169996A
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English (en)
Inventor
Masaki Oono
まさき 大野
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OKUMURAGUMI DOBOKU KOGYO KK
Original Assignee
OKUMURAGUMI DOBOKU KOGYO KK
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、掘削孔内に充填して埋め戻した
置換材に対する捨石などの障害物の侵入を確実に防止せ
しめ、常に所要の杭の打込みを極めて容易に行うことが
出来る、護岸などにおける杭打込み用孔の形成方法を提
供する。 【解決手段】 所要の掘削機1により掘削形成せしめた
掘削孔14内にケ−シングチュ−ブ2を挿入せしめ、該
ケ−シングチュ−ブ2内に掘削孔14深とほぼ同高の袋
体16を着脱自在に吊設すると共に、該袋体16内に砂
などの置換材15を投入して充填せしめ、のち、ケ−シ
ングチュ−ブ2のみを引抜いて掘削孔14を置換材15
により埋め戻すことを要旨とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、護岸や玉石など
を多く含む地盤に基礎杭、あるいは土留め杭などの地中
構造物を築造するさいにおける杭打込み用孔の形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば河川や海岸においては、
地盤の表面に捨石などを敷設して所要の護岸が構築せし
められている。ところで、かかる護岸個所に基礎杭や土
留め杭などの地中構造物を築造する場合には、従来よ
り、予め地中にベノトマシンや全周回転式オ−ルケ−シ
ング掘削機などにより所要深の掘削孔を掘削形成すると
共に、該掘削孔内にケ−シングチュ−ブを挿入せしめ、
該ケ−シングチュ−ブ内に砂などの置換材を投入して掘
削孔深とほぼ同高に充填せしめたのち、ケ−シングチュ
−ブを引抜くことにより掘削孔を置換材でもって埋め戻
し、杭打込み用孔を形成するものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
は単に掘削孔に砂などの置換材を充填せしめたにすぎな
いものであるから、海中であることとも相まって時間の
経過と共に沈下してその上に捨石などが堆積したり、あ
るいは、掘削孔壁個所の捨石が置換材中に侵入しやすい
ものである。このため、基礎杭などを打込むさいにはか
かる捨石が障害物となってスム−ズな打込みが阻害さ
れ、本来の杭打込み用孔としての機能を喪失しやすいも
のである。
【0004】この発明は、従来の問題点を解決し、掘削
孔内に充填して埋め戻した置換材に対する捨石などの障
害物の侵入を確実に防止せしめ、常に所要の杭の打込み
を極めて容易に行うことが出来る、護岸などにおける杭
打込み用孔の形成方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、所要
の掘削機により掘削形成せしめた掘削孔内にケ−シング
チュ−ブを挿入せしめ、該ケ−シングチュ−ブ内に掘削
孔深とほぼ同高の袋体を着脱自在に吊設すると共に、該
袋体内に砂などの置換材を投入して充填せしめ、のち、
ケ−シングチュ−ブのみを引抜いて掘削孔を置換材によ
り埋め戻すことを要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】護岸など所要の地盤に形成せしめ
る掘削孔は、ベノトマシンや全周回転式オ−ルケ−シン
グ掘削機などでもって掘削に伴う崩落を防止しつつ掘削
形成する。掘削の完了した掘削機は、そのケ−シングチ
ュ−ブを掘削孔内に残留せしめ、内部に袋体を針金など
の吊設部材でもって着脱自在に取付ける。かかる袋体
は、ケ−シングチュ−ブの内径より若干大径状に、しか
も、掘削孔深とほぼ同高に形成し、その材質としては不
織布、合成繊維製織布、合成樹脂製シ−ト物などを採択
使用する。袋体への置換材の投入は、上方よりケ−シン
グチュ−ブを介して行い、袋体への充填が完了した時点
で吊設を解くと共に、ケ−シングチュ−ブのみを引抜い
て掘削孔内を置換材で確実に埋め戻し、杭打込み用孔を
形成する。そして、置換材により埋戻して形成した杭打
込み用孔は、袋体でもって掘削孔壁と置換材との間を確
実に隔離せしめ、掘削孔壁からの捨石や玉石などの障害
物の侵入を確実に防止して基礎杭や土留め杭など所要の
杭の打込みを極めて容易に行わしめることが出来る。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図面に示す掘
削機に基づいて説明する。1は全周回転式オ−ルケ−シ
ング掘削機、2は該全周回転式オ−ルケ−シング掘削機
1を構成する垂直状のケ−シングチュ−ブで、該ケ−シ
ングチュ−ブ2は昇降自在とされると共に所定方向に回
転自在とされ、かつ、その下端縁には掘削ビット3が周
設されている。4は全周回転式オ−ルケ−シング掘削機
1と協働作動せしめるクロ−ラ−クレ−ン、5は該クロ
−ラ−クレ−ン4のブ−ム6に牽引ロ−プ7を介して牽
引自在に吊設されたハンマ−グラブである。
【0008】8は堤防の法面に沿って築造された護岸
で、該護岸8は地盤9の表面に堆積された盛砂層10
と、該盛砂層10の表面を覆うべく多数の基礎捨石11
でもって所要の厚さに敷設された捨石層12とより形成
されている。13は捨石層12個所に構築された既設岸
壁である。その他、14は掘削孔、15は砂などよりな
る置換材、16は該置換材15を充填せしめる合成繊維
製袋体、17は杭打込み用孔で、上記の袋体16は所定
の掘削孔深とほぼ同高になるように構成されている。
【0009】次に、既設の岸壁13を補強すべく、全周
回転式オ−ルケ−シング掘削機1とクロ−ラ−クレ−ン
4の協働による杭打ち用孔17の形成状態について説明
する。まず、岸壁13上の所定個所に全周回転式オ−ル
ケ−シング掘削機1とクロ−ラ−クレ−ン4を各々設置
せしめると共に、ケ−シングチュ−ブ2を所定の杭芯上
に位置せしめるべく調整する(図2A参照)。しかるの
ち、ケ−シングチュ−ブ2を回転せしめつつ下降作動せ
しめ、掘削ビット3により捨石層12を順次掘削すると
共に、ケ−シングチュ−ブ2内に牽引ロ−プ7を介して
挿入せしめたハンマ−グラブ5を掘削面に落下せしめて
打込み、掘削捨石11を掴み取って外方に排出せしめつ
つ掘削孔14を掘削形成せしめる(図2B・C参照)。
このさい、ケ−シングチュ−ブ2を回転せしめつつ下降
作動せしめて掘削するため、掘削孔壁からの捨石11の
崩落は確実に防止される。そして、捨石層12の掘削が
終了した時点でケ−シングチュ−ブ2の回転を停止せし
めると共に下降を停止せしめて掘削孔14内に残留せし
め、かつ、ケ−シングチュ−ブ2内よりハンマ−グラブ
5を外方に抜き去る。しかるのち、ケ−シングチュ−ブ
2内に針金などの吊設部材(図示略)を介して袋体16
を開口状態に吊設せしめ、上方より袋体16内に砂など
の置換材15を投入して充填せしめる(図2D・E参
照)。置換材15の投入が完了すると、吊設部材より袋
体16を解放せしめると共に、ケ−シングチュ−ブ2を
上昇作動せしめて抜き去り、掘削孔14を置換材15で
もって埋め戻すことにより杭打込み用孔17を形成せし
める(図2F参照)。このさい、置換材15により埋め
戻し形成された杭打込み用孔17は、袋体16でもって
掘削孔14壁と置換材15との間を確実に隔離せしめる
ため、掘削孔14壁からの捨石11の侵入を確実に防止
せしめ得るものである。
【0010】そして、上述の如く形成された杭打込み用
孔17には、公知の方法により所要の杭を打込み、地中
構造物を築造するとよい。
【0011】なお、上記実施例は護岸8に杭打込み用孔
17を形成するものとされているが、これに限定される
ものでなく、玉石などを多く含む地盤にも適用せしめる
ことが出来るものである。また、杭打込み用孔17を掘
削形成せしめる掘削機としてクロ−ラ−クレ−ン4と共
に協働作動せしめる全周回転式オ−ルケ−シング掘削機
1が示されているが、ベノトマシンなど公知の掘削機を
採択使用することが出来るものである。
【0012】
【発明の効果】この発明は上述のように構成されている
から、護岸8などに掘削形成せしめた掘削孔14に砂な
どの置換材15を袋体16に充填せしめた状態でもって
確実に埋め戻すことが出来ると共に、かかる袋体16に
より掘削孔14壁と置換材15との間を確実に隔離せし
めることが出来るものであって、常に置換材15に対す
る掘削孔14壁からの捨石11や玉石などの障害物の侵
入を確実に防止し、基礎杭や土留め杭など所要の杭の打
込みを極めて容易になしうることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に用いる全周回転式オ−ルケ−シング
掘削機1およびクロ−ラ−クレ−ン4の掘削状態を示す
一部破砕断面図である。
【図2】杭打込み用孔17の形成状態を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 全周回転式オ−ルケ−シング掘削機 2 ケ−シングチュ−ブ 3 掘削ビット 4 クロ−ラ−クレ−ン 5 ハンマ−グラブ 8 護岸 11 捨石 12 捨石層 14 掘削孔 15 置換材 16 袋体 17 杭打込み用孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要の掘削機により掘削形成せしめた掘削
    孔内にケ−シングチュ−ブを挿入せしめ、該ケ−シング
    チュ−ブ内に掘削孔深とほぼ同高の袋体を着脱自在に吊
    設すると共に、該袋体内に砂などの置換材を投入して充
    填せしめ、のち、ケ−シングチュ−ブのみを引抜いて掘
    削孔を置換材により埋め戻すことを特徴とする、護岸な
    どにおける杭打込み用孔の形成方法。
JP2169996A 1996-01-13 1996-01-13 護岸などにおける杭打込み用孔の形成方法 Pending JPH09195273A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133348A (ja) 2003-10-28 2005-05-26 Giken Seisakusho Co Ltd 護岸の連続構築方法および河川等の拡幅工法
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JP2016211225A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 鹿島建設株式会社 杭建込工法

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