JPH09193044A - 電動ホッチキス - Google Patents

電動ホッチキス

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JPH09193044A
JPH09193044A JP650596A JP650596A JPH09193044A JP H09193044 A JPH09193044 A JP H09193044A JP 650596 A JP650596 A JP 650596A JP 650596 A JP650596 A JP 650596A JP H09193044 A JPH09193044 A JP H09193044A
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cartridge
lever
electric stapler
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利明 菊池
Hiroshi Udagawa
博 宇田川
Kazuo Higuchi
一雄 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジをホッチキス本体に強固に固定
することができるとともにカートリッジの装着や取り外
しが簡単に行える電動ホッチキスを提供する。 【解決手段】 シートステープルを積層収納したカート
リッジ700と、このカートリッジ700を着脱可能に
装着する電動ホッチキス本体10と、この電動ホッチキ
ス本体10に装着されるカートリッジを離脱方向に付勢
するスプリング765とを備えた電動ホッチキスであっ
て、カートリッジ700に係止部740を設け、係止部
740に係合してカートリッジ700を前記装着位置に
固定しておくレバー780をマガジン30の下部側壁3
4に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートステープ
ルを積層収納したカートリッジを着脱可能に電動ホッチ
キス本体に装着する電動ホッチキスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ベースフレームに回動可能に
設けられたマガジン部と、このマガジン部に装着されシ
ートステープルを積層収納したカートリッジと、このカ
ートリッジ内のシートステープルを打出部へ送り出して
いく送り機構と、この送り出されたシートステープルの
ステープルを往復動して前記打出部から打ち出していく
ドライバと、打ち出されたステープルの先端を折り曲げ
てフラットクリンチにするクリンチャを設けたテーブル
とを備えた電動ホッチキスが知られている。
【0003】かかる電動ホッチキスは、テーブルが固定
され、マガジン部が上下に稼働するようになっている。
【0004】図20に示すように、カートリッジKは、
カートリッジ本体Kaと、本体Kaの側壁Kbの下部に設
けられこの下部から前方へ延びた送り通路Tを形成した
送り通路部Jと、送り通路部Jの先端部に設けられた打
出部Uとを備えている。カートリッジ本体Kaの後部に
は突起Fが設けられている。突起Fには下傾斜面Faと
上傾斜面Fbが形成されている。
【0005】一方、マガジン部Nには、カートリッジK
の打出部Uが挿入される打出室NBと、カートリッジ本
体Kaの下面Kcに当接する当接面Nd等が設けられてい
る。
【0006】また、マガジン部Nの後部には、スプリン
グVによって前方へ付勢された軸Iが設けられており、
この軸IがカートリッジKの突起Fの傾斜面Fbに係合
することによりカートリッジKをマガジン部Nに固定す
るものである。
【0007】カートリッジKのマガジン部Nへの装着
は、マガジン部Nの上方からカートリッジKを入れてい
くとともに、打出部Uの先端部をマガジン部Nの打出室
NBへ差し込む。そして、カートリッジKの後部を下方
へ押す。この後部が下方へ押されると、突起Fの下傾斜
面Faにより軸IがスプリングVに抗して後方へ移動し
ていき、さらに後部が下方へ押されると、図21に示す
ように、カートリッジ本体Kaの下面KcがマガジンNの
当接面Ndに当接するとともに、軸Iが突起Fの頂部Fc
を越えて突起Fの上傾斜面Fbに係合してカートリッジ
Kがマガジン部Nに固定される。
【0008】カートリッジKをマガジン部Nから取り外
すには、カートリッジKの後部を上方に持ち上げる。後
部が持ち上げられていくと、突起Fの上傾斜面Fbによ
り軸IがスプリングVの付勢力に抗して後方へ移動して
いき、軸Iが突起Fの頂部Fcを越えると、スプリング
Vの付勢力により軸Iが突起Fの下傾斜面Faを押圧し
ていく。この軸Iによる下傾斜面Faの押圧によってカ
ートリッジKが少し上方へ送り出されてマガジン部Nか
ら外されることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電動ホッチキスにあっては、マガジン部Nが上下に
稼働するものであるから、カートリッジKをマガジン部
Nに強固に固定しておく必要がある。このため、弾性力
の強いスプリングVを使用しなければならなかった。
【0010】このため、カートリッジKをマガジン部N
に装着する際やマガジン部Nから取り外す際に大きな力
が必要とされ、その装着や取り外しが非常に困難となる
問題があった。
【0011】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、カートリッジをホッチキス本体に
強固に固定することができるとともにカートリッジの装
着や取り外しが簡単に行える電動ホッチキスを提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、シートステープルを積層収納したカート
リッジと、このカートリッジを着脱可能に装着する電動
ホッチキス本体と、この電動ホッチキス本体に装着され
るカートリッジを離脱方向に付勢する第1弾性部材とを
備え、前記カートリッジを第1弾性部材の付勢力に抗し
て電動ホッチキス本体に挿入させていくことによりカー
トリッジが装着位置に装着され、カートリッジを取り外
す際には第1弾性部材の付勢力によって前記装着位置か
らカートリッジを押し出していく電動ホッチキスであっ
て、前記カートリッジに係止部を設け、前記係止部に係
合してカートリッジを前記装着位置に固定しておくレバ
ーを電動ホッチキス本体側に設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる電動ホッ
チキスの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1および図2において、1は例えば複写
機等に取り付けられる電動ホッチキスであり、この電動
ホッチキス1は、ホッチキス本体10と、ホッチキス本
体10内に設けたマガジン30によって区画形成された
カートリッジ室25に着脱可能に装着されるカートリッ
ジ700とから構成されている。
【0015】ホッチキス本体10には、往復動するテー
ブル100と、テーブル100を往復動させるテーブル
機構150と、カートリッジ700内に積層されたシー
トステープルSを打出部720へ送り出すための送り機
構(図示せず)と、打出部720からステープルSを打ち
出していく打出し機構300と、打ち出されたステープ
ルの先端部を折り曲げるクリンチャ機構(図示せず)と、
各機構150,200,300を駆動する駆動機構(図示
せず)とが設けられている。また、ホッチキス本体10
の前面には、打出部720の間隙725にコ字状に成形
されたステープルS1があるか否かを検知するためのア
クチュエータ2が設けられており、さらに、このアクチ
ュエータ2の動きに基づいてステープルS1の有無を検
知するマイクロスイッチ(図示せず)が設けられている。
このマイクロスイッチは基板3に取り付けられている。
【0016】[テーブル機構150]テーブル機構15
0は、フレーム14の側板12,13の長孔18に上下
動可能に挿入されたリンク軸151と、このリンク軸1
51を支点にして回動動作するリンク部材152と、テ
ーブルカム511と、このテーブルカム511の周面に
当接するとともにリンク部材152の上部(図1におい
て)に回転可能に取り付けられたローラ153とを備え
ている。リンク部材152は図示しないスプリングによ
って反時計方向(図1において)に付勢されており、常
にローラ153がテーブルカム511の周面に当接する
ようになっている。
【0017】テーブルカム511は、図1に示すよう
に、反時計方向に回動していく際に、径が増加していく
増加部511Aと、径が最大となって一定となる大径部
511Bと、径が減少していく減少部511Cと、径が
最小となる小径部511Dとを有している。
【0018】リンク部材152は、リンク軸151の両
端を固定保持した側板部152A,152Bと、この側
板部152A,152Bの下端を連結した連結板部15
2Cとから形成され、リンク軸151から下側の側板部
152A,152Bは斜め前方のテーブル100側へ延
びたアーム部152a,152bを形成しており、アーム
部152a,152bにはアーム部に沿って延びた長孔1
54が設けられている。長孔154にはテーブル100
に設けられた軸101が回動可能に挿入され、リンク部
材152がリンク軸151を支点にして時計方向(図1
において)に回動することによりテーブル100が矢印
方向へ上昇していくようになっている。
【0019】そして、テーブル100は、ローラ153
がテーブルカム511の小径部511Dの周面に当接し
ているとき図1に示すホームポジション(初期位置)に
位置し、ローラ153がテーブルカム511の増加部5
11Aの周面に当接していくとき上昇していき、ローラ
153が大径部511Bの周面に当接していくとき打出
部720の下面720Aに当接し、ローラ153が減少
部511Cの周面に当接していくとき下降していく。
【0020】なお、リンク軸151は図示しないスプリ
ングによって上方に付勢されており、綴りシートTが厚
い場合に下方へ移動してテーブルカム511の回動に支
障を来さないようになっている。テーブル100には、
クリンチャ401,402が設けられており、図示しな
いクリンチャ機構によってクリンチャ401,402が
回動してシートステープルの先端部をクリンチするよう
になっている。
【0021】[打出し機構300]打出し機構300
は、図2に示すように、打出しリンク310等から構成
され、打出しリンク310は、図示しない駆動機構に連
動して軸314を支点にして回動するようになってい
る。打出しリンク310の回動によりドライバ軸317
が長孔37に沿って往復動するものである。
【0022】ドライバ軸317にはフォーミングプレー
ト320が取り付けられており、フォーミングプレート
320にはドライバ321が装着されている。そして、
フォーミングプレート320およびドライバ321はド
ライバ軸317とともに往復動する。
【0023】フォーミングプレート320はステープル
をコ字上に成形するものであり、ドライバ321はコ字
状に成形されたステープルを打ち出していくものであ
る。
【0024】[カートリッジ700]カートリッジ70
0は、図3および図4に示すように、カートリッジ本体
701と、本体701から前方(図3および図4におい
て左方向)へ延びた送出し部710と、この送出し部7
10の先端部に設けられた打出部720とから構成され
ている。送出し部710にはシートステープルを打出部
720へ送る送り通路711が形成されている。
【0025】カートリッジ本体701内には、上下動可
能なホルダー702と、このホルダー702を上方に付
勢するスプリング703等とが設けられており、ホルダ
ー702がインナーカートリッジ750によって包まれ
た状態の積層されたシートステープルSを保持してい
る。
【0026】カートリッジ本体701の両側壁701B
には、カートリッジ700の挿入・離脱方向と直交する
係止面740Aを有する係止部740と、ボス741と
が設けられている。
【0027】また、カートリッジ本体701には、ステ
ープルホルダー707が破線で示すように回動可能に設
けられており、このステープルホルダー707の押え部
707Aとインナーカートリッジ750の連結部755
とで、積層された最上層のシートステープルSの面を押
さえるようになっている。インナーカートリッジ750
内のシートステープルSは、インナーカートリッジ75
0とともに図3に示す矢印方向からカートリッジ本体7
01内へ入れるものである。この際、ステープホルダー
707を破線位置へ回動させておく。
【0028】打出部720は、フェイスプレート721
と、ステープルガイド711の下面に設けられた保持部
材730に保持されたプッシャ731等とから構成され
ている。
【0029】フェイスプレート721の両側には側板部
722が連続形成され、この側板部722が保持部材7
30の側部730bに軸715によって枢支されてい
て、破線で示すように側板部722が回動可能となって
いる。これは、側板部722を回動させてフェイスプレ
ート721を破線位置へ移動させることにより、打出部
720の間隙725に詰まったステープルを取り除くも
のである。
【0030】カートリッジ本体701の上面701Aと
送出し部710の上面710Aとが同一面上となるよう
に設定され、さらに、フェイスプレート721の側板部
722の上部に設けた折曲片722Aの上面722a
と、ステープルホルダー707の押え部707Aの上面
707aと、カートリッジ本体701の側壁の上部に形
成された突起708の上面708aとが同一面上となる
ように設定されている。
【0031】これら折曲片722Aの上面722a、押
え部707Aの上面707a、突起708の上面708a
がマガジン30の底壁31A,31Bの下面に当接(図
2参照)するとともに、カートリッジ本体701の底面
701Cがホッチキス本体10のフレーム14の底板1
1の上面に当接するようになっている。そして、ホッチ
キス本体10の後部からカートリッジ700を挿入する
ことにより、図2に示すようにカートリッジ700がカ
ートリッジ室25へ装着されるようになっている。
【0032】カートリッジ室25には、図5に示すよう
に、カートリッジガイド760が前後方向に移動可能に
設けられている。
【0033】カートリッジガイド760は、図6に示す
ように、スプリング受け部761を設けた前板762の
両端から後方へ延びた側板763を設け、この側板76
3にカートリッジ本体701を挟持する突起766Aを
有する挟持片766を設けたものである。スプリング受
け部761の底部には突起764が設けられており、こ
の突起764がフレーム14の底板11に設けた案内溝
11Mに挿入されている。また、フレーム14の底板1
1には係止部11Kが設けられており、この係止部11
Kとカートリッジガイド760のスプリング受け部76
1との間にスプリング(第1弾性部材)765が設けら
れていてカートリッジガイド760を後方へ付勢してい
る。
【0034】カートリッジ室25等には、図5,図7お
よび図8に示すようにストッパ770と、メインレバー
(レバー)780と、サブレバー790と、板バネ(第
2弾性部材)795とが配設されている。
【0035】ストッパ770は、図9に示すように、上
下方向に延びるとともに上下端部771A,771Bが
R状に形成された板状のストッパ部材771と、このス
トッパ部材771の裏面に軸部772を介して連結され
た係止部材773とを有している。
【0036】係止部材773は、二股に分かれた脚部7
73A,773Bを有しており、この脚部773A,77
3Bの間にはカートリッジ本体701に設けたボス74
1が係合する係合凹部773Cが形成され、脚部773
Aの下端部773aがボス741より上方に位置し、脚
部773Bの下端部773bがボス741より下方に位
置するように設定されている。
【0037】係止部材773がマガジン30の下部側壁
34の内側に、ストッパ部材771が下部側壁34の外
側に配置されて軸部772がマガジン30の下部側壁3
4に回転自在に枢支されており、ストッパ770は軸部
772を支点にして回動するようになっている。
【0038】メインレバー780は、図10および図1
1に示すように、連結部材781の両端に側板部782
を設け、この側板782に前方(図10において左)に
突出した突起783を設け、側板782の内側に係合部
784を設けたものである。係合部784には、カート
リッジ本体701に設けた係止部740の係止面740
Aに係合する平担状の係合面784Aが形成されてい
る。
【0039】側板部782には係合孔782Aが設けら
れており、この係合孔782Aにマガジン30の下部側
壁34に設けた軸785(図5参照)が挿入されるとと
もに側板部782がマガジン30の下部側壁34とフレ
ーム14の側板12,13との間に配置されている。そ
して、メインレバー780は軸785を支点にして回動
する。軸785はカートリッジ本体701に設けた係止
部740の係止面740Aと直交する方向に位置するよ
うに設定されている(図14参照)。
【0040】マガジン30の下部側壁34の外側には、
前後方向に移動可能なサブレバー790が取り付けられ
ており、サブレバー790の後部790Aがメインレバ
ー780の突起783に当接し、サブレバー790の先
端部790Bは、ストッパ部材771の軸部772より
上側の側面771aに対向している。
【0041】板バネ795は、フレーム14の底板11
に側板12,13の内側位置に取り付けられており、こ
の板バネ795は後方へ斜め上方に延びた第1板バネ部
795Aとこの板バネ部795の後部から斜め下方へ延
びた第2板バネ部795Bとを有している。そして、第
1板バネ部795Aと第2板バネ部795Bとの境界が
頂部795Cとなっている。
【0042】カートリッジ室25にカートリッジ700
が装着されていないとき、第2板バネ部795Bがスト
ッパ部材771の下部771Bに当接していて、ストッ
パ770を軸部772を支点にして反時計方向へ付勢し
ており、ストッパ770は図12に示す位置より反時計
方向に回動しないように規制されている。この状態のと
き、カートリッジガイド760は図5に示す位置に位置
している。
【0043】[カートリッジ700の装着]カートリッ
ジ700の装着は、先ず、図12に示すように、ホッチ
キス本体10の後部からカートリッジ室25へカートリ
ッジ700を挿入していく。この挿入により、カートリ
ッジ本体701がカートリッジガイド760の挟持片7
66の突起766Aによって挟持される。
【0044】そして、スプリング765の付勢力に抗し
てカートリッジ700をカートリッジガイド760とと
もに前方へ押していき、カートリッジ700が図13に
示す位置まで挿入されると、カートリッジ700のボス
741が係止部材773の係合凹部773Cに係合す
る。
【0045】そして、さらに、カートリッジ700を挿
入していくと、ストッパ部材771の下部771Bが板
バネ795の頂部795Cを乗り越えていき、板バネ7
95の板部795Aがストッパ部材771の下部771
Bに当接して、板バネ部795Aの付勢力によってスト
ッパ部材771は時計方向へ回動していく。ストッパ部
材771の時計方向への回動によって、図14に示すよ
うに、ボス741が係止部材773の係合凹部773C
に係合していることによりカートリッジ700がさらに
前方へ押されて装着位置へ移動されることとなる。
【0046】また、ストッパ部材771は、時計方向の
回動によりサブレバー790を後方へ移動させていく。
サブレバー790の後方への移動により、メインレバー
780が時計方向へ回動していく。
【0047】そして、図15に示すように、メインレバ
ー780をさらに時計方向へ手動で回動させると、メイ
ンレバー780の係合部784の係合面784Aがカー
トリッジ本体701に設けた係止部740の係止面74
0Aに係合する。この係合により、カートリッジ700
は装着位置にロックされた状態となる。
【0048】そして、係止部740の係止面740Aが
カートリッジ700の装着・離脱方向と直交し且つ係止
面740と直交する方向にメインレバー780の軸78
5があることにより、強い衝撃によってカートリッジ7
00が後方へ移動しようとしても、係止部740の係止
面740Aからメインレバー780の係合部784の係
合面784Aが外れてしまうことはない。
【0049】すなわち、板バネ795の弾性力が弱くて
もカートリッジ700は装着位置から外れてしまうこと
はない。
【0050】カートリッジ700の取り外しは、図15
に示すメインレバー780を反時計方向へ回動させるこ
とにより行う。つまり、メインレバー780を反時計方
向へ回動させると、係合部784の係合面784Aがカ
ートリッジ本体701の係止部740の係止面740A
から外れるとともに、メインレバー780の突起783
がサブレバー790の後部790Aに当接してサブレバ
ー790を前方へ移動させていく。
【0051】サブレバー790の前方への移動によっ
て、サブレバー790の先端部790Bがストッパ部材
771の側面771aに当接していることによりストッ
パ部材771が反時計方向へ回動していく。
【0052】ストッパ部材771の反時計方向への回動
とともにストッパ部材771の下部771Bが板バネ7
95の板バネ部795Aを押し下げていき、その下部7
71Bが板バネ795の頂部795Cを乗り越えて板バ
ネ部795Bへ当接していく。板バネ部795Bがスト
ッパ部材771の下部771Bに当接すると、ストッパ
部材771は板バネ795の付勢力によってさらに反時
計方向へ回動していくとともに、係止部材773の係合
凹部773Cに係合したカートリッジ700のボス74
1がその係合凹部772Cから外れる。
【0053】そして、スプリング765の付勢力によっ
てカートリッジ700は装着位置から後方へ押し出され
ていき、カートリッジ700をホッチキス本体10から
取り外すことができることとなる。
【0054】ところで、板バネ795の弾性力はスプリ
ング765の弾性力より大きく設定されるが、板バネ7
95の弾性力によってカートリッジ700を装着位置に
固定するものではないので、板バネ795の弾性力を小
さく設定することができる。このため、ストッパ部材7
71の回動によってストッパ部材771の下部771B
が板バネ部795A,795Bを押し下げる力は小さな
ものでよく、この結果、カートリッジ700の装着や取
り外しは簡単に行うことができる。
【0055】さらに、メインレバー780の軸785か
ら突起783までの距離や軸785から係合面784A
までの距離より、軸785から側板部782の上部78
2Bまでの距離を長く設定することによって、テコの原
理によりメインレバー780の回動操作は楽なものとな
る。
【0056】[第2実施の形態]図16および図17に
おいて、745はカートリッジ本体701の両側壁70
1Bに設けた係止部、800はマガジン30の下部側壁
34の外側に設けたレバーである。このレバー800に
は上記係止部745に係合する鈎状の係合部801と上
方に突出した突出部802が設けられている。また、係
合部801の後部には下方側に向くとともに係止部74
5が当接する傾斜面801Bが形成されている。また、
レバー800はマガジン30の下部側壁34に枢支され
た軸807を支点にして回動可能となっており、バネ8
03によって常に時計方向に付勢されているとともに、
図16に示す位置より時計方向に回動しないように規制
されている。
【0057】マガジン30の下部側壁34の外側には、
ボタン(解除部材)805が前後方向に移動可能に設け
られており、このボタン805の操作部805Aがホッ
チキス本体10から外へ突出している。ボタン805の
先端部805Bはレバー800の突出部802に当接し
ている。
【0058】カートリッジ700の装着は、上記と同様
に、カートリッジ700をホッチキス本体10の後部か
らカートリッジ室25へ挿入していく(図16参照)。
この挿入により、カートリッジ本体701がカートリッ
ジガイド760の挟持片766の突起766Aによって
挟持される。
【0059】そして、スプリング765の付勢力に抗し
てカートリッジ700をカートリッジガイド760とと
もに前方へ押していくと、レバー800の係合部801
の傾斜面801Bに係止部745が当接してレバー80
0が図18に示すようにバネ803の付勢力に抗して反
時計方向へ回動していく。そして、さらにカートリッジ
700が前方へ押されて装着位置へ移動されると、図1
9に示すように係止部745がレバー800の係合部8
01に係合する。
【0060】このレバー800の係合部801の係合に
より、カートリッジ700が装着位置に固定されること
となる。そして、強い衝撃によってカートリッジ700
が後方へ移動しようとしても、レバー800の係合部8
01が鈎状となっていることによりカートリッジ700
の係止部745から外れてしまうことがなく、カートリ
ッジ700はホッチキス本体10の装着位置に固定され
たままとなる。
【0061】このように、スプリング765の付勢力を
利用してカートリッジ700を装着位置に固定するもの
ではないので、スプリング765の付勢力を小さく設定
してもカートリッジ700を装着位置に固定することが
でき、このため、カートリッジ700の装着を簡単に行
うことができる。
【0062】カートリッジ700の取り外しは、ボタン
805の操作部805Aを押すことによって行う。すな
わち、ボタン805の操作部805Aを押すと、図19
に示すように、ボタン805の先端部805Bがレバー
800の突出部802に当接していることによりレバー
800がバネ803の付勢力に抗して反時計方向へ回動
する。この回動によりレバー800の係合部801の係
合面801Aがカートリッジ700の係止部745から
外れ、カートリッジ700がスプリング765の付勢力
によってカートリッジ700は装着位置から後方へ押し
出されていき、カートリッジ700をホッチキス本体1
0から取り外すことができることとなる。
【0063】このように、バネ803の弾性力によって
カートリッジ700を装着位置に固定するものではな
く、レバー800の係合部801の係合面801Aに係
止部745を係合させてカートリッジ700をホッチキ
ス本体10の装着位置に固定するものであるから、バネ
803の弾性力を小さく設定することができる。このた
め、ボタン805の操作部805Aを押す力は小さくて
済み、カートリッジ700の取り外しを簡単に行うこと
ができる。
【0064】第2実施の形態では、カートリッジ700
を挿入するだけでカートリッジ700を装着位置に固定
することができるので、その操作はいたって簡単なもの
となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カートリッジをホッチキス本体に強固に固定するこ
とができるとともにカートリッジの装着や取り外しが簡
単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動ホッチキスの外観を示した右側面図であ
る。
【図2】図1に示す電動ホッチキスの断面図である。
【図3】カートリッジの外観を示した側面図である。
【図4】図3のカートリッジの平面図である。
【図5】カートリッジの脱着機構を示した説明図であ
る。
【図6】カートリッジガイドを示した斜視図である。
【図7】カートリッジ室を示した平断面図である。
【図8】カートリッジ室を示した側断面図である。
【図9】(A)ストッパを示した斜視図である。 (B)ストッパの側面図である。 (C)ストッパの正面図である。 (D)ストッパの背面図である。
【図10】メインレバーを示した斜視図である。
【図11】メインレバーの正面図である。
【図12】カートリッジをカートリッジ室へ挿入してい
く際の説明図である。
【図13】カートリッジが装着位置へ挿入される際の説
明図である。
【図14】カートリッジが装着位置へ挿入された状態を
示した説明図である。
【図15】カートリッジが装着位置へ固定された状態を
示した説明図である。
【図16】第2実施の形態の構成を示した説明図であ
る。
【図17】図16の断面図である。
【図18】カートリッジが装着位置へ挿入される際の説
明図である。
【図19】カートリッジが装着位置へ固定された状態を
示した説明図である。
【図20】従来のカートリッジの装着の仕方を示した説
明図である。
【図21】従来のカートリッジが装着位置に固定された
状態を示した説明図である。
【符号の説明】
10 電動ホッチキス本体 700 カートリッジ 701 カートリッジ本体 745 係止部 765 スプリング(第1弾性部材) 780 メインレバー(レバー) 795 板バネ(第2弾性部材) 800 レバー 803 バネ(第3弾性部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートステープルを積層収納したカートリ
    ッジと、このカートリッジを着脱可能に装着する電動ホ
    ッチキス本体と、この電動ホッチキス本体に装着される
    カートリッジを離脱方向に付勢する第1弾性部材とを備
    え、前記カートリッジを第1弾性部材の付勢力に抗して
    電動ホッチキス本体に挿入させていくことによりカート
    リッジが装着位置に装着され、カートリッジを取り外す
    際には第1弾性部材の付勢力によって前記装着位置から
    カートリッジを押し出していく電動ホッチキスであっ
    て、 前記カートリッジに係止部を設け、 前記係止部に係合してカートリッジを前記装着位置に固
    定しておくレバーを電動ホッチキス本体側に設けたこと
    を特徴とする電動ホッチキス。
  2. 【請求項2】前記カートリッジが電動ホッチキス本体の
    所定位置まで挿入された際、カートリッジを第1弾性部
    材の付勢力に抗して前記装着位置まで移動させる第2弾
    性部材を設け、 前記レバーの係合を解除させた際に、第2弾性部材の付
    勢が解除されてカートリッジが第1付勢部材により装着
    位置から押し出されることを特徴とする請求項1の電動
    ホッチキス。
  3. 【請求項3】前記カートリッジがホッチキス本体の装着
    位置へ挿入された際に、前記レバーを係止部へ係合させ
    る第3弾性部材と、 レバーの係合を解除させる解除部材とを設けたことを特
    徴とする請求項1の電動ホッチキス。
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