JPH09192723A - 内面溝付管の加工装置 - Google Patents

内面溝付管の加工装置

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JPH09192723A
JPH09192723A JP8007915A JP791596A JPH09192723A JP H09192723 A JPH09192723 A JP H09192723A JP 8007915 A JP8007915 A JP 8007915A JP 791596 A JP791596 A JP 791596A JP H09192723 A JPH09192723 A JP H09192723A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C37/00Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape
    • B21C37/06Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape of tubes or metal hoses; Combined procedures for making tubes, e.g. for making multi-wall tubes
    • B21C37/15Making tubes of special shape; Making tube fittings
    • B21C37/20Making helical or similar guides in or on tubes without removing material, e.g. by drawing same over mandrels, by pushing same through dies ; Making tubes with angled walls, ribbed tubes and tubes with decorated walls
    • B21C37/207Making helical or similar guides in or on tubes without removing material, e.g. by drawing same over mandrels, by pushing same through dies ; Making tubes with angled walls, ribbed tubes and tubes with decorated walls with helical guides

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部材を軽量化すると共に耐久性を向上さ
せ、遊星型ボールダイスの高速回転を可能とし、品質を
安定させつつ内面溝付管を製造することができる内面溝
付加工装置を提供する。 【解決手段】 マンドレル11の先端には溝付プラグ1
2が配置されており、溝付プラグ12は管10内面に接
触している。管10外面にボール13が接触しており、
ボール13はボール軌道保持用外輪14の内部に収容さ
れている。外輪14内にはボール保持器20が設置され
ており、ボール13を保持している。保持筒16及び蓋
部材17により外輪14は回転軸体19に固定されてい
る。保持筒16の内側には、軸受21が取り付けられて
おり、軸受21を介して支持部材22が、保持筒16に
回転自在に支持されている。外輪14及び支持部材22
はセラミック製であり、ボール保持器20は合成樹脂製
であるため、装置全体が軽量化され、高速回転が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアコン等の熱交換器
等に使用される金属又は合金管の内面に溝加工を施す内
面溝付管の加工装置に関し、高速回転加工を可能とする
共に、耐久性が高く、更に品質の安定した製品を製造す
ることができる内面溝付管の加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコン等の熱交換器等の伝熱管
には、銅又は銅合金管等が使用されており、これらの管
には、熱交換効率を高めるため、内面に溝加工が施され
ている。このような管内面の溝加工は、通常管内に溝付
プラグを挿入した後、この溝付プラグと管外の押圧手段
とで管壁を挟圧しつつ、抽伸して実施されている。この
場合に、管を抽伸する際の摩擦を低減させ、管の破断を
防止するため、ボール、ボール軌道保持用外輪及びボー
ル保持器等により所謂遊星型ボールダイスを構成し、こ
のボールダイスを使用して管内面を溝加工する。このボ
ールダイスは、管軸の周りを旋回しつつ、管外面を押圧
する。ボールダイスと管外面との間に生じる摩擦は、こ
ろがり摩擦であるため、加工時の摩擦力が低減され、管
の破断が防止される。
【0003】図4は従来の内面溝付管の加工装置を示す
側断面図である(実公昭63−47376号公報)。図
4に示すように、素管10にはマンドレル11が挿入さ
れている。マンドレル11の先端には溝付プラグ12が
配置されており、溝付プラグ12は素管10内面に接し
ている。この溝付プラグ12には螺旋状の溝が形成され
ている。素管10外面にボール13が接しており、ボー
ル13は素管10外面に保持されている。ボール13と
溝付プラグ12とにより素管10を挟圧しつつ、ボール
13を管軸の周りに旋回させ、更に素管10を矢印40
で示す移動方向(抽伸方向)に抽伸することによって、
素管10の内面に溝加工が施されるようになっている。
このため、ボール13が旋回すると、それに応じて素管
10が素管10の移動方向に前進するように、溝付プラ
グ12の溝は形成されている。なお、溝付プラグ12に
螺旋状の溝が形成されているため、素管10内面にも螺
旋状の溝が転写される。
【0004】ボール13は、短円筒状のボール軌道保持
用外輪(以下、外輪という)14の内部に収容されてい
る。外輪14にはテーパー状のボール軌道面15が形成
されており、ボール軌道面15は矢印40の方向に拡開
されている。このボール軌道面15にボール13は押圧
されて、ボール13の素管10の半径方向に対する位置
が、適切なものとなっている。保持筒16及び蓋部材1
7により素管10方向に対する外輪14の移動が規制さ
れ、外輪14は保持筒16及び蓋部材17を介して、ボ
ルト18により回転軸体19に固定されている。回転軸
体19は、電動機又は油圧モータ等により駆動され、高
速に回転するようになっており、この回転により、ボル
ト18、蓋部材17、保持筒16及び外輪14が管軸の
周りを回転する。外輪14の回転により、ボール13は
素管10の周りを旋回し、ボール13はボール軌道面1
5に押圧されて素管10外面を転動回転する。外輪14
内にボール保持器20が設置されており、ボール保持器
20によって、ボール13はその円周方向に等間隔に保
持されている。ボール保持器20のボール13に対する
摺接位置は、ボール13中心の旋回軌道より素管半径方
向外側、即ちボール13の中心より外輪14側となるよ
うに設定されている。
【0005】保持筒16の内側には、アンギュラコンタ
クト型玉軸受21が取り付けられており、この軸受21
の中空部30(30a,30b)に玉21aが配置され
ている。素管10移動方向側の中空部30bは、その径
が玉21aの径に比して小さいと共に、中空部30aに
比して素管10側に設けられている。これにより、素管
10移動方向を前側とすると、溝加工時にアンギュラコ
ンタクト型玉軸受21の後端が素管10から離れる方向
に傾斜する。アンギュラコンタクト型玉軸受21を介し
て略円筒状のスラスト方向支持部材22が、保持筒16
に回転自在に支持されている。スラスト方向支持部材2
2の矢印40の反対方向の面には、ボール当接面23が
形成されており、この当接面23がボール13に当接し
ている。溝加工時にアンギュラコンタクト型玉軸受21
が上述のように傾斜するため、スラスト方向支持部材2
2は、当接面23を介して、ボール13に素管10移動
方向の逆方向の力を付与する。ボール当接面23は素管
10の半径方向に対して、矢印40の方向に傾斜してい
る。ボール当接面23のボール13との当接点24が、
前記ボール13の中心よりも素管10側となるように、
スラスト方向支持部材22の内径及び外径並びにボール
当接面23の傾斜角度は適切な値に設定されている。
【0006】アンギュラコンタクト型玉軸受21と回転
軸体19との間には、スペーサ25が挿入されており、
スペーサ25は保持筒16の内面に嵌着している。スペ
ーサ25の軸方向に対する長さを変化させることによ
り、アンギュラコンタクト型玉軸受21の軸方向に対す
る取り付け位置を変化させることができる。これによ
り、スラスト方向支持部材22の軸方向に対する位置が
変化し、支持部材22の当接面23の位置が変化するた
め、ボール13と当接面23との当接点24が、素管1
0の軸方向に移動し、ボール13とテーパ状ボール軌道
面15との接触位置を変化させることができる。こうし
て、素管10の軸とボール13との間の距離が変化し、
素管10に対するボール13の圧力が調整されると共
に、溝プラグ12とボール13との間の相対的な位置が
変化して、素管10を適切な肉厚に加工することができ
る。
【0007】なお、素管10が内面溝付管の加工装置内
に挿入されている場合は、ボール13は素管10によ
り、外輪14内に保持されるが、素管10が挿入されて
いない場合は、ボール13を保持する要素がないため、
ボール13が脱落したり、がたついたりする。これを防
止するために、蓋部材17にガイドギャップ26が固定
されており、このガイドキャップ26により、ボール1
3の落下が防止されている。また、ボール13及びアン
ギュラコンタクト玉軸受21に潤滑油を供給する必要が
あるため、回転軸体19には給油孔27が設けられてい
る。油圧装置(図示せず)を使用して、給油口27によ
り強制的に潤滑油を噴射することにより、潤滑油をボー
ル13及びアンギュラコンタクト玉軸受21に供給す
る。
【0008】このように構成された内面溝付管の加工装
置において、マンドレル11を操作して、マンドレル1
1の先端の溝付プラグ12を素管10内に挿入する。こ
の溝付プラグ20とボール13とにより、素管10を管
内及び管外から挟圧する。回転軸体19を矢印28の方
向に駆動装置(図示せず)により高速回転させ、回転軸
体19の回転により、蓋部材17、保持筒16及び外輪
14を管軸に周りを回転させる。外輪14が回転するこ
とにより、ボール13は素管10の周りを旋回し、ボー
ル13はボール軌道面15に押圧されて素管10外面を
押圧する。このようにボール13を旋回させつつ、素管
10を矢印40の方向に抽伸する。そうすると、溝付プ
ラグ20の溝形状が素管10の内面に転写されると共
に、素管10はボール13に押圧され縮径される。ま
た、ボール13に素管10移動方向の逆方向の力が付与
されるため、この力のより素管10は抽伸方向に前進す
る。このように、素管10を縮径しつつ溝加工し、移動
方向に前進させることにより、素管10が内面溝付管と
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術には、以下に示す問題点がある。即ち、近年、
熱交換器の性能をより一層向上させるため、内面溝付管
の小径化が要望されており、高生産性を維持しつつ、内
面溝付管を低コストで安定して製造することが求められ
ている。遊星型のボールダイスを使用して、生産性を向
上させるためには、その回転数を増大し、加工能率を向
上させる必要がある。溝加工時には、加工反力に加え、
回転による遠心力及び抽伸によるスラスト力等が加わ
り、これらの力は回転数を増大する場合に、大きな制約
となっている。
【0010】従来の内面溝付管の加工装置では、各部材
が合金鉄、超硬合金鉄又は黄銅等比重の大きな物質で構
成されており、高速で回転させた場合(40,000r
pm以上)は、上述の力により各部材が破損するという
問題点がある。また、質量半径が大きいため、センタリ
ングの維持が困難であり、部材の局所磨耗が発生すると
いう欠点があり、また製品の品質が安定しないという問
題点がある。
【0011】上述の力のうち、特に遠心力は回転数及び
質量半径の2乗に比例するため、回転数を増大させるた
めには、各部材を小型化するか、又は軽量化する必要が
ある。設計的な制約を受けるため、小型は困難であり、
ボールダイスを高速回転させた場合は、加工発熱の増大
及び抽伸摩擦力の増加を伴うため、強度を損なわないよ
うに部材を軽量化することは困難である。このように、
小型化及び軽量化のいずれについても難点がある。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、各部材を軽量化すると共に耐久性を向上さ
せ、遊星型ボールダイスの高速回転を可能とし、品質を
安定させつつ内面溝付管を製造することができる内面溝
付管の加工装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内面溝付管
の加工装置は、素管内に挿入される溝付プラグと、前記
素管の外側にて素管を嵌合すると共にその内面がボール
軌道面を形成するボール軌道保持外輪と、前記素管の外
面と前記ボール軌道面とに接し前記ボール軌道保持外輪
の回転により前記素管の外面に転動して旋回し前記溝付
プラグとの間で前記素管の管壁を挟圧して前記溝付プラ
グの溝形状を前記素管の内面に転写させるボールと、前
記ボール軌道保持外輪内に収納され前記ボールをその中
心の旋回軌道より前記素管半径方向外側にて保持するボ
ール保持器と、前記ボール軌道保持外輪に取付けられた
軸受を介して回転自在に支持され前記ボールが接するボ
ール当接面を介して前記ボールに素管移動方向の逆方向
の力を付与するボールのスラスト方向支持部材とを有す
る内面溝付管の加工装置において、前記ボール軌道保持
外輪及び前記スラスト方向支持部材はセラミックにより
形成され、前記ボール保持器は合成樹脂より形成されて
いることを特徴とする。
【0014】前記ボール軌道面に前記素管の周方向に延
びる溝が形成されており、前記素管の管軸と前記ボール
の中心とを含む面における前記溝の曲率半径は、前記ボ
ールの半径よりも大きいことが好ましい。
【0015】前記ボール当接面に前記素管の周方向に延
びる溝が形成されており、前記素管の管軸と前記ボール
の中心とを含む面における前記溝の曲率半径は、前記ボ
ールの半径よりも大きいことが好ましい。
【0016】前記ボール軌道面は管軸に対して2乃至5
°の角度で前記素管の移動方向、即ち抽伸方向に拡開し
ていることが好ましい。
【0017】前記ボール当接面は前記素管の半径方向に
対して前記素管の移動方向、即ち抽伸方向に10乃至3
0°の角度で傾斜していることが好ましい。
【0018】前記ボール保持器は前記ボールを保持する
貫通孔を有すると共にポリアミドイミド樹脂より形成さ
れていることが好ましい。
【0019】前記素管の長手方向に対する前記ボール軌
道保持外輪の移動を規制して固定する前後移動固定部材
を有し、この前後移動固定部材に油排出口が設けられて
いることが好ましい。
【0020】前記軸受を収容する収容部材を有し、この
収容部材がチタン合金より形成されていることが好まし
い。
【0021】本発明に係る内面溝付管の加工装置におい
ては、駆動手段からの駆動力を前記ボール軌道保持外輪
に伝達する回転シャフトと、この回転シャフトに前記ボ
ール軌道保持外輪を固定する固定部材とを有し、この固
定部材がチタン合金より形成されていることが好まし
い。
【0022】
【作用】本発明に係る内面溝付管の加工装置において
は、素管内に溝付プラグを挿入し、この溝付プラグと素
管の外面を転動して旋回するボールとにより、素管の管
壁を挟圧して、プラグの溝形状を管内面に転写させる。
この場合に、ボール保持器により外輪(ボール保持軌道
外輪)に対する素管周方向のボールの相対的移動が規制
されると共に、外輪のボール軌道面によりボールは素管
半径方向に押圧されている。また、外輪には軸受が取り
付けられ、この軸受にスラスト方向支持部材が取り付け
られており、このスラスト方向支持部材のボール当接面
によってボールは支持されている。このスラスト方向支
持部材には軸受によって、素管移動方向の逆方向の力が
付与されるため、ボールは素管移動方向の逆方向に押圧
される。このように、外輪とスラスト方向支持部材とに
よってボールに各方向の力を付与しつつ、外輪を回転さ
せて、ボールを素管の外面を転動旋回させ、ボールと溝
付プラグとにより素管の管壁を挟圧する。そうすると、
溝付プラグの溝形状が素管の内面に転写されると共に、
素管はボールに押圧されるため縮径される。また、ボー
ルの旋回により素管には抽伸方向に前進する力が付与さ
れ、更にボールにスラスト方向支持部材により素管移動
方向の逆方向に力が付与される。これにより、素管が抽
伸方向に前進する。このように、素管を縮径しつつ溝加
工すると共に、素管が前進することにより、内面溝付管
が得られる。
【0023】装置自体を小型化して軽量化することが困
難な場合は、装置を構成する各部材の材質に、比重が小
さく、且つ強度が高いものを選択する必要がある。内面
溝付管の加工装置では、回転数の増加と共に、極めて大
きな遠心力が各部材に作用するため、特に軽量化は重要
であるが、各部材の強度が高いことに加え、各部材固有
の要求特性が満たされている必要がある。外輪及びスラ
スト方向支持部材は、耐圧縮加重性が良好であると共
に、耐摩耗性が良好であることが必要である。そこで本
発明においては、外輪及びスラスト方向支持部材をセラ
ミックにより形成する。セラミックの比重は、超硬の比
重に比して約1/3であるため、本発明の外輪及びスラ
スト方向支持部材は大幅に軽量化される。これにより、
遠心力が低減され、高速回転が可能となる。このような
セラミックとして、ジルコニア、窒化ケイ素、炭化ケイ
素、サイアロン等を挙げることができる。これらの材質
は、いずれも高強度、高靱性及び耐摩耗性が優れたもの
である。
【0024】ボール保持器は、ボールを所定の回転軌道
上に維持すると共に、各ボールを素管の周方向に対して
等間隔に維持するものである。従来の黄銅製の保持器
は、ボールとの接触によって、高温時に急激に磨耗する
という欠点があり、耐熱性が良好で、耐磨耗性が優れた
ものが要望されている。そこで、本発明においてはボー
ル保持器を合成樹脂により形成する。このようなボール
保持器は、その表面が自己潤滑性を有し、高温強度が高
いものとなると共に、その重量は黄銅製のものに比して
約1/5となる。これにより、ボールとボール保持器と
の間の摩擦が低減されることに加え、高温強度が良好で
あるため、ボール保持器の寿命が大幅に向上し、例えば
黄銅製のものに比して本発明のボール保持器の寿命は2
0倍以上となる。
【0025】なお、このような合成樹脂としては、ポリ
アミドイミド等を挙げることができる。ポリアミドイミ
ドは単一素材で極めて高い耐熱性を有し、250℃の高
温に耐えることができる。また、自己潤滑性を有し、摩
擦抵抗が小さいため、ポリアミドイミドは、ボール保持
器用の素材として適切である。これ以外の素材として、
炭素繊維、アラミド繊維、ボロン繊維及びガラス繊維等
で強化されたものを挙げることができる。これらの強化
繊維により本発明におけるボール保持器を形成すること
が可能であるが、これらの繊維はいずれも均一性に難点
があることに加え、摩擦抵抗が大きいという欠点があ
る。
【0026】また、ボール保持器の形状は種々のものと
することができる。例えば、ボール保持器は、ボールを
保持するための貫通孔が形成されているものとすること
ができる。通常、その内径がボールの外径に比して小さ
くなるように、貫通孔は形成される。これにより、ボー
ルは素管周方向の移動が規制される。このように、単純
な貫通孔をボール保持器に設け、この貫通孔によりボー
ルの移動を規制することにより、ボールの位置精度が高
くなる。
【0027】外輪及びスラスト方向支持部材の形状が従
来のものでは、ボールとこれらの部材との接触は点接触
となる。このためボールの加工反力と遠心力とによって
当接部分に局所加重が発生し、各部材にチッピング(局
所的な欠け)が生じ、各部材の寿命が短くなるという欠
点がある。そこで、本発明においては、この局部的な欠
けを防止するために、外輪のボール軌道面及びスラスト
方向支持部材のボール当接面に素管の周方向に延びる溝
を設けることが好ましい。この溝を設ける場合は、外輪
による圧迫と遠心力とにより、加工時にボールが弾性変
形して大きくなることを考慮し、素管の管軸とボールの
中心とを含む面における溝の曲率半径をボールの半径よ
り大きいものとする。これにより、加工時のボールの曲
率半径は、溝の曲率半径と等しくなって、ボールは溝に
線接触するようになる。これにより、局所加重が低減さ
れ、チッピングを解消することができる。
【0028】ボールをランダムに回転させて局所磨耗を
防止するためには、外輪のボール軌道面を素管の抽伸方
向に拡開するテーパー形状とし、このテーパーの角度を
管軸に対して2乃至5°とすることが好ましい。テーパ
ーの角度が2°未満では、テーパーは、素管移動方向に
略平行であり、素管移動方向に対するボールと外輪との
相対的な位置を変化させた場合に、ボールと素管との間
の距離が殆ど変化せず、ボールの素管に対する圧下を変
化させることができない。この変化を大きくするため
に、外輪の素管移動方向の長さを長くした場合は、外輪
及び加工装置全体が大きくなり、装置の軽量化が困難と
なる。一方、テーパーの角度が5°を超えると、素管移
動方向に対するボールと外輪との位置が僅かにずれた場
合であっても、ボールと素管との間の距離が大きく変化
し、圧下を微調整することが困難となる。
【0029】また、スラスト方向支持部材のボール当接
面は、素管の半径方向に対して素管の抽伸方向に10乃
至30°傾斜していることが好ましい。ボール当接面を
この角度で傾斜させることにより、ボールはボール当接
面から回転力を付与され、ランダムに回転する。これに
より、ボールの磨耗が防止される。ボール当接面の傾斜
角度が10°未満では、ボールに対する回転力の付与が
不十分である。このため、ボールが局所的に磨耗し、ボ
ールの素管に対する圧下がランダムになり、素管の表面
に凹凸及び模様が形成される。この磨耗の磨耗量が多い
場合は、素管内面の溝形状が不良となる。一方、ボール
当接面の傾斜角とが30°を超えた場合は、ボール当接
面が僅かに磨耗した場合であっても、ボールの軌道位置
が大きくずれてしまうため、圧下精度が低下する。
【0030】素管の長手方向に対する外輪の移動を規制
して固定するために、前後移動固定部材が設けられてい
る場合は、この前後移動固定部材に油排出口を設けるこ
とが好ましい。この油排出口を設ける場合は、加工時の
遠心力により、油が排出されるように素管の半径方向外
側に向かって形成することが好ましい。この油排出口
は、スリット状のものであってもよく、また貫通孔等で
あってもよい。
【0031】軸受を収容する収容部材及び外輪を固定す
る固定部材の材質は、チタン合金とすることが好まし
い。これにより、内面溝付管の加工装置をより一層軽量
化し、高速回転を可能にする。
【0032】本発明の内面溝付管の加工装置に使用され
る金属又は合金管として、銅又は銅合金管並びにアルミ
ニウム又はアルミニウム合金管等を挙げることができ
る。銅又は銅合金管としては、例えばリン脱酸銅管を挙
げることができる。
【0033】
【実施例】次に、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施例に
係る内面溝付管の加工装置を示す側断面図である。図1
において、図4と同一物には同一符号を付してその詳細
な説明は省略する。図1に示すように、ボール13は、
短円筒状の外輪14の内部に収容されている。外輪14
にはテーパー状のボール軌道面15が形成されており、
ボール軌道面15は矢印40の方向に拡開されている。
外輪14はジルコニア等のセラミックから形成されてい
る。外輪14は、保持筒16及び蓋部材17を介して、
回転軸体19に固定されている。保持筒16及び蓋部材
17は、軽量且つ高強度なチタン合金(JIS 460
7)製である。また、外輪14内にボール保持器20が
収容されており、このボール保持器20は自己潤滑性が
優れている共に、高温強度が高いポリアミドイミド製で
ある。ボール保持器20には貫通孔が形成されており、
この貫通孔によりボール20は素管10外径方向から保
持される。また、保持筒16がボルト18を介して外輪
14に固定されており、保持筒16の内側にアンギュラ
コンタクト型玉軸受け31が取り付けられている。この
アンギュラコンタクト型玉軸受21を介して、略円筒状
のスラスト方向支持部材22が保持筒16に回転自在に
支持されている。このスラスト方向支持部材22はジル
コニア等のセラミックで形成されている。
【0034】図2は、ボール軌道面15を拡大して示す
断面図である。図2に示すように、外輪14のボール軌
道面15には、素管10の周方向に溝61が形成されて
いる。素管10の管軸とボール13の中心とを含む面に
おける溝61の曲率半径52はボール13の半径51に
比して10%程度大きくなっており、この溝61により
ボール13が外輪14に加える衝撃的な加重を緩和す
る。また、図2に示すボール軌道面15のテーパー角θ
1は2乃至5°に設定されている。例えば、テーパーの
角度を2°に設定した場合に、tan2°=0.034
92であるため、スペーサ25の厚さを1mm変化させ
ると、ボール13と素管10との距離(圧下)は0.0
349mm変化する。従って、圧下は0.005mm刻
みで調整する場合は、スペーサ25の厚さを0.143
mmずつ変化させる。
【0035】図3は、スラスト方向支持部材22を拡大
して示す断面図である。図3に示すように、スラスト方
向支持部材22のボール当接面23には、素管10の周
方向に溝62が形成されている。素管10の管軸とボー
ル13の中心とを含む面における溝62の曲率半径53
は、ボール13の半径51に比して10%程度大きいも
のとなっている。また、ボール当接面23は素管10の
半径方向に対して、図1に示す矢印40の方向に傾斜し
ており、その角度θ2は、図3に示すように、10乃至
30°に設置されている。
【0036】なお、ボール13及びアンギュラコンタク
ト型玉軸受21に対する潤滑油の給油は、油圧装置(図
示せず)を使用して、潤滑油を素管10に沿って噴射さ
せることにより実施される。この場合に、ボール13、
ボール軌道面15、スラスト方向支持部材22及びアン
ギュラコンタクト型玉軸受21へ潤滑油が過剰に供給さ
れる場合があり、高速回転によって油中の固形物が沈着
する。この沈着を防止し、過剰潤滑油を排出するため
に、保持筒16には素管10の半径方向にスリット8が
設けられており、蓋部材17には素管10の半径方向に
貫通孔9が設けられている。ガイドギャップ26には、
素管10の周方向に沿って4カ所に油は移出用の切欠
(図示せず)が設けられており、油はこの切欠を通過し
た後、貫通孔9より外部へ排出されるようになってい
る。同様に、回転軸体19には素管10の半径方向に排
出孔27aが設けられている。これにより、加工時の遠
心力によって、スリット8、貫通孔9及び排出孔27a
から過剰の潤滑油が排出される。
【0037】また、溝付プラグ12には螺旋状の溝が形
成されているが、この溝は直線上であってもよい。
【0038】このように構成された内面溝付管の加工装
置において、マンドレル11を操作して、マンドレル1
1の先端の溝付プラグ12を素管10内に挿入する。こ
の溝付プラグ20とボール13とにより、素管10を管
内及び管外から挟圧しつつ、ボール13を素管10の周
りに旋回させ、素管10を矢印40の方向に抽伸する。
この場合に、ボール13は、ボール保持器20により外
輪14に対する素管10周方向の相対的移動が規制され
ると共に、ボール軌道面15により素管10半径方向に
押圧される。また、アンギュラコンタクト型玉軸受21
の後端が素管10から離れる方向に傾斜して、スラスト
方向支持部材22を素管10移動方向に逆方向に押圧
し、スラスト方向支持部材22の当接面23により、ボ
ール13に素管10移動方向の逆方向の力が付与され
る。このように、外輪14とスラスト方向支持部材22
とによってボール13に各方向の力を付与しつつ、回転
軸体19を回転させて外輪14を回転させ、ボール13
を素管10の外面を転動旋回させ、ボール10と溝付プ
ラグ12とにより管壁を挟圧する。そうすると、溝付プ
ラグ20の溝形状が素管10の内面に転写されると共
に、素管10はボール13に押圧され縮径される。ま
た、ボール13に素管10抽伸方向の逆方向の力がスラ
スト方向支持部材22により付与され、この力のより素
管10は抽伸方向に前進する。このように、素管10は
縮径されつつ溝加工され、抽伸方向に前進することによ
り、素管10が内面溝付管となる。
【0039】従来、外輪14及びスラスト方向支持部材
22はボール13と点接触するため、高強度であると共
に耐久性が高いことが要求されていた。このため、これ
らの部材は超硬材により形成されていた。また、ボール
保持器20は接触摩擦が少ない黄銅から形成され、その
他の部材は熱処理された合金鉄により形成されていた。
こららの材質はいずれも比重が大きいため、回転数を4
0000rpm以上とすると、破損が発生したり、局所
磨耗により製品の品質が安定しないという問題があっ
た。また、小型化も限界に達していた。
【0040】本実施例では外輪14及びスラスト方向支
持部材22をセラミック製とし、比重を従来の約1/3
とした。これにより、外輪14及びスラスト方向支持部
材22が軽量化されて、加工時の遠心力が低減され、高
速回転が可能となる。
【0041】また、従来、ボール保持器は黄銅製であっ
たが、この保持器は重量が重く、更に摩擦による発熱で
高温となった場合に、強度が低下し、磨耗が一気に進行
するという問題点があった。本実施例ではボール保持器
20を自己潤滑性が良好である共に、高温強度が高いポ
リアミドイミド製とする。これにより、黄銅製のボール
保持器の重量に比して、本実施例のボール保持器20の
重量は、約1/5となる。また、自己潤滑性によりボー
ル13とボール保持器20との間の摩擦が低減されるこ
と、更に高温強度が高いことによって、ボール保持器2
0の寿命は黄銅製のものに比して、20倍以上となる。
更に、ボール13が素管の周方向に対して等間隔に維持
されるため、製品の加工リップルが低減し、極めて平滑
な外表面を得ることができる。
【0042】本実施例では、40000rpm以上の高
速回転を実現するために、保持筒16及び蓋部材17を
従来の熱処理鋼に替えて高強度のチタン合金(JIS4
607)で形成する。これにより、保持筒16及び蓋部
材17の重量は、従来のものに比して半減し、内面溝付
管の加工装置全体の重量を従来のものに比して半減する
ことができる。
【0043】また、ボール軌道面15の角度を2乃至5
°の範囲で設定する共に、ボール当接面23の角度を1
0乃至30°の範囲で設定する。これにより、これらの
面からボール13に対して回転力が付与されるようにな
り、ボールの回転軌道が変化するので、局所磨耗が防止
され、安定に溝加工することが可能となる。
【0044】更に、外輪14の溝61及びスラスト方向
支持部材22の溝62の曲率半径をボール13の曲率半
径よりも大きいものとし、ボール13と溝61及び62
との接触を、従来の点接触から面接触とするため、局所
加重を低減することができ、外輪14及びスラスト方向
支持部材22にチッピングが発生することを防止でき
る。これにより、セラミック製の外輪14及びスラスト
方向支持部材22の寿命を長くすることができる。ま
た、ボール13とボール軌道面15及びスラスト方向支
持部材22との間の接触部分が増加したことにより、ボ
ール13の回転力が増加するので、ボール13の局所磨
耗が低減され、長期に亘って安定加工が可能となる。
【0045】更にまた、本実施例では保持筒16にスリ
ット8を設けると共に、蓋部材17に貫通孔9を設けた
ため、高速回転による油中の固形物の沈着を防止するの
で、良好に溝加工を実施することができる。
【0046】以上より、装置全体の重量が半減し、質量
半径が小さくなるため、同一寸法及び同一回転数では本
装置の遠心力は従来のもの1/4以下となる。これによ
り、60000rpm以上の回転数で、溝付加工するこ
とが可能である。また、ボール13の回転軌道がランダ
ムとなるため、ボール13の局所磨耗が低減すると共
に、ボール13とボール保持器20との摩擦が低減す
る。これに加え、装置全体の重量が減少したことによ
り、センタリングずれが低減され、管の表面状況が良好
となる。従って、内面溝の形状寸法の調整回数を半減
し、コンタクト率(稼働率)を改善することができる。
【0047】本実施例の内面溝付管の加工装置を実際に
使用して、銅管に内面溝付加工を施したところ、500
00rpmの高速回転で加工を実施することができた。
これにより、従来に比して溝加工速度が25%向上し
た。また、各部材の寿命が延長され、品質が安定したた
めに、内面溝付管の加工装置の調整回数が低減し、従来
に比して生産性が35%以上向上した。このように装置
の回転数が増大し、更に管材の抽伸速度が増大した場合
でも、外輪14及びスラスト方向支持部材22の寿命
は、従来の超硬製のものに比して2乃至3倍となった。
また、ボール保持器20の寿命は黄銅製のものに比して
20倍以上となった。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ボール軌道支持外輪及びスラスト方向支持部材をセラミ
ックより形成し、ボール保持器を合成樹脂より形成した
ので、高速回転が可能となり、内面溝付加工の効率が向
上すると共に、工具の耐久性が向上し、品質の安定した
内面溝付管を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る内面溝付管の加工装置を
示す側断面図である。
【図2】ボール軌道面を拡大して示す断面図である。
【図3】スラスト方向支持部材22を拡大して示す断面
図である。
【図4】従来の内面溝付管の加工装置を示す側断面図で
ある
【符号の説明】
8;スリット 9;貫通孔 10;素管 11;マンドレル 12;溝付プラグ 13;ボール 14;ボール軌道保持用外輪 15;ボール軌道面 16;保持筒 17;蓋部材 18;ボルト 19;回転軸体 20;ボール保持器 21;アンギュラコンタクト型玉軸受 21a;玉 22;スラスト方向支持部材 23;ボール当接面 24;当接点 25;スペーサ 26;ガイドギャップ 27;給油孔 27a;排出孔 28,40;矢印 30a,30b;中空部 51,52,53;半径 61,62;凹部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素管内に挿入される溝付プラグと、前記
    素管の外側にて素管を嵌合すると共にその内面がボール
    軌道面を形成するボール軌道保持外輪と、前記素管の外
    面と前記ボール軌道面とに接し前記ボール軌道保持外輪
    の回転により前記素管の外面に転動して旋回し前記溝付
    プラグとの間で前記素管の管壁を挟圧して前記溝付プラ
    グの溝形状を前記素管の内面に転写させるボールと、前
    記ボール軌道保持外輪内に収納され前記ボールをその中
    心の旋回軌道より前記素管半径方向外側にて保持するボ
    ール保持器と、前記ボール軌道保持外輪に取付けられた
    軸受を介して回転自在に支持され前記ボールが接するボ
    ール当接面を介して前記ボールに素管移動方向の逆方向
    の力を付与するボールのスラスト方向支持部材とを有す
    る内面溝付管の加工装置において、前記ボール軌道保持
    外輪及び前記スラスト方向支持部材はセラミックにより
    形成され、前記ボール保持器は合成樹脂より形成されて
    いることを特徴とする内面溝付管の加工装置。
  2. 【請求項2】 前記ボール軌道面に前記素管の周方向に
    延びる溝が形成されており、前記素管の管軸と前記ボー
    ルの中心とを含む面における前記溝の曲率半径は、前記
    ボールの半径よりも大きいことを特徴とする請求項1に
    記載の内面溝付管の加工装置。
  3. 【請求項3】 前記ボール当接面に前記素管の周方向に
    延びる溝が形成されており、前記素管の管軸と前記ボー
    ルの中心とを含む面における前記溝の曲率半径は、前記
    ボールの半径よりも大きいことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の内面溝付管の加工装置。
  4. 【請求項4】 前記ボール軌道面は管軸に対して2乃至
    5°の角度で前記素管の移動方向に拡開していることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の内面
    溝付管の加工装置。
  5. 【請求項5】 前記ボール当接面は前記素管の半径方向
    に対して前記素管の移動方向に10乃至30°の角度で
    傾斜していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1項に記載の内面溝付管の加工装置。
  6. 【請求項6】 前記ボール保持器は前記ボールを保持す
    る貫通孔を有すると共にポリアミドイミド樹脂より形成
    されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1項に記載の内面溝付管の加工装置。
  7. 【請求項7】 前記素管の長手方向に対する前記ボール
    軌道保持外輪の移動を規制して固定する前後移動固定部
    材を有し、この前後移動固定部材に油排出口が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項
    に記載の内面溝付管の加工装置。
  8. 【請求項8】 前記軸受を収容する収容部材を有し、こ
    の収容部材がチタン合金より形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の内面溝付
    管の加工装置。
  9. 【請求項9】 駆動手段からの駆動力を前記ボール軌道
    保持外輪に伝達する回転シャフトと、この回転シャフト
    に前記ボール軌道保持外輪を固定する固定部材とを有
    し、この固定部材がチタン合金より形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の内
    面溝付管の加工装置。
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