JPH0919236A - ポンプ用タイマー、ポンプ、照明具及び鑑賞魚用装置 - Google Patents

ポンプ用タイマー、ポンプ、照明具及び鑑賞魚用装置

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JPH0919236A
JPH0919236A JP19106495A JP19106495A JPH0919236A JP H0919236 A JPH0919236 A JP H0919236A JP 19106495 A JP19106495 A JP 19106495A JP 19106495 A JP19106495 A JP 19106495A JP H0919236 A JPH0919236 A JP H0919236A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給餌中に濾過器への水の圧送を停止できると
共に、給餌完了後に水の圧送を確実に再開できるポンプ
用タイマー、ポンプ、照明具及び鑑賞魚用装置を提供す
る。 【構成】 ポンプ用タイマー50は電源とホンプ12と
の間に接続される。該ポンプ用タイマー50は、押鋲ス
イッチ54が押されることにより、タイマーカウンタ7
2に設定されている鑑賞魚の給餌時間として予め定めら
れた時間だけ、ポンプ12への給電を停止する。このた
め、給餌後に鑑賞魚が餌を食べ尽くすまでポンプ12を
停止することができ、餌が濾過器18へ送られることが
なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鑑賞魚用の水槽に用い
るポンプ用タイマー、ポンプ、照明具及び鑑賞魚用装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鑑賞魚等を飼育する方法として、現在一
般的には、水槽内に水もしくは海水を貯留して飼育する
方法が取られている。この水槽には、濾過装置を設置し
て水質の劣化を防ぐことが広く行われている。
【0003】この濾過装置の従来の構成について、図8
を参照して説明する。水槽10の上蓋22上には、ポン
プ12と濾過器18とが置かれる。このポンプ12のノ
ズル14の先端は、水槽10内の水16へ浸漬されてお
り、該ポンプ12は、電力が供給されることにより水1
6を汲み上げ、濾過器18側へ圧送している。該濾過器
18では、水を濾過して吐出口20から水槽10側へ還
流している。この濾過器18では、鑑賞魚からの排泄物
(糞・尿等)を物理的に濾過すると共に、生物的濾過、
即ち、バクテリアによる処理を施し、魚類に適切な環境
を水替えを行うことなく長期間保てるようにしている。
この生物的濾過は、2段階で行われ、第1段階で亜硝酸
バクテリア(ニトロソモナス)が尿等のアンモニア
(N)を亜硝酸(NO2 )に変化させ、そして、第2段
階で硝酸バクテリア(ニトロバスター)が、亜硝酸を魚
類に対して低い毒性しか有さない硝酸に変化させてい
る。なお、上記ポンプ12は、常に濾過器18への水の
圧送を継続し、これにより水質の劣化が防止されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、鑑賞魚に対して餌を与えた際、水中に浮遊する餌
がポンプ12に吸い込まれて濾過器18に送られてしま
うという問題点があった。濾過器18へ送られた餌は、
腐敗して上記排泄物と同様に分解されて亜硝酸・硝酸等
に分解されることになるが、これは、餌の無駄であるば
かりでなく、飼育水を汚す大きな原因となっていた。
【0005】上述した課題に対処するために、濾過器1
8の入口に目の細かいフィルタを取り付けたりしている
が、フィルタに排泄物・餌が詰まり抜本的な解決策とは
言いえなかった。本発明者は、魚が餌を食べ尽くすまで
の間(5分〜30分)、ポンプ12を停止して濾過器1
8への餌の混入を防ぐことを着案したが、この方法は、
非常に危険であるとの結論に至った。即ち、水槽まで近
づき、餌を与えるときに濾過装置を停止することは、確
実に行えるし、例え濾過装置の停止を怠ったとしても問
題は発生しないが、給餌を完了して水槽から離れた状態
では、濾過装置の再起動を忘れる蓋然性が高い。ここ
で、ポンプ12の起動を怠ったとき、特に熱帯魚の場
合、水温が高く水中の酸素濃度が低いため、ポンプ12
による酸素補給を長時間に渡り停滞すると、水槽内の魚
が全て死滅する危険性がある。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、給餌中
に濾過器への水の圧送を停止できると共に、給餌完了後
に水の圧送を確実に再開できるポンプ用タイマー、ポン
プ、照明具及び鑑賞魚用装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、電源とポンプ12との間に介在するポン
プ用タイマー50であって、スイッチ54と、鑑賞魚の
給餌時間として予め定められた時間を設定する時間設定
手段72とを有し、スイッチ54のオンにより、前記時
間設定手段72に設定された時間だけ、ポンプ12への
給電を停止することを特徴とする。
【0008】本発明のポンプ用タイマー50は、好適な
態様において、前記スイッチが押鋲式のスイッチ54で
あって、前記時間設定手段80には、鑑賞魚の給餌時間
として予め定められた複数の時間が設定されており、該
スイッチ54の押鋲回数により該複数の時間が切換えら
れて設定され、スイッチ54の押鋲により、前記時間設
定手段80の切換えられた時間だけ、ポンプ12への給
電を停止する。
【0009】上記の目的を達成するため、本発明は、濾
過器に鑑賞魚用の水槽の水を圧送するポンプ112であ
って、スイッチ54と、鑑賞魚の給餌時間として予め定
められた時間を設定する時間設定手段150とを有し、
スイッチ54のオンにより、前記時間設定手段150に
設定された時間だけ、濾過器への水の圧送を停止するこ
とを特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するため、本発明は、電
源に接続され鑑賞魚の水槽を照明する照明具90であっ
て、ポンプ用のコンセント96と、スイッチ54と、鑑
賞魚の給餌時間として予め定められた時間を設定する時
間設定手段250とを有し、スイッチ54のオンによ
り、前記時間設定手段250に設定された時間だけ、ポ
ンプ用コンセント96からの給電を停止することを特徴
とする。
【0011】上記の目的を達成するため、本発明の鑑賞
魚用装置200は、電源に接続され、鑑賞魚の水槽を照
明する照明具92と、濾過器に鑑賞魚用の水槽の水を圧
送するポンプ212と備え、スイッチ254と、鑑賞魚
の給餌時間として予め定められた時間を設定する時間設
定手段250とを有し、前記スイッチ254のオンによ
り、前記時間設定手段250に設定された時間だけ、前
記ポンプ212による濾過器218への水の圧送を停止
することを特徴とする。
【0012】
【作用効果】上記のように構成されたポンプ用タイマー
50では、スイッチ54がオンされることにより、時間
設定手段72に設定されている鑑賞魚の給餌時間として
予め定められた時間だけ、ポンプ12への給電を停止す
る。このため、給餌後、鑑賞魚が餌を食べ尽くすまでポ
ンプ12を停止することができ、餌が濾過器18に送ら
れることがなくなる。
【0013】また、請求項2に記載されたポンプ用タイ
マー50では、時間設定手段80に鑑賞魚の給餌時間と
して予め定められた複数の時間が設定されており、スイ
ッチ54の押鋲回数により該複数の時間が切換えられて
設定され、スイッチ54の押鋲により切換えられた時間
だけポンプ12への給電を停止する。このため、異なる
種類の餌を鑑賞魚に与えたとき、スイッチ54を押す回
数を変えることにより、餌の種類に応じてポンプ12へ
の給電停止時間を切り換えることができる。
【0014】上記のように構成されたポンプ112で
は、スイッチ54がオンされることにより、時間設定手
段150に設定されている鑑賞魚の給餌時間として予め
定められた時間だけ、濾過器18への水の圧送を停止す
る。このため、給餌後、鑑賞魚が餌を食べ尽くすまで水
の圧送を停止することができ、餌を濾過器18へ送るこ
とがなくなる。また、この発明では、スイッチ54及び
時間設定手段150がポンプ12に組み込まれているた
め、タイマー用のケースが不要になり廉価に構成できる
利点がある。
【0015】上記のように構成された照明具90では、
スイッチ54がオンされることにより、時間設定手段2
50に設定されている鑑賞魚の給餌時間として予め定め
られた時間だけ、ポンプ用コンセント96からの給電を
停止する。このため、給餌後、鑑賞魚が餌を食べ尽くす
までポンプ12を停止することができ、餌が濾過器18
に送られることがなくなる。また、この発明では、スイ
ッチ54及び時間設定手段250が照明具90に組み込
まれているため、タイマー用のケースが不要になり廉価
に構成できる利点がある。
【0016】また、請求項5に記載された鑑賞魚用装置
200では、スイッチ254がオンされることにより、
時間設定手段250に設定されている鑑賞魚の給餌時間
として予め定められた時間だけ、ポンプ212による濾
過器218への水の圧送を停止する。このため、給餌
後、鑑賞魚が餌を食べ尽くすまで水の圧送を停止するこ
とができ、餌を濾過器218へ送ることがなくなる。ま
た、この発明では、スイッチ54及び時間設定手段25
0が鑑賞魚用装置200に組み込まれているため、タイ
マー用のケースが不要になり廉価に構成できる利点があ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図を参照
して説明する。図1は、本発明の1実施例に係るポンプ
用タイマー50が配置される水槽10を示している。水
槽10の上蓋22上には、ポンプ12と濾過器18とが
置かれている。ポンプ用タイマー50は、電源と接続さ
れ、レセプタクル52を介してポンプ12側のコンセン
ト11へ電力を供給するように構成されている。このポ
ンプ12のノズル14の先端は、水槽10内の水16へ
浸漬されており、該ポンプ12は、ポンプ用タイマー5
0を介して電力が供給されることにより水16を汲み上
げ、濾過器18側へ圧送している。該濾過器18では、
水を濾過して、吐出口20から水槽10側へ還流してい
る。この濾過器18は、鑑賞魚からの排泄物を物理的に
濾過すると共に、生物的濾過、即ち、バクテリアによる
処理を施し、魚類に適切な環境を水替えを行うことなく
長期間保つ。このポンプ用タイマー50には、ポンプ1
2を設定時間休止するための押鋲スイッチ54と、休止
時間の経過を知らせる4つのLED56a、56b、5
6c、56dと、ポンプ12へ給電中であることを表示
する表示ネオン58と、休止時間を調整するためのボリ
ューム60とが配置されている。
【0018】次に、ポンプ用タイマー50の回路構成に
ついて図2を参照して説明する。該ポンプ用タイマー5
0は、各回路へ電力を供給する回路電源64と、RSフ
リップフロップ66と、ポンプ12側への電力の供給を
オン・オフする出力リレー62と、該出力リレー62を
駆動する出力ドライブ回路68と、鑑賞魚の給餌時間と
して設定された時間(30分)を計数するタイマーカウ
ンタ72と、該タイマーカウンタ72へクロック信号を
与えるクロック発生器74と、上記4つのLED56
a、56b、56c、56dを点滅させるLED表示ド
ライブ回路76とから主として構成されている。なお、
出力リレー62としては、コイルに通電されていない状
態で、b側、即ち、接点を導電状態として動作不良の際
にもホンプ12へ給電を継続できるものが選択されてい
る。
【0019】ここで、上記ポンプ用タイマー50の動作
について説明する。操作者は、鑑賞魚への給餌を行う際
に押鋲スイッチ54を押す。これにより、RSフリップ
フロップ66がセットされ、セット信号が出力ドライブ
回路68に加わり、該出力ドライブ回路68が出力リレ
ー62のコイルを励磁して接点をaに切り換える。これ
により、ポンプ12への通電が停止され、ポンプ12が
濾過器18へ水の圧送を停止し、水槽の水に浮遊してい
る餌を濾過器18へ圧送することを防ぐ。なお、このホ
ンプ12の休止状態は表示ネオン58の消灯により確認
できるようになっている。
【0020】また、上述したRSフリップフロップ66
からのセット信号は、ゲート70を介してタイマーカウ
ンタ72にも加えられる。該タイマーカウンタ72は、
クロック発生器74からのクロック信号により、設定さ
れた30分の時間の計数を開始すると共に、LED表示
ドライブ回路76に信号を送り、全てのLED56a、
56b、56c、56dを点灯させる。そして、30分
の1/4に相当する7分30秒の経過によりLED56
aを消灯させ、30分の2/4に相当する15分の経過
によりLED56bを消灯させ、更に、30分の3/4
に相当する22分30秒の経過によりLED56cを消
灯させる。そして、設定された30分の経過によりLE
D56aを消灯させると共に、タイムアップ出力をRS
フリップフロップ66に加える。これに応じて、該RS
フリップフロップ66が、リセット信号を出力ドライブ
回路68へ加え、該出力ドライブ回路68が出力リレー
62のコイルの励磁を解き接点をbへ切り換える。これ
により、ポンプ12へ通電され、ポンプ12が濾過器1
8への水の圧送を再開する。この通電状態は、表示ネオ
ン58の点灯により確認できる。
【0021】この実施例では、給餌のための停止時間を
その都度タイマーを捻る等により設定することなく、上
記押鋲スイッチ54を押すだけでポンプ12を停止でき
る。また、給餌時間の完了により確実にポンプ12を再
起動することができる。なお、上述した鑑賞魚の給餌時
間として設定された時間(30分)は、ボリューム60
をドライバ等で回動することにより任意に調整できる。
【0022】次に、上記ポンプ用タイマーの改変例につ
いて図3の回路図を参照して説明する。この改変例で
は、1つのマイクロコンピュータ80が、設定時間の計
数等の処理を行うようになっている。ここで、操作者
は、鑑賞魚への給餌を行う際に押鋲スイッチ54を押
す。この押鋲スイッチ54からの信号入力に応じて、マ
イクロコンピュータ80は、上述した図2に示す回路と
同様な動作を行い、30分間ポンプ12の動作を停止さ
せる。
【0023】ここで、操作者は、異なる餌、即ち、鑑賞
魚の早く食べ尽くす餌を与える際に、押鋲スイッチ54
を続けて2回押す。これにより22分30秒(30分の
3/4)の停止時間が設定できる。このとき、マイクロ
コンピュータ80は、LED表示ドライブ回路76に信
号を送り、LED56b、56c、56dを点灯させる
と同時にホンプ12への給電を停止する。そして、30
分の2/4に相当する15分の経過によりLED56b
を消灯させ、更に、30分の3/4に相当する22分3
0秒の経過によりLED56cを消灯させる。そして、
設定された22分30秒の経過によりLED56aを消
灯させると共に、出力リレー62のコイルの励磁を解き
接点をbに切り換えホンプ12への通電を再開する。同
様に、押鋲スイッチ54を続けて3回押すことにより、
15分(30分の2/4)の停止時間が設定でき、この
設定に応じてLED56c、56dが点灯される。ま
た、押鋲スイッチ54を続けて4回押すことにより、7
分30秒(30分の3/4)の停止時間が設定でき、こ
れに応じてLED56dが点灯される。
【0024】この改変例では、押鋲スイッチ54を続け
て押すことにより複数種類の時間を設定できるため、多
種の餌を使い分けるときに、休止時間をこれに合わせて
容易に設定できる利点がある。
【0025】タイマー回路の更なる変形例について、図
4を参照して説明する。この変形例のタイマー回路で
は、図2に示す回路構成において、LED表示ドライブ
回路76が省略されていると共に、ボリューム60にツ
マミ(図示せず)が取り付けられており、該ツマミを調
整することにより、休止時間を連続的に調整できるよう
に構成されている。
【0026】次に、本発明の1実施例に係るポンプ11
2について図5を参照して説明する。図5(A)はこの
ポンプ112が配置される水槽10を示し、図5(B)
は該ポンプ112の平面図を示している。なお、ポンプ
112の説明において図1、図2を参照して上述した実
施例と同様な部材については、同一の参照符号を用いて
説明を省略する。このポンプ112には、図2に示した
と同様なタイマ回路150が内蔵されており、ポンプ1
12の上面には、図5(B)に示すように、ポンプ11
2を設定時間休止させるための押鋲スイッチ54と、休
止時間の経過を知らせる4つのLED56a、56b、
56c、56dと、ポンプ12が動作中であることを表
示する表示ネオン58と、休止時間を調整するためのボ
リューム60とが配置されている。このポンプ112で
は、鑑賞魚への給餌の際に押鋲スイッチ54が押される
ことにより、濾過器18への水の圧送を30分間停止
し、水槽水に浮遊している餌を濾過器18へ圧送するこ
とを防ぐ。
【0027】この実施例では、ポンプ112にタイマー
が組み込まれているので、図1に示したポンプ用タイマ
ー50のケーシング及びコンセントとレセプタクル52
とが不要となり、廉価に構成できる利点がある。また、
ポンプ用タイマー50が不要となるので、全体としてコ
ンパクトに構成できるという長所がある。なお、この実
施例では、図2に示すタイマー回路が用いられている
が、この代わりに図3又は図4に示すタイマー回路を用
いることも可能である。
【0028】次に、本発明の1実施例に係る照明具90
について図6を参照して説明する。図6(A)はこの照
明具90の一部切り欠き斜視図を示し、図6(B)は背
面図を示している。なお、照明具90の説明において、
図1、図2を参照して上述した実施例と同様な部材につ
いては、同一の参照符号を用いて説明を省略する。照明
具90は、水槽の上方に取り付けられて、2本の蛍光灯
92、92によって水槽内を照明すると共に水草の光合
成を促すもので、内部には図3に示したと同様なタイマ
回路250が内蔵されている。照明具90の上面には、
蛍光灯92、92の点灯・消灯用のスイッチ99と、ポ
ンプ12を設定時間休止させるための押鋲スイッチ54
と、4つのLED56a、56b、56c、56dと、
表示ネオン58とが配置されておいる。また、図6
(B)に示すように背面には、該タイマ回路250によ
り給電が制御されるコンセント96と、給電の制御がな
されないコンセント94とが取り付けられている。この
コンセント96には、ポンプ12のコンセントが嵌入さ
れる。そして、鑑賞魚への給餌の際に、押鋲スイッチ5
4が押されると、コンセント96からポンプ12への給
電を30分間停止し、水槽水に浮遊している餌がホンプ
12により濾過器18へ圧送されることを防ぐ。
【0029】この実施例では、照明具90にタイマーが
組み込まれているので、図1に示したポンプ用タイマー
50のケーシング及びコンセントと、レセプタクル52
とが不要となり、廉価に構成できる利点がある。また、
ポンプ用タイマー50を照明具内に収容するので、全体
としてコンパクトに構成できるという効果がある。な
お、この実施例では、図2に示すタイマー回路が用いら
れているが、この代わりに図3又は図4に示すタイマー
回路を用いることも可能である。
【0030】次に、本発明の1実施例に係る鑑賞魚用装
置200について図7を参照して説明する。図7(A)
はこの鑑賞魚用装置200の側面図を、図7(B)は平
面図を示している。なお、鑑賞魚用装置200の説明に
おいて、図1、図2を参照して上述した実施例と同様な
部材については、同一の参照符号を用いて説明を省略す
る。鑑賞魚用装置200は、上述したポンプと照明具と
濾過器とを一体にしたもので、水槽の上方に取り付けら
れて、2本の蛍光灯92、92によって水槽内を照明す
ると共に水草の光合成を促するとともに、内蔵されたポ
ンプ212にて水槽10内の水16を汲み上げ、濾過器
218側へ圧送するもので、内部には図3又は図4に示
したと同様なタイマ回路250が内蔵されている。鑑賞
魚用装置200の上面には、蛍光灯92、92の点灯・
消灯用のスイッチ299と、ポンプ212を設定時間休
止させるための押鋲スイッチ254とが設けられてい
る。そして、鑑賞魚への給餌の際に、押鋲スイッチ25
4が押されると、タイマ回路250がポンプ212への
給電を30分間停止し、水槽水に浮遊している餌がホン
プ212により濾過器218へ圧送されることを防ぐ。
【0031】この実施例では、鑑賞魚用装置200にタ
イマーが組み込まれているので、図1に示したポンプ用
タイマー50のケーシング及びコンセントと、レセプタ
クル52とが不要となり、廉価に構成できる利点があ
る。また、ポンプ用タイマー50、ポンプ250、蛍光
灯92を内蔵するので、全体としてコンパクトに構成で
きるという効果がある。
【0032】ここで、本発明における鑑賞魚としては、
高い水温で飼育する熱帯魚に限定されず、錦鯉・金魚等
の常温で飼育する鑑賞魚も含まれる。また、上述した例
では、ホンプ12、112が水槽の上部に置かれる濾過
器18へ直接水を圧送する例を挙げたが、本発明のホン
プは、底面フィルタ又は投げ込みフィルタ等の濾過器が
用いられるときは、エアを介して水を圧送することも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るポンプ用タイマーが配
置された水槽を示す側面図である。
【図2】図1に示すポンプ用タイマーの回路図である。
【図3】図2に示すポンプ用タイマーの改変例の回路図
である。
【図4】図2に示すポンプ用タイマーの改変例の回路図
である。
【図5】本発明の1実施例に係るポンプが配置された水
槽を示し、図5(A)は水槽の側面図であり、図5
(B)はポンプ112の平面図である。
【図6】本発明の1実施例に係る照明具を示し、図6
(A)は一部切り欠き斜視図であり、図6(B)は背面
図である。
【図7】本発明の1実施例に係る鑑賞魚用装置を示し、
図7(A)は側面図であり、図7(B)は平面図であ
る。
【図8】従来の濾過装置を示す側面図である。
【符号の説明】
10 水槽 12 ポンプ 18 濾過器 50 ホンプ用タイマー 72 タイマーカウンタ 80 マイクロコンピュータ 90 照明具 112 ポンプ 200 鑑賞魚用装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源とポンプとの間に介在するポンプ用
    タイマーであって、 スイッチと、 鑑賞魚の給餌時間として予め定められた時間を設定する
    時間設定手段とを有し、 前記スイッチのオンにより、前記時間設定手段に設定さ
    れた時間だけ、ポンプへの給電を停止することを特徴と
    するポンプ用タイマー。
  2. 【請求項2】 前記スイッチが押鋲式のスイッチであっ
    て、 前記時間設定手段には、鑑賞魚の給餌時間として予め定
    められた複数の時間が設定されており、該スイッチの押
    鋲回数により該複数の時間が切換えられて設定され、 前記スイッチの押鋲により、前記時間設定手段の切換え
    られた時間だけ、ポンプへの給電を停止することを特徴
    とする請求項1のポンプ用タイマー。
  3. 【請求項3】 濾過器に鑑賞魚用の水槽の水を圧送する
    ポンプであって、 スイッチと、 鑑賞魚の給餌時間として予め定められた時間を設定する
    時間設定手段とを有し、 前記スイッチのオンにより、前記時間設定手段に設定さ
    れた時間だけ、濾過器への水の圧送を停止することを特
    徴とするポンプ。
  4. 【請求項4】 電源に接続され鑑賞魚の水槽を照明する
    照明具であって、 ポンプ用のコンセントと、 スイッチと、 鑑賞魚の給餌時間として予め定められた時間を設定する
    時間設定手段とを有し、 前記スイッチのオンにより、前記時間設定手段に設定さ
    れた時間だけ、ポンプ用コンセントからの給電を停止す
    ることを特徴とする照明具。
  5. 【請求項5】 電源に接続され、鑑賞魚の水槽を照明す
    る照明具と、濾過器に鑑賞魚用の水槽の水を圧送するポ
    ンプと備える鑑賞魚用装置であって、 スイッチと、 鑑賞魚の給餌時間として予め定められた時間を設定する
    時間設定手段とを有し、 前記スイッチのオンにより、前記時間設定手段に設定さ
    れた時間だけ、前記ポンプによる濾過器への水の圧送を
    停止することを特徴とする鑑賞魚用装置。
JP19106495A 1995-07-04 1995-07-04 ポンプ用タイマー、ポンプ、照明具及び鑑賞魚用装置 Expired - Fee Related JP3589747B2 (ja)

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