JPH0919212A - 芝刈機 - Google Patents

芝刈機

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JPH0919212A
JPH0919212A JP7169926A JP16992695A JPH0919212A JP H0919212 A JPH0919212 A JP H0919212A JP 7169926 A JP7169926 A JP 7169926A JP 16992695 A JP16992695 A JP 16992695A JP H0919212 A JPH0919212 A JP H0919212A
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JP
Japan
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clutch
cutting
lever
wire
rotating member
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Pending
Application number
JP7169926A
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English (en)
Inventor
Wakao Enomoto
和加雄 榎本
Takeyuki Ishimaru
雄之 石丸
Satoshi Matsuki
悟志 松木
Mitsuo Toyokawa
光夫 豊川
Shinya Yoshiki
晋也 吉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芝刈機の操縦操作機構に関し、走行クラッチ
操作と刈取クラッチブレ−キ操作を簡単にして楽にでき
るよう構成とすることを目的とする。 【構成】 操縦ハンドルの手元側に、走行クラッチレバ
−と刈取クラッチブレ−キレバ−とを格別に構成し、走
行クラッチレバ−の「入」、「切」操作に連動して刈取
クラッチブレ−キレバ−に連繋するワイヤ−の緊張、弛
緩を行ない、自動的に該刈取クラッチの「切」動作とブ
レ−キとを働かせる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、芝刈機に関し、詳し
くは、その操作系の構成に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、歩行型芝刈機においては、操縦ハン
ドルの手元側に、走行クラッチレバ−と刈取クラッチレ
バ−とを同一軸の回りで回動するよう構成し、走行クラ
ッチレバ−のクラッチ操作と刈取クラッチの操作とを格
別に操作する構成となし、この両操作レバ−間にバネ部
材を介在させて走行クラッチを「切」操作するときは刈
取クラッチが同時に「切」となるよう付随作動機構の安
全装置が設けたいたが、走行クラッチを「入」操作した
後に刈取クラッチを後から「入」操作するときには刈取
操作レバ−の操作に抵抗が加わり操作困難な構造になっ
ており、また、走行クラッチ及び刈取クラッチが共に
「入」の状態であるとき、刈取クラッチのみを「切」操
作できない構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術では、
走行クラッチと刈取クラッチの両方がは「入」操作され
ているとき、刈取クラッチのみを「切」に操作できない
欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、エ
ンジン4の下側にミッションケ−ス5を設け、このミッ
ションケ−ス5の下部側に、刈取回転刃6の外周及び上
面側を被う形態の椀形状刈取ケ−ス1aを兼ねた刈取フ
レ−ム1を設け、この刈取フレ−ム1としての刈取ケ−
ス1aの後側部の一部を開口してこの部分に刈取後の芝
を送り揚げる搬送胴8を設け、その搬送胴後端側に芝収
納器10を設け、前記刈取フレ−ム1には、前部側に左
右一対の転動前輪2を後部側には左右一対の駆動後輪3
を設けると共に、該刈取フレ−ム1には後方上方側に延
びる操縦ハンドル9の基部側を取り付けた芝刈機におい
て、操縦ハンドル9の後方上端側に、ブラケット15を
介して走行クラッチ14に連動する走行クラッチレバ−
13と刈取クラッチの断続とその刈取回転刃6の制動を
行なう刈取クラッチブレ−キレバ−27とを、同一軸1
6を支点に前後に回動操作可能に設け、前記操縦ハンド
ル9の前後中間部の適宜な位置に、ブラケット18を介
して上下中間部を回動自在に枢着する回動部材17を設
け、この回動部材17の下位側と前記走行クラッチレバ
−13とをロッド22を介して連動し、回動部材17の
上位側には前記刈取クラッチブレ−キレバ−27と刈取
クラッチ28a及びブレ−キ28bとを連動するレリ−
ズワイヤ−29のアウタ−止体38を設けて該回動部材
17と刈取クラッチブレ−キレバ−27との連動部間に
は両者が互いに牽引されるばね37を介在し、一方前記
回動部材17と走行クラッチ14とを連動連結し、前記
走行クラッチレバ−13を「切」側に操作するとき、前
記回動部材17が回動して前記レリ−ズワイヤ−29の
アウタ−止体38を下位側へ強制回動し、前記刈取クラ
ッチブレ−キレバ−27とクラッチワイヤ−側との連繋
位置36と前記レリ−ズワイヤ−29のアウタ−止体3
8とを結ぶ線が、前記刈取クラッチブレ−キレバ−27
のブラケット15に対する枢着位置の下側へ支点越えし
て、レリ−ズワイヤ−29のインナ−29b側が引っ張
られて自動的に刈取クラッチが「切」に作動されて刈取
回転刃の停止と制動が働くよう構成してなる歩行型芝刈
機とした。
【0005】
【実施例】この発明の一例を図面に基づき詳細に説明す
る。1は刈取フレ−ムで、主体部が椀形状の刈取ケ−ス
1aを兼ねていて、これを伏せた天井部と外周面とから
なり、これに一体的に前後に延びる車輪支持用の突起部
1b,1cが形成されている。2は転動前輪、3は駆動
後輪を示す。
【0006】4はエンジンで、前記刈取ケ−ス1aの上
部に設けられ、該刈取ケ−ス1a内に一部嵌入された状
態で刈取ケ−スに固着されたミッションケ−ス5に取り
付けられている。6は刈取回転刃で、前記刈取ケ−ス1
a内にあって、ミッションケ−ス5の下部から垂下され
た駆動軸7に固着されている。また、この刈取回転刃6
は回転により起風が起こるように所定の起風板部が一体
的に構成されている。
【0007】8は刈取後の芝が刈取回転刃の起風によっ
て後方上部へ揚送されるよう前記刈取ケ−ス1aの後部
の一部を開口してこれに連繋した搬送胴である。9は操
縦ハンドルで、基部側を刈取フレ−ム1に固着し先端側
を後方上方へ伸ばし、その端部を側面視で上側へ彎曲さ
せ、背面視においてはル−プ状に形成されている。
【0008】10は立方状の線体フレ−ムにメッシュ布
体を被らせて構成した芝収容器であり、前記操縦ハンド
ル9に取付けられている。そして前述の搬送胴8の終端
をこの内部に挿通連結させて、刈り取られた芝がこの収
容器10内に集められる構成になっている。11は後輪
3を駆動する伝動ケ−スであり、前記ミッションケ−ス
5から伝動軸12で伝動されている。
【0009】13は走行クラッチレバ−で、前記伝動ケ
−ス11内の走行クラッチ14に次の技術手段で連繋さ
れている。即ち、該走行クラッチレバ−13は、操縦ハ
ンドル9の先端部側にブラケット15を介してピン16
で上下中間部を枢着してあり、該レバ−13は前記操縦
ハンドル9の先端部側形状である背面視門型状に形成さ
れ、ハンドルと一緒に握ってクラッチ「入」にできるよ
う構成している。
【0010】17は回動部材であって、側面視がヘ字状
をした板体からなり、前記操縦ハンドル9の前後中間部
に固着のブラケット18にピン19で、屈折状部分を枢
着して設け、この回動部材17の後端側の上方回動は、
ハンドル9に設けた調節ボルトからなるストッパ−20
で規制できる構成としている。この回動部材17と前記
走行クラッチレバ−13の下端側とを長さ調節の可能な
タ−ンバックル機構21を介在したロッドで連結し、更
に、この回動部材17と前記走行クラッチ14とをばね
23を介したレリ−ズワイヤ−24で連動している。即
ち、レバ−13でロッド22、回動部材17、ばね23
を介してワイヤ−24を引っ張るとクラッチ14が
「入」となり、レバ−13から手を放すとばね23でワ
イヤ−24が緩んでクラッチ14が「切」になるよう構
成している。25、26は連動部のピンを示す。
【0011】27は刈取クラッチブレ−キレバ−で、前
記ブラケット15に走行クラッチレバ−13を取り付け
たピン16の回りに回動自在に設け、このピン16より
も後方側に位置した部分と刈取クラッチブレ−キ28を
レリ−ズワイヤ−29で連繋している。刈取クラッチブ
レ−キ28は、刈取回転刃6の駆動軸30に設けたクラ
ッチ28aと、この駆動軸30に取り付けた回転輪31
の周面にブレ−キを付与するブレ−キ帯32とが連動さ
れた構成になっている。具体的には、クラッチシフタ−
33とバンドブレ−キ28bとがワイヤ−34で連動さ
れ、クラッチが「切」作動されるときブレ−キがかかる
構成になっている。35はクラッチ28aを「切」方向
へ付勢するばねを示す。
【0012】刈取クラッチブレ−キレバ−27の係止ピ
ン36に、ばね37を引っ掛け、このばね37に前記レ
リ−ズワイヤ−29のインナ−29aを連結する。そし
てアウタ−29b側を、前記回動部材17の後方延長側
に回動自由なアウタ−止体38を介して係止している。
そして、回動部材17のアウタ−止体38の回動中心
(イ)と走行クラッチレバ−13及び刈取クラッチブレ
−キレバ−27の回動ピン16の中心(ロ)更に実質的
にレリ−ズワイヤ−29を刈取クラッチブレ−キレバ−
27に係止した部位であるピン36の中心(ハ)との関
係を、次の通り構成している。
【0013】第1図及び第2図で示した通り、走行クラ
ッチレバ−13の上端側をハンドル9と同時に握り、ク
ラッチ「入」として走行操縦する。この走行状態におい
ては、回動部材17のアウタ−止体38の回動中心
(イ)は、実線で示した位置に存在する。このとき、刈
取クラッチブレ−キレバ−27を同じく前側に倒して実
線状態のクラッチ「入」、ブレ−キ開放状態であるワイ
ヤ−緊張状態にすれば回転刈刃6が駆動されて芝刈り作
業ができる。この場合、ワイヤ−29aの引っ張り方向
中心線Pがピン16の中心(ロ)の上側に位置した状態
にあって該ワイヤ−29aは緊張状態にありばね35に
抗してシフタ−33を下方側へ作動しクラッチ「入」が
保持される。
【0014】また、この芝刈り作業状態中で回転刈刃6
の停止をする場合には、片方の手で走行クラッチレバ−
13をハンドル9と共に握ったクラッチ「入」状態にし
たままで、他方の手で刈取クラッチブレ−キレバ−27
を後方側に引くとよい。そうすることにより点(ハ)が
下方前方に移り、ワイヤ−29aが弛緩され、ばね35
の張力でクラッチ28aが「切」となり、同時にブレ−
キ28bがかかり回転刈刃6が停止される。このとき、
ワイヤ−29aの引き方向が点(ロ)の下側に移って支
点越えがおこなわれるから、この停止状態がそのまま保
持されることになる。
【0015】次に、刈取作業状態から走行クラッチ14
を「切」に操作する。即ち、走行クラッチレバ−13を
後方側へ回動するとき、ロッド22で回動部材17が右
回りに回動して点(イ)が第3図の仮想線で示した状態
に変位する。したがって、刈取クラッチブレ−キレバ−
27を操作しなくとも変位した点(イ)と、レバ−27
のばね係止ピン36の中心点(ハ)とを結ぶワイヤ−2
9aが点(ロ)の下側に移って支点越えをし、ばね37
の張力で自動的に刈取クラッチブレ−キレバ−27が後
方へ回動してワイヤ−29aを弛緩することになり刈取
クラッチ28aが「切」となり同時にブレ−キ28bが
かかって安全状態を保持する。
【0016】次に、別の操縦操作装置について説明す
る。後輪駆動用の伝動ケ−ス11の左右駆動軸40a,
40bと、センタ−駆動軸41との間にトルククラッチ
42a、42bを設け、この少なくとも一方側のトルク
クラッチの自動「切」作動によってメインクラッチ及び
刈取クラッチをも停止するように構成する。
【0017】これは、走行系に過負荷が加わると伝動系
が破損するのを防止することを目的として構成される。
芝刈機においては、重量軽減を重要課題にして操縦操作
性のよい構成にするために、伝動系の安全率を少なくし
た設計にするのが普通であり、駆動軸やギヤ−等を軽量
構成していることを前提とした場合の安全機構である。
【0018】具体的な実施例を説明すると、駆動軸40
a,40bとセンタ−駆動軸41との間には、前進側の
回転に対して、決められた一定範囲以上の負荷が駆動軸
40側に加わるとき、クラッチ体43a,43bがそれ
ぞれ矢印(ニ)、(ホ)方向へばね44に抗して移動す
るよう傾斜クラッチ爪(K)が、センタ−駆動軸41側
に取り付けた回転体44との間に設けられている。そし
て、前記クラッチ体43a,43bにはシフタ−溝
(S)が設けられていて、この溝(S)にシフタ−45
a,45bを設けている。このシフタ−45a,45b
の基部側を回動支軸46a,46bに固着し、この支軸
をケ−ス11の外側に突出させ、この突出した両支軸4
6a,46bに互いに内側へ向かうア−ム47a,47
bを固着し、該両ア−ムの先端側を上下に重ね合わした
状態にして金具48にピン49で連結する。そして、駆
動軸40a,又は駆動軸40bに大きな駆動トルク、即
ち、過負荷が加わった場合には、金具48が矢印(へ)
方向へ移動するよう構成している。
【0019】一方、操縦ハンドル9側に設けた走行クラ
ッチレバ−13aは、スベリクラッチ50を介してクラ
ッチワイヤ−側にその操作が伝わる構成にしている。即
ち、ハンドル9に取り付けたブラケット51に設けた回
動支軸52にシフタ−溝を形成する可動クラッチ体53
を嵌合し、このクラッチ体53の爪53aに係合する爪
54aが形成された固定クラッチ体54が回動支軸52
に固定されている。そして、該固定クラッチ体54には
ア−ム55が固着され、このア−ム55を前記走行クラ
ッチレバ−13aに連結している。前記ブラケット51
とア−ム55との間にはトルクばね56が介在され、走
行クラッチを切り側に付勢している。
【0020】ばね57は、前記クラッチ体53をクラッ
チ噛み合い側に弾持している。前記クラッチ体53のシ
フタ−溝に係合させたシフタ−58は、ブラケット51
側に回動自在なピン59で軸止され、このピン59と一
体のア−ム60と前記金具48とをレリ−ズワイヤ−6
1で連動ならしめている。62、63はワイヤ−引っ張
り用のばねを示す。
【0021】即ち、前記トルク42a,42bのクラッ
チ爪の係合状態は、エンジン側からの伝動駆動である前
進側駆動にあたっては急斜係合面で動力伝達し、大きな
トルクが加わる場合のみクラッチ体42a,42bがそ
れぞれ矢印(ニ)、(ホ)方向へ逃げてワイヤ−61が
引っ張られ、自動的に後輪駆動軸40a,40bへの動
力が絶たれると共に、操作側の固定クラッチ体54の爪
54aと可動クラッチ体53の爪53aとの噛み合いが
外れ、このため、ばね62でワイヤ−24が弛緩される
側に可動クラッチ体53が回動して走行クラッチが
「切」になりこの状態で保持される。一方、走行クラッ
チ14の「切」と同時に刈取クラッチが切れてブレ−キ
が働く。
【0022】また、車輪3側が駆動軸40a,40bよ
りも高速回転する場合、例えば、エンジン側から走行駆
動させないで、旋回時のような場合に手押し走行する
が、このような場合には、クラッチ42a,42bのク
ラッチ爪の係合が緩斜係合面で滑りながら後輪3が転動
される。この場合にも前述と同じように走行クラッチ1
4が外れると共に刈取クラッチが切れてブレ−キがかか
ることになる。このようにオ−バランするときにもクラ
ッチが自動「切」になり操作が楽になる。
【0023】尚、走行クラッチレバ−側の操作は、クラ
ッチ体54とクラッチ体53との噛み合いで自由のなさ
れることになる。普通、駆動軸40a,40bと走行用
の後輪3との伝動構成は、ハンドル9側から支持杆64
で支持メタル65、ベアリング66を介して軸受し、こ
の軸40a,40bの先端側に小ギヤ−67を楔着す
る。そして、タイヤ68で外周面及び外側面がモ−ルド
された車輪芯金69のボス部69aに固定の大ギヤ70
を噛み合わせ、ボス部に嵌合する車軸71を前記支持メ
タル65に固着の車輪内面フレ−ム72に支持させて構
成する。このよにして、駆動軸40a,40bの回転が
ギヤ−67、70を介して車輪に減速されて伝動され、
該車輪3は、車軸71を中心にして伝動される。
【0024】ところで、後輪3への急激な伝動負荷を緩
和して、伝動系側の破損を防止するために次の技術手段
が考えられる。前記ボス部69aと大ギヤ−70とを固
着しないで、トルクスプリング73を介して連繋する。
即ち、駆動軸40a,40bの動力が小ギヤ−67から
大ギヤ−70へ噛み合い伝動され、この大ギヤ−70か
らコイルスプリング73を介して後輪3に伝達される構
成とする。このようにすると、急激な過負荷が車輪3に
加わったような場合、最初にコイルスプリング73がね
じ回されて急激な負荷を吸収し、車輪は一時的に停止あ
るいはゆっくりしか回動させない。負荷が少なくなる
と、初めて元の状態に復帰される。
【0025】芝刈機においては、回転刈刃6の交換や、
刈刃6を取り外して刃の研磨をする必要がある。この場
合には、刈取機を横倒しにして行なうが、このとき、エ
ンジン共々横倒しになるからキャブレ−タが配置される
側へ倒すと、キャブレ−タ内へ燃料が逆流して相当な時
間待ちをしないとエンジンがかかりにくくなる。通常の
歩行型芝刈機ではキャブレ−タは左側に装備されること
が多い。従って、左倒しが禁物であるが、作業者は何の
配慮もせずに左倒しをしてしまうことがあった。そこ
で、左側に横倒し用の把手74を設けると、把手74を
掴んで横倒しにするから、倒し方向を間違えることが少
なくて済む。また、横倒し側には、その側の前輪2及び
後輪3の外側面と略同じ幅まで突出する車体倒し受体7
5を設けると安定した横倒し状態が保持できて回転刈刃
6の交換作業時に便利である。この把手74と受体75
との取付け側は、エンジン4のキャブレ−タが位置する
側で決められる。
【0026】乗用型芝刈機では、左右一対の操舵用の転
動前輪と左右一対の駆動後輪76とを有した車体77の
前後中間部に油圧装置で昇降作動する芝刈取装置78を
設け、後部に刈り取られた芝を収納する芝収納器79を
装備して、前記芝刈取装置78から搬送ダクト80で送
られてきた芝を収納するように構成している。81は操
縦ハンドル、82は操縦座席を示す。このような乗用型
芝刈機の芝収納器79について次の通り構成する。
【0027】芝収納器79は、車体77側に固着される
樹脂板製あるいは鋼板製の板製器79aとメッシュ布製
の可撓器79bとから構成する。この板製器79aは、
一部底面が一体的に設けられた前板部と天井板部と一部
形成の後面上板部と左右側面板部とで側面視が逆L字型
に構成され、この内部に前記搬送ダクト80に連通され
た揚芝筒83が設けられていて、刈り取られた芝を吸引
しながら上方へ送り揚げて上方端から後方へ放出するよ
う芝排出口84が設けられている。85はフアン86の
伝動ケ−スを示す。
【0028】可撓器79bは、前記板製器79aの背面
側下方部分に設けた開口外周縁枠87に接合状態と離間
状態とに回動できるよう当該板製器79aの側版に軸8
8で枢着された縁枠89と前記板製器79aの天井面と
に取り付けられいる。したがって、前記前側の板製器7
9aと後側のメッシュ布製の可撓器79bとから芝収納
器79が構成されていて、可撓器79bの上側だけが板
製器79aの背面側天井部で被われるようなっている。
【0029】90はリンクで、前記板製器79aがわに
固着されると共の車体77側に着脱させるブラケット9
1に操作レバ−92で回動可能な軸93と前記可撓器7
9bの縁枠89の上部を枢着させた軸88との間に、ア
−ム94,95及びロッド96を介在した構成としてい
る。97はフックで、前記縁枠87側に取り付けられ、
縁枠89側に取り付けたピン98を係脱可能にして、縁
枠87と縁枠89との間の開閉部の閉鎖状態時のロック
ができるようになっている。そして、前記ア−ム94と
フック97との間にロッド99を介装し、前記操作レバ
−92を前側に倒すよう操作すれば、フックが外れると
共に、軸88を支点に前記可撓器79bが後方上方へ回
動して開口し、内部に収納中の芝が下方へ放出されるよ
うに構成されている。
【0030】芝刈り作業中において、揚芝筒83の上端
部に開口された芝排出口84から刈り取られた芝が風と
共に芝収容器79内へ吹き出されるが、この風は器外へ
抜けないとスム−ズな芝排出ができない。然るに、可撓
器79bがメッシュ布で形成されているから該可撓器7
9bの後方上部とこれを被う板製器79aの後方天井部
との間に形成された隙間(ト)から埃と風とが抜けて下
側へ案内され下向きに排出される。普通は、この状態で
円滑な排風が行なわれて問題が起こらないが、芝によっ
てはメッシュ布の網目詰まりが激しいものがある。これ
は芝の品種や湿めり具合い等の条件による。したがっ
て、この可撓器79bの後方上部のメッシュの粗さが粗
くて大きいほど詰まりにくい。しかし、網目を大きくし
すぎると、埃の排出が極端に多くなり不衛生となる。こ
のような不具合を解消するために、可撓器79bの後方
上部のメッシュを粗くし、この可撓器79bの上部後方
部と板製器79aの後壁面との間に、左右方向に長い別
の細かいメッシュ布を張設した布張板100を上部を支
点にして下端側が前後に回動調節されるように構成す
る。101は調節レバ−、102は調節位置セット枠で
ある。尚、布張板100は、必ずメッシュ布によって構
成することはなく、目抜き樹脂板でもよく、要は細かい
網目が形成された板状体であればよい。
【0031】このように構成することにより、通常時
は、第15図の実線のように可撓器79bの上部後方部
から布張板100を後方側へ離間させてセットし、両者
の間隔部から埃と風を排出する。次に埃の排出が多いと
きには、仮想線で示した通り布張板100の下端部を可
撓器79bの背面に押し当ててセットする。するとこの
両間隔部に形成された部分に埃が収容され、風は細かい
メッシュ布部を通過して後方下方へ排出され、衛生的な
作業ができる。
【0032】芝収容器79に次第に芝が詰まってきて、
収容器の上部側だけを残す状態になると、埃と風の抜け
る面積が少なくなり、可撓器79bの上部は内部風圧で
後方側へ膨らみ、板製器79aの後壁面との間隔が狭く
なって、芝収容機能が落ち、ダクト80部やフアン86
部に芝の詰まりが発生しやすくなる。これを解消するた
めに、第16図で示した通り、側面視がT字状をしてい
て背面側が格子状の枠に形成された可撓器79bの背面
を押圧する布部圧接体103を設ける。この圧接体10
3は、板製器79aの左右内壁にピン104を介して回
動自由に取り付けた構成とする。このような構成によ
り、容器内に芝が詰まってくると圧接体103の下端側
が収納芝の圧力で後方側へ押され、逆に上端側が前方に
回動する。したがって、可撓器79bの上部が自動的に
押し縮められ、背面側空間を広げる状態になってスム−
ズな排風がなされ詰まりを起こさせない。
【0033】乗用型の芝刈機等におけるエンジン105
のラジエ−タ前面に張設される防塵ネットは、埃が吸着
されて目詰りが激しい、そこで、従来の防塵ネットを可
撓製ネットとなし、巻き取りロ−ラで目詰りしてきた段
階で簡単に巻き取って新しい部分で防塵するよう構成す
ると作業能率を向上させることができる。図例では、ボ
ンネント106の前側部分にエンジン105を設け、そ
の後部に冷却フアン107を配置し、更にその後部にラ
ジエ−タ108を設け、ラジエ−タ108の背面側の左
右両側の一方に防塵ネットロ−ル109をセットできる
固定の下部側ピン110とばね112で下圧弾持される
可動ピン111とで軸受支持し、他方側に防塵ネットを
巻き取るハンドル付きのロ−ル113を設けた構成にし
ている。
【0034】冷却風の吸引は、ボンネット106の後方
左右側面に設けた網枠114部からされ、ボンネットの
前面側から排風されるよう構成されている。
【0035】
【発明の作用及び効果】この発明によれば、走行クラッ
チレバ−の「入」、「切」にかかわらず、刈取クラッチ
を自由に「入」、「切」でき、しかも、走行クラッチを
「入」から「切」に操作するとき自動的に刈取クラッチ
が「切」になって、必要なクラッチ操作が極めて簡単に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部破断面の側面図
【図2】要部側面図
【図3】要部の背断面図
【図4】要部の斜面図
【図5】要部伝動機構図
【図6】別例の要部側面図
【図7】一部破断面の背面図
【図8】要部背面図
【図9】別例の要部の断面図
【図10】別例の斜面図
【図11】斜面図
【図12】作用状態を示した底面図
【図13】別例の要部の側面図
【図14】一部破断の平面図
【図15】要部の側断面図
【図16】別例の要部の側面図
【図17】要部の斜面図
【図18】別例の要部側断面図
【図19】要部の斜面図
【符号の説明】
1 刈取フレ−ム 1a 椀形状刈取ケ−ス 2 転動前輪 3 駆動後輪 4 エンジン 5 ミッションケ−ス 6 刈取回転刃 8 搬送胴 9 操縦ハンドル 10 芝収納器 13 走行クラッチレバ− 14 走行クラッチ 15 ブラケット 16 支点 17 回動部材 18 ブラケット 22 ロッド 27 刈取クラッチブレ−キレバ− 28 刈取クラッチブレ−キ 28a 刈取クラッチ 28b ブレ−キ 29 レリ−ズワイヤ− 29b インナ−ワイヤ− 36 連繋位置 37 ばね 38 アウタ−止体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊川 光夫 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 吉木 晋也 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン4の下側にミッションケ−ス5
    を設け、このミッションケ−ス5の下部側に、刈取回転
    刃6の外周及び上面側を被う形態の椀形状刈取ケ−ス1
    aを兼ねた刈取フレ−ム1を設け、この刈取フレ−ム1
    としての刈取ケ−ス1aの後側部の一部を開口してこの
    部分に刈取後の芝を送り揚げる搬送胴8を設け、その搬
    送胴後端側に芝収納器10を設け、前記刈取フレ−ム1
    には、前部側に左右一対の転動前輪2を後部側には左右
    一対の駆動後輪3を設けると共に、該刈取フレ−ム1に
    は後方上方側に延びる操縦ハンドル9の基部側を取り付
    けた芝刈機において、操縦ハンドル9の後方上端側に、
    ブラケット15を介して走行クラッチ14に連動する走
    行クラッチレバ−13と刈取クラッチの断続とその刈取
    回転刃6の制動を行なう刈取クラッチブレ−キレバ−2
    7とを、同一軸16を支点に前後に回動操作可能に設
    け、前記操縦ハンドル9の前後中間部の適宜な位置に、
    ブラケット18を介して上下中間部を回動自在に枢着す
    る回動部材17を設け、この回動部材17の下位側と前
    記走行クラッチレバ−13とをロッド22を介して連動
    し、回動部材17の上位側には前記刈取クラッチブレ−
    キレバ−27と刈取クラッチ28a及びブレ−キ28b
    とを連動するレリ−ズワイヤ−29のアウタ−止体38
    を設けて該回動部材17と刈取クラッチブレ−キレバ−
    27との連動部間には両者が互いに牽引されるばね37
    を介在し、一方前記回動部材17と走行クラッチ14と
    を連動連結し、前記走行クラッチレバ−13を「切」側
    に操作するとき、前記回動部材17が回動して前記レリ
    −ズワイヤ−29のアウタ−止体38を下位側へ強制回
    動し、前記刈取クラッチブレ−キレバ−27とクラッチ
    ワイヤ−側との連繋位置36と前記レリ−ズワイヤ−2
    9のアウタ−止体38とを結ぶ線が、前記刈取クラッチ
    ブレ−キレバ−27のブラケット15に対する枢着位置
    の下側へ支点越えして、レリ−ズワイヤ−29のインナ
    −29b側が引っ張られて自動的に刈取クラッチが
    「切」に作動されて刈取回転刃の停止と制動が働くよう
    構成してなる歩行型芝刈機。
JP7169926A 1995-07-05 1995-07-05 芝刈機 Pending JPH0919212A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200008025A (ko) * 2017-06-15 2020-01-22 닛켄 리스 고교 가부시키가이샤 어개류의 관리 방법, 마취 유지 장치, 마취 유지 시스템, 마취 유지 방법 및 운반 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200008025A (ko) * 2017-06-15 2020-01-22 닛켄 리스 고교 가부시키가이샤 어개류의 관리 방법, 마취 유지 장치, 마취 유지 시스템, 마취 유지 방법 및 운반 방법

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