JPH09191955A - 折畳み式家具 - Google Patents

折畳み式家具

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JPH09191955A
JPH09191955A JP2735796A JP2735796A JPH09191955A JP H09191955 A JPH09191955 A JP H09191955A JP 2735796 A JP2735796 A JP 2735796A JP 2735796 A JP2735796 A JP 2735796A JP H09191955 A JPH09191955 A JP H09191955A
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JP
Japan
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frame
furniture
movable
bottom frame
standing
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JP2735796A
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English (en)
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Masao Kato
正雄 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解組立て可能な家具を、工場出荷搬送及び
保管等の取扱いを容易にすると共に現場組立作業を簡単
にする。 【解決手段】 後枠11と側枠12とからなる立枠10
の上下に天枠13と底枠2とを着脱可能に固定する家具
Fの、前記側枠12を後枠11に対して連結具7を介し
折畳み可能に連結構成した。また上記側枠12の組立姿
勢において、該側枠12の下端部と底枠2との間に位置
決め部8を形成して固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、在来の和・洋だん
す(箪笥),書架等の収納用家具、又は元来建築物の一
部として造り付けられる収納部や床間或いは部屋の出入
口等の造作物をユニット化した場合の家具(造作物)等
において、分解組立可能な折畳み式家具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、和・洋だんす(箪笥)や書架等の
分解組立可能な収納用家具は、工場サイドで予め製作さ
れた家具枠,壁並びに部品等を一括した梱包状態になし
て現場に搬送されると共に、解梱したのちばらばらな分
解状態にされた各枠,壁は以下のようにして組立作業が
行われる。即ち、上記家具は後壁(後枠)の両側にビ
ス,木ねじ等の固定具により側壁(側枠)を取付固定す
ることにより立枠を形成し、該立枠の下部を底枠で固定
すると共に上部に天枠を取付けて箱型の本体枠が構成さ
れる。このようにして組立てられた家具は建物内で間仕
切り用として据え置き設置されたり、建物の壁面部分の
一部に組付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
家具は梱包出荷や解梱し組立作業を行う際に、家具の主
要枠である立枠を形成する後壁と両側壁が分解状態にあ
るので、梱包に手数がかかると共に組立時のトラブルを
さけるため、上下左右等の方向性等を予め揃えておく必
要があり、また組立作業時に後壁と側壁とを設置場所ま
で個別に運搬しなければならなかったり、該後壁と側壁
に対する底枠や天枠の位置決めが行い難く組立作業が煩
雑となって人手を要する等の問題がある。また家具はそ
の設置場所において組立てられたのちは、他の場所に簡
単に移動配置できないと共に移動固定等を容易に行うこ
とができない等の欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明装置は、第1に後枠11と側枠12とからな
る立枠10の上下に天枠13と底枠2とを着脱可能に固
定してなる家具Kにおいて、前記側枠12を後枠11に
対して連結具7を介し折畳み可能に連結構成したことを
特徴としている。
【0005】第2に上記側枠12の組立姿勢において、
該側枠12の下端部と底枠2との間に位置決め部8を形
成して固定することを特徴としている。
【0006】第3に側枠12が拡開する組立姿勢におい
て、後枠11と側枠12の連結側の端面11a,12a
を互いに接当させることにより、該側枠12を底枠2に
対する立枠10の適正組立位置に拡開させることを特徴
としている。
【0007】第4に立枠10に対し可動枠5を上下方向
に昇降移動可能に設けると共に、両者の間に上記可動枠
5を昇降作動させる緊締装置6を設けたことを特徴とし
ている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図示する実施形態につき詳述
すると、図1に示す家具Kは書架状或いは収納棚状の箱
型に形成された本体枠1と可動枠5とからなり、本体枠
1は図3において後述する壁面板状に形成された、後枠
11及び左右の側枠12を連結具7によって折畳み可能
に連結して平面視コ字状の立枠10を構成し、該立枠1
0の上下端に平板状の天枠13と底枠2とを組付けるこ
とにより、正面に開閉扉3等を取付け可能な開放部を形
成し内部に必要により棚板1Tを設置可能に構成してい
る。また上記底枠2の下部に設けられる可動枠5は両者
間に後述する緊締装置6を介装することにより、底枠2
と可動枠5との距離を調節作動させ、本体枠1を可動枠
5に対して上下昇降(伸縮)可能に構成している。
【0009】図4,図5,図6に示すように緊締装置6
は、底枠2と可動枠5との間に介装されたジャッキとな
る駆動具60に底枠2の下面に取着された滑動部材61
を付設している。尚、この滑動部材61は図例ではキャ
スターを示したが滑り移動が良好な突起体であってもよ
い。また可動枠5は底枠2の外周に沿うように縦横の枠
杆を台輪状に枠組みしており、両者の重ね合わせ面は長
手方向に形成した凹条20と凸条50とを上下スライド
自在に嵌合させている。
【0010】また両者の嵌合深さは、可動枠5が下向き
に押し下げられて家具の全長が最大h(例えば20〜3
0mm)程度伸長し、下面に突出していたキャスタ61
が家具底面内部に納められた状態となる伸縮高さより深
くすることにより、可動枠5と底枠2は周面視では常に
遮閉状態を保ち、家具Kを仕切壁として利用する場合の
前後の遮音性,断熱性,通風の遮断性を良好に保持する
ようにしている。
【0011】この実施形態における駆動具60は、底枠
2の4隅に設けた調節ネジ62と、該調節ネジ62に対
向し可動枠5の立杆と横杆が交差する4隅のコーナ内面
に設けた作動部材63とから構成している。調節ネジ6
2は、底枠2に開設した操作孔21の下面に座金を介し
て固着させたナット65に螺挿され、ドライバ或いはボ
ックス等の操作具Sを本体枠1の内方から操作孔21内
に差し込んで、ボルト頭状の頭部を正逆回動させること
により簡単に進退調節作動させるようにしている。
【0012】作動部材63は、上記調節ネジ62の下端
部が接当する受止片66と、該受片66のコーナ両辺か
ら上方に向けて一体的に立ち上がらせて形成した取付片
67、及び該取付片67から内向きに突設された係合片
68から構成している。即ち、作動部材63は取付片6
7を可動枠5の枠杆の交差部分を連結するように取付ネ
ジNを介して取付けることにより、可動枠5の枠剛性を
高めると共に、受止片66の下面を該可動枠5の下面と
面一となるように設けている。これにより、調節ネジ6
2が伸動したとき受止片66を押圧し底枠2に対し可動
枠5を離間させるように伸び作動させ、床Fに設置され
る家具Kの本体枠1を昇降代範囲で上昇することができ
るようにしている。
【0013】また係合片68は二股状に形成した係合部
68aを調節ネジ62に嵌挿しており、調節ネジ62が
退動したとき該調節ネジ62の下端に形成した突起部
(ボルト頭部)62aが係合部68aを同方向に押圧
し、可動枠5を底枠2に円滑に近接作動することができ
る。従って、家具Kの底枠2と可動枠5とのスライド接
合部の抵抗に対しても、本体枠1をその自重を利用しな
がら適切に下降させることができ、家具の設置移動作業
を能率よく行うことができる。
【0014】一方、キャスタ61は駆動具60の近傍で
底枠2の下面に首振り回動可能に取着されると共に、可
動枠5が下向きに押し下げられて家具の全長が伸長した
とき、下面に突出していたキャスタ61の下部が家具底
面内部に納められた状態となるように設置されている。
これにより、キャスタ61によって自由に移動可能であ
った家具Kの上下端が、当初の隙間内h1,h2だけ伸長
して床Fと天井Cに押接され定位置にて固定される。こ
の固定状態から家具Kを移動させる場合は、調節ネジ6
2を逆回転させて係合片68を上方に押圧し家具Kを縮
小させ、キャスタ61を床面Fに接地させることによっ
て移動可能状態とする。
【0015】図3に示すようにこの実施形態における前
記立枠10は、左右の側枠12を後枠11の両側端の内
側縁に沿って適数の蝶番等からなる屈折可能な連結具7
を介し連結支持しており、両側枠12を互いに内側に折
畳み後枠11に重合させた同図(B)に示す格納状態
(折畳み姿勢)から、同図(A)に示すように両側枠1
2を外方に拡開させた組立姿勢とに、姿勢変更を簡単に
行うことができるように取付け構成されている。
【0016】また同図(C)に示すように上記連結具7
は可撓性を有するテープ状となし、後枠11と側枠12
との連結部の全長にわたって貼着することにより、両者
を強固に連結支持すると共に両者間の気密を創出するこ
とができる。また上記各図示例のように側枠12が拡開
した組立姿勢において、後枠11と側枠12の接合端面
11a,12aを互いに接当させた位置は、次に記す底
枠2に対する立枠10の適正組立位置となる位置決め部
8に対し、それ以上に拡開することを防止されて略同位
置の定位置となるように拡開範囲を設定構成されてい
る。
【0017】即ち、底枠2の組付け側端面には適数の位
置決めピン(位置決め部材)8aを上記適正組立位置に
埋め込んで突設すると共に、後枠11及び側枠12の各
対応する位置には、該位置決めピン8aに嵌合する取付
孔8bを穿設し位置決め部8を構成している。尚、この
位置決め部8の構成は上記のものに限られることなく、
ガイド溝或いはガードレールを形成する等のものであっ
てもよい。以上の構成により組立作業時において図2,
図3に示すように、立枠10は側枠12を拡開させた組
立姿勢を良好に維持させることができ、該立枠10を上
方から底枠2に差し込むように接合させることにより、
適正位置に的確に位置決めすることができて組付けを簡
単且つ速やかに行うことができ、こののち固定具9によ
る立枠10と底枠2との連結固定を良好に行い剛性の高
い家具Kを提供し得る。
【0018】図2に示すように上記固定具9は、立枠1
0と底枠2をその差し込み接合状態において、各接合端
側面に同形状に形成された接合溝9a内に嵌め込まれて
ネジ止めされることにより確実に連結固定する。また上
記連結手段は図7に示すような公知の構成よりなる回動
ロック式の固定具9を用いてもよく、この場合には立枠
10と底枠2との組付けのほか天板13及び棚板1T等
の各接合部間における組付け作業を、能率よく行うと共
に剛性高く連結固定することができる。
【0019】上記固定具9は円柱状の周面に係合溝9b
を有しており、例えば側枠12の下端部に形成される取
付孔9c内に回動可能に内装され、上記係合溝9bを底
枠2から突設した段付突起(位置決め被係合部材)9d
に係合させて回動することにより締着することがきるも
のである。尚、この実施形態では固定具9の係合溝9b
と段付突起9dとが上方より嵌合することにより、立枠
10の組立作業時の位置決めを良好に行うこともできる
ものである。
【0020】また天枠13の上部外周には、弾力性を有
するゴム又はプラスチック材により帯状に形成したシー
ル部材1Sが貼着又はネジ着によって取付けられてお
り、上記緊締装置6の操作によって本体枠1が上動され
ると、シール部材1Sが天井Cと天枠13との間で押圧
変形しながら弾力的に挟持されることにより、家具Kの
移動を固定し安定性及び耐震性を向上させることができ
ると共に、家具Kを仕切壁とする場合に周面視の遮閉状
態を良好に保持することができる。尚、上記の形状に形
成されるシール部材1Sは廉価に製作することができる
と共に、施工を簡単に行うことができる利点がある。ま
たシール部材1Sは上記のものに限ることなく平坦なラ
バー状に形成してもよく、これを介し家具Kをして天井
等を傷めることなく良好に支える柱状構造物に兼ねさせ
ることもできる。
【0021】そして上記ように製作される家具Kは、少
なくとも本体枠1の後壁11にクロス貼り或いは壁面塗
装等の壁面部材1aを施すことにより、家具Kによる間
仕切りとしての壁面を外観よく形成するようにしてい
る。これにより家具Kの周壁表面の一部又は全部を建物
の室内の壁面と同一外観、或いは調和を創出する地肌及
び色彩となす壁面にすることができ、室内の調和並びに
美観を保つことができる。
【0022】なお上記実施形態では台輪2を昇降伸縮可
能に構成したが、天枠13を同様に伸縮自在に構成する
ことも可能であり(但し、上部には滑動部材61は不要
である)、キャスターによる移動を行わないものでは、
天枠13側にのみ緊締装置6を設けることもできる。
【0023】また上記構成による本発明は、図例に示す
ものの他各種の家具に適応させると共に、建物の間取り
に対応するように家具の奥行き及び開口幅を各種寸法を
揃えて、これらを単独に又は組み合わせることによって
各部屋に対応し、自由に配置を行うことができる。また
元来建物の一部として造り付けられる押入れ等の収納部
又は床間或いは部屋の出入口等の造作物を、分解組立可
能な折畳み式の家具状にユニット化させることにより該
造作物を上記家具と同様に扱うことができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように構成される本発明は下記の
効果を奏することができる。請求項1の発明により、側
枠は連結具によって後枠に予め折畳み可能に連結支持さ
れているので、家具はその分解状態において側枠を折畳
み後枠と一体化させたコンパクトな状態で運搬及び梱包
等を容易に行うことができると共に、側枠を拡開させる
だけで立枠を速やかに形成し、底枠及び天枠との組付け
を簡単に行うことができる。従って、工場出荷搬送及び
保管等の取扱いを容易にすると共に、現場組立作業を簡
単にすることができる。
【0025】請求項2の発明により、両側枠を拡開させ
た組付姿勢において立枠を位置決め部を介して底枠に簡
単且つ正確に組付けることができると共に、現場での組
立作業を容易にすることができる。
【0026】請求項3の発明により、側枠が拡開する組
立姿勢において、側枠は後枠に連結側の端面が接当規制
されて適正組立位置に拡開させることができるので、底
枠に対する位置決めが容易となり立枠の組付けを簡単且
つ能率よく行うことができる折畳み式家具を提供し得
る。
【0027】請求項4の発明により、緊締装置によって
可動枠を作動させて家具を伸縮させることにより、天井
と床との間で家具の移動を固定し安定性及び耐震性を向
上させることができると共に、家具を仕切壁とする場合
等における据え付け移動を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】家具の組立状態を示す全体斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】(A)は立枠の組立姿勢を示す平面図。(B)
は立枠の折畳み姿勢を示す平面図。(C)は別の実施形
態に係わる立枠の組立姿勢を示す平面図である。
【図4】家具の要部の構成を示す縦断面図である。
【図5】図4の作用を示す断面図である。
【図6】緊締装置の構成を示す斜視図である。
【図7】固定具の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本体枠 1S シール部材 2 底枠 5 可動枠(台輪) 6 緊締装置(ジャッキ) 7 連結具 8 位置決め部 10 立枠 11 後枠 12 側枠 11a,12a 端面 21 操作孔 23 位置決め部材(位置決めピン) 60 駆動具 62 調節ネジ 63 作動部材 K 家具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後枠(11)と側枠(12)とからなる
    立枠(10)の上下に天枠(13)と底枠(2)とを着
    脱可能に固定してなる家具(K)において、前記側枠
    (12)を後枠(11)に対して連結具(7)を介し折
    畳み可能に連結構成した折畳み式家具。
  2. 【請求項2】 上記側枠(12)の組立姿勢において、
    該側枠(12)の下端部と底枠(2)との間に位置決め
    部(8)を形成して固定する請求項1の折畳み式家具。
  3. 【請求項3】 側枠(12)が拡開する組立姿勢におい
    て、後枠(11)と側枠(12)の連結側の端面(11
    a),(12a)を互いに接当させることにより、該側
    枠(12)を底枠(2)に対する立枠(10)の適正組
    立位置に拡開させる請求項1又は2の折畳み式家具。
  4. 【請求項4】 立枠(10)に対し可動枠(5)を上下
    方向に昇降移動可能に設けると共に、両者の間に上記可
    動枠(5)を昇降作動させる緊締装置(6)を設けた請
    求項1又は2又は3の折畳み式家具。
JP2735796A 1996-01-23 1996-01-23 折畳み式家具 Pending JPH09191955A (ja)

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JP2735796A JPH09191955A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 折畳み式家具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015049976A1 (ja) * 2013-10-02 2015-04-09 エモーションズ株式会社 組立家具

Cited By (3)

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