JPH09191338A - 携帯電話機構造 - Google Patents

携帯電話機構造

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JPH09191338A
JPH09191338A JP8001009A JP100996A JPH09191338A JP H09191338 A JPH09191338 A JP H09191338A JP 8001009 A JP8001009 A JP 8001009A JP 100996 A JP100996 A JP 100996A JP H09191338 A JPH09191338 A JP H09191338A
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JP
Japan
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mobile phone
design
exterior part
communication control
design exterior
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JP8001009A
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English (en)
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Hideki Sato
英樹 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機としての機能を果たす部品が、携
帯電話機固有の彩色やデザインがなされた意匠面をなす
筐体に一体に組み込まれており、筐体が傷ついたり、汚
れたり、デザインに飽きたりしたような場合でも、容易
に交換することができないなどの課題があった。 【解決手段】 携帯電話機の内部筐体を成して送話・受
話の制御を行う通信制御部1と、通信制御部1を包装し
て携帯電話機の外装を成し、必要に応じて容易に交換す
ることが可能な意匠外装部11とを備えた。また、意匠
外装部11の主要部分を略展開図形状の折り曲げ容易な
シート状部材を折り曲げることにより形成するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は外装を容易に交換
することの可能な携帯電話機構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の携帯電話機構造を示す外
観斜視図であり、図において、1は送話・受話の制御を
行う通信制御部、2はマイク、3はスピーカ、4は各種
情報を表示する表示器、5はプッシュボタン、6はアン
テナ、7は携帯電話機の電源である二次電池、8は携帯
電話機固有の彩色やデザインがなされた意匠面をなす筐
体である。
【0003】また、図11は例えば実開平5−3359
94号公報に示された従来の携帯電話機構造を示す分解
斜視図であり、図において、31は無線ユニット、32
は筒形ケース、33は筒形ケース32に設けられた開口
部、34は筒形ケース32の底部に設けられた電池ユニ
ット取付部、35は開口部33を塞ぐように着脱可能な
前面パネル、36は前面パネル接続ケーブル、37は開
口部33を通して無線ユニット31に着脱可能な録音再
生ユニット等のオプションユニット、38はオプション
ユニット側接続コネクタ、39は無線ユニット側接続コ
ネクタ、40はオプションユニット取付ネジ、41は無
線ユニット31及び前面パネル35を筒形ケースに取付
けるネジ、42は電池ユニット取付部34に取り付けら
れる電池ユニットである。なお、図11は電子機器筐体
として携帯無線機に関して示されたものであるが、特有
の機能を有する筐体を持つ携帯電話機構造の一例として
示す。
【0004】次に動作について説明する。図10に示し
た従来の携帯電話機構造(第1の従来例)の組立の手順
は、筐体8に、通信制御部1,マイク2,スピーカ3,
表示器4,プッシュボタン5,およびアンテナ6を組み
込んで、二次電池7以外の部分を一体に形成し、これに
取り外し可能な二次電池7を取り付けるというものであ
る。
【0005】図11に示した従来の携帯電話機構造(第
2の従来例)においては、無線ユニット31が筒形ケー
ス32にはめ込まれてネジ41にて固定され、また、前
面パネル35も筒形ケース32にはめ込まれた無線ユニ
ット31に接続ケーブル36により接続されてネジ41
により筒形ケース32に固定される。
【0006】録音再生ユニット等のオプションユニット
37を後付けする際には、ネジ41をはずして前面パネ
ル35を図11に示した状態に開き、オプションユニッ
ト37のオプションユニット側接続コネクタ38を無線
ユニット側接続コネクタ39に接続してオプションユニ
ット取付ネジ40により固定し、前面パネル35を閉じ
てネジ41により固定する。このように、無線ユニット
31全体を筒形ケース32より取り外すことなく、前面
パネル35のみを開いた状態から、オプションユニット
37を開口部33内に取り付けることができる。電池ユ
ニット42は、電池ユニット取付部34にはめ込んで取
り付ける。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯電話機は以
上のように構成されているので、第1の従来例において
は、通信制御部,マイク,スピーカ,表示器,プッシュ
ボタン,アンテナ等の携帯電話機としての機能を果たす
部品が、携帯電話機固有の彩色やデザインがなされた意
匠面をなす筐体に一体に組み込まれており、例えばその
筐体が傷ついたり、汚れたり、デザインに飽きたりした
ような場合でも、容易に交換することができないなどの
課題があった。
【0008】第2の従来例も同様であり、オプションユ
ニットを容易に取り付けたり交換したりすることを配慮
して筐体を構成しているものであるが、外装全体を容易
に交換できるようには構成されていないものであった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、外装を容易に交換することが可能
な携帯電話機構造を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る携帯電話機構造は、携帯電話機の内部筐体を成し、マ
イク,スピーカ,各種情報を表示する表示器,およびア
ンテナが一体に取り付けられて送話・受話の制御を行う
通信制御部と、該通信制御部を包装して携帯電話機の外
装を成し、必要に応じて容易に交換することが可能な意
匠外装部とを備えたものである。
【0011】請求項2記載の発明に係る携帯電話機構造
は、意匠外装部の主要部分を略展開図形状の折り曲げ容
易なシート状部材を折り曲げることにより形成するよう
にしたものである。
【0012】請求項3記載の発明に係る携帯電話機構造
は、意匠外装部は携帯電話機の外装としての機能のみを
持ち、携帯電話機の動作に必要な部品が配置されていな
いようにしたものである。
【0013】請求項4記載の発明に係る携帯電話機構造
は、意匠外装部に携帯電話機自身の電話番号を記憶する
電話番号記憶手段を配置したものである。
【0014】請求項5記載の発明に係る携帯電話機構造
は、意匠外装部に携帯電話機の使用期限を設定する使用
期限設定手段を配置したものである。
【0015】請求項6記載の発明に係る携帯電話機構造
は、意匠外装部に携帯電話機の電源を配置したものであ
る。
【0016】請求項7記載の発明に係る携帯電話機構造
は、携帯電話機の電源と携帯電話機自身の電話番号を記
憶する電話番号記憶手段と携帯電話機の使用期限を設定
する使用期限設定手段とを一体に収容して通信制御部に
着脱可能な駆動ユニットを備え、意匠外装部が前記通信
制御部および前記駆動ユニットを包装するようにしたも
のである。
【0017】請求項8記載の発明に係る携帯電話機構造
は、意匠外装部にプッシュボタンを配置したものであ
る。
【0018】請求項9記載の発明に係る携帯電話機構造
は、意匠外装部を、通信制御部を濡らさない防水構造と
したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による携
帯電話機構造を示す分解斜視図であり、図において、1
は携帯電話機の内部筐体を成しており、送話・受話の制
御を行う通信制御部、2はマイク、3はスピーカ、4は
各種情報を表示する表示器、5はプッシュボタン、6は
アンテナ、7は携帯電話の電源である二次電池、11は
前記通信制御部1を包装して携帯電話機の外装を成して
いる意匠外装部である。なお、図10に示した第1の従
来例のものと同様のものには同一符号を付している。
【0020】マイク2,スピーカ3,表示器4,プッシ
ュボタン5,およびアンテナ6は、通信制御部1に一体
に取り付けられており、携帯電話機としての機能は、二
次電池7の取り付けられた通信制御部1のみで確定して
いる。
【0021】意匠外装部11は、紙,プラスチック等の
折り曲げ加工しやすい材料のシート状部材により形成さ
れており、所定の折り方で折り曲げることにより、通信
制御部1を包装して携帯電話機の外装を成す形となるも
のである。折り曲げた後の形の固定には、シートの切り
込みにシート端部を挿入する方法、粘着シールにより粘
着させる方法などを用いる。
【0022】意匠外装部11の表面には、固有の彩色や
デザインによる装飾が施されており、マイク2、スピー
カ3、表示器4、プッシュボタン5、およびアンテナ6
に対応させて開口部12が形成されている。
【0023】次に動作について説明する。この実施の形
態1の携帯電話機構造の組立の手順は以下のようなもの
である。すなわち、生産時においては、内部筐体である
通信制御部1に、マイク2,スピーカ3,表示器4,プ
ッシュボタン5,アンテナ6等を取り付けて通信制御部
1が完成され、また複数種類の意匠外装部11が製造さ
れて、ユーザーに提供される。
【0024】ユーザーは、完成された通信制御部1と意
匠外装部11と二次電池7とを入手して、通信制御部1
に二次電池7を取り付けて電源を供給し、携帯電話機の
機能を確定させた後、意匠外装部11により通信制御部
1を包装する。
【0025】意匠外装部11により通信制御部1を包装
する際の手順は、以下のようなものである。すなわち、
まず、開口部12にアンテナ6を通し、マイク2,スピ
ーカ3,表示器4,およびプッシュボタン5を開口部1
2と合わせ、表示器4およびプッシュボタン5を開口部
より出す。次に、所定の折り目に従って意匠外装部11
を折り曲げる。最後に、意匠外装部11の所定の端部を
所定の切り込みに挿入するか、粘着シール状部分を貼り
付けるなどして、固定する。
【0026】意匠外装部11が汚れたり損傷したりした
時や携帯電話のデザインを変えたくなった時などには、
現在の意匠外装部11を取り外し、他の意匠外装部11
により通信制御部1を包装する。例えば二次電池7の交
換時毎に意匠外装部11を交換するようにしてもよい。
【0027】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、携帯電話機の外装が汚れたり傷ついたりした時、デ
ザインを変えたい時などユーザーの必要に応じて、容易
に、かつ安価に外装を交換することが可能な携帯電話機
構造とすることができる。
【0028】また、製造側においては、通信制御部1と
比較して極めて安価な意匠外装部11を多くの種類製造
することにより、携帯電話機の豊富な外観のバリエーシ
ョンを低コストで提供することが可能となり、ユーザー
は豊富なバリエーションの中から好みや状況に応じた外
観を選択することが可能となり、また、常に新品同様の
外装の携帯電話機を用いることが可能となる。
【0029】さらに、意匠外装部11を略展開図形状の
折り曲げ容易な紙,プラスチツク等のシート状部材を折
り曲げることにより形成するようにしたので、製造時に
は意匠外装部を鋳造等により成形する必要がなく安価に
製造することが可能であり、また、装着の際にはシート
状部材を折り曲げる簡単な作業により意匠外装部11を
装着することが可能である。
【0030】さらに、意匠外装部11は携帯電話機の外
装としての機能のみを持ち、携帯電話機の動作に必要な
部品が配置されていないように構成したので、携帯電話
機の動作に必要な機能を持つ部分である通信制御部1と
外装としての機能を持つ部分である意匠外装部11とを
完全に機能分担して、意匠外装部11を最小限のコスト
で製造し、極めて安価な交換部品としてユーザーに提供
することが可能である。
【0031】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による携帯電話機構造を示す分解斜視図であり、図
において、21は防水構造の意匠外装部、13は防水シ
ート、14は防水シート13の透明部、15は通音防水
シート、16は防水シート13に開けられたアンテナ用
開口部である。なお、図1に示したものと同様のものに
ついては同一符号を付して重複説明を省略する。
【0032】前記実施の形態1と異なる点は、意匠外装
部21が防水である点であり、意匠外装部21の大半は
防水シート13により形成されている。
【0033】防水シート13の表示器4およびプッシュ
ボタン5を覆う部分は透明部14となっており、表示器
4およびプッシュボタン5が視認されるようにしてお
り、また、マイク2およびスピーカ3を覆う部分には通
音防水シート15が配置されており、音の透過に支障な
く防水が行われる。また、防水シート13の端部やアン
テナ用開口部16の周囲等の所定部分は粘着シール状と
なっている。
【0034】次に動作について説明する。意匠外装部2
1により通信制御部1を包装する際の手順は、以下のよ
うなものである。すなわち、まず、アンテナ用開口部1
6にアンテナ6を通し、透明部14や通音防水シート1
5が表示器4およびプッシュボタン5やマイク2および
スピーカ3の上に位置するように意匠外装部21の位置
を正確に合わせる。次に、所定の折り目に従って防水シ
ート13を折り曲げる。最後に、防水シート13端部の
粘着シール状部分を貼り付け、また、アンテナ用開口部
16の周囲の粘着シール状部分を通信制御部1に貼り付
けて包装および防水処理を完了する。
【0035】また、意匠外装部21が汚れたり損傷した
りした時や携帯電話のデザインを変えたくなった時など
には、現在の意匠外装部21を取り外し、他の意匠外装
部21により通信制御部1を包装する。
【0036】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、前記実施の形態1の効果に加えて、意匠外装部21
による携帯電話機の防水を行うことが可能となり、雨天
時の使用などにおいて水がかかった場合でも故障が起こ
らない携帯電話機構造とすることができる。
【0037】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による携帯電話機構造を示す分解斜視図であり、図
において、25は意匠外装部11上に配置されたプッシ
ュボタン、17は通信制御部側コネクタ、18は意匠外
装部側コネクタである。なお、図1に示したものと同様
のものについては同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0038】前記実施の形態1と異なる点は、プッシュ
ボタン25を意匠外装部11側に配置して、プッシュボ
タン25の機能のみを意匠外装部11側に持たせた点で
あり、電気的接続を通信制御部側コネクタ17と意匠外
装部側コネクタ18との接続により行っている。
【0039】次に動作について説明する。プッシュボタ
ン25の表面の文字消えや故障が発生した場合、外装を
交換したくなった場合などには、プッシュボタン25付
きの意匠外装部11を取り外し、他のプッシュボタン2
5付きの意匠外装部11と交換する。
【0040】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、前記実施の形態1の効果に加えて、プッシュボタン
25の損傷の際など、プッシュボタン25も含めて新品
または新しいデザインの意匠外装部11に交換すること
が可能な携帯電話機構造とすることができる。
【0041】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4による携帯電話機構造を示す分解斜視図であり、図
において、19は意匠外装部11側に設けられた二次電
池ケース(電源)、7は二次電池ケース19中の二次電
池である。17は通信制御部側コネクタ、18は意匠外
装部側コネクタであり、この実施の形態4においては電
源の通信制御部1への接続に用いている。なお、図1に
示したものと同様のものについては同一符号を付して重
複説明を省略する。
【0042】前記実施の形態1と異なる点は、携帯電話
機の電源となる二次電池7を収容する二次電池ケース1
9を意匠外装部11側に配置した点である。
【0043】次に動作について説明する。二次電池7が
切れて交換する場合には、二次電池ケース19付きの意
匠外装部11を取り外し、他の二次電池ケース19付き
の意匠外装部11と交換することができる。
【0044】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、電源の交換の際など、電源も含めて新品または新し
いデザインの意匠外装部11に交換することが可能な携
帯電話機構造とすることができる。また、二次電池ケー
ス19,二次電池7,および安価な意匠外装部11を完
全にユニット化して交換用部品としてユーザーに供給す
るようにして、電源の交換の際には必ず外装も交換され
るように限定することも可能である。
【0045】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5による携帯電話機構造を示す分解斜視図であり、図
において、20は携帯電話機自身の電話番号を記憶する
メモリ(電話番号記憶手段)である。17は通信制御部
側コネクタ、18は意匠外装部側コネクタであり、この
実施の形態4においてはメモリ20と通信制御部1との
接続に用いている。なお、図1に示したものと同様のも
のについては同一符号を付して重複説明を省略する。
【0046】前記実施の形態1と異なる点は、携帯電話
機自身の電話番号を意匠外装部11側に保持させるよう
にした点であり、携帯電話機自身の電話番号を保持する
意匠外装部11を通信制御部1に取り付けなければ、携
帯電話機として使用することができない。
【0047】次に動作について説明する。ユーザーが携
帯電話機を使用する場合には、必ず、携帯電話機自身の
電話番号を記憶するメモリ20付きの意匠外装部11に
より通信制御部1を包装した状態で使用する。電話番号
を変更する場合は、新しい電話番号を記憶するメモリ2
0付きの意匠外装部11がユーザーに提供され、ユーザ
ーはこれにより通信制御部1を包装して携帯電話機とし
て使用する。
【0048】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、通信制御部1に意匠外装部11を取り付けた状態で
なければ使用することができない携帯電話機構造とする
ことができるとともに、電話番号の変更の際には、意匠
外装部11を交換するのみで以前の通信制御部1をその
まま利用することが可能な携帯電話機構造とすることが
できる。なお、電話番号記憶手段は、メモリ以外に他の
電気回路等を用いて構成してもよい。
【0049】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6による携帯電話機構造を示す分解斜視図であり、図
において、22は前記実施の形態5におけるメモリ20
の機能に携帯電話機の使用期限を設定する機能を付加し
たマイコン(電話番号記憶手段,使用期限設定手段)で
ある。なお、図5に示したものと同様のものについては
同一符号を付して重複説明を省略する。
【0050】次に動作について説明する。意匠外装部1
1には予め固有の使用期限が決められ、この使用期限が
マイコン22内のメモリに書き込まれた状態で、または
マイコン22内の使用時間分のタイマーをスタートさせ
た状態でユーザーの手に渡る。ユーザーはその意匠外装
部11により通信制御部1を包装して携帯電話機を用い
る。使用期限がくるとマイコン22が携帯電話機として
の機能を停止させ、以降はその意匠外装部11によって
通話をすることができなくなる。ユーザーは、契約更新
等により新しい意匠外装部11を入手して携帯電話機を
継続して使用する。
【0051】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、期間契約やレンタル等において、意匠外装部11に
より固有の使用期限を設定することができ、意匠外装部
11の交換により新しい使用期限を設定することが可能
な携帯電話機構造とすることができる。なお、電話番号
記憶手段および使用期限設定手段は、マイコンにより構
成せずに他の電気回路等を用いて構成してもよい。
【0052】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7による携帯電話機構造を示す分解斜視図であり、図
において、19は意匠外装部11側に設けられた二次電
池ケースである。17は通信制御部側コネクタ、18は
意匠外装部側コネクタであり、この実施の形態7におい
てはマイコン22と通信制御部1との接続と電源の接続
とを兼ねて用いている。なお、前記実施の形態6におい
て図6に示したものと同様のものについては同一符号を
付して重複説明を省略する。
【0053】前記実施の形態6と異なる点は、二次電池
ケース19を意匠外装部11側に配置した点である。
【0054】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、二次電池7が切れた際や、使用期限がきた際などに
意匠外装部11とともに交換して、新しい外装とするこ
とが可能な携帯電話機構造とすることができる。
【0055】実施の形態8.図8はこの発明の実施の形
態8による携帯電話機構造を示す分解斜視図であり、図
において、23は二次電池7と前記実施の形態6および
7におけるマイコン22とをユニット化した駆動ユニッ
ト、24は駆動ユニット側コネクタである。なお、図1
に示したものと同様のものについては同一符号を付して
重複説明を省略する。また、通信制御部1の背面には図
示していないが通信制御部側コネクタ17が設けられて
いる。
【0056】次に動作について説明する。二次電池7が
切れた場合や使用期限がきた場合、ユーザーは意匠外装
部11を取り外して駆動ユニット23を交換する。ま
た、必要に応じて意匠外装部11を交換する。
【0057】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、実施の形態1の効果が得られる他に、有効期限内で
かつ電源の切れていない駆動ユニット23の装着を携帯
電話機の使用の必須条件とした携帯電話機構造とするこ
とが可能である。
【0058】実施の形態9.図9はこの発明の実施の形
態9による携帯電話機構造を示す分解斜視図であり、図
において、25は意匠外装部11上に配置されたプッシ
ュボタン、22は前記実施の形態6におけるマイコンで
あり、この実施の形態9は、前記実施の形態3と前記実
施の形態6とを組み合わせたものである。なお、図3お
よび図6に示したものと同様のものについては同一符号
を付して重複説明を省略する。
【0059】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、意匠外装部11により固有の使用期限を設定するこ
とができるとともに、プッシュボタン25も含めて新品
または新しいデザインの意匠外装部11に交換すること
が可能な携帯電話機構造とすることができる。
【0060】実施の形態10.前記実施の形態2に前記
実施の形態3〜9を適宜組み合わせて、防水構造の意匠
外装部21上にプッシュボタン25,二次電池ケース1
9,メモリ20,マイコン22を適宜配置したり、駆動
ユニット23を収納したりすることも可能であり、意匠
外装部21による防水を行うことができるとともに前記
実施の形態3〜9の効果が得られる携帯電話機構造とす
ることができる。
【0061】なお、以上の各実施の形態を他の組み合わ
せ方で組み合わせることも可能であり、各々組み合わせ
た効果が得られることはいうまでもない。
【0062】実施の形態11.なお、上記各実施の形態
における、通信制御部1を包装して携帯電話機の外装を
成す意匠外装部11および意匠外装部21は、略展開図
形状のシート状部材を折り曲げることにより形成される
ものであったが、意匠外装部はこれに限るものではな
く、例えば鋳造等の成形により製造されるようなもので
も、容易に交換することが可能な構成とすれば、上記各
実施の形態と同様な効果が得られることはいうまでもな
い。
【0063】また、前記実施の形態3〜10の図3〜1
0において、各部の接続に用いた通信制御部側コネクタ
17,意匠外装部側コネクタ18,および駆動ユニット
側コネクタ24を、直結形式のコネクタとしていたが、
ケーブルを途中に介して接続するようにしてもよく、コ
ネクタに強い力がかかることによる接触不良や損傷を回
避することができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、携帯電話機の内部筐体を成し、マイク,スピー
カ,各種情報を表示する表示器,およびアンテナが一体
に取り付けられて送話・受話の制御を行う通信制御部
と、該通信制御部を包装して携帯電話機の外装を成し、
必要に応じて容易に交換することが可能な意匠外装部と
を備えるように構成したので、携帯電話機の外装が汚れ
たり傷ついたりした時、デザインを変えたい時などに、
必要に応じて、容易にかつ安価に外装を交換することが
可能となる効果がある。また、製造側においては、安価
な意匠外装部を多くの種類製造することにより、携帯電
話機の豊富な外観のバリエーションを低コストで提供す
ることが可能となり、ユーザーは豊富なバリエーション
の中から好みや状況に応じた外観を選択したり常に新品
同様の外装の携帯電話機を用いたりすることが可能とな
る効果がある。
【0065】請求項2記載の発明によれば、意匠外装部
の主要部分を略展開図形状の折り曲げ容易なシート状部
材を折り曲げることにより形成するように構成したの
で、製造時には意匠外装部を鋳造等により成形すること
なく安価に製造することが可能となり、また、装着の際
にはシート状部材を折り曲げる簡単な作業により意匠外
装部を装着することができる効果がある。
【0066】請求項3記載の発明によれば、意匠外装部
は携帯電話機の外装としての機能のみを持ち、携帯電話
機の動作に必要な部品が配置されていないように構成し
たので、携帯電話機の動作に必要な機能を持つ部分であ
る通信制御部と外装としての機能を持つ部分である意匠
外装部とを完全に機能分担して、意匠外装部を最小限の
コストで製造し、極めて安価な交換部品としてユーザー
に提供することが可能となる効果がある。
【0067】請求項4記載の発明によれば、意匠外装部
に携帯電話機自身の電話番号を記憶する電話番号記憶手
段を配置するように構成したので、通信制御部に意匠外
装部を取り付けた状態でなければ使用することができな
い携帯電話機構造とすることができるとともに、電話番
号の変更の際には意匠外装部を交換するのみで以前の通
信制御部をそのまま利用することが可能な携帯電話機構
造とすることができる効果がある。
【0068】請求項5記載の発明によれば、意匠外装部
に携帯電話機の使用期限を設定する使用期限設定手段を
配置するように構成したので、意匠外装部により固有の
使用期限を設定することができ、意匠外装部の交換によ
り新しい使用期限を設定することが可能な携帯電話機構
造とすることができる効果がある。
【0069】請求項6記載の発明によれば、意匠外装部
に携帯電話機の電源を配置するように構成したので、電
源が空になった際に電源も含めて新品または新しいデザ
インの外装に交換することが可能な携帯電話機構造とす
ることができる効果がある。また、電源と安価な意匠外
装部とを完全にユニット化して交換用部品としてユーザ
ーに供給するようにすれば、電源の交換の際には必ず外
装も交換されるように限定することができる効果があ
る。
【0070】請求項7記載の発明によれば、携帯電話機
の電源と携帯電話機自身の電話番号を記憶する電話番号
記憶手段と携帯電話機の使用期限を設定する使用期限設
定手段とを一体に収容して通信制御部に着脱可能な駆動
ユニットを備え、意匠外装部が前記通信制御部および前
記駆動ユニットを包装するように構成したので、有効期
限内でかつ電源の切れていない駆動ユニットの装着を携
帯電話機の使用の必須条件とした携帯電話機構造とする
ことができる効果がある。
【0071】請求項8記載の発明によれば、意匠外装部
にプッシュボタンを配置するように構成したので、プッ
シュボタンの表面の文字消えや故障が発生した場合な
ど、プッシュボタンも含めて新品または新しいデザイン
の外装に交換することが可能な携帯電話機構造とするこ
とができる効果がある。
【0072】請求項9記載の発明によれば、意匠外装部
を、通信制御部を濡らさない防水構造とするように構成
したので、意匠外装部による携帯電話機の防水を行うこ
とが可能となり、雨天時の使用などにおいて水がかかっ
た場合でも故障が起こらない携帯電話機構造とすること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による携帯電話機構
造を示す分解斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による携帯電話機構
造を示す分解斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による携帯電話機構
造を示す分解斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による携帯電話機構
造を示す分解斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による携帯電話機構
造を示す分解斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による携帯電話機構
造を示す分解斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態7による携帯電話機構
造を示す分解斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態8による携帯電話機構
造を示す分解斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態9による携帯電話機構
造を示す分解斜視図である。
【図10】 従来の携帯電話機構造を示す外観斜視図で
ある。
【図11】 実開平5−335994号公報に示された
従来の携帯無線機の構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 通信制御部、2 マイク、3 スピーカ、4 表示
器、5,25 プッシュボタン、6 アンテナ、7 二
次電池(電源)、11,21 意匠外装部、19 二次
電池ケース(電源)、20 メモリ(電話番号記憶手
段)、22 マイコン(電話番号記憶手段,使用期限設
定手段)、23 駆動ユニット。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機の内部筐体を成し、マイク,
    スピーカ,各種情報を表示する表示器,およびアンテナ
    が一体に取り付けられて送話・受話の制御を行う通信制
    御部と、該通信制御部を包装して携帯電話機の外装を成
    し、必要に応じて容易に交換することが可能な意匠外装
    部とを備えた携帯電話機構造。
  2. 【請求項2】 意匠外装部は、略展開図形状の折り曲げ
    容易なシート状部材を折り曲げることにより主要部分が
    形成されることを特徴とする請求項1記載の携帯電話機
    構造。
  3. 【請求項3】 意匠外装部は携帯電話機の外装としての
    機能のみを持ち、携帯電話機の動作に必要な部品が配置
    されていないことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の携帯電話機構造。
  4. 【請求項4】 意匠外装部に携帯電話機自身の電話番号
    を記憶する電話番号記憶手段を配置したことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の携帯電話機構造。
  5. 【請求項5】 意匠外装部に携帯電話機の使用期限を設
    定する使用期限設定手段を配置したことを特徴とする請
    求項4記載の携帯電話機構造。
  6. 【請求項6】 意匠外装部に携帯電話機の電源を配置し
    たことを特徴とする請求項1,請求項2,および請求項
    5のうちのいずれか1項記載の携帯電話機構造。
  7. 【請求項7】 携帯電話機の電源と携帯電話機自身の電
    話番号を記憶する電話番号記憶手段と携帯電話機の使用
    期限を設定する使用期限設定手段とを一体に収容して通
    信制御部に着脱可能な駆動ユニットを備え、意匠外装部
    は前記通信制御部および前記駆動ユニットを包装するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1項記載の携帯電話機構造。
  8. 【請求項8】 意匠外装部にプッシュボタンを配置した
    ことを特徴とする請求項1,請求項2,および請求項4
    から請求項7のうちのいずれか1項記載の携帯電話機構
    造。
  9. 【請求項9】 意匠外装部を、通信制御部を濡らさない
    防水構造としたことを特徴とする請求項1から請求項8
    のうちのいずれか1項記載の携帯電話機構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6461898B1 (en) 1997-10-02 2002-10-08 Motorola, Inc. Two step wire bond process
JP2010085885A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd パネル固定構造、及び電子機器
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