JPH09191283A - 電波中継装置 - Google Patents

電波中継装置

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Publication number
JPH09191283A
JPH09191283A JP182596A JP182596A JPH09191283A JP H09191283 A JPH09191283 A JP H09191283A JP 182596 A JP182596 A JP 182596A JP 182596 A JP182596 A JP 182596A JP H09191283 A JPH09191283 A JP H09191283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
antenna
radio wave
radio
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP182596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Yugawa
澄 湯川
Makoto Kanbe
誠 神部
Shingo Mitani
眞吾 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa C&B Co Ltd
Original Assignee
Furukawa C&B Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa C&B Co Ltd filed Critical Furukawa C&B Co Ltd
Priority to JP182596A priority Critical patent/JPH09191283A/ja
Publication of JPH09191283A publication Critical patent/JPH09191283A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのアンテナで電波を中継できる、小型
で、安価な中継装置を提供する。 【解決手段】 アンテナ12と、方向性回路13と、アンプ
14とからなる。方向性回路13は、AポートからBポート
へ、CポートからAポートへは電波を通すが、Cポート
からBポートへは電波を通さない特性を有している。ア
ンテナ12は方向性回路13のAポートに接続され、アンプ
14は方向性回路13のBポートから出た電波を増幅してC
ポートに送り込むように接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線LANシステ
ムの電波中継用、マイクロ波通信の中継局用、各種移動
体通信の電波不感地帯の救済および各基地局のサービス
エリア拡大などに使用される電波中継装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電波中継装置は、受信用のアンテ
ナと送信用のアンテナを別に備えており、受信用のアン
テナで受けた電波をアンプで増幅し、送信用のアンテナ
から送り出すという方式であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電波中継装置
は、二つのアンテナが必要であるため、装置が大型化す
ると共に、コスト高になるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、小型で安価な電波中継装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の電波中継装置は、アンテナと、方向性回路と、アン
プとからなり、方向性回路は、A、B、Cの三つのポー
トを有し、AポートからBポートへ、CポートからAポ
ートへは電波を通すが、CポートからBポートへは電波
を通さない特性を有しており、アンテナは、方向性回路
のAポートに接続され、アンプは、方向性回路のBポー
トとCポートの間に接続され、BポートからCポートへ
向かう電波は増幅して通すが、その逆方向へ向かう電波
は通さないようになっている、ことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態を
示す。この電波中継装置11は、アンテナ12と、方向
性回路13と、アンプ14とから構成されている。これ
らの構成部品は、中継する電波の周波数に応じたものを
使用する。
【0007】方向性回路13は、A、B、Cの三つのポ
ートを有し、AポートからBポートへ、CポートからA
ポートへは電波を通すが、CポートからBポートへは電
波を通さない特性を有している。このような方向性回路
13としては、狭帯域の場合は例えばサーキュレーター
等を、広帯域の場合は例えばウィルキンソン回路等を使
用することができる。アンテナ12は方向性回路13の
Aポートに同軸ケーブルにより接続されている。またア
ンプ14は、方向性回路13のBポートとCポートの間
に同軸ケーブルにより接続され、BポートからCポート
へ向かう電波は増幅して通すが、その逆方向へ向かう電
波は通さないように構成されている。
【0008】したがってこの装置の場合、アンテナ12
で受信した電波は、方向性回路13のAポートに入り、
Bポートから出て、アンプ14で増幅され、さらに方向
性回路13のCポートに入り、Aポートから出て、再び
アンテナ12に戻り、そこから放射されることになる。
つまり1つのアンテナで電波の受信と送信が行われる。
【0009】次にこの電波中継装置11の使用例を説明
する。例えば図2に示すように、携帯電話の基地局21
から見ると、ビル22の影になり、携帯電話機23に電
波が届き難い地域がある場合には、ビル21の屋上の縁
部に本発明の電波中継装置11を設置すれば、ビル21
による電波不感地帯を解消できる。
【0010】また例えば図3に示すように曲がった地下
街24A、24Bがあり、一方の地下街24Aに携帯電
話の基地局側アンテナ25が設置されていて、他方の地
下街24Bに電波が届き難い場合には、地下街24A、
24Bのコーナー部に本発明の電波中継装置11を設置
すれば、他方の地下街24Bでも携帯電話機が使用でき
るようになる。
【0011】また無線LANシステムの場合には、一つ
のフロアの天井に本発明の電波中継装置を設置すれば、
そのフロアにある全ての機器をLANに組み込むことが
できる。
【0012】図4は本発明の他の実施形態を示す。この
電波中継装置11は、1台の装置で800MHz帯の携
帯電話と、1500MHz帯の携帯電話と、1900M
Hz帯のPHSの電波中継を行えるようにしたものであ
る。
【0013】このためアンテナとしては、図5(a)
(b)に示すような外周面が半楕円回転体形(楕円回転
体の長軸の中央部を垂直に切断した形)のアンテナ4を
使用している。なお符号2は同軸接栓、3は反射板であ
る。このアンテナ4は本発明者等が開発したもので(特
願平7−311288号)、例えば直径60mmφ、高
さ60mmの大きさで、図6に示すように800〜20
00MHz帯のVSWR(電圧定在波比)が2以下とい
う超広帯域特性を有している。
【0014】また方向性回路13としてはウィルキンソ
ン回路を使用している。ウィルキンソン回路は、Aポー
トからB、Cポートへ及びその逆方向へは電波を通す
が、BポートからCポートへ及びその逆方向へは電波を
通さない特性を有し、かつ800MHzから2000M
Hzまでをカバーできる超広帯域特性を有している。ま
たアンプ14も800MHzから2000MHzまでを
カバーできる超広帯域特性を有するものである。このよ
うなアンプとしては例えば Watkins Johnson社製ICカ
スケーダブル増幅器PA38などを使用することができ
る。アンテナ4と方向性回路13のAポート、方向性回
路13のB、Cポートとアンプ14は同軸ケーブルで接
続されている。
【0015】以上のように構成された電波中継装置11
は、800〜2000MHzの電波を受信して、増幅
し、送信できるので、1台の装置で2種類の携帯電話と
PHSの電波中継を行うことができる。またアンテナ4
がきわめて小型であるため、設置箇所の制約を受けず、
また目障りにならないという利点がある。
【0016】なおアンテナとしては、図7(a)(b)
に示すような半球形のアンテナ5を使用することもでき
る。このアンテナ5も本発明者等が開発したもので、直
径150mmφ、高さ75mmの大きさで、図8に示す
ように800〜2000MHz帯のVSWRがほぼ2以
下という超広帯域特性を有している。ただし図5のアン
テナより若干大型になる。
【0017】図9は本発明のさらに他の実施形態を示
す。この電波中継装置11は、1台の装置でポケットベ
ル(2800MHz帯)と、2種類の携帯電話(800
MHz帯、1500MHz帯)と、PHS(1900M
Hz帯)の電波中継を行えるようにしたものである。
【0018】このためアンテナとしては、図10(a)
(b)に示すようなアンテナ6を使用している。このア
ンテナ6は、外周面が半楕円回転体形の主アンテナ部材
7に、その端面Aから軸線方向に突出するように棒状の
副アンテナ部材8を取り付けたものである。なお符号2
は同軸接栓、3は反射板である。このアンテナ6は本発
明者等が開発したもので(特願平7−311899
号)、例えば主アンテナ部材7の直径が60mmφ、高
さが60mm、副アンテナ部材8の太さが9.6mm、
長さが234mmという大きさで、図11に示すように
280MHz帯および800〜2000MHz帯のVS
WR(電圧定在波比)が2以下という超広帯域特性を有
している。
【0019】また方向性回路13としては280〜20
00MHz帯をカバーできるウィルキンソン回路を使用
している。アンプ14も同様の超広帯域特性を有するも
のを使用している。このような構成とすることにより、
1台の装置で、現在実用化されている全ての移動体通信
の電波中継を行うことが可能となる。
【0020】なおアンテナとしては、図10のようなア
ンテナ以外にも、図5のアンテナの端面に図10と同様
に棒状の副アンテナ部材を取り付けたものを使用するこ
ともできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信と受信を兼ねた一つのアンテナで電波の中継を行うこ
とができるので、装置を小型化できると共に、コストを
安くできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電波中継装置の一実施形態を示
す説明図。
【図2】 図1の電波中継装置の一使用例を示す説明
図。
【図3】 図1の電波中継装置の他の使用例を示す説明
図。
【図4】 本発明に係る電波中継装置の他の実施形態を
示す説明図。
【図5】 図4の電波中継装置に使用したアンテナを示
す、(a)は正面図、(b)は底面図。
【図6】 図5のアンテナのVSWR特性を示すグラ
フ。
【図7】 図4の電波中継装置に使用可能なアンテナの
他の例を示す、(a)は正面図、(b)は底面図。
【図8】 図7のアンテナのVSWR特性を示すグラ
フ。
【図9】 本発明に係る電波中継装置のさらに他の実施
形態を示す説明図。
【図10】 図9の電波中継システムに使用したアンテ
ナを示す、(a)は正面図、(b)は底面図。
【図11】 図10のアンテナのVSWR特性を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
11:電波中継装置 12:アンテナ 13:方向性回路 14:アンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナと、方向性回路と、アンプとから
    なり、 方向性回路は、A、B、Cの三つのポートを有し、Aポ
    ートからBポートへ、CポートからAポートへは電波を
    通すが、CポートからBポートへは電波を通さない特性
    を有しており、 アンテナは、方向性回路のAポートに接続され、 アンプは、方向性回路のBポートとCポートの間に接続
    され、BポートからCポートへ向かう電波は増幅して通
    すが、その逆方向へ向かう電波は通さないようになって
    いる、 ことを特徴とする電波中継装置。
JP182596A 1996-01-09 1996-01-09 電波中継装置 Pending JPH09191283A (ja)

Priority Applications (1)

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JP182596A JPH09191283A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 電波中継装置

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JP182596A JPH09191283A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 電波中継装置

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JPH09191283A true JPH09191283A (ja) 1997-07-22

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ID=11512349

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JP182596A Pending JPH09191283A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 電波中継装置

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JP (1) JPH09191283A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11308037A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Mitsubishi Electric Corp 基地局アンテナ装置
KR100306888B1 (ko) * 1999-08-20 2001-11-01 주식회사 미래텔레콤 전파음영 지역용 휴대용 통신기기의 무선중계장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11308037A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Mitsubishi Electric Corp 基地局アンテナ装置
KR100306888B1 (ko) * 1999-08-20 2001-11-01 주식회사 미래텔레콤 전파음영 지역용 휴대용 통신기기의 무선중계장치

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