JPH09189524A - 光学式寸法測定装置 - Google Patents
光学式寸法測定装置Info
- Publication number
- JPH09189524A JPH09189524A JP1815496A JP1815496A JPH09189524A JP H09189524 A JPH09189524 A JP H09189524A JP 1815496 A JP1815496 A JP 1815496A JP 1815496 A JP1815496 A JP 1815496A JP H09189524 A JPH09189524 A JP H09189524A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- identification number
- measuring
- measurement
- unit
- scanning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
違いを防いだ走査型の光学式寸法測定装置を提供する。 【解決手段】 ワークが配置された測定領域を平行ビー
ムで走査してスキャン信号を出力する測定部と、この測
定部との間がケーブルで接続され、前記スキャン信号の
エッジ位置を検出してワークの寸法を測定する表示部
と、を備えた走査型光学式寸法測定装置において、前記
測定部内に設けられた前記測定部の識別番号を格納する
記憶装置(5)と、前記表示部に設けられた記憶装置
(46)と、この記憶装置(46)に予め書き込まれた
識別番号とそれに対応する補正データのうち、識別番号
が記憶装置(5)に格納された識別番号と一致しないこ
とを検知して表示する手段と、を備える。
Description
してワークの寸法を測定する走査型の光学式寸法測定装
置に関する。
て測定対象物(ワーク)に照射し、このワークの後側で
検出した明暗パターン(スキャン信号)からワークの寸
法を測定する走査型の光学式測定装置がある。この種の
測定装置の測定原理は、レーザービームを平行に走査し
てワークによってこのビームがさえぎられ、ワークの後
側に配置されたレーザービームを検出するセンサーにレ
ーザービームが到達しなかった時間、より具体的にはそ
の間にクロック回路から出力された極めて短い周期のク
ロックパルスの数をカウントして、このカウント値をマ
イクロコンピュータにより長さに換算してワークの寸法
を求めている。
能ブロック図を示す。この装置は、光学系を中心とした
測定部100と、処理系を中心とした表示部200とか
らなる。両者の間は多芯ケーブル300で接続される。
このケーブル300を利用して、表示部200から測定
部100へは電源やモータ同期信号が伝送され、逆に測
定部100から表示部200へは後述するスキャン信号
が伝送される。
このレーザ光源10から出力されたレーザビーム12は
ポリゴンミラー14で回転走査ビームに変換され、更に
f−θレンズ18でビーム径を絞った等速度の平行走査
ビーム20に変換される。この平行走査ビーム20はポ
リゴンミラー14の回転に伴いワーク22を含む測定領
域を走査するように照射され、集光レンズ24を通して
測定用受光素子26に入射される。28はレーザビーム
12を反射させてポリゴンミラー14に入射させるミラ
ー、30はポリゴンミラー14を回転させるモータ、3
2は走査ビーム16の有効走査範囲外で境界近傍に配置
され、1走査の開始または終了を検出するリセット用受
光素子である。
増幅された後、エッジ検出回路50に入力される。この
エッジ検出回路50は、アンプ48の出力を波形整形し
てエッジ検出を行う。一方、リセット用受光素子32の
出力はリセット回路52に入力される。このリセット回
路52はリセット用受光素子32の出力タイミングを基
にリセット信号を発生する。
出力されるエッジ信号やリセット回路52から出力され
るリセット信号のタイミングでオン、オフし、カウンタ
回路58はゲート回路56のオン周期に入力されるクロ
ックパルスを計数して信号間の時間を計測する。このク
ロックパルスはクロック回路54で発生出力され、モー
タ30の回転同期にも使用される。モータ同期回路60
はこのための同期信号発生器であり、62はモータ駆動
回路である。レーザ出力調整回路64はレーザ光源10
の出力を一定に保つように制御する。CPU40は各種
の計算処理および制御を行う。計算処理により求められ
た測定値は表示装置44に表示され、測定モードの設定
にキーボード42が使われる。ROM46には各種計算
処理プログラムおよび制御プログラムが格納されてい
る。RAM45は計算結果等を一時記憶するために使わ
れる。
に示すように、ワークによりレーザ光がさえぎられるこ
となく受光素子26に入射するとレベルの高い明部とな
り、逆にワークによりレーザ光がさえぎられるとレベル
の低い暗部となる。つまり、図3のグラフ中央のレベル
の低い部分がワークの寸法を示している。但し、これは
ワーク22が遮光体の場合で、これがスリットのように
透光体の場合は明暗関係は逆になる。いずれにしても、
この暗部(または明部)の幅からワークの寸法を計測で
きる。この原理を実現するため、エッジ検出回路50は
このスキャン信号を所定のスレッショルドレベルで2値
化し、エッジ信号に変換する。
ミラー14やf−θレンズ18の収差や加工精度に起因
して走査速度が不均一となり走査方向Zの長さ測定値に
誤差を生じる。図4はこの誤差分布の一例を示してい
る。図中、横軸はクロックパルスの計数値を表わし、縦
軸は計数値に定数を乗じて得られる距離をゼロ値として
実際に測定して得られる距離との誤差を表わしている。
この誤差は同じワーク22を測定する場合、ワークの上
下方向の誤差位置が異なると測定値に差が生じることを
意味する。
差を低く設計すればこのような測定誤差を軽減すること
はできるが、このためにはミラーやレンズが極めて高価
になる。それだけでなく、例えばf−θレンズ18を高
精度にするには組み合わせるレンズ数が増加して厚みが
増し、測定部の小型化、軽量化を妨げる。
で、各測定部毎に補正しなければならない。一般には、
図4に示すように誤差特性を走査方向に細分化して直線
近似し、その逆特性を補正データとしてROMに格納し
て、実際の測定の際に測定データに対してこの補正デー
タを加算等の演算を施して補正された測定データを得る
という、安価にして確実な方法を利用することが多い。
は表示部側のROMに格納されることが多い。しかしこ
の場合、測定部と表示部が1対1で対応していて、測定
部と表示部を組み替えると誤動作を起こしてしまう。そ
こで、従来では対応する測定部および表示部の筺体上に
同じ識別番号等を標記したプレート等を貼付け、ケーブ
ルの接続時に間違った組み合わせで測定部と表示部を接
続しないように作業者がチェックするようにしていた。
しかし、これでもまだ間違って接続されることがあり、
もしも間違って接続してしまうと測定部と表示部が対応
していないことに気付くことなく使用を続け、誤った補
正データにより測定データが補正されることになるの
で、誤差の大きい測定結果が出力されてしまうことがあ
る。
ものであり、その目的は、1対1で対応する測定部と表
示部との接続間違いを防いだ走査型の光学式寸法測定装
置を提供する。
成するために、ワークが配置された所定の測定領域を平
行ビームで走査すると共に、この測定領域を通過したビ
ームを受光素子で受光して得られる前記走査と同期した
スキャン信号を出力する測定部と、この測定部との間が
ケーブルで接続され、前記スキャン信号の立ち上がりエ
ッジまたは立ち下がりエッジの位置を検出してワークの
寸法を測定する表示部と、を備えた走査型光学式寸法測
定装置において、前記測定部内に設けられた前記測定部
の識別番号を格納する記憶装置(5)と、前記表示部に
設けられた記憶装置(46)と、この記憶装置(46)
に予め読み込まれた識別番号とそれに対応する補正デー
タのうち、識別番号が記憶装置(5)に格納された識別
番号と一致しないことを検知して表示する手段と、を備
えたことを特徴とする。
の形態について図面を用いて説明する。なお、全図中に
おいて同一符号を付したものは同一構成要素を表わして
いる。図1に本発明に係る走査型光学式寸法測定装置の
外観図を示し、図2にはその内部回路の機能ブロック図
を示す。従来の走査型光学式寸法測定装置と本発明を用
いた走査型光学式寸法測定装置とは基本的な構成は同じ
である。レーザー光を走査してワークに照射してワーク
の後側で信号を検出する測定部100と、測定部から出
力される検出信号を入力して寸法値を算出表示する表示
部200とは、ケーブル300で接続されている。測定
部100にはこの測定部に固有の識別番号等が格納され
たROM5が内蔵されている。また、表示部200には
対応する測定部の識別番号等およびこの測定部のレーザ
光走査方向の光学系の特性に基づき求められた補正デー
タが格納されたROM46が内蔵されている。この測定
部100に固有の補正データは、ナイフエッジと呼ばれ
るナイフのように先が鋭い基準器をマイクロメータ等の
精密微動送り装置により精度良くある一定量ステップ送
りしてスキャン信号を検出して、図4に示すようなグラ
フを得ることで求められる。このグラフに示された誤差
特性を走査方向に細分化して直線近似し、その逆特性を
補正データとしてROM46に格納して、実際の測定の
際には測定データに対してこの補正データを加算等の演
算処理を加えることで測定部固有の光学的誤差を補正す
ることができる。
300で接続して、電源を投入すると、まず最初にRO
M5から識別番号が表示部200側に読み込まれる。次
に読み込まれた識別番号と、ROM46に予め格納され
ている識別番号とが一致するかどうかがチェックされ
る。この識別番号が一致すれば適合と判断され、以後こ
のROM46に予め格納された補正データにより測定デ
ータは逐次補正され、その結果を測定値として表示装置
44に表示するようになる。
は、測定部と表示部の組み合わせが間違っているとして
表示装置44に予め決められているエラー記号、エラー
コード番号等を表示、点滅、警告音を発する等により作
業者に接続間違いであること知らせ、表示部200に対
応する正しい測定部100を接続し直すよう促すことが
できる。
は機種コード等、測定部100を識別できるものであれ
ば何でも利用することができる。
00のレーザー光走査方向の光学系の特性に基づき求め
られた誤差補正データの他、測定データの分解能、測定
部のモータ速度等の測定動作に関する多種類のパラメー
タ群が格納されている。
挙げて説明したが、本発明は、これに限られるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更が可能で
ある。例えば、測定部100において識別番号を格納す
る手段をROMとして説明したが、ディップスイッチ等
の簡単なスイッチ素子の組み合わせ等により識別番号を
表現することも可能である。
識別番号とそれに対応した補正データ、測定の分解能、
モータの速度等のパラメータ群を格納しておけば、1台
の表示部200に複数台の測定部100を繋げて、切り
換えて使うことができる。
走査型光学式寸法測定装置において1対1対応の測定部
と表示部との接続間違えをなくし、正しい接続を作業者
へ促すことができる。
図である。
定装置の機能ブロック図である。
のスキャン信号を示すグラフである。
布を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークが配置された所定の測定領域を平
行ビームで走査すると共に、この測定領域を通過したビ
ームを受光素子で受光して得られる前記走査と同期した
スキャン信号を出力する測定部と、この測定部との間が
ケーブルで接続され、前記スキャン信号の立ち上がりエ
ッジまたは立ち下がりエッジの位置を検出してワークの
寸法を測定する表示部と、を備えた走査型光学式寸法測
定装置において、 前記測定部内に設けられた前記測定部の識別番号を格納
する記憶装置(5)と、 前記表示部に設けられた記憶装置(46)と、 この記憶装置(46)に予め書き込まれた識別番号とそ
れに対応する補正データのうち、識別番号が記憶装置
(5)に格納された識別番号と一致しないことを検知し
て表示する手段と、を備えたことを特徴とする光学式寸
法測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1815496A JP3599295B2 (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 光学式寸法測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1815496A JP3599295B2 (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 光学式寸法測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09189524A true JPH09189524A (ja) | 1997-07-22 |
JP3599295B2 JP3599295B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=11963705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1815496A Expired - Fee Related JP3599295B2 (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 光学式寸法測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3599295B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006162328A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Mitsubishi Electric Corp | 超音波距離計および超音波傾斜計 |
CN104949620A (zh) * | 2014-03-28 | 2015-09-30 | 株式会社三丰 | 用于光学测量装置的校正设备及校正方法 |
-
1996
- 1996-01-08 JP JP1815496A patent/JP3599295B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006162328A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Mitsubishi Electric Corp | 超音波距離計および超音波傾斜計 |
CN104949620A (zh) * | 2014-03-28 | 2015-09-30 | 株式会社三丰 | 用于光学测量装置的校正设备及校正方法 |
JP2015190869A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ミツトヨ | 光学式測定装置の補正用治具及び補正方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3599295B2 (ja) | 2004-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7253910B2 (en) | Optical measuring device | |
US4764015A (en) | Method and apparatus for non-contact spatial measurement | |
US4993835A (en) | Apparatus for detecting three-dimensional configuration of object employing optical cutting method | |
JP6767107B2 (ja) | 角度検出装置及び測量装置 | |
JP2015190869A (ja) | 光学式測定装置の補正用治具及び補正方法 | |
CA1311607C (en) | Non-contact optical gauge | |
US6723287B1 (en) | Measuring system for automatic chemical analyzer | |
CA1110361A (en) | Opto-mechanical measuring system | |
JP3599295B2 (ja) | 光学式寸法測定装置 | |
JPS59112213A (ja) | 光学式測定装置 | |
KR0144862B1 (ko) | 공구 검출장치 | |
JPH0371044B2 (ja) | ||
JP2929307B2 (ja) | 角度測定方法及び速度計測装置 | |
JPH09210639A (ja) | 外径測定装置 | |
JPH1048228A (ja) | 弾丸回転速度計測方法及び装置 | |
JPH06265319A (ja) | 外形測定装置及びその被測定物配置方法 | |
JPS60111906A (ja) | 角度測定方法 | |
JPH07198345A (ja) | 円径測定装置 | |
JP3702103B2 (ja) | 光学式寸法測定装置 | |
JPH0443765Y2 (ja) | ||
JPH0460526B2 (ja) | ||
JPH06249618A (ja) | 光学式寸法測定装置 | |
KR20220129902A (ko) | 강판 폭 측정 장치 | |
JPH0829131A (ja) | 光学式測定装置 | |
SU945644A1 (ru) | Способ измерени угловых мер и устройство дл его осуществлени |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040913 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |